説明

ハンディターミナルシステム

【課題】従来、ハンディターミナルが置き台から引き抜かれる際に置き台側電力端子が損傷する。
【解決手段】ハンディターミナルシステムは、端末側電力端子81が筐体の背面に設けられているハンディターミナル1と置き台2とを備え、置き台2は、背もたれ部212と凹部85とを有する置き台側筐体と、電源回路と、一部が凹部85の背もたれ部212と隣接する部位から外部に突出しており残部が置き台側筐体の内部に格納されて電源回路と接続している置き台側電力端子86とを有し、置き台側電力端子86は、金属材料の線状体によって構成されていて弾性を持つとともに、第1の直線部86Bと、導電性固定バネ部86Cと、第2の直線部86Dと、導電性固定バネ部86Cより上側に位置する導電性可動バネ部86Eと、直線状の第3の直線部86Fとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによって携帯されバーコード等の情報コードを読み取るハンディターミナルと、ハンディターミナルが載置される置き台とを含むハンディターミナルシステムとに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハンディターミナルは工場や倉庫における商品やその包装箱等に付されているバーコード等の情報コードを読み取るために使われている。ハンディターミナルとしては、商用電源や通信ネットワークに接続されているものもあるが、それらに接続されていないものもある。以下では、商用電源や通信ネットワークに接続されていない、所謂コードレスのハンディターミナルについて説明する。
【0003】
コードレスのハンディターミナルには充電池又は乾電池が装着され、ハンディターミナルはそれらからの電力を用いてバーコードや2次元情報といった情報コードの読み取り等の動作を行なう。ハンディターミナルは、情報コードを読み取る際にはユーザによって把持され、ユーザによって把持されない場合、充電機能を有する置き台にユーザによって載置される。置き台は商用電源に接続されており、充電池がハンディターミナルに装着されている場合、ハンディターミナルが置き台に正しく載置されると、ハンディターミナルに装着されている充電池は充電される。また、ハンディターミナルによって取得されるデータは、置き台を介してホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータによって管理される。それらハンディターミナルと、置き台と、ホストコンピュータとによってハンディターミナルシステムが構成される。
【0004】
図16はハンディターミナル1が従来の置き台102に載置されたときの断面を示す図である。図16に示すように、置き台102は、ハンディターミナル1の下方部の直方体形状の筐体を保持する低部211と前面部85a及び後面部85bとで構成される凹部と、ハンディターミナル1の上方部の直方体形状の筐体を支持する背もたれ部212とを含む置き台側筐体を有している。凹部の開口は置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに斜め上方に位置するように設けられている。また、背もたれ部212は、置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに水平面に対して傾斜するように設けられている。
【0005】
ところで、ハンディターミナル1の底面部に赤外線通信窓が設けられることがある。その場合、底面部のスペースの都合で、一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子は、ハンディターミナル1の下部の背面に設けられる場合が多い。図16では、一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子は一括されて端末側端子81として表示されている。
【0006】
ハンディターミナル1の底面部に一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子が設けられている場合、置き台の底部にそれらに対応する一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子が設けられ、ハンディターミナル1が凹部に挿入されたとき、ハンディターミナル1の自重によって、ハンディターミナル1の一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子と、置き台の一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子とが接触する。しかしながら、一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子がハンディターミナル1の下部の背面に設けられる場合、それらと置き台の一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子とを確実に接触させるために、弾性を持つバネ端子が置き台の一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子として採用され、ハンディターミナル1の一対の充電用接触端子及び一対の通信用接触端子に向かって置き台の一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子が付勢されるのが一般的である。
