説明

ノシセプチン類似体

【課題】ORL1受容体に親和性を有する化合物を投与することにより慢性または急性疼痛を患っている患者を治療するための新規化合物を提供する。
【解決手段】下記式で表される薬学的に許容できるその塩およびその溶媒和。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(III)で示される化合物:
【化1】

(式中、
Rは、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキル、C3-12シクロアルキルC1-4アルキル−、C1-10アルコキシ、C3-12シクロアルコキシ−、1〜3個のハロゲンで置換されたC1-10アルキル、1〜3個のハロゲンで置換されたC3-12シクロアルキル、1〜3個のハロゲンで置換されたC3-12シクロアルキルC1-4アルキル−、1〜3個のハロゲンで置換されたC1-10アルコキシ、1〜3個のハロゲンで置換されたC3-12シクロアルコキシ−、−COOV1、−C1-4COOV1、−CH2OH、−SO2N(V12、ヒドロキシC-10アルキル−、ヒドロキシC3-10シクロアルキル−、シアノC1-10アルキル−、シアノC3-10シクロアルキル−、−CON(V12、NH2SO21-4アルキル−、NH2SOC1-4アルキル−、スルホニルアミノC1-4アルキル−、ジアミノアルキル−、−スルホニルC1-4アルキル、6員ヘテロ環、6員ヘテロ芳香族環、6員ヘテロ環C1-4アルキル−、6員ヘテロ芳香族C1-4アルキル−、6員芳香族環、6員芳香族C1-4アルキル−、オキソまたはチオで任意に置換される5員ヘテロ環、5員ヘテロ芳香族環、オキソまたはチオで任意に置換される5員ヘテロ環C1-4アルキル−、5員ヘテロ芳香族C1-4アルキル−、−C1-5(=O)W1、−C1-5(=NH)W1、−C1-5NHC(=O)W1、−C1-5NHS(=O)21、−C1-5NHS(=O)W1、ここでW1は水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキル、C1-10アルコキシ、C3-12シクロアルコキシ−、−CH2OH、アミノ、C1-4アルキルアミノ−、ジC1-4アルキルアミノ−、または1〜3個の低級アルキルで任意に置換される5員ヘテロ芳香族環であり;
ここで、各V1は、独立して、H、C1-6アルキル、C3-6シクロアルキル、ベンジルまたはフェニルより選択され;
nは0〜3の整数であり;
Dは、5〜8員シクロアルキル、5〜8員ヘテロ環式または6員芳香族もしくはヘテロ芳香族基であり;
Zは、結合、直鎖または分岐C1-6アルキレン、−NH−、−CH2O−、−CH2NH−、−CH2N(CH3)−、−NHCH2−、−CH2CONH−、−NHCH2CO−、−CH2CO−、−COCH2−、−CH2COCH2−、−CH(CH3)−、−CH=、−O−および−HC=CH−からなる群より選択され、ここで、これらの炭素および/または窒素原子は、1個または2個以上の低級アルキル、ヒドロキシ、ハロまたはアルコキシ基で置換されまたは置換されていない;またはZは、式(VI)で示されるシクロアルキルアミノ系であり:
【化2】

(式中、A、BおよびQは、独立して、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキル、C1-10アルコキシ、C3-12シクロアルコキシ、−CH2OH、−NHSO2、ヒドロキシC1-10アルキル、アミノカルボニル、C1-4アルキルアミノカルボニル、ジC1-4アルキルアミノカルボニル、アシルアミノ、アシルアミノアルキル、アミド、スルホニルアミノC1-10アルキルであり、またはA−Bは一緒になってC2-6橋を形成する、またはB−Qは一緒になってC3-7橋を形成する、またはA−Qは一緒になってC1-5橋を形成することができ);
1は、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキル、C2-10アルケニル、アミノ、C1-10アルキルアミノ、C3-12シクロアルキルアミノ、−COOV1、−C1-4COOV1、シアノ、シアノC1-10アルキル、シアノC3-10シクロアルキル、−NH2SO2−、NH2SO21-4アルキル、NH2SOC1-4アルキル、アミノカルボニル、C1-4アルキルアミノカルボニル、ジC1-4アルキルアミノカルボニル、ベンジル、C3-12シクロアルケニル、単環式、二環式もしくは三環式アリールまたはヘテロアリール環、ヘテロ単環式環、ヘテロ二環式環系、および式(V)で示されるスピロ環系からなる群より選択され:
【化3】

