説明

ヒストンデアセチラーゼの阻害剤

【課題】ヒストンデアセチラーゼ酵素活性を阻害するための化合物即ち、細胞増殖疾患及び状態を治療するための化合物及び治療用の組成物を提供する。
【解決手段】デアセチラーゼ酵素活性を阻害するための化合物は、具体例で示すと、4−{[4−アミノ−6−(2−インダニル−アミノ)−[1,3,5]−トリアジン−2−イル−アミノ]メチル}−N−(2−アミノ−フェニル)−ベンズアミド等であり、該化合物を配合した細胞増殖疾患及び状態を治療するための組成物である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化1】


[上式中、
及びRは独立に、水素、L、Cy及び−L−Cyからなる群から選択され、ここで、
は、C〜Cアルキル、C〜Cヘテロアルキル又は
〜Cアルケニルであり;及び
Cyは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシクリ
ルであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており、それぞれ、1
個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは
2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合に
よって縮合しており、これらの環はそれぞれ、場合によって置換されており
;あるいは
及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって、5員、6員又は7員の環を形成し、ここで、前記の環原子は独立にC、O、S及びNからなる群から選択され、また、前記の環は、場合によって置換されており、二環系の一部を場合によって形成しているか、又は、1個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合しており、これらの環及び環系はそれぞれ、場合によって置換されており;
は、−N(R)(R)、−CH−C(O)−N(R)(R)、ハロゲン及び水素からなる群から選択され、ここで、
及びRは独立に、水素、L、Cy及び−L−Cyから
なる群から選択され、ここで、
は、C〜Cアルキル、C〜Cヘテロアルキル又は
〜Cアルケニルであり;及び
Cyは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシ
クリルであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており、それ
ぞれ、1個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は
1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素
環式の環に場合によって縮合しており、これらの環はそれぞれ、場合に
よって置換されており;あるいは
及びRは、隣接する窒素原子と一緒になって、5員、6員又は7員
の環を形成し、ここで、前記の環原子は独立にC、O、S及びNからなる群
から選択され、また、前記の環は、場合によって置換されており、二環系の
一部を場合によって形成しているか、又は、1個もしくは2個のアリールも
しくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽
和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合しており、これら
の環及び環系はそれぞれ、場合によって置換されており;
は、化学結合又はN(R)であり、ここで、Rは、水素、アルキル、アリール、アラルキル及びアシルからなる群から選択され;
Akは、C〜Cアルキレン、C〜C−ヘテロアルキレン、C〜Cアルケニレン又はC〜Cアルキニレンであり;
Arは、アリーレン又はへテロアリーレンであり、これらはいずれも、場合によって置換されており;及び
は、
【化2】


からなる群から選択され、ここで、Ayは、アリール又はへテロアリールであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されている]。
【請求項2】
Ayが、OH又は−NHでそれぞれ置換されたフェニル又はチエニルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
アミノ又はヒドロキシ置換基が、Ayが結合している窒素に対してオルトである請求項2記載の化合物。
【請求項4】
Ayが、オルトアニリン、オルトフェノール、3−アミノ−2−チエニル又は3−ヒドロキシ−2−チエニルである請求項1記載の化合物。
【請求項5】
が、
【化3】