【0007】
すなわち、置き台102は、一部が上記凹部から突出し残部が置き台側筐体に格納されている一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子を有する。図16では、一対の充電用接触金属端子及び一対の通信用接触金属端子は一括されて、直線状の第1の直線部106と、螺旋状の固定バネ部107と、直線状の第2の直線部109とを有する置き台側端子として表示されている。
【0008】
また、置き台102は置き台側筐体の内部に格納されている電源回路及び通信部を有する。一対の充電用接触金属端子は電源回路に接続し、一対の通信用接触金属端子は通信部に接続している。図16では、電源回路及び通信部は一括されてメイン基板80として表示されている。
【0009】
図16に示すように、ハンディターミナル1が従来の置き台102に正しく載置されると、置き台側端子の第2の直線部109の先端部の凹部から外部に突出している部分である接触部108がハンディターミナル1の端末側端子81と機械的に接触する。これにより、ハンディターミナル1の一対の充電用接触端子と、置き台102の一対の充電用接触金属端子とが電気的に接触し、ハンディターミナル1に充電池が装着されている場合、その充電池を充電することが可能となる。同様に、ハンディターミナル1の一対の通信用接触端子と、置き台102の一対の通信用接触金属端子とが電気的に接触し、ハンディターミナル1と置き台102との間の通信が可能となる。
【特許文献1】特開2004−192108号公報
【特許文献2】特開2004−220504号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところで、図17に示すように、ユーザは、置き台102に載置されているハンディターミナル1を、置き台102の凹部を中心としてハンディターミナル1の前面側に傾けながら置き台102からハンディターミナル1を引き抜こうとする場合がある。すなわち、ユーザは矢印Rの向きにハンディターミナル1を置き台102から引き抜こうとする場合がある。そうすると、図18に示すように、端末側端子81を介して、ハンディターミナル1から置き台102の向きに働く力が発生する。すなわち矢印Zの向きに働く力が発生する。その力は第2の直線部109の回動方向とは異なる方向に働くので、第2の直線部109が受けた力はどこにも受け流すことができない。そのため、接触部108が変形する等の損傷が置き台側端子に発生する。
【0011】
それを防ぐために、置き台102の置き台側筐体を構成する凹部の低部211の前後方向の長さを図17に示す「a」から、図19に示す「a」より短い「a’」に変更することが考えられる。そうすると、置き台102からハンディターミナル1を引き抜く際の回動可能角度を図17に示す場合よりも小さくすることができるので、置き台側端子への負担を小さくすることができる。
【0012】
しかしながら、図20の部位X及び部位Yに示すように、ハンディターミナル1が置き台102から引き抜かれる際、ハンディターミナル1が置き台102の凹部を構成する前面部85a及び後面部85bに引っかかる。その引っかかりはユーザには不快に感じられる。すなわち、置き台102の置き台側筐体を構成する凹部の低部211の前後方向の長さを「a」からそれより短い「a’」に変更すると、ユーザビリティが損なわれる。したがって、低部211の前後方向の長さを「a」からそれより短い「a’」に変更することは有益ではない。
【0013】
ハンディターミナルと置き台との間の通信はハンディターミナルの下面に設けられた赤外線通信窓が使用されることがある。したがって、ハンディターミナルが引き抜かれる際に少なくとも置き台側電力端子に損傷を生じさせない置き台の提供が望まれる。
【0014】
本発明は、ハンディターミナルが引き抜かれる際に少なくとも置き台側電力端子に損傷を生じさせない置き台と、ハンディターミナルとを含むハンディターミナルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のハンディターミナルシステムは、(A)装着された充電池へ電力を供給するための端末側電力端子がユーザによって把持される直方体状の筐体の背面に設けられており、前記充電池からの電力を使用して情報コードを読み取るハンディターミナルと、前記ハンディターミナルが載置される台であって、前記ハンディターミナルが載置された際に前記充電池を充電する置き台とを備え、(B)前記置き台は、前記ハンディターミナルの前記筐体が挿入されて、前記筐体の底面及び背面下部を保持するための凹部を有する置き台側筐体と、前記置き台側筐体の内部に設けられており、商用電源からの電力を利用して前記充電池へ供給する電力を生成する電源回路と、前記置き台側筐体の内部において前記電源回路と接続され、前記ハンディターミナルに電力を供給するための、弾性を持つ置き台側電力端子とを有し、(C)前記置き台側電力端子は、金属材料によって構成されており、前記置き台側筐体の前記ハンディターミナルの前記筐体の背面を支持する面に設けられた開口を介して前記凹部の表面から突出し、前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に前記ハンディターミナルの端末側電力端子と接触する部位である第1の接触部と、前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に、前記第1の接触部を前記ハンディターミナルの挿入方向かつ前記凹部から突出した位置から前記凹部の内方に向かう向きに回動するように前記第1の接触部を回動可能に軸支するとともに、前記第1の接触部を前記凹部から突出する向きに付勢する第1の導電性可動バネ部と、前記第1の導電性可動バネ部の下方において前記置き台側筐体に固定されて設けられ、前記第1の接触部が前記第1の導電性可動バネ部の回動方向ではない方向に力を受けた際に、前記第1の接触部及び前記第1の導電性可動バネ部を一体的に前記凹部の内方に回動させるように、前記第1の接触部及び前記第1の導電性可動バネ部を軸支する第1の導電性固定バネ部とを含む。
