説明

バニロイド−1受容体(VR1)の機能を調節する2,3−置換縮合二環式ピリミジン4−(3H)−オン

バニロイド−1受容体(VR1、TRPV1としても知られている。)の機能の調節によって改善される状態の治療のための医薬の製造のための、式(I)の化合物の使用。



Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通風;過敏性腸管症候群;呼吸器疾患、例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、嚢胞性線維症、喘息並びにアレルギー性鼻炎、例えば季節性及び多年性鼻炎、非アレルギー性鼻炎及び咳を含む鼻炎;顔面紅潮;吃逆;肥満又は胃食道逆流症(GERD)の治療又は予防用の医薬の製造のための、式(I):
【化1】

[式中、
Aは、ベンゼン環、O、N及びSから独立して選択された1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含有する縮合5員ヘテロ芳香族環(但し、1個以下のO若しくはS原子が存在する。)又は1個、2個若しくは3個のN原子を含有する縮合6員ヘテロ芳香族環であり、
Aは、ハロゲン、ヒドロキシ、S(O)1−4アルキル、S(O)NR、−NRS(O)1−4アルキル、ホルミル、C1−4アルキルカルボニル、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノC1−6アルキル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル並びにフェニル、ナフチル、O、N又はSから独立して選択された1個、2個、3個又は4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。)及び1個、2個又は3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環から選択された環(但し、この環は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、下記に定義するようなNR、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル又はヒドロキシC1−6アルキルによって場合により置換されている。)から独立して選択された、1個、2個又は3個の基によって場合により置換されており、
及びRは、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−6アルキル若しくはハロC1−6アルキルであり又はR及びRは、一緒に、オキソ基を形成し、
は、水素又はC1−6アルキルであり、
それぞれのR及びRは、独立して、水素若しくはC1−6アルキルであり又はR及びRは、これらが結合している窒素原子と一緒に、飽和4−7員環を形成することができ、
は、水素又はC1−6アルキルであり、
nは、ゼロ、1、2、3又は4であり、
vは、ゼロ又は1であり、
p及びqは共にゼロであり又はp及びqの一方はゼロであり、他方は1であり、但し、n及びvがゼロであるとき、p及びqは共にゼロであり、
rは、ゼロ、1又は2であり、
Yは、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル又はC3−7シクロアルキル環;フェニル環;ベンゾイル環;O、N及びSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。);1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環;C5−6シクロアルキル環、O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する5員若しくは6員飽和環、フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員ヘテロ芳香族環若しくは直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式部分的飽和環;O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する6員飽和環;フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式ヘテロ芳香族環であり、これらの環のいずれも、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ニトロ、シアノ、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、ハロC1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルコキシ、フェニル、直ぐ上で定義された通りの非置換5員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの6員飽和環及びNRから独立して選択された1個以上の基によって場合により置換されており、
Zは、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、前記定義された通りのNR、S(O)NR、−NRS(O)1−6アルキル、S(O)1−4アルキル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、トリフルオロメチル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル及びヒドロキシC1−6アルキルから独立して選択された1個以上の基によって場合により置換された、フェニル環、O、N若しくはSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。)又は1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環である。]
の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体の使用。
【請求項2】
VR1活性を調節することにより改善することができる、生理学的障害の治療又は予防用の医薬の製造のための、n、p、q、v、A、R、R、R、Y及びZが、請求項1に於いて定義された通りであり、但し、
(a)nが2であり、vがゼロであるとき又はnがゼロであり、vが1であり、p及びqがゼロであるとき、Aは縮合イミダゾールであり、
(b)Aが縮合1,3−ジメチル[4,5]ピラゾール環であり、Zが場合により置換されたフェニルであるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRYは、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、モルホリノメチル、ピペリジノメチル、メトキシメチル、N−メチルピペラジノメチル又はp−クロロフェノキシメチルではなく、
(c)Aが縮合[3,4]チオフェン環であるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRYは、C1−7アルキルではなく、及び
(d)Aが縮合[3,4]チオフェン環であるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRは、ピリジルビニルではない、
請求項1に記載の式(I)の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体の使用。
【請求項3】
式(IA):
【化2】

