説明

パレット搬送装置

【課題】 パレット搬送のタクトタイム短縮が容易なパレット搬送装置の提供。
【解決手段】 パレット3を搬出搬入可能に保持する受け渡しユニット20と、受け渡しユニット20から搬出されたパレット3を受け取り搬送して受け渡しユニット20に向け搬出する折り返し搬送ラインLdとの間の離隔する二箇所の中継位置で一定の高さでトラバーサ40を往復移動させて、受け渡しユニット20と折り返し搬送ラインLdとの間でパレット3を受け渡しするパレット搬送装置で、二箇所の中継位置の一方にトラバーサ40と高さを相違させた中継ステージ50を固定して、受け渡しユニット20と折り返し搬送ラインLdとの間でパレット受け渡しの中継をさせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークを搭載したパレットをワーク組み付けラインへ搬送すると共に空パレットを回収するパレット搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車生産ラインは、車輌ボディを連続的に流すメインラインに沿わせて車輌ドアなどのワークを流すサブライン(ワーク搬送ライン)が設けられている(例えば、特許文献1参照)。メインラインにドア付きボディを流して塗装作業などをした後、ボディからドアを一旦取り外してサブラインに流し、サブラインでドアを完成品近くまで組み立てる。組み立てたドアをパレットから外して再びメインラインのボディに組み付ける。サブラインとして折り返し搬送ラインが使用される場合は、この折り返し搬送ラインの同じ側に配設される入口と出口の間にトラバーサが配設される。(例えば、特許文献2参照)。その具体例を図5と図6に示す。
【0003】
図5は自動車生産ラインの概略を示す平面図で、メインラインLaに車輌ボディ1が流れる。ボディ1には両側前後にドア2が取り付けられて、塗装工程などに送られる。ドア付きボディ1がメインラインLaの両側に設けたサブラインLbのところまで搬送されると、ボディ1の両側の各ドア2が外されてサブラインLbに移される。サブラインLbはハンガーコンベアなどで構成され、前後一対のドア2をドア組立の作業工程S1、S2に送り、完成品近くまで組み立てると、ストレージ部Lcにストックする。ストレージ部Lcは、メインラインLaの両側に一対が設置され、各々は一対のドア2を立てて位置決め保持するパレット3を備える。両側の各ストレージ部LcとメインラインLaの間に折り返し搬送ラインLdが設置される。ストレージ部Lcからパレット3に搭載したドア2が折り返し搬送ラインLdの入口Taに搬入されて、折り返し搬送ラインLdを流れる。折り返し搬送ラインLdを流れるパレット3からドア2が取り外されて、メインラインLaのボディ1に組み付けられる。ドア2を取り外した空のパレット3が、折り返し搬送ラインLdの出口Tbから回収されてストレージ部Lcに戻される。
【0004】
図6に、折り返し搬送ラインLdの入口Taと出口Tbの具体的構成を示す。入口Taと出口Tbは、同じ高さで横並びで隣接する。折り返し搬送ラインLdは、入口Taを片端に有する水平な第一搬送ラインコンベアLd1と、出口Tbを片端に有する水平な第二搬送ラインコンベアLd2と、両ラインコンベアLd1、Ld2の端同士を連接する図5に示す第三搬送ラインコンベアLd3を有する。第二搬送ラインコンベアLd2は、メインラインLaに平行に沿う。横並びで隣接する入口Taと出口Tbの手前(図6で左側)はパレット受け渡しの中継位置で、この各中継位置の間に同じ高さで往復移動するトラバーサ12が設置される。トラバーサ12の手前(図6で左側)に受け渡しステージ11とリフト10が設置される。
【0005】
