バッテリモジュール
【課題】新規のバリアーを適用することで軽量化されたバッテリモジュールを提供し、また、バッテリセルのスウェルリングを効果的に制御することができるバリアーを具備したバッテリモジュールを提供する。
【解決手段】第1方向に離隔される複数のバッテリセル10と、複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアー150aとを含み、バリアーは、板材151及び板材から第1方向に延長されて前隣接したバッテリセルと接する突出部152を含むが、突出部は弾性体を含む。
【解決手段】第1方向に離隔される複数のバッテリセル10と、複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアー150aとを含み、バリアーは、板材151及び板材から第1方向に延長されて前隣接したバッテリセルと接する突出部152を含むが、突出部は弾性体を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールに関し、より詳細には複数のバッテリセルと前記バッテリセルに介在されるバリアーを含むバッテリモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高エネルギー密度の非水電解液を利用した高出力バッテリモジュールが開発されており、前記高出力バッテリモジュールは、高電力を必要とする機器、例えば、電気自動車などのモーターの駆動に使用できるように複数のバッテリセルを直列に連結して大容量のバッテリモジュールを構成する。
【0003】
バッテリセルは、陽極板及び陰極板で構成される電極組立体と電解液を含み、これらの極板と電解液との電気化学的反応によってエネルギーを発生しえる。この際、バッテリセルの内部には電気化学的反応の副反応として気体が発生しえる。このような気体は、バッテリセルの外形を変化させることがあり、これによって複数のバッテリセルを整列させることで、形成されたバッテリモジュールの形態に影響を与え、前記バッテリセルを堅固に固定させるのに邪魔になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、新規のバリアーを適用することで軽量化されたバッテリモジュールを提供することである。
【0005】
また、本発明の他の目的はバッテリセルのスウェルリング(Swelling)を効果的に制御することができるバリアーを具備したバッテリモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明はバッテリモジュールに関し、前記バッテリモジュールは第1方向に離隔される複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアーとを含み、前記バリアーは板材(Plate)、及び前記板材から第1方向に延長されて前記隣接したバッテリセルと接する突出部を含むが、前記突出部は弾性体を含むことができる。
【0007】
前記板材は、第1方向に前記板材を貫通するように形成された開口部と、前記開口部を介して延長される突出部とを含むことができる。
【0008】
前記突出部は、前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、前記第1ヘッド部と繋がれて前記開口部を介して延長される連結部材と、を含むことができる。また、前記突出部は、前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接することができる。
【0009】
前記第1ヘッド部は、第1物質で形成され、前記第2ヘッド部は前記第1物質とは異なる第2物質で形成することができる。
【0010】
前記連結部材は、第1ヘッド部と繋がれる第1連結部材部と、前記第2ヘッド部と繋がれる第2連結部材部とを含み、前記第1及び第2連結部材部は第1方向に互いに対応される長さを持って、前記第1及び第2連結部材部の長さは第1方向に前記板材の厚さ以下も可能である。
【0011】
前記第1ヘッド部、第2ヘッド部及び連結部材は一体に形成されることができる。
【0012】
前記開口部は、互いに間隔を置いて離隔される複数の行(Line)に整列される複数の開口部を含み、前記突出部は前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含み、前記複数の行の少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、第1物質で形成されて、前記少なくとも一つの第1行と互いに交代に具備されるが、隣接する複数の行の少なくとも一つの第2行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第2物質で形成することができる。
【0013】
前記突出部は、第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端に繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は前記隣接した第2バッテリセルと接し、前記少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、第2物質で形成されて、少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第1物質で形成することができる。
【0014】
前記連結部材は、前記隣接したバッテリセルの第2バッテリと接することができる。
【0015】
前記連結部材の大きさは、前記開口部の大きさに対応されるように具備することができる。
【0016】
前記第1ヘッド部と前記連結部材は一体に形成することができる。
【0017】
前記第1ヘッド部は、前記連結部材と繋がれる第1終端と、前記連結部材から離隔される第2終端とを含み、前記第1終端での第1ヘッド部の直径は前記開口部の直径より大きく、前記第2終端での第1ヘッド部の直径は、前記開口部の直径に対応するように具備することができる。
【0018】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0019】
前記開口部は、互いに離隔される複数の列に整列される複数の開口部を含み、前記突出部は前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含むことができる。
【0020】
前記開口部は、互いに離隔されて具備される複数の開口部を含み、前記突出部はそれぞれヘッド部と連結部材を具備する複数の突出部を含み、前記延長部材は複数の開口部のそれぞれを介して延長されるが、前記ヘッド部と繋がれて前記複数の突出部の第1突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接し、前記複数の突出部の第2突出部のヘッド部は、前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接し、前記第1突出部の延長部材は前記第2バッテリセルと接し、前記第2突出部の延長部材は第1バッテリセルと接することができる。
【0021】
前記弾性体は、ラバー(Rubber)、シリコン、及びポリスチレンのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
【0022】
前記弾性体は、硬度が30Hsないし100Hsである(KS B0807“ショア硬度試験方法(Method of Shore Hardness Test)”による)。
【0023】
前記バッテリモジュールは、前記複数のバッテリセルとバリアーを収容するハウジングをさらに含み、前記ハウジングは前記バッテリモジュールの第1終端に具備されて、前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第1終端で接する第1エンドプレートと、前記バッテリモジュールの第2終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第2終端で接する第2エンドプレードと、前記第1エンドプレートと第2エンドプレートを連結する少なくとも一つの連結プレートと、を含むことができる。
【0024】
前記バリアーは、他の突出部をさらに含み、前記他の突出部は弾性体とは異なる物質を含むことができる。
【0025】
本発明の他の実施例によれば本発明は、一方向に整列された複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの間に介在されるバリアーと、前記バッテリセルとバリアーを収容するハウジングとを含み、前記バリアーは少なくとも一つの開口部を含む板材と、前記開口部を貫通するように具備される突出部とを含み、前記突出部は少なくとも一部が弾性体からなる。
【0026】
前記開口部は、前記板材に一定の間隔離隔されて具備される複数のホールを含むことができる。
【0027】
前記板材は、第1及び第2面からなり、前記突出部は前記第1または第2面に具備される第1または第2ヘッド部を含むことができる。この際、前記突出部は前記第1及び第2ヘッド部を連結するが前記板材の開口部を貫通するように具備される連結部材をさらに含むことができる。
【0028】
また、前記第1または第2ヘッド部は円形または多角形の筒状筒状に具備することができる。この際、前記第1または第2ヘッド部は一定の間隔で離隔されて具備することができる。
【0029】
前記第1ヘッド部及び第2ヘッド部、連結部材のうちいずれか一つは弾性体で形成することができる。
【0030】
また、前記第1ヘッド部と連結部材は弾性体で形成されるが、前記第1ヘッド部と連結部材は一体に形成することができる。
【0031】
前記第1または第2ヘッド部は、前記板材の第1または第2面に一列に整列されて複数の行に具備されるが、同一面で前記第1及び第2ヘッド部が行を異にして互いに交代に整列して具備することができる。
【0032】
前記第1及び第2ヘッド部は、前記連結部材によって繋がれて一体に形成することができる。
【0033】
前記連結部材は、前記板材の開口部の大きさに対応するように具備することができる。
【0034】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0035】
前記弾性体は、ラバー(Rubber)、シリコン及びポリスチレンのうちいずれか一つを含むことができる。
【0036】
前記弾性体は、硬度が30Hsないし100Hsである。
【0037】
前記ハウジングは、前記バッテリセルの外側に配置された一対の第1及び第2エンドプレート及び前記第1及び第2エンドプレートを連結するサイドプレート及びボトムプレートを含むことができる。
【0038】
さらに、本発明のまた他の実施例によれば、本発明はバッテリモジュールのバッテリセルを分離させるためのバリアーに関し、前記バリアーは板材と、前記板材から第1方向に延長されて前記バッテリセルと接触可能な突出部を含み、前記突出部は弾性体を含むことができる。一実施例で、前記板材は第1方向に貫通して形成された開口部を持って、前記突出部は前記開口部を介して延長される。
【0039】
前記突出部は、前記バッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、前記開口部を介して延長されて前記第1ヘッド部と繋がれる連結部材を含むことができる。
【0040】
前記突出部は、前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含むことができ、前記第2ヘッド部はバッテリセルの第2バッテリセルと接することができる。
【0041】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0042】
