説明

パターン状指標を有する不織製品

【課題】 製品内に含まれる添加物又は成分の存在を示すパターン状指標を有するシート状製品を提供する。
【解決手段】 製品内に含まれる添加物又は成分の存在を示すためのパターン状指標を有するシート状製品。本発明人は、特定のバースト状パターンが他のパターンに比べて様々な利点及び利益をもたらすことを見出した。本発明により形成されたパターンは、本発明のパターンを他のパターンと区別するために画像処理操作中に画像解析された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品内に含まれる添加物又は成分の存在を示すパターン状指標を有するシート状製品に関する。
【背景技術】
【0002】
標準的なティッシュのような多くのワイプ製品は、通常は白色又は同一色である。例えばペーパータオルのようないくつかの場合においては、装飾を製品の外側に印刷することができ、消費者に対してその魅力を強調する。それにも関わらず、ローション、殺ウイルス剤、及び封入芳香剤のような付加的な特殊成分を有するティッシュは、他の製品と区別する視覚的に独特な外観を通常は持たない。その代わり、これらは、一般的に、他のワイプ製品同様に白色か、着色されるか、又は印刷され、その包装によって消費者へ独特の特性又は特徴があることを伝えている。
【0003】
他のティッシュと視覚的に区別可能な特殊成分を含むティッシュを作るために、内部指標を有する多層ティッシュが、本明細書において引用により組み込まれているHollenberg他に付与された米国特許第6,221,211号に開示されている。Hollenberg他の特許においては、製品が独特な成分又は特性を含むことを示す視覚的インジケータが、多層ティッシュの1つ又はそれ以上の層の内部表面に印刷、染色、又は他の方法で付加されている。視覚的インジケータは、花模様及び風刺漫画のような装飾、又は反復する点、正方形、菱形、及び三角形のような幾何学的及び抽象的の形態とすることができる。
【0004】
Hollenberg他の特許は、当業技術に大きな進歩をもたらしたが、本発明は、更なる改良に関する。特に、ティッシュ製品が独特な成分を含むことを示す印刷指標の使用は、この目的に有効ではあるが、本発明人は、比較的大量のインクを製品上に印刷することが逆に製品の全体的美観を損なう可能性があることを認めた。具体的には、ティッシュ製品のユーザの一部は、インクを汚染物質、従ってあまり望ましくないものとして感じる可能性がある。インクはまた、ベースシートの剛性を増加させ、臭気の問題を生じる可能性がある。
従って、製品の全体的美観を損なうことなく、特定の添加物の存在を示すのに有効な、不織製品に付加することができるパターン状指標に対する必要性が現在存在している。
【0005】
定義
本明細書で用いられる場合、「パターンの占有面積パーセントに対する画像処理操作」は、米国イリノイ州バノックバーン所在の「Leica、Inc.」から市販されている「QUANTIMET」画像解析システム、例えば「QUANTIMET 970」画像解析システム又は任意の同様のシステムなどを用いて判断されるものとする。このようなシステムは、既に形成されたパターンを画像処理する(又は「増大させる」)ことでパターンを解析し、得られた占有表面積パーセントをプロットすることができる。得られたプロットは、次に、1つのパターンを別のパターンと区別する手段を提供する2次多項式に当て嵌めることができる。この「QUANTIMET」画像解析システムの操作は、以下の実施例で更に説明される。
【0006】
【特許文献1】米国特許第6,221,211号
【特許文献2】米国特許第4,738,847号
【特許文献3】米国特許第4,793,898号
【特許文献4】米国特許第4,594,130号
【特許文献5】米国特許第3,585,104号
【特許文献6】米国特許第5,595,628号
【特許文献7】米国特許第4,100,324号
【特許文献8】米国特許第4,604,313号
【特許文献9】米国特許第5,350,624号
【発明の開示】
【0007】
本発明は、一般的に、製品が化学成分のような特定の添加物を含むことを示す明確な視覚的キュー又はパターン状指標が設けられた、パルプ繊維及び/又は合成ポリマー繊維を含む不織材料のような不織製品に関する。本発明人は、特定のパターンが他の様々なパターンと比較して利益及び利点をもたらすことを見出した。本発明のパターンは、製品が特定の添加物を含むことをユーザに伝え、その製品を競合他社の製品と区別するバースト状デザイン又はパターンを含む。本発明は、不織製品における添加物の存在を示すと同時に、パターンを構成する際にインク又は染料の使用量を最小にすることに十分に適することが見出された。
【0008】
一実施形態では、例えば、本発明は、ベースシートを含む不織製品に関する。ベースシートは、1つ又はそれ以上の層の不織ウェブを含むことができる。本発明によると、ベースシートは、ベースシートに付加された添加物の存在を示すパターン状指標を含む。パターン状指標は、ベースシートの少なくとも一方の側から可視である。パターン状指標は、バースト状デザインを有し、画像処理操作に対して指標の占有面積パーセントを比較する時に、このパターン状指標は、以下の数式、
f(x)=Ax2+Bx+Y
により規定され、ここで、Aは約−0.7から約−0.4、Bは約12から約16、及びYは約2から約5である。
【0009】
