バンド付きスッキリアスコットタイ

【課題】アスコットタイを使う時、使い易いように軽量化し、アスコットタイの一端に締め付け用バンドを設けた、バンド付きスッキリアスコットタイを提供する。
【解決手段】アスコットタイの軽量化の為、両端のたれ部分において、小剣部２と大剣部５のように布の大きさを変えた必要最小限の形のデザインにして、大剣部５の上側にダーツ４を付け、その付け根部分に締め付けバンド７を設けた、バンド付きスッキリアスコットタイを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、アスコットタイを図１のようなデザインにし、必要最小限に軽量化した、脱着が簡単で装着した際に美しい形が保てるように工夫したバンド付きアスコットタイに関する物である。
【背景技術】
【０００２】
従来のアスコットタイの形状は、図４のように裁断した布の表になる面を合わせて図５のように縫い合わせ裏返しにして図６のように中央部から大検部にかけて折り目を付けその部分が開かないように点線部分を縫いつけ大剣部分にダーツを付けた形の物がほとんどである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
これは次の様な問題点が有った
（イ）装着する際に、まず図６の形の物の中央部分を二つ折にして首に巻き、首の前で結んだりネクタイ締めにして後ろ側の布を前面に垂らすという形式の物がほとんどで、非常に面倒で形が整えにくい。
（ロ）結んだりネクタイ締めにする為、使用後に皺になったり型崩れをおこす事が多い。
（ハ）前後ろの布が同じ形をしている為、厚みの有る布を使用すると重なり部分が必要以上の膨らみになり違和感がある。
（ニ）加工の際、布を図４のように、仕上がり幅の二倍のサイズとプラス縫い代を両側に取って裁断する為に、布取りの効率が悪い。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
アスコットタイの両端の垂れ部分（２）（５）の布の大きさを変え大剣と小剣を設け大剣側上部にダーツを付けダーツの付け根部分に締め付け用のバンド（７）を設ける。
本発明は以上の様な構成により簡単に脱着でき美しい形を保てる様に工夫したアスコットタイである。
【発明の効果】
【０００５】
（イ）アスコットタイ本体に締め付け用のバンドを設けてある為、装着が簡単で美しい形を保つ事ができる。
（ロ）首周りがよりスッキリ見えるように中央部の首に巻きつける部分（３）と、小剣（２）を必要最小限のスリムな形にし、軽量化した為に、装着した際に軽くてフィット感が従来の物よりずっと良くなりアスコットタイ特有の違和感も軽減される。
（ハ）脱着の際バンド止めになっている為に、しわや、タイ本体の型崩れを起こしにくく生地も痛めにくい。
（ニ）表裏を簡単に使い分ける事が出来る。
（ホ）製作の際、生地を図（７）の用に裁断する為、布取りの無駄が無くコストダウンになる。
（ヘ）形がシンプルで軽く装着が簡単でかさばらない、このような性質、機能をもっている為、様々な素材を用いる事が出来る。また従来使用出来なかった素材を用いる事が可能となる。
【発明を実施するための形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
アスコットタイを図７のような形に裁断し、中間部（３）から（４）の部分にかけて折り目を付け、図９のような形に整え大剣上部（４）にダーツを付け、折った部分が開かないようにプレスして糸でａ、ｂ、ｃを縫いつけダーツ上部にバンド（７）を設ける。
本発明は以上の様な構造である。
本発明を使用する時は、図１０のように首に巻きつけ大剣部（５）の上に小剣部（２）を重ね、図１１のようにバンドを巻きつけホックやボタンなどによって固定し、後ろ側の大剣部を図１１のように通して前面に垂らし形を整えバンドの部分を指で押さえ小剣部（２）を引っ張ると首にフィットするようになっている。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】本発明の斜視図
【図２】本発明の平面図
【図３】本発明の要部拡大断面図
【図４】従来品の裁断平面図
【図５】従来品の縫製図
【図６】従来品完成の平面図
【図７】本発明の裁断平面図
【図８】本発明の縫製図
【図９】本発明の完成の平面図
【図１０】本発明の使用説明図
【図１１】本発明の使用説明図
【図１２】本発明の使用説明図
【符号の説明】
【０００８】
１小剣
２小剣部
３首巻き着け部
４ダーツ
５大剣部
６大剣
７締め付けバンド

【特許請求の範囲】
【請求項１】
アスコットタイの形状を必要最小限の形のデザインにし、大剣部上側のダーツ部分（４）に、締付けバンド（７）を設けた、バンド付きスッキリアスコットタイ

【図１】