説明

ヒトの強精のための手段及び方法

本発明はヒトの強精に関する。ヒトの強精のための本発明の方法は軽水の形状で具体化され、該軽水は、少なくとも99.739モル%か、少なくとも99.760モル%か、あるいは少なくとも99.774モル%の軽いН16О分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む。ヒトの強精のための本発明の方法は軽水の有効量を治療可能な人に投与するステップを含み、該軽水は少なくとも99.739モル%か、少なくとも99.760モル%か、あるいは少なくとも99.774モル%の軽いН16О分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む。前記方法の好ましい実施態様では、軽水の有効量は、少なくとも99.739モル%か、少なくとも99.760モル%か、あるいは少なくとも99.774モル%の軽いН16О分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、経口又は非経口で投与される。前記方法はヒトの強精のための調製物の有効量を治療可能な人にさらに投与するステップを含み、以下の医薬手段から選択され、該医薬手段は、ホメオパチー療法剤、理学療法剤、心理療法剤、栄養剤、ビタミン−ミネラル添加剤、生物活性添加剤のこれらの混合物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に、男性病の薬剤と、ヒトの強精のための手段及び方法とに関する。
【背景技術】
【0002】
性交能力は、異なる年齢の多くの男性にとって現在必須の問題である。(適切な勃起可能な)性交を達成する身体能力と組み合わせられる性交を実施するための(性活性リビドの基礎の)欲望として性交能力は定義される。一般的に、上述の構成要素の組み合わせがヒトの性活性を形成する。
【0003】
勃起障害は性的不能と同義の医学用語である。前記用語はアメリカ国立衛生研究所によって提案され、1992年に泌尿器科医及び男性病医の国際組織によって採用され、勃起及びオルガスム障害と、リビドの衰弱との両方の問題を含む。世界中で1億5000万人よりも多い男性が勃起障害に苦しみ、20年間で勃起障害を患う人は3億2200万人に達する。ロシアでは、3人に1人、昔は40人に1人の男性が、性交能力の問題に時折直面する(非特許文献1)。
【0004】
(年齢のためか、あるいは年齢に関係がない)前記性活性の低下は、多くの男性にとって困難な問題である。多くの男性は複数の程度の性的不能に苦しみ、該性的不能はしばしば相互関係がある精神的及び/又は身体的原因からもたされる。原因の基礎は、神経性疾患、循環器系ジストニアとなり、該神経性疾患、循環器系ジストニアは人生における身体的活性の低下及び精神的ストレスの増大、医薬手段(medicinal means)の取込の副作用、悪習慣などの一般的な傾向の結果として示される。
【0005】
男性の性活性及び性交は能力の低下である性的不能は、文明病として最近考えられている。個人の生活の全般的な質はその性生活の質によって実質的に決定されるために、生活の質を改善するための許容可能な手段及び方法の検討は局所的である。
【0006】
例えば、勃起を活性化する運動神経の麻痺によって引き起こされる性的不能の重篤な場合では、外科的治療が用いられる。勃起の正常化(改善)の目的のために、心理療法的方法は用いられ、該方法は、注射剤、錠剤、乳剤又は軟膏(精神刺激薬(psychostimulants)、抗うつ薬、アドレナリン作動薬、男性ホルモン、血管作動物質(vasoactive substances))の剤形の多くの異なるグループの医薬手段のようなものである。しかしこの領域における大きな進歩にもかかわらず、問題を正常化するための手段の幅の増大は非常に局所的である。かなり頻繁に、上述の手段は著しい副作用を引き起こす。全ての人による医薬手段のいずれかの適用の結果は非常に個別的であり、拡張された範囲は各消費者のために最も適切な手段を選択する機会を増大する。しかし、上述の手段は多目的となることが望ましく、前記医薬手段を必要とする多くの消費者に適している。
【0007】
