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パターンシート製品
説明

パターンシート製品

【課題】製品中または製品上の成分をより容易に、より均一に分布させるクレンジングおよび他の用途に向けた拭き取りシート製品で、乳幼児への適用が簡便な、ソフトな拭き取りシート製品を提供する。
【解決手段】不織基材を含む多孔質または吸収性の、三層構造不織材シートに、凹凸のある三次元パターンを付け、各種有効成分等のシートへの塗布または含浸によって、各種用途に使用する。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は、クレンジングおよび他の用途の、多孔質または吸収材、特に拭き取りシートなどの不織材のパターンシートに関するものである。本発明は、さらに、組成物を塗布した当該シートに関するものである。本発明は、さらに、当該製品の製造および使用に関するものである。
【0002】
〔背景技術〕
拭き取りシート製品は、成人および乳児への多様な用途が判明した重要な製品カテゴリーになってきた。例は、顔または身体のクレンジング拭き取りシート、スキントリートメント用拭き取り品およびスキンコンディショニング用拭き取りシートを含む。ここ20年に亘って、いわゆるウェットシートは、これらの用途に特に適した製品として、成果を挙げている。これらの製品は、典型的には、不織布製シートに適切なローションに浸み込ませることによって製造される。
【0003】
最近の拭き取りシート分野の革新は、繊維、含浸液、並びに、製品提示法の改良を含む。
【0004】
初期に、ウェットシート製品は、製紙技術(パルプ系製品)に基づいた伝統的な不織材から製造された。これらの製品は、十分に受け入れられたが、繊維素材の柔軟性に欠けた。「スパンレース」不織技術の導入は、伝統的な紙製品に比較して、柔らかさと強さの点で優れている製品を提供した。これは、主に、(i)スパンレース法での長軟質繊維 (最も多用されるのがレーヨンおよびPET/PPまたはこれらの繊維の混合物)の使用と(ii)スパンレース法中、当該織物に結合剤を添加しない点に起因する。
【0005】
これらの発達とは別に、拭き取りシート製品は、主に、見た目の良さを理由に、エンボス加工またはアパーチャ加工された。EP−A−705932号は、平面の背景部分と当該背景部分の平面から突出た三次元パターンを形成する少なくとも1つの隆起部分を有する不織布であって、隆起部分または隆起部分群の坪量が背景部分の坪量以上である不織布を開示している。EP−A−1032366号は、隆起繊維部分の密度がベース面の密度と同一である三次元パターンを有する水流絡合加工繊維から成る基材と水性クレンジング組成物を含むパーソナルクレンジング拭き取りシートを開示している。
【0006】
米国特許第4,718,152号において、不織布の製造法であって、その場合、繊維ウェブを水不透過性支持部材上に誘導し、当該繊維ウェブの幅方向に間隔を空けて並べた多数のノズルから、ジェット圧35kg/cm2以下で供給する多量の微細ウォータージェット流に供し、それによって、当該ウェブの個々の繊維を絡合する製造法が開示されている。米国特許第4,718,152号の方法によって得られる不織布は、レリーフパターンによって嵩高性が改良され、表面の光沢がつや消しになっているので、あたかも綿布のように見え、製品のクッションのような、柔らかく、暖かい感触が向上している。
【0007】
米国特許第4,529,480号は、強く、ソフトな吸収性ペーパーウェブの製造法であって、当該ペーパーウェブが、一方が網目または開放格子部分で、他方が多数のドームを含む2つの部分を有する吸収性ペーパーウェブの製造法に関するものである。当該網目部分は比較的低い坪量と比較的高い密度を有するが、当該ドームは、比較的高い坪量と比較的低い密度を有する。
【0008】
米国特許第4,127,637号は、普通の織布の代用品として使用する不織繊維シートの成形法を開示している。この方法によれば、乾式成形の接着不織ウェブのクレーピング(creping)がある程度コントロールされ、ソフトなシートが製造され、多数の様々な生地を提供できる。この場合、エンボス加工は、当該クレーピング工程に先行して実施される。
【0009】
上記に加えて、当該拭き取りシートの基本的なクレンジング性状の他に、スキンケア効果を提供するローションが開発されている。ある手法は、水中油型エマルジョンを基礎とするローションの導入であり、単なる水性クレンジング配合物に比較して、優れた低刺激性、保湿、保護および皮膚の滑らかさなどの有用な性質を送達した。別の手法は、有効スキンケア成分、例えばカミツレ、の単なる水性配合物への混入、それによる刺激緩和などの有用な性質の送達を包含する。現在のウェット拭き取りシート製品は、当該シートに水性ローションか水中油型エマルジョンを浸み込ませる点で、なおもこれらの手法を基礎にしている。
【0010】
これは、パーソナルクレンジング拭き取りシート、特に乳幼児向け拭き取りシートに特に必要とされる。後者の場合、ウェット拭き取りシートは、オムツを交換する際の会陰部のクレンジングに使用される。不適切なクリーニングは、対象乳児の不快感を持たせるだけでなく、オムツかぶれや他の感染症に関連する現象も引き起こす。オムツかぶれの最も有効な防止法は、皮膚を徹底的に清浄化し、原因菌として特定されている微生物を除去することである。これらの微生物の発生源は、しばしば、オムツの着用中に乳児の皮膚に残る場合のある付着便である。しかし、付着便は、水溶性および油溶性物質から成るため、付着した便をオムツ部分から完全に除去するには、水性および油性クレンジング剤の両方が必要である。
【0011】
本発明の別の目的は、簡便で迅速な適用を可能にし、持ち運びが容易で、同時に、当該製品中または製品上の成分をより容易に、より均一に分布させるクレンジングおよび他の用途に向けた製品を提供することである。さらに、当該製品は、乳幼児への適用が簡便でなければならない。
【0012】
最終用途とは無関係に、消費者にとって当該拭き取りシート製品の柔らかさが第一に重要である。一方で拭き取りシート材の柔らかさと、他方で拭き取りシート使用後の感じられる皮膚の柔らかさは、重要な消費者利益である。これは、特に乳児への適用の場合に当てはまる。
【0013】
不織布の柔らかさを改良する第二の手法は、仕上げ製品または原料として使用する繊維に衣類の柔軟剤を添加することである。この手法は、乾燥不織布の多くの用途に採用されている。特に、ドライフェースティッシュ製品やトイレットペーパーにおいて、「衣類の柔軟剤」の添加によって柔らかさが著しく向上している。これらの柔軟剤の大半は、珪素系化合物またはその誘導体である。
【0014】
これらの改良にもかかわらず、拭き取りシート製品の柔らかさの改良が、依然として求められている。当該製品の提供が本発明の目的である。
【0015】
これらの目的は、柔らかさの増加を示す本発明のシート製品によって達成される。
【0016】
〔発明の概要〕
本発明は、請求項1の特徴に従った多孔質または吸収不織シートに関するものである。当該シートのさらなる実施態様は、従属請求項2−21の特徴に従う。さらに、本発明は、請求項22の特徴に従った方法に関するものである。従属請求項23−30の特徴に従って、当該方法のさらなる実施態様を規定する。
【0017】
従って、本発明は、基材を含む多孔質または吸収シートであって、当該シートの一表面または両表面の実質部分にエンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、凸部の坪量が凹部の坪量と本質的に同一であり、凸部の密度が凹部の密度よりも低い、多孔質または吸収シートに関するものである。
【0018】
さらに、本発明は、基材を含む多孔質または吸収シートであって、当該シートの一表面または両表面の実質部分がエンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、凸および/または凹部の少なくとも1つに平坦部分がなく、あるいは、非平坦部分よりも平坦の少ない部分を有し、および/または、凸または凹部の平坦部分に覆われた総面積が、当該凸または凹部の非平坦部分で覆われた面積よりも小さく、凸部の坪量が凹部の坪量と本質的に同一であり、凸部の密度が凹部の密度よりも低い多孔質または吸収シートに関するものである。
【0019】
また、本発明は、基材を含む多孔質または吸収シートであって、当該シートの一表面または両表面の実質部分がエンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、凸および/または凹部のいずれも平坦部分がなく、前記基材の坪量が表面全体で同一であり、凸部分/部の密度が、凹部分/部の密度よりも低い、多孔質または吸収シートに関するものである。
【0020】
さらに、本発明は、多孔質または吸収シートであって、
−前駆基材を提供し、
−形成部材を提供し、像面を有し、当該像面に彫り込まれた三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、
−前記の前駆基材を前記の三次元移動器具上で進め、水圧エネルギーを前記の前駆基材に加え、当該前駆基材繊維を一斉に絡合し、基材を仕上げ、当該基材に一連の凹凸部を含む三次元パターンを付け、凸部の坪量が凹部の坪量と本質的に同一であり、凸部の密度が凹部の密度よりも低いこと
によって得られる多孔質または吸収シートに関するものである。
【0021】
形成部材、特にその像面は、好ましくは、前記前駆基材の移動する方向に移動しており、その間に、前記基材に三次元パターンを付ける。形成部材が形成シリンダーである場合、このシリンダーは、前駆基材が移動する方向に回転するのが好ましい。
【0022】
好ましい実施態様では、前記基材の坪量は、表面全体で同一である。
【0023】
多孔質または吸収シートの基材は、一般に、不織材を含む。坪量がそれぞれ、凹凸部全体で、または、シート表面全体で本質的に同一である場合、約±10g/m2から、特に約±5g/m2からの許容範囲が、計測精度の点から適用可能である。
【0024】
本発明の意味として、凸または凹部は、非平坦な凸/凹部の全表面積が、平坦な凸/凹部の総面積よりも多い場合、非平坦部分よりも平坦部分が少ない。
【0025】
少なくとも1個の凹部の少なくとも一部の断面が、主に、その底部で少なくとも部分的に平坦な円形を示すのが特に好ましい。前述の凹部を備えたシートは、非常に確実に製造でき、なおも、発明の全体的な意匠に寄与する。特に、大多数、より好ましくは、本質的に全ての凹部は、底部が平坦な円形を呈する。
【0026】
本発明の意味において、平坦面は、特に、やはり円形部分を有し、表面全体が本質的に平坦でない凹部の表面を指す。
【0027】
本発明の別の態様では、シートであって、当該シートの表面全体に三次元パターンが存在し、当該シートの一表面または両表面にエンボス加工パターンが存在できるシートを提供する。
【0028】
好ましくは、当該三次元パターンは、前記シートの表面全体に存在する。前記エンボス加工パターンは、前記シートの一表面または両表面に存在できる。
【0029】
本発明の特定の実施態様では、凹凸部は、互いに隣接して位置する。凹部に凸部が続き、次に凹部が続く、等々である。
【0030】
特に、凹凸部は、前記シートの一表面または両表面に存在する1個以上のパターンを形成し、異なるパターンが互いに隣接し、パターンのない区画で分けられている。
【0031】
本発明の特定の実施態様では、凹凸部の形は、ほぼ同一または同一である。具体的な実施態様では、凹凸部の形とサイズは、ほぼ同一または同一である。本発明のさらに具体的な実施態様では、凹凸部は、ほぼ同一のサイズと形の凹凸部の繰り返しパターンとして配列する。
【0032】
なおもさらに具体的な実施態様では、前記凹凸部は、線または縞のパターンを形成する。特に、これらの線は、前記シートの一方の側から他方の側まで、一方向に連続して走る。
【0033】
特定の態様では、前記シートの一表面または両表面の少なくとも一部は、畝状パターンを有する。従って、本発明は、前記シートの一表面または両表面の実質部分が畝状である基材を含む多孔質または吸収シートに関する。畝状表面は、当該シートの基材にエンボス加工した三次元パターンから成り、当該パターンは、凹凸部の繰り返しの連続を含み、当該凹凸部は、等しいまたはほぼ等しい幅、等しいまたはほぼ等しいサイズの線状または縞状であり、凹凸部は、共に、平坦部分を持たず、当該基材の坪量は、表面全体で同一であり、凸部分の密度は、凹部分の密度よりも低い。
【0034】
好ましくは、凹凸部のパターンは、前記シートを製造する機械の方向に走る。別法として、凹凸部のパターンは、横方向に走る。具体的な実施態様では、凹凸部は、平行に走る。
【0035】
別の実施態様によれば、凹凸部が線または縞のパターンを形成し、好ましくは、これらの縞または線が、シートの一方の側から他方の側まで、一方向に連続して走り、好ましくは、シートを製造する機械の方向、または特に横方向に走るのが、特に好ましい。機械の方向という用語は、一般に、基材、特に不織基材を製造し、本発明に従ったシートを、例えば切断によって得る製造の方向を指す。
【0036】
一般に、凹凸部のパターンが機械方向に走る場合、凹凸部を形成する線または縞は横方向に走る。
【0037】
従って、具体的態様では、本発明は、凹凸部の繰り返しパターンを有するシートであって、当該凹凸部が拭き取りシートの一方の側から他方の側まで平行に連続して走る線または縞の形状を成す、本明細書に規定するシートに関するものである。
【0038】
前記パターンの例は、波状パターン、ジグザグパターンまたは複数の線または縞のパターンを取る一連の凹凸部を含むものである。
【0039】
特に興味深いのは、前記シートの表面の少なくとも片面が、横断面に、正弦波状の形を有する実施態様である。
【0040】
さらなる態様において、本発明は、本明細書に規定するシートで、凹部、凸部の幅が当該シートの表面全体で実質的に同一であるシートを提供する。特に興味深いのは、凸部の幅が凹部の幅にほぼ等しいシートである。
【0041】
本発明の別の態様によれば、多孔質または吸収基材は、不織材料、好ましくはウェブ形成プロセスとして、カード法、スパンレイ法、メルトブロー法、エアレイ法、ウェットレイ法またはそれらの混合法によって、また、ウェブボンド加工として、水流絡合法によって得られる不織材である。
【0042】
さらに、シートであって、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの繊維層をカード法に供し、ウェブ形成工程で前駆基材を製造し、これを水流絡合法に供することによって、多孔質または吸収基材を得るシートを提供する。
【0043】
本発明の別の実施態様は、シートであって、多孔質または吸収基材が、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの第一の繊維層をカード法に供し、第一の前駆基材層を製造し、エアレイ法によって少なくとも1つの第二の繊維層を第一の前駆基材上に配置し、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの第三の繊維層をカード法に供し、当該第三前駆基材層を第二前駆基材層に隣接して配置し、前駆基材とし、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材であるシートを提供する。
【0044】
具体的に興味深いのは、波様パターンのエンボス加工を施した、本発明に従ったシートである。
【0045】
なおもさらなる態様では、本発明に従ったシートであって、前記多孔質または吸収材が不織材、さらに特に、スパンレースまたは水流絡合法によって製造される不織材であるシートを提供する。特に興味深いのは、不織材がスパンレース材または三層複合不織材である実施態様である。
【0046】
なおもさらなる態様では、本発明は、本明細書で規定する多孔質または吸収シートの製造法であって、当該方法が、繊維ウェブを隆起および陥没を呈する形成部材の上に、または、当該部材に向かい合わせて配置し、一定の圧力をかけて当該ウェブを当該形成部材に押し付け、前記圧力量が形成部材のパターンを有するシートを永久エンボス加工するのに適している多孔質または吸収シートの製造法を提供する。前記ウェブは、当該ウェブを形成部材に押し付ける前、最中または後に絡合することができる。好ましい実施では、水流絡合中のウォータージェット圧によって当該ウェブを形成部材に押し付ける。
【0047】
本方法の好ましい実施では、形成部材は、隆起(凸)および陥没(凹)部を形成させる支持シリンダー上の青銅ワイヤーメッシュを含み、前記シートに凹凸部を成形する。
【0048】
次に、予め圧密化したウェブを、凹凸部上に、もしくは、凹凸部それぞれの中に水圧ニードリング(hydrodynamic needling)によって押し付け、不織布上に波状パターンを付ける。
【0049】
形成部材に押し付けるウェブは、多少緩めにする、または、予め圧密化することができる。当該ウェブは、適当な形状の二次成形型に押し付ける繊維材を含むことができる。
【0050】
