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ハウス構築材、及びビニルハウス
説明

ハウス構築材、及びビニルハウス

【課題】防錆性能が高く、かつ耐久性、耐候性についても向上するとともに、従来、アルミニウムやステンレス製のハウス構築材を用いた場合に発生していたフィルム焼け現象を低コストで効果的に防止する。
【解決手段】合成樹脂フィルムFで覆設されたビニルハウスHの骨組みを構築するためのハウス構築材であって、所定形状に形成した金属部材(アルミ部材2)の表面に、粉体塗装を施したことを特徴とするハウス構築材(フィルム止着材1)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、合成樹脂フィルムで覆設されたビニルハウスの骨組みを構築するためのハウス構築材、及びかかるハウス構築材を用いて構築されたビニルハウスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のハウス構築材間に、樹脂フィルムからなるシートを張設して構築された農業用のビニルハウスが知られている。
【0003】
また、ハウス構築材としては、金属製パイプ状あるいは板状のものがあり、板状のものとしては、例えば、長尺帯板状の底壁部と、この底壁部の長手側をなす左右端縁をそれぞれ内側斜め上方に立ち上げて形成された左右側壁部と、これら左右側壁部と前記底壁部とにより囲繞された溝部とからなり、この溝部に弾性係止部材を装着して、この弾性係止部材により前記合成樹脂フィルムをクランプするフィルム止着材が知られている。
【0004】
かかるフィルム止着材を含むハウス構築材には、前記したように通常は金属製のものが多く使用されているため、錆などの発生を防止して耐久性を高めるために、防錆塗料を噴射して防錆被膜を付着させたものがあるが、近年では材料としてアルミやステンレスを使用して、防錆性能を高めたものも広く普及している。
【0005】
他方、近年用いられているビニルハウス用の合成樹脂フィルムは、耐候性が著しく向上して数年の使用には耐えるようになっているにもかかわらず、アルミ製やステンレス製のハウス構築材を用いた場合に、所謂「フィルム焼け」と通称されるフィルム劣化が報告されている。フィルム焼けが生じると、短期間(例えば2年程度)で破損したり、ハウス構築材にくっついてしまい、引き剥がせなくなったりするのである。
【0006】
そこで、フィルム焼けの現象について調査した結果、フィルムを止着するフィルム止着材と重なる部分やその周辺部に発生することが分かり、例えば、紫外線の50%をカットするテープを、フィルム止着材に止着されている合成樹脂フィルムの上から貼るような対策も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2002−7840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1に開示された技術は対処療法に過ぎず、テープ貼り作業も面倒なことから、市場からは抜本的な対策が望まれている。
【0008】
本発明は、上記課題を解決することのできるハウス構築材、及びこのハウス構築材を用いたビニルハウスを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明は、合成樹脂フィルムで覆設されたビニルハウスの骨組みを構築するためのハウス構築材であって、所定形状に形成した金属部材の表面に、粉体塗装を施したことを特徴とする。
【0010】
(2)本発明は、上記(1)において、合成樹脂フィルムを止着するために用いられ、背面側が固定される長尺帯板状の底壁部と、前記底壁部の長手側をなす左右端縁をそれぞれ内側斜め上方に立ち上げて形成される左右側壁部と、前記左右側壁部と前記底壁部とにより囲繞され、前記合成樹脂フィルムをクランプする弾性係止部材を装着するフィルム定着溝と、からなるハウス構築材とした。
【0011】
(3)本発明は、上記(1)又は(2)において、塗装面を粗面としたハウス構築材とした。
【0012】
(4)本発明は、上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、緑色に粉体塗装されたハウス構築材とした。
【0013】
