説明

ネットワークを通じた画像共有のための方法及びシステム

【課題】ネットワークを通じてデジタル画像を検索、及び転送するための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】状態102において、送信端末コンピュータA110は、パーミッションデータキー1(109)をネットワーク114を通じて受信ピア端末コンピュータB112へ転送又はプッシュすることにより、ファイル共有アプリケーション111によって、単一又は複数の画像ファイルを利用可能とする。パーミッションデータは送信ユーザによって選択された画像にアクセスする許可を提供することができる。
【効果】受信者に対し多大なダウンロード時間をもたらすことなく、またネットワークアクセス及びコンピュータの動作を滞らせることなくデジタル画像を転送、及び検索することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像転送及び検索に関するものであり、特に、ネットワークを通じてデジタル画像を転送、及び検索するための方法及びシステムに関するものである。
【0002】
(優先権の主張)
本出願は、2003年5月16日に出願された米国仮特許出願第60/471,168号の35 U.S.C. 119(e)に基づく優先権を主張するものであり、その出願の内容が、全体として本出願に組み入れられる。
【0003】
(著作権表示)
本特許文書の開示の一部は、著作権保護を条件とする題材を含んでいる。特許文書又は特許開示が、特許局及び商標局の特許書類又は記録に掲載される限りでは、何人によるその複製に対しても、著作権者に異論はないが、しかしそうでないならば、一切の無断転載を禁ずる。
【背景技術】
【0004】
多くのアプリケーションは、ネットワークプロトコルを使用して、ネットワークを通じて、一つのコンピュータから他のコンピュータへ、デジタルメディアファイルを転送する。例として、ユーザが、ワールドワイドウェブを介して画像を要求した時、普通、HTTPプロトコルを使用して、JPEGファイルとして符号化されたその要求された画像を、ユーザに転送する。ユーザが、ウェブブラウザの使用を介して、各画像を要求するので、この形式のアクセスは、一般的には、「プル」プロトコルと呼ばれる。
【0005】
さらに、画像データの表示を提供する多くの従来のウェブサイトは、ユーザが、原画像又は他の映像ファイルをアップロードすることを必要とし、たとえ、その画像が実際には決して他人によって見られなかったとしても、それが、合計数百メガバイトの転送、及び数百時間のアップロード時間となり得る。
【0006】
ユーザはまた、他のユーザにファイルを「プッシュ」するために、普通、eメールによってデジタル画像を送信する。ユーザは、多数のピアツーピア(或いは「p2p」)ネットワーク上のファイルを探索して、ダウンロード、及び他人と共有すべき画像ファイルを見つけることができる。前述の方法はファイルベースであり、そこでは、その要求機構がファイルのコンテンツを求め、それらのコンテンツはネットワークを通じて転送される。特に、画像ファイルについては、これらの方法は、固定画像解像度を使って送信者が画像を送信することを時々必要とし得り、それは、受信者によって受信されるファイルである。
【0007】
さらに、大きく高解像度の画像をeメールすることは、受信者に対し多大なダウンロード時間をもたらし得り、彼等のネットワークアクセス及び彼等のコンピュータを滞らせ、そのため、このように多くの画像を送信することは、しばしば、無作法と考えられる。eメールによって小さい画像を送信する時、そのプロセスは、eメール及び所望の解像度を獲得するようなサイズ変更操作の反復により、一般的には手動で遂行され、それは、平均的なユーザにとって退屈で、困難で、かつ時間のかかるものである。
【0008】
さらに他の従来の方法は、送信サーバが、画像を選択し、適切な解像度で転送できるように、要求端末の解像度及び/又は端末形式を知っていることを、必要とする。しかしながら、送信サーバが、要求端末の解像度及び/又は端末形式を知らない場合、この手法は、しばしば殆ど役に立たない。さらに他の従来のシステムは、様々な解像度要求に適応させるために、幾つかの異なる解像度で、各画像の幾つかのバージョンを格納する。このような複数のバージョンの記憶は、必要とされる利用可能な記憶装置メモリを、著しく増大させ得る。
【0009】
(本発明の要約)
本発明は、ネットワークを通じてデジタル画像を検索、及び転送するための方法及びシステムを提供する。一実施形態は、ユーザが、パーミッションモデルを介して、間接的に、ファイルへの解像度独立のアクセスを自動的に獲得することを可能にする。さらに、一実施形態は、第一のユーザが、かなり少量の帯域幅を使って、第二のユーザに多数の画像ファイルを転送することを可能にする。
【0010】
実施形態の一例では、送信ユーザが、一又はそれ以上の画像に関するパーミッションデータを、受信者ユーザの端末に送信する。受信者ユーザの端末は、許可データを使って、非常に低解像度のサムネイル画像というような、所望の解像度で画像を要求することができ、従って、転送端末がネットワークを通じて受信者端末へ画像を送信するのにかかる時間を減らすことができる。次に、ユーザは、(まだ低い、又は中解像度である場合には)そのかなりより高い解像度の画像を受信することを望む、一又はそれ以上のサムネイルを選択することができる。次に、かなりより高解像度の画像を、転送端末から受信者端末へ転送することができる。受信者は、そのさらにもっと高解像度又は拡大されたバージョンを望む、一又はそれ以上の低解像度又はそれよりかなり高解像度の画像を選択することができる。例えば、受信者は、一又はそれ以上の画像について、最も高い利用可能な解像度のファイル画像を選択的に要求することができる。
【0011】
配信画像の解像度値は、少なくとも一部は、受信者によって、任意で定められ、求められる解像度値を、転送端末が覚えておく、又は前もって知っておく必要はない。
【0012】
実施形態の一例は、ネットワークを通じた画像のピアツーピア共有の方法を提供し、本方法は、送信ピア端末のユーザによる、第一の解像度を持つ第一の画像の選択を受信し、少なくとも画像識別情報、及び前記第一の解像度より小さい第二の解像度を指定する解像度情報を含む、前記選択された第一の画像についてのパーミッションデータを、ネットワークを通じて、前記送信ピア端末から受信ピア端末へ転送し、少なくとも一部は、パーミッションデータの画像識別情報及び解像度情報に基づく前記第一の画像の画像要求を、前記受信ピア端末から前記送信ピア端末へ自動的に転送し、及び、前記画像要求を受信するのに応じて、前記送信ピア端末が、第一の画像を前記第二の解像度に変倍して、該変倍された第一の画像を暗号化し、かつ該暗号化された第一の画像を、前記第二の解像度で、ネットワークを通じて前記受信ピア端末に転送するステップを含む。
【0013】
実施形態のさらなる例は、ユーザ間で画像を共有するためのピアツーピア画像共有アプリケーションを提供し、本ピアツーピア画像共有アプリケーションは、第一の端末の第一のユーザによる複数の画像の選択を受信し、前記第一のユーザからの画像送信コマンドを受信し、受信者の可能性のある者の一覧を、前記第一のユーザに対して表示させ、前記第一のユーザから、前記受信者の可能性のある者の一覧からの少なくとも第一の受信者の選択を受信し、前記複数の画像についてのパーミッションデータを、前記第一の受信者と関連付けられる端末へ転送し、前記複数の画像、及び該複数の画像について要求された第一の解像度を特定する要求を、前記第一の受信者と関連付けられる端末から受信し、及び、前記複数の画像が、実質的に即座に、前記第一の受信者と関連付けられる端末のディスプレイ上に表示されるように、該複数の画像を、前記第一の要求された解像度で、該端末へ転送するように構成された、コンピュータ読み取り可能メモリに格納された命令を備える。
【0014】
さらに他の実施形態の例は、ユーザ間で画像を共有するためのピアツーピア画像共有プログラムを提供し、本ピアツーピア画像共有アプリケーションは、送信ユーザの端末に格納された画像についてのパーミッションデータを、第一の端末において受信し、少なくとも一部は、前記パーミッションデータを受信するのに応じて、第一の要求された画像解像度を指定する前記画像の要求を、前記第一の端末から前記送信ユーザの端末へ自動的に転送し、前記画像を、前記第一の要求された画像解像度で、前記送信ユーザの端末から、前記第一の端末において受信し、及び、前記画像を、前記第一の要求された画像解像度で、第一の端末のディスプレイ上に表示させるように構成された、コンピュータ読み取り可能メモリに格納された命令を備える。
【0015】
さらに他の実施形態の例は、画像のピアツーピア共有の方法を提供し、本方法は、第一の端末の第一のユーザによる第一の画像の選択を受信し、前記第一のユーザによる受信者の選択を受信し、前記第一の画像についてのメタデータを、前記第一の端末から、第二のユーザと関連付けられる第二の端末へ転送し、少なくとも一部は、前記メタデータを受信するのに応じて、前記第二の端末が、前記第一の画像の要求を、第一の解像度で、前記第一の端末へ自動的に転送し、及び、前記要求に応じて、前記第一の端末が、前記第一の画像を、前記要求された第一の解像度で、前記第二の端末へ自動的に転送するステップを含む。
【0016】
更なる実施形態の例は、画像のピアツーピア共有の方法を提供し、本方法は、第一の画像に対する識別子を含む前記第一の画像についてのパーミッションデータを、第一の端末から受信し、少なくとも一部は、前記パーミッションデータを受信するのに応じて、前記第一の画像識別子及びユーザ識別情報を含む前記第一の画像の少なくとも第一の要求を、第一の解像度で、前記第一の端末に自動的へ転送し、前記第一の画像を、前記要求された第一の解像度で受信し、及び、前記第一の画像を、受信ユーザに対して自動的に表示させるステップを含む。
【0017】
