説明

ネイルアート施術装置及びネイルアート施術方法

【課題】 画像を精度よく短時間に描くことができ、多くの図柄からユーザが選択できるようにした場合にも装置自体の構造が複雑にならない、ネイルアート施術装置、及びネイルアート施術方法の提供を目的とする。
【解決手段】 被施術者の指10を固定する指先固定手段32と、孔版紙41に所定の孔版図を作成する孔版作成手段5と、作成された孔版図の図柄を指10の爪に転写するパッド7と、を有する構成としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像を精度よく短時間に描くことができ、多くの図柄からユーザが選択できるようにした場合にも装置自体の構造が複雑にならないネイルアート施術装置及びネイルアート施術方法に関する。
【背景技術】
【0002】
専門家が施すネイルアートは、一般的に高価であり、完成までに多大の時間を要するものである。そのような問題を解決するものとして、安価で短時間にネイルアートが施せるネイルアート施術装置がある。ネイルアート施術装置には、インクジェットプリンタによって爪に直接インクを吹き付けて図柄を印刷するもの(例えば特許文献1を参照)と、エッチングした金属板等の凹部が形成された版面にインクを塗布し、凹部に流れ込んだインクをパッドに転写して、パッドに転写されたインクを爪に再転写するパッド印刷法をもちいたものがある(例えば特許文献2を参照)。
【特許文献1】特開平11−56452(段落0006以降)
【特許文献2】特開2004−160971(段落0057)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、インクジェット方式のネイルアート施術装置では、インクジェット方式はインクの噴射方向と被印刷面とが垂直であることが要求されるのに対し、爪は周縁部分等が湾曲しているので、湾曲した部分で印刷がぼけやすく鮮明な印刷をすることができない。また、インクが爪の輪郭から外れた場合には、指先や指先を置く台の周辺を汚してしまい、美観がよくないといった問題がある。さらに、基本的に粘度の高いインクは使用できず、インクの盛り上がりに欠け、質感が出ないという問題もある。
【0004】
一方、パッド印刷法を用いた物の場合は、パッドが弾性を有した素材で形成されているため、パッドを爪などの湾曲した印刷面に押し付けた時に、パッドが湾曲面にそって弾性変形することで、爪の周縁部分でも鮮明な印刷を行うことができるという利点がある。
【0005】
しかし、パッド印刷法の場合、金属板等をエッチングした版面を図柄ごとに予め作成しておく必要がある。これは、複数の色を用いる場合には色毎の版面が必要となり、版面の作成にコストがかかる。また、ユーザが複数の図柄から1つを選択できる装置の場合、複数の版面の中からユーザが選んだ版面を取り出す手段が必要となり、装置が複雑化し、コストダウンが難しい、装置が複雑でタクトタイムが長く掛かり効率が悪いという問題もある。
【0006】
そこで本発明は、画像を精度よく短時間に描くことができ、多くの図柄からユーザが選択できるようにした場合にも装置自体の構造が複雑にならない、ネイルアート施術装置、及びネイルアート施術方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明のネイルアート施術装置は、被施術者の指を固定する指先固定手段と、孔版紙に所定の孔版図を作成する孔版作成手段と、作成された孔版図の図柄を前記指の爪に転写するパッドと、を有することを特徴としている。
【0008】
また、前記ネイルアート施術装置はインク供給手段と、前記パッドを移動するパッド移動手段と、を有し、前記指の爪の上に載せられた孔版図に、前記インク供給手段でインクを付けた前記パッドを押し付けて、図柄を爪に転写する構成としたり、前記ネイルアート施術装置はインク供給手段と、前記パッドを移動するパッド移動手段と、を有し、前記インク供給手段の上に載せられた孔版図に前記パッドを押し付けて、前記パッドに図柄を転写し、図柄が転写された前記パッドを前記指先固定手段によって固定された爪に押し付けて、爪に図柄を転写することとしたり、前記ネイルアート施術装置は、被施術者が複数の図柄の中から所望の図柄を選択するためのモニタを有し、前記孔版作成手段は選択された図柄の孔版図を作成する構成としたり、前記孔版作成手段は、複数の色を持つ図柄に対して色毎に孔版図を作成し、前記パッドは、1つの孔版図で1色を爪に転写することとすることもできる。
