説明

パーキングブレーキ装置

【課題】弾性体を用いたクランプ機構を採用することにより、構造を簡略化しワンタッチ式でブレーキ作動状態を手動にて開放できるパーキングブレーキ装置を提供する。
【解決手段】
パーキングブレーキ装置を構成するサービスチャンバ側のピストンにサービスロッド8を、また、サービスチャンバ側と対向して配置されたパーキングチャンバ側のピストンにパーキングロッド9を設け、前記サービスロッドとパーキングロッドとは、いずれか一方のロッドが他方のロッドに形成したガイドに摺動可能に挿入され、かつ、前記ガイドに挿入される側のロッドの端部に段差8aを設け、前記段差に係合する弾性体10を前記ガイドを有するロッドに設け、前記弾性体により双方のロッドを、連結、解除ができるようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道車両用ディスクブレーキ(以下テコ式キャリパブレーキ)のパーキングブレーキ装置に関するものであり、特に保守作業などにおけるパーキングブレーキ手動解除機構を有するパーキングブレーキ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のテコ式キャリパブレーキのパーキング機構は保守点検作業時など、スプリングチャンパーを解除して作業を行なう場合、スプリングチャンバーを構成するネジを回転させてスプリングを緩める等の作業が必要であった。こうしたスプリングチャンパー解除方式を採用しているテコ式キャリパブレーキのパーキング機構の一例を図8を参照して説明する(特許文献1)。
【0003】
図8においてこの装置は「車両用のブレーキ機構において用いられるブレーキシリンダ装置であって、第1バネ101と第1圧力室102とが逆方向に作用する第1ピストン103を有し、前記第1圧力室102に圧力流体が供給されることにより前記第1バネ101の付勢力に抗して前記第1ピストン103がシリンダ本体104に対して相対移動してブレーキ方向に移動する常用ブレーキ手段と、前記第1ピストン103とともに移動可能な押棒105と、前記押棒105とともに移動可能であって前記押棒105が前記第1ピストン103の移動方向と平行に相対移動する際に所定の抵抗力が作用するように前記押棒105に取り付けられているガイド部材106を有し、ブレーキ解除時の前記第1ピストン103の移動方向における前記押棒105の前記シリンダ本体104からの突出長さをブレーキ作動の際に調整する突出長さ調整手段107と、第2バネ108と第2圧力室109とが逆方向に作用するとともに前記押棒105が貫通する第2ピストン110を有し、前記第2圧力室109に圧力流体が供給されている状態から排出される状態へと移行することで前記第2バネ108の付勢力により前記第2ピストン110が前記ブレーキ方向に移動するとともに前記常用ブレーキ手段を介して前記押棒105を付勢するバネブレーキ手段と、を備え、前記突出長さ調整手段107は、前記ガイド部材106に設けられた凹部又は凸部と、前記凹部又は凸部と係合する係合部を有し前記第2ピストン110と前記第1バネ101との間に配設されるとともに前記ガイド部材106の前記第1ピストン103の移動方向における可動範囲を規制する規制手段と、を備えていること」を特徴とする。
そして上記パーキングブレーキ装置にはバネブレーキ手段の中にブレーキ作動状態を手動にて開放するための手動開放機構111が設けられている。こ手動開放機構111は、固定用リング112、閉じ部材113、固定ロッド114、戻しバネ、操作用リングを備えており、図からも理解できるようにこの手動開放機構111は構成部品が多く、構成が複雑でありコストも高くなる等問題点がある。
またこのものではスプリングチャンバを後から設置することが困難であり、汎用性に乏しい等の問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−261439
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、弾性体を用いたクランプ機構を採用することにより、構造を簡略化しワンタッチ式でブレーキ作動状態を手動にて開放できるパーキングブレーキ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このため本発明が採用した課題を解決するための手段は、
パーキングブレーキ装置を構成するサービスチャンバ側のピストンにサービスロッドを、また、サービスチャンバ側と対向して配置されたパーキングチャンバ側のピストンにパーキングロッドを設け、前記サービスロッドとパーキングロッドとは、いずれか一方のロッドが他方のロッドに形成したガイドに摺動可能に挿入され、かつ、前記ガイドに挿入される側のロッドの端部に段差を設け、前記段差に係合する弾性体を前記ガイドを有するロッドに設け、前記弾性体により双方のロッドを、連結、解除ができるようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ装置である。
また、前記弾性体は前記挿入孔を有するロッドの外周に設けたことを特徴とするパーキングブレーキ装置である。