である請求項1記載の化合物。
【請求項6】
Arがフェニレンである請求項1記載の化合物。
【請求項7】
Akがアルキレンである請求項1記載の化合物。
【請求項8】
Akがメチレンである請求項1記載の化合物。
【請求項9】
が−NH−である請求項1記載の化合物。
【請求項10】
が、−N(R)(R)又は−CH−C(O)−N(R)(R)である請求項1記載の化合物。
【請求項11】
及び/又はRが水素である請求項10記載の化合物。
【請求項12】
及び/又はRが、C〜Cアルキル又はC〜Cアルケニルである請求項10記載の化合物。
【請求項13】
及び/又はRがアリルである請求項10記載の化合物。
【請求項14】
及び/又はRが、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はへテロアラルキルであり、それぞれの環が、場合によって置換されており、1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している請求項10記載の化合物。
【請求項15】
及び/又はRが独立に、フェニル、ピリジル又はピロリルである請求項14記載の化合物。
【請求項16】
及び/又はRが独立に、場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているシクロアルキルである請求項10記載の化合物。
【請求項17】
及び/又はRが独立に、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているシクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである請求項16記載の化合物。
【請求項18】
及び/又はRが独立に、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである請求項16記載の化合物。
【請求項19】
及び/又はRが水素である請求項1記載の化合物。
【請求項20】
及び/又はRが独立に、C〜Cアルキル又はC〜Cアルケニルである請求項1記載の化合物。
【請求項21】
及び/又はRがアリルである請求項20記載の化合物。
【請求項22】
及び/又はRが独立に、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はへテロアラルキルであり、それぞれの環が、場合によって置換されており、1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している請求項1記載の化合物。
【請求項23】
及び/又はRが独立に、フェニル、ピリジル又はピロリルである請求項22記載の化合物。
【請求項24】
及び/又はRが独立に、シクロアルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項25】
及び/又はRが独立に、場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているシクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである請求項24記載の化合物。
【請求項26】
及び/又はRが独立に、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである請求項24記載の化合物。
【請求項27】
が、C〜Cアルキル、C〜Cヘテロアルキル又はC〜Cアルケニルである請求項1記載の化合物。
【請求項28】
がC〜Cアルキレンである請求項27記載の化合物。
【請求項29】
が、メチレン又はエチレンである請求項27記載の化合物。
【請求項30】
がアリルである請求項27記載の化合物。
【請求項31】
Cyが、場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているヘテロシクリルである請求項1記載の化合物。
【請求項32】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているピペリジン、ピロリジン、ピペラジン又はモルホリンである請求項31記載の化合物。
【請求項33】
Cyが、ピペリジン、ピロリジン、ピペラジン又はモルホリンである請求項31記載の化合物。
【請求項34】
Cyがシクロアルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項35】
Cyが、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである請求項34記載の化合物。
【請求項36】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているアリール又はへテロアリールである請求項1記載の化合物。
【請求項37】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているフェニル、ピリジル又はピロリルである請求項36記載の化合物。
【請求項38】
Cyが、フェニル、ピリジル又はピロリルである請求項36記載の化合物。
【請求項39】
Cyが、1個又は2個のベンゼン環に縮合している請求項36記載の化合物。
【請求項40】
Cyが、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ及びハロからなる群から独立に選択される1個から約5個の置換基を有する請求項1記載の化合物。
【請求項41】
置換基が、メチル、メトキシ及びフルオロから独立に選択される請求項40記載の化合物。
【請求項42】
及びRが一緒に、及び/又はR及びRが一緒に、それぞれ隣接する窒素原子と共に、5員又は6員の環を形成し、前記の環原子が独立に、C、O及びNからなる群から選択され、前記の環が、場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している請求項1記載の化合物。
【請求項43】
前記5員又は6員の環が、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン又はモルホリンであり、環がそれぞれ、場合によって置換されており、及びアリール環に場合によって縮合している請求項42記載の化合物。
【請求項44】
前記のアリール環がベンゼンである請求項43記載の化合物。
【請求項45】
置換基が、アリール又はC〜C12シクロアルキル環を含み、これらがそれぞれ、場合によって置換されており、及びC〜C12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又は複素環に場合によって縮合している請求項43記載の化合物。
【請求項46】
置換基が、フェニル、フェニルメチル又はフェニルエチルであり、フェニル環がそれぞれ、C〜C12シクロアルキル、アリール又は複素環に場合によって縮合している請求項44記載の化合物。
【請求項47】
式1(a)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容可能な塩
【化4】


[上式中、
Jは、C〜C−ヒドロカルビル、−N(R20)−、−N(R20)−CH−、−O−又は−O−CH−であり;
20は、−H又は−Meであり;
X及びYは独立に、−NH、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール及びA−(C〜C−アルキル)−B−から選択され;
Aは、H、C〜C−アルキルオキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリ
ル、アリール又はヘテロアリールであり;
Bは、−NH−、−O−又は直接結合であり;及び
nは、0(この場合、Aは、Bに直接結合する)又は1である]。
【請求項48】
Aが、ハロ及びメトキシから選択される1個又は複数の基で場合によって置換されているフェニルであり、Bが、−NH−である請求項47記載の化合物。
【請求項49】
Aが、シクロプロピル、ピリジニル及びインダニルから選択される請求項47記載の化合物。
【請求項50】
Jが、−NH−CH−、−O−CH−、−N(CH)−CH−、−CH=CH−又は−CH−CH−である請求項47記載の化合物。
【請求項51】
20が−Hである請求項47記載の化合物。
【請求項52】
Xが、
【化5】


から選択され、及び
【化6】


から選択される請求項47記載の化合物。
【請求項53】
J、X及びYが、次の組合せ:
【化7−1】


【化7−2】


から選択される請求項47記載の化合物。
【請求項54】
式(2)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化8】