(式中、X1およびX2は、独立して、NH、O、SおよびCH2からなる群より選択され);
ここで、前記R1のアルキル、シクロアルキル、アルケニル、C1-10アルキルアミノ、C3-12シクロアルキルアミノまたはベンジルは、任意に、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、−COOV1、−C1-4COOV1、シアノC1-10アルキル、−C1-5(=O)W1、−C1-5NHS(=O)21、−C1-5NHS(=O)W1、5員ヘテロ芳香族C0-4アルキル、フェニル、ベンジル、ベンジロキシからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、前記フェニル、ベンジルおよびベンジロキシは、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシおよびシアノからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、
ここで、前記C3-12シクロアルキル、C3-12シクロアルケニル、単環式、二環式もしくは三環式アリール、ヘテロアリール環、ヘテロ単環式環、ヘテロ二環式環系、または式(V)で示されるスピロ環系は、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、ベンジル、フェニロキシおよびベンジロキシからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、前記フェニル、ベンジル、フェニロキシまたはベンジロキシは、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシおよびシアノからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され;
2は、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択され、前記アルキルまたはシクロアルキルは、任意に、オキソ、アミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ基で置換される)
または薬学的に許容できるその塩またはその溶媒和物。
【請求項2】
Dがフェニルまたは、1〜3個の窒素原子を含む6員ヘテロ芳香族基である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Rが、−CH2C=ONH2、−C(NH)NH2、ピリジルメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フラニルメチル、−C=OCH3、−CH2CH2NHC=OCH3、−SO2CH3、CH2CH2NHSO2CH3、フラニルカルボニル−、メチルピロリルカルボニル−、ジアゾールカルボニル−、アゾールメチル−、トリフルオロエチル、ヒドロキシエチル−、シアノメチル−、オキソ−オキサゾールメチル−およびジアゾールメチル−からなる群より選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
ZR1が、シクロヘキシルエチル−、シクロヘキシルメチル−、シクロペンチルメチル−、ジメチルシクロヘキシルメチル−、フェニルエチル−、ピロリルトリフルオロエチル−、チエニルトリフルオロエチル−、ピリジルエチル−、シクロペンチル−、シクロヘキシル−、メトキシシクロヘキシル−、テトラヒドロピラニル−、プロピルピペリジニル−、インドリルメチル−、ピラゾイルペンチル−、チアゾリルエチル−、フェニルトリフルオロエチル−、ヒドロキシヘキシル−、メトキシヘキシル−、イソプロポキシブチル−、ヘキシル−およびオキソカニルプロピル−からなる群より選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
ZR1またはRの少なくとも一方が、CH2COOV1、テトラゾリルメチル−、シアノメチル−、NH2SO2メチル−、NH2SOメチル−、アミノカルボニルメチル−、C1-4アルキルアミノカルボニルメチル−およびジC1-4アルキルアミノカルボニルメチル−からなる群より選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
ZR1が、プロピルの3位炭素において−COOV1、テトラゾリルC0-4アルキル−、シアノ−、アミノカルボニル−、C1-4アルキルアミノカルボニル−またはジC1-4アルキルアミノカルボニル−で任意に置換される3,3−ジフェニルプロピルである請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式(IIIA)で示される化合物:
【化4】

(式中、
nは0〜3の整数であり;
Zは、結合、−CH2−、−NH−、−CH2O−、−CH2CH2−、−CH2NH−、−CH2N(CH3)−、−NHCH2−、−CH2CONH−、−NHCH2CO−、−CH2CO−、−COCH2−、−CH2COCH2−、−CH(CH3)−、−CH=、−HC=CH−、および式(VI)で示されるシクロアルキルアミノ系より選択され:
【化5】

ここで、これらの炭素および/または窒素原子は、低級アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、またはアルコキシ基で置換されまたは置換されていない;
Rは、水素、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、C3-12シクロアルキルからなる群より選択され:
1は、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキル、C2-10アルケニル、アミノ、C1-10アルキルアミノ、C3-12シクロアルキルアミノ、ベンジル、C3-12シクロアルケニル、単環式、二環式もしくは三環式アリールまたはヘテロアリール環、ヘテロ単環式環、ヘテロ二環式環系、および式(V)で示されるスピロ環系からなる群より選択され:
【化6】

