説明

バッテリーパック

【課題】連結タップの電気的短絡を防止する。
【解決手段】バッテリーセル、前記バッテリーセルと電気的に連結される連結タップ、前記バッテリーセルを外部装置に電気的に連結する保護回路モジュール、および絶縁フィルムの内部に配置され、前記保護回路モジュールと前記バッテリーセルに連結される前記連結タップを電気的に連結する配線パターンを含む軟性回路基板を含み、前記軟性回路基板は、前記連結タップが貫通する結合ホールと、前記結合ホールの周辺に配置されて前記結合ホールの少なくとも一部を取り囲む補強部材と、をさらに含むことを特徴とするバッテリーパック。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリーパックに関する。
【背景技術】
【0002】
バッテリーパックは、複数個のバッテリーセル、複数個のバッテリーセルを直列または並列連結する連結タップ、前記バッテリーセルの充放電を制御するPCM(Protective Circuit Module)および前記バッテリーセルとPCMとを電気的に連結する軟性回路基板(flexible circuit board)またはカバーレイ(cover lay)を含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、バッテリーパックのデザインがより薄くなり、より廉価の部品が要求される。このため、バッテリーパックは、製造工程中や製品の使用中に、または外部の衝撃により損傷しやすくなる。したがって、バッテリーパックのデザインは、製造工程中や製品の使用中に、または外部の衝撃により損傷したり短絡回路を形成してはいけない。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、連結タップが結合ホールを通して軟性回路基板と結合される過程または結合された後においても、軟性回路基板に形成された結合ホール周辺の絶縁フィルムが外部の衝撃によって破れることにより結合ホール周辺に形成された配線パターンを侵して発生する連結タップの電気的短絡を防止することが可能な、新規かつ改良されたバッテリーパックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、バッテリーセル、前記バッテリーセルと電気的に連結される連結タップ、前記バッテリーセルを外部装置に電気的に連結する保護回路モジュール、および絶縁フィルムの内部に配置され、前記保護回路モジュールと前記バッテリーセルに連結される前記連結タップを電気的に連結する配線パターンを含む軟性回路基板を含み、前記軟性回路基板は、前記連結タップが貫通する結合ホールと、前記結合ホールの周辺に配置されて前記結合ホールの少なくとも一部を取り囲む補強部材と、をさらに含むことを特徴とするバッテリーパックが提供される。
【0006】
前記連結タップは、前記バッテリーセルの端子に直接溶接されたバッテリー接触部、前記バッテリー接触部から反対側に位置し、前記軟性回路基板の配線パターンと電気的に連結されるパッド接触部、および前記バッテリー接触部と前記パッド接触部との間に位置し、前記パッド接触部が前記バッテリー接触部に対して折り曲げられるようにする折曲部を含んでもよい。
【0007】
前記補強部材は、絶縁テープと金属からなるグループから選択されるいずれか一つの材質からなってもよい。
【0008】
前記絶縁フィルムはポリイミドからなり、前記補強部材は銅箔、ニッケル箔およびニッケルめっきした鋼箔からなるグループから選択されるいずれか一つの金属箔からなってもよい。
【0009】
前記補強部材は、前記絶縁フィルムより厚くてもよい。
【0010】
前記補強部材は、前記配線パターン以上の硬度を有してもよい。
【0011】
前記補強部材は、前記連結タップによる前記結合ホール周辺の破れから前記軟性回路基板を保護してもよい。
【0012】
前記連結タップは、前記軟性回路基板の前記結合ホールで前記軟性回路基板と嵌合されてもよい。
【0013】
前記補強部材は前記配線パターンと同じ材質からなり、前記軟性回路基板の配線パターンと一体に形成されてもよい。
【0014】
前記結合ホールは一対の短辺によって連結される一対の長辺を有する長方形状であり、前記軟性回路基板の補強部材は前記結合ホールの長辺と隣接した部分で前記結合ホールの短辺の周辺に位置してもよい。
【0015】
前記軟性回路基板の前記補強部材は、前記結合ホールを完全に取り囲んでもよい。
【0016】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を取り囲み、前記結合ホールの外周から離隔してもよい。
【0017】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を取り囲み、中央に前記結合ホールと対応する大きさおよび形状のホールを有し、前記補強部材の前記ホールの大きさは前記結合ホールの大きさより大きいし、前記補強部材は前記結合ホールの外周から離隔してもよい。
