説明

ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤としての複素環誘導体

本発明は、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の阻害剤である、式Iの化合物、もしくはこの医薬的に許容される塩または互変異性体に関する。本発明の化合物は、癌を含む細胞増殖性疾患を処置するために有用である。さらに本発明の化合物は、他の疾患のうちで神経変性疾患、統合失調症および脳卒中を処置するために有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

(式中:
pは、0、1、2、3、4または5であり;
qは、1、2、3または4であり;
tは、0または1であり;
Dは、非存在、(CHまたは(CH=CH)であり;
bは、1、2または3であり;
cは、1、2または3であり;
Xは、CまたはS=Oであり;
Hetは、N、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環、もしくはNおよびOから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有する6員不飽和複素環であって;シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、ニトロ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルおよびC6−10アリールから独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、N(R(式中、Rは、水素、C1−6アルキル、C6−10アリールおよびC6−10アリールC1−6アルキルから独立して選択される)、C3−10シクロアルキル、C6−10アリール、N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環、O、NおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環、1、2または3個の窒素原子を含有する6員不飽和複素環、もしくはO、NおよびSから独立して選択されるヘテロ原子を含有する8から13員不飽和または部分飽和複素環であり;前記環のいずれかが、シアノ、ハロゲン、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシ、C6−10アリール、C6−10アリールオキシ、C6−10アリールカルボニル、N(R(式中、Rは、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール、C1−6アルキルカルボニルおよびC6−10アリールカルボニルから独立して選択される);C1−6アルキルN(Rおよび(CO)(式中、dは、0または1であり、Rは、以下で定義する通りである)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
は、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−10シクロアルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、N(R、−(C=O)−N(R(式中、Rは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択される);C1−6アルキルS(O)(式中、Rは、以下で定義する通りであり、wは、0、1または2である);N、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環、もしくはNおよびOから独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含有する6員不飽和複素環であり;前記環のいずれかが、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、ニトロ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルおよびC6−10アリールから独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−10シクロアルキル、ハロC3−10シクロアルキル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、ニトロ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、C6−10アリール、C6−10アリールC1−6アルキル、C6−10アリールC1−6アルコキシ;6から13員部分飽和炭化水素環;C1−4アルキル基によって場合により架橋され、N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する、4、5または6員飽和または部分飽和複素環;N、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環;1、2または3個の窒素原子を含有する6員不飽和複素環;もしくはN、OまたはSから独立して選択されるヘテロ原子を含有する7から15員飽和、部分飽和または不飽和複素環であり;前記環のいずれかが、(CH(CO)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
mは、0、1、2または3であり;
nは、0、1または2であり;
およびRは、水素およびC1−6アルキルから独立して選択され;
およびRは独立して、水素、C1−6アルキル、N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環もしくは1、2または3個の窒素原子を含有する6員不飽和複素環であり;前記環のそれぞれが、ハロゲン、ニトロ、アミノ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C3−10シクロアルキル、C2−6アルケニルおよびC2−6アルキニルから独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;もしくは
およびRは共に、オキソ基を表し;
各Rは独立して、水素、C1−6アルキル、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、C1−6アルキルS(O)(式中、Rは、以下で定義する通りであり、wは、0、1または2である)、SO(式中、Rは、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、アミノ、C1−6アルキルアミノまたはジ(C1−6アルキル)アミノである);もしくはC6−10アリール、C6−10アリールC1−6アルキルもしくはN、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環である環であって、前記環はアミノ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、およびハロC1−6アルコキシから独立して選択される1個以上の基によって場合により置換され;
