説明

パップ剤

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セイヨウトチノキ種子エキスを配合したパップ剤に関し、粘着力が高く、且つ長期間保存しても物性面で安定なパップ剤を供給することができる。
【0002】
【従来の技術】セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.)の種子は、古来ドイツで民間薬として痔疾、子宮出血等に用いられてきた。有効成分は、トリテルペン系サポニンのaescin,kryptoaescin、各種フラボン類、クマリン類等が知られており現在、静脈瘤、痔疾、外傷時の腫脹、疼痛の緩和の治療、内服薬、注射剤、軟膏等、多くの剤型で使用されている。この様な状況の中で、最近セイヨウトチノキ種子エキスをパップ剤に配合し、その効果を期待する製品が導入されてきた。しかしながら、これらのパップ剤は粘着性が低いため使用中に剥れ落ちたり、めくれたりしてセイヨウトチノキ種子エキスの効果を充分に発揮できないのが現状であった。また、セイヨウトチノキ種子エキスを含有するパップ剤の粘着力を向上させるための製剤設計を行うことは、セイヨウトチノキ種子エキス中の各種有効成分の影響で無理であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パップ剤基剤中にセイヨウトチノキ種子エキスを配合した場合でも粘着力が高く、且つ、長期間にわたり保存した場合でも、裏滲みの無いパップ剤を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸、セルロース誘導体を含むパップ剤基剤中へセイヨウトチノキ種子エキスを配合した際の粘着力低下防止と、長期保存による裏滲み防止について、鋭意探求した結果、エチレンジアミン四酢酸またはその塩を配合することにより、上記目的が達成し得ることを見いだし本発明を完成するに至った。すなわち、本発明のパップ剤は、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロース誘導体から選ばれる水溶性高分子の1種または2種以上を含有する含水系パップ剤において、セイヨウトチノキ種子エキスを0.20〜3.50重量%、エチレンジアミン四酢酸及び/又はその塩を0.01〜1.2重量%配合することを特徴とする。
【0005】
【発明の実施態様】本発明のセイヨウトチノキ種子エキス配合含水系パップ剤では、エチレンジアミン四酢酸またはその塩が使用され、塩としては、2〜4Na塩、2〜3K塩等を用い、パップ剤基剤中に0.01〜1.2重量%配合することで、充分に粘着力低下防止、裏滲み防止効果が期待できる。好適には、0.02〜0.7重量%配合することが望ましい。配合量が0.01%未満であると十分な粘着力を得られず、又、配合量が1.5%を越えると長期保存に於いて裏滲みを生じる。
【0006】本発明で用いられるセイヨウトチノキ種子エキスは、セイヨウトチノキの種子を含水エタノール、もしくはエタノールで抽出後、減圧濃縮した軟エキス、あるいは粉末エキスを用いることができる。また、セイヨウトチノキ種子エキスの配合量は、0.20〜3.5重量%とすることで十分な効果が発揮できる。0.20重量%未満では十分な効果が得られず、又、3.5重量%を超えると基剤への着色が顕著になり、美観、衣服への付着等で不都合が生じる。
【0007】本発明で用いられるポリアクリル酸ナトリウムとしては、具体的にはアロンビスM、SS(日本純薬製)、ビスコメートP−460、P−480(昭和電工製)などが、ポリアクリル酸としては、具体的にはジュリマーAC10H、AC10SH(日本純薬製)などを用いることができる。また、セルロース誘導体としては、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が用いられ、具体的にはCMC1250、CMC1100(ダイセル化学製)、メトローズ60SH、90SH(信越化学製)等を用いることができる。
【0008】これ以外の成分としては、従来から使用されている成分、例えば、鉱物性粉末、上記以外の水溶性高分子、保湿剤、多価金属塩等を適宜用いることができる。鉱物性粉末として、カオリン、タルク、酸化チタン、酸化亜鉛、無水ケイ酸、ベントナイト、モンモリロナイト等が挙げられる。
【0009】上記以外の水溶性高分子として、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム等が挙げられる。保湿剤としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、マルチトール、エチレングリコール等が挙げられる。多価金属化合物としては、水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、塩化アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、ジヒドロキシアルミニウムアミノアセテート、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等が挙げられる。
【0010】膏体の含水率は、30〜60%とすることが望ましく、必要に応じて、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン等の抗炎症剤や、メントール、カンフル、チモール、ユーカリ等の清涼化剤、ビタミンE、ビタミンE誘導体、カプサイシン、ノニル酸ワニリルアミド、ケイヒ油等を血流促進剤として配合することができる。本発明のパップ剤は、支持体に公知の方法により膏体を塗工することにより製造することができる。
【0011】
【本発明の効果】本発明に従うと、粘着力が高く、且つ長期保存に於いても裏滲みの無いセイヨウトチノキ種子エキス配合パップ剤を得ることができる。
【0012】
【実施例】