本発明の多孔質または吸収シートは、乾燥状態であることも、適当な組成物を含浸および/またはコートすることができる。特定の組成物は、水性液または油性液、特に、水溶液、O/W型エマルジョン、PITエマルジョン、W/O型エマルジョン、あらゆる種類のスプレー式エマルジョン、W/O/WおよびO/W/O型エマルジョンのような複合エマルジョン、Pickeringエマルジョン、ミクロエマルジョン、油性溶液または配合液および水分散液(hydro−dispersion)を含む組成物である。
【0051】
前記組成物は、水性配合液、特に水溶液であることができる。当該組成物は、好ましくは、エマルジョン系であり、当該エマルジョン系において、エマルジョンは、油中水型または水中油型であることができ、あるいは、水中油中水型などのさらに複雑な性質を有することができる。好ましくは、水中油型エマルジョン、さらに好ましくは位相反転技術に従って調製する水中油型エマルジョンである。
【0052】
なおもさらなる態様では、クレンジング手段として、特にパーソナルケア用途において本明細書に記述するとおりの製品の使用を提供する。
【0053】
別の態様では、本発明は、有効物質アプリケーターとして本明細書に記述するとおりの製品の使用に関する。
【0054】
なおも別の態様では、有効物質のクレンザーおよびアプリケーター複合物として本明細書に記述するとおりの製品の使用を提供する。
【0055】
〔発明の詳細な説明〕
本発明の詳細な説明および特許請求の範囲で使用する場合は、どのパーセンテージも、重量/重量(W/W)である。
【0056】
本発明は、本明細書に規定するとおりのシートに関する。シートを成す基材の実質的な部分は、当該シートの一表面または両表面で、当該面エンボス加工した三次元パターンを有する。実質部分とは、表面の大部分が、当該面にエンボス加工したパターンを有する、例えば、当該面の約50%以上がパターンを有し、特に約70%以上または約80%以上、さらに特に約90%以上が当該面にエンボス加工したパターンを有する。好ましくは、当該三次元パターンは、前記シートの全面に存在する。部分的にエンボス加工する場合は、当該パターンは、当該シート表面の1箇所以上の位置に存在することができるが、好ましくは、その場合、エンボス加工部は1つのつながった区画を成す。
【0057】
前記エンボス加工パターンは、前記シートの一表面または両表面に存在することができる。部分的エンボス加工または完全エンボス加工した表面、および非エンボス加工、部分的エンボス加工または完全エンボス加工した第二表面での実施態様は、本発明の一貫を成すことを意味する。前記シートの一表面または両表面が2個以上の凹凸部パターンを有する実施態様も含まれる。
【0058】
本発明のシートは、一連の凹凸部を含むパターンを有し、凹凸部のいずれも、平坦部分がない。そのため、凹凸部の表面は湾曲し、どの部分も平坦面を成していない。当該シート表面の凹凸部分では、最高部も最下部も平坦でない。前記基材の坪量は、当該シートの表面全体でほぼ同一であり、坪量という用語は、単位表面当たりの重量という技術上周知の意味を持つ。凸部分の密度は、凹部分の密度よりも低く、密度という用語は、等しく、単位体積当たりの重量という技術上周知の意味を持つ。
【0059】
凸部の高さと凹部の深さは、等しいまたは異なることができる。凸部の高さと凹部の深さは、前記シートの表面全体で同一であることができ、あるいは、凸部の高さまたは凹部の深さは異なることができる。一方の表面の凸部または凹部の高さまたは深さは、他方の表面のそれと異なることができる。好ましくは、凸部の高さは、当該シート表面全体で同一で、および/または、凹部の深さは、当該シートの表面全体で同一である。さらに好ましくは、凸部の高さは、凹部の深さと等しい。本明細書で使用する場合、凸部の高さは、凸部の最高点から表面上の点までの距離を指し、当該シートの中間までの平均距離となる。同じく、凹部の深さは、凹部の最下点から、表面上の点までの距離であり、当該シートの中間までの平均距離である。例えば、前記シート表面の横断面が、以下に概略を示すように、正弦または正弦様を成している場合、深さと高さの和が正弦または正弦様の振幅であると規定する。
【0060】
凹凸部の深さと高さは、それぞれ、好ましくは、0.05〜1mmの範囲、さらに好ましくは0.1〜0.7mmの範囲、なおもさらに好ましくは0.2〜0.5mmの範囲、一層好ましくは0.2〜0.4mmの範囲、または0.3mmである。以下に概略を示すように、前記シート表面の横断面が正弦または正弦様を成す実施態様では、深さと高さの和、即ち正弦波または正弦様波の振幅は、好ましくは、上記の範囲の約2倍の範囲である。
【0061】
最も薄い部分のシートの厚さ、即ち凹部の最下点の厚さは、異なることができるが、好ましくは0.1〜2mm、さらに好ましくは0.2〜1mm、なおもさらに好ましくは0.3〜0.7mmの範囲、または約0.5mmである。最も厚い部分の厚さは、同じく異なることができ、好ましくは、本明細書に概略を示すとおり、当該シートの最も薄い部分の厚さ+凹凸部分の深さおよび高さである。
【0062】
凹部分の密度は、100〜180および最も好ましくは約120〜170kg/m3の範囲であり、凸部の密度は、50〜100および最も好ましくは約60〜90kg/m3の範囲である。
【0063】
凹凸部がパターンを形成する実施態様では、当該パターンの1つ以上がシートの一表面または両表面に存在することができる。さらに多くのパターンが片面に存在する場合、個々のパターンは他のパターンと離れている。即ち、互いに連続していない。異なるパターンは、隣接することができ、あるいは、パターンのない区画で分けることができる。好ましいのは、当該シートの片面(片面が特に好ましい)または両面をパターンが完全に覆っている実施態様である。パターンの違いは様々であることができ、その違いが、凹凸部の形、例えば全体的な形状、または幅または長さ、凸部の高さまたは凹部の深さなどにあることができる。本明細書で述べるとおりの線または縞であるパターンの場合、幅の異なる線または縞が存在できる。
【0064】
一般に、隣接する凹凸部の間の距離も、1枚のシートの中で異なることができ、連続する凸部どうしの距離でも異なることができる。
【0065】
本発明の特定の実施態様では、凹または凸部は、ほぼ同じサイズの凹凸が繰り返すパターンで配列する。本発明の具体的な実施態様では、凹凸部の形状は、同一またはほぼ同一である。本明細書で使用する場合、ほぼ同じサイズまたはほぼ同一の形状という用語は、サイズまたは形状が本質的に同じで、小差は、例えば10%未満または5%未満であることを意味する。
【0066】
なおもさらに具体的な実施態様では、凹凸部は、前記シートの一方の側から他方の側に連続して一方向に走る線状パターンを形成し、特に、線状パターンは、横方向に走り、例えば、本質的に線状の凹凸部は、横方向に整列する。
【0067】
好ましくは、凹凸部のパターンは、当該シートを製造する機械の方向に走り、即ち、当該シートを得る基材の方向に連続する凹凸部の繰り返しパターンが生じる。別の実施態様では、凸および/または凹部のパターンは、横方向またはいずれかの他の方向に走る。具体的な実施態様では、凹凸部は平行に走る。
【0068】
凹凸部は、線または縞のパターンも形成でき、これは、真直ぐであること、曲線であること、あるいは、破線状であることができる。真直ぐでない線または縞は、正弦または正弦状または正弦様、ジグザグなどのパターンなど、繰り返して(または、周期的に)走る。線または縞のパターンの場合、また、特に、波状の線または縞を選択する場合、好ましくは、平行が保たれ、各縞は、隣接する線または縞から等間隔であるように、線または縞を同調させる。
【0069】
凹凸部の線または縞は、規則的パターンとして、または、任意に連続または不連続であることができる。当該の線または縞が波様パターンを有する場合、これらの波の振幅および/またはこれらの波の長さを広範囲に変えることができる。このような変更は、吸収シートの片側または両側で行うことができる。
【0070】
前記パターンの例は、波状パターン、ジグザグパターンまたは多重線または縞のパターンを成す一連の凹凸部を含むパターンである。
【0071】
特に興味深いのは、波様パターンのエンボス加工した、本発明に従ったシートである。
【0072】
特に興味深いのは、前記シートの表面の少なくとも1つの横断面が正弦状形状を有する実施態様である。これに関する正弦状は、横断面が正弦様形状を有することを意味し、表面断面が、例えば多少等間隔に繰り返し湾曲、隆起、下降していることを意味する。好ましくは、表面の断面は、例えば多少平坦部分(完全に平坦にならない)を有する正弦波に近く、あるいは、正弦波である。
【0073】
前記吸収シート横断面図では、凹凸部の高さおよび/深さがそれぞれ、交互に異なる実施態様でパターンを選択できる。例えば、同じ高さの2つの凸部の間に、それよりも低めの高さを有する別の凸部を配列する。さらに、凸および/または凹部の横断面は、形状が対称または非対称であることができる。非対称の凹凸部は、例えば、2つ以上のうねりを含むことができる。別の実施態様では、凹凸部の繰り返しパターンは、高さが高めの第一の凸部と、共に低めの高さの第二、第三の凸部を含むことができるが、第一および第二の凸部の凹部間の幅は、第二、第三凸部の凹部間の幅よりも数倍広い。第三の凸部の後に、再度、広い凹部が続くことができる。上記から明らかなように、凹凸部のパターンは、非常に広い範囲で変えることができる。
【0074】
本発明のさらに特定の実施態様では、本発明に従ったシートは、凹部と凸部の幅が当該シートの表面全体で実質的に同じであるパターンを有する。本発明の別の態様では、凸/または凹部の幅は、その長さに沿って異なることもできる。さらなる実施態様によれば、凸部の幅は、凹部の幅よりも広いことができ、逆も同様である。これに関する「幅」は、当該表面が当該表面の平均的高さ以上に隆起し始める点の間の距離を指す。当該幅は、異なることができるが、一般に、約1mm〜5mm、特に約2mm〜約4mmの範囲である。その幅が、柔らかさと他の有益な性状に関して特に有効である製品を提供できるため、約3mmの幅が特に興味深い。
【0075】
好ましくは、凸部の幅は、凹部の幅とほぼ等しい。
【0076】
前記吸収または多孔質シートは、ティシュー、拭き取りシート、タオル、タオレットなどの形態を取ることができる。当該材料は水に流すことができる。本明細書で使用する場合、「水にながすことができる」は、当該材料が、トイレの水を2回流すことによって、少なくとも3mの排水管を通過することを意味する。当該材料は、生分解性であることもでき、例えば、Sturm Testとしても周知のASTM試験法D 5209に従って検査することができる。
【0077】
前記シートを製造する材料は、単層または多層、織布または不織布であることができる。当該材料は1種類または数種類の材料で製造することができる。特に好ましいのは、不織材であって、繊維または長繊維性の構造を有し、当該繊維または長繊維が無秩序に、もしくは、一定の方向性を持って分布しており、当該繊維をエアレイ法または特定のウェットレイ法によって入手可能であり、当該長繊維を特定の他のウェットレイ法またはドライレイ、好ましくはカード法によって入手可能である不織材である。当該繊維または長繊維は、天然物、例えば木材パルプ、ウール、コットン、リネンなど、再生セルロースなどの天然由来人工品、例えばビスコース、モダル、キュプラ、リオセル、セルロースアセテートなど、あるいは、合成品、例えば、ポリビニル、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドなどであることができる。
【0078】
前記多孔質または吸収シートは、不織材、好ましくは、ウェブ形成法としてカード法、スパンレイ法、メルトブロー法、エアレイ法、ウェットレイ法またはそれらの混合方式によって、また、ウェブボンド法として水流絡合によって得られる不織材である。
【0079】
特に、前記多孔質または吸収シートは、スパンレース法によって製造する不織材である。スパンレース法では、不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、ウェブ形成工程で前駆基材を製造した後、ウェブボンド法用に水流絡合法を行う。スパンレース法に適した繊維は、例えばビスコースなどの再生セルロース繊維、ポリエステル繊維などの合成繊維、例えばポリエチレンテレフタレート繊維(PET)、あるいはそれらの混合物である。別の実施態様では、2、3、4枚またはそれ以上のカード加工前駆ウェブを少なくとも部分的に互いに重ね合わせ、サンドイッチ構造を形成し、その後、水流絡合法に供する。水流絡合法の強度と加工時間に応じて、最終スパンレース加工製品中で、もはや個々の層が識別できなくなる。個々の繊維層は、同じ繊維、異なる繊維または繊維混合物から成ることができる。
【0080】
本発明の別の態様では、前記多孔質または吸収シートは、エアレース法によって製造する不織材である。エアレース法の場合、少なくとも1つの第一の不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、第一の前駆基材層を製造する。この第一の前駆基材層上に、少なくとも1つの第二の繊維層をエアレイ法で配置する。さらに、少なくとも1台のカーディング装置を使用して予めカード法に供した不織繊維の少なくとも1つの第三繊維層を含む第三前駆基材層で当該第二前駆基材層を少なくとも部分的に覆う。前述の前駆基材層を互いの最上部に配置すると、前駆基材を形成し、これを水流絡合法に供し、全層が互いに固く接合した複合材とする。ある特定の実施では、ステープル繊維のカード加工によって、第一層を形成し、そのように形成した層を第二パルプ層でエアレイ法によって覆い、順に、当該パルプ層をカード加工したステープル層で覆う。そのようにして得られた3層構造を、その後、好ましくは水流絡合法によって絡合する。好ましくは、各層を重ねた後、全体につや出しを行う。従って、前述の実施態様では、多層、特に三層複合不織材であって、特に中間層がエアレイ法によって得られた3層複合不織材の水流絡合によって不織材を誘導するのが好ましい。好ましい実施態様では、当該中間層に隣接する少なくとも一方の層、特に両層を、カード法を使って製造する。
【0081】
本発明の別の態様によれば、エアレース法用として上記のとおりに少なくとも1回のカード法プロセスによって製造した少なくとも1つの第一前駆基材、および、当該第一前駆基材層の最上部に少なくとも部分的に配置した、スパンレイ法によって得られた少なくとも1つの第二前駆基材層によって、前記前駆基材を製造する。スパンレイ法への使用に適した繊維は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、例えばPETおよびPBT、ポリラクチド繊維またはそれらの混合物である。次に、前述の層化前駆基材を水流絡合法に供し、全層が互いに固く接合した複合材とする。
【0082】
本発明の別の態様では、水流絡合ウェブボンド工程の前に、前述の第一、第二の前駆基材層系に向けて、即ち、スパンレイ加工した層に隣接して、別のカード加工した第三前駆物層を配置する。
【0083】
本発明の別の態様によれば、当該前駆基材は、上記のとおりに、少なくとも1回のカード法を使用して製造した少なくとも1つの第一前駆基材層、およびメルトブロー法で製造した少なくとも1つの第二前駆基材を含むこともでき、有利である。その後、この前駆基材を、水流絡合ウェブボンド工程に供する。
【0084】
さらに、別の好ましい実施態様は、上記のとおりに少なくとも1回のカード法を使って製造した少なくとも1つの第一前駆基材層、メルトブロー法で製造した少なくとも1つの第二前駆基材層、および、上記のとおりに少なくとも1回のカード法を使って製造し、第一層のように第二前駆基材層に隣接して配置した少なくとも1つの第三前駆基材層を含み、前駆基材を形成する。次に、この前駆基材を水流絡合ウェブボンド工程に供する。
【0085】
別の好ましい実施態様では、前記前駆基材は、例えば上記のとおりにカード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、それに続いて、例えば上記のとおりにエアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、それに続いて、例えば上記のとおりにスパンレイ法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層を含み、これに、順に、例えば上記のとおりにカード法によって得られる少なくとも1つの第四前駆基材層が続く。これらの第一から第四までの前駆基材層を互いに最上部に重ね合わせると、前駆基材を形成し、次にこれを水流絡合ウェブボンド工程に供する。
【0086】
本発明のなおも別実施態様では、前記前駆基材は、例えば上記のとおりにカード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、それに続いて、例えば上記のとおりにエアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、それに続いて、例えば上記のとおりにメルトブロー法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層を含み、これに、順に、例えば上記のとおりにカード法によって得られる少なくとも1つの第四前駆基材層が続く。これらの第一から第四までの前駆基材層を互いに最上部に重ね合わせると、前駆基材を形成し、次にこれを水流絡合ウェブボンド工程に供する。カード法によって得られる層には、再生セルロース繊維、例えばビスコース、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリラクチド酸、ポリビニルアルコール繊維および/または天然繊維が特に好ましい。