前記弾性体は、ラバー、シリコン及びポリスチレンのうち少なくとも一つ以上を含むことができる。
【発明の効果】
【0043】
以上のように本発明によれば、新規なバリアーを適用させることでバッテリセルを効率的に冷却させると同時に、軽量化されたバッテリモジュールを提供することができる。
【0044】
また、本発明によればバッテリセルのスウェルリング(SwElling)を効果的に防止してバッテリセルの信頼性を向上させると同時に、生産効率が増加されたバッテリモジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施例によるバッテリモジュールの斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3A】本発明によるバッテリモジュールのバリアーの斜視図である。
【図3B】図3Aのバリアーの分解斜視図である。
【図3C】図3AのバリアーのA-Aによる断面図である。
【図3D】図3Cのバリアーの分解断面図である。
【図4A】本発明に他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図4B】図4AのバリアーのA’-A’による断面図である。
【図5A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの一面の斜視図である。
【図5B】図5Aに対する他面の斜視図である。
【図5C】図5AのバリアーのB-Bによる断面図である。
【図5D】図5Cの分解断面図である。
【図6A】本発明に他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図6B】図6AのバリアーのB’-B’による断面図である。
【図7A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図7B】図7AのバリアーのC-Cによる断面図である。
【図8A】本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図8B】図8AのバリアーのD-Dによる断面図である。
【図8C】図8Bのバリアーの分解断面図である。
【図9A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図9B】図9AのバリアーのE-Eによる断面図である。
【図9C】図9Bのバリアーの分解断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
その他の実施例たちの具体的な事項は、発明の詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを果たす方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるだろう。しかし、発明は以下に開示される実施例等に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができ、以下説明でいずれかの部分が他の部分に繋がれているとした時、これは直接的に繋がれている場合のみならず、その中間に他の素子を間に置いて電気的に繋がれている場合をも含む。また、図面で本発明と関係のない部分は、本発明の説明を明確にさせるために略しており、明細書全体を通じて類似な部分に対しては同じ図面符号を付けた。
【0047】
図1ないし図3Dを参照して本発明の好ましい一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例によるバッテリモジュールの斜視図で、図2は図1のバッテリモジュールの分解斜視図である。
【0048】
図1及び図2を参照すれば、本発明の好ましい実施例によるバッテリモジュール100は、一方向に整列された複数のバッテリセル10と、前記複数のバッテリセル10の間(例えば、複数のバッテリセル10の隣接したバッテリセル10の間)に介在されるバリアー150a、及び前記バッテリセル10とバリアー150aを収容するハウジング110、120、130、140を含み、前記バリアー150aは少なくとも一つの開口部151aを含む板材151と、前記開口部を貫通するように具備される突出部152を含み、前記突出部152は少なくとも一部が弾性体で形成される。
【0049】
バッテリセル10は、電極組立体と電解液を電池ケースに収容させた後、前記電池ケースをキャップ組立体14で密閉させることで製造することができる。キャップ組立体14は、前記キャップ組立体14上の両終端に具備される陽極端子11及び陰極端子12と、前記陽極及び陰極端子11、12の間に具備されるベント13を含むことができる。一実施例で、前記電極組立体は陽極板及び陰極板と、これらの極板の間に介在されたセパレーターで構成することができる。前記陽極板は陽極端子11と繋がれ、陰極板は陰極端子12と繋がれて電極組立体及び電解液の電気化学的な反応によって発生するエネルギーは、前記バッテリセル10の外部へ伝達される。また、ベント13はバッテリセル10内部から発生する気体を前記バッテリセル10の外部へ放出する通路の役目をする。
【0050】
ハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10とバリアー150aを固定させることで、バッテリモジュール100に形成させることができる。前記ハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10の終端の外側に配置された一対の第1及び第2エンドプレート110、120と前記エンドプレートを連結する少なくとも一つ以上のサイドプレート130とボトムプレート140で構成することができる。
【0051】
第1及び第2エンドプレート110、120と一対のサイドプレート130及びボトムプレート140は、複数のバッテリセル10を収容するために一定の空間を区画し、バッテリセル10はハウジング110、120、130、140内の区画された空間の中に一方向に整列されて具備することができる。この際、前記バッテリセル10は、広い全面が互いに対向するように並んで整列される。隣り合う二つのバッテリセル10の陽極端子11または陰極端子12は、バスバー15を介して電気的に連結されうる。バスバー15には、陽極端子11及び陰極端子12が貫通することができる一対のホールが具備されて、前記ホールを介して陽極端子11及び陰極端子12が貫通して繋がれたバスバー15はナット16などの部材によって固定されうる。
【0052】
一対のサイドプレート130は、バッテリセル10の両側面を支持し、ボトムプレート140は、前記バッテリセル10の底面を支持することができる。サイドプレート130とボトムプレート140の一端はそれぞれ第1エンドプレート110に締結されて、これらの反対側の他端は第2エンドプレート120に締結されることで、前記第1及び第2エンドプレート110、120を連結することができる。この際、締結はボルト-ナットなどによって行われるが、これに制限されない。
【0053】
第1及び第2エンドプレート110、120は、それぞれ両端に配置されるバッテリセル10と面接触するように配置されて、複数のバッテリセル10を内側に加圧することができる。この際、前記第1及び第2エンドプレート110、120によって支持される複数のバッテリセル10は、陽極端子11及び陰極端子12が互いに交代に配置されるように整列されて、隣り合う端子が直列になるように連結することができる。
【0054】
前述の第1及び第2エンドプレート110、120と、一対のサイドプレート130及びボトムプレート140からなるハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10を安定的に固定するためであり、本実施例の形態に制限されずに多様に変形して実施することができる。また、前記バッテリセル10の連結構造及びバッテリセル10の個数はバッテリモジュール100の設計によって多様に変形することができる。
【0055】
図3Aは、本発明によるバリアーの斜視図で、図3Bは図3Aのバリアーの分解斜視図であり、図3Cは図3AのA-Aによる断面図で、図3Dは図3Cの分解断面図である。
【0056】
図3Aないし図3Dを参照すれば、複数のバッテリセル10の間に介在されるバリアー150aは、少なくとも一つの開口部151aを含む板材151と、前記開口部151aを貫通するように具備される突出部152を含むことができる。この際、前記突出部152は少なくとも一部が弾性体で形成されうる。
【0057】
バリアー150aは、隣り合うバッテリセル10の間に介在されて、バッテリセル10を互いに離隔させることができる。したがって、前記バリアー150aによってバッテリセル10の間には空間が具備されうる。このような空間は複数回の充放電でバッテリセル10で発生する熱が累積しないように熱を放出する通路の役目をすることができる。また、前記空間はバッテリセル10の冷却または加熱のための熱伝逹媒体の通路になることも可能である。
【0058】
開口部151aは、板材151から一定の間隔で離隔されるように具備することができ、複数のホールで構成することができる。前記板材151は、第1及び第2面151b、151cで構成することができる。突出部152は、第1または第2面151b、151cに具備される第1または第2ヘッド部152a、152bを含むことができる。また、突出部152は、前記第1及び第2ヘッド部152a、152bを連結するが、前記板材151の開口部151aを貫通するように具備される連結部材152cをさらに含むことができる。
【0059】
前記第1または第2ヘッド部152a、152bは、円形または多角形の筒状に具備することができ、第1または第2ヘッド部152a、152bは前記板材151上から一定の間隔で離隔されるように具備することができる。反面、本発明はこれに制限されず、他の実施例では前記突出部152は他の適切な形態及び互いに異なる間隔を持つように形成することができる。
【0060】
通常、バッテリセルは充放電過程で発生するバッテリセル10のスウェルリング(Swelling)を制御するために、前記バッテリセル10を一定の圧力以上に加圧することができる構造物を必要とする。また、バッテリセル10を加熱または放熱させるために、隣り合うバッテリセル10の間を離隔させる必要がある。したがって、バッテリセル10の間には前記バッテリセル10とおおよそ対応する大きさのバリアー150aを介在することができるが、この際、バリアー150aは突出部152と前記突出部152を支持する板材151を含んで構成することができる。また、前記バリアー150aはバッテリセル10に突出部152が直接接するように介在されうる。
【0061】
バッテリモジュール100を構成する時、バッテリセル10と前記突出部152の少なくともいずれか一方には絶縁処理をすることで、これらの間の電気的な短絡が発生することを防止する。通常、絶縁処理はバッテリセル10の表面に非導電性物質である絶縁フィルムを利用してチュービング(Tubing)することで行われる。反面、前記バッテリセル10の外表面に具備されるチュービングは、外部衝撃によって破裂することがあり、またはバッテリモジュールの震動などによる突出部152とバッテリセル10の摩擦によって損傷されることがありえる。このようにチュービングが損傷された場合、バッテリセル10は外部と電気的な短絡を発生させることがあり、同時にバッテリセル10の外観の不良を誘発することがありえる。
【0062】
バリアー150aは、バッテリセル10と直接接触する部分である突出部152の少なくとも一部を弾性体(Elastomer)で形成させることができる。通常、弾性体は所定の外力による変形から回復される物質で、耐磨耗性、延伸率及び衝撃強度に対して良い特性を持つ。
【0063】