更なる他の実施形態の例は、画像を共有する方法を提供し、本方法は、送信端末のユーザによる、第一の解像度を持つ第一の画像の選択を受信し、少なくとも画像識別情報を含む、前記選択された第一の画像についてのパーミッションデータを、前記送信端末から受信端末へ転送し、少なくとも一部は前記識別情報に基づき、かつ前記第一の解像度より低い第二の解像度を指定する、前記第一の画像の画像要求を、前記受信ピア端末から、前記送信端末において受信し、及び、前記画像要求を受信するのに応じて、第一の画像を前記第二解像度に変倍し、前記変倍された第一の画像を前記受信端末に転送するステップを含む。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】システムアーキテクチャ、及び画像ファイルアクセスのプロセスの例を示している。
【図2A】ユーザインターフェースの例を示している。
【図2B】ユーザインターフェースの例を示している。
【図2C】ユーザインターフェースの例を示している。
【図2D】ユーザインターフェースの例を示している。
【図2E】ユーザインターフェースの例を示している。
【図3】拡張接続プロトコルを使った、システムアーキテクチャ及びピアツーピア接続のプロセスの例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の説明全体にわたって、「ウェブサイト」という語を使用して、ハイパーテキストドキュメントのための符号化及び転送のための基本ワールドワイドウェブ標準を実装するユーザアクセス可能なサーバサイトを参照する。これらの標準は、現在、HTML(ハイパーテキストマーク付け言語)、及びHTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)を含む。例えば、ウェブ又は他のネットワークサイトが、適切に一つに繋がれた、地理的に分散された複数のコンピュータシステムを含み得るように、「サイト」という語は、単一の地理的位置を意味することを意図されない、ということを理解すべきである。さらに、以下の説明が、インターネット及び関連プロトコルを利用する実施形態に関するものである一方で、ネットワーク接続された双方向テレビのような他のネットワーク、及び他のプロトコルも、同様に使用することができる。
【0020】
さらに、特に示さない限り、本出願で説明する機能は、一又はそれ以上の汎用コンピュータ上で動作する実行可能なコード、及び命令を含むソフトウェアモジュールによって実施されることが好ましい。コンピュータは、プログラムコードを実行し、データを処理する、一又はそれ以上の中央演算処理装置(CPU)、プログラム実行の間、一時的にデータ及びデータ構造を格納するためのランダムアクセスメモリ(RAM)のような一又はそれ以上の揮発性メモリ、ハードディスクドライブ、光ドライブ、又はフラッシュドライブのような、プログラム、データ、及びデータベースを格納するための一又はそれ以上の不揮発性メモリを含むメモリ、及び、イントラネット及び/又はインターネットにアクセスするための一又はそれ以上のネットワークインターフェース、を含むことができる。
【0021】
さらに、コンピュータは、ユーザインターフェース、データ、写真、画像等を表示するためのディスプレイを含むことができる。コンピュータはまた、探査する、コマンドを提供する、情報を入力する等に使用されるキーボード、マウス、ポインティングデバイス、マイクロホン等のような、一又はそれ以上のユーザ入力デバイスも含むことができる。しかしながら、また、専用コンピュータ、状態マシン、及び/又はハードワイヤードな電子回路を使って、本発明を実装することもできる。さらに、本出願で説明したプロセスの例は、必ずしも、説明された順序で実施される必要はなく、全ての状態が到達又は実施される必要もない。
【0022】
さらに、以下の説明が、コマンドを提供又は選択をするために、リンク又はボタンを「クリックする」、或いはキーを押すことに言及する一方で、音声入力、ペン入力を使用する、入力領域全体にわたってマウスで選択又は移動する、メニューオプションを選択する等のように、他の入力手法を使って、コマンド又は選択を作成することもまたできる。さらに、特定のプロセス及び機能を、ファイル共有アプリケーション、及び画像管理アプリケーションによって別々に実施するとして説明する一方で、それらのプロセス及び機能を、同じアプリケーションによって実施することもできる。
【0023】
本発明は、ネットワークを通じてデジタル画像を送信、及び検索するための方法及びシステムを提供する。本出願でずっと詳細に説明するように、実施形態の例は、ユーザが、ネットワークを通じて画像ファイルの複数の解像度のバージョンへのアクセスを選択的に獲得すること、を可能にする。一実施形態では、少なくとも一部は、受信者又は受信者端末がこれらの解像度値を定め、その所望の解像度で、画像の要求を転送システムに送信する。任意で、その要求は、それらの画像の単一の要求とすることができる、或いは、それらの画像の各々の別個の要求の形であるとすることができ、ここで、それらの別個の要求は、連続的に転送することができ、かつ、任意で、更なる画像についてのパーミッションデータを受信するのと同時に、又は実質的に同時に転送することができる。転送システムは、任意で、受信者又は受信者端末の要求に応じてすぐに、それらの画像を処理し、要求された解像度にサイズ変更することができる。従って、受信者端末の要求の前に、転送システムが、どのバージョンの画像が要求されるか知っておく、或いは、要求される解像度での画像のバージョンを事前に格納する必要はない。
【0024】
例えば、受信者が、サムネイルに対応する画像解像度を選択できる。そのサムネイル画像が表示された時、次に、受信者はそのサムネイルをクリックでき、その画像のより高解像度のバージョンを送信者のコンピュータからすぐにダウンロードするが、ここで、その画像解像度は、画像の5インチ×3.5インチバージョン、4インチ×7インチバージョン、5インチ×7インチバージョン、8インチ×10インチバージョン、フルスクリーンバージョン等の画像表示に望まれる画像解像度に基づいて選択することができる。受信者が、かなり高解像度の画像を受信すると、次に、その受信者は、任意で、選択的に、さらに高解像度のものをダウンロードできる、或いはユーザが対象としている画像の高品質のコピーを印刷することができる。次に、受信者は、カラープリンタを使って、家又はオフィスで、さらに高解像度のものを印刷、或いは高品質の画像を印刷することができる。
【0025】
任意で、共有アプリケーションは、受信ユーザが実際に画像を選択する前に、画像のサムネイルバージョン、及びスクリーン解像度のような最高解像度に次ぐ解像度のバージョンの両方を、受信端末へ自動的に転送する。従って、受信ユーザが、画像のサムネイルバージョンをクリックするのに応じて、その画像のスクリーンバージョンが、受信ユーザの端末にすでに格納されているので、即座に表示される。画像の低解像度の方であるサムネイルバージョンの転送が、それよりかなり高解像度のスクリーン解像度のバージョンより高い優先順位を与えられるように、任意で、所定の画像の2つのバージョンの転送に優先順位をつける。幾つかの画像が転送される実施形態の例では、送信端末から受信端末へ、第一に、サムネイルバージョンが転送され、次に、それよりかなり高解像度のバージョンが自動的に転送される。
【0026】
従来の画像共有システムについては、ウェブサーバが高度にカスタマイズ可能とすることができるので、(小部分の拡大を含む)画像への解像度独立のアクセスは、一般的にはHTTPによって実装され、ウェブブラウザを介してアクセス可能である。これらのシステムの多くは、(クライアントが、ブラウザのプラグインによって、それを画像データに再構成できる)画像のタイル表示に基づいているが、任意のサイズの要求もまた前に実装されていた。実際には、ユーザの画像データの表示を他人に提供するウェブサイトは、典型的には、ユーザに、画像ファイルの形で原画像をアップロードすることを要求し、たとえ、その画像が実際には他人によって一度も見られなかったとしても、これは、総計数百メガビットの転送、及び数百時間のアップロード時間となり得る。
【0027】
さらに、従来の手法を使って、大きな画像をeメールすることは、受信者に対して莫大なダウンロード時間をもたらし、このようにして多くの画像を送信することは無作法と考えられる。小さい画像がeメールによって送信される時、そのプロセスは、eメール及びサイズ変更操作の繰り返しによって手動で遂行され、それは、平均的なユーザにとって、退屈で、困難で、かつ時間のかかるものである。
【0028】
これとは対照的に、本出願で提供される画像共有プロセスの一実施形態は、便宜的に、「複合プッシュ-プルモデル」と呼ばれることができる。(便宜的に、「サーバ」又は「送信者」と呼ばれ得る、ネットワーク接続されたデスクトップコンピュータ、サーバ、個人情報端末、パーソナルビデオレコーダ、セルラ電話、画像サーバ等とすることのできる)端末のようなマシンは、パーミッションデータを(便宜的に、「受信機」又は「受信者」と呼ばれ得る、ネットワーク接続されたデスクトップコンピュータ、サーバ、個人情報端末、パーソナルビデオレコーダ、セルラ電話、画像サーバ等とすることのできる)受信ピアへ転送することにより、一又は多くのファイルを利用可能にする。このパーミッションデータ、又はその選択された部分を覚え、検索し、かつ送信者に転送し戻す受信ピアは、(例として、バウンディングボックスで表される)サイズを指定することにより、画像のバージョンを繰り返し要求することができ、リモートの送信者は、画像データでそれに応答する。任意で、受信者は、元のファイルのバイナリコンテンツを要求することができ、それは、既存の転送プロトコルによってサポートされる動作である。
【0029】
本出願で説明するプロトコルの「プッシュ」の性質を使用すると、ユーザは、画像リソースへのアクセスを獲得する前に、それについて知る必要はない。さらに、クライアントについてのパーミッション情報の持続性が提供されることができ、そのため、受信者は、延長された期間にわたって、かつ任意で、複数の解像度要求によって、ファイル及びそのバージョンへのアクセスを保持する。
【0030】