(5)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれかに記載のハウス構築材で構築したビニルハウスとした。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、防錆性能が高く、かつ耐久性、耐候性についても向上するとともに、従来、アルミニウムやステンレス製のハウス構築材を用いた場合に発生していたフィルム焼け現象を低コストで効果的に防止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
近年では、ハウス構築材として、表面に薄い酸化被覆を作るアルマイト加工を施したアルミ(アルミ合金を含む)製、あるいはステンレス製のものが広く普及しているが、これらを用いた場合、一般的な防錆処理された鋼板製のハウス構築材ではほとんど問題となっていなかった、所謂「フィルム焼け」と呼ばれるフィルム劣化現象が顕著に生じることが判明した。
【0016】
当初、フィルム焼けは、熱伝導率などが影響しているという説もあったが、本願発明者らが鋭意研究した結果、光反射率の影響が多大であることを知見した。
【0017】
すなわち、フィルム焼けが発生するアルミニウム及びステンレスの熱伝導率は、一般の鉄の熱伝導率(53W/m・K)に比べてアルミニウムは高い(240W/m・K)ものの、ステンレスは低い(16W/m・K)という事実がある。
【0018】
よって、熱伝導率が影響しているということは考えにくいが、両者の共通点として、いずれも鋼板製のハウス構築材に比べ、反射率が大きいことに着目し、実験を重ねた結果、反射率を低減させることにより、さらには、光を鏡面反射ではなく拡散反射させることによりフィルム焼けの発生が各段に低下することを確認した。
【0019】
そこで、本実施形態では、合成樹脂フィルムで覆設されたビニルハウスの骨組みを構築するためのハウス構築材として、所定形状に形成した金属部材の表面に、粉体塗装を施したものとし、フィルム焼けを可及的に防止することができるようにした。
【0020】
ここで、粉体塗装とは、パウダーコーティングとも呼ばれ、粉状の塗料を用いた金属材料に対する焼付け塗装法の一つである。粉体塗装は、塗装膜が比較的に厚いため、傷付きにくく、かつ耐久性や耐候性に優れているとされている。
【0021】
また、用いられる粉体塗料としては、人体などにも無害であるポリエステル樹脂を中心としたものを好適に用いることができる。
【0022】
また、粉体塗装するハウス構築材としては、少なくとも、合成樹脂フィルムを止着するために用いられるフィルム止着材が含まれるものとしている。すなわち、フィルム止着材は、合成樹脂フィルムが直接接触する部材であり、フィルム焼けが発生するフィルムの部位としては、フィルム止着材との重合個所やその周辺が圧倒的に多いからである。
【0023】
フィルム止着材は、背面側が固定される長尺帯板状の底壁部と、前記底壁部の長手側をなす左右端縁をそれぞれ内側斜め上方に立ち上げて形成される左右側壁部と、前記左右側壁部と前記底壁部とにより囲繞され、前記合成樹脂フィルムをクランプする弾性係止部材を装着するフィルム定着溝とからなる構成である。前記弾性係止部材は、通常、線状スプリングから形成されているが、これについても粉体塗装をすることが好ましい。
【0024】
ここでは、前記弾性係止部材についてもハウス構築材の一としており、ハウス構築材としては、かかる弾性係止部材や、パイプ状、板状に形成してビニルハウスの骨組みを構成する部材のみならず、例えば、覆設された合成樹脂フィルムが風で飛ばされたり、ばたつかないように押さえる捉えるための所謂ハウスバンドと呼ばれる部材を、結着するバンド結着部材なども含まれる。
【0025】
かかるバンド結着部材は、ビニルハウス周りの土中に突き立てて用いるものがあり、粉体塗装して、表面を粗面にして摩擦係数を高めることにより、土中から抜け易くなるといった不具合も防止することが可能となる。
【0026】
ところで、粉体塗装した塗装面は、粗面とすることが望ましい。粗面の程度は特に限定するものでもないが、太陽光が鏡面反射することなく、乱反射するような微小凹凸が多数形成されているものとする。
【0027】
なお、粗面にすることで、塗装面全体の表面積も拡大することから、例えば、ハウス構築材が吸収した熱は冷めにくくなり、ハウス内温度の急低下などを防止することが可能となる。
【0028】
また、塗装色としては、緑色が好ましい。すなわち、緑色の粉体塗料を用いた粉体塗装とするのである。
【0029】
