ヒト化L243抗体
HLA−DRに特異的に結合するヒト化抗体類が提供される。本抗体類は、マウスモノクローナル抗体L243によって認識されるエピトープを認識する。そのような抗体、そのような抗体を含む薬学的組成物を調製するため、およびそのような抗体の臨床治療および診断、ならびに研究に関連した使用のための方法が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
重鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域およびフレームワーク残基27、38、46、68および91が、マウスモノクローナル抗体mL243重鎖に由来するものであり、免疫グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト重鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上のHLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物又は免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記ヒト化L243抗体が前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項2】
軽鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基37、39、48および49が、マウスモノクローナル抗体mL243軽鎖に由来するものであり、免疫グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト軽鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上HLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物または免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記ヒト化L243抗体が、前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項3】
重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記重鎖可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基27、38、46、68および91が、マウスモノクローナル抗体mL243重鎖に由来するものであり、免疫グロブリン重鎖フレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒトに由来するものであり、前記軽鎖可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基37、39、48および49が、マウスモノクローナル抗体mL243に由来するものであり、免疫軽鎖グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト軽鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上のHLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物又は免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記抗体が、前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項4】
請求項3に記載の抗体を含む薬学的組成物。
【請求項5】
1つ以上の腫瘍関連抗原に特異的に結合する1つ以上の追加的結合分子をさらに含み、前記追加的結合分子が、請求項3の組成物の前に、一緒にまたは後に与えられる、請求項4の組成物。
【請求項6】
請求項3に記載の組成物の有効量を、疾患を患っている患者に投与することを含む、HLA−DRを発現する細胞の望まない増殖に関連した状態を処置する方法。
【請求項7】
前記細胞がリンパ球細胞である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記細胞が固形がん細胞である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記固形がん細胞が、カルシノーマ、メラノーマ、サルコーマ、グリコーマおよび皮膚がんからなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記状態が自己免疫疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記状態が、白血病またはリンパ腫である、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記状態が、代謝性疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記状態が、神経変性疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
前記状態が、免疫調節不全から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項15】
1つ以上のペプチド、脂質、重合化担体、ミセル、ナノ粒子、またはそれらの組み合わせ、および1つ以上のエフェクターにコンジュゲートした、請求項3に記載のヒト化L243抗体を含む薬学的組成物。
【請求項16】
前記組成物が免疫コンジュゲート体である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記抗体が、1つ以上の脂質にコンジュゲートしている、請求項15に記載の組成物。
【請求項18】
1つ以上の腫瘍関連抗原に特異的に結合する、1つ以上の追加的結合分子をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項19】
前記ヒト化L243抗体が、HLA−DRに対する特異性を少なくとも1つ有し、残りの特異性は、1つ以上の腫瘍関連抗原に結合する追加的結合分子に特異的に結合するペプチドに対するものである、請求項15に記載の組成物。
【請求項20】
前記エフェクターが、治療薬剤または診断薬剤を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項21】
前記エフェクターが、薬物、プロドラッグ、毒素、酵素、放射性同位体、免疫調節物、サイトカイン、ホルモン、結合分子、オリゴヌクレオチド、干渉RNA、光力学薬剤またはこれらの混合物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項22】
前記エフェクターが、FUdR、FUdR−dOまたはこれらの混合物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項23】
グループII、グループIII、グループIV、グループV、遷移、ランタニドまたはアクチニド金属カチオンまたはこれらの混合物から選択されるカチオンをさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項24】
Tc、Re、Bi、Cu、As、Ag、Au、At、Pbまたはこれらの混合物から選択されるカチオンをさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項25】