従って、本出願で説明する方法の実施形態を使うことは、ユーザが、画像ファイルの低解像度のバージョンのようなファイルを、帯域幅を殆ど又は実質的に全く使うことなく、他のユーザと共有することを、可能にする。さらに、本出願で説明した方法は、ユーザが、画像の所望の解像度のバージョンを選択することを、可能にする。例えば、ユーザは、総計100MBの生データとなる100個のファイルについてのパーミッションを、転送することができる。従って、この例ではピア間で100MBの生データを転送できる従来の方法とは対照的に、受信端末は、総計200KBになるサムネイル、総計500KBになる画像の選択のための(例えば、1280×960画素とすることのできる)「プレビュー」、及び、総計2MBになるたった2つの更なるファイルについての元のデータ、を要求するであろう。与えられた例では、画像をどのように使用するかについての、送信者による事前の情報を全く用いることなく、使用されるネットワーク帯域幅は、元のフル解像度の画像の全ての転送と比べて、1/30以上減った。
【0031】
オンラインの美術品販売のような、元のファイルへのアクセスを保護すべきアプリケーションでは、ファイル共有アプリケーションは、ユーザが、要求者に利用可能な最大サイズ又は解像度を指定することを、可能にする。任意で、様々な要求者が、様々な画像サイズ又は解像度へのアクセスを持つことができる。例えば、印刷解像度の美術作品を、非常に高解像度で格納することができるが、ファイル共有アプリケーションを介しての受信者への転送に関しては、送信者により、640×480画素のサイズに限定することができる。お金を支払う受信者、又は指定された友人或いは同僚のような特定の受信者が、画像のより高解像度のバージョン又はフル解像度のバージョンにアクセスすることができることを、送信者が任意で指定することもできる。
【0032】
これを遂行するために、実施形態の例では、送信者のファイル共有アプリケーションが、ファイルの実際のサイズ、送信者の送信する最大サイズ又は解像度、及び受信者の要求サイズ又は解像度を調べる。従って、画像のバージョンは、要求された解像度、及び送信者によって指定された最大解像度又はサイズの小さい方に、実質的に等しいであろう。送信者のファイル共有アプリケーションは、原画像ファイルの9次の再サンプリングのような高品質の方法を使って、問題となっている画像をこのサイズにサイズ変更し、次に、任意で暗号化された圧縮ファイルを、受信者に送信する。一実施形態では、暗号化は、ストリームレベルで提供される。例として、ピアストリームがそれ自身で暗号化されるストリームレベルで、及び/又は例えば、個々のアイテム及びファイルが暗号化されるコンポーネントレベルで、暗号化を実施することができる。
【0033】
一実施形態では、送信者が、画像管理アプリケーションを使って、共有されるべき画像又は映像を選択する。便宜的に、以下の説明では、「画像」又は「複数の画像」という語句は、JPEG準拠フォーマットでの画像又は映像、並びに、bmp又はgif画像、又はグラフィックファイルのような他の形式の画像のような画像又は映像を含む。任意で、画像管理アプリケーションは、ファイル共有アプリケーションと一体化することができる。画像管理アプリケーションは、ユーザ端末の画面上に、一又はそれ以上の画像、又は、その画像のサムネイル、或いはサイズを小さくしたバージョンを表示することができる。
【0034】
実施形態の例では、画像が選択された時、そのサムネイルが、画面の右下、右上側、或いは左下、左上側のような画面の他の領域に表示、及び寄せ集められる。ユーザが全ての画像を選択し終えると、ユーザは、所定の共有セッションにおいて共有することを望み、ユーザは、ファイル共有ボタンをクリックすることができる。次に、ユーザの端末上に呈示される画面が、ファイル共有アプリケーションに切り替わり、ファイル共有ダイアログボックス又はメニューが呈示される。
【0035】
他のユーザに対応する一又はそれ以上の名前又は識別子を、ダイアログボックス、メニュー、アドレス帳等によって呈示する。ユーザは、呈示された一又はそれ以上のユーザ名又は識別子をクリックすることにより、画像受信者を選択することができ、次に、送信ボタンをクリックすることができる。選択された画像を送信した後、任意で、それらの画像を、それらに素早くアクセスし、送信者によって他のユーザへ送信できるように、送信者による即座なアクセスのために、「最新画像」トレイ又はファイル内に置く又は残す。
【0036】
任意で、ファイル共有アプリケーションは、画像ファイルを共有することを可能にする前に、それらの画像ファイルがJPG又はTIFFファイルのような有効な画像形式のファイルであることを自動的に確認することにより、ウィルスから保護する。従って、ファイル共有アプリケーションは、ウィルスの共有及び転送を妨げる。
【0037】
実施形態の例では、共有画像は、ユーザ端末に結合されたウェブカメラ、又は他のカメラ、又は画像キャプチャシステムによって、リアルタイムで、又は実質的にリアルタイムでキャプチャされる画像とすることができる。例えば、一実施形態では、ユーザは、ウェブカメラ又は他のカメラによって画像をキャプチャさせる画像キャプチャボタンを、クリックすることができる。次に、ユーザは、ダイアログボックスによって、さもなければ上で説明したのと同様に、一又はそれ以上の画像を、ユーザの連絡先リストの中の誰と共有すべきかを指定することができる。
【0038】
ユーザはまた、任意で、ファイル共有アプリケーションによって、画像又はウェブページのスナップショットを共有することができる。例えば、ユーザは、ブラウザ又は他のウェブアクセスアプリケーションを開き、次に、画像キャプチャボタンをクリックすることができる。画像キャプチャボタンをクリックすることは、ファイル共有アプリケーションに、ウェブページの画像をキャプチャさせ、ファイル共有ダイアログボックスを開かせるであろう。次に、ユーザは、ウェブページの画像を誰と共有するか、選択することができる。次に、画像の受信者は、彼等のファイル共有アプリケーションに呈示されたウェブページの画像をクリックすることができ、彼等のウェブブラウザがそのウェブページを開くであろう。
【0039】
図1は、画像を共有するために使用されるネットワーク接続されたシステム、及び複合プッシュ-プル方法のフローチャートの例を含む。図1に示すように、ピア端末コンピュータA110は、送信ユーザと関連付けられる。例として、ネットワーク接続されたデスクトップコンピュータ、サーバ、個人情報端末、パーソナルビデオレコーダ、セルラ電話、画像サーバ等とすることができるピア端末コンピュータA110は、ネットワーク114によって、受信ユーザと関連付けられるピア端末コンピュータB112に結合される。受信ピア端末コンピュータB112は、例として、ネットワーク接続されたデスクトップコンピュータ、サーバ、携帯情報端末、パーソナルビデオレコーダ、セルラ電話、画像サーバ等とすることができる。明瞭にするため、ピア端末コンピュータA110を送信ピア端末と呼ぶ一方で、それはまた、受信ピア端末として働くこともできる。同様に、ピア端末コンピュータB112を受信ピア端末と呼ぶが、それもまた、送信ピア端末として働くことができる。例として、ネットワーク114は、インターネット、イントラネット、広域ネットワーク、及びローカルエリアネットワークのうちの一又はそれ以上を含むことができる。
【0040】
送信及び受信ピア端末である、コンピュータA110及びコンピュータB112は、それぞれ、ウェブブラウザ、画像管理アプリケーション、ファイル共有アプリケーション111、113、ネットワークインターフェース、eメールクライアント、及び画像のような映像を含むことができる。ファイル共有アプリケーション111、113は、ウェブサイト又は他のコンピュータからコンピュータA110及び/又はコンピュータB112へダウンロードする、コンピュータ読み取り可能な取り外し可能な記憶装置媒体を介してインストールする、コンピュータの大容量メモリにあらかじめインストールされて提供される、さもなければロードすることができる。映像又は画像は、ローカルコンピュータのメモリ、或いは、ローカルネットワーク等を通じてピア端末によりアクセス可能な記憶装置デバイスに格納することができる。
【0041】
ファイル共有アプリケーション111、113はまた、任意で、画像管理及び編集の一体化された機能を含むことができる、或いは、それらの機能は、別々の画像管理アプリケーションによって提供されることもできる(示されていない)。例えば、画像管理及び編集機能は、コンピュータドライブに格納された画像を、及び/又はネットワークを通じて画像を自動的に探索すること、画像アルバムをセットアップすること、画像を画像アルバムに割り当てること、タイトル及び/又はキーワードを画像に割り当てること、アルバムタイトル、画像タイトル、及び/又はキーワード、及び日付に基づいて、画像を探索又はソートすること、のうちの一又はそれ以上を含むことができる。画像管理及び編集機能は、さらに、画像をトリミングすること、赤目を軽減すること、画像の色及び/又はコントラストを高めること等のうちの一又はそれ以上を含むことができる。
【0042】
状態102において、送信端末コンピュータA110は、パーミッションデータキー1 109をネットワークを通じて受信ピア端末コンピュータB112へ転送又はプッシュすることにより、ファイル共有アプリケーション111によって、一つ、幾つか、又は多くの画像ファイルを利用可能にする。パーミッションデータは、送信ユーザによって選択された画像にアクセスする許可を提供することができる。パーミッションデータは、英数字メタデータの形とすることができる。パーミッションメタデータの説明に役立つ事例は、以下のようである。
<image iid='-8' uid='4' mid='22' uid2='24' width='640' height='566' container='from trogdor' filename='IMG_8063.jpg' filesize='31904' md5='5548bf64 607865d0 4c1ba901 3422cb5c' filemodtime='37903.984109' />
【0043】