【0087】
水流絡合によるウェブボンディング中、望ましい三次元パターンを前記基材表面にも少なくとも部分的に付けるのが特に好ましい。
【0088】
さらに、当該多孔質または吸収基材は、エアレース法および/またはスパンレース法で製造する不織材であるのが特に好ましい。
【0089】
多層シート材は、織布または不織布の同じまたは異なる材料の2つ以上の層、または異なる技術で得られる層を有する。ある実施態様は、3層から成る材料で、例えばポリエチレン/パルプ/ポリエチレンまたはビスコース/ポリプロピレン/ビスコース、(ポリプロピレン+ポリエステル)/パルプ/(ポリプロピレン+ポリエステル)、ポリプロピレン/パルプ/ポリプロピレンである。
【0090】
典型的には、前記シートは、10〜80g/m2、特に20〜70 g/m2の範囲の1平方メートル当たりの重量を有する。特定の材料は、不織タイプのものである。使用した原料に基づいて、2つの異なるタイプの製品が区別できる。
【0091】
第一のタイプのキャリアは、紙系である。これらのキャリア用の原料は、ほぼ植物細胞由来 (パルプ)のセルロース系繊維または長繊維のみから成る。これらは、木屑またはリサイクル材(リサイクル紙)から入手できる。乳児用拭き取りシート、クレンジング用拭き取りシート、ウェットペーパータオルなどの多数の拭き取りシートの用途において、不織ウェブの高い湿潤強度または堅牢性は、望ましい属性である。これは、結合材の添加によって達成できる。当該材料の例は、いわゆる湿潤強度増強樹脂wet strength resinである。ある場合、最終製品の柔らかさを増加させるために、添加剤を添加する。
【0092】
第二のタイプの用途では、前記ウェブは、主に、例えばコットン、ウール、リネンなどに基づいたステープル繊維、再生セルロースなどの天然由来人工品、例えばビスコース、モダル、キュプラ、リオセル、セルロースアセテートなど、または合成品、例えばポリビニル、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドなど、からできている。
【0093】
市販品は、セルロース繊維、合成繊維または両者の混合物でできている。ポリエステルおよびポリプロピレンは、合成繊維の調製に適したポリマーとして周知である。これらの製品にも、不織布の堅牢性を増加させるために結合剤を使用できる。
【0094】
強度を高めたウェブは、いわゆるスパンレースまたは水流絡合技術によって入手できる。この技術では、結合剤を用いることなく受容可能な強度または堅牢性が得られるように、個々の繊維を撚り合わせる。後者の技術の長所は、不織材の優れた柔らかさである。
【0095】
パルプとステープル繊維の混合物からできた不織材も周知である。当該材料は、結合剤、特に上記のもの、によって、あるいは、結合剤なしで入手できる。後者の場合、不織は、好ましくは、水流絡合法によって、さらに好ましくはスパンレース法によって製造する。
【0096】
本発明のある種の実施態様では、当該シート材は、少量の結合剤を含むセルロースパルプ製である。当該シート材中の結合剤の量は、5〜20%(w/w)の範囲である。
【0097】
好ましい実施態様では、不織シート材は、水流絡合法によって調製し、結合剤を含有しない。
【0098】
特定のタイプのシート材は、2層、3層または多層材料を絡合し、サンドイッチ構造にすることによって製造する材料である。好ましくは、絡合は水流絡合法によって行う。特定の実施態様では、3層ウェブを絡合し、好ましくは水流絡合する。好ましい実施態様では、3層ウェブの外層は、ステープル繊維から成り、内層は、ビスコースなどの非ステープル繊維から成り、好ましいのは紙パルプである。適切なステープル繊維は、例えばポリエステル、ポリプロピレンまたはポリエチレンまたはそれらの混合物であり、後者の2種類が、特に好ましい。はるかに好ましいのは、ポリエステルおよびポリプロピレンである。ステープル繊維層は、同じまたは異なる組成であることができ、例えば異なるステープル繊維または異なるステープル繊維混合物から成ることができる。ステープル繊維外層は、同じ厚さまたは同じ重量を有することができ、あるいは、異なる厚さまたは重量であることができる。好ましくは、各外層は、最終製品の総重量の12.5〜45%を含み、中間層は、最終製品の総重量のおよそ10〜75%を含む。
【0099】
特に好ましい実施態様では、前記外層は、ポリエチレンおよびポリプロピレンステープル繊維の、特に両成分それぞれの10〜90%から、好ましくは50/50%重量比の混合物から成る。はるかに好ましい実施態様では、当該外層は、ポリプロピレンおよびポリエステルステープル繊維の、特に両成分それぞれの10〜90%から、好ましくは50/50%重量比の混合物から成る。特に興味深いのは、ここで述べた2つのステープル繊維外層であって、それぞれ最終製品重量の約25%を含む外層と、最終製品重量の50%を含むパルプ内層から成る3層ウェブである。
【0100】
2層、3層または多層サンドイッチウェブの各層は、カード法、エアレイ法、ウェットレイ法、スパンレイ法またはそれらのいずれかの組み合わせによって入手できる。各層は、異なるレイ法で形成できるが、好ましくは、同じ組成の層は、同じレイ法で製造する。
【0101】
前述のとおりに、特に水流絡合処理を使用して調製する多層系では、個々の層は区別できず、それによって、本発明に従ったシートの凝集性を示す。
【0102】
特に好ましい実施態様では、前記3層ウェブの外層は、水流絡合工程前に、例えば米国特許出願第2003/0024092号の記述のとおりに、加熱表面と接触させる。特に有用な手順は、第一カード法処理ステープル繊維層の加熱ロールとの接触と、その後の他のカード法処理ステープル繊維層の別の加熱ロールとの接触を含む。はるかに好ましいのは、第一層の、即ち下位のカード法処理ステープル繊維層だけを加熱ロールと接触させる。
【0103】
前記のサンドイッチウェブ構造は、絡合処理中に、さらに好ましくは水流絡合加工中にエンボス加工することができ、あるいは、絡合後に別個の工程でエンボス加工を行うことができる。即ち、当該サンドイッチウェブ構造は、最初の絡合処理によって圧密化し、その後に、組み合わせ工程としてエンボス加工および絡合することができる。
【0104】
前記シート材の吸収能は、本発明が想定する用途に関して特に興味深い。製造中、当該シートは、素早く含浸溶液を吸収する必要がある。本発明の特定の実施態様では、当該拭き取りシートは、複数の拭き取りシートの束として、拭き取りシートを圧密する。この場合、不織布の吸収能は、貯蔵中、当該束へのクロマトグラフィー効果(ローションの沈み込み)を回避する必要がある。他方、拭き取りシート使用中、含浸溶液が皮膚に均一に送達され、有効成分が定量的に放出されることを保証する必要がある。
【0105】
前記シート材の吸収能は、本質的に3種類の異なるパラメーターによって決定される。即ち、当該シート材の表面重量、製造に使用される原料および使用製造法の性質、および特に当該シート材の密度である。
【0106】
本発明に従った用途には、当該シート材は、典型的には、10g/m2〜80 g/m2、好ましくは30〜70 g/m2および、さらに好ましくは40〜60 g/m2の表面重量を有する。不織シート材を製造する原料の選択は、製造手順によって異なる。典型的には、水流絡合法による不織シートの製造では、セルロース繊維と合成繊維の混合物を使用する。不織布中の合成繊維の相対量は、0〜100%および好ましくは10〜70%、さらに好ましくは30〜50%の範囲である(全パーセンテージはw/wである)。
【0107】
本発明の対象である多孔質または吸収シートは、繊維ウェブを、凹凸のある適当な形状の形成部材上または当該部材に向けて配置することを含む方法によって製造できる。製造設備に応じて、当該ウェブを形成部材上に配置することができ、逆に、当該ウェブ上に当該形成部材を配置することができる。当該形成部材は、ロールまたはドラム、あるいは、ロールまたはドラムの一部で、例えば、当該部材を湾曲させることができ、ロールまたはドラム上に据え付けることができる。
【0108】
当該形成部材は、形成スリーブまたはスリーブとも呼ばれ、例えば、形成プレートまたはワイヤーメッシュなどの金網スクリーンであることができる。特に、形成部材は、形成プレート、形成ベルトおよび/または形成シリンダーを含む。
【0109】
前記ウェブは、緩んでいることも、多少圧密化していることができ、例えば、当該ウェブは、予め圧密化または部分的に圧密化することができる。当該ウェブは、さらに、部分的または完全に絡合することさえできる。形成部材は、平面であることができ、あるいは、湾曲していることができる。好ましくは、円形であり、スリーブとして、生産ラインの一貫を成すロールまたはドラム上に据え付ける。当該形成部材は、適切な強度のいずれかの材料、例えば合成品または金属から成ることができる。
【0110】
好ましい実施態様では、当該形成部材のその表面の少なくとも1つが、少なくとも部分的に金属、特にスチール、銅および/または青銅または合成材、特にポリオレフィン、例えばポリプロピレンおよびポリエチレン、ポリアミド、ポリ(メト)アクリレート、例えばポリメチルメタクリレート、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレート、ポリスチレン、スチレン−コポリマー、例えばASA、ABSおよびSAN、ポリアセタール、例えばポリオキシメチレン(POM)、ポリフェニレンエーテル(PPE)、塩化ポリビニル、ポリウレタン、またはポリテトラフルオロエチレン(Teflon (登録商標))などのプラスチック、合成ゴムおよび/または熱可塑性エラストマー(TPE)、および/または天然ゴムからできている。前記のプラスチック材は、前記ポリマーの混合物、例えばPPE/ABS、PPE/SAN、PPE/ASAおよび/または前記のポリマー材の耐衝撃性修飾変形物も含む。
【0111】
さらに、ある実施態様では、形成部材は、前記凹凸を含む、本質的に連続した表面を含むのが好ましい。当該形成部材は、例えば、いわばシームレス、エンドレススリーブを含むことができる。当該連続表面によって、形成部材の隆起または凸部分および凹、陥没または低下部分は、一般に、孔を備えておらず、小孔性ではない。しかし、当該連続表面は、水流絡合処理中に使用する水を排水するために、少なくとも1つの樋を備えることができる。当該形成部材は、ライン効率増加を可能にし、必要なクリーニング時間とサイクルを削減し、通常、孔のあいた、または、ワイヤーメッシュから作られた形成部材よりも安価である。
【0112】
一般に、前記形成部材の隆起/凸部分および陥没/凹部分のパターンは、レーザー彫刻のような周知の彫刻技術によって得られる。これらの隆起および陥没は、それぞれ、本発明のシートの凹凸部と本質的にそっくりである。例えば、形成部材の凸/隆起部分がその最上部が平坦であれば、これは、通常、平坦な底部を有する当該シート材の凹部を生じる。
【0113】
前記形成部材の平坦な凸部分/隆起を使用することによって、依然として柔らかさの点で優れた、非常に堅固なシート材が得られる。また、水流絡合法は、穴や隙間のない非常に密なシートを提供する。
【0114】
平坦な底部を有する凹部の製造には、好ましくは、合成材、好ましくはポリマー材、特にポリ(メト)アクリレート、ポリアセタール、ポリエステル、ポリアミドおよび/またはポリテトラフルオロエチレンから形成された形成部材を使用する。
【0115】
また、好ましくは、形成部材は、適切な強度のワイヤーメッシュを含む織布スクリーンである。当該ワイヤーは、金属または、例えばプラスチック材料のような合成材またはその両方から成ることができる。適切な金属はスチール、銅で、銅ならば、青銅が好ましい。
【0116】
この方法の好ましい実施では、前記形成部材は、シート上に凹凸部を形成する形状をなす凹凸部を有する、支持シリンダー上の青銅ワイヤーメッシュを含む。
【0117】
形成部材、例えば形成シリンダーまたは形成ベルト、を支持部材上に配置する場合、当該形成部材を当該支持部材に固定するのが好ましい。このように、当該形成部材と当該支持部材の間には相対移動がない。形成部材が支持部材に固定された実施態様では、当該形成部材と当該支持部材の間に隙間がない、あるいは本質的に隙間がない。この前提条件下では、当該形成部材は、当該支持部材上で自由に移動しない。当該形成部材と当該支持部材の間に隙間がある別の実施態様では、当該形成部材は、当該支持部材に固定されず、それによって、当該支持部材上で少なくとも限られた可動性を示す形成部材を提供する。
【0118】
本発明の別の態様によれば、前記形成部材は、支持部材、例えば支持シリンダー、の追加を必要としない長所を有する自立型形成部材である。
【0119】
前記エンボス加工工程は、一定量の圧力を加えて、前記ウェブを前記形成部材上または当該部材に向かって押し付けることを含み、当該圧力量が当該形成部材のパターンをシートに永久エンボス加工するのに適している。当該エンボス加工工程では、前記ウェブを凹凸部上または、それぞれ、凹凸内に押し付け、当該シート材にパターンを付ける。前記ウェブは、当該形成部材に当該ウェブを押し付ける前、最中または後に、絡合させることができる。好ましい実施では、エンボス加工を部分または完全絡合であることができる絡合工程と組み合わせて行う。この工程で特に好ましいのは、前記ウェブを、水流絡合法の最中に水圧ニードリングのウォータージェットの圧力の影響下で当該形成部材に向かって押し付ける水流絡合法である。後者の場合、当該形成部材に穴をあけ、ウォータージェットの水を除去できるようにする。この場合の特に有用な形成部材は、上記のメッシュワイヤー形成部材である。特に魅力的な実施では、好ましくは予め圧密化したスパンレースであるウェブを、エンボス加工工程中に、水圧ニードリングによって凹凸部それぞれに押し付け、その間に次の水流絡合工程を行う。
【0120】
前記エンボス加工工程は、好ましくは、当該シート材の生産プロセスの終了時に行う。
【0121】
本発明に従ったシートは、当該製品中または上のスキンケア組成物または成分のより容易な、より均一な分布を可能にするという長所を提供する。さらに、当該シートは、汚れやメーキャップを非常に効率的に吸収でき、皮膚に非常に柔らかな感覚を提供する。理論に拘束されずに、本発明のシートによって、シートと皮膚の有効接触面積が減少すると考えられる。当該接触面積減少が皮膚のクレンジング作用を和らげ、当該シートに含浸されたどのスキンケア組成物も、本発明のシートの表面構造を経て、均一に、かつ、十分に送達されると判明した。
【0122】
本発明に従ったシートは、乾燥した、または、本質的に乾燥した製品として使用でき、あるいは、適切な組成物を負荷することができる。本明細書で使用する場合、乾燥したという用語は、当該シート製品が水を含まない、もしくは、限られた量の水、例えば1%未満、を含有することを意味し、本質的に乾燥したという用語は、当該シートが限られた量の水、例えば当該シートの総重量の10%未満、好ましくは8%未満、さらに好ましくは5%未満、なおもさらに好ましくは当該シートの総重量の2%未満を含有することを意味する。当該組成物は、シートに負荷することのできる技術上周知のいずれかの組成物であることができる。当該組成物は、液体、半固体または固体であることができ、当該シートは、1種類以上の異なる組成物を負荷できる。特定の実施態様では、組成物は液体である。当該シートにコートするまたは含浸させることができる。
【0123】
前記シートは、異なる種類のローションを含浸させることができ、これらのローションの中には、水性液体、水性ローション、w/o型エマルジョン、O/W型エマルジョン、W/O/WおよびO/W/O型エマルジョンのような複合エマルジョン、Pickeringエマルジョン、スプレー式エマルジョン、ミクロエマルジョン、PITエマルジョンなどのエマルジョン、水分散剤および油性配合物がある。
【0124】
組成物
特に興味深いのは、液体組成物の組成物である。当該組成物は、水系配合物であることができ、特に、水溶液の形態を取ることができる。当該液体は、好ましくは、エマルジョン系である。これらの液体組成物は、「ローション」とも呼ばれ、好ましくは水性である。
【0125】
水溶液
前記シートに塗布可能な第一の組成物群は、いわゆる「水溶液」である。これらは、特に、エマルジョンではない、あるいは、エマルジョンを含有しない、もしくは、エマルジョンを少量のみ含有する水系組成物を含む。これに関する少量とは、当該組成物の総重量に対してw/wで表示すると、約10%未満、特に5%未満、さらに特に3%未満または1%未満を意味する。
【0126】
前記水溶液は、追加成分、特に本明細書で述べる追加成分を含有できる。特定のサブタイプの水溶液は、クレンジング用で、即ちいわゆる「クレンジングローション」である。後者は、界面活性剤などの特定のクレンジング剤、および、任意に、皮膚軟化剤(エモリエント)、香料、防腐剤、活性剤などの追加成分を含有する。少量の可溶化剤を添加して、油性成分、例えば油性香料または油性活性剤を可溶化することができる。具体的に興味深いのは、ベタイン界面活性剤である。具体的な皮膚軟化剤は、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのポリアルコールである。