各Rは、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ハロC1−6アルキルカルボニル、ハロC1−6アルキルカルボニルオキシ、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、カルボキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、ニトロ、オキソ、SON(R、N(R(式中、Rは、水素、C1−6アルキル、C1−6アルキルカルボニル、カルボキシおよびC1−6アルキルオキシカルボニルから独立して選択される)、C1−6アルキルN(R、C6−10アリール、C6−10アリールC1−6アルコキシ;C1−4アルキル基によって場合により架橋され、N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環;N、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環;N、OまたはSから独立して選択される0、1、または2個のヘテロ原子を含有する5または6員スピロ環、もしくは1、2または3個の窒素原子を含有する6員不飽和複素環であり;前記環のいずれかが、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシおよびハロC1−6アルコキシから独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換でき;
は、NHSO;N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環もしくはN、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環であり;前記環のいずれかが、ハロゲンおよびC1−6アルキルから独立して選択される1個以上の基によって場合により置換される)
の化合物、もしくはこの医薬的に許容される塩または互変異性体。
【請求項2】
がC1−6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がN、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環、O、NおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環、1、2または3個の窒素原子を含有する6員不飽和複素環、もしくはO、NおよびSから独立して選択されるヘテロ原子を含有する8から13員不飽和または部分飽和複素環であり;前記環のいずれかが、シアノ、ハロゲン、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシ、C6−10アリール、C6−10アリールオキシ、C6−10アリールカルボニル、N(R(式中、Rは、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール、C1−6アルキルカルボニルおよびC6−10アリールカルボニルから独立して選択される)、C1−6アルキルN(Rおよび(CO)(式中、dは、0または1であり、Rは、請求項1で定義した通りである)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換される、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
が、アゾニアビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタニル、チアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロチアゾロピリミジニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、ジヒドロベンズオキサジニル、ベンズイミダゾリル、トリアゾロピリミジニル、ジヒドロベンズオキサゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロキナゾリニル、ジヒドロフタラジニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラヒドロベータカルボリニル、ジヒドロイソインドリル、テトラヒドロナフチリジニル、テトラゾリル、チオモルホリニル、アゼチジニル、ジヒドロイソクロメニル、ジヒドロクロメニル、テトラヒドロキノリニル、インデニル、ジヒドロベンゾチアゾリル、イミダゾチアゾリル、ナフチリジニル、テトラヒドロインダゾリル、テトラヒドロベンゾチエニル、ヘキサヒドロナフチリジニル、テトラヒドロピリドナフチリジニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイミダゾピリジニル、テトラヒドロイミダゾピラジニルまたはピロロピリジニルであり;前記環のいずれかが、(CH(CO)(式中、m、nおよびRは、請求項1で定義した通りである)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換される、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
式II:
【化2】

(式中:
、R、R、R、R、X、pおよびtは、請求項1、3または4のいずれか一項で定義した通りであり;
Dは、非存在、CH、CHCHまたはCH=CHであり;
Aは、CHまたはNを表し;
Yは、NR、OまたはSを表し;
Zは、NまたはCRを表し;
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、ヒドロキシ、N(R、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、C1−6アルキルS(O)、チエニル、フリルまたはピリジニルを表し;
は、水素、C1−4アルキル、ヒドロキシ、C1−4アルコキシ、C1−6アルキルS(O)、SO、フェニル、ベンジル、チアゾリルまたはチアジアゾリルを表し、前記環のいずれかが、アミノによって場合により置換され;
は、水素またはC1−6アルキルを表し;
は、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルキルまたはハロC1−6アルコキシから選択される最大2個の基によって場合により置換された水素、C1−6アルキルまたはC6−10アリールを表し;
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、アミノ、C1−6アルキルアミノまたはジ(C1−6アルキル)アミノであり;
mは、0、1、2または3であり;
