説明

ヒスタミンH3インバースアゴニストおよびアンタゴニストとその使用方法

ここでは、溶融イミダゾリル化合物、その合成方法および使用方法を提供する。ここで提供される化合物は、例えば神経障害や代謝障害を含む、種々の障害の治療、予防および/または管理に有益である。ここで提供される化合物は、ヒスタミンH3レセプターの活性を抑制し、例えばヒスタミン、アセチルコリン、ノルエピネフリンおよびドーパミンなどのような種々の神経伝達物質の放出を調節する(例えばシナプスにおいて)。この化合物を含む薬学的組成物とその使用方法もここで提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物であって:式(I)の化合物それ自体、薬学的に許容される塩、または上記式(I)の化合物それ自体の立体異性体もしくは塩の立体異性体であり、
【化1】

、RA、'およびR'は、それぞれ独立して、結合、水素、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキルまたは(5〜10員環の)ヘテロアリールであり、それぞれ1もしくは複数のR'によって置換されていてもよく、
(i)RとRとの対、RとR'との対、RとRとの対、もしくは、R'とR'との対は、任意に置換された3、4、5、6または7員環の非芳香族環に付加した形態の原子に結合しているか、または、
(ii)RとRとの対、RとR'との対、RとR'との対、RとR'との対、RとR'との対、もしくは、RとR'との対のうち1つの対は、1、2または3個の原子からなる架橋を形成するように結合しており、
とRとは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキル、(5〜10員環の)ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノアルキル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニルまたはスルホニルであり、それぞれ1もしくは複数のR”によって置換されていてもよく、
または、RとRとは環を形成するよう結合していてもよく、
それぞれのR’は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキル、(5〜10員環の)ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノアルキル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニルまたはスルホニルであり、1もしくは複数のRによって置換されていてもよく、
または、2つのR’置換基が共に3〜10員環を形成していてもよく、
それぞれのR”は、独立して水素、ハロゲン、シアノ、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキル、(5〜10員環の)ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノアルキル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニルまたはスルホニルであり、1もしくは複数のRによって置換されていてもよく、
または、2つのR”置換基が共に3〜10員環を形成していてもよく、
はそれぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、=O、−OR、−NR、−N(R)C(O)R、−C(O)NR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−S(O)qR、−S(O)NR、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C10)アルキル、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C10)シクロアルキル、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C12)アラルキル、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(6〜10員環の)アリール、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C10)ヘテロアルキル、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C10)ヘテロシクロアルキル、または、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(5〜10員環の)ヘテロアリールであり、
はそれぞれ独立して、水素、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C)アルキル、1もしくは複数のRによって置換されていてもよい(C−C)シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、=O、−OR、−NR、−N(R)C(O)R、−C(O)NR、−C(O)R、−C(O)OR、−OC(O)R、−S(O)または−S(O)NRであり、
およびRそれぞれ独立して、水素、(C−C)アルキル、(C−C)シクロアルキル、(C−C10)アラルキル、(C−C)ヘテロアルキル、(C−C)ヘテロシクロアルキル、(6〜10員環の)アリールまたは(5〜10員環の)ヘテロアリールであるか、
または、RおよびRは共に3〜10員環を形成していてもよく、
qが0、1または2であり、
mが1または2であり、
nが1、2または3である化合物。
【請求項2】
およびRは、1もしくは複数のR”によって置換されていてもよいフェニル環を形成している請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
mが1であり、
nが1であり、
およびR’が、1もしくは複数のR’によって置換されていてもよく、1、2または3個の原子からなる架橋を共に形成している請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
【化2】

である請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
mが1であり、
nが1であり、
およびR'が、1もしくは複数のR’によって置換されていてもよく、1、2または3個の原子からなる架橋を共に形成している請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
【化3】

である請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
mが1であり、
nが1であり、
およびR'が、1もしくは複数のR’によって置換されていてもよく、1、2または3個の原子からなる架橋を共に形成している請求項2に記載の化合物。
【請求項8】
【化4】

である請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
mが1であり、
nが1であり、
およびR'が、1もしくは複数のR’によって置換されていてもよく、1、2または3個の原子からなる架橋を共に形成している請求項2に記載の化合物。
【請求項10】
【化5】

