説明

ネジの取付ガイド装置

【課題】操作性がよく、ネジの仮留め、および、仮留め状態のネジからの取り外しを容易にすることができるネジの取付ガイド装置を提供する。
【解決手段】挿通したネジ1を軸方向に直交する方向から支持する溝状孔41と、この溝状孔41の開放側に連なり、ネジ1を溝状孔41から開放側を通過させて受け入れる幅広孔50とで構成した保持部30を、本体20に貫通させることでネジの取付ガイド装置10を構成し、溝状孔41に支持させて壁7に仮留めをしたネジ1を、本体20を軸方向に直交する方向にずらすことで溝状孔41から外して幅広孔50で受け入れさせ、軸方向に通過させると共に本体20をネジ1から取り外す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネジの取付ガイド装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ネジを被取付部材に取り付ける際、ネジの落下を防止する手段として、先端部が磁気を帯びたドライバを用いて、ネジを磁力により吸着させる手段をはじめ、下記特許文献1に記載のネジ取付用治具を用いてネジをドライバに保持させる手段などが提案されている。
【0003】
このネジ取付用治具は、ドライバの先端部を挿通させる筒状の保持筒と、この保持筒の下端に連接され、ドライバの挿通方向と直交する方向から頭部を受け入れてネジを上下動不能に拘束する係止部とから構成され、保持筒の孔内に、内向きに突出した弾性爪片が形成されている。このネジ取付用治具によれば、ネジは以下のようにして取り付けられる。
【0004】
ドライバの挿通方向と直交する方向から頭部を係止部に係止させてネジをネジ取付用治具に取り付ける。次に、保持筒に挿通させたドライバの先端部を、ネジの頭部のプラスまたはマイナス型の溝に嵌めると共に、弾性爪片で挟持する。このようにしてネジをドライバに保持させる。この状態で、ネジを被取付部材に対して本締め状態にした後(最後までねじ込んだ状態)、ドライバを保持筒から抜く。ネジ取付用治具は、ネジの頭部を係止部で係止しているため、ドライバを抜いた後もそのまま残る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開昭61−89474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ネジ取付治具では、ネジを係止部に係止した後、ドライバを保持筒に挿通することでネジをドライバに保持させるという手間を要していた。また、この状態で、ネジをドライバでネジ取付治具ごと回すため、操作性がよくなかった。さらに、ネジ取付用治具は、ネジを被取付部材に取り付けた後もそのまま残り、ネジから取り外すことができず、ネジ取付用治具を再利用することができなかった。
【0007】
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、操作性がよく、ネジの仮留め、および、仮留め状態のネジからの取り外しを容易にすることができるネジの取付ガイド装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、本体にネジを保持する保持部が形成されたネジの取付ガイド装置において、前記保持部は、挿通された前記ネジを軸方向に直交する方向から支持する溝状孔と、この溝状孔の開放側に連なり、前記ネジを前記溝状孔から前記開放側を通過させて受け入れる幅広孔とが前記本体を貫通することで形成され、前記溝状孔に支持させて被取付部材に仮留めをした前記ネジを、前記本体を軸方向に直交する方向にずらすことで前記溝状孔から外して前記幅広孔で受け入れさせ、軸方向に通過させると共に、前記本体を前記ネジから取り外すことを特徴としている。
【0009】
また、前記溝状孔は、前記開放側が内側へ狭められたことを特徴としている。
【0010】
また、前記溝状孔が、奥まって形成されたことを特徴としている。
【0011】
また、前記保持部が、複数形成されたことを特徴としている。
【0012】
また、前記溝状孔の端に、前記ネジの座面が接触することを特徴としている。
【0013】
また、前記保持部に、前記ネジが仮留め状態であることを確認する仮留め確認手段が備えられたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係るネジの取付ガイド装置によれば、操作性がよく、ネジの仮留めを容易にすることができる。また、仮留め状態のネジからの取り外しを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るネジの取付ガイド装置の実施形態を示す斜視図であり、(a)は正面から視した図、(b)は裏面から視した図である。