緑色は目に優しいとされ、ビニルハウス内あるいはその周辺で作業する者に、少なくとも色による悪影響を及ぼすことがなく、また、緑色は太陽光の吸収性も高いとされていることから、ハウス内温度の低下を防止する上でも有用である。
【0030】
また、粉体塗料中に、例えばセラミック微粒子を混入し、太陽光を吸収した際に遠赤外線を照射可能なハウス構築材とすることもできる。
【0031】
遠赤外線が育成光とも呼ばれるように、作物の育成に有効であるとの報告もあることから、ハウス内で栽培する野菜や果実などの農産物に好影響を与える効果が期待できる。
【0032】
上述してきたハウス構築材を用いて骨組を構成するとともに、ハウス構築材の一である前述のフィルム止着材で合成樹脂フィルムを定着して、かかるフィルムで骨組を被覆して形成したビニルハウスとすれば、合成樹脂フィルムの経年劣化を可及的に抑制することが可能であり、特に、フィルム焼けと呼ばれる現象を効果的に防止することができる。
【0033】
以下、本発明にかかるハウス構築材の一実施の形態について、図面を参照しながら、より具体的に説明する。なお、ここでは、ハウス構築材の一例として、ビニルハウスを被覆する合成樹脂フィルムを止着するために用いられるフィルム止着材に対して本発明を適用した場合について説明するが、本発明にかかるハウス構築材は、これに限定するものではなく、例えば、フィルム止着材に装着することにより合成フィルムをクランプする弾性係止部材、パイプ状、板状に形成してビニルハウスの骨組みを構成する部材、ハウスバンドを結着するバンド結着部材などに対して適用することができる。
【0034】
図1は本実施形態に係るフィルム止着材の外観を示す図であり、図2は本実施形態にかかるフィルム止着材への合成樹脂フィルムの取り付け方法を示す図であり、図3は従来のフィルム止着材表面及び本実施形態にかかるフィルム止着材表面における、光の反射の様子を表した図であり、図4は本実施形態にかかるフィルム止着材で構築したビニルハウスの一例を示す部分的外観図である。
【0035】
図1に示すように、本実施形態にかかるフィルム止着材1は、アルマイト加工の施されたアルミ部材2を用いて形成されるものであり、背面側がビニルハウスの骨組みを構成する骨材等に固定される長尺帯板状の底壁部11と、この底壁部11の長手側をなす左右端縁をそれぞれ内側斜め上方に立ち上げて形成される左右側壁部12、12と、これら左右側壁部12、12と底壁部11とにより囲繞され、ビニルハウスを被覆する合成樹脂フィルムF(以下、単に「フィルムF」とする。)をクランプする弾性係止部材を装着するフィルム定着溝10とからなる。
【0036】
このフィルム止着材1は、図2に示すように、フィルム定着溝10の内部にフィルムFを弛ませて挿入すると共に、同フィルムFの上から弾性係止部材15(例えば、所定の振り幅で蛇行したフィルム係止用の線上スプリング)を挿入することにより、この弾性係止部材15と定着溝10の側壁部12、12とでフィルムFをクランプすることにより、フィルムFを止着することが可能となっている。
【0037】
このように、本実施形態にかかるフィルム止着材1は、弾性係止部材15によってフィルムFを係止することができるため、材料コスト及び製造コストを低くすることができると共に、1回の作業でフィルムFを係止させることができ、係止作業の作業性を向上させることができる。
【0038】
なお、フィルム止着材1の素材としては、アルミニウムの他に、ステンレスも好適に用いることができる。
【0039】
上記のように、フィルム止着材1はフィルムFが直接接触する部材であり、フィルム焼けは、このフィルム止着材1とフィルムFの重合個所やその周辺において圧倒的に多く発生している。
【0040】
かかるフィルム焼けの発生を防止すべく、本実施形態にかかるフィルム止着材1の表面には、粉体塗装が施されている。
【0041】
この粉体塗装に用いられる塗料としては、ポリエステル系、エポキシ系、アクリル系、フッ素系、スチレン系、酢酸ビニル系、ウレタン系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリアミド系、ポリカーボネート系、フェノール系、アルキド系の粉体塗料を用いることができる。これらは、人体にとって無害であるばかりでなく、揮発性有機物質(VOC)を100%削減でき、回収・再利用が可能で産廃も少ないため、これらを用いることにより、人体や環境に悪影響を与えることのないフィルム止め部材とすることができる。