【0016】
このように、本発明のハンディターミナルシステムでは、置き台が第2の導電性可動バネ部と第2の導電性固定バネ部とを含む置き台側電力端子を有するので、置き台から引き抜かれるハンディターミナルが置き台側電力端子に力をかけても置き台側電力端子は損傷しない。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、ハンディターミナルが引き抜かれる際に少なくとも置き台側電力端子に損傷を生じさせない置き台と、ハンディターミナルとを含むハンディターミナルシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
先ず、本実施の形態のハンディターミナルシステムの構成を説明する。
【0020】
図1は本実施の形態のハンディターミナルシステムの概略を説明するための図である。本実施の形態のハンディターミナルシステムは、例えば工場や倉庫での棚卸し作業に関するデータを取得し管理するシステムであって、図1に示すように、ハンディターミナル1と、置き台2と、ホストコンピュータ3とで構成されている。本実施の形態のハンディターミナルシステムの特徴はハンディターミナル1と置き台2との電力端子及び通信端子の接続に関する。その特徴部分は後述することとし、その前に、ハンディターミナル1、置き台2、及びホストコンピュータ3それぞれの一般的な構成について説明する。図2は、本実施の形態のハンディターミナルシステムの一般的な構成を説明するための図である。
【0021】
ハンディターミナル1は、商用電源6や通信ネットワーク7に直接接続されていない、所謂コードレスのハンディターミナルであって、工場や倉庫における商品やその包装箱等に付されている情報コードを読み取るために使われる。図1に示すように、ハンディターミナル1には小容量の充電池4a若しくは大容量の充電池4b又は乾電池5が装着され、ハンディターミナル1はそれらからの電力を用いてバーコードや2次元情報といった情報コードの読み取り等の動作を行なう。なお図1には、乾電池5がハンディターミナル1に装着される際にその乾電池5を覆うことにより乾電池5へのハンディターミナル1の外部からの障害を防御するための乾電池ケース5aが示されている。ハンディターミナル1は、バーコード等の情報コードを読み取る際にはユーザによって把持される。
【0022】
図2示すように、ハンディターミナル1は、処理部11と、液晶表示装置12と、操作部13と、読取窓14と、一対の充電用接触端子15a,15bと、電源制御回路16と、一対の通信用接触端子17a,17bと、赤外線通信窓18と、記憶部19と充電池又は乾電池が装着される電池装着部41とを有する。
【0023】
処理部11は、ハンディターミナル1の各処理を行なうとともに、ハンディターミナル1の各構成部を制御する。液晶表示装置12は各種の情報を表示し、操作部13はユーザによって操作される構成部であり、ユーザの指示を受け付ける。読取窓14はバーコードや2次元情報といった情報コードを読み取り、一対の充電用接触端子15a,15bはハンディターミナル1の外部から充電池4へ電力を供給するために用いられる端子であり、電源制御回路16は充電池4への電力の供給を制御する。一対の通信用接触端子17a,17bは処理部11とハンディターミナル1の外部との通信のために用いられる端子であり、赤外線通信窓18は赤外線による通信を行なうための手段である。例えば、赤外線通信窓18は読取窓14によって読み取られた情報コードのデータをポータブルプリンタに送信する際に使われる。記憶部19は読取窓14によって読み取られた情報コードのデータを記憶する手段である。
【0024】
図3は正面から見たときのハンディターミナル1の斜視図である。図3に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の正面には、上方に液晶表示装置12が設けられており、下方に操作部13が設けられている。操作部13は、メニューキー131と、情報コードのスキャンを開始するためのトリガーキー132と、4方向キー133と、キャンセルキー134と、エンターキー135と、テンキー136と、複数のファンクションキー137と、電源スイッチ138とを含む。また、操作部13は、ハンディターミナル1を構成する筐体の側面に設けられているサイドトリガーキー139を含む。
【0025】
