説明

ハンバーガー

【課題】シンプルな形態のハンバーガーにおいて、食べたときの舌触りとのどごしのよいハンバーガーを提供する。
【解決手段】ハンバーグ1を上下からパン2で挟み込んで成るハンバーガーにおいて、該ハンバーグの表面か裏面の何れか一面に、周縁に沿って所要数、所要輪郭形状の凹部3を配設し、該凹部に味付けジュンサイ4を盛り付けして成る。このほか、該ハンバーグが猪肉をベースとして味付けされたものや、前記凹部が周縁に配設される凹部と、該凹部と隔絶されて中央部に配設される凹部とから成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、風味の変ったハンバーガーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハンバーグに各種各様の食材を添えてパンで上下から挟み込んで食されるハンバーガーは種々提供されているが、ハンバーグに味付けジュンサイを盛り付けたハンバーガーは未だ提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、今日流行のハンバーガーに見られるように、ハンバーグに各種各様の食材を添えてパンで上下から挟み込む分厚いものではなく、シンプルな形態で食べたときの舌触りとのどごしのよいハンバーガーの提供をその目的とするものである。また、旨味の点では一風変った猪肉を使用することにより、噛めば噛む程味の出るハンバーガーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の請求項1に記載したハンバーガーは、ソースを絡めて味付けしたハンバーグを、表面と裏面とからパンで挟み込んで成るハンバーガーにおいて、
該ハンバーグの表面か裏面の何れか一面に、周縁に沿って所要数、所要輪郭形状の凹部を配設し、該凹部に味付けジュンサイを盛り付けして成る。
本発明の請求項2に記載したハンバーガーは、請求項1に記載したハンバーガーにおいて、
前記凹部が、周縁に配設される凹部と、該凹部と隔絶されて中央部に配設される凹部とから成る。
請求項3に記載したハンバーガーは、請求項1又は2記載のハンバーガーにおいて、
前記ハンバーグが猪肉をベースとして味付けされて成る。
【発明の効果】
【0005】
本発明のハンバーガーによれば、ジュンサイ特有のゼリー状のヌメリが食べたときのツルンとした舌触りで口の中を滑らかにし、のどごしの良い食感を与える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明に係るハンバーガーAの構成を示す説明用斜視図。
【図2】本発明に係るハンバーガーAの縦断面図。
【図3】ハンバーグ1の他の実施態様における斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明のハンバーガーにおけるハンバーグは、猪肉をベースとするものであるが、該ハンバーグの表面か裏面の何れか一面に所要数設けられる凹部は、その深さが厚みの略半分程度であり、その形状は扇形や円形など種々選択され、その配設位置もハンバーグの周縁に沿ってのみ設けられるものや周縁と中央部とに設けられるものなどである。また、この凹部は基本的には上方のみ開口するものであるが、ハンバーグの外周縁に一部連通する開口部を設けて僅かに周縁から味付けジュンサイが見えるようにすることも良しとする。
【実施例】
【0008】
本発明を実施例により説明すると、図1に示すように、ソースを絡めて味付けされたハンバーグ1をその表面と裏面からパン2で挟み込んで食されるハンバーガーAは、ハンバーグ1がその表面(一面)に、略厚みの半分程度の深さでその輪郭形状を扇形とする凹部3が3個所凹設され、各凹部3には矢印で示すように、ゼリー状のヌメリと共に味付けされたジュンサイ(スイレン科の多年草水草)4が盛り付けられて成る。
【0009】
このようにして成るハンバーガーAは、図2に示すように、ソースを絡めて味付けされたハンバーグ1が上下からパン2で挟み込まれ、適宜な包装紙(図外)で包装されて市販に供される。食べるときはソースのみならずジュンサイ特有のヌメリとの相乗効果で、ツルンとした舌触りとのどごしの良い食感で一層美味しいものとなる。また、肉自体が牛肉や豚肉と異なり猪肉であるから歯ごたえのある上、噛めば噛む程旨味がパン2にからみ、若者向きのくせになる食品として爆発的な需要が期待される。
このほか、図3に示したハンバーグ1は、表面に配設される凹部3が円形で深さは前記のものと同様で厚みの半分程度であるが、周縁に沿って4個設けられるほかに、中央部にも1個設けられたものである。このほか、周縁に沿って配設される凹部3はその輪郭形状が円弧状の長円形のものも提供される。
【産業上の利用可能性】
【0010】
本発明に係るハンバーガーは、ハンバーグの加工において食肉加工業界を刺激し、ファーストフード店では食感の異なる食品を提供できる点でその需要が大いに期待される。
【符号の説明】
【0011】
1:ハンバーグ
2:パン
3:凹部
4:味付けジュンサイ
A:ハンバーガー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソースを絡めて味付けしたハンバーグを、表面と裏面とからパンで挟み込んで成るハンバーガーにおいて、
該ハンバーガーの表面か裏面の何れか一面に、周縁に沿って所要数、所要輪郭形状の凹部を配設し、該凹部に味付けジュンサイを盛り付けして成るハンバーガー。
【請求項2】
前記凹部が周縁に配設される凹部と、該凹部と隔絶されて中央部に配設される凹部とから成る請求項1記載のハンバーガー。
【請求項3】
前記ハンバーグが猪肉をベースとして味付けされて成る請求項1又は2記載のハンバーガー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−254047(P2012−254047A)
【公開日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−129752(P2011−129752)
【出願日】平成23年6月10日(2011.6.10)
【出願人】(505042033)
【Fターム(参考)】