本発明のパターン状指標は、任意の適切な添加物の存在を示すように用いることができる。添加物の例には、例えば、殺ウイルス剤、ポリシロキサンなどの軟化剤、皮膚軟化剤、消毒剤、封入芳香剤、洗浄剤、保湿剤、及び抗菌剤などが含まれる。
一実施形態では、不織製品は、複数の層を含むことができる。パターン状指標は、1つ又はそれ以上の層の内部表面に印刷、染色、又は別の方法で付加することができる。パターン状指標は、指標が製品の外側の層を通して見えるように付加することができる。内部に付加されたパターン状指標の可視性は、外側層の秤量及び/又は着色の強度により制御することができる。
他の実施形態では、パターン状指標はまた、ベースシートの外側表面に配置することができることを理解すべきである。
【0010】
本発明により処理される不織製品は、例えば、パルプ繊維から製造されたティッシュ製品とすることができる。ティッシュ製品は、例えば、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、及びペーパータオルなどとすることができる。ティッシュ製品は、約10gsmから約100gsmの秤量を有することができる。
本発明の不織製品はまた、ウェットワイプ及び予め湿らしたトイレットペーパーを含む予め湿らしたワイプとすることができる。本発明により処理される他の製品は、メルトブローンウェブ、スパンボンドウェブ、及びこれらの積層体を含有する製品のような、ポリマー繊維から製造された使い捨て製品を含む。
【0011】
パターン状指標の色は、緑色、桃色、白色、又はピンク色のような任意の適切な色とすることができる。1つの特定的な実施形態では、例えば、不織製品は白色であり、一方、パターン状指標は明るい青色である。
当業者に対する最適な態様を含む本発明の完全かつ実行可能な開示内容は、添付図面の参照を含む本明細書の残りの部分でより具体的に示される。
本明細書及び図面における参照文字の反復使用は、本発明の同一又は類似の形態又は要素を表すものとする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本説明は、単に例示的に実施形態を説明するものであり、本発明のより広範な態様を制限する意図がないことは当業者には理解されるものとする。
一般的に、本発明は、シート状製品に関するものであり、この製品は、化学添加物のような添加物の存在を示し、製品に付加されたパターン状指標を含む。例えば、図1を参照すると、本発明のパターン状指標の一実施形態が示されている。図示のように、本発明のパターン状指標は、一般的に反復バースト状デザインを有する。フォーカス・グループ及び様々な研究を通して、本発明人は、図1に示すようなバースト状パターンが他の様々なパターンよりも様々な利点及び利益をもたらすことを見出した。
【0013】
パターン状指標は、特定の添加物又は特殊成分の存在を示し、このような製品を競合他社製品と区別するように意図されている。視覚的キューは、嗅覚的キューのような他のキューよりもこの目的に有効であると考えられる。図1に示されているバースト状パターンに関して、この特定のパターンは、他のパターンとは対照的に、製品が望ましい添加物を実際に含んでおり、その添加物が、魅力的であることが判明した、製品にいくらか無作為に付加されているという印象を消費者に伝えることが分った。更に、このパターンは、添加物の存在を示す一方、使用するインク又は染料は最小である。インク又は染料が、例えばティッシュ製品に存在すると、消費者は、インク又は染料を汚染物質と見なす逆効果をもたらすことがある。しかし、この悪影響は、図1に示されているバースト状パターンによって最小にされることが見出された。更に、インクの使用量を最小にすることにより、剛性及び匂いのような製品の特性に悪影響が及ぼされない。
全体的として、本発明人は、バースト状パターンが加工ティッシュを他の製品と区別するのに十分に適することを発見した。更に、バースト状パターンは、製品の全体的美観を阻害することなく、有用な添加物を含んでいることを消費者に伝える。
【0014】
本発明のバースト状パターンの特性を示すために、パターンは、以下の実施例でより詳細に説明するように画像解析された。具体的には、パターン状指標の占有面積パーセントを画像処理操作に対して比較する時に、本発明のパターン状指標は、以下の数式によって規定することができる。
f(x)=Ax2+Bx+Y
ここで、Aは約−0.7から約−0.4、Bは約12から約16、及びYは約2から約5である。上述の数式は、本発明のパターン状指標を特徴付ける、すなわち、その「指紋を取る」と考えられ、本発明の範囲に該当しない他のパターンと区別するのに用いることができる。
【0015】
本発明のパターン状指標は、任意のシート状製品に任意の適切な技術で付加することができる。例えば、印刷、スプレー、繊維染色ビーター、及びコーティングなどにより、パターン状指標を製品に付加することができる。
パターン状指標は、単層又は多層製品に付加することができる。一実施形態では、例えば、パターン状指標は、製品の一方又は両方の外側表面に付加することができる。代替的に、製品が多層を含む場合、パターン状指標が製品の少なくとも一方から目に見える限り、パターン状指標は、内部表面に付加することができる。
【0016】