[上式中、
Cyは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシクリルであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており、それぞれ、1個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合しており、これらの環はそれぞれ、場合によって置換されており;
は、共有結合、M−L−M及びL−M−Lからなる群から選択され、
ここで、Lは、出現するごとに独立に、化学結合、C〜Cアル
キレン、C〜Cアルケニレン及びC〜Cアルキニレンからなる
群から選択されるが、ただし、Lは、XがM−L−M
である場合には化学結合ではなく;
は、出現するごとに独立に、−O−、−N(R)−、−S−、
−S(O)−、S(O)−、−S(O)N(R)−、及び
−N(R)−S(O)−から選択され、ここで、
は、水素、アルキル、アリール、アラルキル、アシル、ヘテロシクリル
及びへテロアリールからなる群から選択され;及び
は、M又は場合によって置換されているヘテロアリーレンであり;
Arは、アリーレン又はへテロアリーレンであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており;
qは0であり;及び
Ayは、フェニル、5〜6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はアミノもしくはヒドロキシ基で置換され、場合によりさらに置換されているへテロアリールであり;
ただし、Cyがナフチルであり、Xが−CH−であり、Arがフェニルであり、R及びRがHであり、qが0又は1である場合は、Ayは、フェニル又はo−ヒドロキシフェニルではない;
Ayが、ハロ、ニトロ又はメチルによって場合によって置換されているo−フェノールであり、Arが、場合によって置換されているフェニルであり、Xが、−O−、−CH−、−S−、−S−CH−、−S(O)−、−S(O)−又は−OCH−である場合は、Cyは、場合によって置換されているフェニル又はナフチルではない;
Ayが、ハロ、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ又は−NOによって場合によって置換されているo−アニリニルであり、qが0であり、Arがフェニルであり、及びXが−CH−である場合は、Cyは、置換されたピリジンではない;
Arが、アミノ又はヒドロキシ置換フェニルであり、Xが、C〜C−アルキル−X1a−C〜C−アルキルであり、ここで、X1aが、−CH−、−O−、−S−、−NH−である場合は、Cyは、場合によって置換されているナフチル又はジ−又はテトラヒドロナフタレンではない;
Ayがo−フェノールであり、Arが置換フェニルであり、Xが−O−、−S−、−CH−、−O−CH−又は−S−CH−であり、R及びRがHである場合、Cyは、場合によって置換されているナフチルではない;
Ayがo−アニリニルであり、qが0であり、Arが非置換フェニルであり、Xが−CH−である場合は、Cyは、置換された6−ヒドロイミダゾロ[5,4−d]ピリダジン−7−オン−1−イル又は置換された6−ヒドロイミダゾロ[5,4−d]ピリダジン−7−チオン−1−イルではない、及び
Ayがo−アニリニルであり、qが0であり、Cyがピリジンである場合は、XがL2a、M1b−L2a、又はL2a−M1bであり、ここでL2aがC〜Cアルキレン、C〜Cアルケニレン又はC〜Cアルキニレンであり、及びM1bがS又はN(R7a)であってR7aが、水素、アルキル、アリール及びアラルキルからなる群から選択される]。
【請求項55】
Ayが、それぞれ−OH又は−NHで置換されたフェニル又はチエニルである請求項54記載の化合物。
【請求項56】
アミノ又はヒドロキシ置換基が、Ayが結合している窒素原子に対してオルトである請求項54記載の化合物。
【請求項57】
Ayが、オルトアニリン、オルトフェノール、3−アミノ−2−チエニル又は3−ヒドロキシ−2−チエニルである請求項54記載の化合物。
【請求項58】
は、出現するごとに、−N(R)−、−S−、−C(O)−NH−及び−O−C(O)−NHからなる群から選択され、Rが、水素、アルキル、アリール、アラルキル及びアシルからなる群から選択され;及び
Ayが、場合によって置換されているアニリニルである、
請求項125記載の化合物。
【請求項59】
Ayの−NH基が、Ayが結合している窒素原子に対してオルト位に位置する請求項58記載の化合物。
【請求項60】
及びRが独立に、水素及びC〜Cアルキルからなる群から選択される請求項59記載の化合物。
【請求項61】
及びRが水素である請求項59記載の化合物。
【請求項62】
Arが、式:
【化9】