【0127】
エマルジョン
好ましくは、前記組成物は、エマルジョン系である。当該エマルジョンは、水中油型または油中水型エマルジョンであることができ、水中油中水型などのさらに複雑な性質のエマルジョンであることができる。好ましいのは水中油型エマルジョンである。
【0128】
本発明の製品中の組成物は、さらに、W/OまたはO/W型であることができる1種類以上の乳化剤を含有できる。
【0129】
好ましいのは、典型的には良好な皮膚適合性を有する非イオン乳化剤である。非イオンW/OおよびO/W型乳化剤を配合すると、知覚的性状が改善する。前記組成物は、当該組成物の総量に対して0〜20%(w/w)、それぞれ0.1〜15%(w/w)および特に0.1〜10%(w/w)の量で当該乳化剤を含有できる。
【0130】
特定の非イオン乳化剤は、以下の物質を含む。
即ち、
炭素原子8〜40個を有する直鎖脂肪アルコール、炭素原子12〜40個を有する脂肪酸およびアルキル残基中に炭素原子8〜15個を含有するアルキルフェノールに対する2〜50モルのエチレンオキサイドおよび/または0〜20モルのプロピレンオキサイドの付加生成物と、
1〜50モルのエチレンオキサイドおよびグリセリンの付加生成物のC12/18−脂肪酸モノエステルおよび脂肪酸ジエステルと、
炭素原子6〜22個を有する飽和および不飽和脂肪酸およびそれらのエチレンオキサイド付加生成物のグリセリンモノエステルおよびグリセリンジエステルおよびソルビタンモノエステルおよびソルビタンジエステル、
アルキル残基中に炭素原子8〜22個を有するアルキルモノおよびアルキルオリゴグリコシドおよびそれらのエトキシル化類似体と
7〜60モルのエチレンオキサイドのヒマシ油および/または硬化ヒマシ油の付加生成物と、
ポリオールエステルおよび、特にポリグリセリンエステル、例えばポリオールポリ−12−ヒドロキシステアレート(polyolpoly−12−hydroxystearate)、ポリグリセリンポリリシノレエート(polyglycerine polyricinoleate)、ポリグリセリンジイソステアレート(polyglycerine diisostearate)またはポリグリセリンジメレート(polyglycerine dimerate)と、適用可能なこれらの物質クラスの数種類の化合物混合物と、
2〜15モルのエチレンオキサイドのヒマシ油および/または硬化ヒマシ油の付加生成物と、
直鎖線状、枝分れ鎖、不飽和または飽和C6−C22−脂肪酸、リシノール酸並びに12−ヒドロキシステアリン酸と、グリセリン、ポリグリセリン、ペンタエリスライト(pentaerythrite)、ジペンタエリスライト(dipentaerythrit)、糖アルコール(例、ソルビトール)、アルキルグルコシド(例、メチルグルコシド、ブチルグルコシド、ラウリルグルコシド)並びにポリグルコシド(例、セルロース)から誘導する部分エステル、または、例えばグリセリルステアレート/シトレート(citrate)およびグリセリルステアレート/ラクテートなどの混合エステルと、
ウールワックスアルコールと、
ポリシロキサン−ポリアルキル−ポリエーテル−コポリマー(Polysiloxane−polyalkyl−polyether−copolymers)およびそれらの誘導体と、
ペンタエリスライト、脂肪酸、クエン酸と脂肪アルコールからの混合エステルおよび/またはメチルグルコースおよびポリオール、それぞれ、グリセリンまたはポリグリセリンとの炭素原子6−22個を有する脂肪酸の混合エステルと、
ポリアルキレングリコールである。
【0131】
エチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドと脂肪アルコール、脂肪酸、アルキルフェノール、グリセリンモノエステルおよびグリセリンジエステル、並びに、脂肪酸の、または、ヒマシ油のソルビタンモノエステルおよびソルビタンジエステルの付加生成物は、周知であり、市販されている製品である。通常、これらは、平均アルコキシル化度が、付加反応を実施するエチレンオキサイドおよび/またはプロピレンオキサイドおよび基材の出発量の比に対応する同族列の混合物である。これらの生成物は、アルコキシル化度に応じて、W/OまたはO/W型乳化剤である。グリセリンへのエチレンオキサイドの付加生成物のC12/18−脂肪酸モノエステルおよびジエステルは、化粧品への用途でのリファッティング剤(re−fatting agent)として周知である。
【0132】
特に有用で、マイルドな乳化剤は、ポリオールポリ−12−ヒドロキシステアレートおよびそれの他化合物との混合物で、Cognis Deutschland GmbHから商品名「Dehymuls(登録商標)PGPH」(W/O−乳化剤)または「Eumulgin(登録商標)VL 75」(ココグルコシドとの1:1w/w混合物、O/W型乳化剤)またはDehymuls(登録商標)SBL(W/O型乳化剤)で販売されている。これらの乳化剤のポリオール化合物は、少なくとも2個、特に3〜12個、さらに特に、3〜8個のヒドロキシル基、2〜12個の炭素原子を有する材料から誘導できる。
【0133】
添加可能な乳化剤は、非イオンO/W型乳化剤(HLB値:8〜18)および/または可溶化剤の群から選択する。これらは、例えば、既述の、対応する高エトキシル化度、例えばO/W型乳化剤の場合の10〜20エチレンオキサイド単位、また、いわゆる可溶化剤用の20〜40エチレンオキサイド単位の、エチレンオキサイド付加物であることができる。O/W型乳化剤として特に魅力的なのは、Ceteareth−12およびPEG−20ステアレートである。特に魅力的な可溶化剤は、Eumulgin(登録商標)HRE 40(INCI:PEG−40水添ヒマシ油)、Eumulgin(登録商標)HRE 60(INCI:PEG−60水添ヒマシ油)、Eumulgin(登録商標)L (INCI:PPG−1−PEG−9 ラウリルグリコールエーテル)およびEumulgin(登録商標)SML 20 (INCI:ポリソルベート−20)である。
【0134】
アルキルオリゴグリコシド群の非イオン乳化剤は、特に皮膚適合性があるため、O/W型乳化剤として好ましい。C8−C22−アルキルモノおよびアルキルオリゴグリコシド、それらの調製および使用は、先行技術で記述されている。オリゴグリコシドは、約8までのオリゴマー化(oligomerisation)度を有するオリゴマーグリコシドを含む。オリゴマー化度は、特定範囲のオリゴグリコシドから成る製品に使用される統計的平均値であることもできる。例は、商品名Plantacare(登録商標)で販売されている製品であり、これは、オリゴグルコシド残基にグリコシド結合したC8−C16−アルキル基を有し、1〜2の平均オリゴマー化度を有する。
【0135】
他の非イオン乳化剤は、アシルグルカミド(acyl glucamides)である。好ましいのは、アルキルポリグルコシドと脂肪酸の1:1混合物である商品名Emulgade(登録商標)PL 68/50(Cognis Deutschland GmbH)で販売されている製品、および、商品名Emulgad(登録商標)VL 75で販売されているラウリルグルコシド、ポリグリセリル−2−ジポリヒドロキシステアレート、グリセリンおよび水の混合物である。
【0136】
親油性W/O型乳化剤は、原則として、HLB値が1〜8の範囲の乳化剤であって、例えば、Kirk−Othmer, "Encyclopedia of Chemical Technology", 3rd Ed., 1979 Vol.8, p.913に記述されている。エトキシル化製品のHLB値は、次式によって算出される:HLB=(100−L):5、式中、Lは親油基の割合(重量%)、即ち、エチレンオキサイド付加物中の脂肪アルキル基または脂肪アシル基の割合である。
【0137】
特に魅力的なW/O型乳化剤は、ポリオールの部分エステル、特にポリオールの、さらに特にC3−C6―ポリオールの、脂肪酸モノ、ジまたはトリ、セスキエステルであり、例えばグリセリルモノエステル、ペンタエリスライトの部分エステルまたは炭水化物エステル、例えばサッカロースジステアレート、またはソルビタンモノ、ジ、トリまたはセスキ脂肪酸エステル、特にステアレート、オレエート、エルケート、リシノレエート、ヒドロキシステアレート、イソステアレート(タートレート(tartrates)、シトレート、マレエート(maleates)も)などである。1〜30モル、それぞれ5〜10モルのエチレンオキサイドのこれらのソルビタンエステルへの付加生成物も魅力的である。
【0138】
好ましい組成物は、いわゆる位相反転技術によって調製するエマルジョン系組成物である。
【0139】
この技術によれば、非イオン乳化剤で調製する水中油型配合物は、典型的には、加熱時、位相反転を起こす。これは、特定の温度範囲内で、エマルジョンの型の変化が起こる、即ち、水中油型エマルジョンか油中水型エマルジョンに変化することを意味する。このプロセスで、連続外相は、水相から油相に変化し、電気伝導度の事実上0までの下降を生じる。伝導度が最大値と最小値に達する際の温度間の平均温度を位相反転温度(PIT)と呼ぶ。
【0140】
PITよりも高い温度まで加熱した後、エマルジョンをPITよりも低い温度まで冷却する。その際、位相反転が起こり、即ち、油中水型から水中油型になる。得られたエマルジョンを、通常、「PITエマルジョン」と呼ぶ。
【0141】
PITエマルジョンの小滴サイズは、多数の要因によって異なる。小滴サイズが小さなPITエマルジョンは、位相反転時の油相と水相の間の表面張力が低いミクロエマルジョンを形成する、あるいは、積層液晶相を形成するエマルジョンで得ることができる。
【0142】
好ましいのは、微細に分散する、即ち、小滴サイズが小さく、低粘度を有するPITエマルジョンである。
【0143】
PITエマルジョンの油相は、天然油または天然油誘導体、特に植物由来物質を含む。例は、アマニ油、ヤシ油、オリーブ油、ヒマシ油、ナタネ油、大豆油、および、特に落花生油、ココナッツ油、ヒマワリ油、ターニップ(カブ)シード油である。当該油相は、さらに、これらの天然油から単離する脂肪成分、即ち純トリグリセリドまたはこれらの混合物を含むことができ、あるいは、後者の成分は、化学的に調製されている。これらのいわゆるトリグリセリドは、脂肪酸または脂肪酸混合物とのグリセリンのエステルである。好ましいトリグリセリドは、飽和または不飽和で、炭素原子10〜24個、特に14〜20個、好ましくは16〜18個を有する脂肪酸、例えばパルミチン酸、ヘプタデカン酸、オレイン酸、ステアリン酸またはそれらの混合物から誘導するグリセリンエステルである。特に好ましいのは、グリセリルステアレートで、ステアリンとも呼ばれる。
【0144】
前記油相は、さらに、脂肪酸のアルキルエステルであって、当該アルキル基は、炭素原子1〜4個を有する。好ましいのは、C16-18脂肪酸、例えばパルミチン酸、ヘプタデカン酸またはステアリン酸のC1-4アルキルエステル、特にメチルまたはエチルエステルであり、それらの混合物を含む。
【0145】
特に興味深いのは、脂肪酸アルキルエステルと配合した植物油またはトリグリセリドを含む油相である。
【0146】
前記のPITエマルジョンは、さらに非イオン乳化剤を含有する。
適切な非イオン乳化剤は、以下の物質を含む。
即ち、
出発アルコールをエチレンまたはプロピレンオキサイドと反応させることによって調製する、2〜30エトキシ単位および0〜5プロポキシ単位、または1〜5プロポキシ単位を有するポリエトキシル化またはプロポキシル化脂肪アルコール、脂肪酸またはC8-15アルキルフェノールと、
1〜30エトキシ単位を有する、飽和または不飽和C12-18脂肪酸とのポリエトキシル化グリセリンのモノエステルまたはジエステルと、
飽和または不飽和脂肪酸のグリセリンモノエステルまたはグリセリンジエステルおよびソルビタンモノエステルまたはソルビタンジエステル、並びに、それらのエトキシル化誘導体であって、後者が特に1〜30エトキシ単位を有するものと、
C8-22アルキルモノまたはオリゴグルコシド、並びに、それらのエトキシル化誘導体であって、後者が特に1〜30エトキシ単位を有するものと、
エトキシル化ヒマシ油または水添ヒマシ油で、特に1〜30エトキシ単位を有するものと、
ポリオール脂肪酸エステルおよび特にポリグリセリン脂肪酸エステル、さらに特にリシノール酸またはヒドロキシステアリン酸エステル、例えば、ポリグリセリンポリリシノール酸またはポリグリセリンポリ12−ヒドロキシステアレートおよびそれらの混合物と、
1種類以上の脂肪酸または脂肪酸混合物で部分エステル化したグリセリン、ポリグリセリン、モノおよびジペンタエリスライト、糖誘導アルコール(ソルビトール、アルキルグルコシドおよびポリグルコシドなど)と、
トリアルキルフォスフェート(trialkylphosphates)、並びに、それらのポリエトキシル化誘導体で、後者が特に1〜30エトキシ単位を有するものと、
ウールワックスアルコールと、
ポリシロキサン−ポリアルキル−ポリエーテルコポリマーおよびそれらの誘導体と、
ペンタエリスライト、脂肪酸、クエン酸および脂肪アルコールの混合エーテルと、
ポリアルキレングリコールと、
グリセリンカーボネートである。
【0147】
本明細書で使用する場合、脂肪酸という用語は、任意に1個以上のヒドロキシ基で置換された飽和または不飽和、直鎖または枝分れ鎖カルボン酸を指す。
【0148】
特に有用な乳化剤は、親水性および疎水性乳化剤の混合物を含有する乳化剤系を含む。
親水性乳化剤は、エトキシル化脂肪アルコールまたは脂肪酸を含む。前者の例は、例えばセチル(cetyl)、パルモレイル(palmoleyl)、ステアリル、イソステアリルおよびオレイルアルコールなどのエトキシル化C16−22アルコールおよびそれらの混合物であり、1分子当たりのエトキシル基数は、1〜35個、好ましくは1〜20個、さらに好ましくは10〜20個である。
エトキシル化脂肪酸の例は、例えばパルミチン酸、パルモレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸およびそれらの混合物などのエトキシル化C12−22アルキルカルボン酸であり、エトキシ基数は、5〜50個、特に15〜35個の範囲である。
疎水性乳化剤は、1〜30エトキシ単位を有するポリエトキシル化グリセリン脂肪酸モノおよびジエステル、即ち、ヒドロキシ官能基の1および2個が1または2個の脂肪酸または脂肪酸混合物でエステル化されたポリエトキシル化グリセリンを含む。
【0149】
親水性乳化剤成分対疎水性乳化剤成分のw/w比は、10:90〜90:10、特に25:75〜75:25の範囲、さらに特に40:60〜60:40の範囲である。
本発明に従った製品用のPITエマルジョンは、特に、20〜90%、さらに特に30〜80%および好ましくは30〜60%の水を含有する。当該配合物を構成する残りのものは、油相、乳化剤、他成分を含む。油相は、典型的には、当該配合物の10〜80%、特に40〜70%を含む。好ましいのは、油と組成物のw/w比が約1:1のエマルジョンである。当該乳化剤は、1〜25%、特に5〜20%およびさらに特に5〜15%の範囲の量で存在する。
位相反転温度は、典型的には、20〜95℃の範囲、特に40〜95℃の範囲である。
本発明で使用するPITローションは、1種類以上の吸光または光反射物質、特に本明細書で述べる物質を含有する。これらは、親水性または疎水性であることができる。前者の場合、これらの物質は、前記組成物中に溶解するが、後者は、油相に溶解する。
本発明の組成物で使用できる特定のPITエマルジョンは、例えばWO−00/51427およびWO−00/71676に記述されている。
【0150】
位相反転技術によって調製する組成物は、好ましくは、100 mPasよりも低い粘度を有する。油滴の平均粒度は、50〜300 nmの範囲、特に50〜200 nmの範囲であり、好ましくは、100 nm以下、例えば70〜90 nmである。これらの組成物は、良好な延びおよび含浸性を示す点で特に魅力的である。
【0151】
他の成分
前記組成物は、さらに、界面活性剤、稠度因子、コンディショナー、保湿剤、増粘剤、防腐剤、有効成分、特に皮膚科用有効成分、香料、皮膜形成剤、UVフィルター、抗酸化剤、ハイドロトロープ、防腐剤、防虫剤、日焼け剤、可溶化剤、香油、染料などの成分または添加剤を含有することができる。
【0152】
適切な抗酸化剤は、本発明のシート製品用組成物中または上の成分の酸化または自動酸化を妨害する化合物である。抗酸化剤の例は、例えば、亜硫酸ナトリウムなどの亜硫酸塩、トコフェロールまたはその誘導体、ビタミンEまたはその誘導体、アスコルビン酸またはその誘導体、クエン酸、没食子酸プロピル、グリコール酸キトサン、システイン、N−アセチルシステイン+硫酸亜鉛、チオ硫酸ナトリウムなどのチオ硫酸塩、ポリフェノール、トコフェロール、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、レシチンなどである。
【0153】