【0042】
なお、本実施形態では、特に、外観が美しく、耐候性、塗膜硬度に優れ、各種粉体塗料の中で、性能上大きな欠点を持たないバランスの取れた塗料として知られるポリエステル系の粉体塗料を用いた。
【0043】
また、フィルム止着材1への塗装方法としては、粉状の塗料を静電気などを使って塗装対象であるフィルム止着材1に付着させ、その後、焼き付けを行うことにより行う。かかる方法によれば、厚い塗膜を一度の工程で得ることができるばかりでなく、従来のように、紫外線をカットするテープ等をフィルムFの上から貼る場合と比較して、低コストかつ容易にフィルム焼けを防止することができる。
【0044】
かかる粉体塗装を施すことにより、図1に示すように、アルミ部材2の表面には塗膜3が形成され、この塗膜3によってフィルム止着材1の表面は、微小凹凸が多数形成された粗面となる。そして、これにより、本実施形態にかかるフィルム止着材1は、光反射率が低減し、その結果、フィルム焼けの発生を防ぐことが可能となる。
【0045】
すなわち、従来のフィルム止着材のように、アルミ部材2の表面に粉体塗装がなされていない場合、図3(a)に示すように、ビニルハウス外部からフィルム止着材表面へ入射した太陽光I(以下、「入射光I」とする。)は、光反射率の高いアルミ部材2の表面部分でその大部分が鏡面反射するため、当該鏡面反射された光R(以下、「反射光R」とする。)がフィルムFの裏面に当り、フィルム焼けが発生していた。
【0046】
しかし、本実施形態にかかるフィルム止着材1の場合、図3(b)に示すように、フィルム止着材1の表面に入射した入射光Iは、塗膜3により大部分が吸収されることでフィルム止着材1の光反射率を低減させることができ、さらに、吸収されずに反射した反射光Rも当該塗膜3の微小凹凸によって拡散反射するため、フィルム焼けの発生を効果的に防ぐことができる。
【0047】
このように、ハウス構築材の一であるフィルム止着材1の表面に粉体塗装を施すことにより、防錆性能が高く、かつ耐久性、耐候性についても向上するとともに、従来、アルミニウムやステンレス製のフィルム止着材を用いた場合に発生していたフィルム焼け現象を低コストで効果的に防止することができる。
【0048】
ここで、粉体塗装による粗面の程度は、特に限定するものでもないが、太陽光が鏡面反射することなく、乱反射するような微小凹凸が多数形成されているものとする。
【0049】
また、粉体塗料の粒径は、0.01〜100μmの範囲であることが望ましい。かかる粒径とすることにより、好適な光拡散効果を得る事ができる。
【0050】
また、本実施形態では、塗装色を深緑色としている。すなわち、フィルム止着材1には、深緑色の粉体塗料を用いた粉体塗装が施されている。深緑色は、光吸収率の高い(光反射率が低い)色であるため、かかる構成とすることによっても、フィルム止着材1の光反射率を低減させることができる。また、緑色は目に優しいとされ、ビニルハウス内あるいはその周辺で作業する者に、少なくとも色による悪影響を及ぼすことがない。
【0051】
さらに、フィルム止着材1は、塗膜3表面の微小凹凸により、フィルム止着材1の表面積が増大して太陽光による熱を吸収しやすくなるうえ、熱伝導率が非常に高いアルミ部材2が熱伝導率の比較的低い塗膜3によって被覆されることにより、一度吸収した熱が発散されにくくなるため、ビニルハウス内の温度の急低下などを防止することも可能となる。なお、かかるビニルハウス内の温度の低下防止については、本実施形態のように、塗装色を深緑色とすることによって、より顕著な効果を得ることができる。
【0052】
また、本実施形態においては、粉体塗料中に、セラミック微粒子を混入することにより、太陽光を吸収した際に遠赤外線が照射されるようにしている。この遠赤外線は、育成光とも呼ばれており、作物の育成に有効であるとの報告もあることから、かかる構成とすることにより、ビニルハウス内で栽培する野菜や果実などの農産物に好影響を与える効果が期待できる。
【0053】
図4に、本実施形態にかかるフィルム止着材1を用いて構成したビニルハウスの一例を示す。
【0054】
図4に示すように、ビニルハウスHには、複数のフィルム止着材1,1,…が縦方向及び横方向へ適宜の距離を隔てて組付けられており、各フィルム止着材1,1,…の間に展張させたフィルムF,F,…が、フィルム止着材1,1,…のフィルム定着溝10内に嵌入させた波形スプリング状の弾性係止部材15,15,…によってフィルム止着材1,1,…に係止されている。
