説明

バッテリー持続装置、方法、コンピュータで実行するプログラム及び携帯型端末

【課題】視認性、操作性を確保しつつ携帯型端末のバッテリーの省電力化を行う。
【解決手段】バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置に、バッテリー101により電力を供給される表示装置の照光器104と、バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器102と、残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラ103とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は携帯型端末のバッテリーに関する。特に、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置、方法、コンピュータで実行するプログラム及び携帯型端末に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話を含む携帯型端末は、バッテリーに充電した状態で持ち歩くなどして使用されるため、バッテリー残量が減少した場合でもすぐに充電することが困難な状況にある。
また、携帯型端末では使用者の好みのみにより表示装置の照光器の明るさ、入力装置のキー照明器の消灯・点灯を設定するため、バッテリーが減少した時でも消費する電流値は使用者が設定したもので一定となりバッテリーが速やかに終わってしまう。
【0003】
このため、使用者がどうしても通話、通信で使用したい状況でバッテリー切れのため、使用できなくなるという第1の問題が発生する。
使用者の好みで表示装置の照光器の明るさ調整、入力装置のキー照明器の点灯・消灯を行うために照光器、キー照明器に流す電流値を変更することが可能となっているものもある。
【0004】
しかし、バッテリー残量が減少した場合でも気がつかず好みに応じて設定された電流値を一定にしたままであれば、バッテリー残量表示により使用者へ注意を促すのみであるため、使用者に携帯型端末の不意の通話、通信で使用が求められても使用できない状況が発生するという第2の問題があった。
さらに、バッテリー残量が減少した場合、表示装置の照光器の場合、明るさ調整を例えば、一律に半減して調整すると、夜間には表示装置の視認に問題がなくても昼間には視認困難なこともあり、入力装置のキー照明器の場合、キー照明器を一律に消灯すると、昼間には操作上問題はないが、夜間には操作困難とこともあり、視認性、操作性上の第3の問題が発生する。
【0005】
このため、視認性、操作性を確保しつつ携帯型端末に省電力化への貢献が必要となっており、携帯電話を代表とする携帯型端末の人口所有率が上昇する中で解決するべき課題となっている。
このような問題、課題に対して以下の従来技術がある。
図13は従来の電源電圧を監視する制御装置を示すブロック図である。本図に示すように、制御装置207がバッテリー201の残量を検出し、その検出結果により出力装置208が使えるのか、あるいは、外部記憶装置209が使えるのか表示装置に表示し使用者に伝えるものであり、つまり、電子機器内部のいずれかの装置だけでも使用しようとするものである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1では、電子機器のバッテリー残量に応じて表示装置に今使用できる装置、あるいは今使用できない装置を表示することで使用者に現状のバッテリーではどの装置を使用できるかを知らせることを提案しているが、電子機器内部の使用できる装置を使用者に伝えるのみであり、バッテリー持続時間を延長する効果をもつものではない。
【0007】
また、従来、バッテリー残量が多い場合には、操作性を重視できる一方、バッテリー残量が少ない場合には、携帯用電子機器の駆動時間の確保を重視して、消費電流を低減させることができるバッテリー搭載型携帯用電子機器を提供することを目的として、バッテリーにより供給される電流でLCDや操作キーのバックライトを点灯および駆動するバッテリー搭載型携帯用電子機器において、バッテリー残量が多い場合には、操作性を重視して、携帯用電子機器におけるLCDや操作キーのバックライトを点灯させて輝度を明るく保持しつつLCDや操作キーを照明するように制御し、一方、バッテリー残量が少ない場合には、バッテリーから供給される電流を低減させるためにバックライトを消灯あるいは輝度を低下させてLCDや操作キーの照明を暗くするように制御するものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
しかしながら、上記特許文献2では、バッテリー残量が少ない場合には、バッテリーから供給される電流を低減させるためにバックライトを消灯あるいは輝度を低下させてLCDや操作キーの照明を暗くするように制御するものがあるが、一律にLCDや操作キーの照明を暗くして電流を低減するだけで、視認性、操作性を確保するものではない。
また、従来、電池を機能毎に有効に利用できる携帯電子機器を提供するため、各機能の重要度ということを要素とし、使用者本人の意思が直接入力設定できる構成を有し、重
要度から各機能部の動作を重要度の高低に応じて、電池の容量の使える領域を制限する方法で電池マネジメントを行うことにより、重要度の低い機能を何となく使っていたために重要度の高い機能が使えないといったことを防止し、また、重要度により電池の利用制限を機器側で設定することを基本としながら、消費電流による補正機能を装備し、補正機能は、機器内部で行い、更に、初期設定した重要度を実際に利用制限がかかってしまうより前に設定変更が行える機能を実現することにより利便性を向上し、更に、情報そのものに重要度を保持させることにより、機能に対する重要度ではなく情報に対応して電池マネジメントを実現する手段を得たものもある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記特許文献3では、重要度により電池の利用制限を行うが、視認性、操作性を確保しつつ携帯型端末のバッテリーの省電力化を行うものではない。
【0009】
【特許文献1】特開平7−210274号公報
【特許文献2】特開2003−195990号公報
【特許文献3】特開2003−330579号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、視認性、操作性を確保しつつ携帯型端末のバッテリーの省電力化を行うバッテリー持続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は前記問題点を解決するために、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置を提供する。