突出部152を構成する第1ヘッド部152a、第2ヘッド部152b及び連結部材152cのうち少なくともいずれか一つは弾性体で形成することができる。また、前記第1ヘッド部152aと連結部材152cは、弾性体で形成されるが、前記第1ヘッド部152aと連結部材152cは一体に形成されるかまたは別途に形成することができる。
【0064】
第1ヘッド部152aと連結部材152cが一体に形成される場合、前記板材151の第1面151b側に第1ヘッド部152aが具備されるように連結部材152cを開口部151aに貫通させた後、板材151の第2面151c側で貫通された連結部材152cに第2ヘッド部153を締結させることで、本実施例によるバリアー150aを製作することができる。
【0065】
この際、前記連結部材152cは前記板材151の開口部151aに対応する形状で具備することができる。連結部材152cは、板材151の開口部151aを貫通して、バリアー150aの第1及び第2面151b、151cに具備される第1及び第2ヘッド部152a、152bを連結して固定するために具備されるもので、開口部151aを貫通できるほどの大きさであれば可能であるが、前記第1及び第2ヘッド部152a、152bを安定的に固定させ、同時にバッテリモジュール100の耐振動性を高めるために開口部151aに対応する大きさで具備させることが好ましい。
【0066】
また、前記連結部材152cで前記第1ヘッド部152aと繋がれない部分である連結部材152cの一端と、第2ヘッド部152bで前記連結部材152cの一端に対応する部分には締結部をさらに含むことができる。前記締結部は、連結部材152cと第2ヘッド部152bを締結固定させるために具備されるもので、連結部材152cの一端に具備される締結部と、第2ヘッド部152bに具備される締結部は、互いに対応して締結されるように具備することができる。例えば、前記締結部では溝-突起結合、フック結合またはねじ結合など、その他の適切な結合装置を含むことができる。
【0067】
突出部152の少なくとも一部に具備される弾性体は、その硬度が30Hsないし100Hsでありえるし(KS B0807“ショア硬度試験方法(Method of Shore Hardness Test)”による)、例えば、前記弾性体はラバー、シリコン及びポリスチレンのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
【0068】
前記弾性体の硬度が30Hs未満の場合には、前記弾性体の耐久性が弱くて、突出部152で弾性体で構成された部分は簡単に摩耗または損傷されうる。また、弾性体の硬度が100Hs超過の場合には、突出部152が硬直された構造に具備されて、耐振動性の効果を充分に持つことができないため、外力または震動などによってバッテリセル10のチュービングを損傷させて短絡を発生させることがある。
【0069】
以下、図4Aないし図9Cを参照して本発明の他の実施例について説明する。後述する内容を除き、図1ないし図3Dで説明した内容と同一なので、これに対する詳しい内容は省略する。
【0070】
図4Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図4Bは図4AのA’-A’による断面図である。
【0071】
図4Aないし図4Bを参照すれば、バリアー150bは少なくとも一つの開口部を含む板材151と、前記開口部151aを貫通するように具備される突出部152’を含むことができる。この際、前記突出部152’は少なくとも一部が弾性体で形成することができる。突出部152’は、前記板材151の第1または第2面151b、151cに具備される第1ヘッド部152aを含むことができる。また、前記突出部152’は前記開口部151aを貫通するが、前記第1ヘッド部152aと一体に具備される連結部材152cをさらに含むことができる。
【0072】
本実施例では、前記板材151の第1面151bのみに第1ヘッド部152aを具備させて、前記板材151の第2面151cに具備される第2ヘッド部を略した。
【0073】
前記突出部152’は、第2面151cに連結部材152cの一端が露出するように具備させた。したがって、第2面151c側に接するバッテリセルは露出した連結部材152cの一端によって離隔されることで、バッテリセルの間の空間を具備することができる。前記連結部材152cは、第1ヘッド部152aと一体に具備されることができるし、また第2ヘッド部152cを具備させる段階を略することができるので、単一工程によって突出部152’を具備させることができるので工程効率を進めることができる。この際、前記連結部材152cは第2ヘッド部が具備されなくても前記板材151の開口部151aと連結部材152cの間の摩擦力によって固定することができる。
【0074】
図5Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの一面の斜視図で、図5Bは図5Aに対する他面の斜視図であり、図5Cは図5AのB-Bによる断面図で、図5Dは図5Cの分解断面図である。
【0075】
図5Aないし図5Dを参照すれば、バリアー250aは少なくとも一つの開口部251aを含む板材251と、前記開口部を貫通するように具備される突出部252を含むことができる。この際、前記突出部252は少なくとも一部が弾性体からなることができる。
【0076】
板材251は、第1及び第2面251b、251cからなり、前記突出部252は前記第1または第2面251b、251cに具備される第1または第2ヘッド部252a、252bを含むことができる。また、前記突出部252は、前記第1及び第2ヘッド部252a、252bを連結するが、前記第1ヘッド部252aと一体に具備することができる連結部材252cをさらに含むことができる。また、前記第1または第2ヘッド部252a、252bは、前記板材251の第1または第2面251b、251c上に一列に整列されて複数の行(例えば、縦横に具備される行または列)に具備されるが、第1及び第2ヘッド部252a、252bが同一の面で行を異にして交代に整列されるように具備することができる。
【0077】
本実施例による第1ヘッド部252a及び第2ヘッド部252bは、異種の材質で形成することができ、例えば、両方ともに弾性体で形成するが、異種の弾性体で形成するか、または前記第1または第2ヘッド部252a、252bの少なくともいずれか一側のみを弾性体で形成することができる。前記第1ヘッド部252aと前記第2ヘッド部252bは、異なる物質で形成することができる。連結部材252cも前記第1または第2ヘッド部252a、252bと材質を異にして具備することができるが、本実施例では第1ヘッド部252aと一体に製作して第1ヘッド部252aと同一の材質で具備した。
【0078】
連結部材252cと一体に形成された第1ヘッド部252aは、板材251の第1または第2面251b、251c側で開口部251aを貫通するように具備することができる。このように、開口部251aを貫通した連結部材252cは、それぞれ第2または第1面251c、251b側で第2ヘッド部252bと締結可能である。前記第1ヘッド部252aは、第1面251b及び第2面251cにすべて具備することができ、第1面251bにはそれぞれ一列に整列された第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bが互いに行または列を変えながら交代に具備することができる。反面、本発明は第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bが行に整列されることに制限されず、他の実施例では前記第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bはその他の適切なパターンに整列されうる。
【0079】
前記締結は、前述のように溝-突起結合、フック結合またはねじ結合によって遂行されうるし、この際、前記第1及び第2ヘッド部252a、252bの材質または配列形態などはバッテリモジュールの設計に応じて、すなわち、冷媒の流路またはバッテリセルの耐振動性などの要件に応じて適切に変形可能である。
【0080】
図6Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図6Bは図6AのB’-B’による断面図である。図6A及び図6Bを参照すれば、バリアー250bは少なくとも一つの開口部251aを含む板材251と、前記開口部を貫通するように具備される突出部252’を含むことができる。この際、前記突出部252’は少なくとも一部が弾性体で形成されうる。
【0081】
板材251は、第1及び第2面251b、251cからなり、前記突出部252’は第1ヘッド部252aと連結部材252cを含むことができる。前記第1ヘッド部252aは、前記板材251の第1または第2面251b、251cに一列に整列されて複数の行(例えば、縦横に具備される行または列)に具備されるが、前記第1ヘッド部252aが同一面で偶数または奇数行では省略されるように具備することができる。一実施例では、前記突出部252’は、第1面251bでは奇数行のみに具備され、第2面251cでは偶数行のみに具備されるようにし、それぞれの第1または第2面251b、251cには第1ヘッド部252aと前記連結部材252cの一端が行を異にして交代に整列されるように具備することができる。また、本発明は第1ヘッド部252a及び連結部材252cが行に整列されることに制限されず、他の実施例では前記第1ヘッド部252a及び連結部材252cはその他の適切なパターンに整列することができる。
【0082】
図7Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図で、図7Bは図7AのC-Cによる断面図である。図7A及び図7Bを参照すれば、バリアー350は第1及び第2面351b、351cを含む板材351からなり、前記第1及び第2面351b、351cに延長されて具備される少なくとも一つの開口部351aを含むことができる。この際、前記開口部351aを貫通するように具備される突出部352を含むことができる。この際、前記突出部352は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0083】
突出部352は、板材351の第1及び第2面351b、351cに具備される第1ヘッド部352aと、第2ヘッド部352b及びこれらの第1及び第2ヘッド部352a、352bをそれぞれ連結する連結部材352cで構成することができる。また、前記連結部材352cはスプリングを含むことができる。
【0084】
連結部材352cは、前記板材351の開口部351aを貫通して具備されて、第1及び第2ヘッド部352a、352bを連結して第1及び第2ヘッド部352a、352bを前記板材351上に固定することができる。この際、前記連結部材352cをスプリングで具備させることで、前記板材351の厚さの変化と無関係におおよそ同一の連結部材352cを使用することができる。すなわち、連結部材352cを弾性力が非常にすぐれたスプリングで具備させることで、バリアー350の寸法に対する制約から自由になるので、組立公差による不良を減少させることができる。
【0085】
図8Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図8Bは図8AのD-Dによる断面図であり、図8Cは図8Bの分解断面図である。
【0086】
図8Aないし図8Cを参照すれば、バリアー450は、第1及び第2面451b、451cを含む板材451からなり、前記第1及び第2面451b、451cに延長されて具備される少なくとも一つの開口部451aを含むことができる。この際、前記開口部451aを貫通するように具備される突出部452を含むことができる。この際、前記突出部452は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0087】