【図2】本発明に係るネジの取付ガイド装置の実施形態を用いたネジの取り付け手順を説明する図であり、(a)はネジを支持している状態を示す正面図およびX−X断面図、(b)はネジの仮留めの最適な状態を示す正面図およびY−Y断面図、(c)は仮留め確認手段を実行しつつ、本体をネジから取り外している状態を示す正面図およびZ−Z断面図、(d)はネジの仮留め完了状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1(a)、(b)において、本実施形態に係るネジの取付ガイド装置10は、本体20と、この本体20に複数形成された保持部30とから構成されている。本体20は、厚板状の平行四辺形をベースとした略多角形に形成されている。本体20は、底面22が平坦に形成され、底面22と平行である上面23が、それぞれ平坦な上段面23aと下段面23bとから階段状に形成されている。上面23の両端と底面22の両端とは両側面24によって連接されている。
【0018】
両側面24には、中央に向かって凹状に湾曲したグリップ部が形成され、このグリップ部の端に平坦部24aが形成されている。本体20は、平坦部24aと上面23および下面22とがそれぞれ直交するように形成され、交差点である隅が面取りされることによって隅部21が形成されている。本体20は、正面25もまた平坦に形成されている。本体20の素材としては、例えば、ポリアセタール(POM)樹脂などの合成樹脂などが用いられる。
【0019】
ネジの取付ガイド装置10を用いて仮留めをするネジ1は、座面4を有する頭3と、座面4に連接され、先端5を有する軸2とから構成された一般的なネジである(図1(b)参照)。
【0020】
ネジ1を保持する保持部30は、本体20をネジ1の軸方向に貫通している。保持部30は、挿通されたネジ1の軸2を軸方向に直交する方向から支持することができるように、開放側42が内側へ狭められて略C字形に形成された溝状孔41と、溝状孔41の開放側42に連なり、ネジ1を溝状孔41から開放側42を通過して受け入れる幅広孔50とから構成されている。保持部30は、溝状孔41の径が軸2の径と略同一、開放側42の幅が、軸2のうちネジ山が形成されている部分の径よりも小さいと共に、ネジ山が形成されていない部分の径と略同一、または、わずかに大きく、幅広孔50の幅が頭3の径よりも大きい。
【0021】
保持部30は、溝状孔41の中心が所定の位置となるように、上面23および側面24の平坦部24aからの距離が定められて形成されている。具体的には、二つ保持部30のうち、一方は、溝状孔41の中心が上段面23aおよび側面24の平坦部24aからそれぞれ20mmの位置に形成形されている。また、他方は、溝状孔41の中心が下段面23bおよび側面24の平坦部24aからそれぞれ40mmの位置に形成されている。保持部30は、その数、位置を、適宜変更することができる。
【0022】
溝状孔41は、外周が空隙43に縁取られている。この空隙43は、本体20を軸方向に貫通している。また、溝状孔41は、端44が正面25よりも軸方向に奥まって形成されている。溝状孔41の孔の深さは、ネジ1の軸2のうち、ネジ山が形成されていない部分の長さと略同一である(図2(b)参照)。
【0023】
図2(a)において、幅広孔50には、ネジ1が仮留め状態であることを確認する仮留め確認手段が備えられている。仮留め確認手段は、例えば、上面23寄りの縁から幅広孔50の一部を塞ぐように正面25と同一面上に突出した規制部51で構成されている。軸方向における、規制部51と溝状孔41との間隔は、ネジ1の頭3が収まる程度である。なお、仮留めを確認する方法は後述する。
【0024】
ここで、仮留めは、本締めをする前の待機状態である。仮留めは、ネジ1を、頭3と被取付部材としての壁7との間に所定の間隔を空けてねじ込むことで最適な状態となる。所定の間隔が広すぎると、ネジ1が浅くねじ込まれるため、壁7から脱落した場合に作業効率が下がる。すなわち、所定の間隔とは、作業効率を低下させないための最適な間隔をいう。具体的には、挿通されたネジ1の座面4から壁7までの距離であり、溝状孔41の孔の深さと略同じとなる。なお、所定の間隔は、ネジの軸の長さや、ネジ山が形成されていない部分の長さなどによって変動する相対的なものであるため、これらに応じて適宜変更することができる。
【0025】
以上のようにして、本実施形態は構成されている。次に、本実施形態を用いてネジ1を壁7に、位置決め、および、仮留めをする手順について、図面に基づいて説明する。
【0026】
図2(a)において、本体20の裏面を壁7に当て、ネジ1の仮留めをする位置に溝状孔41を合わせる。この際、溝状孔41および空隙43を通して壁7の仮留め位置を視認し、溝状孔41の位置決めをする。場合によっては、上面23に形成された上段面23aを天井6に接触させて、天井6を基準位置とし、また、側面24に形成された平坦部24aを図示しない側壁に接触させて、側壁を基準位置として位置決めをする。さらには、天井6および側壁の両方を基準位置とし位置決めをする。ネジ1の仮留め位置に溝状孔24を合わせた後、ネジ1を軸2の先端5から溝状孔41に挿通して、溝状孔41に支持させる。
【0027】
図2(b)において、図示しないドライバなどの工具を用いて、正面25よりも軸方向に奥まって形成された溝状孔41の端44に、座面4が接触するまでネジ1を壁7にねじ込む。ネジ1は、座面4が端44に接触することで、壁7への進入が規制され、壁7へ進入する深さが決定される。具体的には、軸2のうちネジ山が形成されていない部分を溝状孔41に支持させると共に、ネジ山が形成された部分を壁7にねじ込む。この状態が、本締めをする前の待機状態であり、ネジ1の仮留めとして最適な状態である。
【0028】