を有し、上式中、Gが、出現するごとに独立に、N又はCHであり、Cが、場合によって置換されている請求項54記載の化合物。
【請求項63】
Arが、式
【化10】


を有する請求項62記載の化合物。
【請求項64】
Arが、フェニレン、ピリジレン、ピリミジレン及びキノリレンからなる群から選択される請求項54記載の化合物。
【請求項65】
が化学結合である請求項54記載の化合物。
【請求項66】
がL−M−Lであり、Mが、−NH−、−N(CH)−及び−S−からなる群から選択される請求項54記載の化合物。
【請求項67】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、化学結合である請求項54記載の化合物。
【請求項68】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、アルキレンである請求項54記載の化合物。
【請求項69】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、アルケニレンである請求項54記載の化合物。
【請求項70】
がM−L−Mであり、Mが、−NH−、−N(CH)−及び−S−からなる群から選択される請求項54記載の化合物。
【請求項71】
Cyが、それぞれ場合によって置換されているアリール又はへテロアリールである請求項54記載の化合物。
【請求項72】
Cyが、それぞれ場合によって置換されているフェニル、ピリジル、イミダゾリル又はキノリルである請求項54記載の化合物。
【請求項73】
Cyがヘテロシクリルである請求項54記載の化合物。
【請求項74】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している
【化11】


である請求項54記載の化合物。
【請求項75】
Cyが、アルキル、アルコキシ、アミノ、ニトロ、ハロ、ハロアルキル及びハロアルコキシからなる群から独立に選択される1から3個の置換基を有する請求項54記載の化合物。
【請求項76】
置換基が、メチル、メトキシ、フルオロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、アミノメチル及びヒドロキシメチルから選択される請求項54記載の化合物。
【請求項77】
構造式(2a)である請求項125記載の化合物
【化12】


[上式中、
Arは、フェニル又はチエニルであり;
は、H又はC〜C−アルキルであり;
Y及びZは独立に、−CH=又は−N=であり;
Wは、ハロ、(V’−L−V−L−であり;
は、直接結合、−C〜C−ヒドロカルビル、−(C〜C−ヒ
ドロカルビル)m1−X’−(C〜C−ヒドロカルビル)m2、−
NH−(C〜C−ヒドロカルビル)、(C〜C−ヒドロカルビル)
−NH−又は−NH−(C〜C−ヒドロカルビル)−NH−であり;
m1及びm2は独立に、0又は1であり;
X’は、−N(R21)−、−C(O)N(R21)−、
N(R21)C(O)−、−O−又は−S−であり;
21は、−H、V”−(C〜C−ヒドロカルビル)
であり;
は、(C〜C−ヒドロカルビル)−M−(C〜C
ヒドロカルビル)であり;
a及びbは独立に、0又は1であり;
Mは、−NH−、−NHC(O)−、−C(O)NH−、−C(O)
−、−SO−、−NHSO−又は−SONH−であり、
V、V’及びV”は独立に、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール
及びへテロアリールから選択され;
tは、0又は1であり;
あるいは、W、これが結合している環のC及びYは一緒になって、単環式シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はへテロアリールを形成し;及び
A’及びAr環は、メチル、ヒドロキシ、メトキシ、ハロ及びアミノから独立に選択される1から3個の置換基で場合によってさらに置換されている]。
【請求項78】
Y及びZは、−CH=であり、Rは、Hであり;
Wは、V−Lであり;
は、−NH−CH−又は−CH−NH−であり;
Vは、ハロ、ヒドロキシ、C〜C−ヒドロカルビル、C〜C−ヒ
ドロカルビル−オキシ又は−チオ(特に、メトキシ又はメチルチオ)から独
立に選択される1から3個の基で場合によって置換されたフェニルであり、
ここで、ヒドロカルビル基はそれぞれ、ハロ、ニトロソ、アミノ、スルホン
アミド及びシアノから独立に選択される1個又は複数の置換基で場合によっ
て置換されており;及び
Arはフェニルであり、これに結合しているアミノ基は、相互にオルトである、
請求項77記載の化合物。
【請求項79】
Vは、
【化13】


から選択される場合によって置換された環部分である請求項77記載の化合物。
【請求項80】
Wが、
【化14−1】


【化14−2】


【化14−3】


から選択される請求項77記載の化合物。
【請求項81】
A’及びAr環がそれ以上置換されていない請求項77記載の化合物。
【請求項82】
別段明確に示されていない限り、Arがフェニルである、次のものから選択される請求項77記載の化合物。
【化15−1】


【化15−2】


【化15−3】


【化15−4】

【請求項83】
アミド窒素と、Arに結合しているアミノ窒素とが、相互にオルトである請求項82記載の化合物。
【請求項84】
式(2b)の化合物又はその薬剤として許容される塩
【化16】