である請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
式(Ia)の化合物であって:式(Ia)の化合物それ自体、薬学的に許容される塩、または上記式(Ia)の化合物それ自体の立体異性体もしくは塩の立体異性体であり、
【化6】

5、6、およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキル、(5〜10員環の)ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノアルキル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニルまたはスルホニルであり、それぞれ1もしくは複数のRによって置換されていてもよく、
または、2つの隣接するR、R、RおよびRは共に3〜10員環を形成していてもよい請求項2に記載の化合物。
【請求項12】
およびR'は、それぞれ1もしくは複数のR'によって置換されていてもよい3、4、5、6または7員環の非芳香族環に付加した形態の原子に結合している請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
【化7】

である請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
およびRが、それぞれ1もしくは複数のR'によって置換されていてもよい3、4、5、6または7員環の非芳香族環に付加した形態の原子に結合している請求項11に記載の化合物。
【請求項15】
式(II)の化合物であり:式(II)の化合物それ自体、薬学的に許容される塩、または上記式(II)の化合物それ自体の立体異性体もしくは塩の立体異性体であり、
【化8】

Arは、水素、ハロゲン、シアノ、(C−C10)アルキル、(C−C10)アルケニル、(C−C10)シクロアルキル、(6〜10員環の)アリール、(C−C10)ヘテロアルキル、(C−C10)ヘテロシクロアルキル、(5〜10員環の)ヘテロアリール、ヒドロキシル、アルコキシル、アミノアルキル、アミノ、イミノ、アミド、カルボニル、チオール、スルフィニルまたはスルホニルであり、それぞれは1もしくは複数のRによって置換されていてもよく、
nは1または2であり、
pは0、1または2である請求項11に記載の化合物。
【請求項16】
pが0であり、nが1である請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
【化9】

である請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
pが1であり、
nが1である請求項15に記載の化合物。
【請求項19】
【化10】

である請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
pが1であり、
nが2である請求項15に記載の化合物。
【請求項21】
【化11】

である請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
pが0であり、
nが2である請求項15に記載の化合物。
【請求項23】
【化12】

である請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
請求項1〜23の何れか1項に記載の化合物である化合物を含む医薬品。
【請求項25】
薬学的に許容される賦形剤または担体を含む請求項24に記載の医薬品。
【請求項26】
1もしくは複数の付加活性剤を含む請求項24に記載の医薬品。
【請求項27】
ヒスタミン受容体の活性を減少させる方法であり、
ヒスタミン受容体と、請求項1〜23の何れか1項に記載の化合物とを接触させる工程を含む方法。
【請求項28】
ヒスタミン受容体がH3受容体である請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ヒスタミンH3受容体に関係する疾患を処理、予防または管理する方法であり、
有効量の請求項1〜23の何れか1項に記載の化合物を、治療的または予防的に対象へ投与する工程を含む方法。
【請求項30】
上記対象が、ヒトである請求項29に記載の方法。
【請求項31】
上記疾患は、神経障害、神経変性障害、統合失調症、アルツハイマー病、パーキンソン病、情動障害、情動障害、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、精神疾患、ひきつけ、痙攣、めまい、てんかん、ナルコレプシー、痛み、神経障害性の痛み、神経障害性の痛みを伴う感作、精神疾患、気分障害、うつ、不安、過剰な日中の眠気、ナルコレプシー、多発性硬化症、時差ぼけ、眠気を誘う薬の副作用、不眠症、薬物乱用、認知障害、学習障害、記憶障害、注意障害、覚醒性または反応速度、代謝性障害、糖尿病、肥満、満腹に関する障害、胃活性の障害、腸システムの疾患、膵外分泌システムの疾患、酸分泌、消化器疾患または;下肢静止不能症候群(RLS)またはハンチントン病の運動障害である、請求項29に記載の方法。

【公表番号】特表2013−504580(P2013−504580A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528884(P2012−528884)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際出願番号】PCT/US2010/048199
【国際公開番号】WO2011/031816
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(512061892)スノヴィオン ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (2)
【氏名又は名称原語表記】SUNOVION PHARMACEUTICALS INC.
【住所又は居所原語表記】84 Waterford Drive Marlborough,Massachusetts 01752,United States of America
【Fターム(参考)】