天然水は水分子の9種類の同位体種の組成物であると知られ、該9種類の同位体は、特に、16O、17O、18O、16O、17O、18O、16O、17O、18Oであり、軽分子16Oの濃度は約99.7317%であり(ウィーン標準平均海水、VSMOW)、水分子の8種類の重同位体種の残り全ての濃度は約0.2683%である(0.199983% 18O、0.0372% 17O、0.031069% 16O、0.0000623% 18O及び0.0000116% 17O)(非特許文献2、3に従う)。
【0008】
天然水において、水分子の同位体種の発生は、地域の地理的位置、気象条件及び季節に依存する(非特許文献4)。重同位体の割合は、標準VSMOWに由来する偏差δを通じてしばしば表現される。海水は地球上の水の大部分であり、淡水の基礎備蓄と比較して16Oをほとんど含まない。淡水資源について、この値は変更されるが、海水と比較して一般的に増大する傾向がある。軽分子で最高に凝結された16O水は南極にある(標準軽南極沈殿物、SLAP)。水中の残留重同位体に対する偏差δの値は、99.757%の16Oの含有量に相当する、δH−415.5‰、δ17O−28.1‰、δ18O−53.9‰である(非特許文献5)。
【0009】
天然水における16Oは、99.731%から99.757%までの範囲であり、997.0325 g/kg及び997.3179 g/kgのおのおのの16Oである。
【0010】
したがって、16Oの含有量が99.757%(997.3179 g/kg)を超える天然水は自然界には見出せず、天然水の大部分は16Oの含有量が99.73%(997.0325 g/kg)の水である。水分子の同位体種の重量指数は、同位体組成物によって水の純度及び均一性の目視評価を可能にする。全体では、天然水における、18O、HD16O、HD17O、HD18O、D16O、D17O、D18Oの水分子の重量濃度は、2.97 g/kgに達し、前記天然水中の他の典型的な構成要素の含有量と比較して、前記濃度は重要な値である。例えば、飲料水の全塩濃度は5 g/kgに達する。
【0011】
特許請求の範囲に記載された発明に従って、発明者によって開発された方法及び設備を用いるとき、天然で知られた最高レベル又はそれ以上の99.99%までの残量の前記水の16Oの軽構成要素の含有量は商業上増大される。前記水は一般汚染物質及び化学物質汚染と、17O、18O、Н16O、Н17O、Н18O、Н16O、Н17O、Н18Oのような前記分子との両方からもたらされ、精製され、前記分子は2.97 g/Lに達し、水16O分子の主要構成要素に対する不純物のようなものである。結果として、前記水はほとんど均一な同位体物質となり、前記同位体物質は、例えば、軽水であり、99.999%までの残量の軽分子の水とともに提供される。標準的な定性的かつ定量的同位体組成物を有する化学的に純粋な水のいずれかよりもこの軽水はより純粋で、均一である。そのうえ、前記軽水は高純度軽水と呼ばれる。多くの16O水は同位体組成物においてより純粋かつ均一な前記水を含み、したがって水の本来の特性はより安定で、一定である。
【0012】
水分子の同位体種は、重同位体のD、17О、18Оを含むか、あるいは含まず、有機物質の基本特性に影響を及ぼし、該有機物質は、異なる方法におけるタンパク質、脂質、炭水化物、核酸及び複数の低分子のようなものである(非特許文献6−9)。溶媒の同位体の効果は周知の現象であり(非特許文献10−11)、同位体効果に応じて、重同位体を有する水分子の同位体種の影響力は化学及び生化学反応の割合を低下させる。人体での重同位体の蓄積は正常な生化学的工程に変化をもたらし、人体の作用能を低下させ、該作用能は身体的及び精神的因子の複合体に依存する性機能を含む。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】Kamalov A.A.ら、Consilium Medicum.Vol.06/No.5(2004).
【非特許文献2】Rothmanら、J.Quant.Spectrosc.Radiat.Transfer,60,665(1998).
【非特許文献3】Rothmanら、J.Quant.Spectrosc.Radiat.Transfer,82,p.9(2003).
