説明

ヒトグルカゴン様ペプチド−1修飾因子、並びにそれの糖尿病および関連症状の治療における使用

本発明は、天然のGLP−1ペプチドと同等またはより優れた生物活性を有し、したがってGLP活性に関連する疾患または障害の治療または予防に有用な新規なヒトグルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)−受容体修飾因子を提供する。さらに、本発明はII型糖尿病におけるインスリン分泌を刺激するだけでなく、他の有用なインスリン分泌反応も生じる新規な化学修飾されたペプチドを提供する。これらの合成ペプチドGLP−1受容体修飾因子は、タンパク分解開裂への増加した安定性を示し、それらを経口または非経口投与用の理想的な治療上の候補薬にする。本発明のペプチドは望ましい薬物動態的特性および糖尿病の効力モデルにおける望ましい効力を示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの配列(配列番号:1):
aa1−Xaa2−Xaa3−Xaa4−Xaa5−Xaa6−Xaa7−Xaa8−Xaa9−Xaa10−Xaa11 (I)
[式中、
aa1は、イミダゾールを含む天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;該アミノ酸は、アルキル、アシル、ベンゾイル、L−ラクチル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリールアルキルオキシカルボニル、ヘテロサイクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アリールアルキルカルバモイル、ヘテロサイクリルスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニルまたはヘテロアリールスルホニルで適宜置換された遊離アミノ基を適宜有し;および該遊離アミノ基が存在しない場合、Xaa1は、1またはそれ以上の炭素原子が1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換された脱アミノヒスチジン体であり;
aa2は、D−アラニン、α−アミノ−イソ酪酸(Aib)、N−メチル−D−アラニン、N−エチル−D−アラニン、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸、α−メチル−(L)−プロリン、2−メチルピペリジン−2−カルボン酸およびイソバリンからなる群から選択される天然型または非天然型アミノ酸であり;
aa3は、(1)カルボン酸を含むアミノ酸側鎖または(2)イミダゾール側鎖を有する天然型または非天然型アミノ酸であり、その中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;
aa4はグリシンであり;
aa5は、(L)−スレオニンおよび(L)−ノルバリンからなる群から選択される天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;
aa6は、2つの側鎖を有する二置換α炭素を有する天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該2つの側鎖の少なくとも1つは芳香環を有し、および該2つの側鎖の少なくとも1つはアルキル基を有し;および該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1もしくはそれ以上のアルキル基または1もしくはそれ以上のハロ基で適宜置換され;
aa7は、ヒドロキシル基で置換されたアミノ酸側鎖を有する天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;
aa8は、L−セリンおよびL−ヒスチジンからなる群から選択される天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;
aa9は、カルボン酸を含むアミノ酸側鎖を有する天然型または非天然型アミノ酸であり;この中で該アミノ酸の1またはそれ以上の炭素原子は、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換され;
aa10は、式II:
【化1】

(式中、R4は、水素、アルキル、およびハロからなる群から選択され;R3およびR6は独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、およびアルコキシからなる群から選択され;該アミノ酸のβ炭素に隣接するフェニル環は、アルキルまたはハロでさらに適宜置換され;および該アミノ酸のβ炭素の遠位末端のフェニル環は、ハロ、メチル、エチル、アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、およびアルコキシでさらに適宜置換される)の天然型または非天然型アミノ酸であり;
aa11は、式IVa:
【化2】