【0012】
さらに、前記照光器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記照光器に流している電流の50%に削減させる。
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流をゼロにし、外部からの設定信号によりゼロにした電流を一時的に元に戻すキー照明器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置を提供する。
【0013】
さらに、前記キー照明器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記キー照明器に流している電流をゼロに削減させる。
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラと、前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流をゼロにし、外部からの設定信号によりゼロにした電流を一時的に元に戻すキー照明器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置を提供する。
【0014】
さらに、前記照光器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記照光器に流している電流の50%に削減させ、前記キー照明器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記キー照明器に流している電流をゼロに削減させる。
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する工程と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法を提供する。
【0015】
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する工程と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法を提供する。
【0016】
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する工程と、バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する工程と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程と、前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法を提供する。
【0017】
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムにおいて、バッテリーから入力装置の表示装置の照光器に電力を供給する処理を実行する手順と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムを提供する。
【0018】
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムにおいて、バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する処理を実行する手順と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムを提供する。
【0019】
さらに、本発明は、バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムにおいて、バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する処理を実行する手順と、バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する処理を実行する手順と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順と、前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続手順をコンピュータで実行するプログラムを提供する。
【0020】
さらに、本発明は、持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末を提供する。
【0021】
さらに、本発明は、持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末を提供する。
【0022】
さらに、持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラと、前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末を提供する。
【発明の効果】
【0023】
以上説明したように、本発明によれば、バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給し、バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力し、残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻すようにしたので、バッテリーの残量が減少した場合、照光器に流れる電流の大きさは最大電流の、例えば、50%になるが、照光器に流す電流を減らしたため、昼間に使用者が表示装置の表示が見にくいと感じた場合には入力装置から照光器の使用者設定信号で、一時的に照光器に流れる電流の大きさを最大電流にする。これにより、バッテリーの持続時間を延長でき、不意の通話、通信の使用が可能になり、さらに、バッテリーの持続時間を延長するだけでなく、視認性を確保することが可能になる。すなわち、バッテリー持続時間を優先させたい場合と明るさを優先させたい場合とで、使用者の目的に合わせることが可能になる。
【0024】
