説明

ネコCD80、ネコCD86、ネコCD28およびネコCTLA−4核酸およびポリペプチド

【課題】 ネコCD80、ネコCD86、ネコCD28およびネコCTLA−4核酸およびポリペプチド。
【解決手段】 本発明は、ネコCD80(B7−1)リガンド、ネコCD86(B7−2)リガンド、ネコCD28レセプター、又はネコCTLA−4(CD152)レセプターをコードする分離され精製されたDNA、及びネコCD80、ネコCD86、ネコCD28又はネコCTLA−4をコードする核酸を含むベクターを提供する。本発明は、CD80をコードするベクター、CD86をコードするベクター、CD28をコードするベクター、又はCTLA−4をコードするベクターにより形質転換された宿主細胞を提供する。本発明は、ネコCD80、ネコCD86、ネコCD28、又はネコCTLA−4の核酸によりコードされるポリペプチドを提供する。本発明は、ネコCD80、ネコCD86、ネコCD28、又はネコCTLA−4の核酸にコードされるポリペプチドの有効量を含むワクチンを提供する。本発明は又、病原体に由来する免疫原を更に含むワクチンも提供する。本発明は、免疫反応を促進することができるワクチンを提供する。発明は又免疫反応を抑制することができるワクチンも提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネコCD80リガンド又はネコ可溶性CD80リガンドをコードする単離された核酸。
【請求項2】
ネコCD86リガンド又はネコ可溶性CD86リガンドをコードする単離された核酸。
【請求項3】
ネコCD28レセプター又はネコ可溶性CD28レセプターをコードする単離された核酸。
【請求項4】
ネコCTLA−4レセプター又はネコ可溶性CTLA−4レセプターをコードする単離された核酸。
【請求項5】
前記ネコCD80リガンドが図1Aに示すメチオニンから開始しスレオニンで終結する配列(配列番号1)を有する、請求項1の核酸。
【請求項6】
前記ネコCD86リガンドが図3Aに示すメチオニンから開始しイソロイシンで終結する配列(配列番号5)を有する、請求項2の核酸。
【請求項7】
前記ネコCD86レセプターが図4Aに示すメチオニンから開始しセリンで終結する配列(配列番号7)を有する、請求項3の核酸。
【請求項8】
前記ネコCTLA−4レセプターが図5Aに示すメチオニンから開始しアスパラギンで終結する配列(配列番号9)を有する、請求項4の核酸。
【請求項9】
前記核酸がDNA又はRNAである請求項1〜4の何れか1項に記載の核酸。
【請求項10】
前記DNAがcDNA又はゲノミックDNAである請求項9の核酸。
【請求項11】
請求項1〜4の何れか1項に記載の核酸中に存在するユニークな配列に対し相補的な配列を有する少なくとも12ヌクレオチドのオリゴヌクレオチド。
【請求項12】
長さが少なくとも15または16ヌクレオチドである請求項11のオリゴヌクレオチド。
【請求項13】
オリゴヌクレオチドが検出可能に標識されている請求項11又は12のオリゴヌクレオチド。
【請求項14】
前記検出可能な標識が放射性同位体、蛍光体、又はビオチンである請求項13のオリゴヌクレオチド。
【請求項15】
オリゴヌクレオチドが選択的にメチル化されている請求項11又は12のオリゴヌクレオチド。
【請求項16】
請求項1の核酸を含むベクター。
【請求項17】
PSI−B7−1/871−35(ATCC受託番号209817)と称される請求項16のプラスミドベクター。
【請求項18】
請求項2の核酸を含むベクター。
【請求項19】
B7−2#19−2/011298(ATCC受託番号209821)と称される請求項18のプラスミドベクター。
【請求項20】
請求項3の核酸を含むベクター。
【請求項21】
PSI−CD28#7/100296(ATCC受託番号209819)と称される請求項20のプラスミドベクター。
【請求項22】
請求項4の核酸を含むベクター。
【請求項23】
CTLA−4#1/091997(ATCC受託番号209820)と称される請求項22のプラスミドベクター。
【請求項24】
核酸に作用可能に結合したプロモーターを含む請求項16〜23の何れかのベクター。
【請求項25】
請求項16〜24の何れかのベクターを含む宿主細胞。
【請求項26】
宿主細胞が真核細胞又は原核細胞である請求項25の宿主細胞。
【請求項27】
宿主細胞が、E.Coli、酵母、COS細胞、PC12細胞、CHO細胞、及びGH4C1細胞をからなる群から選択される請求項26の宿主細胞。
【請求項28】
請求項1の核酸によりコードされるポリペプチド。
【請求項29】