例えば、図2は、本発明により製造された3層シート状製品の概略断面図である。これは、第1の外側層10、第2の外側層11、及び単一の内側層12として示されている。製品は、内部層表面13、14、15、及び16を含む。本発明により、バースト状のパターン状指標17は、この実施形態では内部層表面14に付加されたものである。外側層10の秤量及び不透明性、及びパターン状指標17の着色強度を制御することにより、パターン状指標は、添加物の存在を示すために層10を通して可視のままであることができる。
パターン状指標17を内部表面14に付加することに加え、又はその代わりに、パターン状指標は、内部表面13、15、及び16に付加することもできることも理解すべきである。
【0017】
図3を参照すると、本発明により製造された2層製品の実施形態の概略断面図が示されている。この実施形態では、製品は、外側層20及び21、及び内部層表面22及び23を含む。本発明により作成されたパターン状指標24は、内部表面22に付加されて示されている。このようにして、パターン状指標は、一方の外側表面を通して又は両方の外側表面を通して製品から可視であることができる。
【0018】
本発明のパターン状指標の色及び陰影は、特定の用途によって変化させることができる。一般的に、製品のユーザにパターン状指標が見える限り、任意の適切な色を用いることができる。例えば、シート状製品が白色である時は、パターン状指標は、緑色、桃色、青色、及びピンク色などにすることができる。1つの特定的な実施形態では、例えば、パターン状指標は、明るい青色である。本発明人は、明るい青色が、用途によっては、消費者に安全、無菌、及び清潔であると感じられることを見出した。しかし、他の色及び陰影も、様々な用途で特定の利益を有することができる。
【0019】
本発明のパターン状指標は、シート状製品に含まれる任意の特定の化学添加物又は特殊成分の存在を示すように用いることができる。例えば、一実施形態では、パターン状指標は、殺ウイルス剤の存在を示すように用いることができる。例えば、適切な殺ウイルス剤組成は、以下に限定はしないが、Rothe他に付与された米国特許第4,738,847号に開示されるものを含む。このような組成は、以下に限定はしないが、化学式R−COOHを有する酸を含み、ここで、Rは、低級アルキル、置換低級アルキル、カルボキシ低級アルキル、カルボキシ・ヒドロキシ低級アルキル、カルボキシ・ハロ低級アルキル、カルボキシ染料ヒドロキシ低級アルキル、染料カルボキシ・ヒドロキシ低級アルキル、低級アルケニル、カルボキシ低級アルケニル、染料カルボキシ低級アルケニル、及びフェニル及び置換フェニル基から成る群から選択される。また、界面活性剤、及び/又は酸と陰イオン界面活性剤の組合せのような酸と界面活性剤の組合せも含まれる。例示的な殺ウイルス剤組成は、クエン酸、リンゴ酸、クエン酸とリンゴ酸の混合物、及びこれらの酸とラウリル硫酸ナトリウムの組合せを含む。しかし、他の多くの殺ウイルス剤組成も、パターン状指標に関連して用いることができることを理解すべきである。
【0020】
別の実施形態では、パターン状指標は、ポリシロキサンのような軟化剤の存在を示すように用いることができる。適切なポリシロキサンは、以下に限定はしないが、ポリジメチル・シロキサン、ポリジメチル・シロキサンの混合物、アルキレン酸化修飾ポリジメチル・シロキサン、有機修飾ポリシロキサン、及び環状及び非環状修飾ジメチル・シロキサンの混合物などを含む。アミノ修飾ポリシロキサンを用いることもできる。
殺ウイルス剤及び軟化材に加えて、本発明のパターン状指標は、例えば、皮膚軟化剤と、メントール、ユーカリ、ヤマモモ、及びポプリなどのような封入芳香剤と、洗浄剤と、保湿剤と、抗菌剤と、消毒剤と、他の任意の適切な成分の存在を示すように用いることもできる。
【0021】
添加物は、パターン状指標とは独立にシート状製品に付加することができる。例えば、殺ウイルス剤は、シート状製品の表面全体に亘ってスプレー又は印刷することができ、一方、パターン状指標は、印刷されたインク又は染色のパターンとすることができる。代替的に、添加物は、指標が添加物を含有する製品の部分をマーク付けするように、パターン状指標に組み込むことができる。どちらにしても、パターン状指標は、製品内の添加物の存在を示すものである。
【0022】
一般的に、任意の適切なシート状製品は、添加物の存在を示すために本発明によるパターン状指標を用いて処理することができる。例えば、一実施形態では、シート状製品は、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ペーパータオル、及び工業用ワイプなどのようなティッシュ製品とすることができる。ティッシュ製品は、一般的に、少なくとも2cc/gの体積密度を有する。ティッシュ製品は、1つ又はそれ以上の層を含むことができ、多くの適切な種類の繊維から製造することができる。
【0023】