図4は、背面から見たときのハンディターミナル1の斜視図である。図5は背面から見たときのハンディターミナル1の下部のみを拡大したときの斜視図である。図4に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の上方には読取窓14が設けられている。また、図4及び図5に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の下方には、一対の充電用接触端子15a,15bと、一対の通信用接触端子17a,17bとが設けられている。また、図3から図5に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の下面の中央には赤外線通信窓18が設けられている。また、図4に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の下部には充電池又は乾電池が装着される電池装着部41が設けられている。
【0026】
図6は置き台2の斜視図である。置き台2は、ハンディターミナル1がユーザによって把持されない場合、図7に示すようにハンディターミナル1がユーザによって載置され、ハンディターミナル1を安定して保持する。また、図2に示すように、置き台2は商用電源6に接続されており、充電池4がハンディターミナル1に装着されている場合、ハンディターミナル1が置き台2に正しく安定した状態で載置されると、ハンディターミナル1に装着されている充電池4が充電される。
【0027】
図2及び図6に示すように、置き台2は、載置部21と、電源ポート22と、電源回路23と、一対の充電用接触金属端子24a,24bと、通信ポート25と、通信部26と、一対の通信用接触金属端子27a,27bとを有する。
【0028】
載置部21はハンディターミナル1が載置される部位であって、図6に示すように、低部211と背もたれ部212とを含む。ハンディターミナル1を構成する筐体の下面が低部211に位置し、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面が背もたれ部212に位置するように、ハンディターミナル1は置き台2に載置される。このときハンディターミナル1は安定した状態で置き台2によって保持される。
【0029】
電源ポート22は、商用電源6と接続するためのポートであって、置き台2を構成する筐体の背面に設けられている。電源回路23は、電源ポート22が商用電源6と接続したときに置き台2の外部からの電力から充電用の電圧を生成し、その電圧を一対の充電用接触金属端子24a,24bに印加する。一対の充電用接触金属端子24a,24bはハンディターミナル1の一対の充電用接触端子15a,15bと対応している。ハンディターミナル1が正しく安定した状態で置き台2に載置されると、一対の充電用接触金属端子24a,24bそれぞれはハンディターミナル1の一対の充電用接触端子15a,15bそれぞれと機械的にかつ電気的に接触する。ハンディターミナル1に充電池4が装着されている場合、一対の充電用接触金属端子24a,24bとハンディターミナル1の一対の充電用接触端子15a,15bとが接触すると、置き台2に接続されている商用電源6からの電力が電源回路23によってハンディターミナル1に供給され、充電池4が充電される。
【0030】
通信ポート25は、ホストコンピュータ3が接続されているLocal Area Network(LAN)又はWide Area Network(WAN)といった通信ネットワーク7と接続するためのポートであって、置き台2を構成する筐体の背面に設けられている。通信ポート25が通信ネットワーク7と接続すると、置き台2とホストコンピュータ3との間の通信が可能となる。通信部26はハンディターミナル1とホストコンピュータ3との間の通信を仲介する。一対の通信用接触金属端子27a,27bはハンディターミナル1の一対の通信用接触端子17a,17bと対応している。ハンディターミナル1が正しく安定した状態で置き台2に載置されると、一対の通信用接触金属端子27a,27bそれぞれはハンディターミナル1の一対の通信用接触端子17a,17bそれぞれと機械的にかつ電気的に接触する。その接触により、ハンディターミナル1と置き台2との間の通信が可能になる。また、ハンディターミナル1の一対の通信用接触端子17a,17bそれぞれと、置き台2の一対の通信用接触金属端子27a,27bそれぞれとが機械的にかつ電気的に接触するので、ハンディターミナル1と置き台2とは全二重通信を行なうことができる。
【0031】
このように、置き台2は、ハンディターミナル1を安定した状態で保持するとともに、ハンディターミナル1に装着される充電池4を充電する機能と、ハンディターミナル1及びホストコンピュータ3それぞれと通信する機能とを有している。
【0032】
ホストコンピュータ3は、通信ネットワーク7を介して置き台2と接続しており、ハンディターミナル1によって取得されたデータを置き台2を介して取得し、管理する。
【0033】
次に、本実施の形態のハンディターミナルシステムの特徴であるハンディターミナル1と置き台2との電力端子及び通信端子の接続に関する部分について説明する。
【0034】
図8は、ハンディターミナル1が置き台2に正しく安定した状態で載置されたときのハンディターミナル1及び置き台2の断面を示す図である。図9はハンディターミナル1の断面を示す図である。図10は置き台2の断面を示す図である。以降の説明では図3から図6をも参照する。
【0035】