【0018】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を完全に取り囲み、前記補強部材は前記結合ホールの外周に接してもよい。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、バッテリーセル、前記バッテリーセルと電気的に連結される連結タップ、前記バッテリーセルを外部装置に電気的に連結する保護回路モジュール、および前記保護回路モジュールを前記連結タップに電気的に連結する絶縁フィルムの内部に配置される配線パターンを含む軟性回路基板を含み、前記配線パターンを前記連結タップに連結するための前記絶縁フィルム上の第1開口部内に位置するバッテリー接触パッド、前記バッテリー接触パッドに隣接して配置され、前記連結タップが貫通する結合ホール、前記配線パターンを前記保護回路モジュールに連結するための前記絶縁フィルム上の第2開口部内に位置するモジュール連結パッド、および前記結合ホールの周辺の破れから前記軟性回路基板を保護するための前記結合ホールの周辺に位置する補強部材をさらに含むことを特徴とするバッテリーパックが提供される。
【0020】
前記連結タップは、前記バッテリーセルの端子に直接溶接されるバッテリー接触部、前記バッテリー接触部から反対側に位置し、前記軟性回路基板の前記配線パターンに連結されるパッド接触部、および前記バッテリー接触部と前記パッド接触部との間に位置し、前記パッド接触部が前記バッテリー接触部に対して折り曲げられるようにする折曲部を含んでもよい。
【0021】
前記補強部材は銅箔、ニッケル箔およびニッケルめっきした鋼箔からなるグループから選択されるいずれか一つの金属箔からなってもよい。
【0022】
前記補強部材は、前記絶縁フィルムより厚くてもよい。
【0023】
前記補強部材は前記配線パターンと同じ材質からなり、前記配線パターンに電気的に連結されてもよい。
【0024】
前記連結タップの前記パッド接触部はハンダ収容ホールによって孔が形成され、ハンダ層によって前記軟性回路基板のバッテリー連結パッドと連結されてもよい。
【発明の効果】
【0025】
以上説明したように本発明によれば、連結タップが結合ホールを通して軟性回路基板と結合される過程または結合された後においても、軟性回路基板に形成された結合ホール周辺の絶縁フィルムが外部の衝撃によって破れることにより結合ホール周辺に形成された配線パターンを侵して発生する連結タップの電気的短絡を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例によるバッテリーパックの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成するバッテリーセルの断面図である。
【図3】本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成するバッテリーセルおよび連結タップの斜視図である。
【図4a】本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成する第1連結タップおよび第5連結タップの斜視図である。
【図4b】第2連結タップおよび第3連結タップの斜視図である。
【図4c】第4連結タップの斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による軟性回路基板の斜視図である。
【図6a】A-A’、B-B’およびC-C’を取った断面図である。
【図6b】A-A’、B-B’およびC-C’を取った断面図である。
【図6c】A-A’、B-B’およびC-C’を取った断面図である。
【図7a】本発明の一実施例による補強部材を含む図5のD領域を示す部分拡大図である。
【図7b】本発明の一実施例による補強部材を含む図5のD領域を示す部分拡大図である。
【図8】本発明の他の実施例による補強部材の部分拡大図である。
【図9】本発明のまた他の実施例による補強部材の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0028】
図1は、本発明の一実施例によるバッテリーパックの斜視図であり、図2は、本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成するバッテリーセルの断面図である。
【0029】
図1および図2を参照すれば、本発明の一実施例によるバッテリーパック1000は、バッテリーセル100、連結タップ200、軟性回路基板300および保護回路モジュール900(以下、PCMという)を含むことができ、必要に応じてダミーセル500をさらに含むことができる。
【0030】
本発明の実施形態においては、4個のバッテリーセル100および2個のダミーセル500からなるバッテリーパック1000を例に挙げて説明する。ただし、バッテリーセル100の個数、形態およびダミーセル500などについて、本発明が限定されるものではない。
【0031】
前記バッテリーセル1000は円筒形バッテリーであって、第1バッテリーセル100a、第2バッテリーセル100b、第3バッテリーセル100cおよび第4バッテリーセル100dからなる。
【0032】
前記第1バッテリーセル100a〜第4バッテリーセル100dは同様であるので、第1バッテリーセル100aの例を挙げて説明する。
【0033】
第1バッテリーセル100aは、電極組立体110、カン120、キャップ組立体130およびラベル140を含んでなる。
【0034】
前記電極組立体110は第1電極板111、第2電極板112および第1電極板111と第2電極板112との間に介在するセパレータ113を含み、前記第1電極板111、第2電極板112およびセパレータ113は巻き取られている。
【0035】
また、前記電極組立体110は、前記第1電極板111と電気的に連結される第1電極リード114および前記第2電極板112と電気的に連結される第2電極リード115を含み、前記第1電極リード114は前記キャップ組立体130と電気的に連結され、前記第2電極リード115は前記カン120と電気的に連結される。
【0036】