【0055】
このように、本実施形態にかかるフィルム止着材1を用いてビニルハウスHを構築することにより、フィルムFの経年劣化を可及的に抑制することが可能であり、特に、フィルム焼けを低コストで効果的に防止することのできるビニルハウスHを提供することができる。
【0056】
また、フィルム止着材1表面の塗膜3により、ビニルハウスH内の温度の急低下などを防止することができるばかりでなく、太陽光を吸収した際に遠赤外線が照射されるため、ビニルハウスH内で栽培する野菜や果実などの農産物に好影響を与えることもできる。
【0057】
なお、このフィルム止着材1のビニルハウスHへの取り付けは、当該フィルム止着材1の底壁部11背面側を、ビニルハウスHの屋根部分を構成するパイプ状の骨材20や側壁部分を構成する板状の骨材21にビス止めすることによりなされるが、専用の取り付け具を用いてもよい。
【0058】
さらに、上記フィルム止着材1に装着されてフィルムFをクランプする弾性係止部材15や、このビニルハウスHを構築するその他のハウス構築材、例えば、パイプ状の骨材20や板状の骨材21、更には、所謂ハウスバンドを結着するバンド結着部材等(図示せず。)にも、フィルム止着材1と同様の粉体塗装が施されている。
【0059】
このように、粉体塗装が施された各種ハウス構築材を用いて骨組を構成するとともに、ハウス構築材の一であるフィルム止着材1でフィルムFを定着して、かかるフィルムFで骨組を被覆して形成したビニルハウスHとすれば、フィルム焼けをより一層効果的に防止することができる。
【0060】
また、バンド結着部材は、ビニルハウス周りの土中に突き立てて用いるものがあり、粉体塗装して、表面を粗面にして摩擦係数を高めることにより、土中から抜け易くなるといった不具合も防止することが可能となる。
【0061】
以上、本発明の実施の形態のうちのいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本実施形態にかかるフィルム止着材の外観図である。
【図2】本実施形態にかかるフィルム止着材への合成樹脂フィルムの取り付け方法を示す図である。
【図3】従来のフィルム止着材表面及び本実施形態にかかるフィルム止着材表面における、光の反射の様子を表した図である。
【図4】本実施形態にかかるフィルム止着材を用いたビニルハウスの一例を示す部分的外観図である。
【符号の説明】
【0063】
F 合成樹脂フィルム
H ビニルハウス
1 フィルム止着材
2 アルミ部材
3 塗膜
10 フィルム定着溝
11 底壁部
12 側壁部
15 弾性係止部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
合成樹脂フィルムで覆設されたビニルハウスの骨組みを構築するためのハウス構築材であって、
所定形状に形成した金属部材の表面に、粉体塗装を施したことを特徴とするハウス構築材。
【請求項2】
合成樹脂フィルムを止着するために用いられ、
背面側が固定される長尺帯板状の底壁部と、
前記底壁部の長手側をなす左右端縁をそれぞれ内側斜め上方に立ち上げて形成される左右側壁部と、
前記左右側壁部と前記底壁部とにより囲繞され、前記合成樹脂フィルムをクランプする弾性係止部材を装着するフィルム定着溝と、
からなることを特徴とする請求項1記載のハウス構築材。
【請求項3】
塗装面を粗面としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のハウス構築材。
【請求項4】
緑色に粉体塗装されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハウス構築材。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかに記載のハウス構築材で構築したことを特徴とするビニルハウス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−125004(P2009−125004A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−303830(P2007−303830)
【出願日】平成19年11月24日(2007.11.24)
【出願人】(597088591)佐藤産業株式会社 (30)
【出願人】(503423317)
【Fターム(参考)】