上述したが、図3に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の正面には、上方に液晶表示装置12が設けられており、下方に操作部13が設けられている。操作部13が設けられているハンディターミナル1を構成する筐体の下方部分がユーザによって把持される。また、図4及び図5に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の下方には、一対の充電用接触端子15a,15bと、一対の通信用接触端子17a,17bとが設けられている。図8及び図9では、一対の充電用接触端子15a,15b及び一対の通信用接触端子17a,17bは一括されて端末側端子81として表示されている。更に、図3、図4、図8、及び図9に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の液晶表示装置12が設けられている上方部分及び操作部13が設けられている下方部分はいずれも直方体状であって、上方部分の方が下方部分の方よりも大きい。
【0036】
図10に示すように、置き台2には、ハンディターミナル1の端末側端子81が含まれる下方部を包囲する、斜め上方に開口を有し断面が矩形状である凹部85が設けられており、ハンディターミナル1の端末側端子81が含まれる下方部の筐体は凹部85に挿入され、凹部85はその筐体を保持する。凹部85は、平板状の前面部85a及び後面部85bと平板状の低部211とで構成されており、平板状の前面部85aと後面部85bとが実質上平行にとなるように、前面部85aが低部211の前方側に接続され、後面部85bが低部211の後方側に接続されて凹部85が形成されている。
【0037】
そのため、図8に示すように、ハンディターミナル1が安定した状態で置き台2によって保持されるとき、ハンディターミナル1を構成する筐体の下方部分の前面部82(図9をも参照)及び後面部83(図9をも参照)と、置き台2の凹部85の前面部85a(図10をも参照)及び後面部85b(図10をも参照)とは実質上平行な関係になる。
【0038】
また、図6に示すように、置き台2には、ハンディターミナル1の一対の充電用接触端子15a,15bと対応する一対の充電用接触金属端子24a,24bと、ハンディターミナル1の一対の通信用接触端子17a,17bと対応する一対の通信用接触金属端子27a,27bとが設けられている。図8及び図10では、一対の充電用接触金属端子24a,24b及び一対の通信用接触金属端子27a,27bは、一括されて置き台側端子86として表示されている。
【0039】
ハンディターミナル1が正しく安定した状態で置き台2に載置されると、一対の充電用接触金属端子24a,24bそれぞれはハンディターミナル1の一対の充電用接触端子15a,15bそれぞれと機械的にかつ電気的に接触する。その接触により、ハンディターミナル1に充電池4が装着されている場合、置き台2に接続されている商用電源6からの電力がハンディターミナル1に供給され、充電池4が充電される。
【0040】
また、ハンディターミナル1が正しく安定した状態で置き台2に載置されると、一対の通信用接触金属端子27a,27bそれぞれはハンディターミナル1の一対の通信用接触端子17a,17bそれぞれと機械的にかつ電気的に接触する。その接触により、ハンディターミナル1と置き台2との間の通信が可能になる。
【0041】
図11は置き台側端子86の斜視図である。図12は図8の一点鎖線で囲まれている部分に対応し、置き台側端子86の動作を説明するための図である。
【0042】
置き台側端子86は、所定の金属材料の線状体によって構成されていて弾性を有しており、図11及び図12に示すように、下部86Aと、第1の直線部86Bと、導電性固定バネ部86Cと、第2の直線部86Dと、導電性可動バネ部86Eと、第3の直線部86Fと、接触部86Gと、第4の直線部86Hとを有する。
【0043】
下部86A、第1の直線部86B、導電性固定バネ部86C、第2の直線部86D、及び導電性可動バネ部86Eは、凹部85と背もたれ部212とを含む置き台側筐体の内部に格納されている。第3の直線部86F及び第4の直線部86Hの大部分は置き台側筐体の内部に格納されており、残部は置き台側筐体の外側に位置している。接触部86Gは置き台側筐体の外側に位置している。
【0044】
下部86Aは後述するメイン基板80に接続する部位である。第1の直線部86Bは、下部86Aと接続しており、それによりメイン基板80に接続し、凹部85や背もたれ部212とを含む置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに上側に延びる直線状の構成部である。導電性固定バネ部86Cは、第1の直線部86Bより置き台側筐体の内部寄りに位置して第1の直線部86Bに接続している螺旋形状の構成部であって、置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに導電性可動バネ部86Eより下方に位置するように、置き台側筐体に固定されて設けられている。導電性固定バネ部86Cの螺旋形状の巻回方向は、図8等に示すように、導電性固定バネ部86Cから見て、接触部86G及び導電性可動バネ部86Eが回動する方向である。
【0045】