本実施例による突出部452は、一対の第1及び第2ヘッド部452a、452bと前記第1及び第2ヘッド部452a、452bを連結する連結部材452cを含むことができる。この際、前記第1及び第2ヘッド部452a、452bと連結部材452cは一体に形成することができる。
【0088】
本発明による突出部452は、弾性体で形成することができるので、その外観が固定されず、外力によって簡単に変形されうる。したがって、本実施例のように第1及び第2ヘッド部452a、452bと連結部材452cとが一体に形成された突出部452を板材451の第1または第2面451b、451cで開口部451aを貫通させることができる。
【0089】
また、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの少なくともいずれか一側は、断面がテーパ型に形成されて、前記開口部451aの貫通が容易にできる。すなわち、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの連結部材452cに繋がれない一端は、開口部451a直径に比べて小さいかまたはおおよそ同じくなるように具備されて、開口部451a介して容易に貫通されるように具備することができる。また、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの連結部材452cに繋がれた他端は、開口部451aの直径に比べて大きいように具備されて、貫通した後には前記開口部451aから離脱されず、開口部451aの外面に固定されうる。すなわち、開口部451aに比べて大きいように具備された第1または第2ヘッド部452a、452bの他端は、前記開口部451aの入口でかかるため、前記突出部452は板材451に安定的に固定することができる。
【0090】
図9Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図で、図9Bは図9AのE-Eによる断面図であり、図9Cは図9Bの分解断面図である。
【0091】
図9Aないし図9Cを参照すれば、バリアー550は少なくとも一つの開口部551aを含み、第1及び第2面551b、551cからなり、板材551と、前記開口部551aを貫通するように具備される突出部552を含むことができる。この際、前記突出部552は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0092】
本実施例による突出部552は、第1ヘッド部552aと前記第1ヘッド部552aに繋がれる連結部材552cを含むことができる。前記連結部材552cは、第1ヘッド部552aと一体にまたは個別的に形成することができる。
【0093】
連結部材552cは、開口部551aのおおよそ半分以下の長さに具備することができる。すなわち、前記第1ヘッド部552aと連結部材552cで構成された突出部552は、板材551の第1及び第2面551b、551cの両側でそれぞれ具備されて、この際、前記第1及び第2面551b、551cで開口部551aを貫通するように具備される連結部材552cは開口部551aの内部で互いに対面するように具備することができる。このように、突出部552を同一に使用することで、バッテリモジュールの製造コストを低減することができ、生産費を減少させることができる。
【0094】
以上のように、本発明の最も好ましい実施形態について説明したが、本願発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者が様々な変形や変更が可能であることはもちろんであり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0095】
10 バッテリセル、
11 陽極端子、
12 陰極端子、
13 ベント、
14 キャップ組立体、
15 バスバー、
16 ナット、
100 バッテリモジュール、
110 第1エンドプレート、
120 第2エンドプレート、
130 サイドプレート、
140 ボトムプレート、
150a、150b、250a、250b、350、450、550 バリアー、
151、251、351、451、551 板材、
151a、251a、351a、451a、551a 開口部、
151b、251b、351b、451b、551b 第1面、
151c、251c、351c、451c、551c 第2面、
152、252、352、452、552 突出部
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールに関し、より詳細には複数のバッテリセルと前記バッテリセルに介在されるバリアーを含むバッテリモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、高エネルギー密度の非水電解液を利用した高出力バッテリモジュールが開発されており、前記高出力バッテリモジュールは、高電力を必要とする機器、例えば、電気自動車などのモーターの駆動に使用できるように複数のバッテリセルを直列に連結して大容量のバッテリモジュールを構成する。
【0003】
バッテリセルは、陽極板及び陰極板で構成される電極組立体と電解液を含み、これらの極板と電解液との電気化学的反応によってエネルギーを発生しえる。この際、バッテリセルの内部には電気化学的反応の副反応として気体が発生しえる。このような気体は、バッテリセルの外形を変化させることがあり、これによって複数のバッテリセルを整列させることで、形成されたバッテリモジュールの形態に影響を与え、前記バッテリセルを堅固に固定させるのに邪魔になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、新規のバリアーを適用することで軽量化されたバッテリモジュールを提供することである。
【0005】
また、本発明の他の目的はバッテリセルのスウェルリング(Swelling)を効果的に制御することができるバリアーを具備したバッテリモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の特徴によれば、本発明はバッテリモジュールに関し、前記バッテリモジュールは第1方向に離隔される複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアーとを含み、前記バリアーは板材(Plate)、及び前記板材から第1方向に延長されて前記隣接したバッテリセルと接する突出部を含むが、前記突出部は弾性体を含むことができる。
【0007】
前記板材は、第1方向に前記板材を貫通するように形成された開口部と、前記開口部を介して延長される突出部とを含むことができる。
【0008】
前記突出部は、前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、前記第1ヘッド部と繋がれて前記開口部を介して延長される連結部材と、を含むことができる。また、前記突出部は、前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接することができる。
【0009】
前記第1ヘッド部は、第1物質で形成され、前記第2ヘッド部は前記第1物質とは異なる第2物質で形成することができる。
【0010】
前記連結部材は、第1ヘッド部と繋がれる第1連結部材部と、前記第2ヘッド部と繋がれる第2連結部材部とを含み、前記第1及び第2連結部材部は第1方向に互いに対応される長さを持って、前記第1及び第2連結部材部の長さは第1方向に前記板材の厚さ以下も可能である。
【0011】
前記第1ヘッド部、第2ヘッド部及び連結部材は一体に形成されることができる。
【0012】
前記開口部は、互いに間隔を置いて離隔される複数の行(Line)に整列される複数の開口部を含み、前記突出部は前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含み、前記複数の行の少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、第1物質で形成されて、前記少なくとも一つの第1行と互いに交代に具備されるが、隣接する複数の行の少なくとも一つの第2行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第2物質で形成することができる。
【0013】
前記突出部は、第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端に繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は前記隣接した第2バッテリセルと接し、前記少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、第2物質で形成されて、少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第1物質で形成することができる。
【0014】
前記連結部材は、前記隣接したバッテリセルの第2バッテリと接することができる。
【0015】
前記連結部材の大きさは、前記開口部の大きさに対応されるように具備することができる。
【0016】
前記第1ヘッド部と前記連結部材は一体に形成することができる。
【0017】
前記第1ヘッド部は、前記連結部材と繋がれる第1終端と、前記連結部材から離隔される第2終端とを含み、前記第1終端での第1ヘッド部の直径は前記開口部の直径より大きく、前記第2終端での第1ヘッド部の直径は、前記開口部の直径に対応するように具備することができる。
【0018】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0019】
前記開口部は、互いに離隔される複数の列に整列される複数の開口部を含み、前記突出部は前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含むことができる。
【0020】
前記開口部は、互いに離隔されて具備される複数の開口部を含み、前記突出部はそれぞれヘッド部と連結部材を具備する複数の突出部を含み、前記延長部材は複数の開口部のそれぞれを介して延長されるが、前記ヘッド部と繋がれて前記複数の突出部の第1突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接し、前記複数の突出部の第2突出部のヘッド部は、前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接し、前記第1突出部の延長部材は前記第2バッテリセルと接し、前記第2突出部の延長部材は第1バッテリセルと接することができる。
【0021】
前記弾性体は、ラバー(Rubber)、シリコン、及びポリスチレンのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
【0022】
前記弾性体は、硬度が30Hsないし100Hsである(KS B0807“ショア硬度試験方法(Method of Shore Hardness Test)”による)。
【0023】
前記バッテリモジュールは、前記複数のバッテリセルとバリアーを収容するハウジングをさらに含み、前記ハウジングは前記バッテリモジュールの第1終端に具備されて、前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第1終端で接する第1エンドプレートと、前記バッテリモジュールの第2終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第2終端で接する第2エンドプレードと、前記第1エンドプレートと第2エンドプレートを連結する少なくとも一つの連結プレートと、を含むことができる。