実施例1エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.02重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス0.25重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表1に示した組成より成る実施例1のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表3)、裏滲み評価結果(表5)、実使用評価結果(表7)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0013】実施例2エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.35重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス0.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表1に示した組成より成る実施例2のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表3)、裏滲み評価結果(表5)、実使用評価結果(表7)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0014】実施例3エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム1.00重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス1.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表1に示した組成より成る実施例3のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表3)、裏滲み評価結果(表5)、実使用評価結果(表7)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0015】実施例4エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム0.20重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス2.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表2に示した組成より成る実施例4のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表4)、裏滲み評価結果(表6)、実使用評価結果(表8)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0016】実施例5エチレンジアミン四酢酸0.50重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス2.0重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表2に示した組成より成る実施例5のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表4)、裏滲み評価結果(表6)、実使用評価結果(表8)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0017】実施例6エチレンジアミン四酢酸二カリウム0.20重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス3.0重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表2に示した組成より成る実施例6のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表4)、裏滲み評価結果(表6)、実使用評価結果(表8)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものでも初期と同等の高い粘着力と裏滲み抑制を維持し、且つ、全てのパネラーから実使用における、はがれ、めくれの少ない優れた評価結果を得た。又、粘着力が強く皮膚への追随性も良いことから、薬剤面が患部から剥れ落ちないので、表17に示すラットカラゲニン足浮腫試験に於いて、優れた抗炎症作用があることも確認された。
【0018】
【表1】
表1:パップ剤組成表 成 分 実施例1 実施例2 実施例3ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスS) 3.0 1.5 2.0 ポリアクリル酸(ジュリマー AC-10H)* 18.0 14.5 12.0 ポリビニルアルコール(ゴーセノール NH-26) 2.5 3.0 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 4.2 3.3 (ダイセル CMC−1250) セイヨウトチノキ種子エキス 0.25 0.5 1.5 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.02 0.35 1.0 カオリン 3.0 4.2 5.5 酸化チタン 1.5 0.5 0.5 グリセリン 18.0 22.0 15.7 70%ソルビトール液 11.0 11.0 10.0 合成ヒドロタルサイト 0.11 0.11 0.12 塩化アルミニウム 0.08 0.12 0.2 サリチル酸グリコール 1.50 0.50 2.00 酢酸トコフェロール 0.30 1.00 0.50 インドメタシン 0.50 − − l−メントール 1.2 1.5 1.2 ヒマシ油 1.0 1.0 1.0 ポリソルベート80(ニッコール TO-10M ) 1.5 1.0 1.8 精製水 バランス 合 計 (%) 100.00 100.00 100.00 *)固形分として4%
【0019】
【表2】