さらに、バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給し、バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力し、残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合にはキー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻すようにしたので、バッテリーの残量が減少した場合、キー照明器に流れる電流の大きさはゼロになるが、例えば、キー照明器に流す電流をゼロにしたため、夜間に使用者が入力装置が見にくく操作がしにくいと感じた場合には入力装置からキー照明器の使用者設定信号で、一時的にキー照明器に流れる電流の大きさを最大電流にする。これにより、バッテリーの持続時間を延長でき、不意の通話、通信の使用が可能になり、さらに、バッテリーの持続時間を延長するだけでなく、入力装置の視認性、操作性を確保することが可能になる。すなわち、バッテリー持続時間を優先させたい場合と明るさを優先させたい場合とで、使用者の目的に合わせることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る携帯型端末のバッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の番号、符号を付す。
本図に示すように、携帯型端末のバッテリー持続装置100はバッテリー101、残量検出器102、照光器コントローラ103、照光器104から構成され、バッテリーの持続時間の延長をプログラム制御により行う。
【0026】
ここに、バッテリー101は、例えば、リチウムイオン電池、ニッケルカドミウム電池、あるいはニッケル水素電池を含むバッテリーであり、携帯型端末(図示しない)の電力源である。
残量検出器102は、バッテリー101の残量を検出し、その残量に応じた電流切替信号を出力する。
【0027】
照光器コントローラ103は、バッテリー101から携帯端末の表示装置(図示せず)の照光器104に供給される電力を制御し、残量検出器102からの電流切替信号のレベルにより照光器104に出力する電流値を選択する電流切替機能を有する。
照光器104は、照光器コントローラ103が出力する電流により駆動され、携帯型端末の表示装置を照らす。ここで、表示装置は一例としてLCD(液晶表示器)である。
【0028】
なお、照光器コントローラ103は、入力装置(図示せず)の特定キーから使用者設定信号を入力することにより、バッテリー101の残量による照光器104への電流切替機能を使用者がオン又はオフできるようにしてある。
図2は図1のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。本図に示すように、バッテリー101では、携帯型端末の照光器104に流れる電流の大きさが最大として、バッテリー101の残量が使用時間と共に減少し、例えば、バッテリー101の残量が30%になったら、照光器104に流れる電流が最大電流の50%に切り替えられ、バッテリー101の残量の減少傾向が小さくなり、バッテリー101の持続時間が延長される。
【0029】
入力装置から照光器104の使用者設定信号の入力で照光器104への電流切替機能を使用者がオフにすると、一時的に照光器104に流れる電流の大きさが50%から最大電流になる。
図3は図1のバッテリー101の残量に応じた照光器104に流れる電流の大きさの例を説明する図である。
【0030】
本図(a)には、バッテリー101の残量に応じて照光器104に供給される電流値が示される。バッテリー101の残量が100%〜30%の場合には残量検出器102は電流切替信号を高(High)レベルとして出力する。
また、バッテリー101の残量が30%未満の場合は、残量検出器102は電流切替信号を低(Low)レベルとして出力する。
【0031】
照光器コントローラ103は、電流切替信号がHighレベルであれば最大電流を出力し、電流切替信号がLowレベルであれば最大電流の50%を出力する。
照光器104は、照光器コントローラ103の出力する電流により駆動される。
つまり、バッテリー101の残量が100%〜30%の場合は照光器104に最大電流が流れ、バッテリー101の残量が30%未満の場合は照光器104に最大電流の50%の電流が流れる。
【0032】
本図(b)に示すように、照光器コントローラ103では、通常、使用者設定信号がHighレベルであり、本図(a)に示すバッテリー残量による電流切替機能の使用がオンになっており、使用者が使用者設定信号をLowレベルとすればバッテリー残量による電流切替機能の使用がオフになる。これにより、一時的に照光器104に流れる電流の大きさを最大電流にすることが可能になる。
【0033】
図4は図1におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップ121において、残量検出器102ではバッテリー101の残量を検出する。
ステップ122において、照光器コントローラ103では残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルであるか否かを判断する。電流切替信号がLowレベルである場合にはステップ124に進む。
【0034】
ステップ123において、残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルである場合には照光器104に流れる電流の大きさを最大電流にしたままにし、電流の大きさを切り替えず、処理を終了する。
ステップ124において、照光器コントローラ103では、照光器104の使用者設定信号がHighレベルであるか否かを判断する。
【0035】
ステップ125において、照光器104の使用者設定信号がHighレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用する場合には照光器104に流れる電流の大きさを最大電流の50%に切り替え処理を終了する。
ステップ126において、照光器104の使用者設定信号がLowレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には、残量検出器102からの電流切替信号がLowレベルであり、照光器104に流れる電流の大きさを最大電流の50%に切り替えていても、図2に示すように、照光器104の使用者設定信号がLowレベルとなり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には照光器104に流れる電流の大きさを最大電流に戻し、ステップ124に戻り、照光器104の使用者設定信号がHighレベルになるのを待つ。
【0036】