リフト10は、下板13と上板14の四隅を支柱15で連結した籠構造で、下板13上にパレット3が着脱自在に搭載される。パレット3は、一対のドア2を位置決め保持したワーク搭載パレット、または、ドア2を取り外した空パレットのいずれかである。リフト10は、ストレージ部Lcとトラバーサ12の間を往復移動する。リフト10がストレージ部Lcのところまで上昇すると、下板13上にワーク搭載(ドア搭載)のパレット3が搬入される、または、下板13に搭載した空のパレット3がストレージ部Lcに移される。リフト10が折り返し搬送ラインLdの入口Taの手前側にある下限位置まで下降すると、下板13上のワーク搭載パレット3が図示しないプッシャーで受け渡しステージ11上に移載される、または、受け渡しステージ11上の空のパレット3が下板13上に移載される。受け渡しステージ11とトラバーサ12と出口Tbは同じ高さにあり、出口Tbの手前の中継位置にトラバーサ12が移動すると、出口Tbとトラバーサ12と受け渡しステージ11が同じ高さで一直線上に並ぶ。トラバーサ12は、水平なレール16上を転動するローラ17を備え、同じ高さを維持して出口Tbと入口Taの間を往復移動する。
【0006】
図6に示すように、リフト10がワーク搭載パレット3を搭載して下限位置へと下降するとき、トラバーサ12は出口Tbの手前の中継位置へと移動する。リフト10が下限位置まで下降すると、ワーク搭載パレット3が受け渡しステージ11へと移載され、続いて受け渡しステージ11からプッシャー(図示せず)などでトラバーサ12上に移載される。次に、トラバーサ12が入口Ta側の中継位置へと移動して、トラバーサ12上のワーク搭載パレット3が入口Taから第一搬送ラインコンベアLd1に搬入される。この搬入動作が複数のワーク搭載パレットに対して順番に連続して行われ、第一搬送ラインコンベアLd1に複数のワーク搭載パレット3がストレージされて一列に並ぶ。第一搬送ラインコンベアLd1から第三搬送ラインコンベアLd3を経て第二搬送ラインコンベアLd2へとワーク搭載パレット3が搬送される。第二搬送ラインコンベアLd2をワーク搭載パレット3が流れる間にワークのドア2が取り出され、メインラインLaのボディ1に組み付けられる。パレット3はワーク無しの空のパレット3になり、出口Tbへと搬送される。
【0007】
空のパレット3が出口Tbに搬送される間に、入口Ta手前の中継位置にあるトラバーサ12が出口Tb手前の中継位置へと移動する。トラバーサ12が出口Tb手前の中継位置に移動して停止すると、第二搬送ラインコンベアLd2から空のパレット3がトラバーサ12上へ移載され、さらに、受け渡しステージ11上へと連続して移載される。この受け渡しステージ11の横にパレット無しの空のリフト10が待機し、受け渡しステージ11上の空のパレット3がリフト10に移載される。リフト10がストレージ部Lcまで上昇して、空のパレット3をストレージ部Lcに戻す。リフト10は、別のワーク搭載パレット3を搭載すると、受け渡しステージ11の所へと下降する。以上のようなワーク搭載パレットの受け渡し動作と空のパレットの受け渡し動作が連続的に繰り返し行われて、車輌ボディへのドア組付が連続して行われる。
【特許文献1】特開平03−159886号公報(第1図)
【特許文献2】特公昭61−33743号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図6に示すパレット搬送装置の場合、第二搬送ラインコンベアLd2の出口Tbに搬送された空のパレット3は、出口Tb手前の中継位置にトラバーサ12が戻っていないと受け渡しステージ11へと移載することができない。つまり、第二搬送ラインコンベアLd2の出口Tbに移動した空のパレット3を出口Tbから搬出する場合、出口Tb手前の中継位置にトラバーサ12が戻ってくるまで出口Tbで空のパレット3を待機させる必要がある。この待機時間は、トラバーサ12の移動タイミングを調整することで短く設定することができる。しかし、多数のパレットを連続して搬送するような場合、各パレット回収時の上記待機時間が累積されて、パレット搬送装置全体のタクトタイムが長くなり、自動車生産ラインの効率を低下させるおそれがある。
【0009】
本発明はパレット搬送装置のタクトタイムを短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の上記目的を達成する技術的手段は、 ワークを搭載したパレットをワーク組み付けラインへ搬送するパレット搬送装置において、前記ワーク組み付けラインに並設した折り返し搬送ラインと、