表2:パップ剤組成表 成 分 実施例4 実施例5 実施例6ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスS) 3.0 1.5 2.0 ポリアクリル酸(ジュリマー AC-10H) * 18.0 14.5 12.0 ポリビニルアルコール(ゴーセノール NH-26) 2.5 3.0 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 4.2 3.3 (ダイセル CMC−1250) セイヨウトチノキ種子エキス 2.5 2.0 3.0 エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム 0.2 − − エチレンジアミン四酢酸二カリウム − − 0.2 エチレンジアミン四酢酸 − 0.5 − カオリン 3.0 4.2 5.5 グリセリン 18.0 22.0 15.7 70%ソルビトール液 11.0 11.0 10.0 アルミニウムグリシネート 0.11 0.11 0.12 トウガラシエキス 0.02 − − フルルビプロフェン − 0.5 − サリチル酸グリコール 0.5 1.5 1.0 酢酸トコフェロール 0.5 1.0 0.3 l−メントール 1.2 1.5 1.2 ヒマシ油 1.0 1.0 1.0 ポリソルベート80(ニッコール TO-10M ) 1.5 1.0 1.8 精製水 バランス 合 計 (%) 100.00 100.00 100.00 *)固形分として4%
【0020】
【表3】
表3:粘着力(ボールタック値)測定結果(n=5)*1 繰り返し A B C D E 実施例1 初 期 15 16 15 15 16 1ヶ月後 16 15 14 15 15 3ヶ月後 15 14 15 14 14 6ヶ月後 14 15 15 14 15 実施例2 初 期 16 16 16 16 16 1ヶ月後 16 15 15 16 16 3ヶ月後 16 15 16 15 15 6ヶ月後 14 15 14 14 14 実施例3 初 期 15 15 16 16 15 1ヶ月後 15 16 16 16 15 3ヶ月後 15 15 15 14 15 6ヶ月後 15 14 14 13 13 *1:JIS Z0237 タック(転球法)
【0021】
【表4】
表4:粘着力(ボールタック値)測定結果(n=5)*1 繰り返し A B C D E 実施例4 初 期 16 16 15 15 15 1ヶ月後 15 15 15 15 15 3ヶ月後 14 14 15 15 14 6ヶ月後 15 14 14 14 14 実施例5 初 期 16 16 16 16 16 1ヶ月後 15 15 16 15 16 3ヶ月後 15 14 15 15 15 6ヶ月後 14 15 15 14 14 実施例6 初 期 16 15 15 15 16 1ヶ月後 15 15 15 15 15 3ヶ月後 14 15 15 15 15 6ヶ月後 15 14 14 13 14 *1:JIS Z0237 タック(転球法)
【0022】
【表5】
表5:裏滲み評価結果(n=5) 繰り返し A B C D E 実施例1 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 実施例2 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 実施例3 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 裏滲み評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:広範囲あり
【0023】
【表6】
表6:裏滲み評価結果(n=5) 繰り返し A B C D E 実施例4 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 実施例5 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 実施例6 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 裏滲み評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:広範囲あり
【0024】
【表7】
表7:実使用における剥れ、めくれの評価結果(n=15) 繰り返し A B C D E F G H I J K L M N O 実施例1 初 期 − − − − − − − − ± − − − − − ± 1ヶ月後 − ± − − − − − − − − − ± − − − 3ヶ月後 ± − − − − ± − − − − ± − − − − 6ヶ月後 − − ± − ± − − − − − − ± − − ± 実施例2 初 期 − − − − ± − − − − ± − − − − − 1ヶ月後 − − ± − − − − − ± − − − ± − − 3ヶ月後 − − − − ± − − − − − ± − − − − 6ヶ月後 − − ± − − − − ± − − − − − ± − 実施例3 初 期 − − ± − − − − − ± − − − − − − 1ヶ月後 − ± − − − − − − − − ± − − − − 3ヶ月後 − − − − ± − − − − ± − ± − − − 6ヶ月後 − − − ± − − − ± ± − − − ± − −評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:剥れた
【0025】
【表8】
表8:実使用における剥れ、めくれの評価結果(n=15) 繰り返し A B C D E F G H I J K L M N O 実施例4 初 期 − − − − − ± − − ± − − − − − − 1ヶ月後 − ± − − − − ± − − − − − − − − 3ヶ月後 − − − − ± ± − − − − − − ± − − 6ヶ月後 − ± ± − ± − − − − − ± ± − − − 実施例5 初 期 − − ± − − − ± − − − ± − − − − 1ヶ月後 − − ± − − − − − ± − − − ± − − 3ヶ月後 − − − − ± − − − − − ± − − − − 6ヶ月後 − − ± ± − − − ± − − − − − − − 実施例6 初 期 − ± − − − − − − ± − ± − − − − 1ヶ月後 ± − − − − − − ± − − − − − − − 3ヶ月後 − ± − − − − ± − − ± − − − − − 6ヶ月後 ± − − − ± − − ± ± − − ± − ± −評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:剥れた
