ヒト細胞傷害性Tリンパ球のエピトープ及びそのMUC−1の非VNTR(non−variablenumberoftandemrepeatsequence)由来のアゴニストエピトープ
本発明は、VNTR領域外の新規MUC−1エピトープを同定し、MUC−1の最初のアゴニストエピトープについて記載するものである。ペプチド、タンパク質及びベクターベースのワクチンにアゴニストエピトープを使用することは、一連のヒト癌に有効なワクチンの開発に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
免疫応答を刺激する、MUC−1由来のアゴニストポリペプチド抗原をコードする単離された核酸分子。
【請求項2】
アゴニストポリペプチドが、HLA分子に高親和力で結合する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項3】
アゴニストポリペプチドが、HLAに対して天然のポリペプチドよりも高い結合定数(Ka)を有する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項4】
アゴニストポリペプチドが、HLAに対して天然のポリペプチドよりも低い解離定数(Kd)を有する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項5】
長さ約12アミノ酸までのアゴニストポリペプチドをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項6】
アゴニストポリペプチドが、ムチン腫瘍抗原由来のものである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項7】
アゴニストポリペプチドが、MUC−1の非VNTR領域由来のものである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項8】
免疫応答が細胞性免疫応答である、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項9】
細胞性免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項10】
細胞性免疫応答がTヘルパー細胞応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項11】
細胞性免疫応答がB細胞免疫応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項12】
配列番号1〜19又は配列番号19〜37の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片若しくは変異体。
【請求項13】
配列番号19に示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片、又は配列番号19〜37の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片若しくは変異体、。
【請求項14】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列を含有してなる、単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項15】
配列番号1に示すアミノ酸配列を含有してなる、単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項16】
配列番号19に示すアミノ酸配列を含有してなる、請求項14に記載の単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項17】
HLA分子に高親和力で結合する、請求項14に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項18】
HLAに対し、天然のポリペプチドよりも高い結合定数(Ka)を有する、請求項14に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項19】
HLAに対し、天然のポリペプチドよりも低い解離定数(Kd)を有する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項20】
ムチン腫瘍抗原に由来する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項21】
MUC−1の非VNTR領域に由来する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項22】
免疫応答を誘導する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項23】
免疫応答が細胞性免疫応答である、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項24】
細胞性免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項23に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項25】
細胞性免疫応答がTヘルパー細胞応答である、請求項23に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項26】
細胞性免疫応答がB細胞免疫応答である、請求項23に記載の単離ポリペプチド。
【請求項27】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約60%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項28】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項29】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約90%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項30】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に約99.9%までの相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項31】
配列番号1〜19の何れかに示す一つ又はそれ以上のポリペプチドをコードする単離された核酸分子の、細胞性免疫応答を生じさせるのに十分な治療有効量を投与することを含んで成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を生じさせる方法。
【請求項32】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約60%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約80%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約90%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約99.9%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列の一つ又はそれ以上をコードするベクターを含有してなる、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
単離された核酸分子が、配列番号19に示すポリペプチドをコードするベクターを含有して成る、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
MUC−1腫瘍に対して免疫応答が惹起される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項31に記載の方法。
【請求項40】
配列番号1〜19の何れか一つ又はそれ以上に示すポリペプチドをコードする一つ又はそれ以上の、誘導型プロモーターに作動可能に連結された核酸配列を含有して成る、核酸ベクター。
【請求項41】
ベクターがウイルスベクターである、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項42】
ベクターがプラスミドである、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項43】
誘導型プロモーターが組織特異的である、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項44】
配列番号1〜19に示すポリペプチドの何れか一つをコードする核酸配列を含有してなる、組換えベクター。
【請求項45】
請求項40〜44の何れか一項に記載のベクターを含有してなる、宿主細胞。
【請求項46】
配列番号1〜19に示すペプチドの何れか一つ又はそれ以上を患者に投与することを含有してなる、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項47】
配列番号1〜19に示するアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約60%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約80%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約90%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約99.9%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項51】
癌を患っている患者から樹状細胞を単離し、
配列番号1〜19に示す一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理し、そして
処理した樹状細胞を患者に投与する、
ことを含有して成る、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項52】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約60%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