図2(c)において、ネジ1が壁7にねじ込まれて進入した状態で、溝状孔41を軸2から外すように本体20を軸方向と直交する方向(図2(c)矢印の方向)にずらす。これにより、幅が、軸2のうちネジ山が形成されていない部分の径と略同一、または、わずかに大きく形成された開放側42を通過させる。本体20は、溝状孔41から外された軸2を、開放側42を通過させることで、ネジ1を幅広孔50で受け入れる。
【0029】
この際、ネジ1は、座面4が端44に接触していないことにより、軸2のうちネジ山が形成されている部分が溝状孔41に支持されている場合、ネジ山が形成されている部分の径よりも小さい開放側42を通過し難い。この場合、ネジ山が形成されていない部分を溝状孔41に支持させるために、座面4が端44に接触するまでネジ1を壁7にねじ込む。
【0030】
また、ネジ1を幅広孔50で受け入れる際、頭3が規制部51に引っ掛かるようであれば、壁7からネジ1までの距離が所定の間隔ではない。この場合、ネジ1を軸2が溝状孔41に支持された状態に戻し、座面4を端44に接触させることで、ネジ1が所定の間隔を空けて壁7に仮留めがされていることを確認する。
【0031】
図2(d)において、本体20を壁7から離すと共に、ネジ1を、幅広孔50を通過させる。ネジ1が壁7にねじ込まれて仮留めがされた状態で、ネジ1からネジの取付ガイド装置10を取り外す。
【0032】
以上のようにして、ネジの取付ガイド装置10を用いて、ネジ1を壁7に位置決め、仮留めをする。後にネジ1の本締めをする。
【0033】
上記したように、本実施形態では、上面23が、それぞれ平坦な上段面23aと下段面23bとから形成され、側面24に平坦部24aが形成されている。この構成により、平坦な面を接触させることで天井6や側壁を基準位置とすることができる。したがって、バラツキのない正確な位置決めを容易にすることができる。また、平坦部24aと上面23および下面22とがそれぞれ直交するような位置関係に形成されている。この構成により、天井6と側壁との両方を同時に基準位置とすることができる。したがって、より安定した位置決めをすることができる。さらに、隅が面取りされることによって隅部21が形成されている。この構成により、天井6と側壁とが接触する隅が直角でない場合であっても、隅に干渉されることなく天井6および側壁のみで位置決めをすることができる。
【0034】
また、本実施形態では、保持部30は、溝状孔41の中心が所定の位置となるように、上面23および側面24の平坦部24aからの距離が定められて形成されている。この構成により、天井6や側壁を基準位置として、溝状孔41の中心を壁7の所定の位置に位置決めをすることができる。したがって、バラツキのない正確な位置決めを容易にすることができる。
【0035】
また、本実施形態では、保持部30は、挿通されたネジ1を軸方向に直交する方向から支持する、開放側42が内側へ狭められて略C字形に形成された溝状孔41と、溝状孔41の開放側42に連なり、ネジ1を溝状孔41から開放側42を通過して受け入れる幅広孔50とが本体20を貫通することで形成されている。
【0036】
この構成により、ネジ1の軸2を溝状孔41に支持させて、ネジ1のみをドライバで回して壁7に仮留めをさせることができる。したがって、操作性がよく、ネジ1の仮留めを容易にすることができる。
【0037】
また、軸2を、本体20を軸方向に直交する方向にずらして溝状孔41から外すことで、ネジ1を幅広孔50で受け入れさせ、軸方向に通過させると共に本体20をネジ1から取り外すことができる。したがって、仮留め状態のネジ1からの取り外しを容易にすることができる。さらに、ネジ1から取り外したネジの取付ガイド装置10を再利用することができる。
【0038】
また、本実施形態では、溝状孔41が略C字形に形成されている。この構成により、ネジの取付ガイド装置10は、ネジ1の軸2を包むように支持することで溝状孔41と軸2との接触面積を増やすことができる。したがって、ネジ1を支持し易く、かつ、安定して支持することができる。
【0039】
また、本実施形態では、開放側42の幅が、軸2のうちネジ山が形成されている部分の径よりも小さいと共に、ネジ山が形成されていない部分の径と略同一、または、わずかに大きく形成されている。この構成により、ネジ1は、ネジ山が形成されていない部分が溝状孔41に支持されている場合には、開放側42を通過し易くなる。一方で、ネジ1は、ネジ山が形成されている部分が溝状孔41に支持されている場合は、開放側42を通過し難くなる。したがって、ネジ1の軸2が、開放側42を通過し易いことを確認することで、ネジ1の仮留めの程度を適正化することができる。
【0040】
また、本実施形態によれば、溝状孔41は、外周に空隙43が形成されている。この構成により、空隙43を透して壁7を視認することができる。したがって、位置決めが容易となる。
【0041】
また、本実施形態によれば、溝状孔41は、端44が正面25よりも軸方向に奥まって形成されている。この構成により、本体20の厚さを十分に確保したまま、溝状孔41の孔の深さを浅くすることで、軸2が短いネジ1であっても溝状孔41で支持できる。したがって、本体20の操作性、耐久性を確保しつつ、軸2が短いネジ1の仮留めに対応することができる。