【0026】比較例1セイヨウトチノキ種子エキス0.50重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表9に示した組成より成る比較例1のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表11)、裏滲み評価結果(表13)、実使用評価結果(表15)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものは初期と同等の高い粘着力を維持することは出来ず、且つ、全てのパネラーから実使用において、はがれ、めくれに対する優れた結果を得ることは出来なかった。
【0027】比較例2セイヨウトチノキ種子エキス1.0重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表9に示した組成より成る比較例2のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表11)、裏滲み評価結果(表13)、実使用評価結果(表15)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものの粘着力は、初期と同様に低く、又、全てのパネラーから実使用において、はがれ、めくれに対する優れた結果を得ることは出来なかった。
【0028】比較例3エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム1.5重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス0.50重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表9に示した組成より成る比較例3のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表11)、裏滲み評価結果(表13)、実使用評価結果(表15)から、本発明品は40℃、3ヶ月以上経過したものは、裏滲み抑制をすることは出来ず、裏滲みが顕著で粘着力評価及び実使用評価を行うことはできなかった。裏滲みの発生により、パップ剤としての商品価値は無くなっている。
【0029】比較例4エチレンジアミン四酢酸0.005重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス0.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表10に示した組成より成る比較例4のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表12)、裏滲み評価結果(表14)、実使用評価結果(表16)から、本発明品は40℃、6ヶ月経過したものの粘着力は、初期と同様に低く、又、全てのパネラーから実使用において、はがれ、めくれに対する優れた結果を得ることは出来なかった。
【0030】比較例5エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム2.0重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス2.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表10に示した組成より成る比較例5のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表12)、裏滲み評価結果(表14)、実使用評価結果(表16)から、本発明品は40℃、3ヶ月以上経過したものは、裏滲み抑制をすることは出来ず、裏滲みが顕著で粘着力評価及び実使用評価を行うことはできなかった。裏滲みの発生により、パップ剤としての商品価値は無くなっている。
【0031】比較例6エチレンジアミン四酢酸二カリウム2.0重量部を精製水に加温溶解した溶液と、セイヨウトチノキ種子エキス0.5重量部を、常法に従いヘンシェルミキサーを用いて各種基剤・有効成分等と練合する。製造後、直ちに1枚(140×100mm)当り14gとなるようにポリエステル繊維100%より成る伸縮性不織布に塗工裁断し、表10に示した組成より成る比較例6のパップ剤を得た。得られたパップ剤を40℃の恒温室で保存し、6ヶ月後までの粘着力評価(JIS Z0237 ボールタック値測定)、裏滲み評価(官能による4段階評価)、実使用評価(パップ剤を健常男子15名の肘に貼付し6時間後のはがれ、めくれを観察)を実施した。粘着力評価結果(表12)、裏滲み評価結果(表14)、実使用評価結果(表16)から、本発明品は40℃、3ヶ月以上経過したものは、裏滲み抑制をすることは出来ず、裏滲みが顕著で粘着力評価及び実使用評価を行うことはできなかった。裏滲みの発生により、パップ剤としての商品価値は無くなっている。総括すると、エチレンジアミン四酢酸及び、又は、その塩の配合量が、0.005%以下の比較例1、比較例2、比較例4は、十分な粘着力を得ることは出来なかった。又、エチレンジアミン四酢酸及び/又はその塩の配合量が、1.5%以上である比較例3、比較例5、比較例6では、長期保存によって裏滲みの発生が顕著であった。裏滲みの発生は、パップ剤の商品価値を無くす事を意味する。
【0032】
【表9】