【非特許文献4】Ferronsky V.I.及びPolyakov VA、Hydrosphere Isotopy出版社、Science,p.47,p.10,47,46,10(1983).
【非特許文献5】R. van Trigt, Laser Spectrometry for Stable Isotope Analysis of Water Biomedical and Paleoclimatological Applications, Groningen: University Library Groningen, p. 50(2002).
【非特許文献6】Chervenakら、JACS,116(23):10533−10539(1994).
【非特許文献7】Makhatadzeら、Nature Struct. Biol.,2(10):852−855(1995).
【非特許文献8】Connellyら、PNAS,91:1964−1968(1994).
【非特許文献9】Cupaneら、Nucleic Acids Res.,8(18):4283−4303(1980).
【非特許文献10】Lobyshev V.I.及びKalinichenko L.P.、D2O isotope effects in biological systems,Moscow,Science(1978).
【非特許文献11】Lobyshev V.I.、“Mechanisms of D2O thermodynamic and kinetic isotope effects in biological systems”,Abstract of a doctoral thesis,Moscow,Moscow State University,Biological Department(1987).
【発明の概要】
【0014】
人体の同位体組成物は、外部から取り込まれる水又は食物の同位体組成物によって決定される(Nikolaev V.、“Prehistoric climatology”.“Science and Life”,No.8(2001))。それゆえ、もともとより多くの軽水を含む水及び食物のヒトの消費量は重同位体を軽同位体に置換することを実質的に促進する。置換は個体システム及び人体全体の機能において改善へと導く。特に、16Oの通常の含有水の代わりに、16Oの高含有水を飲むとき、該16Oの高含有水は雄の性交能力における積極的な効果をもたらすことを発明者は発見した。
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明の目的は、現在の製剤と比較して、副作用のない、より普遍的製剤と、ヒトの強精のためのその適用方法とを創作することである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は、軽い16O分子の少なくとも99.739モル%と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む軽水で特徴付けられる、ヒトの強精のための手段を開示ために問題は解決される。
【0017】
前記方法の好ましい実施態様では、軽水中の16Oの含有量は水の分子数の合計の少なくとも99.760モル%である。
【0018】
前記方法のより好ましい実施態様では、軽水中の16Oの含有量は水の分子数の合計の少なくとも99.774モル%である。
【0019】
主に、前記手段は性交能力を増大させ、勃起能力を改善し、リビドを増大させるのに用いられる。
【0020】
この目的のために、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の16Oの軽分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、飲料水、蒸留水、再蒸留水、3回蒸留水、脱イオン水、逆浸透水、試薬水、製薬用精製水、注射用の製薬用水となる。言い換えれば、軽水の化学精製の効率は本明細書の特別な条件に依存する。
【0021】
前記手段の好ましい実施態様では、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、飲料水、蒸留水、製薬用精製水、注射用の製薬用水として用いられる。
【0022】
本発明はヒトの強精のための手段を開示するという事実によって指定された難問は解決され、前記手段はこの手段が軽水の有効量を治療可能な人に投与するステップを含むことで特徴付けられ、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む。
【0023】
本方法の好ましい実施態様では、軽水中の16Oの含有量は、水の分子数の合計の少なくとも99.760モル%である。
【0024】