wは、0、1または2である)
で表される請求項1、3または4のいずれか一項に記載の化合物、もしくはこの医薬的に許容される塩または互変異性体。
【請求項6】
式IB:
【化3】

(式中、D、RおよびXは、請求項1または2で定義した通りであり;
は、O、NおよびSから独立して選択されるヘテロ原子を含有する8から13員不飽和または部分飽和複素環であり;前記環のいずれかが、シアノ、ハロゲン、ニトロ、オキソ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、カルボキシ、C6−10アリール、C6−10アリールオキシ、C6−10アリールカルボニル、N(R(式中、Rは、水素、C1−6アルキル、C6−10アリール、C1−6アルキルカルボニルおよびC6−10アリールカルボニルから独立して選択される)、C1−6アルキルN(Rおよび(CO)(式中、dは、0または1である)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
は、NHSO;N、OおよびSから独立して選択される1、2または3個のヘテロ原子を含有する5または6員飽和または部分飽和複素環もしくはN、OおよびSから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含有するが、この1個以下がOまたはSである5員不飽和複素環であり;前記環のいずれかが、ハロゲンおよびC1−6アルキルから独立して選択される1個以上の基によって場合により置換され;
は、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、アミノ、C1−6アルキルアミノまたはジ(C1−6アルキル)アミノであり;
は、アゾニアビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタニル、チアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾチアジアゾリル、ベンズオキサジアゾリル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロチアゾロピリミジニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、ジヒドロベンズオキサジニル、ベンズイミダゾリル、トリアゾロピリミジニル、ジヒドロベンズオキサゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロキナゾリニル、ジヒドロフタラジニル、インダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾトリアゾリル、テトラヒドロベータカルボリニル、ジヒドロイソインドリル、テトラヒドロナフチリジニル、テトラゾリル、チオモルホリニル、アゼチジニル、ジヒドロイソクロメニル、ジヒドロクロメニル、テトラヒドロキノリニル、ジヒドロベンゾチアゾリル、イミダゾチアゾリル、ナフチリジニル、テトラヒドロインダゾリル、テトラヒドロベンゾチエニル、ヘキサヒドロナフチリジニル、テトラヒドロピリドナフチリジニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロイミダゾピリジニル、テトラヒドロイミダゾピラジニルまたはピロロピリジニルであり;前記環のいずれかが、(CH(CO)から独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換され;
mは、0、1、2または3であり;
nは、0、1または2であり;
は、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、ハロC1−6アルコキシ、カルボキシ、C1−6アルコキシカルボニル、ニトロ、アミノスルホニル、(C1−6アルキルカルボニル)アミノ、モルホリニル、ピペラジニル、チアゾリル、ピラゾリル、イソキサゾリル、ピリジニル、オキソ、ハロC1−6アルキル、フェニルまたはピロリジニル、ヒドロキシ、ピペリジンスピロ、C6−10アリールC1−6アルコキシ、ジ(C1−6アルキル)アミノ、C1−6アルキルカルボニルまたはジ(C1−6アルキルアミノC1−6アルキルであり;前記環のいずれかが、C1−6アルキルおよびハロC1−6アルキルから独立して選ばれる1個以上の基によって場合により置換される)
で表される請求項1または2に記載の化合物、もしくはこの医薬的に許容される塩または互変異性体。
【請求項7】
2−{(1S)−1−[(カルボキシカルボニル)アミノ]−7−オキソノニル}−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−1−{[モルホリン−4−イル(オキソ)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
5−(2−ナフチル)−2−{(1S)−7−オキソ−1−[(トリフルオロアセチル)アミノ]ノニル}−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−1−{[(1−メチルアゼチジニウム−3−イル)カルボニル]アミノ}−7−オキソノニル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムジクロライド;
2−((1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−5−[4−(1H−ピラゾール−1−イル)フェニル]−1H−イミダゾール−3−イウムトリフルオロアセテート;
5−(2−メトキシキノリン−3−イル)−2−((1S)−1−{[(1−メチルアゼチジニウム−3−イル)カルボニル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−3−イウムビス(トリフルオロアセテート);
2−((1S)−1−{[3−(ジメチルアンモニオ)プロパノイル]アミノ}−7−オキソノニル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムジクロライド;
4−メトキシ−2−[2−((1S)−1−{[(1−メチルアゼチジニウム−3−イル)カルボニル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウム−5−イル]キノリニウムトリクロライド;
N−{(1S)−1−[5−(2−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−5−オキソヘプチル}キヌクリジン−4−カルボキサミド;
N−{(1S)−1−[5−(4−メトキシキノリン−2−イル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]−7−オキソノニル}−1−メチルアゼチジン−3−カルボキサミド;
5−(ヒドロキシメチル)−2−(1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