【0024】
前記バリアーは、他の突出部をさらに含み、前記他の突出部は弾性体とは異なる物質を含むことができる。
【0025】
本発明の他の実施例によれば本発明は、一方向に整列された複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの間に介在されるバリアーと、前記バッテリセルとバリアーを収容するハウジングとを含み、前記バリアーは少なくとも一つの開口部を含む板材と、前記開口部を貫通するように具備される突出部とを含み、前記突出部は少なくとも一部が弾性体からなる。
【0026】
前記開口部は、前記板材に一定の間隔離隔されて具備される複数のホールを含むことができる。
【0027】
前記板材は、第1及び第2面からなり、前記突出部は前記第1または第2面に具備される第1または第2ヘッド部を含むことができる。この際、前記突出部は前記第1及び第2ヘッド部を連結するが前記板材の開口部を貫通するように具備される連結部材をさらに含むことができる。
【0028】
また、前記第1または第2ヘッド部は円形または多角形の筒状筒状に具備することができる。この際、前記第1または第2ヘッド部は一定の間隔で離隔されて具備することができる。
【0029】
前記第1ヘッド部及び第2ヘッド部、連結部材のうちいずれか一つは弾性体で形成することができる。
【0030】
また、前記第1ヘッド部と連結部材は弾性体で形成されるが、前記第1ヘッド部と連結部材は一体に形成することができる。
【0031】
前記第1または第2ヘッド部は、前記板材の第1または第2面に一列に整列されて複数の行に具備されるが、同一面で前記第1及び第2ヘッド部が行を異にして互いに交代に整列して具備することができる。
【0032】
前記第1及び第2ヘッド部は、前記連結部材によって繋がれて一体に形成することができる。
【0033】
前記連結部材は、前記板材の開口部の大きさに対応するように具備することができる。
【0034】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0035】
前記弾性体は、ラバー(Rubber)、シリコン及びポリスチレンのうちいずれか一つを含むことができる。
【0036】
前記弾性体は、硬度が30Hsないし100Hsである。
【0037】
前記ハウジングは、前記バッテリセルの外側に配置された一対の第1及び第2エンドプレート及び前記第1及び第2エンドプレートを連結するサイドプレート及びボトムプレートを含むことができる。
【0038】
さらに、本発明のまた他の実施例によれば、本発明はバッテリモジュールのバッテリセルを分離させるためのバリアーに関し、前記バリアーは板材と、前記板材から第1方向に延長されて前記バッテリセルと接触可能な突出部を含み、前記突出部は弾性体を含むことができる。一実施例で、前記板材は第1方向に貫通して形成された開口部を持って、前記突出部は前記開口部を介して延長される。
【0039】
前記突出部は、前記バッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、前記開口部を介して延長されて前記第1ヘッド部と繋がれる連結部材を含むことができる。
【0040】
前記突出部は、前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含むことができ、前記第2ヘッド部はバッテリセルの第2バッテリセルと接することができる。
【0041】
前記連結部材は、スプリングを含むことができる。
【0042】
前記弾性体は、ラバー、シリコン及びポリスチレンのうち少なくとも一つ以上を含むことができる。
【発明の効果】
【0043】
以上のように本発明によれば、新規なバリアーを適用させることでバッテリセルを効率的に冷却させると同時に、軽量化されたバッテリモジュールを提供することができる。
【0044】
また、本発明によればバッテリセルのスウェルリング(SwElling)を効果的に防止してバッテリセルの信頼性を向上させると同時に、生産効率が増加されたバッテリモジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施例によるバッテリモジュールの斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3A】本発明によるバッテリモジュールのバリアーの斜視図である。
【図3B】図3Aのバリアーの分解斜視図である。
【図3C】図3AのバリアーのA-Aによる断面図である。
【図3D】図3Cのバリアーの分解断面図である。
【図4A】本発明に他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図4B】図4AのバリアーのA’-A’による断面図である。
【図5A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの一面の斜視図である。
【図5B】図5Aに対する他面の斜視図である。
【図5C】図5AのバリアーのB-Bによる断面図である。
【図5D】図5Cの分解断面図である。
【図6A】本発明に他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図6B】図6AのバリアーのB’-B’による断面図である。
【図7A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図7B】図7AのバリアーのC-Cによる断面図である。
【図8A】本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図8B】図8AのバリアーのD-Dによる断面図である。
【図8C】図8Bのバリアーの分解断面図である。
【図9A】本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図である。
【図9B】図9AのバリアーのE-Eによる断面図である。
【図9C】図9Bのバリアーの分解断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
その他の実施例たちの具体的な事項は、発明の詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを果たす方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になるだろう。しかし、発明は以下に開示される実施例等に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されることができ、以下説明でいずれかの部分が他の部分に繋がれているとした時、これは直接的に繋がれている場合のみならず、その中間に他の素子を間に置いて電気的に繋がれている場合をも含む。また、図面で本発明と関係のない部分は、本発明の説明を明確にさせるために略しており、明細書全体を通じて類似な部分に対しては同じ図面符号を付けた。
【0047】
図1ないし図3Dを参照して本発明の好ましい一実施例を説明する。図1は、本発明の一実施例によるバッテリモジュールの斜視図で、図2は図1のバッテリモジュールの分解斜視図である。
【0048】
図1及び図2を参照すれば、本発明の好ましい実施例によるバッテリモジュール100は、一方向に整列された複数のバッテリセル10と、前記複数のバッテリセル10の間(例えば、複数のバッテリセル10の隣接したバッテリセル10の間)に介在されるバリアー150a、及び前記バッテリセル10とバリアー150aを収容するハウジング110、120、130、140を含み、前記バリアー150aは少なくとも一つの開口部151aを含む板材151と、前記開口部を貫通するように具備される突出部152を含み、前記突出部152は少なくとも一部が弾性体で形成される。
【0049】
バッテリセル10は、電極組立体と電解液を電池ケースに収容させた後、前記電池ケースをキャップ組立体14で密閉させることで製造することができる。キャップ組立体14は、前記キャップ組立体14上の両終端に具備される陽極端子11及び陰極端子12と、前記陽極及び陰極端子11、12の間に具備されるベント13を含むことができる。一実施例で、前記電極組立体は陽極板及び陰極板と、これらの極板の間に介在されたセパレーターで構成することができる。前記陽極板は陽極端子11と繋がれ、陰極板は陰極端子12と繋がれて電極組立体及び電解液の電気化学的な反応によって発生するエネルギーは、前記バッテリセル10の外部へ伝達される。また、ベント13はバッテリセル10内部から発生する気体を前記バッテリセル10の外部へ放出する通路の役目をする。
【0050】
ハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10とバリアー150aを固定させることで、バッテリモジュール100に形成させることができる。前記ハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10の終端の外側に配置された一対の第1及び第2エンドプレート110、120と前記エンドプレートを連結する少なくとも一つ以上のサイドプレート130とボトムプレート140で構成することができる。
【0051】
第1及び第2エンドプレート110、120と一対のサイドプレート130及びボトムプレート140は、複数のバッテリセル10を収容するために一定の空間を区画し、バッテリセル10はハウジング110、120、130、140内の区画された空間の中に一方向に整列されて具備することができる。この際、前記バッテリセル10は、広い全面が互いに対向するように並んで整列される。隣り合う二つのバッテリセル10の陽極端子11または陰極端子12は、バスバー15を介して電気的に連結されうる。バスバー15には、陽極端子11及び陰極端子12が貫通することができる一対のホールが具備されて、前記ホールを介して陽極端子11及び陰極端子12が貫通して繋がれたバスバー15はナット16などの部材によって固定されうる。
【0052】
一対のサイドプレート130は、バッテリセル10の両側面を支持し、ボトムプレート140は、前記バッテリセル10の底面を支持することができる。サイドプレート130とボトムプレート140の一端はそれぞれ第1エンドプレート110に締結されて、これらの反対側の他端は第2エンドプレート120に締結されることで、前記第1及び第2エンドプレート110、120を連結することができる。この際、締結はボルト-ナットなどによって行われるが、これに制限されない。
【0053】
第1及び第2エンドプレート110、120は、それぞれ両端に配置されるバッテリセル10と面接触するように配置されて、複数のバッテリセル10を内側に加圧することができる。この際、前記第1及び第2エンドプレート110、120によって支持される複数のバッテリセル10は、陽極端子11及び陰極端子12が互いに交代に配置されるように整列されて、隣り合う端子が直列になるように連結することができる。
【0054】
前述の第1及び第2エンドプレート110、120と、一対のサイドプレート130及びボトムプレート140からなるハウジング110、120、130、140は、複数のバッテリセル10を安定的に固定するためであり、本実施例の形態に制限されずに多様に変形して実施することができる。また、前記バッテリセル10の連結構造及びバッテリセル10の個数はバッテリモジュール100の設計によって多様に変形することができる。
【0055】
図3Aは、本発明によるバリアーの斜視図で、図3Bは図3Aのバリアーの分解斜視図であり、図3Cは図3AのA-Aによる断面図で、図3Dは図3Cの分解断面図である。
【0056】