したがって、本発明によれば、バッテリー101の残量が減少した場合、照光器104に流れる電流の大きさは最大電流の50%になるが、例えば、照光器104に流す電流を減らしたため、昼間に使用者が表示装置の表示が見にくいと感じた場合には入力装置から照光器104の使用者設定信号をLowレベルにして出力するようにし、一時的に照光器104に流れる電流の大きさを最大電流にする。これにより、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長でき、不意の通話、通信の使用が可能になり、さらに、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長するだけでなく、視認性を確保することが可能になる。すなわち、バッテリー持続時間を優先させたい場合と明るさを優先させたい場合とで、使用者の目的に合わせることが可能になる。
【実施例1】
【0037】
図5は図1における第1の変形例であり、バッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図1と比較して、バッテリー持続装置100には、照光器コントローラ103、照光器104に代わり、キー照明器コントローラ105、キー照明器106が設けられる。
【0038】
キー照明器コントローラ105は、バッテリー101から入力装置(図示せず)のキー照明器106に供給される電力を制御し、残量検出器102からの残量検出器102からの電流切替信号のレベルによりキー照明器106に出力する電流値を選択する電流切替機能を有する。
キー照明器106は、キー照明器コントローラ105が出力する電流により駆動され、携帯型端末の入力装置を照らす。ここで、キー照明器106は一例としてLED(発光ダイオード)である。
【0039】
なお、キー照明器コントローラ105には入力装置の特定キーから使用者設定信号を入力することにより、バッテリー101の残量によるキー照明器106への電流切替機能を使用者がオン又はオフできるようにしてある。
図6は図5のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。本図に示すように、バッテリー101では、携帯型端末のキー照明器106に流れる電流の大きさが最大として、バッテリー101の残量が使用時間と共に減少し、例えば、バッテリー101の残量が30%になったら、キー照明器106に流れる電流がゼロに切り替えられ、バッテリー101の残量の減少傾向が小さくなり、バッテリー101の持続時間が延長される。
【0040】
入力装置から照光器104の使用者設定信号の入力でキー照明器106への電流切替機能を使用者がオフにすると、一時的にキー照明器106に流れる電流の大きさがゼロから最大電流になる。
図7は図5のバッテリー101の残量に応じたキー照明器106に流れる電流の大きさを説明する図である。
【0041】
本図(a)には、バッテリー101の残量に応じてキー照明器106に供給される電流値が示される。バッテリー101の残量が100%〜30%の場合には残量検出器102は電流切替信号を高(High)レベルとして出力する。
また、バッテリー101の残量が30%未満の場合は、残量検出器102は電流切替信号を低(Low)レベルとして出力する。
【0042】
キー照明器106には、電流切替信号がHighレベルであれば最大電流を出力し、電流切替信号がLowレベルであればゼロを出力、つまりオフする。
キー照明器106は、キー照明器コントローラ105の出力する電流により駆動される。
つまり、バッテリー101の残量が100%〜30%の場合はキー照明器106に最大電流が流れ、バッテリー101の残量が30%未満の場合はキー照明器106をオフにする。
【0043】
本図(b)に示すように、キー照明器コントローラ105では、通常、使用者設定信号がHighレベルであり、本図(a)に示すバッテリー残量による電流切替機能の使用がオンになっており、使用者設定信号がLowレベルとすればバッテリー残量による電流切替機能の使用がオフになる。これにより、一時的にキー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にすることが可能になる。
【0044】
図8は図5におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップ131において、残量検出器102ではバッテリー101の残量を検出する。
ステップ132において、キー照明器コントローラ105では残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルであるか否かを判断する。電流切替信号がLowレベルである場合にはステップ134に進む。
【0045】
ステップ133において、残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルである場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にしたままにし、電流の大きさを切り替えず、処理を終了する。
ステップ134において、キー照明器コントローラ105では、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルであるか否かを判断する。
【0046】
ステップ135において、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用する場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさをゼロに切り替え処理を終了する。
ステップ136において、キー照明器106の使用者設定信号がLowレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には残量検出器102からの電流切替信号がLowレベルであり、キー照明器106に流れる電流の大きさをゼロに切り替えていても、図6に示すように、キー照明器106の使用者設定信号がLowレベルとなり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさが最大電流に戻り、ステップ134に戻り、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルになるのを待つ。
【0047】
したがって、本発明によれば、バッテリー101の残量が減少した場合、キー照明器106に流れる電流の大きさはゼロになるが、例えば、キー照明器106に流す電流をゼロにしたため、夜間に使用者が入力装置が見にくく操作がしにくいと感じた場合には入力装置からキー照明器106の使用者設定信号をLowレベルにして出力するようにし、一時的にキー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にする。