第2の直線部86Dは、導電性固定バネ部86Cに接続し、置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに第1の直線部86Bより上側に延びる構成部である。導電性可動バネ部86Eは、第2の直線部86Dに接続し、置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに導電性固定バネ部86Cより上側に位置する螺旋形状の構成部である。導電性可動バネ部86Eの螺旋形状の巻回方向は、図8等に示すように、導電性固定バネ部86Cから見て、接触部86G及び導電性可動バネ部86Eが回動する方向である。
【0046】
第3の直線部86Fは、図8及び図10にも示すように、導電性可動バネ部86Eに接続し、導電性可動バネ部86Eから背もたれ部212に隣接する凹部85の後面部85bの外側に延びている直線状の構成部である。接触部86Gは第3の直線部86Fの置き台側筐体の外部の端部である。更にいうと、接触部86Gは、置き台側筐体のハンディターミナル1の下方の筐体の背面を支持する面である後面部85bに設けられた開口を介して凹部85の表面から突出しており、ハンディターミナル1の下方の筐体が凹部85に挿入された際に、ハンディターミナル1の端末側端子81と接触する部位である。第4の直線部86Hは、接触部86Gに接続し、置き台側筐体の底面が水平面に位置するときに下方に延びる構成部である。
【0047】
図12に示すように、導電性可動バネ部86Eは導電性固定バネ部86Cを中心に矢印Pの方向に回動し、第3の直線部86Fは導電性可動バネ部86Eを中心に矢印Qの方向に回動する。
【0048】
図8、図10、及び図12に示すように、置き台側端子86の下部86Aはメイン基板80に接続している。メイン基板80は、図2に示す電源回路23及び通信部26を便宜的に一括して示すものである。すなわち、置き台側端子86として示されている、置き台2の一対の充電用接触金属端子24a,24b及び一対の通信用接触金属端子27a,27bの下部それぞれは、電源回路23及び通信部26それぞれと接続している。
【0049】
図13は、置き台2に載置されたハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれる様子を示す図である。図13に示すように、ハンディターミナル1が置き台2の背もたれ部212と平行な向きに引き抜かれるのではなく、凹部85を中心としてハンディターミナル1の前面の前方の向きに引き抜かれる場合、すなわち矢印Rの向きにハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれる場合がある。その場合、図14に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の端末側端子81付近は第4の直線部86Hに対して接触部86Gから導電性可動バネ部86Eの向きSに力を加える。その向きSは導電性可動バネ部86Eの回動方向でない向きである。その場合、導電性固定バネ部86Cは、接触部86G及び導電性可動バネ部86Eを一体的に凹部85の内方に回動させる。つまり、導電性固定バネ部86Cは、図14において、矢印Tの向きに接触部86G及び導電性可動バネ部86Eを一体的に回動させる。そのとき、図15に示すように、実線で示されている第3の直線部86Fが導電性可動バネ部86Eを中心として破線で示されている上方の位置まで回動し、導電性可動バネ部86Eが置き台2の内部に移動する。つまり、導電性可動バネ部86Eが矢印Vの向きに移動する。言い換えると、置き台側端子86は置き台2の内部に移動する。
【0050】
したがって、図13に示すように、ハンディターミナル1が置き台2の凹部85を中心にハンディターミナル1の前面の前方に引き抜かれて、接触部86Gが導電性可動バネ部86Eの回動方向でない向きに力を受けても、置き台側端子86は置き台2の内部に移動するので、置き台側端子86に損傷は生じない。
【0051】
また、図8、図10及び図13に示すように、置き台2の置き台側筐体を構成する凹部85の低部211の前後方向の長さが「a’」より長い「a」であるので、ハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれる際、ハンディターミナル1が置き台2の凹部85を構成する前面部85a及び後面部85bに引っかかるという問題も発生しない。
【0052】
なお、ハンディターミナル1が置き台2に載置される場合、すなわち、ハンディターミナル1の下方の筐体が置き台2の凹部85に挿入される場合、接触部86Gに対して、第3の直線部86Fが導電性可動バネ部86Eを中心に下方に回動する向きに力が加わる。すなわち、図8に示すように、接触部86Gに対して、矢印Wの向きに力が加わる。この場合、図15に示すように、第3の直線部86Fは導電性可動バネ部86Eを中心に破線で示されている下方に位置まで回動するので、置き台側端子86に損傷は生じない。
【0053】
さて、上述した実施の形態では、一対の充電用接触金属端子24a,24b及び一対の通信用接触金属端子27a,27bを一括して置き台側端子86として表現し、置き台側端子86に損傷が生じないことを説明した。ところで、ハンディターミナル1と置き台2との間の通信はハンディターミナル1の赤外線通信窓18が用いられ赤外線により行なわれる場合もある。その場合、一対の充電用接触金属端子24a,24bのみが置き台側端子86であるとみなしてもよい。
【0054】