図3Aないし図3Dを参照すれば、複数のバッテリセル10の間に介在されるバリアー150aは、少なくとも一つの開口部151aを含む板材151と、前記開口部151aを貫通するように具備される突出部152を含むことができる。この際、前記突出部152は少なくとも一部が弾性体で形成されうる。
【0057】
バリアー150aは、隣り合うバッテリセル10の間に介在されて、バッテリセル10を互いに離隔させることができる。したがって、前記バリアー150aによってバッテリセル10の間には空間が具備されうる。このような空間は複数回の充放電でバッテリセル10で発生する熱が累積しないように熱を放出する通路の役目をすることができる。また、前記空間はバッテリセル10の冷却または加熱のための熱伝逹媒体の通路になることも可能である。
【0058】
開口部151aは、板材151から一定の間隔で離隔されるように具備することができ、複数のホールで構成することができる。前記板材151は、第1及び第2面151b、151cで構成することができる。突出部152は、第1または第2面151b、151cに具備される第1または第2ヘッド部152a、152bを含むことができる。また、突出部152は、前記第1及び第2ヘッド部152a、152bを連結するが、前記板材151の開口部151aを貫通するように具備される連結部材152cをさらに含むことができる。
【0059】
前記第1または第2ヘッド部152a、152bは、円形または多角形の筒状に具備することができ、第1または第2ヘッド部152a、152bは前記板材151上から一定の間隔で離隔されるように具備することができる。反面、本発明はこれに制限されず、他の実施例では前記突出部152は他の適切な形態及び互いに異なる間隔を持つように形成することができる。
【0060】
通常、バッテリセルは充放電過程で発生するバッテリセル10のスウェルリング(Swelling)を制御するために、前記バッテリセル10を一定の圧力以上に加圧することができる構造物を必要とする。また、バッテリセル10を加熱または放熱させるために、隣り合うバッテリセル10の間を離隔させる必要がある。したがって、バッテリセル10の間には前記バッテリセル10とおおよそ対応する大きさのバリアー150aを介在することができるが、この際、バリアー150aは突出部152と前記突出部152を支持する板材151を含んで構成することができる。また、前記バリアー150aはバッテリセル10に突出部152が直接接するように介在されうる。
【0061】
バッテリモジュール100を構成する時、バッテリセル10と前記突出部152の少なくともいずれか一方には絶縁処理をすることで、これらの間の電気的な短絡が発生することを防止する。通常、絶縁処理はバッテリセル10の表面に非導電性物質である絶縁フィルムを利用してチュービング(Tubing)することで行われる。反面、前記バッテリセル10の外表面に具備されるチュービングは、外部衝撃によって破裂することがあり、またはバッテリモジュールの震動などによる突出部152とバッテリセル10の摩擦によって損傷されることがありえる。このようにチュービングが損傷された場合、バッテリセル10は外部と電気的な短絡を発生させることがあり、同時にバッテリセル10の外観の不良を誘発することがありえる。
【0062】
バリアー150aは、バッテリセル10と直接接触する部分である突出部152の少なくとも一部を弾性体(Elastomer)で形成させることができる。通常、弾性体は所定の外力による変形から回復される物質で、耐磨耗性、延伸率及び衝撃強度に対して良い特性を持つ。
【0063】
突出部152を構成する第1ヘッド部152a、第2ヘッド部152b及び連結部材152cのうち少なくともいずれか一つは弾性体で形成することができる。また、前記第1ヘッド部152aと連結部材152cは、弾性体で形成されるが、前記第1ヘッド部152aと連結部材152cは一体に形成されるかまたは別途に形成することができる。
【0064】
第1ヘッド部152aと連結部材152cが一体に形成される場合、前記板材151の第1面151b側に第1ヘッド部152aが具備されるように連結部材152cを開口部151aに貫通させた後、板材151の第2面151c側で貫通された連結部材152cに第2ヘッド部153を締結させることで、本実施例によるバリアー150aを製作することができる。
【0065】
この際、前記連結部材152cは前記板材151の開口部151aに対応する形状で具備することができる。連結部材152cは、板材151の開口部151aを貫通して、バリアー150aの第1及び第2面151b、151cに具備される第1及び第2ヘッド部152a、152bを連結して固定するために具備されるもので、開口部151aを貫通できるほどの大きさであれば可能であるが、前記第1及び第2ヘッド部152a、152bを安定的に固定させ、同時にバッテリモジュール100の耐振動性を高めるために開口部151aに対応する大きさで具備させることが好ましい。
【0066】
また、前記連結部材152cで前記第1ヘッド部152aと繋がれない部分である連結部材152cの一端と、第2ヘッド部152bで前記連結部材152cの一端に対応する部分には締結部をさらに含むことができる。前記締結部は、連結部材152cと第2ヘッド部152bを締結固定させるために具備されるもので、連結部材152cの一端に具備される締結部と、第2ヘッド部152bに具備される締結部は、互いに対応して締結されるように具備することができる。例えば、前記締結部では溝-突起結合、フック結合またはねじ結合など、その他の適切な結合装置を含むことができる。
【0067】
突出部152の少なくとも一部に具備される弾性体は、その硬度が30Hsないし100Hsでありえるし(KS B0807“ショア硬度試験方法(Method of Shore Hardness Test)”による)、例えば、前記弾性体はラバー、シリコン及びポリスチレンのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
【0068】
前記弾性体の硬度が30Hs未満の場合には、前記弾性体の耐久性が弱くて、突出部152で弾性体で構成された部分は簡単に摩耗または損傷されうる。また、弾性体の硬度が100Hs超過の場合には、突出部152が硬直された構造に具備されて、耐振動性の効果を充分に持つことができないため、外力または震動などによってバッテリセル10のチュービングを損傷させて短絡を発生させることがある。
【0069】
以下、図4Aないし図9Cを参照して本発明の他の実施例について説明する。後述する内容を除き、図1ないし図3Dで説明した内容と同一なので、これに対する詳しい内容は省略する。
【0070】
図4Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図4Bは図4AのA’-A’による断面図である。
【0071】
図4Aないし図4Bを参照すれば、バリアー150bは少なくとも一つの開口部を含む板材151と、前記開口部151aを貫通するように具備される突出部152’を含むことができる。この際、前記突出部152’は少なくとも一部が弾性体で形成することができる。突出部152’は、前記板材151の第1または第2面151b、151cに具備される第1ヘッド部152aを含むことができる。また、前記突出部152’は前記開口部151aを貫通するが、前記第1ヘッド部152aと一体に具備される連結部材152cをさらに含むことができる。
【0072】
本実施例では、前記板材151の第1面151bのみに第1ヘッド部152aを具備させて、前記板材151の第2面151cに具備される第2ヘッド部を略した。
【0073】
前記突出部152’は、第2面151cに連結部材152cの一端が露出するように具備させた。したがって、第2面151c側に接するバッテリセルは露出した連結部材152cの一端によって離隔されることで、バッテリセルの間の空間を具備することができる。前記連結部材152cは、第1ヘッド部152aと一体に具備されることができるし、また第2ヘッド部152cを具備させる段階を略することができるので、単一工程によって突出部152’を具備させることができるので工程効率を進めることができる。この際、前記連結部材152cは第2ヘッド部が具備されなくても前記板材151の開口部151aと連結部材152cの間の摩擦力によって固定することができる。
【0074】
図5Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの一面の斜視図で、図5Bは図5Aに対する他面の斜視図であり、図5Cは図5AのB-Bによる断面図で、図5Dは図5Cの分解断面図である。
【0075】
図5Aないし図5Dを参照すれば、バリアー250aは少なくとも一つの開口部251aを含む板材251と、前記開口部を貫通するように具備される突出部252を含むことができる。この際、前記突出部252は少なくとも一部が弾性体からなることができる。
【0076】
板材251は、第1及び第2面251b、251cからなり、前記突出部252は前記第1または第2面251b、251cに具備される第1または第2ヘッド部252a、252bを含むことができる。また、前記突出部252は、前記第1及び第2ヘッド部252a、252bを連結するが、前記第1ヘッド部252aと一体に具備することができる連結部材252cをさらに含むことができる。また、前記第1または第2ヘッド部252a、252bは、前記板材251の第1または第2面251b、251c上に一列に整列されて複数の行(例えば、縦横に具備される行または列)に具備されるが、第1及び第2ヘッド部252a、252bが同一の面で行を異にして交代に整列されるように具備することができる。
【0077】
本実施例による第1ヘッド部252a及び第2ヘッド部252bは、異種の材質で形成することができ、例えば、両方ともに弾性体で形成するが、異種の弾性体で形成するか、または前記第1または第2ヘッド部252a、252bの少なくともいずれか一側のみを弾性体で形成することができる。前記第1ヘッド部252aと前記第2ヘッド部252bは、異なる物質で形成することができる。連結部材252cも前記第1または第2ヘッド部252a、252bと材質を異にして具備することができるが、本実施例では第1ヘッド部252aと一体に製作して第1ヘッド部252aと同一の材質で具備した。
【0078】
連結部材252cと一体に形成された第1ヘッド部252aは、板材251の第1または第2面251b、251c側で開口部251aを貫通するように具備することができる。このように、開口部251aを貫通した連結部材252cは、それぞれ第2または第1面251c、251b側で第2ヘッド部252bと締結可能である。前記第1ヘッド部252aは、第1面251b及び第2面251cにすべて具備することができ、第1面251bにはそれぞれ一列に整列された第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bが互いに行または列を変えながら交代に具備することができる。反面、本発明は第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bが行に整列されることに制限されず、他の実施例では前記第1ヘッド部252aと第2ヘッド部252bはその他の適切なパターンに整列されうる。
【0079】
前記締結は、前述のように溝-突起結合、フック結合またはねじ結合によって遂行されうるし、この際、前記第1及び第2ヘッド部252a、252bの材質または配列形態などはバッテリモジュールの設計に応じて、すなわち、冷媒の流路またはバッテリセルの耐振動性などの要件に応じて適切に変形可能である。
【0080】
図6Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図6Bは図6AのB’-B’による断面図である。図6A及び図6Bを参照すれば、バリアー250bは少なくとも一つの開口部251aを含む板材251と、前記開口部を貫通するように具備される突出部252’を含むことができる。この際、前記突出部252’は少なくとも一部が弾性体で形成されうる。