(式中、該アミノ酸のC末端カルボニル炭素は窒素と結合して、カルボキサミド(NH2)を形成し;R4aは水素、アルキル、およびハロからなる群から選択され;R3aおよびR6aは各々独立して、水素、ハロ、メチル、エチル、アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、およびアルコキシからなる群から選択され;R7は水素、メチル、およびエチルからなる群から選択され;X1、X2、X3およびX4は各々CまたはNであるが、ただしX1、X2、X3およびX4の少なくとも1つはNであり;該アミノ酸のβ炭素に隣接するフェニル環は、アルキルまたはハロでさらに適宜置換され;および該アミノ酸のβ炭素の遠位末端のフェニル環は、ハロ、メチル、エチル、アルキル、ヒドロキシル、メトキシ、およびアルコキシでさらに適宜置換される)の天然型または非天然型アミノ酸である]
を有するポリペプチドを含む単離されたポリペプチド。
【請求項2】
aa3が、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換されたヒスチジンである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項3】
aa3が、各々1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換された、L−アスパラギン酸またはL−グルタミン酸である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項4】
aa6が、各々1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換された、α−メチル−フェニルアラニン、α−メチル−2−フルオロフェニルアラニン、またはα−メチル−2,6−ジフルオロフェニルアラニンである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項5】
aa7が、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換されたL−スレオニンである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項6】
aa9が、1またはそれ以上のアルキル基で適宜置換された、L−アスパラギン酸またはL−グルタミン酸である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項7】
aa1が、アルキル、ジアルキル、アシル、ベンゾイル、L−ラクチル、アルキルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、ヘテロサイクリルオキシカルボニル、ヘテロアリールアルキルオキシカルボニル、アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル、アラルキルカルバモイル、ヘテロサイクリルスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリールアルキルスルホニル、ヘテロアリールアルキルスルホニルまたはヘテロアリールスルホニルで適宜置換される末端アミノ基を有する、L−ヒスチジンである請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項8】
aa1が、L−N−メチル−His、L−α−メチル−His、脱アミノ−His、3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−メチルプロパノイル、および(S)−3−(1H−イミダゾール−4−イル)−2−ヒドロキシプロパノイル(L−β−イミダゾールラクチル)からなる群から選択される、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項9】
aa2が、α−アミノ−イソ酪酸(Aib)、D−アラニン、N−メチル−D−アラニン、α−メチル−(L)−プロリン、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸および2−メチルピペリジン−2−カルボン酸からなる群から選択される、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項10】
aa4がグリシンである請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項11】
aa5がL−ThrおよびL−Nvaからなる群から選択される請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項12】
aa6が、L−α−Me−Phe、L−α−Me−2−フルオロ−Phe、およびL−α−Me−2,6−ジフルオロ−Pheからなる群から選択される請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項13】
aa7がL−Thrである請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項14】
aa8がL−SerおよびL−Hisからなる群から選択される請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項15】
aa9がL−Aspである請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項16】
aa10が、4−フェニル−フェニルアラニン、4−[(4'−メトキシ−2'−エチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4'−エトキシ−2'−エチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4'−メトキシ−2'−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−[(4'−エトキシ−2'−メチル)フェニル]フェニルアラニン、4−(2'−エチルフェニル)フェニルアラニン、4−(2'−メチルフェニル)フェニルアラニン、4−[(3',5'−ジメチル)フェニル]フェニルアラニンおよび4−[(3',4'−ジメトキシ)フェニル]フェニルアラニンからなる群から選択される、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項17】
aa11が、4−フェニル−3−ピリジルアラニン、4−(2'−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2'−フルオロフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2'−クロロフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−[(3',5'−ジメチル)フェニル]−3−ピリジルアラニン、4−(4'−トリフルオロメチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(3'−メトキシフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(3'−メチルフェニル)−3−ピリジルアラニン、4−(2'−メチルフェニル)−3,5−ピリミジルアラニン、(S)−4−(2'−メチルフェニル)−α−Me−3−ピリジルアラニンおよび4−(2'−エチルフェニル)−3−ピリジルアラニンからなる群から選択され;
aa11のC末端カルボニル炭素が窒素と結合して、カルボキサミド(NH2)を形成し;および
7が水素およびメチルからなる群から選択される、
請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項18】
該ポリペプチドが、式VI:
【化3】

[式中、
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸、2−メチルピペリジン−2−カルボン酸およびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;および
7は、水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項19】
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Proおよびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8が、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;および
7が水素である、請求項18の単離されたポリペプチド。
【請求項20】
該ポリペプチドが、式VII:
【化4】

[式中、
8は、メチル、エチル、
【化5】

からなる群から選択され;
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、α−アミノイソ酪酸(Aib)、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸、および2−メチルピペリジン−2−カルボン酸からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;および
7は、水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項21】
8がメチル、および
【化6】

からなる群から選択され;
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Proおよびアミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8が、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;および
7が水素およびメチルからなる群から選択される、請求項20の単離されたポリペプチド。
【請求項22】
該ポリペプチドが式VIII:
【化7】

[式中、
9は、水素、メチルおよびアルキルからなる群から選択され;
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、α−アミノイソ酪酸(Aib)、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸および2−メチルピペリジン−2−カルボン酸からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;
7は、水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項23】
9が水素およびメチルからなる群から選択され;
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、およびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8がL−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;
7が水素である、請求項22の単離されたポリペプチド。
【請求項24】
該単離されたポリペプチドが下表の化合物群から選択される化合物である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【請求項25】
該単離されたポリペプチドが下表の化合物群から選択される化合物である、請求項24の単離されたポリペプチド。
【表6】

【表7】

【請求項26】
該単離されたポリペプチドが下表の化合物群から選択される化合物である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【表8】

【請求項27】
該単離されたポリペプチドが下表の化合物群から選択される化合物である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【表9】