また、前記ガイドはいずれか一方のロッドに形成した孔であり、このロッドに形成した孔内にテレスコピック状に他方のロッドが摺動可能に挿入されることを特徴とするパーキングブレーキ装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、サービスチャンバ側、パーキングチャンバ側の何れか一方のロッド先端に段差を設け、他方のロッドに形成したガイドに前記一方のロッドを挿入し、他方のロッドに設けた弾性体(クリップ)により、双方のロッドを連結、解除できるようにすることにより、ワンタッチ式でブレーキ作動状態を手動にて容易に開放できる。
前記ワンタッチ式でブレーキ作動状態を解除するには他方側に設けた弾性体(クリップ)を外部から手で挟み込み、拡張させることにより、一方側のロッドを容易に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】ディスクブレーキにおいてブレーキパッド側からみた平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1中のA−A断面図である。
【図4】(イ)はサービスロッド、(ロ)は弾性体、(ハ)はパーキングロッドの斜視図である。
【図5】図1中のA−A断面図において、パーキングブレーキが作動している状態の図である。
【図6】パーキングブレーキの手動解除機構を組み込んだ部分の斜視図である。
【図7】図3の側面図であり、サービスロッド、パーキングロッドの作動を説明する組み付け図であり、サービスチャンバには圧力が供給されておらず、パーキングチャンバ内に圧力が供給されている状態の図である。
【図8】図7の状態から、サービスチャンバに圧力が供給された状態の図である。
【図9】図5の側面図であり、パーキングチャンバ内の圧力が抜け、パンーキングチャンバ内のスプリング力によってパーキングロッド、サービスロッドを介してサービスチャンバ内のピストンを下方に移動してパンーキングブレーキが作動している状態の図である。
【図10】パーキングロッドとサービスロッドの連結を解除した状態の図である。
【図11】従来のテコ式キャリパブレーキのパーキング機構の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、パーキングブレーキ装置を構成するサービスチャンバ側のピストンに取り付けたサービスロッドと、サービスチャンバ側と対向して配置されたパーキングチャンバ側のパーキングロッドとを、いずれか一方のロッドが他方のロッドに形成したガイドに摺動可能に挿入し、かつ、前記ガイドに挿入される側のロッドの端部に段差を設け、前記段差に係合する弾性体を前記ガイドを有するロッドに設け、前記弾性体により双方のロッドを、連結、解除ができるようにしている。
【実施例】
【0010】
以下、本発明に係るテコ式ディスクブレーキのパーキングブレーキ装置の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はキャリパブレーキのブレーキパッド側からみた平面図、図2は同側面図、図3は図1中のA−A断面図、図4はサービスロッド、弾性体、パーキングロッドの斜視図である。
【0011】
図1〜図3においてテコ式ディスクブレーキは、ボディ1、サポート2、テコ部3、パッドホルダ4、パッドアッセンブリ4a、サービスチャンバ5、パーキングチャンバ6、パーキングスプリング7、サービスロッド8、パーキングロッド9、弾性体(クリップ)10を備えており、基本的な構成は従来のパーキングブレーキを備えたテコ式ブレーキと同様である。
【0012】
図3、図5において、テコ式ブレーキにおけるパーキングブレーキ装置を構成するサービスチャンバ5を説明すると、同サービスチャンバ5内には同チャンバを圧力室12とスプリング室13の二室に区画するピストン11が配置され、ピストン11には後述するようにサービスロッド8がナットなどの固定手段14により取り付けられている。
【0013】
サービスロッド8は図4(イ)に示すように小径部8aと大径部8bとからなるロッドで構成されており、大径部8bの下端には段差8cが形成されている。この段差8cは本例では図示のように先端方向が小径となる円錐状に形成されているが、必ずしも円錐状である必要はない。例えば、角錐状など、後述する弾性体と係止、解除でき、かつ、サービスロッド8を、後述するパーキングロッド9の大径の筒状部9aに押し込む際に、後述する弾性体(クリップ)10を拡開しながら段差8cをパーキングロッド9の大径の筒状部(ガイド)に押し込むことができる形状であれば、他の形状として形成することも可能である。
【0014】
上記形状をしたサービスロッド8は小径部8aの端部が前述したように固定手段(本例ではボルト・ナット式固定手段)14により前記ピストン11に固定される構造となっている。また、サービスロッド8はサービスチャンバ5内のスプリング室13を通りサービスチャンバ5の下部を通って、パーキングチャンバ6に向けて下方に延長して配置されている。
【0015】