[式中、
Aは、ベンゼン環、O、N及びSから独立して選択された1個、2個若しくは3個のヘテロ原子を含有する縮合5員ヘテロ芳香族環(但し、1個以下のO若しくはS原子が存在する。)又は1個、2個若しくは3個のN原子を含有する縮合6員ヘテロ芳香族環であり、
Aは、ハロゲン、ヒドロキシ、S(O)1−4アルキル、S(O)NR、−NRS(O)1−4アルキル、ホルミル、C1−4アルキルカルボニル、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C3−7シクロアルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アミノ、ニトロ、シアノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、アミノC1−6アルキル、アミノC1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノC1−6アルキル、ジ(C1−6アルキル)アミノC1−6アルキル並びにフェニル、ナフチル、O、N又はSから独立して選択された1個、2個、3個又は4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。)及び1個、2個又は3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環(但し、この環は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、下記に定義するようなNR、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル又はヒドロキシC1−6アルキルによって場合により置換されている。)から独立して選択された、1個、2個又は3個の基によって場合により置換されており又はR及びRは、一緒に、オキソ基を形成し、
及びRは、独立して、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−6アルキル若しくはハロC1−6アルキルであり又はR及びRは、一緒に、オキソ基を形成し、
は、水素又はC1−6アルキルであり、
それぞれのR及びRは、独立して、水素若しくはC1−6アルキルであり又はR及びRは、これらが結合している窒素原子と一緒に、飽和4−7員環を形成することができ、
は、水素又はC1−6アルキルであり、
nは、ゼロ、1、2、3又は4であり、
vは、ゼロ又は1であり、
p及びqは共にゼロであり又はp及びqの一方はゼロであり、他方は1であり、但し、n及びvがゼロであるとき、p及びqは共にゼロであり、
rは、ゼロ、1又は2であり、
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノC1−6アルキル、カルボキシC1−6アルキル又はC3−7シクロアルキル環;フェニル環;ベンゾイル環;O、N及びSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。);1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環;O及びNから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する6員飽和環;C5−6シクロアルキル環、O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する5員若しくは6員飽和環、フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員ヘテロ芳香族環若しくは直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式部分的飽和環;又はフェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式ヘテロ芳香族環であり、これらの環のいずれも、ハロゲン、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ニトロ、シアノ、C3−7シクロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキル、フェニル、モルホリノ、ハロC1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルコキシ及びNR(ここで、R及びRのそれぞれは、水素及びC1−6アルキルから独立して選択される。)から独立して選択された1個以上の基によって場合により置換されており、
Zは、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、前記定義された通りのNR、S(O)NR、−NRS(O)1−6アルキル、S(O)1−4アルキル、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、トリフルオロメチル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル及びヒドロキシC1−6アルキルから独立して選択された1個以上の基によって場合により置換された、フェニル環、O、N若しくはSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。)又は1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環であり、
但し、
(a)nが2であり、vがゼロであるとき又はnがゼロであり、vが1であり、p及びqがゼロであるとき、Aは縮合イミダゾールであり、
(b)Aが縮合1,3−ジメチル[4,5]ピラゾール環であり、Zが場合により置換されたフェニルであるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRは、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、モルホリノメチル、ピペリジノメチル、メトキシメチル、N−メチルピペラジノメチル又はp−クロロフェノキシメチルではなく、
(c)Aが縮合[3,4]チオフェン環であるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRは、C1−7アルキルではなく、
(d)Aが、縮合ベンゼン環又は縮合[3,2]チオフェン若しくは[3,2]フラン環であり、n、p、q及びvがゼロであり、Zが、場合により置換されたフェニル又は場合により置換されたピリド−2−イル環であり、Yがフェニル、フラン、チオフェン又はピリジン環であるとき、Y環はNRによって置換されておらず、
(e)Aが縮合[2,3]チオフェン環であり、Zが場合により置換されたフェニルであり、p、q及びvがゼロであるとき、Yは、C1−6アルキル又は場合により置換されたフェニル又は場合により置換された5員若しくは6員ヘテロ芳香族環又はNヘテロ原子を介して結合された場合により置換された6員飽和環ではなく、
(f)Aが縮合[3,4]チオフェン環であるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRは、ピリジルビニルではなく、
(g)Aが縮合[3,2]チオフェン環であり、Zが場合により置換されたフェニルであるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRはメチルではなく、
(h)Aが縮合ベンゼン環であり、Zが場合により置換されたフェニルであるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRは、フェニル又はビフェニルではなく、並びに
(i)Aが縮合[2,3]チオフェン環であり、n、v、pがゼロであり、qが1であり、Zが場合により置換されたフェニルであるとき、YはC1−6アルキルではない。]
の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項4】
式(IAA):
【化3】