【請求項28】
該単離されたポリペプチドが
【化8】

【化9】

である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項29】
該単離されたポリペプチドが
【化10】

【化11】

である、請求項28の単離されたポリペプチド。
【請求項30】
該単離されたポリペプチドが
【化12】

である、請求項1の単離されたポリペプチド。
【請求項31】
式VIa:
【化13】

[式中、
Pは、水素、フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)またはt−ブチルオキシカルボニル(t−Boc)であり;
3aは、メチル、エチルおよびフルオロからなる群から選択され;
10はOHおよびNH2からなる群から選択され;および
7は水素およびメチルからなる群から選択される]
の化合物。
【請求項32】
式VIIa:
【化14】

[式中、
Pは、水素、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)またはt−ブチルオキシカルボニル(t−Boc)であり;
6aはメトキシであり;
10はOHおよびNH2からなる群から選択され;および
7は水素およびメチルからなる群から選択される]
の化合物。
【請求項33】
請求項1の単離されたポリペプチドおよびその医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項34】
請求項1の単離されたポリペプチドおよび少なくとも1つの治療剤を含む医薬組成物で、該治療剤が、抗糖尿病剤、抗肥満剤、降圧剤、抗アテローム硬化剤および脂質低下剤からなる群から選択される医薬組成物。
【請求項35】
該抗糖尿病剤が、ビグアナイド、スルホニル尿素、グルコシダーゼ阻害剤、PPAR γ アゴニスト、PPAR α/γデュアルアゴニスト、aP2阻害剤、DPP4阻害剤、インスリン増感剤、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−1)アナログ、インスリンおよびメグリチナイドからなる群から選択される、請求項34の医薬組成物。
【請求項36】
該抗糖尿病剤が、メトホルミン、グリブリド、グリメピリド、グリピリド、グリピジド、クロロプロパミド、グリクラジド、アカルボース、ミグリトール、ピオグリタゾン、トログリタゾン、ロシグリタゾン、マルグリタザー、インスリン、Gl−262570、イサグリタゾン、JTT−501、NN−2344、L895645、YM−440、R−119702、AJ9677、レパグリニド、ナテグリニド、KAD1129、AR−HO39242、GW−409544、KRP297、AC2993、LY315902、NVP−DPP−728Aおよびサクサグリプチンからなる群から選択される、請求項34の医薬組成物。
【請求項37】
該抗肥満剤が、β3アドレナリン作動性アゴニスト、リパーゼ阻害剤、セロトニン(およびドパミン)再取り込み阻害剤、甲状腺受容体β化合物、CB−1アンタゴニスト、NPY−Y2およびNPY−Y4受容体アゴニストおよび摂食障害剤からなる群から選択される請求項34の医薬組成物。
【請求項38】
該抗肥満剤が、オーリスタット、ATL−962、AJ9677、L750355、CP331648、シブトラミン、トピラメート、アキソキン、デキサアンフェタミン、フェンテルミン、フェニルプロパノールアミンリモナバン(SR141716A)、およびマジンドールからなる群から選択される請求項34の医薬組成物。
【請求項39】
該脂質低下剤が、MTP阻害剤、コレステロールエステル変換タンパク質、HMG CoA還元酵素阻害剤、スクアレン合成酵素阻害剤、フィブリン酸誘導体、LDL受容体活性の上方制御剤、リポキシゲナーゼ阻害剤、およびACAT阻害剤からなる群から選択される請求項34の医薬組成物。
【請求項40】
該脂質低下剤が、プラバスタチン、ロバスタチン、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ニスバスタチン、ビサスタチン、フェノフィブラート、ゲムフィブロジル、クロフィブラート、アバシミベ、TS−962、MD−700、CP−529414、およびLY295427からなる群から選択される請求項34の医薬組成物。
【請求項41】
請求項1の単離されたポリペプチドの治療上の有効量を治療が必要な哺乳類に投与することからなる、糖尿病、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎障害、創傷治癒、インスリン抵抗性、高血糖、高インスリン血症、シンドロームX、糖尿病性合併症、血中脂肪酸またはグリセロールのレベルの上昇、高脂血症、肥満症、高トリグリセリド血症、アテローム性動脈硬化症または高血圧症の、治療方法または進行もしくは発症を遅らせる方法。
【請求項42】
さらに、抗糖尿病剤、抗肥満剤、降圧剤、および抗アテローム硬化剤からなる群から選択される1またはそれ以上の治療剤および脂質低下剤の治療上の有効量を、同時または連続して投与することからなる請求項41の方法。
【請求項43】
請求項34の医薬組成物の治療上の有効量を治療が必要な哺乳類に投与することからなる、糖尿病、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎障害、創傷治癒、インスリン抵抗性、高血糖、高インスリン血症、シンドロームX、糖尿病性合併症、血中脂肪酸またはグリセロールのレベルの上昇、高脂血症、肥満症、高トリグリセリド血症、アテローム性動脈硬化症または高血圧症の、治療方法または進行もしくは発症を遅らせる方法。
【請求項44】
請求項1のポリペプチドを含む製剤の非経口投与からなる、請求項1のポリペプチドの投与方法。
【請求項45】
請求項1のポリペプチドを含む製剤の非経口でない投与からなる、請求項1のポリペプチドの投与方法。
【請求項46】
該非経口投与が、静脈内(IV)ボーラス注入、IV注入、皮下投与、筋肉内投与、鼻腔内投与、バッカル投与、経肺投与および眼の送達からなる群から選択される請求項44の方法。
【請求項47】
該皮下投与が速放性または徐放性製剤の使用を含む請求項46の方法。
【請求項48】
該筋肉内投与が速放性または徐放性製剤の使用を含む請求項46の方法。
【請求項49】
該製剤が、溶媒および共溶媒、溶解剤、乳化剤、濃化剤、キレート化剤、抗酸化剤、還元剤、抗微生物保存剤、緩衝剤およびpH調整剤、充填剤、保護剤および張性剤、並びに特別の添加剤からなる群から選択される医薬的に許容される賦形剤をさらに含む、請求項44の方法。
【請求項50】
該製剤がカプセル化した輸送システムをさらに含む請求項44の方法。
【請求項51】
式VI:
【化15】

