説明

バストトップシール

【課題】バストの形・大きさは個人差があり、規格サイズの中でジャストフィットするものは意外に少なく、商品に不満が付きまとうことが多かった。太っている人、高齢者、身体の不自由な人は背中に手を回しにくく装着が難しい。また、粘着式カップは通気性がなく暑いうえに、汗をかいてはがれやすく不安である。かと言って、何もつけないとバストトップが服の上から透けて見え、他人の視線が気になる。
【解決手段】バストを覆う部分をできるだけ小さくした肌色の円形シールに、中心部分は弾力のあるやわらかい素材でクッション性を持たせ、全体にムレないように細かい通気孔をあけ、つけていて安心感のある、それでいて肌にやさしい粘着力としたことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、女性のバストにつける下着類の、様々な問題点を解消するひとつの選択肢としてのバストトップシールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の下着類の形状は、バストをカップ状のもので覆い、バンド状肩ひもで肩にひっかけ、同じくバンド状ベルトを背中に回して背中で固定するものが一般的だった。最近、肩ひもとベルトのない粘着式カップのものが登場し流行している。これらはいずれも、バストを人為的に形良く見せる目的もあるが、バストトップが服の上から透けないようにすることを主たる目的としている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらは次のような欠点があった。
(イ)バストの形・大きさは、人間の体形の一部であり、人それぞれ個性があり違うものだが、ある規格サイズに合わせて買うのが一般的だった。しかしジャストフィットするものは意外に少なく、商品に対して不満が付きまとうことが多かった。
(ロ)太っている人、高齢者、身体の不自由な人は背中に手を回しにくく、装着が難しい。
(ハ)粘着式カップはバスト全体、つまり発汗の多い胸に押しつけて貼るのでとても暑く、カップの中に汗がたまり、はがれやすく、つけていても不安である。
(ニ)何もつけないと、バストトップが服の上から透けて見え、他人の視線が気になる。
本発明は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
バストをカップで覆うという概念を捨て去り、覆う部分をできるだけ小さくした肌色の円形シールに、中心部分は弾力のあるやわらかい素材でクッション性を持たせ、全体に細かい通気孔を多数あけてムレないようにする。また、つけていて安心感のある、それでいて肌にやさしい粘着力の使い捨てシールとする。
本発明は、以上の構成よりなるバストトップシールである。
【発明の効果】
【0005】
簡単な使い捨てシールなので、誰でもいつでもどこでも手軽に、衛生的に使用できる。年齢による体形変化や授乳経験によるバストの変化で、手持ちの下着が合わなくなることも気にせずに済み、太っている人や高齢者、身体の不自由な人も背中に手を回さずにつけることができる。また夏の暑さや、肩・胸・背中の締め付け感からも解放され、ブラジャーによる肩こりや血行不良の解消も期待できる。下着とは違った選択肢が増えることにより、女性がTPOに合わせて使い分け、身体的負担を軽くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
バストトップよりも少し大きい肌色の円形シールで、中心部分にクッション性を持たせる。通気性を考えて全体に細かい孔を多数あけ、毎日使用する場合でも肌にやさしく、それでいて安心感のある粘着力とする。
本発明は以上のような構造で、誰でも簡単に、そして手軽に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明使用時を示した正面図である。
【図2】本発明使用時を示した断面図である。
【符号の説明】
【0008】
1シール部分
2クッション部分
3通気孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バストトップよりも少し大きい肌色の円形で、中心部分に弾力のあるやわらかい素材でクッション性を持たせ、ムレないように全体に通気孔をあけた、肌にやさしい粘着力の使い捨てシール。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−81867(P2006−81867A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−300748(P2004−300748)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【出願人】(504384446)