表9:パップ剤組成表 成 分 比較例1 比較例2 比較例3 ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスS) 3.0 1.5 2.0 ポリアクリル酸(ジュリマー AC-10H) *1 18.0 14.5 12.0 ポリビニルアルコール(ゴーセノール NH-26) 2.5 3.0 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 4.2 3.3 (ダイセル CMC−1250) セイヨウトチノキ種子エキス 0.5 1.0 0.5 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム − − 1.5 カオリン 3.0 4.2 5.5 酸化チタン 1.5 0.5 0.5 グリセリン 18.0 22.0 15.7 70%ソルビトール液 11.0 11.0 10.0 アルミニウムグリシネート 0.11 0.11 0.12 塩化アルミニウム 0.08 0.12 0.2 ケトプロフェン 0.5 − − サリチル酸グリコール 0.5 1.5 1.0 酢酸トコフェロール 0.3 1.0 0.5 l−メントール 1.2 1.5 1.2 ヒマシ油 1.0 1.0 1.0 ポリソルベート80(ニッコール TO-10M ) 1.5 1.0 1.8 精製水 バ ラ ン ス 合 計 (%) 100.00 100.00 100.00 *)固形分として4%
【0033】
【表10】
表10:パップ剤組成表 成 分 比較例4 比較例5 比較例6ポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスS) 3.0 1.5 2.0 ポリアクリル酸(ジュリマー AC-10H) *1 18.0 14.5 12.0 ポリビニルアルコール(ゴーセノール NH-26) 2.5 3.0 1.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0 4.2 3.3 (ダイセル CMC−1250) セイヨウトチノキ種子エキス 0.5 2.5 0.5 エチレンジアミン四酢酸 0.005 − − エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム − 2.0 − エチレンジアミン四酢酸二カリウム − − 2.0 カオリン 3.0 4.2 5.5 酸化チタン 1.5 0.5 0.5 グリセリン 18.0 22.0 15.7 70%ソルビトール液 11.0 11.0 10.0 合成ヒドロタルサイト 0.11 0.11 0.12 塩化アルミニウム 0.08 0.12 0.2 サリチル酸グリコール 1.76 1.76 1.68 酢酸トコフェロール 0.32 0.315 0.31 l−メントール 1.2 1.5 1.2 ヒマシ油 1.0 1.0 1.0 ポリソルベート80(ニッコール TO-10M ) 1.5 1.0 1.8 精製水 バ ラ ン ス 合 計 (%) 100.00 100.00 100.00 *)固形分として4%
【0034】
【表11】
表11:粘着力(ボールタック値)測定結果(n=5) 繰り返し A B C D E 比較例1 初 期 7 9 7 7 6 1ヶ月後 6 7 8 7 6 3ヶ月後 5 7 6 6 6 6ヶ月後 4 6 5 4 4 比較例2 初 期 8 8 8 7 7 1ヶ月後 7 7 7 7 6 3ヶ月後 7 7 7 6 6 6ヶ月後 4 5 6 6 6 比較例3 初 期 15 15 14 15 14 1ヶ月後 12 13 12 14 13 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − *比較例3の3ヶ月後、6ヶ月後は裏滲みにより測定不可
【0035】
【表12】
表12:粘着力(ボールタック値)測定結果(n=5) 繰り返し A B C D E 比較例4 初 期 9 7 8 7 8 1ヶ月後 7 8 8 7 8 3ヶ月後 7 6 6 7 7 6ヶ月後 6 7 6 6 7 比較例5 初 期 15 15 15 15 15 1ヶ月後 13 13 14 12 12 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − 比較例6 初 期 15 15 15 15 16 1ヶ月後 14 12 13 13 12 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − − − − *比較例5、6の3ヶ月後、6ヶ月後は裏滲みにより測定不可JIS Z0237 タック(転球法)
【0036】
【表13】
表13:裏滲み評価結果(n=5) 繰り返し A B C D E 比較例1 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − ± − ± − 比較例2 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 ± − ± ± − 比較例3 初 期 − − ± ± − 1ヶ月後 ± + ± ± + 3ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 6ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 裏滲み評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:広範囲あり
【0037】
【表14】
表14:裏滲み評価結果(n=5) 繰り返し A B C D E 比較例4 初 期 − − − − − 1ヶ月後 − − − − − 3ヶ月後 − − − − − 6ヶ月後 − − ± − ± 比較例5 初 期 − − ± − ± 1ヶ月後 + + + + ± 3ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 6ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 比較例6 初 期 − ± ± − ± 1ヶ月後 ± + + + ± 3ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 6ヶ月後 ++ ++ ++ ++ ++ 裏滲み評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:広範囲あり