[上式中、
Ayは、−NH又は−OHによりオルト位でそれぞれ置換されていて、−NH、−OH及びハロから独立に選択される1から3個の置換基で場合によってさらに置換されているフェニル又はチエニルであり;
qは、0又は1であり;
は、−CH−、−NH−CH−、−S−CH−及び−CH−NH−から選択され;
Cyは、CH−、CHO−、1個から3個のCHO−で場合によって置換されているフェニル、モルフィリニル、モルフィリニル−C〜C−アルコキシ、シアノ及びCHC(O)NH−から独立に選択される1から3個の置換基で場合によって置換されている、単環式又は縮合二環式アリール又はへテロアリールであり;
ただし、Cyがナフチルであり、Xが−CH−であり、及びqが0又は1である場合、Ayは、o−ヒドロキシフェニルではない]。
【請求項85】
Ayが、
【化17】


から選択される請求項84記載の化合物。
【請求項86】
Cyが、1個から3個のCHO−で場合によってそれぞれ置換されているフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、チエニル、テトラヒドロキノゾリニル又は1,3−ジヒドロキナゾリン−2,4−ジオンである請求項84記載の化合物。
【請求項87】
Cyが、1から3個のCHO−で置換されているフェニルである請求項84記載の化合物。
【請求項88】
式(3)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化18】


[上式中、
Arは、それぞれ場合によって置換されているアリーレン又はへテロアリーレンであり;
Cyは、それぞれ場合によって置換されており、及びそれぞれ1個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合していて、これらの環がそれぞれ、場合によって置換されているシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシクリルであり;
ただし、Cyが、環中に−C(O)−、−C(S)−、−S(O)−又は−S(O)−を有する環部分である場合には、Cyは、アリール又はへテロアリール環を含む基で追加として置換されておらず;及び
は、化学結合、L、W−L、L−W、W−L−W及びL−W−Lからなる群から選択され、ここで、
は、出現するごとに、S、O又はN(R)であり、Rは、水素、ア
ルキル、アリール及びアラルキルからなる群から選択され;及び
は、C〜Cアルキレン、C〜Cアルケニレン又はC
アルキニレンであり;
ただし、Cyがピリジンである場合、Xは、L、W−L又はL−Wである]。
【請求項89】
Arが、構造:
【化19】


[上式中、
Qは、出現するごとに独立に、N又はCであり、Cは、場合によって置換されている]
を有する請求項88記載の化合物。
【請求項90】
が、L、W−L、L−W、W−L−W及びL−W−Lからなる群から選択される請求項88記載の化合物。
【請求項91】
が化学結合である場合、Arが、
【化20】


ではなく、Cyが、置換又は非置換のジアゼピン又はベンゾフランの基ではない請求項88記載の化合物。
【請求項92】
Qが、出現するごとに、C(R)であり、Rが、水素、アルキル、アリール、アラルキル、アルコキシ、アミノ、ニトロ、ハロ、ハロアルキル及びハロアルコキシからなる群から選択される請求項89記載の化合物。
【請求項93】
1個から約3個のQが窒素である請求項89記載の化合物。
【請求項94】
Arが、フェニレン、ピリジレン、チアゾリレン及びキノリレンからなる群から選択される請求項88記載の化合物。
【請求項95】
が化学結合である請求項88記載の化合物。
【請求項96】
が非環式ヒドロカルビルである請求項88記載の化合物。
【請求項97】
がアルキレンである請求項88記載の化合物。
【請求項98】
が、メチレン又はエチレンである請求項88記載の化合物。
【請求項99】
が、アルケニレン又はアルキニレンである請求項88記載の化合物。
【請求項100】
ヒドロカルビル鎖中の1個の炭素が、−NH−又は−S−で置換されている請求項96記載の化合物。
【請求項101】
がW−L−Wであり、Wが−NH−又は−N(CH)−である請求項88記載の化合物。
【請求項102】
Cyがシクロアルキルである請求項88記載の化合物。
【請求項103】
Cyがシクロヘキシルである請求項88記載の化合物。
【請求項104】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているアリール又はへテロアリールである請求項88記載の化合物。
【請求項105】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合しているフェニル、ピリジル、ピリミジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、キノリル又はフルオレニルである請求項88記載の化合物。
【請求項106】
Cyの環部分が、ベンゼン環に縮合している請求項88記載の化合物。
【請求項107】
Cyが、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、ハロ、ハロアルキル及びヒドロキシアルキルからなる群から独立に選択される1個から3個の置換基を有する請求項88記載の化合物。
【請求項108】
置換基が、メチル、メトキシ、フルオロ、トリフルオロメチル、アミノ、ニトロ、アミノメチル、ヒドロキシメチル及びフェニルから選択される請求項107記載の化合物。
【請求項109】
Cyが、式:−K−N(H)(R10)の1から3個の置換基を有し、式中、
は、化学結合又はC〜Cアルキレンであり;
10は、Z’及び−Ak−Z’からなる群から選択され、ここで、
Akは、C〜Cアルキレンであり;及び
Z’は、それぞれ場合によって置換されており、及びそれぞれ、1個もしく
は2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和
もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合し
ているシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシクリルである

請求項88記載の化合物。
【請求項110】
置換基が、
【化21】


から選択される請求項109記載の化合物。
【請求項111】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、それぞれ、1個又は2個のアリール環に縮合しているヘテロシクリルである請求項88記載の化合物。
【請求項112】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している
【化22】


から選択される請求項88記載の化合物。
【請求項113】
Cyの複素環がベンゼン環に縮合している請求項111記載の化合物。
【請求項114】
Arがキノキサリンである場合に、Xが−CH(OH)−ではない請求項88記載の化合物。
【請求項115】
Arが、
【化23】


であり、Xが、−CH−、−NH−、O又はSである請求項88記載の化合物。
【請求項116】
Arが、
【化24】


であり、Xが、S又はOである請求項88記載の化合物。
【請求項117】
Ayが、オルト−アニリニルであり;及び
が、M−L−M又はL−M−Lである、
請求項54記載の化合物。
【請求項118】
式(3b)
【化25】


を有し、式中のY及びZが独立に、N又はCHであり、Wが、
【化26−1】


【化26−2】


【化26−3】


【化26−4】


【化26−5】


【化26−6】


からなる群から選択される化合物。
【請求項119】
Y、Z及びWが、次の組合せ
【化27】


のいずれかである請求項118記載の化合物。
【請求項120】
Y、Z及びWが、次の組合せ
【化28−1】


【化28−2】


【化28−3】


【化28−4】


【化28−5】


【化28−6】


【化28−7】


のいずれかである請求項118記載の化合物。
【請求項121】
次:
【化29−1】


【化29−2】


【化29−3】


からなる群から選択される化合物及びその薬剤として許容される塩。
【請求項122】
表2a〜b、3a〜d、4a〜c及び5a〜5fに挙げられている化合物又はその薬剤として許容される塩から選択されるヒストンデアセチラーゼ阻害剤。
【請求項123】
請求項1〜122及び125〜145のいずれか一項に記載の化合物及び薬剤として許容される担体を含有する組成物。
【請求項124】
細胞と請求項1〜122及び125〜145のいずれか一項に記載の化合物とを接触させることを含む、細胞中でヒストンデアセチラーゼを阻害する方法。
【請求項125】
式(2)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化30】