上記のパーミッションメタデータの例は、画像識別子(image iid)、ユーザ識別子(uid)、マシン識別子(mid)、第二ユーザ識別子(uid)、画像の幅(width)、画像の高さ(height)、コンテナ又はファイル識別子又はヒント(container)、画像ファイル名(filename)、画像ファイルのサイズ(filesize)、ファイルコンテンツ署名(md5)、ファイル変更時刻(filemodtime)を含む。画像識別子、ユーザ識別子、及びマシン識別子の組み合わせにより、固有の画像IDが定められる。他の形のパーミッションデータも、同様に使用することができる。例えば、パーミッションデータは、コンテナ識別子、ファイル変更時刻、又はその他の上記データ項目を含む必要はない。さらに、固有の画像識別子を、かわりに、適当な長さの識別コードで提供することもできる。さらに、アクセスコード又はパスワードのような他のデータを含むこともできる。任意で、キー1は、失効日時、及び/又は対応する一又はそれ以上の画像ファイルを検索するためにそれを使用することのできる回数の限界、を持つことができる。例として、ある実施形態では、送信端末又はサーバは、所定の画像ファイルが何回検索されたかのカウント、及び/又はそのファイルが最初に共有された時を保持し、そのデータを、そのファイルについてのユーザ毎のパーミッションデータと関連付けて格納する。次に、送信者アプリケーションは、要求ユーザによってファイルが検索された回数の数をチェックし、その数を検索の許可される回数と比較し、その数に達しているかどうか、従って、ユーザが再びそのファイルにアクセスすることを可能にするか否かを判断することができる。同様に、失効日時もチェックし、その日付を過ぎているかどうか、従って、ユーザがそのファイルにアクセスすることを可能にするか否かを判断する。
【0044】
キー1 109及びそれに関連するパーミッションデータをローカルメモリに記憶及び格納している受信ピア端末コンピュータB112は、キー1又はその一部、及びファイル共有アプリケーション113を使って、サイズを特定する(例えば、バウンディングボックスで表すことができる)ことにより、所定の画像と同じ又は所定の画像とは異なるバージョンについての一又はそれ以上の要求を自動的に作成することができる。そして、リモートの送信者コンピュータA110は、要求された画像データを受信ピア端末コンピュータB112へ転送することにより、所定の画像と同じ又は所定の画像とは異なるバージョンについての一又はそれ以上の要求に自動的に応答する。そのかわりに、又はさらに、受信ピア端末コンピュータB112は、元のファイルのバイナリコンテンツを要求することができ、それは、インターネット全体にわたってハイパーテキストファイルを移動させるのに使用される、HTTP(ハイパーテキスト転送プロトコル)のような既存の、又はこれから開発される転送プロトコルによってサポートされる動作である。
【0045】
この例では、状態104において、コンピュータB112が、キー1 109を使って要求される画像を特定し、サムネイルサイズの場合の96画素×96画素、又は画像のスクリーンサイズバージョンの場合の640画素×480画素、のような所望の解像度を指定することにより、コンピュータA110からの画像1 108を要求する。もちろん、64×64画素、128画素×128画素、又は160画素×160画素、のような他のサムネイル解像度も指定することができる。その要求は、コンピュータA110へ転送される。例えば、要求の例は、以下の形とすることができる。
【0046】
1.
a)画像を共有した送信ユーザに対応する、(前記画像についてのパーミッションデータで受信されるような)ユーザ識別子、
b)画像を転送、さもなければ共有するマシンに対応する、(前記画像についてのパーミッションデータで受信されるような)マシン識別子、
c)前記特定のマシン上の前記特定のユーザに固有とすることのできる、(前記画像についてのパーミッションデータで受信される画像識別子のような)前記画像のローカルな画像識別子
に、任意で、基づく又は含むことのできる、その画像についてのグローバルな画像識別子。
2. 各々整数で表されるバウンディングボックスの幅及び高さ、とはいえ、サイズ及び/又は解像度はまた、別の方法で表すこともできる。
【0047】
本実施形態の例では、接続が認証されるので、要求ユーザのID又は識別子が、その要求内で暗に示されており、それは、以下で説明するACL(アクセス制御リスト)のレベルで使用される。従って、要求ユーザの識別子は、任意で、画像要求内に明示的に含まれず、そのため、ユーザスプーフィングはさらに妨げられる。しかしながら、任意で、好ましくは要求がセキュリティレイヤに達する前に、要求ユーザの識別子を要求内に含めることもできるが、それが可能であるか可能でないかを判断することができる。
【0048】
任意で、一実施形態では、ユーザは、共有画像のズーム又はサイズ変更を要求することができ、このとき、ユーザは、共有画像の一部分を指定又は選択することができる。その所望の部分を取り囲む境界を線引きする、又は定めることにより、その一部分を選択することができる。次に、画像共有アプリケーションは、画像識別子情報、及び上記で説明したバウンディングボックスの情報を使って、及び、要求内に以下のパラメータをさらに含めることにより、そのズームされる部分の要求を発行する。
【0049】
拡大率、
【0050】
換算されたX
【0051】
換算されたY
【0052】
前記パラメータは、画像又は映像を表示するための変換を、上記バウンディングボックスで指定し、それにより、受信端末は、その画像のより小さい部分を表示する。
【0053】
任意で、コンピュータB112は、コンピュータBの画面の所定の部分又は割合を占める解像度を選択することができる。例えば、コンピュータB112は、コンピュータBの画面、又はその上に表示されるウィンドウの60パーセントを占めるような解像度を要求することができる。その要求は、ユーザに、ファイル共有アプリケーション113に要求を発行するように手動で指示するように求めることなく、コンピュータB112上で実行されるファイル共有アプリケーション113により、自動的に発行されることができる。
【0054】
状態106において、コンピュータA110は、コンピュータA110のユーザの手動の介入を必要とすることなく、任意で、自動的に、画像1 108を即座にリアルタイムで、要求された解像度にサイズ変更する。次に、コンピュータA110は、画像1 108を、所望の解像度で、ネットワークを通じてコンピュータB112へ転送し、このとき、ファイル共有アプリケーション113を使って、及び/又は画像を見るために使用することのできる他のアプリケーションを使って、その画像を表示する。
【0055】
任意で、状態102において、コンピュータB112は、所定の画像を、2つの異なる解像度で自動的に要求することができる。その要求は、両方の解像度を要求する単一の転送要求の形とすることができる、或いは、2つの連続した転送要求の形とすることができ、このとき、最初の要求がその一方の解像度で画像を求め、次の要求が第二の解像度で画像を求める。第二の転送要求は、実質的には第一の転送要求の後即座に、任意で提供される。例えば、2つの解像度は、(サムネイルサイズの)96画素×96画素、及び(スクリーンサイズの)640×480画素、とすることができる。次に、コンピュータA110は、解像度の低い方のバージョンを初めに転送し、解像度の高い方のバージョンを次に転送することによる優先順位を付ける方法で、その要求に応答することができる。これは、コンピュータB112のユーザが、ほぼ即座にサムネイルバージョンを見ることができることを、確実にする。しかしながら、任意で、解像度の高い方のバージョンの転送に、より高い優先順位を与え、解像度の低い方のバージョンの転送に、より低い優先順位を与えることもできる。さらに、解像度の低い方のバージョン及び解像度の高い方のバージョンの転送を、交互に挟み込むこともできる。
【0056】
任意で、送信側のファイル共有アプリケーション111は、画像及び関連するチャットテキストを、受信者に転送する前に自動的に暗号化して、セキュリティを高める。暗号化は、接続又はストリームレベルで、及び/又はコンポーネント又はファイルレベルで、実行することができる。例として、アプリケーション111は、任意で、128ビットAES暗号化を利用する。これは、それを通して共有が生じ得るサーバのオペレータを含む、サードパーティの実体が共有画像を見ることを防ぐ。さらに、ファイル共有アプリケーション111、113は、任意で、組み込みファイアウォールを含む、又は組み込みファイアウォールとして働いて、コンピュータA110及びコンピュータB112のハードディスクドライブのようなユーザの大容量メモリへの許可されないアクセスを防ぐ。例えば、ファイルシステムアクセスがリモートクライアントにさらされるウェブサーバ環境とは対照的に、ファイルシステムアクセスがリモートクライアントにさらされないように、ファイルレベルACL(アクセス制御リスト)を任意で使用して、許可されないアクセスを防ぐ。
【0057】
任意で、ログオン及びチャットセッションの間、送信ユーザはログオンサーバに接続される。送信ユーザが、他の一又はそれ以上のユーザに画像を送信すると、ログオンサーバによる介在なしで、共有セッションの継続時間の間、送信者は他のユーザと直接接続される。例として、ユーザの手動終了に応じて、ユーザが共有アプリケーションを閉じるのに応じて、或いは、送信ユーザと他の対応するユーザとの間の通信動作の不足により生じるタイムアウトに応じて、セッションを終了することができる。
【0058】
ここで、ユーザインターフェースの例を示す図2A-Bを参照して、実施形態の例を説明する。図2Aを参照して、上記で説明したのと同様に、ユーザは、ユーザのコンピュータ、ローカルネットワーク等に格納された画像をユーザインターフェース例202Aを介して表示するコンピュータ端末上で実行されるファイル共有及び画像管理アプリケーションに、アクセスする。画像は、例えば、一又はそれ以上のデジタル写真、又はビデオ、グラフィックファイル、図面ファイル等を含むことができる。この例では、直接、又は、図2Cに示す「画像送信」ボタン206Cを起動することにより、ユーザインターフェース202Aにアクセスすることができる。ユーザは、画像をクリック、さもなければ選択することにより、受信者と共有すべき画像を選択する。例えば、shift+クリックの組み合わせを使用して、複数の連続した画像を一度に選択することができる。同様に、control+クリックの組み合わせを使用して、複数の連続していない画像を選択することができる。
【0059】