[式中、
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸、2−メチルピペリジン−2−カルボン酸およびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;および
7は、水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、単離されたポリペプチド。
【請求項52】
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Proおよびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8が、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;
7が水素である、請求項51の単離されたポリペプチド。
【請求項53】
式VII:
【化16】

[式中、
8は、メチル、エチル、
【化17】

からなる群から選択され;
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、α−アミノイソ酪酸(Aib)、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸、および2−メチルピペリジン−2−カルボン酸からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;および
7は、水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、単離されたポリペプチド。
【請求項54】
8が、メチル、および
【化18】

からなる群から選択され
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Proおよびアミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8が、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;
7が水素およびメチルからなる群から選択される、請求項53の単離されたポリペプチド。
【請求項55】
式VIII:
【化19】

[式中、
9は、水素、メチルおよびアルキルからなる群から選択され;
aa2は、D−Ala、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、α−アミノイソ酪酸(Aib)、2−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸および2−メチルピペリジン−2−カルボン酸からなる群から選択されるアミノ酸であり;
XおよびYは各々独立して、水素およびフルオロからなる群から選択され;
aa8は、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3は、水素、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6は、水素、ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシからなる群から選択され;
3aは、水素、フルオロ、メチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aは、水素、メチルおよびメトキシからなる群から選択され;
7は水素およびメチルからなる群から選択される]
のポリペプチドである、単離されたポリペプチド。
【請求項56】
9が、水素およびメチルからなる群から選択され;
aa2が、N−メチル−D−Ala、α−メチル−L−Pro、およびα−アミノイソ酪酸(Aib)からなる群から選択されるアミノ酸であり;
Xがフルオロであり;
Yが水素であり;
aa8が、L−SerおよびL−Hisからなる群から選択されるアミノ酸であり;
3がエチルであり;
6がメトキシであり;
3aがメチルおよびエチルからなる群から選択され;
6aが水素であり;
7が水素である、請求項55の単離されたポリペプチド。
【請求項57】
下表の化合物群から選択される化合物である単離されたポリペプチド。
【表10】

【表11】

【表12】

【表13】

【表14】

【請求項58】
下表の化合物群から選択される化合物である単離されたポリペプチド。
【表15】

【表16】

【請求項59】
下表の化合物群から選択される化合物である単離されたポリペプチド。
【表17】

【請求項60】
下表の化合物群から選択される化合物である単離されたポリペプチド。
【表18】

【請求項61】
構造が
【化20】

【化21】

である単離されたポリペプチド。
【請求項62】
構造が
【化22】

【化23】

である単離されたポリペプチド。
【請求項63】
構造が
【化24】

である単離されたポリペプチド。
【請求項64】
構造が
【化25】

である単離されたポリペプチド。
【請求項65】
構造が
【化26】

である単離されたポリペプチド。
【請求項66】
構造が
【化27】

である単離されたポリペプチド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−505899(P2008−505899A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−520360(P2007−520360)
【出願日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【国際出願番号】PCT/US2005/023076
【国際公開番号】WO2006/014287
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【Fターム(参考)】