ペーパーウェブの製造に適する繊維は、任意の天然又は合成セルロース系繊維を含み、これには、以下に限定はしないが、木綿、アバカ、ケナフ、サバイグラス、亜麻、アフリハネカヤ、わら、ジュート麻、バガス、トウワタフロス繊維、及びパイナップル葉繊維のような非木質繊維と、北方及び南方針葉クラフト繊維のような軟材繊維、及びユーカリ、カエデ、樺、及びアスペンのような硬材繊維を含む落葉樹及び針葉樹から得られるもののような木質繊維とが含まれる。木質繊維は、高収率又は低収率形態で準備することができ、クラフト、亜硫酸塩剤、高収率パルプ化法、及び他の公知のパルプ化法を含む公知の方法のいずれによってもパルプ化することができる。1988年12月27日にLaamanen他に付与された米国特許第4,793,898号、1986年6月10日にChang他に付与された米国特許第4,594,130号、及び米国特許第3,585,104号に開示された繊維及び方法を含むオルガノソルブパルプ化法から製造された繊維を用いることもできる。有用な繊維は、1997年1月21日にGordon他に付与された米国特許第5,595,628号に例示されたアントラキノンパルプ化によって生成することもできる。乾燥重量で50%まで又はそれ以下、又は乾燥重量で約5%から約30%までのような繊維の一部分は、レーヨン、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、二成分鞘芯繊維、及び多成分バインダー繊維などのような合成繊維とすることができる。例示的なポリエチレン繊維は、「Hercules、Inc.」(米国デラウェア州ウィルミントン)から入手可能な「Pulpex(登録商標)」である。公知の漂白方法を用いることができる。合成セルロース系繊維の種類には、あらゆる種類のレーヨンとビスコース又は化学修飾セルロースから得られた他の繊維とが含まれる。シルケット加工パルプ、化学補強又は交差結合繊維、又はスルホン化繊維のような化学処理された天然セルロース系繊維を用いることができる。製紙繊維を使用する際の良好な機械的特性に関して、繊維は、比較的損傷を受けておらず、大部分は未精製又は軽く精製されただけであることが望ましいとすることができる。再使用繊維を用いることもできるが、未使用の繊維は、一般的にその機械的特性から及び汚染物質がないので有用である。シルケット加工繊維、再生セルロース系繊維、微生物により生成されたセルロース、レーヨン、及び他のセルロース系材料又はセルロース系派生物を用いることができる。適切な製紙繊維はまた、再使用繊維、未使用繊維、又はこれらの混合物を含むことができる。高バルク及び良好な圧縮特性が可能ないくつかの実施形態では、繊維の「カナダフリーネス基準」は、少なくとも200、より具体的には、少なくとも300、より具体的には、少なくとも400、最も具体的には、少なくとも500とすることができる。
【0024】
本発明で用いることができる他の製紙繊維は、紙破断又は再使用繊維及び高収率繊維を含む。高収率パルプ繊維は、収率が約65%又はそれ以上、より具体的には約75%又はそれ以上、より具体的には約75%から約95%までの収率をもたらすパルプ化処理によって生成された製紙繊維である。収率は、得られた処理繊維の量を初期木材質量の百分率比で表したものである。このようなパルプ化処理は、漂白化学熱機械パルプ(BCTMP)、化学熱機械パルプ(CTMP)、圧力/圧力熱機械パルプ(PTMP)、熱機械パルプ(TMP)、熱機械化学パルプ(TMCP)、高収率亜硫酸パルプ、及び高収率クラフトパルプを含み、これら全ては、得られた繊維に高レベルのリグニンを残す。高収率繊維は、一般的な化学的パルプ化繊維に比べて、乾湿状態の両方におけるその剛性によって公知である。一般的に、ペーパーウェブを形成することができる任意の処理もまた本発明に使用することができる。例えば、本発明の製紙処理は、クレープ加工、湿式クレープ加工、二重クレープ加工、エンボス加工、湿式プレス、空気プレス、通気乾燥、クレープ通気乾燥、非クレープ通気乾燥、並びに当業技術で公知の他の段階を利用することができる。
【0025】
本発明に用いられるペーパーウェブの秤量は、特定用途により変化させることができる。一般的に、ほとんどの用途において、秤量は、約6gsmから約140gsm、具体的には、約10gsmから約80gsmとすることができる。例えば、トイレットペーパー及びティッシュペーパーは、一般的に、約40gsmよりも少ない秤量を有する。一方、ペーパータオルは、一般的に約30gsmよりも大きい秤量を有する。
【0026】
乾燥拭き取り製品に加えて、本発明のパターン状指標はまた、予め湿らせたトイレットペーパーを含むことができる予め湿らせた拭き取り製品又はウェットワイプに付加することができる。
ウェットワイプは、液体を含有する単層又は積層ベースシートを含むことができる。液体は、一般的に、ウェットワイプのベースシートに吸収することができる任意の溶液であり、望ましい拭き取り特性をもたらす任意の適切な成分を含むことができる。一般的に、この成分は、当業者に公知のように、水、柔軟化粧水、界面活性剤、香料、防腐剤、キレート剤、pH緩衝剤、又はこれらの混合物を含む。液体はまた、特定のローション及び/又は薬剤を含有することもできる。乳剤の組成は、皮膚の障壁機能及び保護の強化のような皮膚の健康上の利益の向上をもたらすように設計される。
【0027】
各ウェットワイプ中に含まれる水中油型乳剤組成の量は、ウェットワイプ又はワイプ型製品をもたらすのに用いられる材料の種類、ウェットワイプを保存するために用いられる容器の種類、及びウェットワイプの望ましい最終用途により変化させることができる。一般的に、各ウェットワイプ又はワイプ型製品は、ワイプの乾燥重量に基づき約100から約600重量パーセント、望ましくは、約250から約450重量パーセントの液体を拭き取りの向上のために含有することができる。
【0028】
各ウェットワイプの形状は、ほぼ矩形であり、折り畳まれていない任意の適切な幅及び長さを有することができる。一般的に、個々の各ウェットワイプは、折り畳まれた構成に配置され、一方が他方の上に積み重ねられてウェットワイプのスタックをもたらす。このような折り畳み構成は当業者に公知であり、c形折り畳み、z形折り畳み、及び4つ折り構成などを含む。折り畳まれたウェットワイプのスタックは、プラスチック小型容器のような容器の内部に収めることができ、消費者に最終的に販売されるウェットワイプのパッケージをもたらす。代替的に、各ワイプ間に穿孔を有し、分配のためにスタック状又はロールに巻かれて配置することができる連続した材料ストリップを、ウェットワイプは含むことができる。