図示した例では、ユーザは、(「patent」というタイトルの)アルバム204Aから、画像205A、206Aを選択した。選択された画像205A、206Aのサムネイルバージョンが、便宜上画像トレイと呼ばれることもある選択画像領域208Aに、表示される。画像トレイ内の画像群内の画像が、選択された画像に置き換えられることを避けるために、任意で、ユーザは、画像トレイに追加すべき新しい画像を選択する前に、「保持」ボタン等をクリックする必要があるであろう。
【0060】
ユーザが「送信」ボタン208Aを起動した場合には、ユーザは、呈示された連絡先、友人、又は仲間リスト内の受信者識別子をクリックすることにより、受信者を指定することを、求められる。図2Bは、受信者選択フォーム202Bの例を示している。受信者が選択されると、送信者及び受信者の端末上のファイル共有アプリケーションが、図1を参照して上記で説明したプロセスの例を実施し、ここでは、初めに、送信端末がパーミッションデータを受信端末へ送信し、次に、受信端末が、そのパーミッションデータを使って、所望の解像度で画像の所望のバージョンを要求する。
【0061】
図2Cは、画像のような映像を共有、及び話し合うために使用することのできるインターフェースの例を示している。時々フィルムストリップと呼ばれる画像領域202Cは、図2Bを参照して前に説明した、選択及び共有された画像の2つの例205A、206Aの、サムネイルバージョンのような小さいバージョンを含む。選択された画像のうちの1つのより大きく、より高い解像度のバージョンを領域210Cに表示し、ユーザがその画像をより良く見ることを可能にする。友人のビューウィンドウ204Cは、受信者のような選択された他のユーザが何の画像を見ているか、を示す。画像送信ボタン206Cを使って、上記で説明したのと同様に、選択された受信者へのパーミッションデータの送信を開始することができる。チャット領域208Cを提供して、送信者及び受信者が、写真、又は他の画像或いはファイルを共有しながらチャットすることを、可能にする。チャットプロセス及び装置は、「ネットワーク接続されたチャット及びメディア共有システム及び方法」という名称の係属中の出願(登録コード:PICASA.001A, 出願番号 未知)でずっと詳細に説明されており、その内容は、全体として、引用により本出願に組み入れられる。任意で、最近送信又は受信された画像を表示する領域が、送信者及び受信者のファイル共有インターフェース上に提供される。
【0062】
上で説明したのと同様に、次に、送信ユーザのファイル共有アプリケーションが、選択された画像に対応するパーミッションデータを自動的に生成し、そのパーミッションデータを、ネットワークを通じて、選択された受信者の端末へ転送又はプッシュする。次に、受信者のファイル共有アプリケーションは、送信ユーザのファイル共有アプリケーションからの画像の、低解像度のサムネイルバージョンを自動的に要求し、プレビュー解像度のバージョンを任意で要求し、このとき、その要求は、画像識別子を含む。限定ではなく、例として、プレビュー解像度は、サムネイル解像度の5、10、20、又は50或いはそれ以上倍の解像度とすることができる。送信ユーザのファイル共有アプリケーションは、選択された画像の、低解像度のバージョンを自動的に、プレビューバージョンを任意で生成又は検索し、その低解像度及びプレビューバージョンを、受信者のコンピュータ端末上で実行されるファイル共有アプリケーションを介して、選択された受信者へ送信する。転送される画像は低解像度であるので、転送はほぼリアルタイムで生じ、その画像は、1秒未満、或いは5又は10秒以下というように実質的に即座に、受信者の端末のディスプレイ上に表示される。さらに、その2つの端末間のハンドシェーキングも、送信ユーザ及び受信ユーザには透過である。
【0063】
図2Dに示すように、ファイル受信者の共有アプリケーションは、フィルムストリップ領域202Dに、一又はそれ以上の低解像度の画像を表示するであろう。受信者の共有アプリケーションが開いている場合には、その低解像度の画像を、ほぼ即座に表示するであろう。受信画像のうちの一つのより大きくより高い解像度のプレビューバージョンを、領域210Cに表示する。任意で、他のサムネイル画像のプレビューバージョンを、受信者のユーザ端末メモリにローカルに格納し、受信者によって選択された時、領域210Cに即座に表示することができる。送信ユーザのファイルアプリケーションでのように、受信者の共有アプリケーションは、友人のビューウィンドウ204D、画像送信ボタン206D、及びチャット領域208Dを有することができる。
【0064】
受信者は、任意で、一又はそれ以上の低解像度の受信画像をクリック、さもなければ選択することができる。次に、選択された画像の高解像度のバージョンが、まだ受信端末に転送されていなかった場合には、受信者のファイル共有アプリケーションは、自動的に、それを送信ユーザのファイル共有アプリケーションに要求する。次に、送信ユーザのファイル共有アプリケーションは、その画像の要求されたより高い解像度のバージョンを検索、又は生成し、それらを受信者のファイル共有アプリケーションへ転送する。次に、そのより高解像度の画像を、受信者のファイル共有アプリケーションによって、領域210Bに表示する。受信者が画像を受信した時、それらを、任意で、受信者の画像管理アプリケーションに表示することができる。
【0065】
任意で、受信者は、所望の画像をクリック、所望の画像を印刷、及び/又は所望の画像を保存することにより、その画像のより高解像度のプレビューバージョンのような一又はそれ以上の受信画像を選択することができる。ユーザが、画像、印刷フォームを印刷することを選んだ場合には、図2Eに示すその例が、ユーザに呈示される。次に、受信者のファイル共有アプリケーションが、自動的に、選択された画像のさらに高い又はフル解像度のバージョンを、送信ユーザのファイル共有アプリケーションに要求する。次に、その対応する送信ユーザのファイル共有アプリケーションが、その画像の要求されたさらに高い又はフル解像度のバージョンを生成又は検索し、送信ユーザのパーミッションに従って、受信者によって表示、編集、及び/又は格納するために、それらを受信者のファイル共有アプリケーションに転送する。
【0066】
上記で説明した装置及びプロセスは、従来の画像共有ウェブサイトとは異なる。例えば、そのような従来の画像共有ウェブサイトに関しては、ユーザが、アップロードすべき画像を選んだ後、アップロードするためにその画像をサイズ変更するが、サイズが総計何百メガビット又はそれ以上となり得る多くの画像のギャラリーをアップロードするのには、なおも数時間かかり得る。さらに、ユーザは、しばしば、そのアップロードされた画像を誰かが見た時、或いは見たかどうかがわからない。対照的に、上記で説明したように、本発明の実施形態を使用すると、送信者が公開ウェブサイトに画像をアップロードする、及び、受信者が次にそれらの画像をダウンロードする不都合を必要とすることなく、任意で共有される画像のかなりより低解像度のバージョンが送信され、実質的にリアルタイムで、指定された受信者のコンピュータ及び画面に到着する。
【0067】
オプションの実施形態が、ネットワークを通じて画像を伝達することにおける幾らかの障害を克服する。一般的な使用では、多くのアプリケーションがTCP/IPプロトコルを使用する。しかしながら、(消費者間で一般的に使用され、複数のコンピュータが、インターネットIPアドレスを共有することを可能にする)「NAT」、すなわちネットワークアドレス変換の下では、そのようなTCP接続は、2つのピア間で阻止される。従来、少なくとも一つのホストがNATの裏に隠されていない場合には、TCP接続を確立することのみできる。
【0068】
任意で、実施形態の例では、サードパーティのホストの支援で、異なるNATの裏に隠された2つのホスト間でUDPパケットを直接送ることができるという知識の上に、プロトコルを確立する。特に、UDPは保証された配信を提供しない、すなわち、パケットは失われ、回復されないこともある。信頼性機能を加えて、TCP/IPの機能を提供した後、2つのNATの裏に隠されたマシン間の以下の2つの動作を実施することができる。
− 画像ファイル、及び他のメディア資産を転送する
− 永続的に開いた接続を維持することにより、上記で説明した複合プッシュ-プルモデルを実装する
【0069】
コンピュータネットワークのトラフィックのかなりの部分が、コンピュータ間でのデータの転送のための、信頼性のある接続指向プロトコル(OSIモデルのレベル4に対応する)の利用可能性に依存している。特にコンピュータネットワーク及びインターネットを利用する多くのソフトウェアアプリケーションは、そのようなプロトコルなしでは、正しく機能することができないであろう。これらの信頼性のある接続を作成するためにソフトウェア設計者に利用可能な、転送制御プロトコル(TCP)を含む幾つかのプロトコルが存在する。
【0070】
ネットワークセキュリティがより重要になるにつれて、TCPは、幾つかの限界を示し始めた。特に、広く使用されるTCP実装は、従来、既知のアドレスを「検出する」ために、1つのエンドポイントを必要とし、如何なるコンピュータからの入接続も受け入れる。これは、セキュリティリスクという結果になり得るので、多くのコンピュータはファイアウォールされて、このような入接続を防ぐ。さらに、インターネット上のアドレスの不足のため、多くのファイアウォールはまた、コンピュータがその検出アドレスをピアの可能性のあるものへ伝えることを困難、又は不可能にするアドレス変換機構を用いる。結果として、インターネット上の多くのコンピュータは、通信のための媒介を必要としながら、互いに切り離されるようになった。このような媒介は、帯域幅利用の面で、しばしば不経済なものであり、時々利用不可能であり、かつ、更なるセキュリティ問題を生じさせることもある。
【0071】
これらの問題を克服するために、2つのピアが信頼性のある接続を確立することを望む場合に、TCPの質的に等価な代替として使用することのできるプロトコルのクラスが、開発された。次に、TCPサポートが既に存在している時、TCPを使用できない、及び最低限又は小さな変更しかできないという状況において、そのようなプロトコルを利用するソフトウェアを使用することができる。便宜上、本出願では、このプロトコルを有向接続プロトコル(DCP)と呼ぶ。DCPは、UDP(ユーザデータグラムプロトコル)として知られる更なるネットワークプロトコルを利用する。UDPは、インターネット構造基盤により広くサポートされるが、従来、しばしば、接続モデル、又は望まれる程度の信頼性をサポートしない。しかしながら、UDPトラフィックが特定のアドレスに向けられて発された時、そのアドレスからの応答はファイアウォール又は変換障壁を通過することができるというのが、多くのファイアウォール及びネットワーク変換実装の特性である。DCPは、これらの特性を利用して、TCPの幾らかの限界を克服する。