このとき、前記第1電極板111は正極板であり、前記第2電極板112は陰極板であることができ、その逆の場合も可能である。この実施例では前記第1電極板111は正極板、前記第2電極板112は陰極板と仮定する。したがって、前記第1電極板111と電気的に連結される前記キャップ組立体130は陽極端子152になり、前記カン120、特にカン120の底面122は陰極端子154になることができる。
【0037】
前記カン120は、上部が開口したほぼ円筒状の金属材ケースからなる。前記カン120は、前記電極組立体110を収容する空間を有するように一定の直径を有する円筒面121および底面122を備えている。前記電極組立体110は前記カン120に収容される。
【0038】
一方、前記カン120の空間内部には前記電極組立体110と共に下部絶縁板123および上部絶縁板124が位置する。前記下部絶縁板123および上部絶縁板124は前記電極組立体110が前記カン120に収容されるとき、前記電極組立体110の第1電極板111および第2電極板112が前記カン120などに接触して短絡が発生することを防止するための前記電極組立体110の下部および上部にそれぞれ備えられる。
【0039】
前記キャップ組立体130は、前記カン120の開口部を密封する。
【0040】
前記キャップ組立体130は、前記バッテリーセル100a内部の圧力が一定以上に上昇すると反転する安全ベント131、前記安全ベント131の上部に形成され、電気的および機械的に連結されて前記安全ベント131の反転時に回路が切れる電流遮断部材132、前記電流遮断部材132の上部に形成され、電気的および機械的に連結されて前記バッテリーセル100aの内部の温度が上昇すると抵抗が急激に増加するPTC(Positive Temperature Coefficient)素子133、前記PTC素子133の上部に形成され、電気的および機械的に連結されるキャップアップ134、および前記安全ベント131、電流遮断部材132、PTC素子133およびキャップアップ134の側縁部を取り囲み、前記カン120を絶縁させるとともに前記カン120の収容空間を密閉させる絶縁ガスケット135を含む。
【0041】
前記ラベル140は、少なくとも前記カン120の円筒面121を覆って前記バッテリーセル110の円筒面121を保護するだけでなく、前記キャップ組立体130、特に前記キャップアップ134が陽極端子152になって外部に露出するようにし、前記カン120の底面122が陰極端子154になって外部に露出するようにする。前記ラベル140は熱収縮性フィルムなどからなることができる。
【0042】
図3は、本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成するバッテリーセルおよび連結タップの斜視図であり、図4aは、本発明の一実施例によるバッテリーパックを構成する第1連結タップおよび第5連結タップの斜視図であり、図4bは、第2連結タップおよび第3連結タップの斜視図であり、図4cは、第4連結タップの斜視図である。
【0043】
図3〜図4cを参照すれば、前記第1バッテリーセル100a、第2バッテリーセル100b、第3バッテリーセル100cおよび第4バッテリーセル100dは前記連結タップ200によって直列に連結される。このとき、前記バッテリーパック1000は容量および大きさなどを考慮して、前記バッテリーセル100が2列以上に配列されることもできる。
【0044】
前記連結タップ200は第1連結タップ200a、第2連結タップ200b、第3連結タップ200c、第4連結タップ200dおよび第5連結タップ200eからなる。
【0045】
第1連結タップ200aは第1バッテリーセル100aの陰極端子に連結され、前記第2連結タップ200bは第1バッテリーセル100aの陽極端子および第2バッテリーセル100bの陰極端子に同時に連結され、前記第3連結タップ200cは第2バッテリーセル100bの陽極端子および第3バッテリーセル100cの陰極端子に同時に連結され、前記第4連結タップ200dは第3バッテリーセル100cの陽極端子および第4バッテリーセル100dの陰極端子に同時に連結され、前記第5連結タップ200eは第4バッテリーセル100dの陽極端子に連結される。したがって、前記連結タップ200のうち、第1連結タップ200aはバッテリーパック1000の陰極になり、前記第5連結タップ200eはバッテリーパック1000の正極になる。前記バッテリーセル100と連結タップ200との連結は溶接などからなり、溶接は抵抗溶接であることができる。
【0046】
前記第1連結タップ200aおよび第5連結タップ200eは一つのバッテリーセル100の端子(陽極端子または陰極端子)に連結され、形状が同じであるので、併せて説明する。
【0047】
図4aを参照すれば、前記第1連結タップ200aおよび第5連結タップ200eそれぞれはバッテリー接触部210a、210e、パッド接触部220a、220e、折曲部230a、230eおよびハンダ収容ホール240a、240eからなる。
【0048】
バッテリー接触部210a、210eはバッテリーセル100と接する部分であって、その一部がバッテリーセル100の陰極端子および陽極端子に対応する形態からなることができる。
【0049】
パッド接触部220a、220eは、後述する前記軟性回路基板300のバッテリー連結パッド311a、311eと連結されるものであり、前記バッテリー接触部210a、210eの一側から延長形成されている。
【0050】
