説明

パーマネントウェーブ形成具

【課題】 毛髪をロッドに巻き付けずに平面渦巻き状に容器に収めることにより、容器の嵩に比し処理される毛髪の量が多くなるとともに、毛束全体にパーマネント処理剤が満遍無く浸透するパーマネントウェーブ形成具を提供すること。
【解決手段】 底面4に小孔5が貫設され、上部の開口部の口端8に係止部を有する偏平状の容器本体1と、上部の開口部に前記係止部を介して係脱自在に蓋するとともに、一部に周縁に渡る欠切開口部6を配設し、上面中央にフック7を立設して成る蓋体2と、該フック7と毛束14間を連係する吊り下げ手段とから成る。このほか、底面4を上げ底に形成して蓋体2を凹状に形成したり、係止部を舌片11としてその係止片12で蓋体2の上面を拘束開放自在に保持するなどである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定量の毛髪にパーマネントウェーブを形成する形成具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から提供されている簡易なパーマネントウェーブ形成具は、大方がロッド或はロッド状の巻き付け具に毛髪を巻き付けそのまま吊り下げるので、ロッド或は巻き付け具の嵩に比し巻かれた髪の量が少ないのでないかという疑問があり、さらにロッド或は巻き付け具と接触している部分の毛髪にパーマネント処理剤が浸透し難い問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、毛髪をロッドに巻き付けずに平面渦巻き状に容器に収めることにより、容器の嵩に比し処理される毛髪の量が多くなるとともに、毛束全体にパーマネント処理剤が満遍無く浸透するパーマネントウェーブ形成具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、偏平状の容器本体と、容器本体を開口自在に蓋する蓋体もしくは落し蓋と、蓋体もしくは落し蓋の周縁に欠設した欠設開口部と、容器本体の吊り下げ手段とから構成され、毛髪の任意の個所から巻かれた毛束を容器本体に渦巻き状等にして収納し、上記欠設開口部を介して蓋をし、容器本体を毛髪の根元に吊り下げ手段で吊り下げた上、収納した毛束にパーマネント処理剤を注ぎ処理するように使用される。
【発明の効果】
【0005】
本発明のパーマネントウェーブ形成具によれば、容器本体に毛髪の任意の個所から巻かれた毛束を渦巻き状に、或は多少変化した渦巻き状に収納できるため、毛束全体に満遍無くパーマネント処理剤が行き渡り所望のウェーブを形成できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
容器本体と蓋体は一端部で蝶番により開閉自在に接合され、両者の結合は容器本体の開口部口端に欠切した雌溝に蓋体の周縁に形成した雄部を嵌着するものや、容器本体の周縁上端に一端を回動自在に軸支し、他端を蓋体上面に渡る係止片としてなる舌片によるものなどであり、このほか、落し蓋はパーマネント処理剤の吸収保持性のよいスポンジが採用される。
【実施例1】
【0007】
本発明実施例のパーマネントウェーブ形成具Aは、図1、図2に示すように、偏平状の容器本体1とその上部の開口部に被蓋される蓋体2とは蝶番3で開閉自在に接合され、容器本体1はその底面4を上方へ凸状に上げ底に形成されるとともに、図3に示すように、放射状に多数の小孔5が底面及び周面に貫設され、蓋体2には蝶番3の取り付け部と対向する側で周縁に渡る欠切開口部6を配設し、蓋体2の縦断面形状を凹状に形成するとともに、その上面中央にフック7を立設している。容器本体と蓋体との係合に関しては図4に示すように、容器本体1の開口部の口端8に欠切した雌溝9に対して蓋体2の周縁に鋭角状に形成した雄部10を嵌着する手段がある。この場合蓋体2の雄部10は雌溝9を弾性変形によって係合される。このほか、図1の仮想線で示すように、一端が容器本体1の口端8に回動自在に軸支される舌片11に係止片12で蓋体2の上面を拘束するものや、図6に示すように、容器本体1の直径より小径のシリコンゴム製のリング体13をその下方で容器本体1に接着し、その上方を弾性変形により蓋体2の上面に被蓋して両者を保持させるものなどが提供される。
