説明

バストラインとおぶい紐を隠す衣類

【課題】おぶい紐を使用した時のバストラインの強調と見た目の悪さを隠す事を目的とする。
【解決手段】衣類の背面略中央に裾から襟首方向に略脇の下の高さまで開く様にチャックを付ける。
この衣類をおぶい紐を使用した状態の上に着る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本製品は、バストラインとおぶい紐を使用した時の見た目の悪さを隠す衣類に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、おんぶする大人と子供を大きなショールで羽織って、バストラインを隠したり、子供と向き合う様におぶい紐を掛けたりしている。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許出願番号2003−436438
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バストラインを隠そうとして、大きなショールを羽織ると、ショールが邪魔で、家事など作業が行いにくい。おんぶをしない時には、大きなショールを羽織ると違和感があり、又、羽織らなければ邪魔になる。又、ショールが要らない天候や季節もある。向き合う様におぶい紐を掛けた場合は子供の頭部がバストの前にあり、手元、足元が見えにくく、同様に作業が行いにくい。そして、おぶい紐が見えると見た目が悪い。本発明は、おんぶをしていない場合でも、一般の衣類として着用して違和感が無く、子供をおぶう場合は、バストラインをとおぶい紐を隠し、家事などの作業が行いやすく、手元や足元も良く見え、見た目の良い衣類を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
従って、本発明に依れば衣類の背面略中央に裾から襟首方向に略脇の下の高さ付近まで開閉部を設け、前記開閉部には開閉自在の手段を備えたことである。尚、ここに言う開閉自在の手段とは、ファスナー、又は、ボタン、又は、面ファスナー等を設け、必要に応じ閉止状態又は、開放状態を維持することを可能としたことである。
【発明の効果】
【0006】
前面からの見た目は、通常の衣類を着ている状態なので、手元、足元が見え、動きやすく、バストラインもおぶい紐も全く見えません。背面からは、子供と子供が入っているホルダーだけがファスナーの開口部から出て、裾から子供の又下までは、ファスナーが閉じるので、衣類の下に着用している衣服が見えず、見た目を損ないません。また、子供をおぶわない時、背面のファスナーを閉めたまま通常の衣類として着用する事ができます。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明のバストラインとおぶい紐を隠す衣類を示す平面図である。
【図2】本発明のバストラインとおぶい紐を隠す衣類の使用状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1衣類1の背部の略中央に裾方向から襟首方向にかけて略脇の下の高さに達する開閉部2を設け、この開閉部2には開閉自在の手段3を備える。尚、ここに言う開閉自在の手段とは、ファスナー、又はボタン、又は面ファスナー等の部材を用いると良く、図1に置いては於いてはファスナーを用いている。又、これらの開閉自在の手段に用いる部材は縫製または、接着等によって、着衣1に設けると良い。又、上記に言う着衣とは、上着又は、シャツ等一般に着用する衣類のことである。本発明をを使用する時は、まず、背部のファスナーを上まではずし、子供をおぶった状態で衣類を身体の前で持ち、両方の袖に腕を通し、襟首部分を首に掛け、裾部分を下に延ばし、背部のファスナーをはめて、子供の略股下まで閉める。ファスナーが裾部分から子供の略股下まで閉じるので衣類の下に着用している衣服が見えず、見た目を損ないません。
【符号の説明】
【0009】
1 衣類
2 切裂き
3 ファスナー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
衣類の背面略中央に裾から襟首方向に略脇の下の高さ付近まで開閉部を設け、前記開閉部分には、開閉自在の手段を備えたことを特徴とするバストラインとおぶい紐を隠す衣類。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate