説明

バニロイド受容体拮抗薬としての新規な化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩、及びこれを含む医薬組成物

本発明はバニロイド受容体(Vaniloid Recetor 1;VR1;TRPV1)アンタゴニストとしての新規な化合物、その異性体及びその薬剤学的に許容される塩、およびこれを含む医薬組成物に関する。本発明は痛み、片頭痛、関節痛、神経痛、神経障害、皮膚障害、膀胱過敏症、過敏性大腸症候群、便切迫、呼吸器障害、皮膚痒み、眼または粘膜、胃十二指腸潰瘍、炎症性病気、耳の病気、および心臓の病気等の病気を予防しまたは治療する医薬組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(I)の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩:
【化1】

(式中、
XはNHCH、CR11=CR12、NH、CHR11CHR12、又はC≡Cであり:ここでR11及びR12は各々独立に水素、ハロゲン、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、又はフェニルであり;
R1はC2−C5アルケニル又はC2−C5アルキニルであり;
R2は水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C2−C5アルケニル、C2−C5アルキニル、カルボキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルチオ、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルであり:ここで前記フェニル基は各々非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル及びC1−C5アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1つ以上の置換基で置換されており;
は水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ又はハロ(C1−C5)アルキルであり;
、R、R、R及びRは各々独立に水素、カルボキシ、C1−C5アルキル、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、C2−C5アルキニル、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルコキシカルボニル、ヒドロキシ、C2−C5アルケニルオキシ、C1−C5アルコキシ(C1−C5)アルコキシ、C1−C5アルコキシ(C1−C5)アルコキシ(C1−C5)アルキル、C1−C3アルキルピペラジニル、ピペラジニル(C1−C5)アルコキシ、ピペリジニル(C1−C5)アルコキシ、C1−C5アルコキシ(C1−C5)アルキルアミノ、C1−C7アルキルアミノ、モルホリニル、モルホリニル(C1−C5)アルキルオキシ、テトラヒドロピラニルオキシ、フェニル又はハロゲンであり:ここでフェニルは非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル、C1−C5アルコキシカルボニル、及びC1−C5アルコキシカルボニルで置換又は非置換されたピペリジニルオキシからなる群から選ばれた1つ以上の置換基で置換されており;
及びR10は各々独立に水素、−SO13、−SOR13、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルチオ、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルであり:ここで前記フェニル基は各々非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル及びC1−C5アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1つ以上の置換基で置換されており、R13は水素、アミノ、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、トリフルオロメチル、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルである。)
【請求項2】
請求項1に記載の式(I)の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩
(式中、
XがNHCH、CR11=CR12又はC≡Cであり:ここでR11及びR12は各々独立に水素、ハロゲン、C1−C5アルキル又はフェニルであり;
がC2−C5アルケニル又はC2−C5アルキニルであり;
が水素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C2−C5アルケニル、C2−C5アルキニル、カルボキシ、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルチオ、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルであり:ここで前記フェニル基は各々非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル及びC1−C5アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1つ以上の置換基で置換されており;
が水素、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、又はハロ(C1−C5)アルキルであり;
、R、R、R、及びRは各々独立に水素、カルボキシ、C1−C5アルキル、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、C2−C5アルキニル、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルコキシカルボニル、フェニル又はハロゲンであり:ここで前記フェニルは非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル及びC1−C5アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1つ以上の置換基で置換されており;
及びR10は各々独立に水素、−SO13、−SOR13、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシカルボニル、C1−C5アルキルチオ、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルであり:ここで前記フェニル基は各々非置換されているか、または、カルボキシ、C1−C5アルキル、ハロゲン、ニトロ、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C1−C5アルキルカルボニル、C1−C5アルキルチオ、C1−C5アルキルスルホニル及びC1−C5アルコキシカルボニルからなる群から選ばれる1つ以上の置換基で置換されており、R13が水素、アミノ、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、トリフルオロメチル、フェニル又はフェニル(C1−C3)アルキルである。)
【請求項3】
請求項1又は2に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩てあって、式中、
XがNHCH、CR11=CR12、又はC≡Cであり:ここでR11及びR12は各々独立に水素、ハロゲン、C1−C5アルキル又はフェニルであり;
がエテニル、エチニル、プロペニル又はプロピニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、メトキシカルボニル又はフェニルであり;
が水素、メチル又はエチルであり;
、R、R、R及びRは各々独立に水素、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ニトロ、エテニル、エチニル、メチルチオ、トリフルオロメチル、メトキシカルボニル又はハロゲンであり;
R9及びR10は各々独立に水素、−SO13、−SOR13、C1−C5アルキル、C1−C5アルコキシ、ハロ(C1−C5)アルキル、C2−C5アルケニル、フェニル、フェニル(C1−C3)アルキル又はC1−C3アルコキシフェニルであり:ここでR13が水素、アミノ、C1−C5アルキル、C2−C5アルケニル、トリフルオロメチル、フェニル又はベンジルである。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩であって、式中、
XがNHCH、CH=CH又はC≡Cであり;
がエテニル又はエチニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、メトキシカルボニル又はフェニルであり;
が水素、メチル又はエチルであり;
、R、R、R及びR10が各々水素であり;
がイソプロピル又はt−ブチルであり;
がメタンスルホニル、エタンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル又はエテンスルホニルである。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の下記式(Ia)の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩:
【化2】

(式中、
XがNHCH又はCH=CHであり;
がエテニル又はエチニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ、メトキシカルボニル又はフェニルであり;
が水素、メチル又はエチルであり;
、R、R及びRが水素であり;
がイソプロピル又はt−ブチルである。)
【請求項6】
請求項1に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩であって、式中、XがNHCH、CR11=CR12、NH、CHR11CHR12又はC≡Cであり:ここでR11及びR12は各々独立に水素、フルオロ、又はメチルであり;
がエテニル、エチニル、プロペニル又はプロピニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシ、エトキシ、エチニル、エテニル、カルボキシ又はメトキシカルボニルであり;
が水素、メチル又はエチルであり;
、R、R及びRは各々独立に水素、フルオロ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ニトロ、エテニル、エチニル、トリフルオロメチル、メトキシカルボニル、ハロゲン、メトキシエトキシ、メトキシエトキシメチル、メチルピペラジニル、メトキシエチルアミノ、ヒドロキシ、メトキシ、アリルオキシ、イソヘキシルアミノ、イソブチルアミノ、イソプロピルアミノ、モルホリニル、モルホリニルエトキシ又はテトラヒドロピラニルオキシであり;
がC3−C5アルキル又はハロ(C1−C3)アルキルであり;
及びR10は各々独立に水素又はメタンスルホニルである。
【請求項7】
請求項1又は6に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩であって、式中、XがNHCH、CR11=CR12、CHR11CHR12又はC≡Cであり:ここでR11が水素又はメチル、R12が水素であり;
がエテニル又はエチニルであり;
が水素、フルオロ、メチル又はクロロであり;
が水素又はメチルであり;
が水素、フルオロ、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシ、メトキシエチルアミノ、アリルオキシ又はテトラヒドロピラニルオキシであり;
、R及びRが各々独立に水素又はフルオロであり;
がイソプロピル又はt−ブチルであり;
が水素であり、R10がメタンスルホニルである。
【請求項8】
XがCHR11−CHR12である請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
XがCHR11−CHR12であり;
11及びR12がメチル又は水素であり;
がエテニル又はエチニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、シアノ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメチル、カルボキシ又はメトキシカルボニルであり;
が水素、メチル又はエチルであり;
、R、R及びRは各々独立に水素、フルオロ、カルボキシ、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ニトロ、エテニル、エチニル、トリフルオロメチル、メトキシカルボニル、ハロゲン、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシエトキシメチル、メチルピペラジニル、メトキシエチルアミノ、ヒドロキシ、メトキシ、アリルオキシ、イソヘキシルアミノ、イソブチルアミノ、イソプロピルアミノ、モルホリニル、モルホリニルエトキシ又はテトラヒドロピラニルオキシであり;
がイソプロピル、t−ブチル又はハロ(C1−C3)アルキルである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
11が水素又はメチルであり、R12が水素であり;
がエテニル又はエチニルであり;
が水素、フルオロ、クロロ又はメチルであり;
が水素、フルオロ、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、メトキシプロポキシ、メトキシ、メトキシエチルアミノ、アリルオキシ又はテトラヒドロピラニルオキシであり;
、R及びRが各々独立に水素又はフルオロであり;
がt−ブチルであり;
が水素であり;
10がメタンスルホニルである請求項8又は9に記載の化合物。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の下記式(Id)の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩:
【化3】

(式中、R、R、R、R、R、R、R、R及びXは請求項1〜10のいずれか一項に定義された通りである。)
【請求項12】
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−2−ビニルフェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−2−フルオロ−6−ビニルフェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−2−エチニル−6−フルオロフェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−5−クロロ−2−ビニルフェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−5−クロロ−2−エチニルフェニル}メタンスルホンアミド、
N−(4−1−(R)−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイド]エチル−2−ビニルフェニル)メタンスルホンアミド、
(R)−N−(4−1−[3−(4−t−ブチル−ベンジル)−ウレイド]−エチル−2−フルオロ−6−ビニル−フェニル)メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチル−ベンジル)−ウレイドメチル]−2−メチル−6−ビニル−フェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチル−ベンジル)−ウレイドメチル]−2−クロロ−6−ビニル−フェニル}メタンスルホンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)プロピオン酸3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)プロピオン酸[1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルフェニル)エチル]アミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(R)−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルフェニル)エチル]アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−5−エチニル−4−メタンスルホニルアミノ−ベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−N−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−クロロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチル−2−モルホリン−4−イル−フェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチル−2−メトキシエトキシ−フェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(2−メトキシエチルアミノ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチル−2−メトキシフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニル−ベンジル)アクリルアミド、
3−(2−アリルオキシ−4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(3−メチルブチルアミノ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチル−2−イソプロピルアミノフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルフェニル)エチル]プロピオンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルフェニル)エチル]アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)−2−メチルアクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−2−フルオロ−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)プロピオンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルフェニル)エチル]−2−メチルアクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)−2−メチルプロピオンアミド、
3−[4−(t−ブチル)フェニル]−N−[4−(メタンスルホニルアミノ)−3−ビニルベンジル]プロピオンアミド、
3−[4−(t−ブチル)フェニル]−N−[3−フルオロ−4−(メタンスルホニルアミノ)−5−ビニルベンジル]プロピオンアミド、
3−(4−t−ブチル−フェニル)−N−(3−エチニル−5−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−ベンジル)−プロピオンアミド、
N−(4−{1−[3−(4−t−ブチルフェニル)ウレイド]エチル}−2−ビニルフェニル)メタンスルホンアミド、
N−(4−{1−[3−(4−t−ブチルフェニル)ウレイド]エチル}−2−エチニルフェニル)メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルフェニル)ウレイドメチル]−2−フルオロ−6−ビニルフェニル}メタンスルホンアミド、及び
エテンスルホン酸(4−{1−[3−(4−t−ブチルフェニル)ウレイド]エチル}−2−ビニルフェニル)アミドからなる群から選ばれる請求項1に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩。
【請求項13】
(R)−N−(4−{1−[3−(4−t−ブチル−ベンジル)−ウレイド]−エチル}−2−フルオロ−6−ビニル−フェニル)−メタンスルホンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(R)−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニル−フェニル)エチル]アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニル−ベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−5−エチニル−4−メタンスルホニルアミノ−ベンジル)アクリルアミド、
(R)−3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルフェニル)エチル]プロピオンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)−2−メチルアクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(テトラヒドロピラン−4−イルオキシ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)プロピオンアミド、
(R)−3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルフェニル)エチル]−2−メチルアクリルアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−2−フルオロ−6−ビニルフェニル}メタンスルホンアミド、
N−{4−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイドメチル]−2−エチニル−6−フルオロフェニル}メタンスルホンアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)プロピオン酸3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(4−メタンスルホニルアミノ−3−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニル−ベンジル)−アクリルアミド、
3−[4−t−ブチル−2−(2−メトキシエチルアミノ)フェニル]−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
3−(4−t−ブチル−2−メトキシフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニル−ベンジル)アクリルアミド、
3−(2−アリルオキシ−4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)アクリルアミド、
(R)−3−(4−t−ブチルフェニル)−N−[1−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルフェニル)エチル]アクリルアミド、
3−(4−t−ブチルフェニル)−N−(3−フルオロ−4−メタンスルホニルアミノ−5−ビニルベンジル)−2−メチルプロピオンアミド、
3−[4−(t−ブチル)フェニル]−N−[4−(メタンスルホニルアミノ)−3−ビニルベンジル]プロピオンアミド、
N−(4−{1−(R)−[3−(4−t−ブチルベンジル)ウレイド]エチル}−2−ビニルフェニル)メタンスルホンアミド、
3−[4−(t−ブチル)フェニル]−N−[3−フルオロ−4−(メタンスルホニルアミノ)−5−ビニルベンジル]プロピオンアミド、及び
(R)−N−(4−{1−[3−(4−t−ブチルフェニル)ウレイド]エチル}−2−ビニルフェニル)メタンスルホンアミドからなる群から選ばれる請求項12に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩。
【請求項14】
薬剤として用いるための請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1〜13のいずれか一項に記載された化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩を、薬剤学的に許容される担体と共に、活性成分として含む医薬組成物。
【請求項16】
請求項1〜13のいずれか一項に記載された化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩、及び薬剤学的に許容される担体を含む、バニロイド受容体の病理学的刺激及び/又は非正常的発現に関連した症状の予防及び治療用医薬組成物。
【請求項17】
痛み、炎症性関節疾患、尿失禁を含めた膀胱過敏症、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)及び炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)、神経症性/アレルギー性/炎症性皮膚疾患、乾癬、ゼンソク、慢性閉塞性肺疾患、掻痒症及び痒疹(prurigo)からなる群から選ばれる症状の治療又は予防のための請求項15又は16に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記痛みが骨関節炎、関節リウマチ、強直性脊椎炎、糖尿病性神経障害性痛み、手術後の痛み、非炎症性筋骨格系の痛み(纎維筋痛、筋筋膜疼痛症侯群及び背痛を含む)、片頭痛及び他の類型の頭痛からなる群から選ばれる症状、又はこれに係わる症状であることを特徴とする、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
経口投与に適することを特徴とする請求項15〜18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項20】
請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩を患者のバニロイド受容体と接触させることによってバニロイドリガンドがバニロイド受容体に結合することを阻害する方法。
【請求項21】
痛み、炎症性関節疾患、尿失禁を含めた膀胱過敏症、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群(IBS)及び炎症性腸疾患(IBD)、神経症性/アレルギー性/炎症性皮膚疾患、乾癬、ゼンソク、慢性閉塞性肺疾患、掻痒症及び痒疹からなる群から選ばれる症状の治療が必要なヒトを含む哺乳動物に請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩を治療有効量で投与することを含む、前記症状を予防又は治療する方法。
【請求項22】
前記痛みが骨関節炎、関節リウマチ、強直性脊椎炎、糖尿病性神経障害性痛み、手術後の痛み、非炎症性筋骨格系の痛み(纎維筋痛、筋筋膜疼痛症侯群及び背痛を含む)、片頭痛及び他の類型の頭痛からなる群から選ばれる症状、又はこれに係わる症状であることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
バニロイド受容体の非正常的発現及び/又は非正常的活性化に起因する症状を予防又は治療するための請求項1〜13のいずれか一項に記載された化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩の使用。
【請求項24】
痛み、炎症性関節疾患、尿失禁を含めた膀胱過敏症、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群(IBS)及び炎症性腸疾患(IBD)、神経症性/アレルギー性/炎症性皮膚疾患、乾癬、ゼンソク、慢性閉塞性肺疾患、掻痒症及び痒疹からなる群から選ばれる症状の予防又は治療用薬剤の製造における請求項1〜13のいずれか一項に記載された化合物、その異性体又はその薬剤学的に許容される塩の使用。
【請求項25】
前記症状が痛みであるか、骨関節炎、関節リウマチ、強直性脊椎炎、糖尿病性神経障害性痛み、手術後の痛み、非炎症性筋骨格系の痛み(纎維筋痛、筋筋膜疼痛症侯群及び背痛を含む)、片頭痛及び他の類型の頭痛からなる群から選ばれる症状、又はこれに係わる症状であることを特徴とする、請求項24に記載の使用。

【公表番号】特表2008−538109(P2008−538109A)
【公表日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−502895(P2008−502895)
【出願日】平成18年3月15日(2006.3.15)
【国際出願番号】PCT/KR2006/000929
【国際公開番号】WO2006/101318
【国際公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【出願人】(505118718)アモーレパシフィック コーポレイション (21)
【氏名又は名称原語表記】AMOREPACIFIC CORPORATION
【Fターム(参考)】