【0008】
このようにして成るパーマネントウェーブ形成具Aでは、毛先から又は専用の棒に巻き取られた毛束14を容器本体1に平面渦巻き状に落し込み、次いで図2に示すようにスポンジ17をかぶせ、蓋体2の欠切開口部6に毛束14の根元部を案内しつつ蓋体2を容器本体1の口端において雌雄の係合で接合する。そして図7(a)に示すように、フック7に一端を係着した吊り下げ用のゴム紐15の他端を毛束14の根元に結びつける。次いで欠切開口部6からパーマネント処理剤が注入され、余分な処理剤は小孔5から流出し、所要時間と処理を経て図7(b)に示すようなパーマネントウェーブ16が形成される。
このように、欠切開口部6から注入されたパーマネント処理剤は容器本体1の内部で満遍無く渦巻き状の毛束14に行き渡るから、形崩れのし難いパーマネントウェーブ16の形成が達成される。渦巻き状の毛束14はスポンジと容器本体1の上げ底と蓋体2の凹状形成によって容器本体1に収まるものである。
【実施例2】
【0009】
実施例2のパーマネントウェーブ形成具Bは図8、図9に示すように、容器本体1と、本体1に落し込み状に内嵌される落し蓋と、吊り手とから成っている。容器本体1は実施例1の蓋体2を設けず内底面は水平で周面とともに小孔5を設けている。落し蓋20はスポンジ17の上面に合成樹脂の多孔の盤21を一体とし、スポンジ17と盤21とに実施例1の切欠開口部6を欠設している。吊り手22は剛直線材で本体1を吊り出せるよう本体1に取り付けられている。
【0010】
パーマネントウェーブ形成具Bでは、落し込まれた毛束に落し蓋20をかぶせ、吊り手22の上端を毛髪の根元に吊り出し状に結びつけ、落し蓋20にパーマネント処理剤を注入し実施例1と以下同様に処理する。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、形成具の嵩に比し量の多い毛束の収納と固定保持が簡易な上、パーマネント処理剤が満遍無く毛束に行き渡るからパーマネントウェーブ形成も確実で、その普及が大いに期待される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るパーマネントウェーブ形成具Aの斜視図。
【図2】蓋体2を開けた状態のパーマネントウェーブ形成具Aの縦断面図。
【図3】パーマネントウェーブ形成具Aの底面図。
【図4】図1のA部拡大断面図。
【図5】巻き取られた毛束を容器本体に収納した状態の説明図。
【図6】容器本体と蓋体の接合状態図。
【図7】パーマネントウェーブ処理の説明図で、分図(a)はパーマネントウェーブ形成具の使用状態図、(b)はパーマネントウェーブの状態図。
【図8】落し蓋の斜視図。
【図9】パーマネントウェーブ形成具Bの側面図。
【符号の説明】
【0013】
1:容器本体
2:蓋体
3:蝶番
4:底面
5:小孔
6:欠切開口部
7:フック
8:口端
9:雌溝
10:雄部
11:舌片
12:係止片
13:リング体
14:毛束
15:ゴム紐
16:パーマネントウェーブ
17:スポンジ
20:落し蓋
21:盤
22:吊り手
A:パーマネントウェーブ形成具
B:パーマネントウェーブ形成具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排液用の小孔を設け上面を開口した容器本体に、周縁の一部に毛束挿通用の欠切開口部を設けた蓋体を開閉自由に取り付けるとともに吊り下げ手段を付して成るパーマネントウェーブ形成具。
【請求項2】
排液用の小孔を設けるとともに吊り手を付し上面を開口した容器本体と、容器本体に落し込まれ周縁の一部に毛束挿通用の欠切開部を設けたスポンジの落し蓋とから成るパーマネントウェーブ形成具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−288464(P2006−288464A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−109741(P2005−109741)
【出願日】平成17年4月6日(2005.4.6)
【出願人】(505127503)
【Fターム(参考)】