4−{[2−(1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウム−5−イル]メチル}モルホリン−4−イウムビス(トリフルオロアセテート);
2−(1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−5−[(1E)−3−メトキシ−3−オキソプロパ−1−エン−1−イル]−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
5−(2−カルボキシエチル)−2−(1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
5−アセチル−2−((1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
5−シクロヘキシル−2−((1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソウンデシル)−5−フェニル−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−7−シクロプロピル−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソヘプチル)−5−フェニル−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−9−メチル−7−オキソデシル)−5−フェニル−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−8−ヒドロキシ−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソオクチル)−5−フェニル−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−7−(2−フリル)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソヘプチル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−[(1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−8−(メチルスルフィニル)−7−オキソオクチル]−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−[(1S)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−8−(メチルスルホニル)−7−オキソオクチル]−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−8−(アミノスルホニル)−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソオクチル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−1−イウムトリフルオロアセテート;
1−メチル−4−({[(1S)−7−オキソ−1−(4−フェニル−1H−イミダゾール−3−イウム−2−イル)−7−ピリジン−2−イルヘプチル]アミノ}カルボニル)ピペリジニウムビス(トリフルオロアセテート);
2−((1S)−7−アミノ−1−{[(5−メトキシ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)アセチル]アミノ}−7−オキソヘプチル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−6−カルボキシ−1−{[(ジメチルアミノ)スルホニル]アミノ}ヘキシル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムトリフルオロアセテート;
2−((1S)−7−(メチルアミノ)−7−オキソ−1−{[(1−ピリジン−2−イルピペリジン−3−イル)カルボニル]アミノ}ヘプチル)−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムトリフルオロアセテート;
2−[(1S)−1−{[(ベンジルアミノ)カルボニル]アミノ}−7−(メチルアミノ)−7−オキソヘプチル]−5−(2−ナフチル)−1H−イミダゾール−3−イウムトリフルオロアセテート;
5−(2−メトキシキノリン−3−イル)−2−((1S)−1−{[(1−メチルアゼチジニウム−3−イル)カルボニル]アミノ}−7−オキソノニル)−1H−イミダゾール−3−イウム−L−タートレート;
から選択される化合物、ならびにこの医薬的に許容される遊離塩基、塩、代替塩および立体異性体。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物のタートレート塩。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の化合物またはこの医薬的に許容される塩および医薬的に許容される担体を含む薬学的組成物。
【請求項10】
療法によるヒトまたは動物の体の処置方法で使用するための、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物またはこの医薬的に許容される塩。
【請求項11】
HDAC活性を調節することによって緩和される疾患を処置または防止する医薬品製造のための、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物またはこの医薬的に許容される塩の使用。
【請求項12】
癌、神経変性疾患、統合失調症、脳卒中、再狭窄および精神遅滞から選択される疾患を処置または防止する医薬品製造のための、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物またはこの医薬的に許容される塩の使用。
【請求項13】
対象の癌、神経変性疾患、統合失調症、脳卒中、再狭窄および精神遅滞から選択される疾患を処置または防止する方法であって、前記対象への請求項1に記載の化合物またはこの医薬的に許容される塩の有効量の投与を含む方法。

【公表番号】特表2008−523041(P2008−523041A)
【公表日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−544984(P2007−544984)
【出願日】平成17年12月9日(2005.12.9)
【国際出願番号】PCT/GB2005/004743
【国際公開番号】WO2006/061638
【国際公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【出願人】(501209427)イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・ピー・アー (90)
【Fターム(参考)】