本方法のより好ましい実施態様では、軽水中の16Oの含有量は、水の分子数の合計の少なくとも99.774モル%である。主に、前記方法は性交能力を増大させ、勃起能力を改善し、リビドを増大させるのに用いられる。
【0025】
さらに、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の16Oのより軽い分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、飲料水、蒸留水、再蒸留水、3回蒸留水、脱イオン水、逆浸透水、試薬水、製薬用精製水、注射用の製薬用水となる。
【0026】
本方法の好ましい実施態様では、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、飲料水、蒸留水、製薬用精製水、注射用の製薬用水として用いられる。
【0027】
本発明の方法では、前記軽水は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、経口、非経口、外部又は直腸に投与される。
【0028】
前記方法の好ましい実施態様では、前記軽水の有効量は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、経口又は非経口に投与される。
【0029】
前記方法の好ましい実施態様では、前記軽水の有効量は、少なくとも99.739モル%、少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%の軽い16O分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含み、1日あたりヒト体重の0.00625 mg/kgから37.5 mg/kgまでか、あるいは1日あたりヒトに対して約0.5から3000mLまでの範囲となる。ヒト平均体重は80kgとなると推定される。
【0030】
前記方法は、強精のための調製物の有効量を治療可能な人に投与するさらなるステップを含む。
【0031】
主に、ヒトの強精のための前記調製物は、医薬手段、薬草混合物、ホメオパチー療法剤、理学療法剤(physiotherapeutic agent)、心理療法剤(psychotherapeutic agent)、栄養剤、ビタミン−ミネラル添加剤、生物活性添加剤又はこれらの混合物となる。
【0032】
主に、ヒトの強精のための調製反応物は、血管作動薬、ホルモン剤、ホルモン模倣薬(hormonal and mimetic agent)、抗うつ剤、精神刺激薬、一般的な滋養強壮剤及び/又はこれらの混合物となる。
【0033】
主に、ヒトの強精のための前記調製物は、注射剤、錠剤、発泡性錠剤、粉末、経口菓子錠剤、チュワブルガム又はキャンディー、クリーム、軟膏、風味剤、植物性濃縮物、香膏、ドロップ、混合物、膏薬の剤形となる。
【0034】
前記方法及び設備は、本発明で用いられる高純度軽水を生産するために開発され、該生産は生産量を含み、該軽水は、HOの全量のうち少なくとも997.13 g/kg(99739%)(又は少なくとも997,36 g/kg(99760%)か、少なくとも997,51 g/kg(99774%))のН16Оを含む。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は軽水設備の側面図の概要を示す。
【発明を実施するための形態】
【0036】
高純度軽水の生産のための前記設備は、Н16О=Cの濃度で初期の水の蒸発のための蒸気発生装置(1)、蒸留搭に蒸気を送達する水蒸気供給装置(2)、液体の主な流れ及び蒸気の主な流れは蒸留塔の軸に沿って向けられるとき、前記蒸留搭(3)は蒸留塔(4)の内側の接触デバイスの表面上で下降する液体と上昇する蒸気との液体及び蒸留の逆流による蒸気−液体相互作用の装置を含み、前記接触デバイスは蒸気−液体相互作用の表面を拡張し、板状か、あるいは組み立て式又は無作為式のノズルのいずれかとなる。
コンデンサーでCН16О含有量を有する蒸気凝結装置(5)は蒸留塔の最上部に設置され、C>Cで凝結された高純度軽水として凝結物を蓄積し、
最軽量の構成要素のН16Оを有する特別な水の凝結レベルは、発明者の論文に従って、蒸留塔での分離ステップの数、作動圧力、蒸留塔での液体の流れにたいして高いН16Оの含有量を有する水として一定の選択で凝結の割合を変化することによって獲得される。凝結のレベルは前記軽水の特別な目的に依存する。
【0037】
Н16Оの分子は、水分子の同位体種のうち最軽量の分子である。したがって、前記水は、低分子量で特徴付けられるН16Оの含有量が増大され、ほとんど比重を有さない。この水は、本発明の特許請求の範囲の記載において軽い精製水又は高純度軽水として定義される。言い換えれば、この方法は水の純粋性の新たな定性的レベルを提供する。