前記折り返し搬送ラインの同じ側に高低差を付けて設けた入口と出口であって、ワーク搭載パレットが供給される入口と、空パレットが排出される出口と、前記パレットを支持した状態で、前記入口または出口のいずれか低位置側の上方位置である第一位置と、前記入口または出口のいずれか高位置側と同じ高さで隣接する第二位置との間を水平方向に往復可能なトラバーサと、前記パレットを支持し昇降可能な受け渡しユニットであって、前記第一位置に到来したトラバーサまたは折り返し搬送ラインの入口に対してワーク搭載パレットを供給すると共に、前記折り返し搬送ラインの出口または前記第一位置に到来したトラバーサから排出される空パレットを回収する受け渡しユニットとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明のパレット搬送装置によれば、トラバーサの第一位置と折り返し搬送ラインの出口または入口とを上下に重ねて設けたので、第一位置ではワーク搭載パレットを受け渡しユニットからトラバーサまたは折り返し搬送ラインの入口に供給するとともに、トラバーサの動きに制約されることなく、折り返し搬送ラインの出口からは空パレットを受け渡しユニットに回収することができるから、パレット搬送タクトタイムの短縮が容易になり、自動車生産ラインなどのパレットを使ったワーク生産ラインの生産性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。
【0013】
図1及び図2に示される第1の実施の形態のパレット搬送装置は、図6のパレット搬送装置に適用したもので、図6と同一または相当部分には同一符号を付して、説明の重複を避ける。図1及び図2のパレット搬送装置は、自動車生産ラインのメインラインLaの両側に配設された折り返し搬送ラインLdに適用したもので、図6と同様のリフト10を備えた受け渡しユニット20と、図6のトラバーサ12と異なる動作機能を備えたトラバーサ40と、折り返し搬送ラインLdからのパレット搬出専用の中継ステージ50を有する。この中継ステージ50は図6の従来の折り返し搬送ラインLd2の出口Tbを実質的に延長したものである。従って、折り返し搬送ラインLdの実質的な出口は中継ステージ50の端になる。
【0014】
折り返し搬送ラインLdは、高さの異なる入口Tcと出口Tdを有する。入口Tcと出口Tdは、異なる高さで横並びで隣接する。折り返し搬送ラインLdは、所定の高さH1の位置に入口Tcを有する水平な第一搬送ラインコンベアLd1と、高さH2がH1より一段低い位置に出口Tdを有する水平な第二搬送ラインコンベアLd2と、両ラインコンベアLd1、Ld2の端同士を連接する図示しない第三搬送ラインコンベアを有する。第二搬送ラインコンベアLd2が、メインラインLaに平行に沿う。第一搬送ラインコンベアLd1、第二搬送ラインコンベアLd2および第三搬送ラインコンベアによって、ワーク組み付けラインであるメインラインLaに並設した折り返し搬送ラインLdが構成される。なお、この折り返し搬送ラインLdは前述のUターン形状に限らずWターン形状等であってもよい。要するに、高低差のある入口と出口が同じ側にある折り返し搬送ラインであればよい。
【0015】
受け渡しユニット20は、リフト10と可動ステージ30を備える。リフト10は、下板13と上板14を支柱15で連結した籠構造で、下板13に車輌ドア2のワークを搭載したパレット3が着脱自在に位置決め搭載される。リフト10は、搭載したパレット3を高さH1に相当する図1の実線の中継位置と、高さH2に相当する図2の実線の中継位置に移動させると共に、図5で示すストレージ部Lcとの間を往復移動する。可動ステージ30は、ワーク搭載パレット供給位置の高さH1とパレット回収位置の高さH2の間で上下動する。可動ステージ30は、例えばシザーズリフタ構造で、X字状に交叉する脚31と、X字状脚31の交叉角を変えて可動ステージ30を高さH1と高さH2の間で上下動させる図示しない駆動源を備える。
【0016】