【0072】
図3を参照すると、2つのピア端末302、304が、DCPを使って互いに接続することを望む時、それらは、状態308、310において、UDPパケットを、両方のピア302、304に対してファイアウォールされていないDCPサーバ306へ送信する。DCPサーバ306は、これらの接続要求を互いに突き合せ、状態312、314において、各ピア302、304に対し、他方のピアの外部に見えるアドレスで応答する。次に、状態316において、これらの外部アドレスを使って、ピアは互いにUDPパケットを送信する。これらのパケットが到着すると、ピア端末302、304は、接続を確立するハンドシェークを実行する。次に、ピア302、304は、媒介なしで、データをやり取りすることができる。DCPは、任意で、全ての段階において、パケットの並べ替え及び再送信を組み入れて、信頼性のあるデータストリームを提供する。
【0073】
ファイアウォール及びネットワーク変換器とのその相互作用、並びに、UDPをベースプロトコルとして使用する信頼性のある接続プロトコルを作成できる能力、を含むUDPの特性は既知である。しかしながら、これらの手法は、従来、動的に生成されたサイズ及び解像度の画像ファイルを要求するためには、使用されていない。さらに、インターネット全体にわたってコンピュータシステムを接続するための、本出願で説明する手法及びプロセスは、多くの従来のプロトコルが可能にするよりもずっと高度、かつより効率の良い既存のインターネット構造基盤の利用を可能にする。
【0074】
利用可能であることを確実にするために、接続することを望むピアによって知られない、又は信頼されない可能性のある様々な実体で、DCPサーバを配置することができる。しかしながら、DCPサーバとの信頼関係は、ピア間でセキュアな接続を確立するために必須ではない。例えば、ピアは、接続を試みる前に、セキュリティキーを交換することができる。両方のピアにより信頼されるサードパーティにより、この交換を促進することができる。このサードパーティは、ピア接続を確立するための推進力としてしばしば存在し、また、接続のために使用すべきDCPサーバを選択することもできる。両方のピアがセキュリティキーを共有すると、それを、何らかの形の呼掛け-応答認証で使用することができ、これは、壊れた又は敵意のあるDCPサーバが、一つのピアを、それもまた敵意がある可能性のある誤った第二のピアに接続することを防ぐ。
【0075】
前述が、最良の様態と考えられるもの、及び/又は他の例示の実施形態を説明する一方で、それらに様々な変更が成され得ること、及び、一又はそれ以上の本発明を様々な形及び実施形態で実装できること、及び、そのうちの幾つかのみを本出願で説明する多数の応用例で、それらを利用できること、が理解される。例えば、様々な大きいファイルのいずれでも、プッシュ-プル方法を使用することができ、画像ファイルに制約されないであろう。例えば、幾つかの他のファイルは、テキストファイル、オーディオファイル(例えば、「wav」ファイル)、オーディオビジュアルファイル(例えば、「mpeg」ファイル)等を含むことができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを通じた画像のピアツーピア共有の方法であって、
送信ピア端末のユーザによる、第一の解像度を持つ第一の画像の選択を受信し、
画像識別情報、
前記第一の解像度より小さい第二の解像度を指定する解像度情報、
を少なくとも含む、前記選択された第一の画像についてのパーミッションデータを、ネットワークを通じて、前記送信ピア端末から受信ピア端末へ転送し、
少なくとも一部は、前記パーミッションデータの画像識別情報、及び解像度情報に基づく前記第一の画像の画像要求を、前記受信ピア端末から前記送信ピア端末へ自動的に転送し、及び、
前記画像要求を受信するのに応じて、前記送信ピア端末が、
第一の画像を、前記第二の解像度に変倍し、
前記変倍された第一の画像を暗号化し、
前記暗号化された第一の画像を、前記第二の解像度で、前記ネットワークを通じて前記受信ピア端末へ転送する
ステップを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記パーミッションデータが、
ユーザ識別子、
マシン識別子、
画像の幅、及び
画像の高さ
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記パーミッションデータが、
コンテナ識別子、
画像ファイルのサイズ、
ファイルコンテンツ署名、及び
ファイル変更時刻、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記画像要求が、少なくとも一部は
ユーザ識別子、
マシン識別子、及び
ローカル画像識別子
に基づく要求された画像識別子、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記画像要求が、前記第二の解像度を指定する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記画像要求が、前記第二の解像度を、バウンディングボックスとして指定する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第二の解像度が、サムネイルサイズの画像に対応する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記送信端末のユーザが画像送信コマンドを提供するのに応じて、前記パーミッションデータを転送する、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記受信ピア端末からの少なくとも1つの画像要求に応じて、前記送信ピア端末が、 前記第一の画像を、前記第二の解像度より大きくかつ前記第一の解像度より小さい第三の解像度に、自動的に変倍し、
前記第一の画像を、前記第三の解像度で暗号化し、
前記暗号化された第一の画像を、前記第三の解像度で、前記受信ピア端末へ転送する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第三の解像度で前記第一の画像を転送することよりも、前記第二の解像度で前記第一の画像を転送することに、より高い優先順位を割り当てる
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
少なくとも一部は、前記受信ピア端末のユーザが保存動作及び印刷動作のうちの少なくとも1つを起動しているのを検出するのに応じて、前記第一の画像の要求を、前記受信ピア端末から前記送信ピア端末へ、前記第一の解像度で発行し、及び、
前記第一の画像を、前記送信ピア端末から前記受信ピア端末へ、前記第一の解像度で転送する、
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記送信ユーザから、最大共有解像度についての仕様を受信し、
前記最大共有解像度を、第二の画像について要求された画像解像度と比較し、及び、 前記第二画像を、前記第二の画像について要求された画像解像度、及び前記指定された最大共有解像度の小さい方に等しい解像度で、転送する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記送信ピア端末が、デスクトップコンピュータ、個人情報端末、パーソナルビデオレコーダ、及びセルラ電話のうちの1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記変倍された第一の画像を、接続レベルで暗号化する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記変倍された第一の画像を、コンポーネントレベルで暗号化する
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記送信端末のユーザによる複数の画像の選択を受信し、
前記送信端末のユーザから、画像送信コマンドを受信し、
受信者の可能性のある者の一覧を、前記送信端末のユーザに対して表示させ、
第一の受信者の選択を受信し、
前記複数の画像へのアクセスを許可する第二のパーミッションデータを、前記第一の受信者と関連付けられる端末へ転送し、
前記パーミッションデータを受信するのに応じて、前記第一の受信者と関連付けられた端末により自動的に生成された、前記複数の画像、及び該複数の画像について要求される第一及び第二の解像度を特定する第二の画像要求を、前記送信端末において受信し、
前記複数の画像を、前記第一及び第二の要求される解像度の両方で、前記送信端末から前記第一の受信者と関連付けられる端末へ転送し、
前記複数の画像を、前記第一の解像度で、前記第一の受信者と関連付けられる端末上に自動的に表示し、
前記複数の画像の少なくとも一部を、前記第二の解像度で、前記第一の受信者と関連付けられる端末に格納し、及び、
前記第一の受信者が、前記第一の解像度で表示された複数の画像のうちの少なくとも1つを選択するのに応じて、該複数の画像のうちの少なくとも1つを、前記第二の解像度で、前記第一の受信者と関連付けられる端末上に表示する
ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記第二の画像要求が、前記複数の画像に対応する複数の転送要求を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記送信端末及び受信端末が、UDPパケットをサーバに転送し、
前記サーバが、前記送信端末のアドレスを前記受信端末に転送し、
前記サーバが、前記受信端末のアドレスを前記送信端末に転送し、及び、
前記送信及び受信端末が、前記受信及び送信端末のアドレスを利用して、接続を確立する、