【0042】
また、本実施形態では、保持部30が複数形成されている。したがって、複数のネジの仮留めを同時にすることができる。また、保持部30は、形成された位置によって上面23または側面24からの距離がそれぞれ異なるため、多様な位置決めに対応することができる。
【0043】
また、本実施形態では、溝状孔41の端44にネジ1の座面4が接触している。この構成により、壁7に取り付けたネジ1の深さが一律となる。したがって、本締めをする前の待機状態として、ネジ1の仮留めを最適な状態にすることができる。
【0044】
また、本実施形態では、確認手段として、幅広孔50の縁に、幅広孔50の一部を塞ぐように上面23側から正面25と同一面上に突出した規制部51が形成されている。この構成により、座面4が端44に接触していない状態で、本体20を軸方向と直交する方向にずらした場合、頭3が規制部51に引っ掛かりネジ1を幅広孔50で受け入れることができないため、ネジ1が所定の間隔を空けて壁7に仮留めされているか否かを確認することができる。したがって、ネジ1の仮留めの程度を適正化することができる。
【0045】
本実施形態の変形例として、ネジの取付ガイド装置は、溝状孔を開放側が略C字形よりも拡げられた略U字形とした構成でもよい。また、溝状孔は、弾性力を有する素材から形成するとした構成でもよい。これらの構成であっても、ネジ1を溝状孔で十分支持することができる。なお、本実施形態であれば、ネジの取付ガイド装置10は、ネジ1の軸2を包むように支持することで溝状孔41と軸2との接触面積を増やすことができるため好ましい。
【0046】
また、本実施形態の他の変形例として、規制部は、軸方向における溝状孔との間隔がネジ1の頭3が収まる程度であれば、正面から軸方向に突出しつつ幅広孔の一部を塞ぐように形成してもよい。この構成により、ネジ1が所定の間隔を空けて壁7に仮留めされていることを確認ことができる。なお、本実施形態であれば、広孔50の縁に、孔の一部を塞ぐように上面23側から正面25と同一面上に突出した規制部51が形成され、正面25が平坦に形成されるため、成型上好ましい。
【0047】
また、本実施形態の他の変形例として、ネジの取付ガイド装置を透明素材で形成してもよい。この構成により、本体を透かして壁7を視認することができるため、容易に位置決めをすることができる。なお、本実施形態であれば、素材選択の余地が広がるため好ましく、また、溝状孔41の外周に空隙43が形成されているため、空隙43を透して壁7を視認することができ、十分に位置決めが容易となる。
【0048】
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0049】
1 ネジ
2 軸
3 頭
4 座面
5 先端
6 天井
7 壁
10 ネジの取付ガイド装置
20 本体
21 隅部
22 底面
23 上面
23a 上段面
23b 下段面
24 側面
24a 平坦部
25 正面
30 保持部
40 支持部
41 溝状孔
42 開放側
43 空隙
44 端
50 幅広孔
51 規制部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体にネジを保持する保持部が形成されたネジの取付ガイド装置において、
前記保持部は、挿通された前記ネジを軸方向に直交する方向から支持する溝状孔と、この溝状孔の開放側に連なり、前記ネジを前記溝状孔から前記開放側を通過させて受け入れる幅広孔とが前記本体を貫通することで形成され、
前記溝状孔に支持させて被取付部材に仮留めをした前記ネジを、前記本体を軸方向に直交する方向にずらすことで前記溝状孔から外して前記幅広孔で受け入れさせ、軸方向に通過させると共に、前記本体を前記ネジから取り外す、
ことを特徴とするネジの取付ガイド装置。
【請求項2】
前記溝状孔は、前記開放側が内側へ狭められた、
ことを特徴とする請求項1に記載のネジの取付ガイド装置。
【請求項3】
前記溝状孔が、奥まって形成された、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネジの取付ガイド装置。
【請求項4】
前記保持部が、複数形成された、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のネジの取付ガイド装置。
【請求項5】
前記溝状孔の端に、前記ネジの座面が接触する、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のネジの取付ガイド装置。
【請求項6】
前記保持部に、前記ネジが仮留め状態であることを確認する仮留め確認手段が備えられた、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のネジの取付ガイド装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−96508(P2013−96508A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−240006(P2011−240006)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】