説明

ハサミ

【課題】髪の毛のカット時に櫛歯状になっている刃の空洞部分に入り込んだ髪がスムーズに抜けることを可能にするハサミを提供する。
【解決手段】ハサミ100は、直刃の刃部111を有する第一のハサミ形成部材110と、開口部140が列状に形成され、櫛歯状をなす刃部121を有する第二のハサミ形成部材120と、からなる。開口部140の各々は、刃面123に形成された刃面開口部141から遠ざかるにつれて開口幅が大きくなるように形成されている開口領域142を有しており、開口部140の底辺には、刃面開口部141に向かって突出する突起部143が形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はハサミ、特に、理髪用の梳きハサミに関する。
【背景技術】
【0002】
理髪時には、理髪用ハサミ(刃が2つとも直刃のハサミ)を使って髪を切った後、最後の仕上げ時に梳きハサミが用いられる。
【0003】
一般に、梳きハサミは、一方の刃が直刃(あるいは、平刃)であり、他方の刃が櫛歯状になっている。
【0004】
櫛歯状になっている刃は、刃をなす部分と、空洞の部分とが連続して形成されており、空洞の部分によっては、髪は切られることはなく、刃をなす部分によってのみ、髪が切られる。このため、理髪の仕上げ用として梳きハサミを使用することにより、髪を梳くことができる。すなわち、梳きハサミを使用することにより、短く刈った髪が混在するようにすることが可能になる。
【0005】
梳きハサミの一例が特開2007−20976号公報に記載されている。
【0006】
同公報に記載されている梳きハサミにおいては、各歯部片の先端の刃口にその口幅の中央部へ傾斜により低くなる窪み刃(同公報の図2における参照符号21が「窪み刃」を示す)が形成されている。
【0007】
このような窪み刃を設けることにより、刃口に髪が掛かりやすくなるため、髪のカット率を安定化させることができる、というものである。
【特許文献1】特開2007−20976号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、本出願人の長年の研究によれば、梳きハサミにおける一番の問題は、上記公報が問題にしているように、刃口に髪が掛かりやすいか否かではなく、櫛歯状になっている刃の空洞部分に入り込んだ髪がスムーズに抜けるか否かであることが判明した。
【0009】
これまでの梳きハサミにおいては、櫛歯状になっている刃の空洞部分は、上記公報に記載されている梳きハサミも含めて、ほぼ一定幅に形成されていた。
【0010】
このため、髪を切ったときに、切れずに残った髪が一度に各空洞部分に入り込むため、空洞部分から髪の毛がなかなか抜けずに、髪の毛のカットを続けて行うことが困難であることがあった。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、髪の毛のカット時に櫛歯状になっている刃の空洞部分に入り込んだ髪が一カ所に集中せず、スムーズに抜けることを可能にするハサミを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以下に、「発明の実施の形態」において使用される参照符号を用いて、上述の課題を解決するための手段を説明する。これらの参照符号は、「特許請求の範囲」の記載と「発明の実施の形態」の記載との間の対応関係を明らかにするためにのみ付加されたものであり、「特許請求の範囲」に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いるべきものではない。
【0013】
上記の目的を達成するため、本発明は、回動中心点(130)を中心として一方の側には刃部(111、121)が、他方の側には把手部(112、122)がそれぞれ形成されている一対のハサミ形成部材(110、120)を前記回動中心点(130)において相互に回動可能に連結することにより形成されたハサミ(100)であって、前記一対のハサミ形成部材(110、120)の一方(110)の刃部(111)は直刃であり、他方(120)の刃部(121)には開口部(140)が列状に形成されており、前記開口部(140)の各々は、刃面(123)に形成された刃面開口部(141)から遠ざかるにつれて開口幅が大きくなるように形成されている開口領域(142)を有しており、前記開口部(140)の底辺には、前記刃面開口部(141)に向かって突出する突起部(143)が形成されているハサミ(100)を提供する。
【0014】
前記開口部(140)の各々は、例えば、逆ハート型形状をなしている。
【0015】
前記開口部(140)の底面は、他方のハサミ形成部材と接する側から外側に向かって低くなるように傾斜する傾斜面(145)として形成されていることが好ましい。
【0016】
前記刃面開口部(141)の長さは前記回動中心点(130)に近いほど大きいものであることが好ましい。
【0017】
前記刃面開口部(141)の長さは複数個の刃面開口部(141)ごとに同一に設定することができる。この場合、前記回動中心点(130)に近い複数個の刃面開口部(141)ほど前記刃面開口部(141)の長さが大きいものであることが好ましい。