【0038】
本発明の技術的結果は、生理学的に安全な手段と、Н16О−高純度軽水の高含有水の消費によるヒトの強精のためのその適用方法との発明であって、前記生理学的に安全な手段はいずれかのヒトによる長期間及び非限定的な使用に適している。
【0039】
Н16О−前記高純度軽水の高含有水の影響力は、志願者の2つのグループで試験された。第1のグループは、永久に、あるいは時折性交能力に問題を有する男性を含む。第2のグループは、一般的に、主観的に性交能力に問題を有しない健康な男性を含む。Н16О(対照)又は前記軽水(被験)の通常の含有量を有する普通の水を特別な計画で飲むことを被験者は提案され、同時に被験者自身の性活性が評価された。各被験者での作業は個々に実施され、性活性の定量的な指標(1月あたりの十分な勃起頻度)は実験前に各被験者で記録された。検討の間ずっと前記被験者が飲んでいる水がいかなるものか彼らは分からなかった。実験及び対照水は化学的に異なるところがなかった。
【0040】
詳細な結果は本発明で例示する以下の例で示される。例は例示の目的のみで提供され、本発明を限定するものではない。
【実施例1】
【0041】
軽水生産の方法
16O(99.739%)の前記高含有軽水は図1で示された設備によって天然水から生産され、前記天然水は99.732%の16O(標準的なモスクワの水)を含む。蒸留の工程は、煮沸部で99.732%(C1)の16Oを含む天然水の蒸発と、蒸留塔3の下部2への蒸気の移転と、蒸留塔の内側の接触デバイス4(例えば、板又はノズル)の表面上で下降する液体と上昇する蒸気との接触と、蒸留塔3の上部の蒸気を凝縮する装置5におけるН16О(C)の高い含有量での蒸気の凝縮と、少なくとも水分子の全体数のうち99.739%の16O分子(C>C)を含む軽水のような凝縮物の蓄積とを含む。
【0042】
水の生産方法は、水の分子数の合計の少なくとも99.760モル%又は少なくとも99.774モル%のН16О分子を含み、一定である。生産された前記軽水はこの発明の実施例で用いられる。
【実施例2】
【0043】
性交能力に障害を有する男性の性活性における軽水の影響の評価
7人の志願者のおのおのは30日間以内で、第1回目は朝の空腹時に強制的に、第2回目−第4回目は日中及び夕方の食事の前に(午後6時より遅くはならない)、志願者の性活性のレベル(1月あたりの十分かつ自発的な勃起の頻度)を記すのと同時に、1日に1リットル(グラス3−4杯)の通常の飲料水を飲み干すことが提案された。
【0044】
以上の計画におけるН16О分子の正常な含有量を有する通常の飲料水の摂取は、被験者の性活性のレベルに対する本質的な影響はなく、以前の被験者と同じであった。指標の軽度の増大は、既知の「プラセボ」効果に起因し、性交能力が被験者の精神−感情の状態に大いに依存するとき、摂取された薬剤の効能の利益は複数の指標の真の増大に貢献する。
【0045】
2ヵ月間の検討を通して同じ飲料治療(治験)で99.774%と同等の16O含有量を有する前記軽水を摂取するとき、被験者のおのおのは独立的に性交能力の増大を示し、リビドの増強及び勃起頻度の増大を示す。その結果は表1に示される。
【0046】
さらに、前記被験者は5段階区分で被験者の性生活の質を主観的に評価する機会を提供される。質の階級は、0(重篤)級から5(良好)級までの範囲であった。その結果は、表1に示される。
【0047】
【表1】

【実施例3】
【0048】
性交能力障害のない男性の性活性における軽水の影響力評価
30日間以内で5人の志願者のおのおの(35歳から43歳までの年齢)は、1日に1リットルの通常の飲料水(グラス3−4杯)を飲み干すことが提案され、第1回目は朝の空腹時に強制的に、第2回目−第4回目は日中及び夕方の食事の前に(午後6時より遅くはならない)、志願者の性活性のレベル及び志願者の性生活の質を5段階区分によって評価するのと同時にである。
【0049】
ちょうど以前の場合のように、以上の計画における16Oの正常の含有量を有する通常の飲料水の摂取は、被験者の性活性のレベルに本質的な影響を全くあたえなかった。
【0050】
同時に、2ヵ月間の検討を通して同じ飲料治療(治験)で99.774%と同等の16O含有量を有する前記軽水を摂取するとき、被験者のこのグループで初めに随分と高い性交の頻度のほんのわずかな増加は、人体の全体的な状態の改善を背景としてリビドの増強及び勃起強度の増大に貢献する。結果として、満足で良好ないし非常に良好の最大値が増大されたときに、被験者全ては被験者の性生活の質を評価された。
【0051】