【0029】
本発明のウェットワイプ又はワイプ型製品の単層又は多層のベースシートの材料は、異なる物理的特性をもたらすように変えることができる。適切な材料を選択することにより層を構成してもたらすことができる異なる物理的特性には、柔らかさ、弾力性、強度、可撓性、一体性、強靭性、吸収性、保水性、厚み、引き裂き抵抗、表面のきめ、ドレープ性、手触り、濡れ性、及びウィッキング性能など、及びこれらの組合せが含まれる。ワイプは、望ましい物理的性能の全てを1つの層内に備えるように構成することができ、又は特定の物理的特性のみを多層ワイプの個々の層内に備えるように構成することもできる。例えば、ウェットワイプは、強度及び弾力性をウェットワイプにもたらすように構成された少なくとも1つ材料の層と、柔らかく優しい拭き取り面をウェットワイプにもたらすように構成された少なくとも1つの他の層とを含むことができる。ウェットワイプは、皮膚と接触するための柔らかい拭き取り面をもたらすことが望ましい。
【0030】
ウェットワイプ又はワイプ型製品の層は、様々な材料から製造することができ、これらは、メルトブロー材料、コフォーム材料、空気堆積材料、ボンデッドカーデッドウェブ材料、水圧交絡材料、及びスパンボンド材料などを含み、また、合成及び天然繊維を含むことができる。本発明の使用に適する天然繊維の例には、木質パルプ繊維、木綿繊維、亜麻繊維、ジュート繊維、及び絹繊維のようなセルロース系繊維が含まれる。本発明の使用に適する熱可塑性ポリマー繊維の例には、ポリプロピレン及びポリエチレンのようなポリオレフィン、ポリアミド、及びポリエチレン・テレフタレートのようなポリエステルが含まれる。適切な場合がある代替的な合成繊維には、ステープル長ナイロン及びレーヨン繊維が含まれる。ウェットワイプ又はワイプ型製品の1つ又は複数の層は、織又は不織材料とすることができる。
【0031】
ベースシートの層が、ポリプロピレン及びセルロース系繊維のようなポリマー及び天然繊維の組合せの場合は、層におけるポリマー繊維と天然繊維の相対百分率は、ウェットワイプの望ましい特性により広範囲に亘って変化させることができる。例えば、層は、層の乾燥重量に基づき約20から約95重量パーセント、望ましくは約20から約60重量パーセント、より望ましくは約30から約40重量パーセントのポリマー繊維を含むことができる。ポリマー及び天然繊維のこのような層は、当業者に公知の任意の方法で製造することができる。
【0032】
一般的に、このような層は、層内のポリマー及び天然繊維のより均一な分布のためにコフォーム工程によって形成されることが望ましい。このようなコフォーム層は、一般的に、本明細書において一致する範囲で引用により組み込まれている、1978年7月11日にAnderson他に付与された米国特許第4,100,324号、McFarland他に1986年8月5日に付与された米国特許第4,604,313号、及び1994年9月27日に付与された米国特許第5,350,624号に開示するように製造される。
【0033】
一般的に、このようなコフォーム層は、例えばポリプロピレンミクロ繊維のような熱可塑性ポリマーメルトブローミクロ繊維と、例えば木質パルプ繊維のようなセルロース系繊維との気体形成マトリックスを含む。コフォーム層は、最初に合成又はポリマー繊維を含有する少なくとも1つの一次気流を形成し、天然又はセルロース系繊維の少なくとも1つの二次流れと一次気流を融合することによって形成される。一次及び二次の流れは、乱流状態で融合され、完全な均一分布の異なる繊維を含有する統合された流れを形成する。統合された気流は、形成面に向けられて材料の層を空気形成する。次に、多くのこれらコフォーム層が連続して形成され、多重コフォーム層のウェブをもたらすことができる。
【0034】
ウェットワイプ又はワイプ型製品のベースシートの全秤量は、例えば約40から約90グラム/平方メートルのような、約10から約120グラム/平方メートルとすることができる。層状ベースシートの秤量は、ウェットワイプ又はワイプ型製品の望ましい最終用途によって変えることができる。
ティッシュ製品及びウェットワイプに加えて、本発明のパターン状指標はまた、ポリマーフィルム、合成ポリマー繊維から製造された不織ウェブ、及びフィルムと不織ウェブを含有する積層体に付加することができる。このような材料は、吸収ワイプ、タオル、工業用衣服、医療用衣服、及び医療用ドレープなどの形成に用いることができる。上述の材料はまた、おむつ及び婦人衛生製品などのようなパーソナルケア物品の製造における使用にも十分に適するものである。
【0035】
上述のように特定された不織ウェブは、特に、スパンボンド及びメルトブロー工程で製造されたウェブに関連する。例えば、スパンボンドウェブは、一般的に、熱可塑性ポリマー樹脂を少なくともその軟化温度まで加熱することで生成される。ポリマー樹脂は、次に、紡糸口金を通して押し出されて連続繊維を形成し、この繊維は、その後に繊維取出ユニットを通して供給することができる。繊維取出ユニットから、繊維は小孔のある表面上に広げられ、そこで、繊維はウェブに形成され、次に、機械的、熱的、又は超音波手段などによって結合される。