NOTA、DOTA、DTPA、TETA、Tscg−Cys、Taca−Cys、またはこれらの混合物をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項26】
前記エフェクターが、放射性核種を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項27】
前記エフェクターが、酵素を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項28】
前記エフェクターが、免疫調節物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項29】
前記エフェクターがが、抗血管新生薬剤を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項30】
前記抗体が、1つ以上の治療薬剤、診断薬剤またはこれらの混合物にコンジュゲートしている、請求項15に記載の組成物。
【請求項31】
請求項15の組成物を用いる、患者を処置する方法。
【請求項32】
前記組成物が、静脈内、皮下または筋肉内に、20〜2000mgの用量で投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記組成物が、光線力学治療のための1つ以上の薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
光線力学治療のための前記薬剤が、光線感作物質である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記組成物が、1つ以上の診断薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記組成物が、診断薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記診断薬剤が、ポジトロン放出断層撮影法(PET)を実施するために使用される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記診断薬剤が、1つ以上のイメージ増強薬剤を含み、前記方法が、磁気共鳴映像法(MRI)を実施することをさらに含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記組成物が、X線またはコンピュータ断層撮影法(CT)のための、1つ以上の放射線不透過性薬剤または造影剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項40】
治療薬剤、診断薬剤またはそれらの混合物を含む、追加組成物を投与することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項41】
前記追加組成物が、ヒト化L243抗体が1つ以上の脂質、重合化担体、ミセル、ナノ粒子、またはこれらの組み合わせ、および1つ以上のエフェクターにコンジュゲートした、免疫コンジュゲート体を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記ヒト化L243抗体またはその断片が、化学的な連結または遺伝的な融合によって、治療薬剤、診断薬剤またはそれらの混合物にコンジュゲートしている、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記組成物が、追加組成物の投与前、間、同時または後に投与される、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
請求項30の組成物を含むキット。
【請求項45】
少なくとも1つの結合部位が、請求項3に記載したようなhL243可変ドメインの任意の1つからなるか、腫瘍関連に対する1つ以上の結合部位からなる、3つの結合部位を含む、「裸の」多価タンパク質複合体を前記対象に投与することを含む、対象の疾病を処置する方法。
【請求項46】
前記疾病が、新生物疾患、自己免疫疾患または免疫調節不全疾病、代謝疾病または神経変性疾患である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
(A)HLA−DRに特異的に結合する少なくとも1つのアーム、および標的化可能なコンジュゲート体に特異的に結合する少なくとも1つの他のアームを含む、有効量の二重特異性抗体または抗体断片を投与するステップと、ここでHLA−DRに結合する前記1つのアームがhL243抗体またはその断片であり、前記標的化可能なコンジュゲート体がハプテン部分および治療薬剤を含む、(B)前記標的化可能なコンジュゲート体を、前記状態の患者に投与するステップとを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連する状態を処置する方法。
【請求項48】
HLA−DRに特異的に結合する1つのアームおよび腫瘍関連抗原に結合する1つのアームを含む、有効量の二重特異性抗体または抗体断片を、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関する状態の被験対象に投与することを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関する状態を処置する方法であって、HLA−DRに結合する前記1つのアームが、hL243抗体またはその断片である、方法。
【請求項49】
前記状態が、B細胞悪性腫瘍を含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記腫瘍関連抗原がCD20である、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
(A)HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連した状態を有する被験対象に、有効量の、HLA−DRに特異的に結合する抗体または抗体断片を投与するステップと、ここで、前記HLA−DR特異的抗体が、hL243抗体またはその断片である、(B)前記対象に、前記抗HLA−DR抗体の前、後または同時に、腫瘍関連抗原に結合する有効量の抗体または抗体断片を投与するステップとを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連した状態を処置する方法。
【請求項52】
前記状態が、B細胞悪性腫瘍を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記抗腫瘍関連抗原抗体または抗体断片が、ヒト化抗体または抗体断片を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記腫瘍関連抗原がCD20である、請求項51に記載の方法。
【請求項1】
重鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域およびフレームワーク残基27、38、46、68および91が、マウスモノクローナル抗体mL243重鎖に由来するものであり、免疫グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト重鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上のHLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物又は免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記ヒト化L243抗体が前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項2】