折曲部230a、230eは前記バッテリー接触部210a、210eとパッド接触部220a、220eとの間に位置し、前記第1連結タップ200aおよび第5連結タップ200eがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられるようにする領域である。
【0051】
より詳しくは、折曲部230a、230eは前記バッテリー接触部210a、210eの幅と前記パッド接触部220a、220eの幅とが互いに異なる位置に形成される。前記バッテリー接触部210a、210eの幅と前記パッド接触部220a、220eの幅とが異なることによって、前記バッテリー接触部210a、210eがバッテリーセル100と溶接で連結された状態で前記パッド接触部220a、220eに力を加えれば、前記折曲部230a、230eで折り曲げが発生して前記第1連結タップ200aおよび第5連結タップ200eがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられる。
【0052】
前記第2連結タップ200bおよび第3連結タップ200cはバッテリーセル100の陽極端子および陰極端子に同時に接し、形状が同じであるので、併せて説明する。
【0053】
図4bを参照すれば、前記第2連結タップ200bおよび第3連結タップ200cそれぞれは、バッテリー接触部210b、210c、パッド接触部220b、220c、折曲部230b、230cおよびハンダ収容ホール240b、240cからなる。
【0054】
バッテリー接触部210b、210cはそれぞれ互いに向き合うバッテリーセル100の二つの陽極および陰極に接触しており、それぞれ第1バッテリー接触板212b、212c、第2バッテリー接触板214b、214cおよび前記第1バッテリー接触板212b、212cと第2バッテリー接触板214b、214cそれぞれを連結する連結板216b、216cで形成される。
【0055】
前記第1バッテリー接触板212b、212cと第2バッテリー接触板214b、214cとは互いに平行に形成され、前記連結板216b、216cは、前記第1バッテリー接触板212b、212cと第2バッテリー接触板214b、214cとを互いに連結し、支持する役割を果たす。
【0056】
パッド接触部220b、220cは後述する前記軟性回路基板300のバッテリー連結パッド311b、311cと連結され、前記第1バッテリー接触板212b、212cまたは前記第2バッテリー接触板214b、214cのうち、いずれか一つから延長形成されることができる。
【0057】
折曲部230b、230cは前記バッテリー接触部210b、210cとパッド接触部220b、220cとの間に位置し、前記第2連結タップ200bおよび第3連結タップ200cがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられるようにする領域である。
【0058】
より詳しくは、折曲部230b、230cは前記バッテリー接触部210b、210cの幅と前記パッド接触部220b、220cの幅とが互いに異なる位置に形成されるが、前記バッテリー接触部210b、210cの幅と前記パッド接触部220b、220cの幅とが異なることによって、前記バッテリー接触部210b、210cがバッテリーセルに溶接で締結された状態で前記パッド接触部220b、220cに力を加えると、前記折曲部230b、230cで折曲が発生して前記第2連結タップ200bおよび第3連結タップ200cがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられる。
【0059】
第4連結タップ200dは第2、第3連結タップ200b、200cのようにバッテリーセル100の陽極端子および陰極端子に同時に接触するか、他の列に配列されたバッテリーセル100間に接触する。
【0060】
図4cを参照すれば、前記第4連結タップ200dはバッテリー接触部210d、パッド接触部220d、折曲部230dおよびハンダ収容ホール240dからなる。
【0061】
第4連結タップ200dのバッテリー接触部210dは互いに平行な二つの陽極および陰極端子に接触しており、前記第1、第5連結タップ200a、200eのバッテリー接触部210a、210eとは異なり、その幅が広く形成されている。図4bに示すように、バッテリー接触部210b、210cの第1バッテリー接触板212b、212c、連結板216b、216cおよび第2バッテリー接触板214b、214cが折り曲げられずに広がっている形態に備えられる。
【0062】
パッド接触部220dは前記バッテリー接触部210dから延長形成され、後述する前記軟性回路基板300のバッテリー連結パッド311dに接触、すなわち、溶接される。
【0063】
折曲部230dは前記バッテリー接触部210dとパッド接触部220dとの間に位置し、前記第4連結タップ200dがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられるようにする領域である。
【0064】
より詳しくは、折曲部230dは前記バッテリー接触部210dの幅と前記パッド接触部220dの幅とが互いに異なる位置に形成されるが、前記バッテリー接触部210dの幅と前記パッド接触部220dの幅とが異なることによって、前記バッテリー接触部210dがバッテリーセルに溶接で締結された状態で前記パッド接触部220dに力を加えると、前記折曲部230dで折曲が発生して図1に示されているように、前記第4電極タップ200dがほぼ‘¬’字形態に折り曲げられる。
【0065】