【0048】
これにより、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長でき、不意の通話、通信の使用が可能になり、さらに、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長するだけでなく、入力装置の視認性、操作性を確保することが可能になる。
すなわち、バッテリー持続時間を優先させたい場合と明るさを優先させたい場合とで、使用者の目的に合わせることが可能になる。
【実施例2】
【0049】
図9は図1における第2の変形例であり、バッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。
本図に示すように、図1と比較して、バッテリー持続装置100には、照光器コントローラ103、照光器104に加え、キー照明器コントローラ105、キー照明器106が設けられる。
【0050】
なお、照光器コントローラ103、キー照明器コントローラ105には入力装置(図示せず)の特定キーから使用者設定信号を入力することにより、バッテリー101の残量による照光器104、キー照明器106への電流切替機能を使用者がオン又はオフできるようにしてある。
図10は図9のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。本図に示すように、バッテリー101では、携帯型端末の照光器104、キー照明器106に流れる電流の大きさが最大として、バッテリー101の残量が使用時間と共に減少し、例えば、バッテリー101の残量が30%になったら、照光器104に流れる電流が最大電流の50%に切り替え、且つ、キー照明器106に流れる電流がゼロに切り替えられ、バッテリー101の残量の減少傾向が小さくなり、バッテリー101の持続時間が延長される。
【0051】
入力装置から照光器104の使用者設定信号の入力で照光器104への電流切替機能を使用者がオフにすると、一時的に照光器104に流れる電流の大きさが50%から最大電流になり、入力装置からキー照明器106の使用者設定信号の入力でキー照明器106への電流切替機能を使用者がオフにすると、一時的にキー照明器106に流れる電流の大きさがゼロから最大電流になる。
【0052】
図11は図9のバッテリー101の残量に応じた照光器104、キー照明器106に流れる電流の大きさを説明する図である。
本図(a)には、バッテリー101の残量に応じて照光器104、キー照明器106に供給される電流値が示される。バッテリー101の残量が100%〜30%の場合には残量検出器102は電流切替信号を高(High)レベルとして出力する。
【0053】
また、バッテリー101の残量が30%未満の場合は、残量検出器102は電流切替信号を低(Low)レベルとして出力する。
照光器コントローラ103は、電流切替信号がHighレベルであれば最大電流を出力し、電流切替信号がLowレベルであれば最大電流の50%を出力する。
キー照明器コントローラ105は、電流切替信号がHighレベルであれば最大電流を出力し、電流切替信号がLowレベルであればゼロを出力する。
【0054】
照光器104は、照光器コントローラ103の出力する電流により駆動される。
つまり、バッテリー101の残量が100%〜30%の場合は照光器104に最大電流が流れ、バッテリー101の残量が30%未満の場合は照光器104に最大電流の50%の電流が流れる。
キー照明器106は、キー照明器コントローラ105の出力する電流により駆動される。
【0055】
つまり、バッテリー101の残量が100%〜30%の場合はキー照明器106に最大電流が流れ、バッテリー101の残量が30%未満の場合はキー照明器106への電流がゼロとなる。
本図(b)に示すように、照光器コントローラ103、キー照明器コントローラ105の各々では、通常、使用者設定信号がHighレベルであり、本図(a)に示すバッテリー残量による電流切替機能の使用がオンになっており、使用者設定信号がLowレベルとすればバッテリー残量による電流切替機能の使用がオフになる。これにより、一時的に照光器104、キー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にすることが可能になる。
【0056】
図12は図9におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップ141において、残量検出器102ではバッテリー101の残量を検出する。
ステップ142において、照光器コントローラ103では残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルであるか否かを判断する。電流切替信号がLowレベルである場合にはステップ146に進む。
【0057】
ステップ143において、残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルである場合には照光器104に流れる電流の大きさを最大電流にしたままにし、電流の大きさを切り替えない。
ステップ144において、キー照明器コントローラ105では残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルであるか否かを判断する。電流切替信号がLowレベルである場合にはステップ149に進む。
【0058】
ステップ145において、残量検出器102からの電流切替信号がHighレベルである場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にしたままにし、電流の大きさを切り替えず、処理を終了する。
ステップ146において、照光器コントローラ103では、照光器104の使用者設定信号がHighレベルであるか否かを判断する。
【0059】
ステップ147において、照光器104の使用者設定信号がHighレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用する場合には照光器104に流れる電流の大きさを最大電流の50%に切り替え、ステップ144に進む。
ステップ148において、照光器104の使用者設定信号がLowレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には、残量検出器102からの電流切替信号がLowレベルであり、照光器104に流れる電流の大きさを最大電流の50%に切り替えていても、図10に示すように、照光器104の使用者設定信号がLowレベルとなり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には照光器104に流れる電流の大きさが最大電流に戻り、ステップ146に戻り、照光器104の使用者設定信号がHighレベルになるのを待つ。