【0036】
一方、メルトブロー布は、熱可塑性ポリマー材料をダイを通して押し出して繊維を形成することにより従来的に製造されている。溶融ポリマーフィラメントがダイを出ると、熱風又は水蒸気のような高圧流体が、溶融ポリマーフィラメントを細くして細い繊維を形成する。周囲の冷気が熱気流内に誘導され、これによって繊維が冷却され凝固する。繊維は、次に、小孔のある表面上に不規則に堆積してウェブを形成する。ウェブは、製造される時に一体性を有するが、更に結合させることもできる。
【0037】
上述の不織ウェブの秤量は、一般的に、約20gsmから約200gsmとすることができる。不織ウェブを用いて様々な積層体を構成することができる。例えば、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層体は、多くの広範な用途を有する。このような多層積層体は、以下に限定はしないが、接着剤、ニードルパンチ、超音波結合、熱カレンダー加工、及び当業技術で公知の他の任意の方法の使用を含むいくつかの異なる技術によって形成することができる。
本発明のパターン状指標は、上述の製品のいずれにも付加することができ、製品に添加物が存在することを示すものである。
本発明は、以下の実施例に関連してより良く理解することができる。
【実施例】
【0038】
以下の実施例は、本発明のバースト状パターンを他のパターンと比較して特徴付けるために実行されたものである。
具体的には、様々なパターンは、画像処理操作を受け、すなわち「増大され」、画像処理操作段階に対する得られた占有表面積パーセントのプロットが作成された。結果が得られた後に、2次多項式がプロットから判断された。この2次多項式は、解析されたパターンを特徴付け、異なるパターン間の比較点を提供した。
【0039】
パターンの画像解析を実施するために、米国イリノイ州バノックバーン所在の「Leica、Inc.」から入手した「QUANTIMET 970」画像解析システムが使用された。「QUANTIMET 970」画像解析システムは、米国ニューヨーク州ニューヨーク所在の「Nicon OEM」販売グループから入手した「CHALNICON」カメラ及び20mm「Nicon」レンズf2.8を備えていた。カメラは、米国ミズーリ州セントルイス所在の「KREONITE Company」で製造された「KREONITE」マクロビューア上に装着された。「KREONITE」マクロビューアは、4つの入射フラッドランプを備えていた。カメラは、スペーサとして使用された高さ6インチの自動ステージの上方のマクロビューア上の75cmのポール位置に置かれた。
試験されたパターンのサンプルは、カメラ下方のガラスの下に置かれた。全視界は、210mm×168mmであり、ライブフレームは、93mm×110mmであった。
以下のルーチンが、画像解析システム内にプログラムされた。




【0040】
ルーチン



【0041】
システムによってパターンが観察された状態で、「QUANTIMET 970」画像解析システムは、パターンをピクセル毎にX及びY方向に増大させた。パターンが画像処理操作を受ける時に、占有表面積パーセントが、特定の画像処理操作段階で記録された。また、パターンが任意の画像処理操作の前に占有する表面積の量を説明する初期読取が行われた。以下は、2ピクセル「シード」すなわちコアで始まる画像処理操作段階の大きさである。
【0042】

【0043】
この実施例で解析されたパターンが図面に示されている。具体的には、図1に示すバースト状パターンが解析され、20度回転して再解析され、40度回転して更に解析された。本発明によって形成されて解析された他のバースト状パターンは、図4、5、及び6に示すパターンを含む。図5は、1つのバースト状デザインから次に移行するドットが除去された以外は図4に類似する。図6に示すパターンもまた、バースト状デザインの各々の中心に現れるドットが除去された以外は、図4に示すパターンに類似する。
比較目的のために、図7から図21に示すパターンもまた解析された。
【0044】
上述のように、パターンが解析された状態で、画像処理操作段階に対して占有表面積パーセントを比較したグラフが得られた。例えば、図22を参照すると、パターンを20度回転した後の図1に示すバースト状パターンの画像処理操作段階に対する占有表面積パーセントのプロットが示されている。図22に示すように、プロットから2次多項式が導かれた。多項式のy切片は、パターンの初期占有表面積を表している。
以下の結果は、検査されたパターンに対して得られたものである。
【0045】
(表1)

【0046】
上述の結果から、本発明によって形成されたパターンは明確であり、生成された多項式に基づいて他のパターンと区別することができることが分る。
本発明の上記及び他の修正及び変形は、特許請求の範囲で更に具体的に示す本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者により実施することができる。更に、様々な実施形態の態様は、全体的又は部分的のいずれにおいても互換性を有することを理解すべきである。更に、上述の説明は単に例示的であり、特許請求の範囲で更に説明する本発明を制限する意図がないことを当業者は認めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明により用いられるパターン状指標の一実施形態の平面図である。