提示された結果は、男性の性交能力を正常化する方法としての軽水の効能を示す。(健康か、あるいは重要な問題を有する)調べられた志願者の全ては、性交能力の増大をあてにし、リビドの増強は十分かつ自発的な勃起の頻度及び強度を増大し、志願者の性交の相手によって報告された。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも99.739モル%の軽いН16О分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む軽水を特徴とする、ヒトの強精のための手段。
【請求項2】
前記軽水におけるН16Оの含有量は水の分子数の合計の99.760モル%未満であることを特徴とする、請求項1に記載の手段。
【請求項3】
前記軽水におけるН16Оの含有量は水の分子数の合計の少なくとも99.774モル%であることを特徴とする、請求項1に記載の手段。
【請求項4】
性交能力を増大するための手段であることを特徴とする、請求項1−3のうちいずれかに記載の手段。
【請求項5】
勃起を改善するための手段であることを特徴とする、請求項1−3のうちいずれかに記載の手段。
【請求項6】
リビドを増強するための手段であることを特徴とする、請求項1−3のうちいずれかに記載の手段。
【請求項7】
前記軽水は、飲料水、蒸留水、製薬用水(処理済)、注射用の製薬用水の範囲から選択されることを特徴とする、請求項1−3のうちいずれかに記載の手段。
【請求項8】
少なくとも99.739モル%の軽いН16О分子と、100%までの残量の他の形状の水分子とを含む軽水の有効量を治療可能な人にさらに投与する局面を含むことを特徴とする、ヒトの強精のための方法。
【請求項9】
前記軽水におけるН16Оの量は水の分子数の合計の99.760モル%未満であるを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記軽水におけるН16Оの量は水の分子数の合計の99.774モル%未満であることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
性交能力を増大するための方法であることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項12】
勃起を改善するための方法であることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項13】
リビドを増強するための方法であることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記軽水は、飲料水、蒸留水、製薬用水(処理済)、注射用の製薬用水の範囲から選択されることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記軽水の有効量は、経口又は非経口で投与されることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項16】
有効量は、1日あたりヒト体重の0.00625 mg/kgないし37.5 mg/kgの範囲内であることを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項17】
強精のための調製物の有効量を治療可能な人に投与する追加のステップを含むことを特徴とする、請求項8−10のうちいずれかに記載の方法。
【請求項18】
強精のための前記調製物は、医薬手段、ホメオパチー療法剤、理学療法剤、心理療法剤、栄養剤、ビタミン−ミネラル添加剤、生物活性添加剤及び/又はこれらの混合物であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
強精のための前記調製物の反応物は、血管作動薬、ホルモン剤、ホルモン模倣薬、抗うつ剤、精神刺激薬、一般的な滋養強壮剤及び/又はこれらの混合物であることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
強精のための前記調製物は、注射剤、錠剤、発泡性錠剤、粉末、経口菓子錠剤、チュワブルガム又はキャンディー、クリーム、軟膏、風味剤、植物性濃縮物、香膏、ドロップ、混合物、膏薬の剤形となることを特徴とする、請求項17に記載の方法。



【図1】
image rotate


【公表番号】特表2009−541308(P2009−541308A)
【公表日】平成21年11月26日(2009.11.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−516426(P2009−516426)
【出願日】平成19年6月8日(2007.6.8)
【国際出願番号】PCT/RU2007/000309
【国際公開番号】WO2008/002191
【国際公開日】平成20年1月3日(2008.1.3)
【出願人】(507258009)ウッドフォード アソシエーツ リミテッド (3)
【Fターム(参考)】