【0060】
ステップ149において、キー照明器コントローラ105では、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルであるか否かを判断する。
ステップ150において、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用する場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさをゼロに切り替え処理を終了する。
【0061】
ステップ151において、キー照明器106の使用者設定信号がLowレベルであり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合には残量検出器102からの電流切替信号がLowレベルであり、キー照明器106に流れる電流の大きさをゼロに切り替えていても、図10に示すように、キー照明器106の使用者設定信号がLowレベルとなり、バッテリー101の残量切り替え機能を使用しない場合にはキー照明器106に流れる電流の大きさが最大電流に戻り、ステップ149に戻り、キー照明器106の使用者設定信号がHighレベルになるのを待つ。
【0062】
したがって、本発明によれば、バッテリー101の残量が減少した場合、照光器コントローラ103に流れる電流の大きさを最大電流の50%にし、キー照明器106に流れる電流の大きさはゼロにする。
他方、照光器104に流す電流を減らしたため、昼間に使用者が表示装置の表示が見にくいと感じた場合には入力装置から照光器104の使用者設定信号をLowレベルにして出力するようにし、一時的に照光器104に流れる電流の大きさを最大電流にする。
【0063】
また、キー照明器106に流す電流をゼロにしたため、夜間に使用者が入力装置が見にくく操作がしにくいと感じた場合には入力装置からキー照明器106の使用者設定信号をLowレベルにして出力するようにし、一時的にキー照明器106に流れる電流の大きさを最大電流にする。
これにより、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長でき、不意の通話、通信の使用が可能になり、さらに、バッテリー101のバッテリーの持続時間を延長するだけでなく、表示部の視認性、入力装置の操作性を確保することが可能になる。
【0064】
すなわち、バッテリー持続時間を優先させたい場合と明るさを優先させたい場合とで、使用者の目的に合わせることが可能になる。
【産業上の利用可能性】
【0065】
以上、携帯電話機を含む携帯型端末について説明したが、これに限らず、PDA(携帯情報端末)、PHS(簡易携帯電話機)にも本発明は利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明に係るバッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。なお、全図を通して同一の構成要素には同一の番号、符号を付す。
【図2】図1のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。
【図3】図1のバッテリー101の残量に応じた照光器104に流れる電流の大きさの例を説明する図である。
【図4】図1におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。
【図5】図1における第1の変形例であり、バッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】図5のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。
【図7】図5のバッテリー101の残量に応じたキー照明器106に流れる電流の大きさを説明する図である。
【図8】図5におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。
【図9】図1における第2の変形例であり、バッテリー持続装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】図9のバッテリー101の残量特性例と切り替え特性例を示す図である。
【図11】図9のバッテリー101の残量に応じた照光器104、キー照明器106に流れる電流の大きさを説明する図である。
【図12】図9におけるバッテリー持続装置の動作例を説明するフローチャートである。
【図13】従来の電源電圧を監視する制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0067】
100…バッテリー持続装置
101…バッテリー
102…残量検出器
103…照光器コントローラ
104…照光器
105…キー照明器コントローラ
201…バッテリー
207…制御装置
208…出力装置
209…外部記憶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、
バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置。
【請求項2】
前記照光器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記照光器に流している電流の50%に削減させることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリー持続装置。
【請求項3】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、
バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、
バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流をゼロにし、外部からの設定信号によりゼロにした電流を一時的に元に戻すキー照明器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置。
【請求項4】
前記キー照明器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記キー照明器に流している電流をゼロに削減させることを特徴とする、請求項3に記載のバッテリー持続装置。