また、上述したが、図4に示すように、ハンディターミナル1を構成する筐体の背面の下部には電池装着部41が設けられている。充電池又は乾電池が電池装着部41に装着されたときに、電池装着部41に隣接するハンディターミナル1を構成する筐体の部分42と、電池装着部41とが実質上面一となるように、電池装着部41と上記の部分42とは構成されていることが好ましい。この場合、ハンディターミナル1の上方部分は置き台2によって安定して指示される。またこの場合、電池装着部41に充電池又は乾電池が装着されても、ハンディターミナル1の端末側端子81と、置き台2の置き台側端子86との相対的な位置関係は常に一定である。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明のハンディターミナルシステムは、バーコード等の情報コードを読み取って管理するためのシステムとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本実施の形態のハンディターミナルシステムの概略を説明するための図
【図2】本実施の形態のハンディターミナルシステムの一般的な構成を説明するための図
【図3】正面から見たときの本実施の形態のハンディターミナル1の斜視図
【図4】背面から見たときの本実施の形態のハンディターミナル1の斜視図
【図5】背面から見たときの本実施の形態のハンディターミナル1の下部のみを拡大したときの斜視図
【図6】本実施の形態の置き台2の斜視図
【図7】ハンディターミナル1が置き台2に載置されたときの様子を示す図
【図8】ハンディターミナル1が置き台2に正しく安定した状態で載置されたときのハンディターミナル1及び置き台2の断面を示す図
【図9】本実施の形態のハンディターミナル1の断面を示す図
【図10】本実施の形態の置き台2の断面を示す図
【図11】本実施の形態の置き台2の置き台側端子86の斜視図
【図12】本実施の形態の置き台2の置き台側端子86の動作を説明するための図
【図13】ハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれる様子を示す図
【図14】ハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれるときの置き台側端子86の動作を説明するための第1の図
【図15】ハンディターミナル1が置き台2から引き抜かれるときの置き台側端子86の動作を説明するための第2の図
【図16】ハンディターミナル1が従来の置き台102に正しく安定した状態で載置されたときのハンディターミナル1及び置き台102の断面を示す図
【図17】ハンディターミナル1が従来の置き台102から引き抜かれる様子を示す図
【図18】従来の置き台102の課題を説明するための図
【図19】従来の置き台102の課題の改善するために提案される技術を説明するための図
【図20】図19により提案される技術の課題を説明するための図
【符号の説明】
【0057】
1 ハンディターミナル
2 置き台
3 ホストコンピュータ
4 充電池
5 乾電池
6 商用電源
7 通信ネットワーク
11 処理部
12 液晶表示装置
13 操作部
14 読取窓
15a,15b 一対の充電用接触端子
16 電源制御回路
17a,17b 一対の通信用接触端子
18 赤外線通信窓
19 記憶部
21 載置部
22 電源ポート
23 電源回路
24a,24b 一対の充電用接触金属端子
25 通信ポート
26 通信部
27a,27b 一対の通信用接触金属端子
211 低部
212 背もたれ部
81 端末側端子
82 前面部
83 後面部
85 凹部
85a 前面部
85b 後面部
86 置き台側端子
86A 下部
86B 第1の直線部
86C 導電性固定バネ部
86D 第2の直線部
86E 導電性可動バネ部
86F 第3の直線部
86G 接触部
86H 第4の直線部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着された充電池へ電力を供給するための端末側電力端子がユーザによって把持される直方体状の筐体の背面に設けられており、前記充電池からの電力を使用して情報コードを読み取るハンディターミナルと、
前記ハンディターミナルが載置される台であって、前記ハンディターミナルが載置された際に前記充電池を充電する置き台とを備え、
前記置き台は、
前記ハンディターミナルの前記筐体が挿入されて、前記筐体の底面及び背面下部を保持するための凹部を有する置き台側筐体と、
前記置き台側筐体の内部に設けられており、商用電源からの電力を利用して前記充電池へ供給する電力を生成する電源回路と、
前記置き台側筐体の内部において前記電源回路と接続され、前記ハンディターミナルに電力を供給するための、弾性を持つ置き台側電力端子とを有し、
前記置き台側電力端子は、
金属材料によって構成されており、
前記置き台側筐体の前記ハンディターミナルの前記筐体の背面を支持する面に設けられた開口を介して前記凹部の表面から突出し、前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に前記ハンディターミナルの端末側電力端子と接触する部位である第1の接触部と、
前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に、前記第1の接触部を前記ハンディターミナルの挿入方向かつ前記凹部から突出した位置から前記凹部の内方に向かう向きに回動するように前記第1の接触部を回動可能に軸支するとともに、前記第1の接触部を前記凹部から突出する向きに付勢する第1の導電性可動バネ部と、