(式中、X1およびX2は、独立して、NH、O、SおよびCH2からなる群より選択され);
ここで、前記アルキル、シクロアルキル、アルケニル、C1-10アルキルアミノ、C3-12シクロアルキルアミノまたはベンジルは、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、シアノ、フェニル、ベンジル、ベンジロキシからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、前記フェニル、ベンジルおよびベンジロキシは、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシおよびシアノからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、
ここで、前記C3-12シクロアルキル、C3-12シクロアルケニル、単環式、二環式もしくは三環式アリール、ヘテロアリール環、ヘテロ単環式環、ヘテロ二環式環系、または式(V)で示されるスピロ環系は、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、ベンジル、フェニロキシおよびベンジロキシからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され、前記フェニル、ベンジル、フェニロキシまたはベンジロキシは、任意に、ハロゲン、C1-10アルキル、C1-10アルコキシおよびシアノからなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され;
2は、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択され、前記アルキルは、任意にオキソ基で置換される)
または薬学的に許容できるその塩。
【請求項8】
1が、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルおよびヘキシルからなる群より選択されるアルキルである請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
1が、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシルおよびノルボルニルからなる群より選択されるシクロアルキルである請求項7に記載の化合物。
【請求項10】
1が、テトラヒドロナフチル、デカヒドロナフチルまたはジベンゾシクロヘプチルである請求項7に記載の化合物。
【請求項11】
1が、フェニルまたはベンジルである請求項7に記載の化合物。
【請求項12】
1が二環式芳香族環である請求項7に記載の化合物。
【請求項13】
前記二環式芳香族環が、インデニル、キノリンまたはナフチルである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
Zが、結合、メチルまたはエチルである請求項7に記載の化合物。
【請求項15】
nが0である請求項7に記載の化合物。
【請求項16】
1およびX2がいずれも0である請求項7に記載の化合物。
【請求項17】
Zが式(VI)で示されるシクロアルキルアミノ系である請求項7に記載の化合物。
【請求項18】
下記化合物からなる群より選択される化合物:
3−エチル−1−(p−フェニルベンジル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−(5−メチルヘクス−2−イル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−(4−プロピルシクロヘキシル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−(デカヒドロ−2−ナフチル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−(ナフス−2−イル−メチル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−(p−ベンジロキシベンジル)−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−ベンジル−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(ベンジルアミノ)−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−(ナフチルメチル)−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
3−エチル−1−[5−(3−フルオロフェニル)−5−(4−フルオロフェニル)−ヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(ナフス−2−イル−メチル)エチルアミノ]−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(ノルボルナン−2−イルアミノ)−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[[4−(1−メチルエチル)−シクロヘキシル]アミノ]−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(デカヒドロ−2−ナフチル)アミノ]−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(エチルアミノ)−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(ベンジルアミノ)−シクロヘキシル]−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(インダン−2−イル)ベンジルアミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(シクロオクチルメチル)アミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(ナフス−2−イル)アミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(p−ベンジロキシベンジル)アミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(シクロオクチルメチル)アミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(デカヒドロ−2−ナフチル)アミノ]−シクロヘキシル]−3−エチル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(ベンジルアミノ)−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(ジベンジルアミノ)−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(p−フェニルベンジル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(1,2,3,4−テトラヒドロナフチル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(4−プロピル−シクロヘキシル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(5−メチルヘクス−2−イル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(デカヒドロ−2−ナフチル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−(シクロオクチルアミノ)−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(インダン−2−イル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(4−フェニル−シクロヘキシル)アミノ]−シクロヘキシル]−5−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;
1−[4−[(5−メチルヘクス−2−イル)アミノ]−シクロヘキシル]−7−カルバモイル−1,3−ジヒドロ−2H−ベンズイミダゾール−2−オン;および
薬学的に許容できるその塩。
【請求項19】
請求項1に記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含んでなる薬学的組成物。
【請求項20】
請求項7に記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含んでなる薬学的組成物。
【請求項21】
式(IIIA)で示される化合物:
【化7】

(式中、
nは0〜3の整数であり;
Rは水素、C1-10アルキル、C1-10アルコキシおよびC3-12シクロアルキルからなる群より選択され;
2は、水素、C1-10アルキル、C3-12シクロアルキルおよびハロゲンからなる群より選択され、前記アルキルは、任意にオキソ基で置換され;
ZR1は下記式で示され;
【化8】