【0009】
上記目的を達成するために、本発明のネイルアート施術方法は、被施術者の指を固定する指先固定工程と、孔版紙に所定の孔版図を作成する孔版作成工程と、孔版図の図柄をパッドによって前記指の爪に転写する工程と、を有することを特徴としている。
【0010】
また、前記ネイルアート施術方法は、前記パッドにインクを塗布する工程と、前記孔版作成工程によって作成された孔版図を爪の上に載せる工程と、前記インクを塗布する工程によってインクを塗布された前記パッドを前記孔版図の上から前記爪に押し付けることで、爪に図柄を転写する工程と、を有することとしたり、前記ネイルアート施術方法は、前記孔版作成工程によって作成された前記孔版図にインクを塗布する工程と、インクが塗布された前記孔版図に前記パッドを押し当て、図柄を前記パッドに転写する工程と、図柄が転写されたパッドを爪に押し付け、爪に図柄を転写する工程と、を有することとしたり、前記孔版作成工程は、複数の色を持つ図柄に対して各色毎に孔版図を作成し、前記爪に図柄を転写する工程は、1つの孔版図で1色を爪に転写することとすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
指先固定手段によって被施術者の指を固定し、孔版作成手段によって作成された孔版図を、パッドによって指先固定手段に置いた指の爪に転写する構成とすることで、装置自体の構造が複雑にならない。
【0012】
パッドはインク供給手段から表面にインクを付け、インクが付いた状態で、孔版作成手段が作成した孔版図を爪に押し付ける構成とすることで、画像を精度よく簡単に描くことが可能となる。
【0013】
ネイルアート施術装置は、被施術者が複数の図柄の中から所望の図柄を選択するためのモニタを有しており、孔版作成手段は選択された図柄の孔版図を作成する構成とすることで、装置自体の構造が複雑にならず、所望の図柄を精度よく簡単に描くことができる。
【0014】
被施術者の指を固定する指先固定工程と、所定の孔版図を作成する孔版作成工程と、孔版図の図柄をパッドによって前記指の爪に転写する工程と、を有する構成とすることで、簡単に精度の良い画像を描くことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
次に本発明のネイルアート施術装置及びネイルアート施術方法を、図面を基に説明する。図1は本発明のネイルアート施術装置の斜視図である。ネイルアート施術装置1は、その前面にタッチパネル式のモニタ2と、ネイルアートを施術する指先をネイルアート施術装置1の内部へ挿入するための指先挿入口3が設けられている。
【0016】
モニタ2には、施術できるネイルアートの図柄が一覧表示され、被施術者は一覧の中から所望の図柄を選ぶことができる。また、施術前に確認メッセージ等を表示することも可能である。
【0017】
ネイルアート施術装置1の内部には、給紙手段4、孔版作成手段5、インク供給手段6、パッド7、パッド移動手段8、及びクリーニング手段9が設けられている。
【0018】
給紙手段4には、ロール状に巻かれた孔版紙41が孔版作成手段5を介してロール紙巻取り部42まで渡されている。孔版紙41は、和紙にPETフィルムをラミネートした感熱孔版紙であり、孔版作成手段5は熱転写プリンタである。孔版作成手段5内部にある加熱された印字手段によってPETフィルムが溶かされて、孔版紙41に所定の図柄の孔版図が作成される。図柄が複数の色を持つ場合は、各色毎の孔版図を作成する。
【0019】
本発明は、このような実施例の他に、熱以外の手段によって孔版を作成しても良い。また、孔版紙41はロール状に巻かれた物以外に、シート状の物であってもよい。
【0020】
インク供給手段6には、白なども含めた複数色のインクが備えられている。図1の実施例では5色であるが、本発明は5色に限定するものではない。
【0021】
パッド7はインク供給手段6から所定の色のインクを取り、孔版図が作成された孔版紙41を爪に押し付けることで、爪にネイルアートを施すものであり、パッド移動手段8は、パッド7をインク供給手段6から孔版紙41までの移動と、インク供給手段6の位置でインクをパッド7に取るため、及び孔版紙41を爪に押し付けるためにパッド7を上下に移動する。
【0022】