[上式中、
Cyは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はへテロシクリルであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており、それぞれ、1個もしくは2個のアリールもしくはへテロアリール環に、又は1個もしくは2個の飽和もしくは部分不飽和のシクロアルキル又は複素環式の環に場合によって縮合しており、これらの環はそれぞれ、場合によって置換されており;
は、共有結合、M−L−M及びL−M−Lからなる群から選択され、
ここで、Lは、出現するごとに独立に、化学結合、C〜Cアル
キレン、C〜Cアルケニレン及びC〜Cアルキニレンからなる
群から選択されるが、ただし、Lは、XがM−L−M
ある場合には化学結合ではなく;
は、出現するごとに独立に、−O−、−N(R)−、−S−、−S
(O)−、S(O)−、−C(O)−、−C(O)−NH−、−NH
−C(O)−、−NH−C(O)−O−及び−O−C(O)−NH−からなる
群から選択され、ここで、Rは、水素、アルキル、アリール、アラルキル、
アシル、ヘテロシクリル及びへテロアリールからなる群から選択され;及び
は、M、ヘテロアリーレン及びへテロシクリレンからなる群から選
択され、これらの環はそれぞれ、場合によって置換されており;
Arは、アリーレン又はへテロアリーレンであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており;
及びRは独立に、水素、アルキル、アリール及びアラルキルからなる群から選択され;
qは1であり;及び
Ayは、5〜6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はアミノもしくはヒドロキシ基で置換され、場合によりさらに置換されているへテロアリールであり;
ただし、Xが−CH−であり、Arが場合によって置換されているフェニルであり、及びRがHである場合は、Cyは、場合によって置換されているイミダゾールではない;及び
Ayが、ハロ、ニトロ又はメチルによって場合によって置換されているo−フェノールであり、Arが場合によって置換されているフェニルであり、Xが、−O−、−CH−、−S−、−S−CH−、−S(O)−、−S(O)−、−C(O)−又は−OCH−である場合は、Cyは、場合によって置換されているフェニル又はナフチルではない;
Arが、アミノ又はヒドロキシ置換フェニルであり、Xが、C〜C−アルキル−X1a−C〜C−アルキルであり、ここで、X1aが、−CH−、−O−、−S−、−NH−、−C(O)−である場合は、Cyは、場合によって置換されているナフチル又はジ−又はテトラヒドロナフタレンではない;
Ayがo−フェノールであり、Arが置換フェニルであり、Xが−O−、−S−、−CH−、−O−CH−、−S−CH−又は−C(O)−であり、R及びRがHである場合は、Cyは、場合によって置換されているナフチルではない]。
【請求項126】
Ayが、それぞれ−OH又は−NHで置換されたフェニル又はチエニルである請求項125記載の化合物。
【請求項127】
アミノ又はヒドロキシ置換基が、Ayが結合している窒素原子に対してオルトである請求項125記載の化合物。
【請求項128】
Ayが、オルトアニリン、オルトフェノール、3−アミノ−2−チエニル又は3−ヒドロキシ−2−チエニルである請求項125記載の化合物。
【請求項129】
Arが、フェニレン、ピリジレン、ピリミジレン及びキノリレンからなる群から選択される請求項125記載の化合物。
【請求項130】
が化学結合である請求項125記載の化合物。
【請求項131】
がL−M−Lであり、Mが、−NH−、−N(CH)−、−S−、−C(O)−N(H)−及び−O−C(O)−N(H)−からなる群から選択される請求項125記載の化合物。
【請求項132】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、化学結合である請求項125記載の化合物。
【請求項133】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、アルキレン、好ましくはメチレンである請求項125記載の化合物。
【請求項134】
がL−M−Lであり、ここで、出現する少なくとも1個のLが、アルケニレンである請求項125記載の化合物。
【請求項135】
がM−L−Mであり、Mが、−NH−、−N(CH)−、−S−及び−C(O)−N(H)−からなる群から選択される請求項125記載の化合物。
【請求項136】
Cyが、それぞれ場合によって置換されているアリール又はへテロアリールである請求項125記載の化合物。
【請求項137】
Cyが、それぞれ場合によって置換されているフェニル、ピリジル、イミダゾリル又はキノリルである請求項125記載の化合物。
【請求項138】
Cyがヘテロシクリルである請求項125記載の化合物。
【請求項139】
Cyが、それぞれ場合によって置換されており、及び1個又は2個のアリール環に場合によって縮合している
【化31】


である請求項125記載の化合物。
【請求項140】
Cyが、アルキル、アルコキシ、アミノ、ニトロ、ハロ、ハロアルキル及びハロアルコキシからなる群から独立に選択される1から3個の置換基を有する請求項125記載の化合物。
【請求項141】
置換基が、メチル、メトキシ、フルオロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ニトロ、アミノ、アミノメチル及びヒドロキシメチルから選択される請求項125記載の化合物。
【請求項142】
Ayがオルト−アニリニルであり;
Arが、アリール又はへテロアリールであり;及び
Cy−X−が、
a) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、−(CH0−1NH(CH0−1−、−NHC(O)−又は−NHCH−であり;及びBは、フェニル又は共有結合である];
b) A−L−B−[式中、Aは、CH(C=CH)−、場合によって置換されているシクロアルキル、場合によって置換されているアルキル又は場合によって置換されているアリールであり;Lは、−C≡C−であり;及びBは、共有結合である];
c) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−CHNH−である];
d) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリールであり;Lは、−NHCH−であり;及びBは、チエニル基である];
e) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−SCH−である];
f) モルホリニル−CH−;
g) 場合によって置換されたアリール;
h) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−NHCH−である];
i) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−CH−である];
j) 場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリル;
k) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているフェニルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−O−である];
l) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリールであり;Lは、共有結合であり;及びBは、フラン基である];
m) A10−L10−B10−[式中、A10は、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L10は、−CH(CHCH)−であり;及びB10は、−NHCH−である];
n) A11−L11−B11−[式中、A11は、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L11は、共有結合であり;及びB11は、−OCH−である];
o) A12−L12−B12−[式中、A12は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L12は、−NHC(O)−であり;及びB12は、−N(場合によって置換されているアリール)CH−である];
p) A13−L13−B13−[式中、A12は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L13は、共有結合であり;及びB13は、−NHC(O)−である];
q) A14−L14−B14−[式中、A14は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L14は、−NHC(O)(場合によって置換されているヘテロアリール)であり;及びB14は、−S−S−である];
r) FCC(O)NH−;
s) A15−L15−B15−[式中、A15は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L15は、−(CH0−1NH(場合によって置換されているヘテロアリール)−であり;及びB15は、−NHCH−である];
t) A16−L16−B16−[式中、A16は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L16は、共有結合であり;及びB16は、−N(場合によって置換されているアルキル)CH−である];及び
u) A16−L16−B16−[式中、A16は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L16は、共有結合であり;及びB16は、−(場合によって置換されているアリール−CH−N−である]
からなる群から集合的に選択される、
請求項125記載の化合物。
【請求項143】
Ayがオルト−アニリニルであり;及び
Cy−X−が、
a) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−CH−又は共有結合であり;及びBは、共有結合である];
b) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−NH(CH0−2−であり;及びFは、共有結合である];
c) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−(CH0−2NH−であり;及びFは、共有結合である];
d) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−S(CH0−2−であり;及びFは、共有結合である];
e) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−(CH0−2S−であり;及びFは、共有結合である];及び
f) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−NH(CH0−2NH−であり;及びFは、共有結合である]
からなる群から集合的に選択される、
請求項125記載の化合物。
【請求項144】
式(2)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化32】