【0018】
前記開口部(140)の間の前記刃面(123)は前記ハサミ(400)の先端に向かって低くなるように傾斜して形成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
髪の毛をカットする場合、カットされずに残った髪の毛が刃面開口部を介して開口領域の中に入り込む。この場合、開口領域は、刃面開口部から遠ざかるにつれて大きくなる開口幅を有しているため、髪の毛が刃面開口部で詰まることはなく、髪の毛はスムーズに開口領域の内部に移動するとともに、開口領域の内部においても詰まることはない。開口領域の内部に移動した髪の毛は開口部の奥(底辺)に向かって進む。開口部の奥(底辺)に向かって進んだ髪の毛は、やがて、開口部の底辺に形成されている突起部により二分され、突起部の左右の領域に分散される。
【0020】
従来の梳きハサミにおいては、開口部はほぼ一定幅の細長い孔からなるものであったため、髪の毛が詰まりやすく、従って、梳きハサミを抜くときに、梳きハサミに対する髪の毛の摩擦力に起因して、梳きハサミを抜くことが困難になることが多かった。
【0021】
これに対して、本発明に係るハサミによれば、開口領域は、刃面開口部から遠ざかるにつれて大きくなる開口幅を有しているため、開口領域の内部において髪の毛が詰まることはなく、さらに、髪の毛は開口部の底辺に形成されている突起部により二分されるため、髪の毛が一カ所に詰まることはなく、適度に分散される。このため、従来の梳きハサミとは異なり、髪の毛がハサミにからむことなく、スムーズにハサミを抜き取ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態に係るハサミ100の平面図である。
【0023】
本実施形態に係るハサミ100は一対のハサミ形成部材、すなわち、第一のハサミ形成部材110と第二のハサミ形成部材120とからなる。
【0024】
第一のハサミ形成部材110及び第二のハサミ形成部材120は双方とも鋼鉄でつくられている。
【0025】
第一のハサミ形成部材110には回動中心点となる箇所に孔(図1では見えない)が形成されており、この回動中心点となる孔の一方の側には刃部111が、他方の側には把手部としてのリング112が形成されている。
【0026】
第二のハサミ形成部材120には回動中心点となる箇所に孔(図1では見えない)が形成されており、この回動中心点となる孔の一方の側には刃部121が、他方の側には把手部としてのリング122が形成されている。
【0027】
第一のハサミ形成部材110及び第二のハサミ形成部材120は、それぞれ回動中心点に形成されている孔に回動軸130を通すことによって、相互に回動可能に連結されている。
【0028】
把手部としてのリング112、122に指を通し、回動軸130を中心として、第一のハサミ形成部材110及び第二のハサミ形成部材120を相互に回転させることにより、第一のハサミ形成部材110及び第二のハサミ形成部材120の各刃部111、121が相互に閉じた状態(図1に示す状態)と相互に開いた状態とを取ることができる。
【0029】
第一のハサミ形成部材110の刃部111は直刃(平刃)として形成されている。
【0030】
これに対して、第二のハサミ形成部材120の刃部121は櫛歯状に形成されている。
【0031】
すなわち、本実施形態に係るハサミ100はいわゆる梳きハサミである。通常、第一のハサミ形成部材110のリング112には薬指を、第二のハサミ形成部材120のリング122には親指を入れる。髪のカット時には、第一のハサミ形成部材110をほぼ静止状態に保持しておき、親指のみを反復して動かすことにより、第一のハサミ形成部材110及び第二のハサミ形成部材120の各刃部111、121を開閉させ、髪をカットする。このように、第一のハサミ形成部材110の刃部111は静止状態に保持され、さらに、第二のハサミ形成部材120の刃部121のみが動くため、第一のハサミ形成部材110の刃部111は「静刃」と、第二のハサミ形成部材120の刃部121は「動刃」と呼ばれることがある。
【0032】
図2は第二のハサミ形成部材120の刃部121を部分的に拡大した平面図である。
【0033】
図2に示すように、第二のハサミ形成部材120の刃部121には、その長さ方向Lに開口部140が一定間隔で列状に形成されている。すなわち、第二のハサミ形成部材120の刃部121は複数の開口部140が形成されているため、櫛歯状になっている。
【0034】
開口部140の各々は、刃部121の刃面123に形成された刃面開口部141を有しており、さらに、刃面開口部141を開口端とする開口領域142を有している。すなわち、開口領域142は刃面開口部141を先端として、第二のハサミ形成部材120の刃部121の幅方向W(第二のハサミ形成部材120の刃部121の長さ方向Lに直交する方向)において、刃面123から長さWAの位置まで延びている。
【0035】
開口領域142においては、刃面開口部141から遠ざかるにつれて開口幅(第二のハサミ形成部材120の刃部121の長さ方向Lにおける長さ)が大きくなるように形成されている。
【0036】