前記第1連結タップ200a、第2連結タップ200b、第3連結タップ200c、第4連結タップ200dおよび第5連結タップ200eのそれぞれに形成されたパッド接触部220a、220eの端部にはハンダ収容ホール240a、240b、240c、240d、240eが位置する。
【0066】
前記ハンダ収容ホール240a、240b、240c、240d、240eは後述する軟性回路基板300のバッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eと溶接されるとき、前記バッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311e上に形成されたハンダ層315のハンダが流れ込んで固まることによって、ハンダ収容ホール240a、240b、240c、240d、240eとバッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eとの連結がなされる。
【0067】
図5は、本発明の一実施例による軟性回路基板の斜視図であり、図6a、図6bおよび図6cは、図5のA-A’、B-B’およびC-C’を取った断面図であり、図7aおよび図7bは、本発明の一実施例による補強部材を含む図5のD領域を示す部分拡大図である。
【0068】
図5〜図7bを参照して説明すれば、軟性回路基板300は前記バッテリーセル100の側面の一部を覆うように形成され、前記バッテリーセル100とPCM900とを電気的に連結する役割を果たす。
【0069】
軟性回路基板300は配線パターン310、絶縁フィルム320、結合ホール330、補強部材340および接着層350からなる。場合によって、このような軟性回路基板300はカバーレイともいう。
【0070】
前記配線パターン310は前記連結タップ200からの電流をPCM900に送るか受ける通路であって、一端は連結タップ200に連結され、他端はPCM900に連結される。したがって、前記連結タップ200と同じ数の配線パターン310が存在する。
【0071】
前記第1ないし第5連結タップ200a、200b、200c、200d、200eと連結されるそれぞれの配線パターン310の符号を310a、310b、310c、310d、310eとし、併せて説明する。
【0072】
前記配線パターン310a、310b、310c、310d、310eそれぞれは一側端にバッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eが形成されており、他側端にモジュール連結パッド312a、312b、312c、312d、312eが形成されている。
【0073】
前記バッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eは前記連結タップ200と連結され、前記モジュール連結パッド312a、312b、312c、312d、312eは前記PCM900と連結される。
【0074】
前記バッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eそれぞれはハンダ層315をさらに備えている。
【0075】
前記絶縁フィルム320は前記配線パターン310a、310b、310c、310d、310eそれぞれの間を絶縁させるだけでなく、前記配線パターン310a、310b、310c、310d、310eそれぞれを外部と絶縁させる役割をし、配線パターン310a、310b、310c、310d、310eを全体的に取り囲んで形成される。前記絶縁フィルムはポリイミドで製造され、厚さはほぼ0.05ないし0.1mmであることができる。
【0076】
また、絶縁フィルム320の前記バッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eおよびモジュール連結パッド312a、312b、312c、312d、312eと対応する部分に開口部314が形成されてバッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eおよびモジュール連結パッド312a、312b、312c、312d、312eが外部に露出するように形成される。
【0077】
前記絶縁フィルム320には結合ホール330が形成される。前記結合ホール330は前記連結タップ200と対応する位置であり、配線パターン310と一定の間隔をおいて離隔されて形成される。結合ホール330は前記連結タップ200が貫通して前記開口部314を通じて露出したバッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eと連結される。したがって、前記した一定の間隔は連結タップ200のパッド接触部の長さより短く形成される。
【0078】
本発明の一実施例では第2連結タップ200b、第3連結タップ200cおよび第5連結タップ200eと対応する位置に結合ホール330が形成されている。しかしながら、前記結合ホール330は、多いときはそれぞれの連結タップ200と対応する位置に連結タップ200の数ほど形成されることができ、少ないときは一つだけ形成されることもできる。
【0079】
前記結合ホール330を貫通した連結タップ200はそれぞれの連結タップに形成された折曲部によってほぼ‘¬’字に折り曲げられ、バッテリー連結パッド311a、311b、311c、311d、311eと溶接されて軟性回路基板300を固定させる。
【0080】