高さH1のワーク搭載パレット供給位置にある可動ステージ30と折り返し搬送ラインLdの出口Tdの間に高さH1のトラバーサ40が配置される。トラバーサ40は、折り返し搬送ラインLdの出口Tdと入口Tcの間で高さH1を保ったまま往復移動する。トラバーサ40は矩形の台板で、四隅から下方に延びる支柱41の下端にローラ42を有し、ローラ42が床上に設置したレール43上を転動することで、水平方向に往復移動する。トラバーサ40が出口Tdの手前に移動したとき、このトラバーサ40の下方で中継ステージ50がオーバーラップするように配置される。中継ステージ50は出口Tdと同じ高さH2の位置に固定される。トラバーサ40と中継ステージ50との間の高低差は、トラバーサ40が中継ステージ50の上の空パレット3と干渉しない高低差にすることも可能である。ここで、中継ステージ50の上方におけるトラバーサ40の位置を「第一位置」、折り返し搬送ラインLdの入口Tcと同じ高さで隣接する位置を「第二位置」と呼ぶこととする。
【0017】
次に、図1及び図2に示すパレット搬送装置によるパレット搬送動作を説明する。
【0018】
図1に示すように、リフト10がワーク搭載パレット3を搭載して、パレット3を高さH1のワーク搭載パレット供給位置へと移動させるとき、可動ステージ30が高さH1で待機し、トラバーサ40が可動ステージ30と出口Tdの間の中継位置(第一位置)に移動して待機する。リフト10の下板13が可動ステージ30と面一に並び、下板13に搭載されたワーク搭載パレット3がプッシャー(図示せず)で押されて可動ステージ30上に移載される。続いて可動ステージ30上のワーク搭載パレット3が別のプッシャー(図示せず)で押されて出口Td手前の中継位置にあるトラバーサ40上に移載される。次に、図1に示すようにトラバーサ40が、出口Td手前の中継位置から入口Tc手前の鎖線で示す中継位置(第二位置)へと高さH1を維持したまま水平移動して、トラバーサ40上のワーク搭載パレット3が入口Tcから第一搬送ラインコンベアLd1に搬入される。この搬入動作が複数のパレットに対して連続的に行われ、第一搬送ラインコンベアLd1に複数のワーク搭載パレット3がストレージされて一列に並ぶ。第一搬送ラインコンベアLd1から第三搬送ラインコンベアを経て第二搬送ラインコンベアLd2へとワーク搭載パレット3が搬送される。このパレット搬送の間に、高さH1の位置にある入口Tcと低い高さH2の位置にある出口Tdの段差(H1−H2)でパレット3の高さが変わる。ワーク搭載パレット3が第二搬送ラインコンベアLd2を流れる間にパレット3からワークのドア2が取り出され、メインラインLaのボディ1に組み付けられる。パレット3はワーク無しの空のパレットになり、高さH2の出口Tdへと搬送される。
【0019】
空のパレット3が出口Tdに搬送されるとき、図2に示すように出口Td手前の中継位置に同じ高さH2で中継ステージ50が設置されているので、トラバーサ40がどの位置にあろうと関係なく出口Tdから空のパレット3が中継ステージ50上へとプッシャー(図示せず)で押されて移載される。なお、トラバーサ40と中継ステージ50との間の高低差をトラバーサ40が中継ステージ50の上の空パレット3と干渉しない間隔に設定することにより、トラバーサ40が中継ステージ50上に位置する時に空のパレット3を中継ステージ50上に移動させたり、或いは、空のパレット3が中継ステージ50上に位置する時に、トラバーサ40を中継ステージ50上に移動させることができる。この空のパレット3の中継ステージ50への移載に前後させて、可動ステージ30を高さH2に相当するパレット回収位置に移動させ、中継ステージ50から可動ステージ30に空のパレット3を移載する。その後、可動ステージ30から空のパレット3を、パレットのない空のリフト10の下板13上へと移載する。この後、リフト10は従来同様にして図5のストレージ部Lcまで上昇して、空のパレット3をストレージ部Lcに戻す。リフト10は、別のワーク搭載パレット3を搭載すると、可動ステージ30の待機している位置へと下降して、上記したパレット受け渡しの動作が繰り返し行われる。
【0020】
次に、図3及び図4に示す第2の実施の形態のパレット搬送装置を説明する。このパレット搬送装置は、図1のパレット搬送装置における受け渡しユニット20をリフト10のみで構成し、図1の可動ステージ30を省略している。
【0021】
図3のパレット搬送装置は、図1の可動ステージ30の位置でリフト10を上下動させて、リフト10からワーク搭載パレット3を直接にトラバーサ40に移載し、中継ステージ50から空のパレット3を直接にリフト10に移載する。ここでのトラバーサ40の往復移動は、図1と同じに行われる。