[上式中、
Arは、アリーレン又はへテロアリーレンであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており;
及びRは独立に、水素、アルキル、アリール及びアラルキルからなる群から選択され;
qは0であり;
Ayは、5〜6員のシクロアルキル、ヘテロシクリル、又はアミノもしくはヒドロキシ基で置換され、場合によりさらに置換されているへテロアリールであり;及び
Cy−X−が、
a) A−L−B−[式中、Aは、CH(C=CH)−、場合によって置換されているシクロアルキル、場合によって置換されているアルキル又は場合によって置換されているアリールであり;Lは、−C≡C−であり;及びBは、共有結合である];
b) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−CHNH−である];
c) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリールであり;Lは、−NHCH−であり;及びBは、チエニル基である];
d) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−SCH−である];
e) モルホリニル−CH−;
f) 場合によって置換されたアリール;
g) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−NHCH−である];
h) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−CH−である];
i) 場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリル;
j) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているフェニルであり;Lは、共有結合であり;及びBは、−O−である];
k) A−L−B−[式中、Aは、場合によって置換されているアリールであり;Lは、共有結合であり;及びBは、フラン基である];
l) A10−L10−B10−[式中、A10は、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L10は、−CH(CHCH)−であり;及びB10は、−NHCH−である];
m) A11−L11−B11−[式中、A11は、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L11は、共有結合であり;及びB11は、−OCH−である];
n) A12−L12−B12−[式中、A12は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L12は、−NHC(O)−であり;及びB12は、−N(場合によって置換されているアリール)CH−である];
o) A13−L13−B13−[式中、A12は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L13は、共有結合であり;及びB13は、−NHC(O)−である];
p) A14−L14−B14−[式中、A14は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L14は、−NHC(O)(場合によって置換されているヘテロアリール)であり;及びB14は、−S−S−である];
q) FCC(O)NH−;
r) A15−L15−B15−[式中、A15は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L15は、−(CH0−1NH(場合によって置換されているヘテロアリール)−であり;及びB15は、−NHCH−である];
s) A16−L16−B16−[式中、A16は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L16は、共有結合であり;及びB16は、−N(場合によって置換されているアルキル)CH−である];及び
t) A16−L16−B16−[式中、A16は、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;L16は、共有結合であり;及びB16は、−(場合によって置換されているアリール−CH−N−である]
からなる群から集合的に選択される、
化合物。
【請求項145】
式(2)のヒストンデアセチラーゼ阻害剤又はその薬剤として許容される塩
【化33】


[上式中、
Arは、アリーレン又はへテロアリーレンであり、これらはそれぞれ、場合によって置換されており;
及びRは独立に、水素、アルキル、アリール及びアラルキルからなる群から選択され;
qは0であり;
Ayはオルト−アニリニルであり;
Cy−X−が、
a) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−CH−又は共有結合であり;及びBは、共有結合である];
b) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−NH(CH0−2−であり;及びFは、共有結合である];
c) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−(CH0−2NH−であり;及びFは、共有結合である];
d) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−S(CH0−2−であり;及びFは、共有結合である];
e) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−(CH0−2S−であり;及びFは、共有結合である];及び
f) D−E−F−[式中、Dは、場合によって置換されているアリール、場合によって置換されているヘテロアリール又は場合によって置換されているヘテロシクリルであり;Eは、−NH(CH0−2NH−であり;及びFは、共有結合である]
からなる群から集合的に選択される、
化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−168382(P2010−168382A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−13418(P2010−13418)
【出願日】平成22年1月25日(2010.1.25)
【分割の表示】特願2005−80310(P2005−80310)の分割
【原出願日】平成14年9月12日(2002.9.12)
【出願人】(504098163)メシルジーン インコーポレイテッド (13)
【Fターム(参考)】