前記補強部材340は、結合ホール330の周辺に形成される。すなわち、前記補強部材340は前記軟性回路基板300に形成された結合ホール330の周辺に形成され、前記結合ホール330の外周辺と接するように形成される。また、前記補強部材340は結合ホール330の外周辺のうち、少なくとも上部角部330aと下部角部330bの両側を取り囲む形態に形成され、前記配線パターン310cと離隔して形成される。すなわち、前記結合ホール330は一対の短辺によって連結された一対の長辺を有する長方形状であり、前記軟性回路基板300の補強部材340は前記結合ホール330の長辺に隣接する部分で前記結合ホール330の短辺の周辺に形成されることができる。
【0081】
また、前記補強部材440は図7bに示すように、配線パターン310cと一体に形成されることができる。これは、製造過程において補強部材440と配線パターン310cとが離隔して形成される場合、結合ホール330と補強部材440とを整列させて軟性回路基板を完成しなければならない。一方、補強部材440と配線パターン310cとを一体に形成すると、結合ホール330の大きさおよび離隔距離を勘案して製造するので、製造過程が簡単になる。また、前記補強部材440が配線パターン310cと一体に形成されると、製造後においても補強部材440の動き発生を防止することができる。
【0082】
なお、図7aに示したように、前記補強部材340は、前記結合ホール330の外周辺と接するように形成される方が望ましい。
【0083】
また、前記補強部材340は前記上部角部330aおよび下部角部330b(つまり、一対の短辺)を取り囲むものであれば、その形状は限定されない。前記補強部材340は絶縁テープ、金属、または前記配線パターンと同じ材質からなることができる。一例として、前記配線パターン310と同様に、前記補強部材340は銅箔、ニッケル箔およびニッケルめっきした鋼箔からなるグループから選択されるいずれか一つの金属箔からなることができる。さらに、前記補強部材340はポリイミドで製造された前記絶縁フィルム320の硬度よりさらに大きい硬度を有することができる。なお、絶縁テープが補強部材340に利用された場合、少なくとも前記絶縁テープは前記金属箔の硬度のようなレベルでなければならない。例えば、前記補強部材340は前記配線パターン310のような硬度(例えば、配線パターン310以上の硬度)を有することができる。また、前記補強部材340は前記絶縁フィルム320の厚さより厚い厚さを有することができ、一例として、前記配線パターン310の厚さであるほぼ0.1〜0.2mmの厚さであることができる。
【0084】
前記補強部材340が軟性回路基板300を補強せしめることによって、前記連結タップ200cのパッド接触部220cと結合ホール330とが結合する過程でそれぞれの位置が合わなくて無理に嵌合される場合または作業中に連結タップ200cの流動が発生する場合、パッド接触部220cの角部によって結合ホール330周辺が破れることを防止することができ、したがって、前記連結タップ200cが結合ホール330の周りに形成されたまた他の配線パターン310dとの接触を防止することによって、電気的短絡を防止することができる。
【0085】
また、結合過程後においても外部の衝撃によって連結タップ200cおよび軟性回路基板300が動いて発生する軟性回路基板300の破れを補強部材340によって防止することができ、したがって、連結タップ200cが結合ホール330の周りに形成された他の配線パターン310dと接触しなくなり、電気的短絡を防止することができる。
【0086】
さらに、バッテリーパック1000の製造過程のうち、軟性回路基板300をPCM900とまず連結し、その後にバッテリーセル100と連結する場合、通常、PCM900に加わる損傷を防止するためにバッテリーセル100を低い電位から高い電位に順次に連結するが、前記補強部材340が付加されることによって、連結タップ200全てが軟性回路基板300の結合ホール330に嵌合されている状態でも補強部材340によって電気的絶縁が行われ、連結タップ200に形成される折曲部の折り曲げによって、バッテリーセル100とPCM900との電気的連結が行われる。したがって、前記連結タップ200を結合ホール330に嵌合した状態で折曲部の折り曲げだけで低い電位から高い電位への連結をより容易にコントロールできるので、結合過程が簡便になる。
【0087】
前記接着層350は前記軟性回路基板300が前記バッテリーセル100a、100b、100c、100dの表面に接着するようにする。
【0088】
前記接着層350は前記軟性回路基板300の表面上に接着剤を塗布するか、両面テープを付着して形成することができる。
【0089】
前記PCM900はバッテリーパック1000を制御するものであって、前記開口部314によって露出したモジュール連結パッド312a、312b、312c、312d、312eと連結される。
【0090】
より詳しくは、前記PCM900は基板910、前記基板910上に形成され、前記配線パターン310a、310b、310c、310d、310eと連結される接触パッド920、前記基板910上に形成され、IC素子などのような制御素子930および前記基板910の一側面に形成され、前記バッテリーパック1000を外部機器と連結する外部連結部材940を備えている。
【0091】
前記PCM900は前記配線パターン310a、310b、310c、310d、310eによって、前記バッテリーセル100a、100b、100c、100dそれぞれを充電したり放電することができる。
【0092】
次に、本発明の他の実施例によるバッテリーパックについて説明する。
【0093】