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記送信端末及び受信端末が、ファイアウォールを持つ
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
第一の端末の第一のユーザによる複数の画像の選択を受信し、
画像送信コマンドを、前記第一のユーザから受信し、
受信者の可能性のある者の一覧を、前記第一のユーザに対して表示させ、
前記受信者の可能性のある者の一覧からの少なくとも第一の受信者の選択を、前記第一のユーザから受信し、
前記複数の画像についてのパーミッションデータを、前記第一の受信者と関連付けられる端末へ転送し、
前記複数の画像、及び該複数の画像について要求される第一の解像度を特定する要求を、前記第一の受信者と関連付けられる端末から受信し、及び、
前記複数の画像が、実質的に即座に、前記第一の受信者と関連付けられる端末のディスプレイ上に表示されるように、該複数の画像を、前記第一の要求される解像度で、該第一の受信者と関連付けられる端末へ転送する
ように構成された、コンピュータ読み取り可能なメモリに格納された命令、
を備えることを特徴とする、ユーザ間で画像を共有するためのピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項21】
前記要求が、前記複数の画像の各々を、少なくとも一部は
前記第一のユーザと関連付けられるユーザ識別子、
前記第一の端末と関連付けられるマシン識別子、及び、
ローカル画像識別子、
に基づく対応する画像識別子で特定することを特徴とする、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記要求が、前記複数の画像の各々の別個の要求を含む、
ことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項23】
前記要求が、前記複数の画像について、前記第一の解像度より高い第二の要求される解像度をさらに特定し、及び、
前記命令が、前記複数の画像を、前記第二の要求される解像度で、前記第一の受信者と関連付けられる端末に転送するように、さらに構成された、
ことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項24】
前記命令が、前記複数の画像を、前記第二の要求される解像度で、前記第一の要求される解像度での前記複数の画像よりも低い優先順位で、前記第一の受信者と関連付けられる端末に転送するように、さらに構成された、
ことを特徴とする、請求項22に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項25】
前記命令が、前記複数の画像を、前記第一の受信者と関連付けられる端末への転送のために暗号化するように、さらに構成された、
ことを特徴とする、請求項22に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項26】
前記パーミッションデータは、少なくとも、
画像識別情報、及び、
解像度情報、
を含むことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項27】
前記解像度情報は、前記複数の画像の、画素による高さ及び幅を含む、
ことを特徴とする、請求項27に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項28】
前記パーミッションデータは、少なくとも、
画像識別子、
ユーザ識別子、及び、
マシン識別子、
を含むことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項29】
前記パーミッションデータは、少なくとも、
画像ファイルのサイズ、
ファイルコンテンツ署名、及び、
ファイル変更時刻、
を含むことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項30】
前記命令が、前記要求に応じて、前記複数の画像を、前記第一の要求される解像度でサイズ変更するようにさらに構成された、
ことを特徴とする請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項31】
前記第一の要求される解像度は、第一の次元において160画素以下である、
ことを特徴とする、請求項20に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項32】
送信ユーザの端末に格納された画像についてのパーミッションデータを、第一の端末において受信し、
少なくとも一部は、前記パーミッションデータを受信するのに応じて、第一の要求される画像解像度を指定する前記画像の要求を、前記第一の端末から前記送信ユーザの端末へ自動的に転送し、
前記画像を、前記第一の要求される画像解像度で、前記第一の端末において、前記送信ユーザの端末から受信し、及び、
前記画像を、前記第一の要求される画像解像度で、第一の端末のディスプレイ上に表示させる、
ように構成された、コンピュータ読み取り可能なメモリに格納された命令、
を備えることを特徴とする、ユーザ間で画像を共有するためのピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項33】
前記画像を暗号化された形で受信し、かつ、前記命令は、前記暗号化された画像を復号するようにさらに構成された、
ことを特徴とする、請求項33に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項34】
前記要求が、前記第一の要求される画像解像度より高い第二の要求される解像度を、さらに特定する、
ことを特徴とする、請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項35】
前記画像の要求は、少なくとも一部は
前記送信ユーザと関連付けられるユーザ識別子、
前記送信ユーザの端末と関連付けられるマシン識別子、及び、
ローカル画像識別子、
に基づいて、前記画像を特定することを特徴とする、請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項36】
前記命令は、
前記画像を、前記第二の要求される画像解像度で、受信及び格納し、及び
少なくとも一部は、前記第一の端末のユーザが、前記第一の解像度で表示された前記画像を選択するのに応じて、該画像を、前記第二の要求される画像解像度で、前記第一の端末によって表示させる
ようにさらに構成されたことを特徴とする、請求項33に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項37】
前記パーミッションデータは、少なくとも
画像識別情報、及び
解像度情報、
を含むことを特徴とする、請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項38】
前記パーミッションデータは、少なくとも
画像識別子、
ユーザ識別子、及び
マシン識別子、
を含むことを特徴とする、請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項39】
前記パーミッションデータは、少なくとも
画像ファイルのサイズ、
ファイルコンテンツ署名、及び
ファイル変更時刻
を含むことを特徴とする、請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項40】
前記第一の要求される画像解像度は、第一の次元において、160画素以下である、
ことを特徴とする請求項32に記載のピアツーピア画像共有アプリケーション。
【請求項41】
第一の端末の第一のユーザによる第一の画像の選択を受信し、
前記第一のユーザによる受信者の選択を受信し、
前記第一の画像についてのメタデータを、前記第一の端末から、第二のユーザと関連付けられる第二の端末へ転送し、
少なくとも一部は、前記メタデータを受信するのに応じて、前記第二の端末が、前記第一の画像の要求を、第一の解像度で、前記第一の端末へ自動的に転送し、及び、
前記要求に応じて、前記第一の端末が、前記第一の画像を、前記要求される第一の解像度で、前記第二の端末へ自動的に転送する
ステップを含むことを特徴とする、画像のピアツーピア共有の方法。
【請求項42】
前記第一の画像の要求は、少なくとも一部は
前記第一のユーザと関連付けられるユーザ識別子、
前記第一の端末と関連付けられるマシン識別子、及び
ローカル画像識別子
に基づいて、前記第一の画像を特定することを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第一の画像の第二の要求を、第二の端末のユーザから受信し、
前記第二の端末のユーザが要求制限に触れているかどうか判断し、及び
前記ユーザが要求制限に触れている場合には、前記第二の端末のユーザの前記第一の画像へのアクセスを拒否する、
ステップを更に含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記メタデータは、少なくとも
ユーザ識別子、
マシン識別子、
画像の幅、及び
画像の高さ
を含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記メタデータは、少なくとも
コンテナ識別子、及び
画像ファイルのサイズ
を含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
前記メタデータが、少なくとも
ファイルコンテンツ署名、及び
ファイル変更時刻
を含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
前記第二の端末からの前記要求に応じて、前記第一の端末が、前記第一の画像を、前記第一の解像度に自動的に変倍する、
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記第二の端末からの前記要求に応じて、前記第一の端末が、自動的に、
前記第一の画像を、前記第一の解像度で暗号化し、及び
前記暗号化された第一の画像を、前記第一の解像度で、前記第二の端末へ転送する
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項49】