【図2】本発明により処理された不織製品の一実施形態の断面図である。
【図3】本発明により処理された不織製品の別の実施形態の断面図である。
【図4】本発明に用いられるパターン状指標の別の実施形態の平面図である。
【図5】本発明に用いられるパターン状指標の更に別の実施形態の平面図である。
【図6】本発明に用いられるパターン状指標の別の実施形態の平面図である。
【図7】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図8】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図9】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図10】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図11】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図12】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図13】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図14】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図15】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図16】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図17】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図18】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図19】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図20】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図21】本発明のパターンと比較するために実施例で用いられる異なるパターンの1つの平面図である。
【図22】20度回転された図1に示すパターン状指標に関して「QUANTIMET970」画像解析システムを用いて面積パーセントが画像処理操作段階に対してプロットされた時の実施例で得られた結果を図形的に示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不織ウェブを含むベースシートと、
前記ベースシートに付加された添加物の存在を示すパターン状指標と、
を含み、
前記パターン状指標は、前記ベースシートの少なくとも一方の側から可視であり、
前記パターン状指標はまた、該指標の占有面積パーセントを画像処理操作に対して比較する時に、該パターン状指標が、以下の数式、
f(x)=Ax2+Bx+Y
で規定されるバースト状デザインを有し、ここで、Aは約−0.7から約−0.4、Bは約12から約16、及びYは約2から約5である、
ことを特徴とする不織製品。
【請求項2】
ティッシュ製品を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項3】
前記不織ウェブは、ポリマー繊維を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項4】
前記不織ウェブは、スパンボンドウェブ又はメルトブローンウェブを含むことを特徴とする請求項3に記載の不織製品。
【請求項5】
前記不織ウェブは、パルプ繊維を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項6】
前記ベースシートは、複数の層を包含することを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項7】
前記ベースシートは、内部層表面を含み、前記パターン状指標は、該内部層表面の少なくとも1つに付加されたことを特徴とする請求項6に記載の不織製品。
【請求項8】
前記パターン状指標は、印刷されたパターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項9】
前記ベースシートは白色であり、前記パターン状指標は青色であることを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項10】
前記ベースシートは白色であり、前記パターン状指標は緑色であることを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項11】
前記添加物は、殺ウイルス剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項12】
前記添加物は、軟化剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項13】
前記軟化剤は、ポリシロキサンを含むことを特徴とする請求項12に記載の不織製品。
【請求項14】
前記添加物は、皮膚軟化剤、封入芳香剤、洗浄剤、保湿剤、抗菌剤、又は消毒剤を含むことを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項15】