添加可能な皮膚軟化剤(エモリエント)は、脂質(ラノリン、ラノリンアルコール、ラノリン酸、ポリエトキシル化またはアシル化ラノリンまたはラノリン誘導体、レシチンおよびレシチン誘導体など)、鎖長C6−C40の線状または枝分かれ脂肪アルコールおよびその有機酸(例えばヒドロキシ酸またはアミノ酸を含めて、炭素原子2〜30個の、枝分かれ、芳香族または線状カルボン酸またはポリ酸)とのエステル、また、脂肪酸、および炭素原子2〜40個の枝分かれ、芳香族または線状アルコールまたはポリアルコールとの脂肪酸エステル、アボガド油やアーモンド油、大豆油などの不鹸化分画中に見られるステロール(例えば大豆フィトステロール、β−シトステロール、ラウリン酸β−シトステリル、ステアリン酸β−シトステリルなど)、天然および合成ワックス(蜜ロウ、パーセリン、シアバター、カカオバター、セレシン、オゾケリット、ワセリン、マイクロワックス、カルナバワックス、カンデリラワックスなど)、置換型シクロヘキサン(ジ−n−オクチルシクロヘキサンなど)、グエルベ(Guerbet)カーボネート(ビス−2−オクチルドデシルカーボネートなど)、ジアルキルエーテル(ジ−n−オクチルエーテルなど)を含む。
【0154】
油の例は、天然油(例えばアーモンド油、大豆油、小麦胚芽油、アボガド油、ホホバ油、アマニ油、ゴマ油、クルミ油、ヒマワリ油、オリーブ油など)、ミネラルおよびパラフィン油および、合成油(モノ、ジ、トリグリセリドを含む)、並びに、それらの混合物である。
【0155】
前記組成物は、キトサンおよびその誘導体、ポリアクリル酸の誘導体、ポリビニルピロリドンおよびその誘導体などの皮膜形成物質も含有することができる。
【0156】
過脂肪剤(superfatting agent)として使用できる物質は、例えば、ラノリンまたはラノリン誘導体(ラノリンアルコール、ラノリン酸、ポリエトキシル化またはアシル化ラノリン、または他のラノリン誘導体)と、リン脂質、例えばレシチンおよびレシチン誘導体(ポリエトキシル化またはアシル化レシチンまたは他のレシチン誘導体)と、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミドである。
【0157】
適切な増粘剤は、例えば、Aerosil(登録商標)タイプ(親水性シリカ酸)、ポリサッカライド、特にキサンタンガム、グア−グア(guar−guar)、寒天、アルギネートおよびタイロース、カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロース、さらに、比較的高分子量の脂肪酸ポリエチレングリコールモノエステルおよびジエステル、ポリアクリレート(例えば、GoodrichのCarbopol(登録商標)またはSigmaのSynthalene(登録商標))、ポリ−アクリルアミド、ポリビニルアルコールおよびポリビニルピロリドン、界面活性剤(例えばエトキシル化脂肪酸グリセリド)、脂肪酸のポリオール(例えばペンタエリスライトまたはトリメチロールプロパン)とのエステル、限定範囲の同族体またはアルキルオリゴグルコシドを有する脂肪アルコールエトキシレート、並びに、塩化ナトリウム、塩化アンモニウムなどの電解質である。
【0158】
適切な陽イオンポリマーは、例えば陽イオンセルロース誘導体(例えば四級化ヒドロキシエチルセルロース(商品名Polymer JR 400(登録商標)として、Amercholから販売))、陽イオンデンプン、ジアリルアンモニウム塩とアクリルアミドのコポリマー、四級化ビニルピロリドン/ビニルイミダゾール−ポリマー(例えば、BASFのLuviquat(登録商標))、ポリグリコールとアミンの縮合生成物、四級化コラーゲンポリペプチド(例えばラウリルジモニウム ヒドロキシ−プロピル加水分解コラーゲン(Lamequat(登録商標)L/Grunau))、四級化小麦ポリペプチド、ポリエチレンイミン、陽イオンシリコーンポリマー(例えばアモジメチコン)、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルジエチレントリアミンのコポリマー(Cartaretine(登録商標)/Sandoz)、アクリル酸の塩化ジメチルジアリルアンモニウムとのコポリマー(Merquat(登録商標)550/Chemviron)、ポリアミノポリアミド、陽イオンキチン誘導体(例えば任意に微結晶状態で分散させた四級化キトサン)、ジハロゲンアルキレン(例えばジブロモブタン)から誘導した、ビス−ジアルキルアミン(例えばビス−ジメチルアミノ−1,3−プロパンなど)との縮合生成物、陽イオングアガム(例えばCelaneseからのJaguar(登録商標)CBS、Jaguar(登録商標)C−17、Jaguar(登録商標)C−16)、四級化アンモニウム塩−ポリマー(例えばMirapolのMirapol(登録商標)A−15、Mirapol(登録商標)AD−1、Mirapol(登録商標)AZ−1)である。
【0159】
使用可能な陰イオン、両性イオン、両性および非イオンポリマーは、例えば、ビニルアセテート/クロトン酸−コポリマー、ビニルピロリドン/ビニルアクリレート−コポリマー、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリレート−コポリマー、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸−コポリマーおよびそれらのエステル(これらは、非架橋および、ポリオールで架橋した架橋ポリアクリル酸である)、塩化アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム/アクリレート−コポリマー、オクチルアクリルアミド/メチルメタクリレート/tert.ブチルアミノエチルメタクリレート/2−ヒドロキシプロピルメタクリレート−コポリマー、ポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン/ビニルアセテート−コポリマー、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート/ビニルカプロラクタム−ターポリマー(vinyl caprolactam−ter−polymers)、並びに、任意に誘導体化したセルロースエーテルおよびシリコーンである。
【0160】
さらに増稠剤として、少量のアルカリ金属またはアルカリ土類金属、並びに、C12−C24−脂肪酸またはC12−C24−ヒドロキシ脂肪酸のアルミニウム塩を使用でき、好ましいのは、ステアリン酸カルシウム、−マグネシウム、−アルミニウムおよび特にステアリン酸亜鉛である。
【0161】
前記組成物は、さらに、粉末または粉末成分またはそれらの混合物を含有でき、タルカム、白陶土(Bolus alba)、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セチルステアリルアルコール、ステアリン酸カルシウムまたはマグネシウム、ラウリル硫酸マグネシウム、デンプンまたはその誘導体、例えばジスターチフォスフェート(distarch phosphate)、アルミニウムスターチオクテニルサクシネート(aluminium starch octenylsuccinate)、カルボキシメチルスターチ、タピオカスターチ、ジメチルイミダゾリジノンライススターチ、ナトリウムスターチグリコレート、ポテトスターチ、ライススターチ、コーンスターチ、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシエチルスターチなどである。
【0162】
前記組成物は、さらに、1種類以上の防腐剤を含有でき、例えばフェノキシエタノール、C1−4アルキルパラベンおよびそれらの塩、特にナトリウム塩などのそれらのアルカリ金属塩(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルパラベンなどのC1−6アルキルパラベンおよび類似パラベン)、クロロヘキシジン、ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒドリリーサー(formaldehyde releaser)、ベンジルアルコール、クロロキシレノール、フェノキシエタノール、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、安息香酸ナトリウム、ジグルコン酸クロロヘキシジン、メチルジブロモグルタロニトリル、ホウ酸ナトリウム、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、アルコール、安息香酸、デヒドロ酢酸、ジアゾリジニル尿素、ジクロロベンジルアルコール、グルコースオキシダーゼ、ヘキサミジンジイセチオネート(hexamidine diisethionate)、イミダゾリジニル尿素、ヨードプロピニルブチルカルバメート、イソブチルパラベン、イソプロピルパラベン、ラクトパーオキシダーゼ、硝酸マグネシウム、PEG−4ラウレート、フェネチルアルコール、ポリアミノプロピルビグアニド、ソルビン酸カリウム、プロピレングリコール、ピリドキシンHCl、クォタニウム−15、ソルビン酸、トリクロサン、トコフェロールなどである。
【0163】
界面活性剤/乳化剤
本発明の製品の用途に応じて、前記組成物は、さらに、両性イオン、両性、陽イオンおよび/または陰イオン界面活性剤を含有でき、これらは、乳化剤としても機能できる。
【0164】
両イオン界面活性剤は、少なくとも1個の四級アンモニウム基と少なくとも1個の−COO(-)−または−SO3(-)−基を含有する界面活性化合物である。特に有用な両イオン界面活性剤は、いわゆるベタインで、グリシン酸N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム、例えばグリシン酸ココ−アルキルジメチルアンモニウム、グリシン酸N−アシル−アミノプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム、例えばグリシン酸ココ−アシルアミノプロピルジメチルアンモニウム、および2−アルキル−3−カルボキシメチル−3−ヒドロキシエチルイミダゾリンで、それぞれ、アルキル基またはアシル基中に炭素原子8〜18個を有し、さらに、グリシン酸ココ−アシルアミノエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルがある。好ましい両イオン界面活性剤は、INCI名コカミドプロピルベタインとして周知の脂肪酸アミド誘導体である。
【0165】
両性界面活性剤は、特に共力剤としてさらに添加でき、C8−C18−アルキル−またはアシル基の他に、1個の遊離アミノ基と少なくとも1個の−COOHまたは−SO3H−基を少なくとも含有し、分子内塩(internal salt)を形成できる。適切な両性界面活性剤の例は、N−アルキルグリシン、N−ココ−アルキルアミノプロピオン酸などのN−アルキルプロピオン酸、N−アルキルアミノブテン酸(N−alkyl amino buteric acids)、N−アルキルイミノジプロピオン酸、N−ヒドロキシエチル−N−アルキルアミドプロピルグリシン、N−アルキルタウリン、N−アルキルサルコシン、2−アルキルアミノプロピオン酸およびアルキルアミノ酢酸であり、各アルキル中に約8〜18個の炭素原子を有する。適切な両性化合物は、例えばコカミドプロピルベタイン、ココアンフォ酢酸ナトリウム、ラウロアンフォ酢酸ナトリウム、ラウロアンフォ二酢酸二ナトリウム、ココアンフォ二酢酸二ナトリウム、ラウロアンフォプロピオン酸ナトリウム、ラウロアンフォ二プロピオン酸二ナトリウム、前記の両性化合物のカリウムまたはアンモニウム塩、カプリル/カプラミドプロピルベタイン、ウンデシレンアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタインを含む。
【0166】
陰イオン界面活性剤は、カルボキシレート基、サルフェート基、スルフォネート基またはフォスフェート基および親油性残基などの水溶性陰イオン基を特徴とする。特定の陰イオン界面活性剤は、アルキル硫酸のアルカリ塩、アンモニウム塩またはアルカノールアンモニウム塩で、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、セテアリール硫酸ナトリウム、硫酸アルキルエーテル、例えばラウレス硫酸ナトリウム、トリデセス硫酸ナトリウム、オレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸アンモニウム、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルフォ酢酸塩、例えばラウリルスルフォ酢酸ナトリウムと、アシルイセチオネート、アルキルエーテルスルフォコハク酸塩、例えばラウレススルフォコハク酸二ナトリウム、アシルサルコシネート、アシルタウリンで、それぞれ、直鎖炭素原子12〜18個を有するアルキル基またはアシル基を有し、さらに、スルフォコハク酸およびアシルグルタミン酸のアルカリ塩またはアンモニウム塩である。
【0167】
四級アンモニウム誘導体は、特に、陽イオン界面活性剤として使用できる。好ましいのは、ハロゲン化アンモニウム、特にクロライドおよびブロマイド、例えば塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウムおよび塩化トリアルキルメチルアンモニウム、例えば塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルアンモニウム、塩化ラウリルジメチルベンジルアンモニウムおよび塩化トリセチルメチルアンモニウムである。別の陽イオン界面活性剤は、生分解性が良好な四級エステルで、例えばメソ硫酸ジアルキルアンモニウムおよびメソ硫酸メチルヒドロキシアルキルジアルコイルオキシアルキルアンモニウム(商品名Stepantex(登録商標)およびDehyquart(登録商標)シリーズとして販売中)である。用語「エステルクォトEsterquats」は、四級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩を含むことを意味し、位相、特に前記組成物の軟性に対する有益な影響を与える。さらなる陽イオン界面活性剤は、四級化タンパク加水分解物である。非イオン界面活性剤は、アルキルグルコシド、例えばデシルグルコシド、ラウリルグルコシドと、アルキルイソチオネートを含む。
【0168】
適切なコンディショナーは、例えば乳酸アルキルアミドアンモニウム、塩化セトリモニウムおよびメソ硫酸ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムおよびセテアリルアルコール、セチルジメチコン、リシノール酸セチル、ジメチコン、ラウレス−23、ラウレス−4、ポリデセン、パルミチン酸レチニル、また、モノオレイン酸グリセリルおよびココグルコシドおよびそれらの混合物から選択する化合物(特に、これらの2成分の混合物であるCognisのLamesoft(登録商標)製品)、四級化タンパク加水分解物、四級化セルロースおよびデンプン誘導体、アクリル酸またはメタクリル酸または塩の四級化コポリマー、四級化シリコーン誘導体、シリコーン油、シクロメチコン、および類似化合物、およびそれらの混合物である。
【0169】
適切な増粘剤は、例えばアクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマー、カルボマー、カルボキシメチルスターチ、ミツロウ(cera alba)、ジメチコン/ビニルジメチコン架橋ポリマー、アルギン酸プロピレングリコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロール、シリカ、シリカジメチルシリレート、キサンタンガム、水添ブチレン/エチレン/スチレンコポリマーである。
【0170】
前記組成物は、さらに、キトサンおよびその誘導体、ポリアクリル酸誘導体、ポリビニルピロリドンおよびその誘導体などの皮膜形成物質を含むことができる。
【0171】
柔軟剤
特に興味深いのは、さらにC12-30カルボン酸グリセリド、または、特にC12-30カルボン酸モノグリセリドまたはジグリセリドとC8-20アルキルグルコシドの配合物を含有する組成物を含む本発明の製品である。好ましいのは、モノまたはジオレイン酸グリセリルまたはそれらのC8-20アルキルグルコシド、特にココ−グルコシドとの混合物である。
【0172】
本明細書で使用する場合、用語「C12-30カルボン酸」は、炭素原子約12〜約30個を有する直鎖または枝分かれカルボン酸を指す。これらの酸は、飽和または1個以上の二重結合を有する不飽和であることができ、1個以上、例えば2個のヒドロキシ基を有することもできる。用語C8-20アルキルまたはC8-20アルキルは、飽和または不飽和の、炭素原子約8〜約20個または約8〜約16個を有する直鎖または枝分かれ炭化水素ラジカルおよびそれらの混合物を指す。
【0173】
C12-30カルボン酸モノグリセリドまたはジグリセリドの量は、0.01〜2%、特に0.015〜1%、好ましくは0.0175〜0.5%、より好ましくは0.0175〜0.335%または0.02〜0.5%、一層好ましくは0.08〜0.2%の範囲である。当該グルコシドは、同量で存在することができる。本段落の全パーセンテージは、w/wパーセンテージである。
【0174】