クリーニング手段9は、パッド7についたインクを拭き取るものである。ネイルアート施術装置1の内部には、この他に、モニタ2、給紙手段4及びパッド移動手段8等の駆動を制御する図示しない制御手段や、複数の図柄を記憶している記憶手段等を有している。
【0023】
なお、図1では、ネイルアート施術装置1の筐体上部が透明になっているが、本発明はこのような実施例に限定するものではない。
【0024】
図2は、給紙手段及びパッド移動手段の正面図である。指先挿入口3からネイルアートを施したい指10を挿入すると、その奥に指先載置台31がある。また指先の両側には指先固定手段32が回動可能な状態で設けられている。指先固定手段32は、施術時に回動して両側から指先を固定する。孔版紙41は複数のテンションローラ43,44によって張架されている。孔版紙ストッパ45は、図の上下方向に移動可能となっており、爪に孔版図を印刷するときに下降して孔版紙41を固定する。テンションローラ44は図の上下方向に移動可能であり、施術時に孔版紙41を爪の湾曲に沿わせるために、孔版紙ストッパ45,45間の孔版紙41を弛ませる。
また、移動手段46は、施術時に、図示しない駆動手段によって、図の上下方向に移動するようになっている。
【0025】
パッド移動手段8には、アーム部81があり、一方の端部にパッド7を上下に移動するためのシャフト82が取り付けられ、シャフト82の先端にパッド7が取り付けられている。アーム部81の他端は、パッド7を孔版紙41とインク供給手段6との間を移動させるためのガイド部83に取り付けられている。ガイド部83はネイルアート施術装置1の筐体に固定されている。パッド移動手段8にはその他に、被施術者の爪の大きさと形を取得するためのカメラ84がシャフト82の上方に取り付けられている。
【0026】
図3はネイルアート施術装置内部を上方から見た図である。アーム部81はガイド部83に沿って、図3の上下方向に移動する。給紙手段4の後方、すなわち図3の上方にはインク供給手段6が配置されている。インク供給手段6にはパレット61がアーム部81の移動方向に5つ並んでいる。パレット61は図の左右方向に長い長方形の板であり、一方の端にはインクを溜めておく凹部であるインク溜部62がある。他方の端にはインクポット63がある。
【0027】
インクポット63は、インク供給手段6の上下に配置されたシャフト64に移動可能な状態で取り付けられた支持部材65に取り付けられており、図示しない駆動手段によって図の左右方向に移動する。インクポット63は通常はインク溜部62上にあってインク溜部62を密閉する。これによってインク溜部62内のインクの蒸発を防止できるため粘度調整の作業が不要となる。また、密閉することでゴミの進入を防ぎ、安定した印刷品質を保つことができる。
なお、インク供給手段6は、上記のような構成の物に限定するものではなく、上記以外の構成のインク供給手段であってもよい。
【0028】
また、図示しない記憶手段には、アーム部81の停止位置が記憶されている。これは、原点位置からの距離等で表されており、印刷位置、待機及びクリーニング位置、インク塗布位置等が記憶されている。以下、アーム部81が原点から遠ざかる方向をプラス方向、近づく方向をマイナス方向と呼ぶこととする。
【0029】
次に、本発明のネイルアート施術装置によるネイルアートの施術方法を説明する。図4は指先固定手段が指を固定した状態を示す図である。被施術者がモニタ2から所望の図柄と色を選択し、指先載置台31に施術したい指10を置くと、指先固定手段32が回動して指10を固定する。この時、パッド7は待機位置であるクリーニング手段9の上に停止した状態となっている。
【0030】
その後、アーム部81はマイナス方向に移動して、カメラ84が指10の上方に来る位置で停止する。図5はカメラが指の上方に位置した状態を示す図である。図5の位置にアーム部81が停止すると、モニタ2に指10の映像が表示される。被施術者はモニタ2を見ながら爪の位置を確認し、モニタ2上の確認ボタンを押す。確認ボタンが押されると、カメラ84は指10を撮影し、図示しない制御手段が爪の大きさと形を取得する。
【0031】
図6は給紙手段が指先載置台の位置まで移動した状態を示す図である。カメラ84による指10の撮影が終了すると、パッド7は待機位置へ移動する。そして、制御手段は先ほど撮影された爪の大きさと形から、被施術者が選択した図柄を拡大又は縮小する。孔版作成手段5は制御手段が拡大等した図を、孔版紙41上に各色毎に分けた複数の孔版図として作成する。孔版紙41上に作成された1つの孔版図は孔版紙ストッパ45、45の中間まで搬送され、同時に給紙手段4は図示しない駆動手段によって指先載置台31の上方に移動する。この時、孔版図は指10の真上に位置することとなる。