【0081】
板材251は、第1及び第2面251b、251cからなり、前記突出部252’は第1ヘッド部252aと連結部材252cを含むことができる。前記第1ヘッド部252aは、前記板材251の第1または第2面251b、251cに一列に整列されて複数の行(例えば、縦横に具備される行または列)に具備されるが、前記第1ヘッド部252aが同一面で偶数または奇数行では省略されるように具備することができる。一実施例では、前記突出部252’は、第1面251bでは奇数行のみに具備され、第2面251cでは偶数行のみに具備されるようにし、それぞれの第1または第2面251b、251cには第1ヘッド部252aと前記連結部材252cの一端が行を異にして交代に整列されるように具備することができる。また、本発明は第1ヘッド部252a及び連結部材252cが行に整列されることに制限されず、他の実施例では前記第1ヘッド部252a及び連結部材252cはその他の適切なパターンに整列することができる。
【0082】
図7Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図で、図7Bは図7AのC-Cによる断面図である。図7A及び図7Bを参照すれば、バリアー350は第1及び第2面351b、351cを含む板材351からなり、前記第1及び第2面351b、351cに延長されて具備される少なくとも一つの開口部351aを含むことができる。この際、前記開口部351aを貫通するように具備される突出部352を含むことができる。この際、前記突出部352は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0083】
突出部352は、板材351の第1及び第2面351b、351cに具備される第1ヘッド部352aと、第2ヘッド部352b及びこれらの第1及び第2ヘッド部352a、352bをそれぞれ連結する連結部材352cで構成することができる。また、前記連結部材352cはスプリングを含むことができる。
【0084】
連結部材352cは、前記板材351の開口部351aを貫通して具備されて、第1及び第2ヘッド部352a、352bを連結して第1及び第2ヘッド部352a、352bを前記板材351上に固定することができる。この際、前記連結部材352cをスプリングで具備させることで、前記板材351の厚さの変化と無関係におおよそ同一の連結部材352cを使用することができる。すなわち、連結部材352cを弾性力が非常にすぐれたスプリングで具備させることで、バリアー350の寸法に対する制約から自由になるので、組立公差による不良を減少させることができる。
【0085】
図8Aは、本発明の他の実施例によるバリアーの斜視図で、図8Bは図8AのD-Dによる断面図であり、図8Cは図8Bの分解断面図である。
【0086】
図8Aないし図8Cを参照すれば、バリアー450は、第1及び第2面451b、451cを含む板材451からなり、前記第1及び第2面451b、451cに延長されて具備される少なくとも一つの開口部451aを含むことができる。この際、前記開口部451aを貫通するように具備される突出部452を含むことができる。この際、前記突出部452は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0087】
本実施例による突出部452は、一対の第1及び第2ヘッド部452a、452bと前記第1及び第2ヘッド部452a、452bを連結する連結部材452cを含むことができる。この際、前記第1及び第2ヘッド部452a、452bと連結部材452cは一体に形成することができる。
【0088】
本発明による突出部452は、弾性体で形成することができるので、その外観が固定されず、外力によって簡単に変形されうる。したがって、本実施例のように第1及び第2ヘッド部452a、452bと連結部材452cとが一体に形成された突出部452を板材451の第1または第2面451b、451cで開口部451aを貫通させることができる。
【0089】
また、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの少なくともいずれか一側は、断面がテーパ型に形成されて、前記開口部451aの貫通が容易にできる。すなわち、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの連結部材452cに繋がれない一端は、開口部451a直径に比べて小さいかまたはおおよそ同じくなるように具備されて、開口部451a介して容易に貫通されるように具備することができる。また、前記第1または第2ヘッド部452a、452bの連結部材452cに繋がれた他端は、開口部451aの直径に比べて大きいように具備されて、貫通した後には前記開口部451aから離脱されず、開口部451aの外面に固定されうる。すなわち、開口部451aに比べて大きいように具備された第1または第2ヘッド部452a、452bの他端は、前記開口部451aの入口でかかるため、前記突出部452は板材451に安定的に固定することができる。
【0090】
図9Aは、本発明のまた他の実施例によるバリアーの斜視図で、図9Bは図9AのE-Eによる断面図であり、図9Cは図9Bの分解断面図である。
【0091】
図9Aないし図9Cを参照すれば、バリアー550は少なくとも一つの開口部551aを含み、第1及び第2面551b、551cからなり、板材551と、前記開口部551aを貫通するように具備される突出部552を含むことができる。この際、前記突出部552は少なくとも一部を弾性体で形成することができる。
【0092】
本実施例による突出部552は、第1ヘッド部552aと前記第1ヘッド部552aに繋がれる連結部材552cを含むことができる。前記連結部材552cは、第1ヘッド部552aと一体にまたは個別的に形成することができる。
【0093】
連結部材552cは、開口部551aのおおよそ半分以下の長さに具備することができる。すなわち、前記第1ヘッド部552aと連結部材552cで構成された突出部552は、板材551の第1及び第2面551b、551cの両側でそれぞれ具備されて、この際、前記第1及び第2面551b、551cで開口部551aを貫通するように具備される連結部材552cは開口部551aの内部で互いに対面するように具備することができる。このように、突出部552を同一に使用することで、バッテリモジュールの製造コストを低減することができ、生産費を減少させることができる。
【0094】
以上のように、本発明の最も好ましい実施形態について説明したが、本願発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者が様々な変形や変更が可能であることはもちろんであり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0095】
10 バッテリセル、
11 陽極端子、
12 陰極端子、
13 ベント、
14 キャップ組立体、
15 バスバー、
16 ナット、
100 バッテリモジュール、
110 第1エンドプレート、
120 第2エンドプレート、
130 サイドプレート、
140 ボトムプレート、
150a、150b、250a、250b、350、450、550 バリアー、
151、251、351、451、551 板材、
151a、251a、351a、451a、551a 開口部、
151b、251b、351b、451b、551b 第1面、
151c、251c、351c、451c、551c 第2面、
152、252、352、452、552 突出部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に離隔される複数のバッテリセルと、
前記複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアーとを含み、
前記バリアーは、
板材及び前記板材から第1方向に延長されて前記隣接したバッテリセルと接する突出部を含むが、前記突出部は弾性体を含むことを特徴とするバッテリモジュール。
【請求項2】
前記板材は、第1方向に前記板材を貫通するように形成された開口部と、
前記開口部を介して延長される突出部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記突出部は、
前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、
前記第1ヘッド部と繋がれて、前記開口部を介して延長される連結部材と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記突出部は、
前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、
前記第2ヘッド部は、
前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接することを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記第1ヘッド部は、
第1物質で形成されて、前記第2ヘッド部は前記第1物質とは異なる第2物質で形成されることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
前記連結部材は、
第1ヘッド部と繋がれる第1連結部材部と前記第2ヘッド部と繋がれる第2連結部材部を含み、
前記第1及び第2連結部材部は、
第1方向に互いに対応される長さを持って、前記第1及び第2連結部材部の長さは第1方向に前記板材の厚さ以下であることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項7】
前記第1ヘッド部、第2ヘッド部及び連結部材は一体に形成されることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項8】
前記開口部は、互いに間隔を置いて離隔される複数の行に整列される複数の開口部を含み、
前記突出部は、前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含み、
前記複数の行の少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は第1物質で形成されて、前記少なくとも一つの第1行と互いに交代に具備されるが、隣接する複数の行義少なくとも一つの第2行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第2物質で形成されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項9】
前記突出部は、
第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端に繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は、
前記隣接した第2バッテリセルと接して、前記少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は第2物質で形成されて、少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第1物質で形成されることを特徴とする請求項8に記載のバッテリモジュール。
【請求項10】
前記連結部材は、
前記隣接したバッテリセルの第2バッテリと接することを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項11】