本発明の製品用組成物中のモノまたはジオレイン酸グリセリル対脂肪アルコールグルコシドの量比は、2:1〜1:2の範囲、好ましくは1.5:1〜1:1.5の範囲であり、当該量比は、最も好ましくは約1:1である。特に適した配合物は、C12-30カルボン酸グリコシド20〜40%、C8-20アルキルグルコシド20〜40%および水の混合物となる配合物である。この特定の混合物は、0.1〜1%、好ましくは0.1〜0.5%、より好ましくは0.25〜0.5%の範囲の量で当該組成物に添加する。
【0175】
特に好ましい配合物は、商品名「Lamesoft(登録商標)」、特に「Lamesoft PO65(登録商標)」として販売されている、モノオレイン酸グリセリル20〜40%、ココグルコシド20〜40%および水の混合物の配合物である。この「Lamesoft」製品は、0.1〜1%、好ましくは0.1〜0.5%、より好ましくは0.25〜0.5%の範囲の量で組成物に添加する。
【0176】
有効成分
1個以上の有効成分を含有する組成物を有する製品は、本発明の特に魅力的な実施態様を構成する。
【0177】
親油性または親水性であることのできる有効成分は、適切なキャリアと混合または当該キャリアに取り込むことができる。これらは、有効成分の配合について周知の皮膚受容可能な不活性材料を含む。キャリアは、微細に、または、より粗く粉砕した粉末であることができ、または、顆粒であることさえできる。キャリアは、デンプン、糖、結合剤、滑沢剤、希釈剤、フィラー、崩壊剤、造粒剤および類似成分を含むことができる。キャリア材の性質は、そこに配合する有効成分に、また、望みの配合タイプによって異なる。有効成分取り込み用の特定のキャリアは、有効成分をある形態で捕捉するビーズである。
【0178】
本発明の製品用に親水性または親油性であることのできる有効物質の例は、抗菌剤(例えば、抗細菌剤、抗真菌剤)、抗炎症剤、抗刺激化合物、かゆみ止め、保湿剤、スキンケア成分、植物エキス、ビタミンなどを含む。当該成分の例は、PVPおよび過酸化水素複合体、抗炎症剤、植物エキスとしてビサボロール、パンテノール、トコフェロール、ひりひり感(刺痛)防止剤、抗刺激剤用、ふけ止め用活性剤、老化防止用活性剤(例えばレチノール、メリビオースなど)を含む。他の適切な活性剤は、例えばウマゴヤシ(Medicago officinalis)、キーウィフルーツ(Actinidia chinensis)、アラントイン、アロエベラ(Aloe barbadensis)、バンレイシ(Anona cherimolia)、アンテミス(Anthemis nobilis)、ラッカセイ(Arachis hypogaea)、アルニカ(Arnica montana)、オートムギ(Avena sativa)、β−カロテン、ビサボロール、ボリジ(Borago officinalis)、ブチレングリコール、キンセンカ(Calendula officinalis)、チャノキ(Camellia sinensis)、カンファー、ソホロースリピド(Candida bombicola)、カプリロイルグリシン、パパイヤ(Carica papaya)、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)、塩化セチルピリジニウム、カミツレ(Chamomilla recutita)、アカザ(Chenopodium quinoa)、キナ(Chinchona succirubra)、カラギーナン(Chondrus crispus)、オレンジ(Citrus aurantium dulcis)、ブンタン(Citrus grandis)、レモン(Citrus limonum)、ココヤシ(Cocos nucifera)、コーヒーノキ(Coffea arabica)、サンザシ(Crataegus monogina)、メロン(Cucumis melo)、ジクロロフェニルイミダゾールジオキソラン、ヒラアオノリ(Enteromorpha compressa)、スギナ(Equisetum arvense)、エトキシジグリコール、エチルパンテノール、ファーネソル、フェルラ酸、イチゴ(Fragaria chiloensis)、ゲンチアナ(Gentiana lutea)、イチョウ葉(Ginkgo biloba)、グリセリン、ラウリン酸グリセリル、カンゾウ(Glycyrrhiza glabra)、アメリカマンサク(Hamamelis virginiana)、ヘリオトロピン、水添パームグリセリド、クエン酸塩、加水分解ヒマシ油、加水分解コムギタンパク、セントジョーンズワート(Hypericum perforatum)、ニオイアイリス(Iris florentina)、セイヨウネズ(Juniperus communis)、乳蛋白(lactis proteinum)、ラクトース、ヘナ(Lawsonia inermis)、リナロール(linalool)、アマ(Linum usitatissimum)、リジン、アスパラギン酸マグネシウム、マンゴー(magnifera indica)、ゼニアオイ(Malva sylvestris)、マンニトール、ハチミツ、ティーツリー(Melaleuca alternifolia)、ペパーミント(Mentha piperita)、メンソール、乳酸メンチル、ミモザ(Mimosa tenuiflora)、スイレン(Nymphaea alba)、オラフルル、イネ(Oryza sativa)、パンテノール、流動パラフィン、PEG−20M、PEG−26ホホバ酸、PEG−26ホホバアルコール、PEG−35ヒマシ油、PEG−40水添ヒマシ油、PEG−60水添ヒマシ油、PEG−8カプリル/カプリン酸、アボガド(Persea gratissima)、ペトロラタム(ワセリン)、アスパラギン酸カリウム、ソルビン酸カリウム、プロピレングリコール、アーモンド(Prunus amygdalus dulcis)、アンズ(Prunus armeniaca)、モモ(Prunus persica)、パルミチン酸レチニル、ヒマ(Ricinus communis)、ロサカニナ(Rosa canina)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)、ラズベリー(Rubus idaeus)、サリチル酸、エルダーフラワー(Sambucus nigra)、サルコシン、ノコギリヤシ(Serenoa serrulata)、ホホバオイル(Simmondsia chinensis)、カルボキシメチルベタグルカンナトリウム、ココイルアミノ酸ナトリウム(sodium cocoyl amino acids)、ヒアルロン酸ナトリウム、パルミトイルプロリンナトリウム、ステアロキシトリメチルシラン、ステアリルアルコール、硫化TEA−リシノレート、タルカム、タイム(Thymus vulgaris)、シナノキ(Tilia cordata)、トコフェロール、酢酸トコフェロール、トリデセス−9、小麦胚芽(Triticum vulgare)、チロシン、ウンデシレノイルグリシン、尿素、コケモモ(Vaccinium myrtillus)、バリン、酸化亜鉛、硫酸亜鉛などである。
【0179】
特に興味深いのは、炎症反応を示す、ひりひりする、発赤を起こした、または、損傷を受けた皮膚の治療に使用できる有効成分である。当該成分の例は、亜鉛化合物またはイオウである。
【0180】
前記有効成分は、当該成分の性質およびそれらの用途に応じて、各種濃度で存在することができるが、通常、脂質もしくは前記組成物の総重量に対して表示したw/wで、0.01〜10%(w/w)、好ましくは0.1〜7%(w/w)から、およびさらに好ましくは1〜5%(w/w)の範囲の量で存在する。
【0181】
抗菌剤の典型例は、グラム陽性菌に対して活性を示す物質で、2,4,4'−トリクロロ−2'−ヒドロキシジフェニルエーテル、クロロヘキシジン(1,6−ジ−(4−クロロフェニル−ビグアニド)ヘキサン)またはTCC(3,4,4'−トリクロロカルバニリド)などである。さらに、多くの匂い物質および精油が抗菌活性を有する。典型例は、オイゲノール、メンソール、およびクローブ中のチモール、ミントおよびタイム油などの有効成分である。抗菌性を有する、さらに興味深い天然脱臭剤は、テルペンアルコールファルネゾール(3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1−オール)およびキトサンである。モノラウリン酸グリセリン、ステアリン酸グリセリン、オレイン酸グリセリン、並びに、ジオレイン酸グリセリンも、抗菌活性を有することが認められており、そのマイルドさや副作用のなさから乳児に適用される製品中での使用に特に魅力的である。抗菌剤の量は、異なることができるが、通常、脂質および/または組成物の総量に対して、約0.1〜2%の範囲である。
【0182】
前記脂質および/または組成物は、さらに、1種類以上の保湿剤を含有することができる。これらは、知覚特性を改善し、皮膚水分補給を調節するために添加する。これらの物質は、さらに、前記シート中またはシート上への当該組成物の浸透を高めることができる。保湿剤は、典型的には、当該組成物の総量に対して1〜20%(w/w)、好ましくは5〜15%(w/w)、さらに好ましくは5〜10%(w/w)の量で存在する。
【0183】
適切な保湿剤は、特に、アミノ酸、ピロリドンカルボン酸、乳酸およびその塩、ラクチトール、尿素および尿素誘導体、尿酸、グルコサミン、クレアチニン、コラーゲン加水分解物、キトサンまたはキトサン塩/−誘導体、および特にポリオールおよびポリオール誘導体(例、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、エリスライト、1,2,6−ヘキサントリオール、ポリエチレングリコール、例えばPEG−4、PEG−6、PEG−7、PEG−8、PEG−9、PEG−10、PEG−12、PEG−14、PEG−16、PEG−18、PEG−20、PEG−135、PEG−150)、糖および糖誘導体(特に、フルクトース、グルコース、マルトース、マルチトール、マンニット、イノシット、ソルビット、ソルビチルシランジオール、スクロース、トレハロース、キシロース、キシリット、グルクロン酸およびその塩)、エトキシル化ソルビトール(ソルベス−6、ソルベス−20、ソルベス−30、ソルベス−40)、ハチミツおよび水添ハチミツ、水添デンプン加水分解物、並びに、水添小麦蛋白、加水分解乳蛋白、レシチン、ピサントリオール、ヒアルロン酸およびその塩、およびPEG−20−アセテートコポリマーである。特に好ましい保湿剤は、グリセリン、ジグリセリンおよびトリグリセリンである。
【0184】
本発明に従った製品は、制汗剤または消臭剤として、特にこれらの用途で使用する拭き取りシートまたはティシューとして使用できる。これらの用途の製品では、前記組成物は、例えばアルミニウムクロロハイドレート、アルミニウム−ジルコニウム−クロロハイドレート、並びに、亜鉛塩などの消臭性および/または制汗性を有する有効成分を含有する。
【0185】
本発明に従った製品は、日焼け止め(サンスクリーン)用としても使用でき、その場合、日焼け止め(サンスクリーン)拭き取りシートの形態を取る。これらの製品では、前記脂質および/または組成物は、有機物質であることのできるサンスクリーンフィルターを含有する。UVAまたはUVB−フィルターまたはその両方、もしくは二酸化チタンのような無機色素がある。
【0186】
日焼け剤として、ジヒドロキシアセトンを添加できる。
【0187】
前記脂質および/または組成物は、化粧品として受容可能な染料を含有でき、前記脂質および/または組成物の総量に対して0.001〜0.1%(w/w)の範囲の量で存在できる。
【0188】
前記組成物の塗布
前記組成物は、水性または非水性組成物の塗布に対して、一般に技術上周知の方法を使ってシートに塗布できる。粘性がそれほど高くない液体組成物または半固体組成物の場合、スプレー、ドリップ、浸漬などの技術を応用できる。当該組成物用の好ましい適用法は、適切なノズルからのスプレーまたは、例えば孔やスリットを有する穿孔チューブを使ったドリップによる。浸漬技術は、当該組成物を固定した槽でシートを移動させた後、押し付けによって吸収された液量をコントロールすることによって実施できる。拭き取りシート上の前記液体または半固体組成物の量は、乾燥状態のシート重量に対する当該組成物重量として表すと、約100〜約400%、好ましくは約200〜約400%の範囲であることができる。
【0189】
前記組成物は、均一にまたは不均一に、連続的にまたは非連続的に、シート材の表面または表面の一部に、あるいは、好ましくは全体に様々な方法で塗布できる。任意に当該シートの一部は乾燥したままで、即ち当該組成物を保持せずにいることができる。当該シートの両面にまたは片面だけに組成物を塗布することができる。
【0190】
固体または半固体の組成物は様々な量、例えば基材1g当たり約0.1g〜約10gの量で塗布でき、典型的には基材1g当たり約1.0g〜約10g、好ましくは基材1g当たり約2.0g〜約5g、最も好ましくは乾燥基材1g当たり約2g〜約4.5g、最も好ましくは基材1g当たり約3.7〜約3.8gの量で塗布する。即ち、当該組成物は、17.2 x 21cmのサイズの拭き取りシート1枚当たり約4〜約8g、最も好ましくは拭き取りシート1枚あたり約6gの量で塗布する。
【0191】
固体または半固体の組成物は様々な方法で当該シートに塗布できる。前記組成物は、当該組成物材の当該シート表面上へのコーティングを可能にするいずれかの方法で塗布できる。本明細書で使用する場合、用語「コーティング」は、プリント、カバー、オーバーレイ、仕上げ、スプレー、押出、貼り合せまたは当該シート表面への位相を塗布する他のいずれかの方法を指す。なおも別の技術は、例えばスクリーンプリンティング、ローラープリンティングおよびグラビアプリンティングを含む伝統的なプリント技術に基づいている。
【0192】
前記組成物は、前記シートの表面または表面の一部に、片面あるいは両面に対して塗布できる。均一にまたは不均一に当該シートに塗布でき、不均一とは、当該組成物量の分布が、シート区画全体で異なり、即ち、当該シートのある区画は、当組成物量を他よりも多く有することも、少なく有することもできる。好ましくは、当該組成物を、シートの区画に均一に塗布する。
【0193】
前記組成物は、連続的にまたは非連続的に、シートの片側または表面の両側に塗布でき、あるいは、当該不織布の一表面または両表面を完全にカバーするように塗布することさえできる。
【0194】
前記組成物は、様々な形態を取ることのできるシートの限定部分に塗布できる。当該組成物を塗布できる特定の形態は、例えば縞、点またはスポット、規則的または不規則な形の幾何学図形、例えば円、楕円、正方形、長方形など、ロゴ、文章、文字または何らかの他の不連続パターンであることができる。当該組成物は、離散した縞であることができ、不連続に、即ち断続的に、もしくは好ましくは当該拭き取りシートの表面全体に連続して並べることができる。当該縞は、集まって縞を成す離散した断片のパターンを形成することができ、あるいは、正弦波形や波様および類似パターンなどの反復パターンを有することができる。波状の縞を選択する場合、好ましくは、平行を保ち、各縞が等間隔であるように、隣接する当該縞を同調させる。当該縞は、好ましくは製造し易いように、機械の方向に配向する。
【0195】
半固体または固体の組成物は、典型的には約3〜40g/m2、好ましくは約10〜約20 g/m2の量を当該シートの片面、好ましくは両面に塗布する。あるいは、別法として、当該組成物は、基材1g当たり約0.06g〜0.8g、好ましくは乾燥基材1g当たり約0.20g〜0.40gの量を塗布する。
【0196】
製造
さらなる態様では、本発明は、本明細書で規定するとおりのシートおよび組成物を含む製品の調製法であって、当該方法が本明細書で規定するとおりの組成物とのシートとの接触を含む、調製法に関する。特に、当該方法は、本明細書で規定するとおりの組成物をシートに浸み込ませ、あるいは、特に液体組成物を拭き取りシートに浸み込ませる、または、スプレーすることを含む。
【0197】
本発明は、さらに、本明細書で規定するとおりの製品の調製法であって、当該方法が本明細書で規定するとおりの固体または半固体組成物で多孔質または吸収シートをコートすることを含む調製法に関する。
【0198】
特定の実施では、当該シートを短冊状に、その横径は、最終製品、特にティシューまたは拭き取りシートの横径と同様であるように切断する。その後、短冊状キャリアを、一般に技術上周知で、かつ、適用される方法に従ってたたむ。そのようにたたんだ短冊を、本明細書で規定するとおりの液体組成物で湿潤させ、当該湿潤は、好ましくはスプレーまたはドリップを含む。あるいは、当該布短冊を、最初に湿潤させ、その後、たたむことができる。当該布短冊は、当該組成物含有槽に浸漬させる、または、当該槽を移動させることによっても当該組成物を浸み込ませることができる。当該短冊は、スプレーまたはプリントによって、当該組成物をコートすることもできる。
【0199】
さらなる工程では、シート、特に拭き取りシートの望みのサイズが得られるように、前記短冊を切断する。そのようにして得られたシート(または拭き取りシート)を個別に包装し、もしくは、一定数、例えば10−30枚、好ましく15−25枚、最も好ましくは約20枚の枚数、または50−100枚、好ましくは60−80枚、最も好ましくは約72枚の枚数で
束にし、その後、その束を適当なパッケージ、例えばプラスチックラップ、ボックスなどに包装することができる。
【0200】