【0032】
図7はインク溜部にパッドが移動した状態を示す図である。インクポット63はインクを吐出した後、図示しない駆動手段によって図の左方向へ移動する。この時インクポット63の下部に設けられた図示しないリングブレードがスキージを行うことで、インク溜部62には決まった量のインクが溜められた状態となる。
【0033】
次にパッド7は図7に示すようにプラス方向に移動して、被施術者が選択した色のインク溜部62の上に停止する。この時、インク溜部62にはインクポット63から吐出されたインクが溜められており、インクポット63は図の左方向に移動したままとなっている。ここで、シャフト82が伸びてパッド7はインク溜部62に降下して、パッド7の下面に一様にインクが付けられる。インクが付けられたパッド7はシャフト82によって上に持ち上げられ、マイナス方向に移動して印刷位置で停止する。その後、インクポット63は図示しない駆動手段によって元の位置にもどる。
【0034】
図8はパッドが印刷位置に停止してから爪にインクを乗せるまでの手順を示した図である。パッド7が印刷位置で停止すると、図8(a)に示すように孔版紙ストッパ45がテンションローラ43に圧接する。これによって孔版紙41が図の左右方向にずれるのを防止する。次に図8(b)のように、移動手段46が図の下方向に移動する。同時にテンションローラ44が上方に移動し、孔版紙41を弛ませる。これによって、移動手段46の移動が停止した時には、孔版紙41が指10の爪の湾曲に沿うかたちになり、孔版作成手段5で作成した孔版図が爪の上に載る。
【0035】
そして、図8(c)に示すように、シャフト82によってパッド7が降下して、孔版紙41を爪に押し付ける。この時パッド7は弾性変形するので、爪の湾曲に沿って孔版紙41を押し付ける。孔版作成手段5によって孔版紙41のPETフィルムが溶けた部分から、パッド7に付いたインクが爪に転写され、それ以外の部分からはインクが転写されることはない。そのため、パッド7及び移動手段46を上方に移動すると、爪の表面に孔版紙41に作成された孔版図が印刷されることとなる。
【0036】
パッド7及び移動手段46が上方に移動すると、テンションローラ44が下方に移動し、孔版紙41は再びテンションがかかった状態となる。同時に孔版紙ストッパ45の圧接が解除される。
【0037】
図9は、施術が完了した直後の状態を示す図である。パッド7及び孔版紙41が上方に移動した後、給紙手段4は元の位置に戻り、パッド7は待機位置へ移動する。パッド7はクリーニング手段9に当接する位置まで下降し、クリーニング手段9によってパッド表面のインクを除去される。その後パッド7は元の位置まで上昇する。図柄が複数の色を持つ場合は、次の色の孔版図を孔版紙ストッパ45,45の中間に移動し、上記の処理を行い、以後各色ごとに同様の処理を行う。
【0038】
使用する全ての色について上記の処理が完了すると、指先固定手段32が回動して指先の固定を解除し、ネイルアート施術が終了する。その後、被施術者がトップコートを塗ることで施術されたネイルアートが剥げにくくなる。
【0039】
なお、上記の手順は、謄写版と同じ方法でネイルアートを施術したが、パッド法による施術も可能である。図10は本発明の第2実施例を示す図である。図10はパッド法による施術を行う場合の実施例である。第1実施例との違いは、給紙手段4がインク供給手段6の後方に配置されたことである。給紙手段4はアーム部81と同様にプラス方向及びマイナス方向に移動する。孔版作成手段5によって孔版図を作成し、図示しない駆動手段によって給紙手段4を所定のインク溜部62の位置に移動して、パッド7が孔版図をインク溜部62に押し付けることで、パッド7に図柄を転写し、その図柄を爪に再転写するような手順であってもよい。
【0040】
また、本実施例では図示しない制御手段がカメラ84で撮影した爪の大きさ形状を基に図柄の拡大・縮小を行ったが、本発明はこの実施例に限定するものではない。例えば、モニタ2に指先の映像を表示し、その上に被施術者が選択した図柄を重ねて表示しておき、被施術者がタッチパネルの操作によって所望の大きさに変形するといった方法も可能である。
【0041】