(式中、
1は、R3−(C1−C12)アルキル、R4−アリール、R5−ヘテロアリール、R6−(C3−C12)シクロ−アルキル、R7−(C3−C7)ヘテロシクロアルキル、−CO2(C1−C6)アルキル、CNまたは−C(O)NR89であり;Y2は、水素またはY1であり;Y3は、水素または(C1−C6)アルキルであり;またはY1、Y2およびY3は、それらが結合している炭素と一緒になって以下の構造の一つを形成する:
【化9】

(式中、rは0〜3であり;wおよびuは各々0〜3であり、但しwとuの合計は1〜3であり;cおよびdは、独立して1または2であり;sは1〜5であり;および環Eは、縮合R4−フェニルまたはR5−ヘテロアリール環である);
10は、独立してH、(C1−C6)アルキル、−OR8、−(C1−C6)アルキル−OR8、−NR89および−(C1−C6)アルキル−NR89からなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
11は、独立してR10、CF3、−OCF3、NO2およびハロからなる群より選択される1〜3個の置換基であり、または隣接環炭素原子上のR11置換基は一緒になってメチレンジオキシまたはエチレンジオキシ環を形成してよく;
8およびR9は、独立して水素、(C1−C6)アルキル、(C3−C12)シクロアルキル、アリールおよびアリール(C1−C6)アルキルからなる群より選択され;
3は、独立してH、R4−アリール、R6−(C3−C12)シクロアルキル、R5−ヘテロアリール、R7−(C3−C7)ヘテロシクロアルキル、−NR89、−OR12および−S(O)0-212からなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
6は、独立してH、(C1−C6)アルキル、R4−アリール、−NR89、−OR12および−SR12からなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
4は、独立して、水素、ハロ、(C1−C6)アルキル、R13−アリール、(C3−C12)シクロアルキル、−CN、−CF3、−OR8、−(C1−C6)アルキル−OR8、−OCF3、−NR89、−(C1−C6)アルキル−NR89、−NHSO28、−SO2N(R142、−SO28、−SOR8、−SR8、−NO2、−CONR89、−NR9COR8、−COR8、−COCF3、−OCOR8、−OCO28、−COOR8、−(C1−C6)アルキル−NHCOOC(CH33、−(C1−C6)アルキル−NHCOCF3、−(C1−C6)アルキル−NHSO2−(C1−C6)アルキル、−(C1−C6)アルキル−NHCONH−(C1−C6)−アルキルおよび下記式からなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
【化10】

(式中、fは0〜6である);または隣接環炭素原子上のR4置換基は一緒になってメチレンジオキシまたはエチレンジオキシ環を形成してよく;
5は、独立して、水素、ハロ、(C1−C6)アルキル、R13−アリール、(C3−C12)シクロアルキル、−CN、−CF3、−OR8、−(C1−C6)アルキル−OR8、−OCF3、−NR89、−(C1−C6)アルキル−NR89、−NHSO28、−SO2N(R142、−NO2、−CONR89、−NR9COR8、−COR8、−OCOR8、−OCO28および−COOR8からなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
7は、H、(C1−C6)アルキル、−OR8、−(C1−C6)アルキル−OR8、−NR89または−(C1−C6)アルキル−NR89であり;
12は、H、(C1−C6)アルキル、R4−アリール、−(C1−C6)アルキル−OR8、−(C1−C6)アルキル−NR89、−(C1−C6)アルキル−SR8またはアリール(C1−C6)アルキであり;
13は、独立して、H、(C1−C6)アルキル、(C1−C6)アルコキシおよびハロからなる群より選択される1〜3個の置換基であり;
14は、独立して、H、(C1−C6)アルキルおよびR13−C64−CH2−からなる群より選択される))
または薬学的に許容できるその塩。
【請求項22】
請求項21に記載の化合物および少なくとも1種の薬学的に許容できる賦形剤を含んでなる薬学的組成物。

【公開番号】特開2009−263380(P2009−263380A)
【公開日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−150370(P2009−150370)
【出願日】平成21年6月24日(2009.6.24)
【分割の表示】特願2002−582930(P2002−582930)の分割
【原出願日】平成14年4月18日(2002.4.18)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(599108792)ユーロ−セルティーク エス.エイ. (134)
【Fターム(参考)】