例えば、図2に示すように、刃面123からW1、W2の位置における開口領域142の開口幅をそれぞれL1、L2とすると、L1<L2である。
【0037】
開口部140の底辺には、刃面開口部141に向かって突出する突起部143が形成されている。
【0038】
開口領域142を形成する内側面144は緩やかな曲線を形成している。このため、開口部140の各々は全体として逆ハート型形状(ハート型を上下逆にした形状)をなしている。
【0039】
以上のような構造を有する本実施形態に係るハサミ100は以下のような機能を奏する。
【0040】
図2に示すように、髪の毛をカットする場合、カットされずに残った髪の毛150が刃面開口部141を介して開口領域142の中に入り込む。この場合、開口領域142は、刃面開口部141から遠ざかるにつれて大きくなる開口幅を有しているため、髪の毛150が刃面開口部141で詰まることはなく、髪の毛150はスムーズに開口領域142の内部に移動するとともに、開口領域142の内部においても詰まることはない。
【0041】
開口領域142の内部に移動した髪の毛150は開口部140の奥(底辺)に向かって進む。開口部140の奥(底辺)に向かって進んだ髪の毛150は、やがて、開口部140の底辺に形成されている突起部143により二分され、突起部143の左右の領域に分散される。
【0042】
従来の梳きハサミにおいては、開口部140はほぼ一定幅の細長い孔からなるものであったため、髪の毛が詰まりやすく、従って、梳きハサミを抜くときに、梳きハサミに対する髪の毛の摩擦力に起因して、梳きハサミを抜くことが困難になることが多かった。
【0043】
これに対して、本実施形態に係るハサミ100によれば、開口領域142は、刃面開口部141から遠ざかるにつれて大きくなる開口幅を有しているため、開口領域142の内部において髪の毛150が詰まることはなく、さらに、髪の毛150は開口部140の底辺に形成されている突起部143により二分されるため、髪の毛150が一カ所に詰まることはなく、適度に二つに分散される。このように、髪の毛150が一カ所に集中せず、分散することにより、従来の梳きハサミとは異なり、髪の毛150がハサミ100にからむことなく、スムーズにハサミ100を抜き取ることができる。
【0044】
本実施形態に係るハサミ100は上記の構造に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
【0045】
例えば、本実施形態に係るハサミ100においては、開口領域142の内側面144は曲線をなしているが、曲線に限らず、直線あるいは階段状にすることも可能である。あるいは、曲線と直線との組み合わせを用いることも可能である。
【0046】
さらに、本実施形態に係るハサミ100においては、開口部140は逆ハート型形状をなしているが、開口部140の形状は逆ハート型には限定されない。刃面開口部141から遠ざかるにつれて大きくなる開口幅を有するような形状である限りにおいて、開口部140は任意の形状を取ることができる。
【0047】
(第二の実施形態)
図3は、本発明の第二の実施形態に係るハサミ200における第二のハサミ形成部材120の縦断面図である。
【0048】
本実施形態に係るハサミ200においては、図3に示すように、第二のハサミ形成部材120における開口部140の底辺が傾斜面145として形成されている。すなわち、第二のハサミ形成部材120における開口部140の底辺は、内側(第一のハサミ形成部材110と接する側)が高く、外側(第一のハサミ形成部材110とは反対側)が低くなるように形成されている。
【0049】
このように、第二のハサミ形成部材120における開口部140の底辺を傾斜面145として形成することにより、開口部140からの髪の毛150の抜けをよりスムーズに行うことが可能になる。
【0050】
(第三の実施形態)
上記の第一及び第二の実施形態に係るハサミ100、200においては、各開口部140の刃面開口部141の長さは一定である。
【0051】
これに対して、本発明の第三の実施形態に係るハサミにおいては、各開口部140の刃面開口部141の長さは回動軸130に近いほど大きくなるように設定されている。
【0052】
手前ほど、すなわち、回動軸130に近いほど、髪の毛150の量が大きくなるため、回動軸130に近い位置にある開口部140ほど、その刃面開口部141の長さを大きくすることにより、髪の毛150をスムーズに開口部140の内部に移動させることができる。
【0053】
また、開口部140を複数のグループに分割し、各グループ毎に刃面開口部141の長さを変えることも可能である。
【0054】
図4は、本発明の第三の実施形態に係るハサミ300における第二のハサミ形成部材120の部分的な平面図である。
【0055】
図4に示すように、本実施形態に係るハサミ300における第二のハサミ形成部材120には7個の開口部140が形成されている。
【0056】
例えば、これら7個の開口部140のうち、先端側の3個の開口部140を第一のグループG1、残りの4個の開口部140を第二のグループG2とすると、第二のグループG2に属する4個の開口部140の各々の刃面開口部141の長さを第一のグループG1に属する3個の開口部140の各々の刃面開口部141の長さよりも長く設定する。