弱い免疫原を結合したHLAに高い親和力を示すポリペプチドを患者に投与することを含有して成る、弱い免疫原性の抗原に対する免疫応答を惹起させる方法。
【請求項57】
弱い免疫原が分化抗原である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
弱い免疫原が腫瘍抗原である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
ポリペプチドが、配列番号19に示すHLAが結合している断片を含有して成る、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
配列番号19に示すHLAが結合している断片が癌胎児性抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
配列番号19に示すHLAが結合している断片がウイルス抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
配列番号19に示すHLAが結合している断片が自己抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
配列番号1又は3〜18の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列又はそれらの断片若しくは変異体を含有して成る、免疫応答を刺激する、MUC−1の非VNTR領域由来のアゴニストポリペプチド抗原をコードする単離された核酸分子。
【請求項64】
MUC−1の非VNTRの一部をコードする核酸を改変すること、
改変した核酸を発現させて分子を産生し、
樹状細胞を前記分子と接触させ、そして
T細胞を前記樹状細胞と接触させ、
T細胞に於けるIFN−γ産生の変調が、当該分子が免疫応答を起こすことが可能であることを示す、
ことを含有して成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を惹起させる分子をスクリーニングする方法。
【請求項65】
樹状細胞が、癌と診断された患者由来のものである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
樹状細胞を、前記分子で処理した後に末梢血単核細胞と接触させる、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
癌を患っている患者から樹状細胞を単離し、
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すポリペプチドで処理し、
処理した樹状細胞で末梢血単核細胞を活性化し、そして
活性化されたPBMC細胞を患者に投与する、
ことを含有してなる、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項68】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列のいずれか一つに対して少なくとも約60%の相同性を有する一つ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
配列番号20〜37の何れかに示す単離された核酸分子の、細胞性免疫応答を生じさせるのに十分な治療有効量を投与することを含んで成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を惹起させる方法。
【請求項73】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約60%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
単離核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項77】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示す配列を含有して成る、請求項72に記載の方法。
【請求項78】
単離された核酸分子が、配列番号19の配列を含むベクターを含有して成る、請求項72に記載の方法。
【請求項1】
免疫応答を刺激する、MUC−1由来のアゴニストポリペプチド抗原をコードする単離された核酸分子。
【請求項2】
アゴニストポリペプチドが、HLA分子に高親和力で結合する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項3】
アゴニストポリペプチドが、HLAに対して天然のポリペプチドよりも高い結合定数(Ka)を有する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項4】
アゴニストポリペプチドが、HLAに対して天然のポリペプチドよりも低い解離定数(Kd)を有する、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項5】
長さ約12アミノ酸までのアゴニストポリペプチドをコードする、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項6】
アゴニストポリペプチドが、ムチン腫瘍抗原由来のものである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項7】
アゴニストポリペプチドが、MUC−1の非VNTR領域由来のものである、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項8】
免疫応答が細胞性免疫応答である、請求項1に記載の核酸分子。
【請求項9】
細胞性免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項10】
細胞性免疫応答がTヘルパー細胞応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項11】
細胞性免疫応答がB細胞免疫応答である、請求項8に記載の核酸分子。
【請求項12】
配列番号1〜19又は配列番号19〜37の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片若しくは変異体。
【請求項13】
配列番号19に示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片、又は配列番号19〜37の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列を含有してなる、請求項1に記載の核酸分子又はその断片若しくは変異体、。
【請求項14】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列を含有してなる、単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項15】
配列番号1に示すアミノ酸配列を含有してなる、単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項16】
配列番号19に示すアミノ酸配列を含有してなる、請求項14に記載の単離されたポリペプチド又はその断片若しくは変異体。
【請求項17】
HLA分子に高親和力で結合する、請求項14に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項18】
HLAに対し、天然のポリペプチドよりも高い結合定数(Ka)を有する、請求項14に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項19】
HLAに対し、天然のポリペプチドよりも低い解離定数(Kd)を有する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項20】
ムチン腫瘍抗原に由来する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項21】
MUC−1の非VNTR領域に由来する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項22】
免疫応答を誘導する、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項23】
免疫応答が細胞性免疫応答である、請求項17に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項24】
細胞性免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項23に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項25】
細胞性免疫応答がTヘルパー細胞応答である、請求項23に記載の単離されたポリペプチド。
【請求項26】
細胞性免疫応答がB細胞免疫応答である、請求項23に記載の単離ポリペプチド。
【請求項27】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約60%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項28】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約80%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項29】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約90%の相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項30】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に約99.9%までの相同性を有するアミノ酸配列を含有してなる、アゴニストポリペプチド。
【請求項31】
配列番号1〜19の何れかに示す一つ又はそれ以上のポリペプチドをコードする単離された核酸分子の、細胞性免疫応答を生じさせるのに十分な治療有効量を投与することを含んで成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を生じさせる方法。