【請求項5】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続装置において、
バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、
バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、
バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラと、
前記残量検出器からの電流切替信号でバッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流をゼロにし、外部からの設定信号によりゼロにした電流を一時的に元に戻すキー照明器コントローラとを備えることを特徴とするバッテリー持続装置。
【請求項6】
前記照光器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記照光器に流している電流の50%に削減させ、前記キー照明器コントローラは、前記バッテリーの残量が30%未満になったと判断した場合、前記キー照明器に流している電流をゼロに削減させることを特徴とする、請求項5に記載のバッテリー持続装置。
【請求項7】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、
バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する工程と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法。
【請求項8】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、
バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する工程と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法。
【請求項9】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続方法において、
バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する工程と、
バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する工程と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する工程と、
前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程と、
前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す工程とを備えることを特徴とするバッテリー持続方法。
【請求項10】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラムにおいて、
バッテリーから入力装置の表示装置の照光器に電力を供給する処理を実行する手順と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラム。
【請求項11】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラムにおいて、
バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する処理を実行する手順と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラム。
【請求項12】
バッテリーの持続時間を延長させるバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラムにおいて、
バッテリーから表示装置の照光器に電力を供給する処理を実行する手順と、
バッテリーから入力装置のキー照明器に電力を供給する処理を実行する手順と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する処理を実行する手順と、
前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順と、
前記電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す処理を実行する手順とを備えることを特徴とするバッテリー持続をコンピュータで実行するプログラム。
【請求項13】
持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、
バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末。
【請求項14】
持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、
バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末。
【請求項15】
持続時間を延長するバッテリーを有する携帯型端末において、
バッテリーにより電力を供給される表示装置の照光器と、
バッテリーにより電力を供給される入力装置のキー照明器と、
前記バッテリーの残量を検出し残量に応じた電流切替信号を出力する残量検出器と、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記照光器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラと、
前記残量検出器からの電流切替信号で前記バッテリーの残量が少なくなったと判断した場合には前記キー照明器への電流を削減し、外部からの設定信号により削減した電流を一時的に元に戻す照光器コントローラとを備えることを特徴とする携帯型端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−285651(P2006−285651A)
【公開日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−104931(P2005−104931)
【出願日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(390010179)埼玉日本電気株式会社 (1,228)
【Fターム(参考)】