前記連結部材の大きさは、前記開口部の大きさに対応するように具備されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項12】
前記第1ヘッド部と前記連結部材は、一体に形成されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項13】
前記第1ヘッド部は、
前記連結部材と繋がれる第1終端と、前記連結部材から離隔される第2終端とを含み、
前記第1終端での第1ヘッド部の直径は、前記開口部の直径より大きく、前記第2終端での第1ヘッド部の直径は前記開口部の直径に対応するように具備されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項14】
前記連結部材は、スプリングを含むことを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項15】
前記開口部は、
互いに離隔される複数の列に整列される複数の開口部を含み、
前記突出部は、
前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含むことを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項16】
前記開口部は、
互いに離隔されて具備される複数の開口部を含み、
前記突出部は、
それぞれヘッド部と連結部材を具備する複数の突出部を含み、前記延長部材は複数の開口部のそれぞれを介して延長されるが前記ヘッド部と繋がれて、前記複数の突出部の第1突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接して、前記複数の突出部の第2突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接して、前記第1突出部の延長部材は、前記第2バッテリセルと接して、前記第2突出部の延長部材は第1バッテリセルと接することを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項17】
前記弾性体は、
ラバー(Rubber)、シリコン及びポリスチレンのうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項18】
前記弾性体は、
硬度が30Hsないし100Hsであることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項19】
前記バッテリモジュールは、前記複数のバッテリセルとバリアーを収容するハウジングをさらに含み、
前記ハウジングは、
前記バッテリモジュールの第1終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第1終端で接する第1エンドプレートと、
前記バッテリモジュールの第2終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第2終端で接する第2エンドプレードと、
前記第1エンドプレートと第2エンドプレートとを連結する少なくとも一つの連結プレートと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項20】
前記バリアーは、
他の突出部をさらに含み、前記他の突出部は弾性体とは異なる物質を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項1】
第1方向に離隔される複数のバッテリセルと、
前記複数のバッテリセルの隣接したバッテリセルの間に具備されるバリアーとを含み、
前記バリアーは、
板材及び前記板材から第1方向に延長されて前記隣接したバッテリセルと接する突出部を含むが、前記突出部は弾性体を含むことを特徴とするバッテリモジュール。
【請求項2】
前記板材は、第1方向に前記板材を貫通するように形成された開口部と、
前記開口部を介して延長される突出部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記突出部は、
前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接する第1ヘッド部と、
前記第1ヘッド部と繋がれて、前記開口部を介して延長される連結部材と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記突出部は、
前記第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端と繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、
前記第2ヘッド部は、
前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接することを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記第1ヘッド部は、
第1物質で形成されて、前記第2ヘッド部は前記第1物質とは異なる第2物質で形成されることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
前記連結部材は、
第1ヘッド部と繋がれる第1連結部材部と前記第2ヘッド部と繋がれる第2連結部材部を含み、
前記第1及び第2連結部材部は、
第1方向に互いに対応される長さを持って、前記第1及び第2連結部材部の長さは第1方向に前記板材の厚さ以下であることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項7】
前記第1ヘッド部、第2ヘッド部及び連結部材は一体に形成されることを特徴とする請求項4に記載のバッテリモジュール。
【請求項8】
前記開口部は、互いに間隔を置いて離隔される複数の行に整列される複数の開口部を含み、
前記突出部は、前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含み、
前記複数の行の少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は第1物質で形成されて、前記少なくとも一つの第1行と互いに交代に具備されるが、隣接する複数の行義少なくとも一つの第2行に沿って整列された複数の突出部の第1ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第2物質で形成されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項9】
前記突出部は、
第1ヘッド部の反対側で前記連結部材の終端に繋がれる第2ヘッド部をさらに含み、前記第2ヘッド部は、
前記隣接した第2バッテリセルと接して、前記少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は第2物質で形成されて、少なくとも一つの第1行に沿って整列された複数の突出部の第2ヘッド部は、前記第1物質とは異なる第1物質で形成されることを特徴とする請求項8に記載のバッテリモジュール。
【請求項10】
前記連結部材は、
前記隣接したバッテリセルの第2バッテリと接することを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項11】
前記連結部材の大きさは、前記開口部の大きさに対応するように具備されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項12】
前記第1ヘッド部と前記連結部材は、一体に形成されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項13】
前記第1ヘッド部は、
前記連結部材と繋がれる第1終端と、前記連結部材から離隔される第2終端とを含み、
前記第1終端での第1ヘッド部の直径は、前記開口部の直径より大きく、前記第2終端での第1ヘッド部の直径は前記開口部の直径に対応するように具備されることを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項14】
前記連結部材は、スプリングを含むことを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項15】
前記開口部は、
互いに離隔される複数の列に整列される複数の開口部を含み、
前記突出部は、
前記複数の開口部のそれぞれを介して延長される複数の突出部を含むことを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項16】
前記開口部は、
互いに離隔されて具備される複数の開口部を含み、
前記突出部は、
それぞれヘッド部と連結部材を具備する複数の突出部を含み、前記延長部材は複数の開口部のそれぞれを介して延長されるが前記ヘッド部と繋がれて、前記複数の突出部の第1突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第1バッテリセルと接して、前記複数の突出部の第2突出部のヘッド部は前記隣接したバッテリセルの第2バッテリセルと接して、前記第1突出部の延長部材は、前記第2バッテリセルと接して、前記第2突出部の延長部材は第1バッテリセルと接することを特徴とする請求項2に記載のバッテリモジュール。
【請求項17】
前記弾性体は、
ラバー(Rubber)、シリコン及びポリスチレンのうち、少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項18】
前記弾性体は、
硬度が30Hsないし100Hsであることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項19】
前記バッテリモジュールは、前記複数のバッテリセルとバリアーを収容するハウジングをさらに含み、
前記ハウジングは、
前記バッテリモジュールの第1終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第1終端で接する第1エンドプレートと、
前記バッテリモジュールの第2終端に具備されて前記複数のバッテリセルの催外側外部面と第2終端で接する第2エンドプレードと、
前記第1エンドプレートと第2エンドプレートとを連結する少なくとも一つの連結プレートと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項20】
前記バリアーは、
他の突出部をさらに含み、前記他の突出部は弾性体とは異なる物質を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図3C】
【図3D】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9A】
【図9B】
【図9C】
【公開番号】特開2012−142288(P2012−142288A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−91(P2012−91)
【出願日】平成24年1月4日(2012.1.4)
【出願人】(509139597)エス・ビー リモーティブ 株式会社 (130)
【氏名又は名称原語表記】SB Limotive Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年1月4日(2012.1.4)
【出願人】(509139597)エス・ビー リモーティブ 株式会社 (130)
【氏名又は名称原語表記】SB Limotive Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】
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