サービスチャンバ5のスプリング室13には前記スプリング室13に設けた座金と前記ピストン11との間にスプリング5aが配置され、このスプリング5aの付勢力によりピストン11を図中上方に付勢している。またスプリング5aの作用によりサービスロッド8もピストンと一体にスプリング5aにより上方に付勢されている。またサービスチャンバ5の圧力室12には図示せぬ圧力源が接続されており、圧力室12に圧力流体が注入されると前記ピストン11が前記スプリング5aの付勢力に抗して図中下方に移動する構成となっている。
【0016】
前述した弾性体(クリップ)10は、図4(ロ)に示すようにパーキングロッド9に形成した孔9cに嵌合する部材として構成され、弾性体10には爪10aが形成され、この爪10aを摘んで挟むことにより、弾性体10を拡開させ、サービスロッド8に形成した段差8cとの係合を解除できるようになっている。
【0017】
図3、図5において、テコ式ブレーキにおけるパーキングブレーキ装置を構成するパーキングャンバ6を説明すると、パーキングチャンバ6は、サービスチャンバ5と同様にピストン15により圧力室18とスプリング室17の二室に区画され、ピストン15にはパーキングロッド9が適宜固定手段(本例ではボルト・ナット式固定手段)16により取り付けられている。
パーキングロッド9は図4(ハ)に示すように大径の筒状部9aと小径のロッド9bとから構成されており、大径の筒部9aの端部には前述の弾性体(クリップ)10が係止する孔(係止部)9cが構成されている。パーキングロッド9は小径のロッド9bの端部がピストン15にナット等の固定手段16により固定されており、また大径筒状部9aはパーキングチャンバ6のスプリング室17を通りパーキングチャンバの壁19を貫通してサービスチャンバ5側(図中上方)に延長して配置される。
【0018】
パーキングロッド9の大径筒状部9aには前述したサービスロッド8の大径部8bが挿入され、両ロッドはテレスコピック状に伸縮できる構成となっており、前記弾性体10により、パーキングロッド9からサービスロッド8が抜け出さないように段差8cが係止される構成となっている。パーキングチャンバ6のスプリング室17にはピストン15を図中下方に付勢するパーキングスプリング7が配置され、ピストン15は常時このパーキングスプリング7により図中下方に付勢されている。このためパーキングロッド9もこのパーキングスプリング7によりピストン15と一体になって図中下方に付勢されている。
なお、サービスチャンバ5内に設けるスプリング5a(第1スプリングという)とパーキングチャンバ6内に設けるパーキングスプリング7(第2スプリングという)とは、スプリングの強さが
第2スプリング>第1スプリング
の関係となっている。
また、サービスロッド8とパーキングロッド9とが弾性体10によって連結された状態の時の全体の長さは、パーキングチャンバ内の圧力を抜きパーキンブブレーキ作動状態の時に、サービスチャンバ内のピストン11がスプリング5aを撓めてブレーキ作動状態を得ることができる長さとなっている。
【0019】
図7において、前記サービスチャンバ5と前記パーキングチャンバ6との間には、図するようにブレーキアーム作動用のリンク機構21等が配置されている。
この構成を図を参照してさらに説明すると、サービスチャンバ5側に配置されたサービスロッド8の周囲にはウェッジ19が取り付けられており、このウェッジ19には対向する2個のローラ20が当接している。前記各ローラ20はリンク21に取り付けられており、リンク21は適宜連結手段(本例ではアジャスタ機構)を介して左右のテコ部3に連結されている。
なお、前記リンク機構21等は本願の要旨ではなく、また、公知の機構(例えば本出願人によって出願された特開2010−65751を参照)を採用していることから詳細な説明は省略する。
【0020】
上記構成のパーキングブレーキ装置の作動を説明する。
図7において(即ちサービスロッド8とパーキングロッド9が弾性体10により連結されており、パーキングチャンバ6の圧力室18内に圧力流体が供給されている状態の時) パーキングチャンバ6の圧力室18内に圧力流体が供給された状態となっていると、パーキングチャンバ6内のピストン15がパーキングスプリング(第2スプリング)7を撓めながら、図中上方に移動する。この結果、パーキングロッド9も上方に移動する。さらにサービスロッド8もサービスチャンバ5内のスプリング5a(第1スプリング)の作用により上方に移動し図の状態を維持する(ブレーキ開放状態)。
この状態の時に、サービスチャンバ5内の圧力室12に圧力流体が供給されると(図8参照)、サービスチャンバ5内のピストン11が図中下方に移動し、さらにピストン11に固定されているサービスロッド8も下方に移動して段差8cがパーキングロッド9の大径筒状部9a内に押し込まれ、この動きによりウェッジ19、リンク20を介してテコ部3が作動してブレーキが掛かかりサービスブレーキ作動状態となる。また、サービスチャンバ5内の圧力を開放すると図7の状態に戻りブレーキが開放される。
【0021】
図9に示す状態の時(即ちサービスロッド8とパーキングロッド9が弾性体10により連結されており、パーキングチャンバ6の圧力室18内の圧力が抜けている状態の時)