【0057】
例えば、第一のグループG1に属する3個の開口部140の各々の刃面開口部141の長さを0.6mm、第二のグループG2に属する4個の開口部140の各々の刃面開口部141の長さを0.88mmとする。
【0058】
また、複数個の開口部140をグループ分けする際のグループの数は任意である。2または3以上のグループ数とすることができる。
【0059】
例えば、図4に示した7個の開口部140を3個のグループに分割する場合には、図4に示すように、先端側の2個の開口部140を第一のグループGa、中央の3個の開口部140を第二のグループGb、残りの2個の開口部140を第三のグループGcとすることができる。
【0060】
(第四の実施形態)
図5は、本発明の第四の実施形態に係るハサミ400における第二のハサミ形成部材120の部分的な平面図である。
【0061】
本実施形態に係るハサミ400においては、各開口部140の間の刃面123はハサミ400の長さ方向において傾斜して形成されている。具体的には、各開口部140の間の刃面123はハサミ400の先端に向かって低くなるように傾斜して形成されている。
【0062】
各刃面123の傾斜の角度は一定である。すなわち、各開口部140の間の各刃面123は相互に平行である。
【0063】
各開口部140の間の刃面123が平刃であると、必要以上に髪の毛150が切れることがある。本実施形態に係るハサミ400のように、各開口部140の間の各刃面123を傾斜刃面として形成することにより、髪の毛150を強制的に外側に押しやることができ、必要以上に髪の毛がカットされることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の第一の実施形態に係るハサミの平面図である。
【図2】本発明の第一の実施形態に係るハサミにおける第二のハサミ形成部材の刃部を部分的に拡大した平面図である。
【図3】本発明の第二の実施形態に係るハサミにおける第二のハサミ形成部材の縦断面図である。
【図4】本発明の第三の実施形態に係るハサミにおける第二のハサミ形成部材の部分的な平面図である。
【図5】本発明の第四の実施形態に係るハサミにおける第二のハサミ形成部材の部分的な平面図である。
【符号の説明】
【0065】
100 本発明の第一の実施形態に係るハサミ
110 第一のハサミ形成部材
111 刃部
112 リング
120 第二のハサミ形成部材
121 刃部
122 リング
123 刃面
130 回動軸
140 開口部
141 刃面開口部
142 開口領域
143 突起部
145 傾斜面
150 髪の毛
200 本発明の第二の実施形態に係るハサミ
300 本発明の第三の実施形態に係るハサミ
400 本発明の第四の実施形態に係るハサミ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回動中心点を中心として一方の側には刃部が、他方の側には把手部がそれぞれ形成されている一対のハサミ形成部材を前記回動中心点において相互に回動可能に連結することにより形成されたハサミであって、
前記一対のハサミ形成部材の一方の刃部は直刃であり、他方の刃部には開口部が列状に形成されており、
前記開口部の各々は、刃面に形成された刃面開口部から遠ざかるにつれて開口幅が大きくなるように形成されている開口領域を有しており、前記開口部の底辺には、前記刃面開口部に向かって突出する突起部が形成されているハサミ。
【請求項2】
前記開口部の各々は逆ハート型形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のハサミ。
【請求項3】
前記開口部の底面は、他方のハサミ形成部材と接する側から外側に向かって低くなるように傾斜する傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のハサミ。
【請求項4】
前記刃面開口部の長さは前記回動中心点に近いほど大きいものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のハサミ。
【請求項5】
前記刃面開口部の長さは複数個の刃面開口部ごとに同一に設定されており、前記回動中心点に近い複数個の刃面開口部ほど前記刃面開口部の長さが大きいものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のハサミ。
【請求項6】
前記開口部の間の前記刃面は前記ハサミの先端に向かって低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のハサミ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2009−5816(P2009−5816A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−168914(P2007−168914)
【出願日】平成19年6月27日(2007.6.27)
【出願人】(000137546)株式会社マルト長谷川工作所 (7)
【Fターム(参考)】