前記組成物は、当該シートの製造工程中にいつでも当該シートに塗布することができる。好ましくは、当該組成物は、シート製造工程の終了後、さらに好ましくはシート乾燥後に当該シートに塗布する。当該組成物は、製造直後、まだ湿っている間にシート材に塗布することもできる。
【0201】
用法と性質
本発明に従ったシートは、乳児または成人用拭き取りシートの形態を取ることができ、パーソナルケア製品として広範囲な用途に使用することができる。本発明の製品は、クリーニング用具として使用できるが、当該製品の使用は、この用途のみに制限するものではない。当該製品は、有効物質、特に本明細書で述べる有効物質のアプリケーターとしての使用を認めることができ、あるいは、有効物質のクレンザーおよびアプリケーターとしての使用を認める。当該シートは、多用な用途の拭き取りシートとしての使用を認めることができ、例えば、乳児用クレンジング拭き取りシート、顔または身体のクレンジング拭き取りシート、スキントリートメントまたはスキンコンディショニング、例えば皮膚保湿、皮膚の老化防止などのための拭き取りシート、防虫拭き取りシート、粉末拭き取りシート、トイレ拭き取りシート、制汗拭き取りシート、ピーリング用拭き取りシート、アフターサントリートメント拭き取りシート、サンスクリーン(日焼け防止)拭き取りシート、婦人衛生用拭き取りシート、おむつかぶれ用拭き取りシートを含み、後者は、好ましくは有効成分として酸化亜鉛などを含有する。
【0202】
本発明に従ったシートの凸部は、凹部よりも低い密度を有し、前記組成物、特に当該シート中または上に負荷した液体組成物をより多く吸収する。そのため、これらの組成物は、偶発的に当該シート使用時に皮膚に接触する当該シートの一貫を成す当該シートの凸部で濃縮される。その結果、当該組成物が濃縮された当該シートの凸部との皮膚のさらに緊密な接触が起こり、凸部で皮膚に当該組成物がより多く放出される。これらの組成物がクレンジング組成物、特に液体クレンザーであれば、これによって、さらに効果的なクレンジングができる。これらの組成物がケアの性質を有する特定の成分を含有する場合、あるいは、特に、これらの組成物が有効成分を含有する場合、当該組成物を含有する当該シート製品は、皮膚へのケア成分または有効成分のさらに効果的な移行を発揮する。そのため、本発明に従ったシートは、クレンザー、ケア成分または有効成分またはこれらの組み合わせにとって、より効率的な媒介物である。本発明のシート製品は、さらに、皮膚上でのケアまたは有効成分のより均一な分布を提供する。
【0203】
本発明のシート製品は、柔らかさおよび感触の点で、優れた性質を有する。当該製品は、特定のエンボス加工によって繊維表面が改良され、当該繊維のさらにソフトな感触を提供する。さらに、当該製品は、皮膚への当該拭き取りシートの摩擦が少ないために、より温和なクレンジングを提供する(よりソフトな皮膚感)。
【0204】
本発明の製品は、簡便かつ速やかな適用、本製品のより容易な、かつ、より均一な分布が可能であるため、特に魅力的である。さらに、乳児および小児に適用し易い。
【0205】
これらの有益な性質を考慮して、本発明の製品は、多様な化粧品およびパーソナルケア用途で使用できるが、硬質表面のクリーニングなどのクリーニングの用途での使用も可能である。
【0206】
シート製品の柔らかさは、多数の試験で実証できる。当該試験のあるものは、当該シートを縦方向の平板に載せ、その一端に一定質量の物体を配置すること含む。その後、対象物体が滑り落ちるまで、当該平板の一端を持ち上げる。重りがすべり始めた時の平板の角度を測定し、標準シートの角度と比較する。
【0207】
〔実施例〕
以下の実施例を、INCI用語で示す。
【0208】
〔実施例1〕
ポリエチレン/ポリプロピレンおよびレーヨンのステープル繊維をカーディング装置で加工し、ウェブを製造する。当該カーディング装置は、当該装置下に配置した振動シュートを備えたホッパーフィーダーを含み、当該フィーダーが、繊維を移動させ、均一に、50g/m2の表面重量を有する幅全体に、カーディングおよびスパイク付きローラーを備えたカーディング装置まで均一に広げる。その後、連続ベルトが載せられたカード処理不織布を、光沢機に、その後、水流絡合機に移動させ、そこで、部分水流絡合を行う。次に、そのようにして予め圧密化したウェブを第二の光沢機に、その後、水流絡合/エンボス加工連結機に移す。後者は、その表面に波型パターンの青銅メッシュを備えたドラムを含む。このドラムは3組のウォータージェット列に囲まれており、各組が、約1cmの距離で、ドラムの差し渡しに配したウォータージェット1列を含む。次のウォータージェット列の当該ジェットを、先の列から1cmの約1/3の位置に配置する。それによって3列全部の通過後、当該ウェブの全表面積が圧縮され、水流絡合加工される。この工程で、水流絡合が完了し、同時にエンボス加工が行われる。この工程後、圧密ウェブを乾燥する。
【0209】
〔実施例2〕
前記実施例で述べたとおりに製造した乾燥水流絡合加工シート材を短冊形に切断する。以下の実施例3に示す組成の液体組成物を普通の方法でスプレーする。液体の添加は、拭き取りシート1枚当たり6gに設定した。その後、当該短冊をたたみ、切断する。
【0210】
〔実施例3〕
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

上記の配合物は、リスト順に各成分を混合して調製する。
【0211】
〔実施態様〕
(1)ウェブ形成手順としてカード法(carding)、スパンレイ法(spunlaying)、メルトブロー法(meltblowing)、エアレイ法(airlaying)、ウェットレイ法(wetlaying)またはそれらの混合法によって、および、ウェブ接着法として水流絡合法によって得られる多孔質または吸収不織シートであって、
基材を含み、
前記シートの一方の表面または両表面の実質部分がエンボス加工された三次元パターンを有し、
前記パターンが、互いに隣接して位置する一連の凹凸部を含み、
前記基材の坪量が、表面全体で本質的に同一であり、
前記凸部の密度が、前記凹部の密度よりも低く、
前記凹部の密度が100〜180kg/m3の範囲であり、前記凸部の密度が50〜100kg/m3の範囲である、多孔質または吸収不織シート。
(2)実施態様1記載のシートであって、
前記凹部が非平坦部分よりも少ない平坦部分を有し、および/または、
凸部がいずれも平坦部分を有しない、シート。
(3)実施態様1または2記載のシートであって、
前記シートの坪量が10〜80g/m2の範囲である、シート。
(4)実施態様1〜3のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートは、セルロース繊維と合成繊維の混合物を使用した、特に合成繊維30〜50重量%およびセルロース繊維50〜70重量%を使用した水流絡合法によって、製造される、シート。
(5)実施態様1〜4のいずれか1つに記載のシートであって、
少なくとも1つの凹部の少なくとも一部の断面が、主に、その底部で少なくとも部分的に平坦な円形を示す、シート。
【0212】
(6)実施態様1〜5のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、ウェブ形成工程で前駆基材を製造し、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
(7)実施態様1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの第一の不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、第一の前駆基材層を製造し、前記の第一の前駆基材層上に、少なくとも1つの第二の繊維層をエアレイ法で配置し、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの第三繊維層をカード法に供し、前記の第二の前駆基材層に隣接して前記の第三の前駆基材層を配置し、前駆基材とし、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
(8)実施態様1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材を、少なくとも1回のカード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層と、スパンレイ法によって得られ、前記の第一の前駆基材層の最上部に少なくとも部分的に配置した第二の前駆基材層とによって製造し、前記層化前駆基材を水流絡合ウェブボンド工程に供する、シート。
(9)実施態様1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材が、カード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、続いて、エアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、続いて、スパンレイ法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層、続いて、順に、カード法によって得られる少なくとも1つの第4前駆基材層を含み、前記多層化前駆基材を水流絡合処理ウェブ接着工程に供する、シート。
(10)実施態様1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材が、カード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、続いて、エアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、続いて、メルトブロー法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層、続いて、順に、カード法によって得られる少なくとも1つの第4前駆基材層を含み、
前記の第一から第四までの前駆基材層を、互いの最上部に重ね合わせると、前記前駆基材を形成し、これを水流絡合処理ウェブ接着工程に供する、シート。
【0213】
(11)実施態様1〜10のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面全体に三次元パターンが存在し、前記シートの一表面または両表面にエンボス加工パターンが存在できる、シート。
(12)実施態様1〜11のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が前記シートの一表面または両表面に存在する1つ以上のパターンを形成し、異なるパターンが互いに隣接し、パターンのない区域で分けられている、シート。
(13)実施態様1〜12のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が、ほぼ同一のサイズと形の凹凸部の繰り返しパターンとして配列する、シート。
(14)実施態様1〜13のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部の密度が、120〜170kg/m3の範囲で、前記凸部の密度が、60〜90kg/m3の範囲である、シート。
(15)実施態様1〜14のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が線または縞のパターンを形成し、好ましくは、これらの縞または線が、シートの一方の側から他方の側まで、一方向に連続して走り、さらに好ましくは、前記シートを製造する機械の方向、または、横方向に走る、シート。
【0214】
(16)実施態様1〜15のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が平行に走り、好ましくは波状パターン、ジグザグパターン、または複数の線または縞のパターンを取る、シート。
(17)実施態様1〜16のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面の少なくとも片面が、横断面に、正弦波状の形を有する、シート。
(18)実施態様1〜17のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部、凸部の幅が当該シートの表面全体で実質的に同一であり、好ましくは、前記凸部の幅が前記凹部の幅にほぼ等しい、シート。
(19)実施態様1〜18のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの一表面または両表面の少なくとも一部分が畝状パターンを有する、シート。
(20)実施態様1〜19のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートが乾燥状態である、もしくは、適当な組成物が含浸および/またはコートされている、シート。
【0215】
(21)実施態様20記載のシートであって、
前記組成物が水性液または油性液、好ましくは、水溶液、O/W型エマルジョン、PITエマルジョン、W/O型エマルジョン、複合エマルジョン、Pickeringエマルジョン、ミクロエマルジョン、油性溶液または配合液および水分散液(hydro−dispersion)である、シート。
(22)実施態様1〜21のいずれか1つに記載の多孔質または吸収シートの製造法であって、
前記方法が、繊維ウェブを隆起および陥没を呈する形成部材の上または向かい合わせて配置し、一定の圧力をかけて当該ウェブを当該形成部材に押し付け、前記圧力量が前記形成部材のパターンを永久エンボス加工するのに適した量であり、当該ウェブを前記形成部材に押し付ける前、最中または後に絡合する、多孔質または吸収シートの製造法。
(23)実施態様22記載の方法であって、
前記ウェブを、水流絡合中にウォータージェットの圧力の影響下で前記形成部材に押し付ける、方法。
(24)実施態様23記載の方法であって、
前記繊維ウェブを絡合し、水流絡合法によって、およびその間にエンボス加工する、方法。
(25)実施態様22〜24記載の方法であって、
前記形成部材が形成プレート、形成ベルトおよび/または形成シリンダーを含む、方法。
【0216】
(26)実施態様23〜25記載の方法であって、
前記形成部材のその表面の少なくとも1つが、少なくとも部分的に金属、特にスチール、銅および/または青銅または合成材、特にプラスチック、合成ゴムおよび/または熱可塑性エラストマー(TPE)、および/または天然ゴムからできている、方法。
(27)実施態様23〜26記載の方法であって、
前記形成部材が自立型形成部材である、方法。
(28)実施態様22〜27記載の方法であって、
前記形成部材が、前記の隆起および陥没部を含む、本質的に連続した表面を含む、方法。
(29)実施態様22〜28記載の方法であって、
前記形成部材を支持部材、特に支持シリンダーに固定する、方法。
(30)実施態様22〜29記載の方法であって、
前記形成部材が、前記シート上に凹凸部を形成する形状をなす凹凸部を有する、支持シリンダー上の青銅ワイヤーメッシュを含む、方法。
【0217】
(31)基材を含む多孔質または吸収シートであって、
前記シートの一表面または両表面の実質部分が、エンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、前記基材坪量が表面全体で本質的に同一であり、凸部の密度が凹部の密度よりも低い、多孔質または吸収シート。
(32)実施態様31記載の多孔質または吸収シートであって、
前記シートの一表面または両表面の実質部分がエンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、前記凸および/または凹部の少なくとも1つに平坦部分がなく、あるいは、非平坦部分よりも平坦の少ない部分を有し、および/または、前記凸または凹部の平坦部分に覆われた総面積が、前記凸または凹部の非平坦部分で覆われた面積よりも小さく、前記基材の坪量が表面全体で本質的に同一であり、前記凸部の密度が前記凹部の密度よりも低い、多孔質または吸収シート。
(33)実施態様31または32記載の多孔質または吸収シートであって、
前記シートの一表面または両表面の実質部分がエンボス加工した三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、前記凸および/または凹部のいずれも平坦部分がなく、前記基材の坪量が表面全体で同一であり、前記凸部の密度が、前記凹部の密度よりも低い、多孔質または吸収シート。
(34)実施態様31〜33のいずれか1つに記載の多孔質または吸収シートであって、
−前駆基材を提供し、
−形成部材を提供し、像面を有し、当該像面に彫り込まれた三次元パターンを有し、前記パターンが一連の凹凸部を含み、
−前記の前駆基材を前記の三次元移動器具上で進め、水圧エネルギーを前記の前駆基材に加え、当該前駆基材繊維を一斉に絡合し、基材を仕上げ、当該基材に一連の凹凸部を含む三次元パターンを付け、前記基材の坪量が表面全体で本質的に同一であり、凸部の密度が凹部の密度よりも低いことによって得られる、多孔質または吸収シート。
(35)実施態様31〜34のいずれか1つに記載のシートであって、
少なくとも1つの凹部の少なくとも一部の断面が、主に、その底部で少なくとも部分的に平坦な円形を示す、シート。
【0218】