前記第1の導電性可動バネ部の下方において前記置き台側筐体に固定されて設けられ、前記第1の接触部が前記第1の導電性可動バネ部の回動方向ではない方向に力を受けた際に、前記第1の接触部及び前記第1の導電性可動バネ部を一体的に前記凹部の内方に回動させるように、前記第1の接触部及び前記第1の導電性可動バネ部を軸支する第1の導電性固定バネ部とを含む
ハンディターミナルシステム。
【請求項2】
前記置き台側電力端子は、更に、
前記電源回路と前記第1の導電性固定バネ部とを結ぶ直線状の第1の直線部と、
前記第1の導電性可動バネ部と前記第1の導電性固定バネ部とを結ぶ直線状の第2の直線部と、
前記第1の導電性可動バネ部に接続し、前記第1の導電性可動バネ部から前記凹部の外側の向きに延びている、前記第1の接触部を有する直線状の第1の直線部とを含み、
前記第1の導電性可動バネ部及び前記第1の導電性固定バネ部の形状は、螺旋形状である
請求項1に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項3】
前記第1の導電性可動バネ部及び前記第1の導電性固定バネ部の螺旋形状の巻回方向は、前記第1の導電性固定バネ部から見て、前記第1の接触部及び前記第1の導電性可動バネ部が回動する方向である
請求項2に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項4】
前記ハンディターミナルは、前記筐体の背面に設けられた、前記置き台と通信するための端末側通信端子を有しており、
前記置き台は、更に、
前記置き台側筐体の内部に設けられており、前記ハンディターミナルと通信するための通信部と、
前記置き台側筐体の内部において前記通信部と接続され、前記ハンディターミナルと通信するための、弾性を持つ置き台側電力端子とを有し、
前記置き台側通信端子は、
金属材料によって構成されており、
前記置き台側筐体の前記ハンディターミナルの前記筐体の背面を支持する面に設けられた開口を介して前記凹部の表面から突出し、前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に前記ハンディターミナルの端末側通信端子と接触する部位である第2の接触部と、
前記ハンディターミナルの前記筐体が前記凹部に挿入された際に、前記第2の接触部を前記ハンディターミナルの挿入方向かつ前記凹部から突出した位置から前記凹部の内方に向かう向きに回動するように前記第2の接触部を回動可能に軸支するとともに、前記第2の接触部を前記凹部から突出する向きに付勢する第2の導電性可動バネ部と、
前記第2の導電性可動バネ部の下方において前記置き台側筐体に固定されて設けられ、前記第2の接触部が前記第2の導電性可動バネ部の回動方向ではない方向に力を受けた際に、前記第2の接触部及び前記第2の導電性可動バネ部を一体的に前記凹部の内方に回動させるように、前記第2の接触部及び前記第2の導電性可動バネ部を軸支する第2の導電性固定バネ部とを含む
請求項1に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項5】
前記置き台側電力端子は、更に、
前記通信部と前記第2の導電性固定バネ部とを結ぶ直線状の第6の直線部と、
前記第2の導電性可動バネ部と前記第2の導電性固定バネ部とを結ぶ直線状の第5の直線部と、
前記第2の導電性可動バネ部に接続し、前記第2の導電性可動バネ部から前記凹部の外側の向きに延びている、前記第2の接触部を有する直線状の第4の直線部とを含み、
前記第2の導電性可動バネ部及び前記第2の導電性固定バネ部の形状は、螺旋形状である
請求項4に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項6】
前記第2の導電性可動バネ部及び前記第2の導電性固定バネ部の螺旋形状の巻回方向は、前記第2の導電性固定バネ部から見て、前記第2の接触部及び前記第2の導電性可動バネ部が回動する方向である
請求項5に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項7】
前記ハンディターミナルは、更に、前記筐体の底面に赤外線通信窓を備え、
前記端末側電力端子及び前記端末側通信端子は、それぞれ2個存在し、
前記置き台側電力端子及び前記置き台側通信端子は、それぞれ2個存在する
請求項4に記載のハンディターミナルシステム。
【請求項8】
前記ハンディターミナルは、更に、前記筐体の背面に前記充電池又は乾電池が装着される電池装着部を有し、
前記充電池又は前記乾電池が前記電池装着部に装着された場合、前記電池装着部に隣接する前記筐体の部分の外面と前記電池装着部の外面とが実質上面一となるように、前記電池装着部及び前記筐体の部分とは構成されている
請求項1に記載のハンディターミナルシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2010−28903(P2010−28903A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−184296(P2008−184296)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【出願人】(000129253)株式会社キーエンス (681)
【Fターム(参考)】