請求項2の核酸によりコードされるポリペプチド。
【請求項30】
請求項3の核酸によりコードされるポリペプチド。
【請求項31】
請求項4の核酸によりコードされるポリペプチド。
【請求項32】
ポリペプチドを発現する宿主細胞を培養することと、生産されたポリペプチドを回収することとを具備する請求項28〜31の何れかのポリペプチドを製造する方法。
【請求項33】
有効量の請求項28〜30の何れか1項に記載のポリペプチドと適切な担体を含むワクチン。
【請求項34】
前記有効量が用量当たり約0.01mgないし約100mgの量である請求項33のワクチン。
【請求項35】
前記有効量が約0.25mg/kgネコ体重ないし約25mg/kbネコ体重の量である請求項33のワクチン。
【請求項36】
更に病原体由来の免疫原を含む請求項33−35のワクチン。
【請求項37】
前記病原体が、ネコ病原体、狂犬病ウイルス、クラミジア、トキソプラズマ原虫、イヌ糸状虫、ノミ、又は細菌性病原体である請求項36のワクチン。
【請求項38】
前記ネコ病原体がネコ免疫不全ウイルス(FIV)、ネコ白血病ウイルス(FeLV)、ネコ感染性腹膜炎ウイルス(FIP)、ネコ汎白血球減少症ウイルス、ネコカリチウイルス、ネコレオウイルス3型、ネコロタウイルス、ネココロナウイルス、ネコシンシチアルウイルス、ネコザルコーマウイルス、ネコヘルペスウイルス、ネコボロナ病ウイルス、又はネコ寄生虫である請求項37のワクチン。
【請求項39】
ネコに請求項36〜38の何れか1項に記載のワクチンを所定量投与することを含むネコに免疫を誘導する方法。
【請求項40】
ネコに請求項36〜38の何れか1項に記載のワクチンを所定量投与することを含むネコの免疫応答を増強する方法。
【請求項41】
前記ワクチンを皮下、筋肉内、全身、局所、または経口的に投与する請求項39または40の方法。
【請求項42】
免疫反応を効果的に抑制する量の請求項31に記載のポリペプチドをネコに投与することを含む、ネコの免疫反応を抑制する方法。
【請求項43】
免疫反応を効果的に抑制する量の請求項28〜30に記載の可溶性ポリペプチドをネコに投与することを含む、ネコの免疫反応を抑制する方法。
【請求項44】
前記量が約0.25mg/kg体重/日ないし約25mg/kb体重/日である請求項42又は43の方法。
【請求項45】
前記ネコが自己免疫疾患に罹患しているか、または組織若しくは臓器移植のレシピエントである請求項42又は43の方法。

【図1A−1】
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【図1A−2】
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【図1B】
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【図2A−1】
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【図2A−2】
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【図2B】
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【図3A−1】
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【図3A−2】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【公開番号】特開2010−252804(P2010−252804A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−161913(P2010−161913)
【出願日】平成22年7月16日(2010.7.16)
【分割の表示】特願2000−547226(P2000−547226)の分割
【原出願日】平成11年4月30日(1999.4.30)
【出願人】(500507397)ザ・テキサス・エー・アンド・エム・ユニバーシテイ・システム (4)
【出願人】(507055659)シェリング−プロウ・リミテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】Schering−Plough Limited
【住所又は居所原語表記】Essex Chemie AG, Weystrasse 20, P.O.Box, CH−6000 Lucerne 6, Switzerland
【Fターム(参考)】