【請求項32】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約60%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約80%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約90%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項35】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に少なくとも約99.9%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項31に記載の方法。
【請求項36】
単離された核酸分子が、配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列の一つ又はそれ以上をコードするベクターを含有してなる、請求項31に記載の方法。
【請求項37】
単離された核酸分子が、配列番号19に示すポリペプチドをコードするベクターを含有して成る、請求項31に記載の方法。
【請求項38】
MUC−1腫瘍に対して免疫応答が惹起される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
免疫応答が細胞傷害性T細胞応答である、請求項31に記載の方法。
【請求項40】
配列番号1〜19の何れか一つ又はそれ以上に示すポリペプチドをコードする一つ又はそれ以上の、誘導型プロモーターに作動可能に連結された核酸配列を含有して成る、核酸ベクター。
【請求項41】
ベクターがウイルスベクターである、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項42】
ベクターがプラスミドである、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項43】
誘導型プロモーターが組織特異的である、請求項40に記載の核酸ベクター。
【請求項44】
配列番号1〜19に示すポリペプチドの何れか一つをコードする核酸配列を含有してなる、組換えベクター。
【請求項45】
請求項40〜44の何れか一項に記載のベクターを含有してなる、宿主細胞。
【請求項46】
配列番号1〜19に示すペプチドの何れか一つ又はそれ以上を患者に投与することを含有してなる、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項47】
配列番号1〜19に示するアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約60%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約80%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約90%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
配列番号1〜19に示すアミノ酸配列の何れか一つ又はそれ以上に、少なくとも約99.9%の相同性を有するペプチドを投与することにより患者を治療する、請求項46に記載の方法。
【請求項51】
癌を患っている患者から樹状細胞を単離し、
配列番号1〜19に示す一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理し、そして
処理した樹状細胞を患者に投与する、
ことを含有して成る、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項52】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約60%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項54】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項55】
配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで樹状細胞を処理する、請求項51に記載の方法。
【請求項56】
弱い免疫原を結合したHLAに高い親和力を示すポリペプチドを患者に投与することを含有して成る、弱い免疫原性の抗原に対する免疫応答を惹起させる方法。
【請求項57】
弱い免疫原が分化抗原である、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
弱い免疫原が腫瘍抗原である、請求項56に記載の方法。
【請求項59】
ポリペプチドが、配列番号19に示すHLAが結合している断片を含有して成る、請求項56に記載の方法。
【請求項60】
配列番号19に示すHLAが結合している断片が癌胎児性抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
配列番号19に示すHLAが結合している断片がウイルス抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項62】
配列番号19に示すHLAが結合している断片が自己抗原を結合する、請求項59に記載の方法。
【請求項63】
配列番号1又は3〜18の何れかに示すアミノ酸配列に対応する核酸配列又はそれらの断片若しくは変異体を含有して成る、免疫応答を刺激する、MUC−1の非VNTR領域由来のアゴニストポリペプチド抗原をコードする単離された核酸分子。
【請求項64】
MUC−1の非VNTRの一部をコードする核酸を改変すること、
改変した核酸を発現させて分子を産生し、
樹状細胞を前記分子と接触させ、そして
T細胞を前記樹状細胞と接触させ、
T細胞に於けるIFN−γ産生の変調が、当該分子が免疫応答を起こすことが可能であることを示す、
ことを含有して成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を惹起させる分子をスクリーニングする方法。
【請求項65】
樹状細胞が、癌と診断された患者由来のものである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
樹状細胞を、前記分子で処理した後に末梢血単核細胞と接触させる、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
癌を患っている患者から樹状細胞を単離し、
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すポリペプチドで処理し、
処理した樹状細胞で末梢血単核細胞を活性化し、そして
活性化されたPBMC細胞を患者に投与する、
ことを含有してなる、MUC−1腫瘍を患っているか、又はそれに罹患する恐れのある患者を治療する方法。
【請求項68】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列のいずれか一つに対して少なくとも約60%の相同性を有する一つ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項70】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項71】
樹状細胞を配列番号1〜19の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有する一つ又はそれ以上のポリペプチドで処理する、請求項67に記載の方法。
【請求項72】
配列番号20〜37の何れかに示す単離された核酸分子の、細胞性免疫応答を生じさせるのに十分な治療有効量を投与することを含んで成る、MUC−1腫瘍抗原に対する免疫応答を惹起させる方法。
【請求項73】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約60%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約80%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項75】
単離核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約90%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項76】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示すアミノ酸配列に、少なくとも約99.9%の相同性を有するポリペプチドをコードする、請求項72に記載の方法。
【請求項77】
単離された核酸分子が、配列番号20〜37の何れかに示す配列を含有して成る、請求項72に記載の方法。
【請求項78】
単離された核酸分子が、配列番号19の配列を含むベクターを含有して成る、請求項72に記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公表番号】特表2007−523633(P2007−523633A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−544119(P2006−544119)
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/041921
【国際公開番号】WO2005/058937
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(506200382)ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ・アズ リプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー・デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月10日(2004.12.10)
【国際出願番号】PCT/US2004/041921
【国際公開番号】WO2005/058937
【国際公開日】平成17年6月30日(2005.6.30)
【出願人】(506200382)ガバメント オブ ザ ユナイテッド ステイツ オブ アメリカ・アズ リプレゼンテッド バイ ザ セクレタリー・デパートメント オブ ヘルス アンド ヒューマン サービシーズ (4)
【Fターム(参考)】
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