【0022】
即ち、図3に示すように、トラバーサ40が出口Td手前の中継位置に移動したときに、リフト10の下板13がトラバーサ40と面一に並び、下板13に搭載されたワーク搭載パレット3が直接にトラバーサ40上に移載される。次に、トラバーサ40が出口Td手間の中継位置から入口Tc手前の中継位置へと高さH1を維持したまま水平移動して、トラバーサ40上のワーク搭載パレット3が入口Tcから第一搬送ラインコンベアLd1に搬入される。
【0023】
また、図4に示すように、第二搬送ラインコンベアLd2の出口Tdに空のパレット3が搬送されるとき、トラバーサ40がどの位置にあろうと関係なく、出口Tdから空のパレット3が中継ステージ50上に移載される。この移載に前後して、パレットのない空のリフト10が中継ステージ50の真横に移動して、中継ステージ50から空のパレット3が直接にリフト10に移載される。
【0024】
なお、本発明のパレット搬送装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、前記実施形態はワーク搭載パレット3が第二搬送ラインコンベアLd2を流れる間にパレット3からワークのドア2が取り出されメインラインLaのボディ1に組み付けられるものとして説明したが、ワーク搭載パレット3が第一搬送ラインコンベアLd1を流れる間にパレット3からワークのドア2が取り出されメインラインLaのボディ1に組み付けられるようにしてもよいことは勿論である。また、前記実施形態は高位置の入口Tcからワーク搭載パレットを供給し、低位置の出口Tdから空パレットを排出するようにしたが、これを逆転させて、すなわち、低位置の出口Tdからワーク搭載パレットを供給し、高位置の入口Tdから空パレットを排出するようにしてもよい。この場合、中継ステージ50にワーク搭載パレットがない状態で高位置の入口Tdから排出された空パレット3がトラバーサ40により中継ステージ50の上方に搬送され、高さH1に上昇した可動ステージ30に移載され回収される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】第1の実施の形態を示すパレット搬送装置のパレット搬送時の部分斜視図である。
【図2】図1設備のパレット戻し時の部分斜視図である。
【図3】第2の実施の形態を示すパレット搬送装置のパレット搬送時の部分斜視図である。
【図4】図3設備のパレット戻し時の部分斜視図である。
【図5】自動車生産ラインの概要を示す平面図である。
【図6】従来のパレット搬送装置を説明するための部分斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
2 ワーク、ドア
3 パレット
10 リフト
20 受け渡しユニット
30 可動ステージ
40 トラバーサ
50 中継ステージ
Ld 折り返し搬送ライン
Ld1 第一搬送ラインコンベア
Ld2 第二搬送ラインコンベア
Tc 入口
Td 出口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワークを搭載したパレットをワーク組み付けラインへ搬送するパレット搬送装置において、
前記ワーク組み付けラインに並設した折り返し搬送ラインと、
前記折り返し搬送ラインの同じ側に高低差を付けて設けた入口と出口であって、ワーク搭載パレットが供給される入口と、空パレットが排出される出口と、
前記パレットを支持した状態で、前記入口または出口のいずれか低位置側の上方位置である第一位置と、前記入口または出口のいずれか高位置側と同じ高さで隣接する第二位置との間を水平方向に往復可能なトラバーサと、
前記パレットを支持し昇降可能な受け渡しユニットであって、前記第一位置に到来したトラバーサまたは折り返し搬送ラインの入口に対してワーク搭載パレットを供給すると共に、前記折り返し搬送ラインの出口または前記第一位置に到来したトラバーサから排出される空パレットを回収する受け渡しユニットとを有することを特徴とするパレット搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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