さらに、デジタルカメラで撮影した画像や、パソコン等で作成した画像等を読み込む画像読込手段を設け、孔版作成手段5は、読み込んだ画像の孔版図を作成するような構成も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明のネイルアート施術装置の斜視図である。
【図2】給紙手段及びパッド移動手段の正面図である。
【図3】ネイルアート施術装置内部を上方から見た図である。
【図4】指先固定手段が指を固定した状態を示す図である。
【図5】カメラが指の上方に位置した状態を示す図である。
【図6】給紙手段が指先載置台の位置まで移動した状態を示す図である。
【図7】インク溜部にパッドが移動した状態を示す図である。
【図8】パッドが印刷位置に停止してから爪にインクを乗せるまでの手順を示した図である。
【図9】施術が完了した直後の状態を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ネイルアート施術装置
2 モニタ
4 給紙手段
5 孔版作成手段
6 インク供給手段
7 パッド
10 指
32 指先固定手段
41 孔版紙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施術者の指を固定する指先固定手段と、
孔版紙に所定の孔版図を作成する孔版作成手段と、
作成された孔版図の図柄を前記指の爪に転写するパッドと、
を有することを特徴とするネイルアート施術装置。
【請求項2】
前記ネイルアート施術装置はインク供給手段と、
前記パッドを移動するパッド移動手段と、を有し、
前記指の爪の上に載せられた孔版図に、前記インク供給手段でインクを付けた前記パッドを押し付けて、図柄を爪に転写することを特徴とする請求項1に記載のネイルアート施術装置。
【請求項3】
前記ネイルアート施術装置はインク供給手段と、
前記パッドを移動するパッド移動手段と、を有し、
前記インク供給手段の上に載せられた孔版図に前記パッドを押し付けて、前記パッドに図柄を転写し、図柄が転写された前記パッドを前記指先固定手段によって固定された爪に押し付けて、爪に図柄を転写することを特徴とする請求項1に記載のネイルアート施術装置。
【請求項4】
前記ネイルアート施術装置は、被施術者が複数の図柄の中から所望の図柄を選択するためのモニタを有し、
前記孔版作成手段は選択された図柄の孔版図を作成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のネイルアート施術装置。
【請求項5】
前記孔版作成手段は、複数の色を持つ図柄に対して色毎に孔版図を作成し、
前記パッドは、前記色毎の孔版図を1つずつ用いて図柄を爪に転写することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のネイルアート施術装置。
【請求項6】
被施術者の指を固定する指先固定工程と、
孔版紙に所定の孔版図を作成する孔版作成工程と、
孔版図の図柄をパッドによって前記指の爪に転写する工程と、
を有することを特徴とするネイルアート施術方法。
【請求項7】
前記ネイルアート施術方法は、前記パッドにインクを塗布する工程と、
前記孔版作成工程によって作成された孔版図を爪の上に載せる工程と、
前記インクを塗布する工程によってインクを塗布された前記パッドを前記孔版図の上から前記爪に押し付けることで、爪に図柄を転写する工程と、
を有する請求項6に記載のネイルアート施術方法。
【請求項8】
前記ネイルアート施術方法は、前記孔版作成工程によって作成された前記孔版図にインクを塗布する工程と、
インクが塗布された前記孔版図に前記パッドを押し当て、図柄を前記パッドに転写する工程と、
図柄が転写されたパッドを爪に押し付け、爪に図柄を転写する工程と、
を有することを特徴とする請求項6記載のネイルアート施術方法。
【請求項9】
前記孔版作成工程は、複数の色を持つ図柄に対して色毎に孔版図を作成し、
前記爪に図柄を転写する工程は、前記色毎の孔版図を1つずつ用いて図柄を爪に転写することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のネイルアート施術方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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