説明

バイオマーカーおよび薬物標的としての、転写因子複合体の構成要素のがん関連アイソフォーム

本発明は、がん細胞において特異的に発現される、転写因子複合体の構成要素のアイソフォームに関する。これらのアイソフォームは、がんの検出、診断、予後判定、および治療モニタリングのためのバイオマーカーとして、ならびに標的とされたアイソフォームを発現する様々ながんを治療するための薬学的組成物の薬物標的として、用いることができる。これらの用途のための方法、分子、材料、およびキットも開示する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
SEQ ID NO:4〜207に示されたアイソフォームから選択される、転写コレギュレーターのアイソフォーム。
【請求項2】
請求項1記載のアイソフォームに特異的に結合する、長さが少なくとも6アミノ酸であるペプチド。
【請求項3】
長さが少なくとも12アミノ酸である、請求項2記載のペプチド。
【請求項4】
異種ペプチドと融合した、請求項1記載のアイソフォームまたは請求項2記載のペプチドを含む、融合タンパク質。
【請求項5】
異種ペプチドがSEQ ID NO:1〜3からなる群より選択される、請求項3記載の融合タンパク質。
【請求項6】
請求項1記載のアイソフォームに特異的に結合する、抗体。
【請求項7】
検出可能なマーカーによって標識されている、請求項5記載の抗体。
【請求項8】
請求項1記載のアイソフォームをコードするポリヌクレオチドまたはその相補体。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項記載の分子と、薬学的に許容される担体とを含む、組成物。
【請求項10】
組織検体中の請求項1記載のアイソフォームの存在を検出する段階を含む、組織検体中のがんを検出するための方法であって、アイソフォームの存在が、がんを示す、方法。
【請求項11】
検出する段階が、請求項1記載のアイソフォームに特異的に結合する検出可能な分子と組織検体とを接触させること、および検出可能な分子の結合を検出することを含み、検出可能な分子の結合が、がんを示す、請求項10記載の方法。
【請求項12】
(a)対象から得た組織検体を、検体中に存在する請求項1記載のアイソフォームの量を測定するためにアッセイする段階;および
(b)検体中に存在するアイソフォームの量を、以前の条件下で決定されたアイソフォームの量と比較する段階
を含む、対象におけるがんをモニタリングするための方法であって、アイソフォームの量の変化が、がんの進行の変化を示す、方法。
【請求項13】
アッセイする段階が、請求項1記載のアイソフォームに特異的に結合する検出可能な分子と検体とを接触させることを含み、検出可能な分子の結合のレベルの変化が、がんの進行の変化を示す、請求項12記載の方法。
【請求項14】
アッセイする段階(a)が、アイソフォームが結合する組織検体中のがん細胞のパーセンテージを決定すること、および/または組織検体中の検出可能な分子の結合の量を決定することを含む、請求項11記載の方法。
【請求項15】
がんが、黒色腫、結腸直腸がん、肺がん、肝細胞がん、膵がん、前立腺がん、神経膠腫、膠芽細胞腫、神経芽細胞腫、肉腫、軟骨肉腫、乳がん、卵巣がん、または奇形がん腫である、請求項10〜14のいずれか一項記載の方法。
【請求項16】
アイソフォームに特異的に結合する分子が、抗体である、請求項10〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項17】
抗体が、検出可能なマーカーによって標識されている、請求項16記載の方法。
【請求項18】
請求項2〜5のいずれか一項記載のペプチドとがん細胞とを接触させる段階を含む、がん細胞を死滅させる方法。
【請求項19】
請求項9記載の組成物の有効量を対象に投与する段階を含む、対象におけるがんを治療する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−529843(P2010−529843A)
【公表日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511287(P2010−511287)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/065688
【国際公開番号】WO2008/151200
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(509010724)オンコティーエックス インコーポレイテッド (2)
【Fターム(参考)】