【0038】
【表15】
表15:実使用における剥れ、めくれの評価結果(n=15) 繰り返し A B C D E F G H I J K L M N O 比較例1 初 期 + + + ± + + + + + + + + ± + + 1ヶ月後 + ++ + ++ ++ + ++ + + ++ + ++ + + ++ 3ヶ月後 + ++ + + + ++ + ++ + + ++ ++ + ++ + 6ヶ月後 ++ ++ + ++ + ++ + + + ++ ++ + + + + 比較例2 初 期 ++ + + + + + + + + + + + + + + 1ヶ月後 ++ + ++ + + + ++ ++ + + + + ++ + + 3ヶ月後 ++ + + + + ++ + ++ + + ++ ++ + ++ + 6ヶ月後 ++ + + ++ ++ ++ + ++ + + ++ ++ + ++ ++ 比較例3 初 期 ± − ± − − − − − − ± − ± − − − 1ヶ月後 ± ± − − ± − ± − ± − − − − − − 3ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / / 6ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / /* 比較例3の3ヶ月後、6ヶ月後は、裏に滲みにより測定不可評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:剥れた
【0039】
表16:実使用における剥れ、めくれの評価結果(n=15) 繰り返し A B C D E F G H I J K L M N O 比較例4 初 期 ++ + + ++ ++ ++ + ++ + + + + + ++ + 1ヶ月後 + + ++ ++ + ++ ++ ++ + ++ + + + + + 3ヶ月後 ++ ++ + ++ ++ ++ ++ ++ + + ++ ++ ++ + + 6ヶ月後 + + + + + ++ ++ ++ ++ + ++ ++ ++ ++ ++ 比較例5 初 期 ± − ± − ± − − − − − − − − ± − 1ヶ月後 − − ± ± − − ± − ± − ± − − − − 3ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / / 6ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / / 比較例6 初 期 ± − − − − − − ± − − − − − ± ± 1ヶ月後 − ± ± − − ± ± ± ± − − ± ± − ± 3ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / / 6ヶ月後 / / / / / / / / / / / / / / /* 比較例4、5の3ヶ月後、6ヶ月後は、裏滲みにより測定不可評価基準−: なし±:僅かにあり+:半分程度あり++:剥れた
【0040】実験方法:セイヨウトチノキ種子エキス配合パップ剤局所貼付時のカラゲニン足浮腫抑制効果1群10匹の雄性wistar系ラット5週齢(入荷時4週齢:日本チャールズリバー)を用い、1%カラゲニン水溶液(1昼夜撹拌。ピクニンA:逗子科学)を足蹠皮下に0.1ml/W.B.W.投与し、5時間後までの1時間毎にvolume differential meter により足浮腫容積を測定し、薬剤投与前の値から浮腫抑制率を求めた。実施例1〜6とコントロールのパップ剤(4×5cm・製造直後品)をラット背部皮膚に貼付した。パップ剤は、起炎2時間前より貼付を開始し、2時間毎に貼り替え貼付した。
結果経時浮腫率の結果表17より、本実施例1〜6のパップ剤は、高い抗炎症作用を持つことが確認された。
【0041】
【表17】
表17:ラットカラゲニン足浮腫率(%) 1時間 2時間 3時間 4時間 5時間 実施例1 18.6 16.5 15.0 15.8 16.4 実施例2 17.4 27.5 25.2 27.1 24.9 実施例3 19.5 20.1 22.6 22.5 26.6 実施例4 20.1 18.3 19.0 20.1 18.4 実施例5 18.5 15.7 16.7 15.2 16.3 実施例6 17.3 18.5 18.3 20.9 18.1 コントール 21.8 48.2 61.6 63.8 62.2

【特許請求の範囲】
【請求項1】 ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロース誘導体から選ばれる水溶性高分子の1種または2種以上を含有する含水系パップ剤において、セイヨウトチノキ種子エキスを0.20〜3.50重量%、エチレンジアミン四酢酸及び/又はその塩を0.01〜1.2重量%配合することを特徴とするパップ剤。
【請求項2】 水溶性高分子の2種以上が、ポリアクリル酸及びポリアクリル酸ナトリウムから選ばれる少なくとも1種とセルロース誘導体である請求項1記載のパップ剤。
【請求項3】 多価金属化合物をさらに配合する請求項1または2記載のパップ剤。

【特許番号】特許第3519767号(P3519767)
【登録日】平成16年2月6日(2004.2.6)
【発行日】平成16年4月19日(2004.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平5−345232
【出願日】平成5年12月20日(1993.12.20)
【公開番号】特開平7−173067
【公開日】平成7年7月11日(1995.7.11)
【審査請求日】平成11年12月17日(1999.12.17)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【参考文献】
【文献】特開 平5−105628(JP,A)
【文献】特開 昭61−275212(JP,A)
【文献】特開 平3−135049(JP,A)