前記要求が、前記第一の解像度より大きい、前記第一の画像についての第二の解像度を指定する、
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項50】
前記第一の画像を前記第二の解像度で転送することよりも、前記第一の画像を前記第一の解像度で転送することに、より高い優先順位を割り当てる、
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記要求が、バウンディングボックスとして指定される、前記第一の画像についての第二の解像度を指定する、
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項52】
前記要求は、前記第一の解像度の少なくとも10倍である、前記第一の画像についての第二の解像度を指定する、
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項53】
前記第一のユーザが画像送信コマンドを提供するのに応じて、前記メタデータを転送する、
ことを特徴とする請求項41に記載の方法。
【請求項54】
前記第二のユーザが保存動作、及び印刷動作のうちの少なくとも1つを起動していることを特定し、
少なくとも一部は、前記第二のユーザが保存動作、及び印刷動作のうちの少なくとも1つを起動していることを特定するのに応じて、前記第一の画像の要求を、前記第一の解像度より大きい第二の解像度で、前記第二の端末から前記第一の端末へ自動的に発行し、及び、
前記第一の画像を、前記第二の解像度で、前記第一の端末から前記第二の端末へ転送する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項55】
最大共有解像度についての仕様を、前記第一のユーザから受信し、
前記最大共有解像度を、第二の画像について第二のユーザから要求された画像解像度と比較し、及び、
前記第二の画像を、前記指定された最大共有解像度、及び前記第二の画像について要求された画像解像度の小さい方に実質的に等しい解像度で、前記第二のユーザへ転送する ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項56】
前記第一及び第二の端末が、UDPパケットをサーバへ転送し、
前記サーバが、前記第一の端末のアドレスを、前記第二の端末へ転送し、
前記サーバが、前記第二の端末のアドレスを、前記第一の端末へ転送し、及び、
前記第一及び第二の端末が、該第一及び第二の端末のアドレスを利用して、接続を確立する、
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項41に記載の方法。
【請求項57】
前記第一及び第二の端末が、ファイアウォールを持つ
ことを特徴とする請求項56に記載の方法。
【請求項58】
第一の画像についての識別子を含む、該第一の画像についてのパーミッションデータを、第一の端末から受信し、
少なくとも一部は、前記パーミッションデータを受信するのに応じて、前記第一の画像識別子、及びユーザ識別情報を含む前記第一の画像の少なくとも第一の要求を、第一の解像度で、前記第一の端末へ自動的に転送し、
前記第一の画像を、前記要求された第一の解像度で受信し、及び
前記第一の画像を、受信ユーザに対して自動的に表示させる
ステップを含むことを特徴とする、画像のピアツーピア共有の方法。
【請求項59】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
ユーザ識別子、
マシン識別子、
画像の幅、及び
画像の高さ
を含むことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
コンテナ識別子、及び
画像ファイルのサイズ
を含むことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
ファイルコンテンツ署名、及び
ファイル変更時刻
を含むことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記少なくとも第一の要求に応じて、前記第一の端末が、前記第一の画像を、前記第一の解像度に自動的に変倍する
ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項63】
前記少なくとも第一の要求に応じて、前記第一の端末が、
前記第一の画像を、前記第一の解像度で暗号化し、及び
前記暗号化された第一の画像を、前記第一の解像度で転送する
ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項64】
前記少なくとも第一の要求が、前記第一の解像度より大きい、前記第一の画像についての第二の解像度を指定する、
ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項65】
前記第一の端末が、前記第一の画像を前記第二の解像度で転送することよりも、前記第一の画像を前記第一の解像度で転送することに、より高い優先順位を割り当てる、
ことを特徴とする請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記第一の解像度が、前記第一の画像のサムネイルバージョンに対応し、かつ、前記少なくとも第一の要求が、前記第一の解像度の少なくとも10倍である、前記第一の画像についての第二の解像度を指定する、
ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項67】
前記第一の端末のユーザが画像送信コマンドを提供するのに応じて、前記パーミッションデータを前記第一の端末から転送する、
ことを特徴とする請求項58に記載の方法。
【請求項68】
受信端末のユーザが、前記第一の画像についての保存動作、及び印刷動作のうちの少なくとも一つを起動していることを特定し、及び
少なくとも一部は、前記第二のユーザが保存動作、及び印刷動作のうちの少なくとも一つを起動していることを特定するのに応じて、前記第一の画像の要求を、前記第一の解像度より大きい第二の解像度で、前記第一の端末に自動的に発行する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項69】
UDPパケットをサーバへ転送し、
前記第一の端末のアドレスを、前記サーバから受信し、
前記第一の端末のアドレスを利用して、該第一の端末との接続を確立する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項58に記載の方法。
【請求項70】
前記第一の端末が、ファイアウォールを持つ
ことを特徴とする請求項69に記載の方法。
【請求項71】
送信端末のユーザによる、第一の解像度を持つ第一の画像の選択を受信し、
少なくとも画像識別情報を含む、前記選択された第一の画像についてのパーミッションデータを、前記送信端末から受信端末へ転送し、
少なくとも一部は前記識別情報に基づき、かつ前記第一の解像度より低い第二の解像度を指定する前記第一の画像の画像要求を、前記送信端末において、前記受信ピア端末から受信し、及び、
前記画像要求を受信するのに応じて、第一の画像を前記第二の解像度に変倍し、前記変倍された第一の画像を前記受信端末へ転送する
ステップを含むことを特徴とする、画像の共有の方法。
【請求項72】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
ユーザ識別子、
マシン識別子、
画像の幅、及び
画像の高さ
を含むことを特徴とする、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
コンテナ識別子、及び
画像ファイルのサイズ
を含むことを特徴とする、請求項71に記載の方法。
【請求項74】
前記パーミッションデータが、少なくとも、
ファイルコンテンツ署名、及び
ファイル変更時刻
を含むことを特徴とする、請求項71に記載の方法。
【請求項75】
前記第一の画像を、前記第二の解像度より高い第三の解像度で転送する
ステップをさらに含み、前記送信端末は、前記第一の画像を前記第三の解像度で転送することより、前記第一の画像を前記第二の解像度で転送することにより高い優先順位を割り当てることを特徴とする、請求項71に記載の方法。
【請求項76】
前記第二の解像度が、前記第一の画像のサムネイルバージョンに対応する、
ことを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項77】
送信端末のユーザが画像送信コマンドを提供するのに応じて、前記パーミッションデータを、前記送信端末から転送する
ことを特徴とする請求項71に記載の方法。
【請求項78】
UDPパケットをサーバに転送し、
前記受信端末のアドレスを、前記サーバから受信し、
前記受信端末のアドレスを利用して、前記受信端末との接続を確立する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項71に記載の方法。
【請求項79】
前記受信端末が、ファイアウォールを持つ
ことを特徴とする請求項78に記載の方法。
【請求項80】
拡大率及び変換の仕様を含む前記第一の画像のズーム要求を、前記受信ピア端末から受信し、
少なくとも一部は、前記ズーム要求に基づいて、前記第一の画像の一部分を選択し、及び
前記選択された部分を、前記受信ピア端末へ転送する
ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項71に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−16190(P2013−16190A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−192460(P2012−192460)
【出願日】平成24年8月15日(2012.8.15)
【分割の表示】特願2006−533103(P2006−533103)の分割
【原出願日】平成16年5月17日(2004.5.17)
【出願人】(502208397)グーグル インコーポレイテッド (161)
【Fターム(参考)】