前記ベースシートの秤量は、約10gsmから約100gsmであることを特徴とする請求項1に記載の不織製品。
【請求項16】
2つが外側層である2つ又はそれ以上の層を含み、それによって2つ又はそれ以上の内部層表面を有するティッシュ製品であって、
内部層表面の1つ又はそれ以上は、外側層の少なくとも1つを通して可視であるパターン状指標を包含し、
前記パターン状指標は、該指標の占有面積パーセントを画像処理操作に対して比較する時に、該パターン状指標が、以下の数式、
f(x)=Ax2+Bx+Y
で規定されるバースト状デザインを有し、ここで、Aは約−0.7から約−0.4、Bは約12から約16、及びYは約2から約5である、
ことを特徴とする製品。
【請求項17】
2層製品であることを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項18】
前記パターン状指標は、印刷されたパターンを含むことを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項19】
2つの外側層と、前記パターン状指標が付加された中央層とを含むことを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項20】
殺ウイルス剤を含有することを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項21】
軟化剤、皮膚軟化剤、封入芳香剤、洗浄剤、保湿剤、抗菌剤、又は消毒剤を含有することを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項22】
前記パターン状指標の色は青であることを特徴とする請求項16に記載のティッシュ製品。
【請求項23】
前記層は白色であることを特徴とする請求項22に記載のティッシュ製品。
【請求項24】
不織ウェブを含むベースシートと、
前記ベースシートに付加された添加物の存在を示すパターン状指標と、
を含み、
前記添加物は、殺ウイルス剤、軟化剤、皮膚軟化剤、封入芳香剤、洗浄剤、保湿剤、抗菌剤、又は消毒剤を含み、
前記パターン状指標は、前記ベースシートの少なくとも一方の側から可視であり、
前記パターン状指標はまた、青色であり、該指標の占有面積パーセントを画像処理操作に対して比較する時に、該パターン状指標が、以下の数式、
f(x)=Ax2+Bx+Y
で規定されるバースト状デザインを有し、ここで、Aは約−0.7から約−0.4、Bは約12から約16、及びYは約2から約5である、
ことを特徴とする不織製品。
【請求項25】
内部層表面を形成する複数の層を有するティッシュ製品を含み、前記パターン状指標は、該内部層表面の少なくとも1つに付加されたことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項26】
ティッシュペーパー又はトイレットペーパーを含み、
前記ベースシートの秤量は、約10gsmから約45gsmである、
ことを特徴とする請求項25に記載の不織製品。
【請求項27】
ウェットワイプを含み、
前記不織ウェブは、パルプ及びポリマー繊維を有するコフォームウェブを含む、
ことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項28】
前記パターン状指標は、印刷されたパターンを含むことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項29】
前記不織ウェブは、メルトブローンウェブを含むことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項30】
前記不織ウェブは、スパンボンドウェブを含むことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項31】
前記ベースシートは、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層体を含むことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項32】
前記ベースシートの前記不織ウェブは、パルプ繊維を含み、
ペーパータオル、
を含むことを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項33】
前記ベースシートは、単層であることを特徴とする請求項24に記載の不織製品。
【請求項34】
前記パターン状指標は、前記ベースシートに包含された表面の一部分を覆うのみであることを特徴とする請求項24に記載の不織製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2006−511729(P2006−511729A)
【公表日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−564721(P2004−564721)
【出願日】平成15年9月12日(2003.9.12)
【国際出願番号】PCT/US2003/029003
【国際公開番号】WO2004/061179
【国際公開日】平成16年7月22日(2004.7.22)
【出願人】(504460441)キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド (396)
【Fターム(参考)】