図8は、本発明の他の実施例による補強部材の部分拡大図である。図8を参照すれば、本発明の他の実施例によるバッテリーパックは前述した一実施例の構成要素のうち、補強部材540の構造を異にして形成する。したがって、以下、本発明の他の実施例によるバッテリーパック1000は補強部材540を中心に説明する。また、補強部材540を除いては、上記一実施例で説明した構成要素と同一であるので、同一の符号をつけ、その説明は省略する。
【0094】
前記補強部材540は前記結合ホール330の外周全体を取り囲むように形成され、中心部に結合ホール330と大きさおよび形態が対応するようにホール542が形成される。また、前記補強部材540は配線パターン310cと離隔して形成されるが、前記他の実施例の補強部材440のように一体に形成してもよい。
【0095】
前記補強部材540は、前記結合ホール330の外周全体を取り囲むものであれば、その形状は限定されない。前記補強部材540は絶縁テープ、金属または前記配線パターンと同じ材質からなることができる。
【0096】
前記補強部材540を形成することによって、上記した一実施例でのような効果を有するが、上記一実施例における補強部材340、440のように前記補強部材540が結合ホール330の上、下部だけではなく、全体を取り囲んで形成されているため、結合ホール330の上、下部だけではなく、両側面まで補強することができる。したがって、連結タップ200cが非常に歪んだり折り曲げられて前記結合ホール330の側面に突出することを防止し、また、前記結合ホール330の周りに形成されたまた他の配線パターン310dとの接触を防止することによって、電気的短絡発生を防止することができる。
【0097】
次に、本発明の他の実施例によるバッテリーパックについて説明する。
【0098】
図9は、本発明のまた他の実施例による補強部材の部分拡大図である。図9を参照すれば、本発明のまた他の実施例によるバッテリーパックは前述した一実施例の構成要素のうち、補強部材640の構造を異にして形成する。したがって、以下、本発明の他の実施例によるバッテリーパックについて補強部材640を中心に説明する。また、補強部材640を除いては、上記一実施例における構成要素と同一であるので、同一の符号を付け、その説明は省略する。
【0099】
前記補強部材640は、前記結合ホール330の外周全体を取り囲むように形成される。前記補強部材640の中心部には結合ホール330の形状と対応するホール642が形成されており、前記補強部材640に形成されたホール642の大きさは結合ホール330の大きさと比べてより大きく形成される。したがって、前述した実施例とは異なり、結合ホール330の外側辺と補強部材640とが接しなくなる。また、前記補強部材440は配線パターン310cと離隔して形成されるが、前記他の実施例の補強部材440のように一体に形成してもよい。
【0100】
前記補強部材640が前記外周全体を取り囲み、補強部材640に形成されたホール642が結合ホール330より大きく形成されば、その形状は限定されない。前記補強部材640は絶縁テープ、金属または前記配線パターンと同じ材質からなることができる。
【0101】
前記補強部材640が形成されることによって、前記他の実施例でのような効果を有する。なお、前記補強部材640は、他の実施例での補強部材440とは異なり、補強部材640に形成されたホール642が結合ホール330より大きいので、前記ホール642の内側の空間が前述した実施例より大きく形成される。したがって、連結タップ200cと結合ホール330の位置に違いが生じて無理に嵌合されてもより容易に結合が行われることができる。
【0102】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0103】
100 バッテリーセル
200 連結タップ
300 軟性回路基板
310 配線パターン
320 絶縁フィルム
330 結合ホール
340、440、540、640 補強部材
900 PCM(Protective Circuit Module)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーセル、
前記バッテリーセルと電気的に連結される連結タップ、
前記バッテリーセルを外部装置に電気的に連結する保護回路モジュール、および
絶縁フィルムの内部に配置され、前記保護回路モジュールと前記バッテリーセルに連結される前記連結タップを電気的に連結する配線パターンを含む軟性回路基板を含み、
前記軟性回路基板は、前記連結タップが貫通する結合ホールと、前記結合ホールの周辺に配置されて前記結合ホールの少なくとも一部を取り囲む補強部材と、をさらに含むことを特徴とするバッテリーパック。
【請求項2】
前記連結タップは、
前記バッテリーセルの端子に直接溶接されたバッテリー接触部、
前記バッテリー接触部から反対側に位置し、前記軟性回路基板の配線パターンと電気的に連結されるパッド接触部、および
前記バッテリー接触部と前記パッド接触部との間に位置し、前記パッド接触部が前記バッテリー接触部に対して折り曲げられるようにする折曲部を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項3】
前記補強部材は、絶縁テープと金属からなるグループから選択されるいずれか一つの材質からなることを特徴とする請求項1または2に記載のバッテリーパック。
【請求項4】
前記絶縁フィルムはポリイミドからなり、
前記補強部材は銅箔、ニッケル箔およびニッケルめっきした鋼箔からなるグループから選択されるいずれか一つの金属箔からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項5】