[式中、
BはSであり、DはCであり又はB及びDの一方はNであり、他方はN若しくはSであり、
Gは、フェニル、ピリジン又はチアゾールであり、
nは、ゼロ、1、2、3又は4であり、
vは、ゼロ又は1であり、
p及びqは共にゼロであり又はp及びqの一方はゼロであり、他方は1であり、但し、n及びvがゼロであるとき、p及びqは共にゼロであり、
tは、ゼロ、1又は2であり、
及びRは、独立して、水素、C1−6アルキル又はハロゲンであり、
は、水素又はC1−6アルキルであり、
は、シアノ、ハロゲン、C1−4アルキル、トリフルオロメチル、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、アミド、C1−4アルキルアミド又はジ(C1−6アルキル)アミドであり、
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C3−5シクロアルキル、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシ又はハロC1−4アルコキシであり、
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、ハロC1−6アルキル又はC3−7シクロアルキル環;フェニル環;ベンゾイル環;O、N及びSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。);1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環;C5−6シクロアルキル環、O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する5員若しくは6員飽和環、フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員ヘテロ芳香族環若しくは直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式部分的飽和環;フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式ヘテロ芳香族環であり、これらの環のいずれも、ハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルキル、シアノ、フェニル、ハロC1−4アルコキシ、モルホリノ及びNR(ここで、R及びRは、独立して、水素若しくはC1−4アルキルであり又はR及びRは、これらが結合している窒素原子と一緒に、5員若しくは6員飽和環を形成する。)から独立して選択された1個以上の基によって場合により置換されており、但し、
(a)BがSであり、DがCであり、n、p、q及びvはゼロであり、Gがフェニル又はピリド−2−イル環であり、Yが、フェニル、フラン、チオフェン又はピリジン環であるとき、Y環は、NRによって置換されておらず、
(b)BがSであり、DがCであり、Gがフェニルであるとき、(CR(CH=CH)(O)(NRはメチルではなく、
(c)nが2であり、vがゼロであるとき又はnがゼロであり、vが1であり、p及びqがゼロであるとき、B及びDの一方はNであり、他方はN又はSである。]
の請求項3に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項5】
B及びDの一方がNであり、他方がN又はSである、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
式(IIA):
【化4】

[式中、
B及びDの一方はNであり、他方はN又はSであり、
TはC又はNであり、
nは、ゼロ、1、2、3又は4であり、
tは、ゼロ、1又は2であり、
及びRは、独立して、水素又はC1−6アルキルであり、
は、シアノ、ハロゲン、C1−4アルキル、トリフルオロメチル、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ又はジ(C1−6アルキル)アミノであり、
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C3−5シクロアルキル、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシ又はハロC1−4アルコキシであり、
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル又はC3−7シクロアルキル環;フェニル環;O、N及びSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。);1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環;フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員ヘテロ芳香族環若しくは直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環に縮合されたC5−6シクロアルキル環を含有する8−10員縮合二環式部分的飽和環であり、これらの環は、ハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、ハロC1−6アルキル、フェニル、ハロC1−4アルコキシ及びNR(ここで、R及びRは、独立して、C1−4アルキルであり又はR及びRは、これらが結合している窒素原子と一緒に、5員若しくは6員飽和環を形成する。)から独立して選択された1個以上の基によって場合により置換されている。]
の請求項3から5のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項7】
式(IB):
【化5】