(36)実施態様31〜35のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面全体に三次元パターンが存在し、前記シートの一表面または両表面にエンボス加工パターンが存在できる、シート。
(37)実施態様31〜36のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が互いに隣接して位置する、シート。
(38)実施態様31〜37のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が前記シートの一表面または両表面に存在する1つ以上のパターンを形成し、異なるパターンが互いに隣接し、パターンのない区画で分けられている、シート。
(39)実施態様31〜38のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が、ほぼ同一のサイズと形の凹凸部の繰り返しパターンとして配列されている、シート。
(40)実施態様31〜39のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が線または縞のパターンを形成し、好ましくは、これらの縞または線が、シートの一方の側から他方の側まで、一方向に連続して走り、さらに好ましくは、前記シートを製造する機械の方向、または、横方向に走る、シート。
【0219】
(41)実施態様31〜40のいずれか1つに記載のシートであって、前記凹凸部が平行に走り、好ましくは波状パターン、ジグザグパターン、または複数の線または縞のパターンを取る、シート。
(42)実施態様30〜41のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面の少なくとも片面が、横断面に、正弦波状の形を有する、シート。
(43)実施態様30〜42のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部、凸部の幅が当該シートの表面全体で実質的に同一であり、好ましくは、前記凸部の幅が前記凹部の幅にほぼ等しい、シート。
(44)実施態様30〜43のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部分の密度が、40〜300、好ましくは100〜180および最も好ましくは120〜170kg/m3の範囲で、前記凸部の密度が、20〜120、好ましくは50〜100および最も好ましくは60〜90kg/m3の範囲である、シート。
(45)実施態様30〜44のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収シートが、不織材、好ましくは、ウェブ形成法としてカード法(carding)、スパンレイ法(spunlaying)、メルトブロー法(meltblowing)、エアレイ法(airlaying)、ウェットレイ法(wetlaying)またはそれらの混合方式によって、また、ウェブボンド法として水流絡合によって得られる不織材である、シート。
【0220】
(46)実施態様30〜45のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、ウェブ形成工程で前駆基材を製造し、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
(47)実施態様30〜46のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの第一の不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、第一の前駆基材層を製造し、前記の第一の前駆基材層上に、少なくとも1つの第二の繊維層をエアレイ法で配置し、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの第三繊維層をカード法に供し、前記の第二の前駆基材層に隣接して前記の第三の前駆基材層を配置し、前駆基材とし、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
(48)実施態様30〜47のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの一表面または両表面の少なくとも一部分が畝状パターンを有する、シート。
(49)実施態様30〜48のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートが乾燥状態である、もしくは、適当な組成物が含浸および/またはコートされている、シート。
(50)実施態様49記載のシートであって、
前記組成物が水性液または油性液、好ましくは、水溶液、O/W型エマルジョン、PITエマルジョン、W/O型エマルジョン、複合エマルジョン、Pickeringエマルジョン、ミクロエマルジョン、油性溶液または配合液および水分散液(hydro−dispersion)である、シート。
【0221】
(51)実施態様30〜50のいずれか1つに記載の多孔質または吸収シートの製造法であって、
前記方法が、繊維ウェブを隆起および陥没を呈する形成部材の上に、または、向かい合わせて配置し、一定の圧力をかけて当該ウェブを当該形成部材に押し付け、前記圧力量が前記形成部材のパターンを永久エンボス加工するのに適した量であり、当該ウェブを前記形成部材に押し付ける前、最中または後に絡合する、多孔質または吸収シートの製造法。
(52)実施態様51記載の方法であって、
前記ウェブを、水流絡合中にウォータージェットの圧力の影響下で前記形成部材に押し付ける、方法。
(53)実施態様52記載の方法であって、
前記繊維ウェブを絡合し、水流絡合法によって、およびその間にエンボス加工する、方法。
(54)実施態様51〜53記載の方法であって、
前記形成成形部材が形成プレート、形成ベルトおよび/または形成シリンダーを含む、方法。
(55)実施態様51〜54記載の方法であって、前記形成部材のその表面の少なくとも1つが、少なくとも部分的に金属、特にスチール、銅および/または青銅または合成材、特にプラスチック、合成ゴムおよび/または熱可塑性エラストマー(TPE)、および/または天然ゴムからできている、方法。
【0222】
(56)実施態様51〜55記載の方法であって、前記形成成形部材が自立型形成部材である、方法。
(57)実施態様51〜56記載の方法であって、
前記形成部材が、前記の隆起および陥没部を含む、本質的に連続した表面を含む、方法。
(58)実施態様51〜57記載の方法であって、
前記形成部材を支持部材、特に支持シリンダーに固定する、方法。
(59)実施態様51〜58記載の方法であって、
前記成形部材が、前記シート上に凹凸部を形成する形状をなす凹凸部を有する、支持シリンダー上の青銅ワイヤーメッシュを含む、方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェブ形成手順としてカード法(carding)、スパンレイ法(spunlaying)、メルトブロー法(meltblowing)、エアレイ法(airlaying)、ウェットレイ法(wetlaying)またはそれらの混合法によって、および、ウェブ接着法として水流絡合法によって得られる多孔質または吸収不織シートであって、
基材を含み、
前記シートの一方の表面または両表面の実質部分がエンボス加工された三次元パターンを有し、
前記パターンが、互いに隣接して位置する一連の凹凸部を含み、
前記基材の坪量が、表面全体で本質的に同一であり、
前記凸部の密度が、前記凹部の密度よりも低く、
前記凹部の密度が100〜180kg/m3の範囲であり、前記凸部の密度が50〜100kg/m3の範囲である、
多孔質または吸収不織シート。
【請求項2】
請求項1記載のシートであって、
前記凹部が非平坦部分よりも少ない平坦部分を有し、および/または、
凸部がいずれも平坦部分を有しない、シート。
【請求項3】
請求項1または2記載のシートであって、
前記シートの坪量が10〜80g/m2の範囲である、シート。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートは、セルロース繊維と合成繊維の混合物を使用した、特に合成繊維30〜50重量%およびセルロース繊維50〜70重量%を使用した水流絡合法によって、製造される、シート。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1つに記載のシートであって、
少なくとも1つの凹部の少なくとも一部の断面が、主に、その底部で少なくとも部分的に平坦な円形を示す、シート。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、ウェブ形成工程で前駆基材を製造し、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記多孔質または吸収基材が、少なくとも1つの第一の不織繊維の繊維層を、少なくとも1台のカーディング装置を使用してカード法に供し、第一の前駆基材層を製造し、前記の第一の前駆基材層上に、少なくとも1つの第二の繊維層をエアレイ法で配置し、少なくとも1台のカーディング装置を使用して不織繊維の少なくとも1つの第三繊維層をカード法に供し、前記の第二の前駆基材層に隣接して前記の第三の前駆基材層を配置し、前駆基材とし、これを水流絡合法に供することによって得られる不織材である、シート。
【請求項8】
請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材を、少なくとも1回のカード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層と、スパンレイ法によって得られ、前記の第一の前駆基材層の最上部に少なくとも部分的に配置した第二の前駆基材層とによって製造し、前記層化前駆基材を水流絡合ウェブボンド工程に供する、シート。
【請求項9】
請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材が、カード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、続いて、エアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、続いて、スパンレイ法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層、続いて、順に、カード法によって得られる少なくとも1つの第4前駆基材層を含み、前記多層化前駆基材を水流絡合処理ウェブ接着工程に供する、シート。
【請求項10】
請求項1〜6のいずれか1つに記載のシートであって、
前記前駆基材が、カード法によって得られる少なくとも1つの第一前駆基材層、続いて、エアレイ法によって得られる少なくとも1つの第二前駆基材層、続いて、メルトブロー法によって得られる少なくとも1つの第三前駆基材層、続いて、順に、カード法によって得られる少なくとも1つの第4前駆基材層を含み、
前記の第一から第四までの前駆基材層を、互いの最上部に重ね合わせると、前記前駆基材を形成し、これを水流絡合処理ウェブ接着工程に供する、シート。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面全体に三次元パターンが存在し、前記シートの一表面または両表面にエンボス加工パターンが存在できる、シート。
【請求項12】
請求項1〜11のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が前記シートの一表面または両表面に存在する1つ以上のパターンを形成し、異なるパターンが互いに隣接し、パターンのない区域で分けられている、シート。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が、ほぼ同一のサイズと形の凹凸部の繰り返しパターンとして配列する、シート。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部の密度が、120〜170kg/m3の範囲で、前記凸部の密度が、60〜90kg/m3の範囲である、シート。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が線または縞のパターンを形成し、好ましくは、これらの縞または線が、シートの一方の側から他方の側まで、一方向に連続して走り、さらに好ましくは、前記シートを製造する機械の方向、または、横方向に走る、シート。
【請求項16】
請求項1〜15のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹凸部が平行に走り、好ましくは波状パターン、ジグザグパターン、または複数の線または縞のパターンを取る、シート。
【請求項17】
請求項1〜16のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの表面の少なくとも片面が、横断面に、正弦波状の形を有する、シート。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか1つに記載のシートであって、
前記凹部、凸部の幅が当該シートの表面全体で実質的に同一であり、好ましくは、前記凸部の幅が前記凹部の幅にほぼ等しい、シート。
【請求項19】
請求項1〜18のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートの一表面または両表面の少なくとも一部分が畝状パターンを有する、シート。
【請求項20】
請求項1〜19のいずれか1つに記載のシートであって、
前記シートが乾燥状態である、もしくは、適当な組成物が含浸および/またはコートされている、シート。
【請求項21】
請求項20記載のシートであって、
前記組成物が水性液または油性液、好ましくは、水溶液、O/W型エマルジョン、PITエマルジョン、W/O型エマルジョン、複合エマルジョン、Pickeringエマルジョン、ミクロエマルジョン、油性溶液または配合液および水分散液(hydro-dispersion)である、シート。
【請求項22】
請求項1〜21のいずれか1つに記載の多孔質または吸収シートの製造法であって、
前記方法が、繊維ウェブを隆起および陥没を呈する形成部材の上または向かい合わせて配置し、一定の圧力をかけて当該ウェブを当該形成部材に押し付け、前記圧力量が前記形成部材のパターンを永久エンボス加工するのに適した量であり、当該ウェブを前記形成部材に押し付ける前、最中または後に絡合する、
多孔質または吸収シートの製造法。
【請求項23】
請求項22記載の方法であって、
前記ウェブを、水流絡合中にウォータージェットの圧力の影響下で前記形成部材に押し付ける、方法。
【請求項24】
請求項23記載の方法であって、
前記繊維ウェブを絡合し、水流絡合法によって、およびその間にエンボス加工する、方法。
【請求項25】
請求項22〜24のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材が形成プレート、形成ベルトおよび/または形成シリンダーを含む、方法。
【請求項26】
請求項23〜25のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材のその表面の少なくとも1つが、少なくとも部分的に金属、特にスチール、銅および/または青銅または合成材、特にプラスチック、合成ゴムおよび/または熱可塑性エラストマー(TPE)、および/または天然ゴムからできている、方法。
【請求項27】
請求項23〜26のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材が自立型形成部材である、方法。
【請求項28】
請求項22〜27のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材が、前記の隆起および陥没部を含む、本質的に連続した表面を含む、方法。
【請求項29】
請求項22〜28のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材を支持部材、特に支持シリンダーに固定する、方法。
【請求項30】
請求項22〜29のいずれかに記載の方法であって、
前記形成部材が、前記シート上に凹凸部を形成する形状をなす凹凸部を有する、支持シリンダー上の青銅ワイヤーメッシュを含む、方法。

【公表番号】特表2006−525440(P2006−525440A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505348(P2006−505348)
【出願日】平成16年4月30日(2004.4.30)
【国際出願番号】PCT/EP2004/004627
【国際公開番号】WO2004/097096
【国際公開日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【出願人】(597046982)ジョンソン・アンド・ジョンソン・ゲーエムベーハー (13)
【氏名又は名称原語表記】Johnson & Johnson Gmbh
【住所又は居所原語表記】Kaiserswerther Strasse 270,D−40474 Duesseldorf,Germany
【Fターム(参考)】