前記補強部材は、前記絶縁フィルムより厚いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項6】
前記補強部材は、前記配線パターン以上の硬度を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項7】
前記補強部材は、前記連結タップによる前記結合ホール周辺の破れから前記軟性回路基板を保護することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項8】
前記連結タップは、前記軟性回路基板の前記結合ホールで前記軟性回路基板と嵌合されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項9】
前記補強部材は前記配線パターンと同じ材質からなり、前記軟性回路基板の配線パターンと一体に形成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項10】
前記結合ホールは一対の短辺によって連結される一対の長辺を有する長方形状であり、
前記軟性回路基板の補強部材は前記結合ホールの長辺と隣接した部分で前記結合ホールの短辺の周辺に位置することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項11】
前記軟性回路基板の前記補強部材は、前記結合ホールを完全に取り囲むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項12】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を取り囲み、前記結合ホールの外周から離隔することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項13】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を取り囲み、中央に前記結合ホールと対応する大きさおよび形状のホールを有し、
前記補強部材の前記ホールの大きさは前記結合ホールの大きさより大きいし、
前記補強部材は前記結合ホールの外周から離隔することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項14】
前記補強部材は前記結合ホールの外周を完全に取り囲み、
前記補強部材は前記結合ホールの外周に接することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバッテリーパック。
【請求項15】
バッテリーセル、
前記バッテリーセルと電気的に連結される連結タップ、
前記バッテリーセルを外部装置に電気的に連結する保護回路モジュール、および
前記保護回路モジュールを前記連結タップに電気的に連結する絶縁フィルムの内部に配置される配線パターンを含む軟性回路基板を含み、
前記配線パターンを前記連結タップに連結するための前記絶縁フィルム上の第1開口部内に位置するバッテリー接触パッド、
前記バッテリー接触パッドに隣接して配置され、前記連結タップが貫通する結合ホール、
前記配線パターンを前記保護回路モジュールに連結するための前記絶縁フィルム上の第2開口部内に位置するモジュール連結パッド、および
前記結合ホールの周辺の破れから前記軟性回路基板を保護するための前記結合ホールの周辺に位置する補強部材をさらに含むことを特徴とするバッテリーパック。
【請求項16】
前記連結タップは、
前記バッテリーセルの端子に直接溶接されるバッテリー接触部、
前記バッテリー接触部から反対側に位置し、前記軟性回路基板の前記配線パターンに連結されるパッド接触部、および
前記バッテリー接触部と前記パッド接触部との間に位置し、前記パッド接触部が前記バッテリー接触部に対して折り曲げられるようにする折曲部を含むことを特徴とする請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項17】
前記補強部材は銅箔、ニッケル箔およびニッケルめっきした鋼箔からなるグループから選択されるいずれか一つの金属箔からなることを特徴とする請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項18】
前記補強部材は、前記絶縁フィルムより厚いことを特徴とする請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項19】
前記補強部材は前記配線パターンと同じ材質からなり、前記配線パターンに電気的に連結されることを特徴とする請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項20】
前記連結タップの前記パッド接触部はハンダ収容ホールによって孔が形成され、ハンダ層によって前記軟性回路基板のバッテリー連結パッドと連結されることを特徴とする請求項16に記載のバッテリーパック。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−174689(P2012−174689A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−30989(P2012−30989)
【出願日】平成24年2月15日(2012.2.15)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】