[式中、
B及びDの一方はNであり、他方はN又はSであり、
TはC又はNであり、
nは、ゼロ、1、2又は3であり、
tは、ゼロ、1又は2であり、
は、シアノ、ハロゲン、C1−4アルキル、トリフルオロメチル、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルコキシ、アミノ、C1−4アルキルアミノ又はジ(C1−6アルキル)アミノであり、
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C3−5シクロアルキル、C1−4アルキル、ハロC1−4アルキル、C1−4アルコキシ又はハロC1−4アルコキシであり、
は、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、ハロC1−6アルキル又はC3−7シクロアルキル環;フェニル環;ベンゾイル環;O、N及びSから独立して選択された1個、2個、3個若しくは4個のヘテロ原子を含有する5員ヘテロ芳香族環(但し、最大1個のヘテロ原子はO又はSである。);1個、2個若しくは3個のN原子を含有する6員ヘテロ芳香族環;C5−6シクロアルキル環、O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する5員若しくは6員飽和環、フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員ヘテロ芳香族環若しくは直ぐ上で定義された通りの6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式部分的飽和環;O、N及びSから独立して選択された1個若しくは2個のヘテロ原子を含有する6員飽和環;フェニル環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環、直ぐ上で定義された通りの5員若しくは6員ヘテロ芳香族環に縮合された環を含有する8−10員縮合二環式ヘテロ芳香族環であり、これらの環のいずれも、ハロゲン、C1−4アルキル、ヒドロキシ、オキソ、C1−4アルコキシ、ハロC1−4アルキル、シアノ、フェニル、ハロC1−4アルコキシ、モルホリノ及びNR(ここで、R及びRは、独立して、水素若しくはC1−4アルキルであり又はR及びRは、これらが結合している窒素原子と一緒に、5員若しくは6員飽和環を形成する。)から独立して選択された1個以上の基によって場合により置換されている。]
の請求項3から5のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項8】
式(IIB):
【化6】

(式中、n、t、R、R、R、R及びYは、請求項4又は6に於いて定義された通りである。)
の請求項3から6のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項9】
式(IC):
【化7】

(式中、n、t、R、R及びYは、請求項4,6及び7のいずれか一項に於いて定義された通りである。)
の請求項3から8のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩若しくは互変異性体。
【請求項10】
が、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C2−6アルケニル又はシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジニル、チアゾリル、オキサジアゾリル、テトラヒドロベンゾチアゾリル、ベンゾイル、テトラヒドロナフタレニル、オキサゾリル、ジヒドロベンゾフラニル、ベンゾフラニル、テトラヒドロチオピラニル、ジヒドロインデニル、ベンゾチアゾリル、ジヒドロクロメニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾフラニル及びベンゾチエニルから選択された、場合により置換された環である、請求項4から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
医薬的に許容される担体又は賦形剤を伴って、1種以上の請求項3から10のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩を含有する医薬組成物。
【請求項12】
ヒト又は動物体の治療に於いて使用するための、請求項3から10のいずれか一項に記載の化合物又はこれらの医薬的に許容される塩。
【請求項13】
(A)式II:
【化8】

(式中、n、p、q、v、A、R、R、R、Y及びZは、請求項1に於いて定義された通りである。)
の化合物を、環化剤と反応させること、
(B)n、p、q及びvがゼロであり、Yが芳香族環(Ar)である式(I)の化合物のために、式VIIIの化合物を式IXの化合物と反応させること、
【化9】

(式中、A及びZは、請求項1に於いて定義された通りであり、Arは、請求項1に於いてYについて定義された通りの芳香族環であり、Lは離脱基である。)、
(C)nが2であり、vがゼロであるか又はnがゼロであり、vが1であり、p及びqが共にゼロであり、R及びRが共に水素である式(I)の化合物のために、式XIV:
【化10】

(式中、A及びZは、請求項1に於いて定義された通りである。)
の化合物の水素化又は
(D)式XVI:
【化11】

(式中、A及びZは、請求項1に於いて定義された通りである。)
の化合物を、式VIIの化合物と反応させること
を含む、請求項1に記載の式(I)の化合物の製造方法。
【請求項14】
通風;過敏性腸管症候群;呼吸器疾患、例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性気管支炎、嚢胞性線維症、喘息並びにアレルギー性鼻炎、例えば季節性及び多年性鼻炎、非アレルギー性鼻炎及び咳を含む鼻炎;顔面紅潮;吃逆;肥満又は胃食道逆流症(GERD)から選択された疾患又は状態の治療又は予防方法であって、これが必要である患者への、請求項1に於いて定義された式(I)の化合物又は請求項1に記載の化合物を含む組成物の有効量の投薬を含む方法。
【請求項15】
VR1活性を調節することによって改善することができる生理学的障害の治療又は予防方法であって、これが必要である患者への、請求項2に於いて定義された式(I)の化合物又は請求項2に記載の化合物を含む組成物の有効量の投薬を含む方法。

【公表番号】特表2009−536608(P2009−536608A)
【公表日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−511329(P2008−511329)
【出願日】平成18年5月10日(2006.5.10)
【国際出願番号】PCT/US2006/018119
【国際公開番号】WO2006/122200
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(390035482)メルク シャープ エンド ドーム リミテッド (81)
【出願人】(507372202)ニユーロジエン・コーポレーシヨン (1)
【Fターム(参考)】