軽鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基37、39、48および49が、マウスモノクローナル抗体mL243軽鎖に由来するものであり、免疫グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト軽鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上HLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物または免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記ヒト化L243抗体が、前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項3】
重鎖可変ドメインおよび軽鎖可変ドメインを含むヒト化L243抗体であって、前記重鎖可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基27、38、46、68および91が、マウスモノクローナル抗体mL243重鎖に由来するものであり、免疫グロブリン重鎖フレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒトに由来するものであり、前記軽鎖可変ドメインのCDR1、CDR2およびCDR3領域、およびフレームワーク残基37、39、48および49が、マウスモノクローナル抗体mL243に由来するものであり、免疫軽鎖グロブリンフレームワークドメインの残りの部分が、1つ以上のヒト軽鎖に由来するものであり、前記ヒト化L243抗体が、HLA−DR+細胞上のHLA−DRのうちの少なくとも1つのエピトープに結合できる能力を有し、細胞毒性の追加物又は免疫学的エフェクター機能が前記細胞の殺傷に必要とされない様式で、前記抗体が、前記細胞の殺傷を引き起こすか、または前記細胞の殺傷を導く、ヒト化L243抗体。
【請求項4】
請求項3に記載の抗体を含む薬学的組成物。
【請求項5】
1つ以上の腫瘍関連抗原に特異的に結合する1つ以上の追加的結合分子をさらに含み、前記追加的結合分子が、請求項3の組成物の前に、一緒にまたは後に与えられる、請求項4の組成物。
【請求項6】
請求項3に記載の組成物の有効量を、疾患を患っている患者に投与することを含む、HLA−DRを発現する細胞の望まない増殖に関連した状態を処置する方法。
【請求項7】
前記細胞がリンパ球細胞である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記細胞が固形がん細胞である、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記固形がん細胞が、カルシノーマ、メラノーマ、サルコーマ、グリコーマおよび皮膚がんからなる群より選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記状態が自己免疫疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記状態が、白血病またはリンパ腫である、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記状態が、代謝性疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記状態が、神経変性疾患である、請求項6に記載の方法。
【請求項14】
前記状態が、免疫調節不全から選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項15】
1つ以上のペプチド、脂質、重合化担体、ミセル、ナノ粒子、またはそれらの組み合わせ、および1つ以上のエフェクターにコンジュゲートした、請求項3に記載のヒト化L243抗体を含む薬学的組成物。
【請求項16】
前記組成物が免疫コンジュゲート体である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記抗体が、1つ以上の脂質にコンジュゲートしている、請求項15に記載の組成物。
【請求項18】
1つ以上の腫瘍関連抗原に特異的に結合する、1つ以上の追加的結合分子をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項19】
前記ヒト化L243抗体が、HLA−DRに対する特異性を少なくとも1つ有し、残りの特異性は、1つ以上の腫瘍関連抗原に結合する追加的結合分子に特異的に結合するペプチドに対するものである、請求項15に記載の組成物。
【請求項20】
前記エフェクターが、治療薬剤または診断薬剤を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項21】
前記エフェクターが、薬物、プロドラッグ、毒素、酵素、放射性同位体、免疫調節物、サイトカイン、ホルモン、結合分子、オリゴヌクレオチド、干渉RNA、光力学薬剤またはこれらの混合物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項22】
前記エフェクターが、FUdR、FUdR−dOまたはこれらの混合物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項23】
グループII、グループIII、グループIV、グループV、遷移、ランタニドまたはアクチニド金属カチオンまたはこれらの混合物から選択されるカチオンをさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項24】
Tc、Re、Bi、Cu、As、Ag、Au、At、Pbまたはこれらの混合物から選択されるカチオンをさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項25】
NOTA、DOTA、DTPA、TETA、Tscg−Cys、Taca−Cys、またはこれらの混合物をさらに含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項26】
前記エフェクターが、放射性核種を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項27】
前記エフェクターが、酵素を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項28】
前記エフェクターが、免疫調節物を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項29】
前記エフェクターがが、抗血管新生薬剤を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項30】
前記抗体が、1つ以上の治療薬剤、診断薬剤またはこれらの混合物にコンジュゲートしている、請求項15に記載の組成物。
【請求項31】
請求項15の組成物を用いる、患者を処置する方法。
【請求項32】