サービスチャンバ5内の第1スプリング5aとパーキングチャンバ6内の第2スプリング7とが上記した関係にあるので、パーキングチャンバ6内の第2スプリング7の付勢力によりパーキングロッド9およびサービスロッド8を介してサービスチャンバ5内のピストン11が第1スプリング5aを変形させて図中下方に変位した状態となる。
この状態の時には、サービスロッド8が下方に引っ張られた状態となり、ウェッジ19、リンク20を介してテコ部3が作動してブレーキが掛かかりパーキングブレーキ作動状態となる。なお、この状態でサービスチャンバ内の圧力室12に圧力が供給された場合、サービスブレーキが作動した状態となる。
【0022】
図10に示す状態の時(パッド交換時など、パーキングチャンバ内のスプリング力を解除したい時)
この時には、弾性体10の爪10a(図4(ロ)、図6参照)を指等でつまんで、弾性体10を拡開するとサービスロッド8が第1スプリング5aの付勢力によって上方に、またパンーキングロッド9がスプリング17の付勢力によって下方に移動して弾性体10との係合がはずれ、サービスロッド8の下端の段差8cがパーキングロッド9の大径筒状部9a内から抜けだす。この結果、サービスロッド8とパーキングロッド9は互いの連結が解除され、ブレーキが開放状態となり、この状態で修理等を行なう。
修理が終了し、サービスロッド8とパーキングロッド9とを連結するには、両者が分離された状態、即ち図10の状態からサービスブレーキを作動させるとサービスロッドの段差8cが弾性体10を拡開させながら弾性体を乗り越えパーキングロッド9内に再び挿入され、両者は弾性体10により連結状態に復帰するとともにブレーキが作動する。
【0023】
以上のように本発明によれば、サービスロッドとパーキングロッドを連結している弾性体を操作するだけでサービスロッドとパーキングロッドとの連結を解除することができ、パッド交換を容易に行なうことができる。
【0024】
なお、本例ではサービスロッドとパーキングロッドとが伸縮するガイドの構成として、サービスロッドがパーキングロッドの大径筒状部内に挿入される構成となっているが、サービスロッド側に大径筒状部を形成し、その筒内にパーキングロッドの段差が入り込む構成とすることもできる。また、一方の筒状部内に他方のロッドを挿入する形式ではなく、一方の溝内に他方のロッドを挿入する形式など他の形式を採用することも可能である。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、適宜変更することができる。実施例に記載の諸元はあらゆる点で単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は、ブレーキを搭載する車両分野に利用することができる。
【符号の説明】
【0026】
1 ボディ
2 サポート
3 テコ部
4 パッドホルダ
5 サービスチャンバ
5a スプリング(第1スプリング)
6 パーキングチャンバ
7 パーキングスプリング(第2スプリング)
8 サービスロッド
8a 小径部
8b 大径部
8c 段差
9 パーキングロッド
9a 大径の筒状部
9b 小径のロッド
9c 孔(係止部)
10 弾性体(クリップ)
10a 爪
11 ピストン
12 圧力室
13 スプリング室
14 固定手段
15 ピストン
16 固定手段
17 スプリング室
18 圧力室
19 壁
20 ローラ
21 リンク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーキングブレーキ装置を構成するサービスチャンバ側のピストンにサービスロッドを、また、サービスチャンバ側と対向して配置されたパーキングチャンバ側のピストンにパーキングロッドを設け、前記サービスロッドとパーキングロッドとは、いずれか一方のロッドが他方のロッドに形成したガイドに摺動可能に挿入され、かつ、前記ガイドに挿入される側のロッドの端部に段差を設け、前記段差に係合する弾性体を前記ガイドを有するロッドに設け、前記弾性体により双方のロッドを、連結、解除ができるようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ装置。
【請求項2】
前記弾性体は前記挿入孔を有するロッドの外周に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ装置。
【請求項3】
前記ガイドはいずれか一方のロッドに形成した孔であり、このロッドに形成した孔内ににテレスコピック状に他方のロッドが摺動可能に挿入されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパーキングブレーキ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−172703(P2012−172703A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−32921(P2011−32921)
【出願日】平成23年2月18日(2011.2.18)
【出願人】(000000516)曙ブレーキ工業株式会社 (621)
【Fターム(参考)】