前記組成物が、静脈内、皮下または筋肉内に、20〜2000mgの用量で投与される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記組成物が、光線力学治療のための1つ以上の薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
光線力学治療のための前記薬剤が、光線感作物質である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記組成物が、1つ以上の診断薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記組成物が、診断薬剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
前記診断薬剤が、ポジトロン放出断層撮影法(PET)を実施するために使用される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記診断薬剤が、1つ以上のイメージ増強薬剤を含み、前記方法が、磁気共鳴映像法(MRI)を実施することをさらに含む、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記組成物が、X線またはコンピュータ断層撮影法(CT)のための、1つ以上の放射線不透過性薬剤または造影剤を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項40】
治療薬剤、診断薬剤またはそれらの混合物を含む、追加組成物を投与することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
【請求項41】
前記追加組成物が、ヒト化L243抗体が1つ以上の脂質、重合化担体、ミセル、ナノ粒子、またはこれらの組み合わせ、および1つ以上のエフェクターにコンジュゲートした、免疫コンジュゲート体を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記ヒト化L243抗体またはその断片が、化学的な連結または遺伝的な融合によって、治療薬剤、診断薬剤またはそれらの混合物にコンジュゲートしている、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記組成物が、追加組成物の投与前、間、同時または後に投与される、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
請求項30の組成物を含むキット。
【請求項45】
少なくとも1つの結合部位が、請求項3に記載したようなhL243可変ドメインの任意の1つからなるか、腫瘍関連に対する1つ以上の結合部位からなる、3つの結合部位を含む、「裸の」多価タンパク質複合体を前記対象に投与することを含む、対象の疾病を処置する方法。
【請求項46】
前記疾病が、新生物疾患、自己免疫疾患または免疫調節不全疾病、代謝疾病または神経変性疾患である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
(A)HLA−DRに特異的に結合する少なくとも1つのアーム、および標的化可能なコンジュゲート体に特異的に結合する少なくとも1つの他のアームを含む、有効量の二重特異性抗体または抗体断片を投与するステップと、ここでHLA−DRに結合する前記1つのアームがhL243抗体またはその断片であり、前記標的化可能なコンジュゲート体がハプテン部分および治療薬剤を含む、(B)前記標的化可能なコンジュゲート体を、前記状態の患者に投与するステップとを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連する状態を処置する方法。
【請求項48】
HLA−DRに特異的に結合する1つのアームおよび腫瘍関連抗原に結合する1つのアームを含む、有効量の二重特異性抗体または抗体断片を、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関する状態の被験対象に投与することを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関する状態を処置する方法であって、HLA−DRに結合する前記1つのアームが、hL243抗体またはその断片である、方法。
【請求項49】
前記状態が、B細胞悪性腫瘍を含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記腫瘍関連抗原がCD20である、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
(A)HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連した状態を有する被験対象に、有効量の、HLA−DRに特異的に結合する抗体または抗体断片を投与するステップと、ここで、前記HLA−DR特異的抗体が、hL243抗体またはその断片である、(B)前記対象に、前記抗HLA−DR抗体の前、後または同時に、腫瘍関連抗原に結合する有効量の抗体または抗体断片を投与するステップとを含む、HLA−DRを発現する細胞の増殖に関連した状態を処置する方法。
【請求項52】
前記状態が、B細胞悪性腫瘍を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記抗腫瘍関連抗原抗体または抗体断片が、ヒト化抗体または抗体断片を含む、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
前記腫瘍関連抗原がCD20である、請求項51に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
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【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
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【図15】
【図16】
【図17】
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【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公表番号】特表2008−532949(P2008−532949A)
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−558266(P2007−558266)
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/007598
【国際公開番号】WO2006/094192
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(599176263)イムノメディクス, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/007598
【国際公開番号】WO2006/094192
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(599176263)イムノメディクス, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
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