説明

ヒドラジノカルボニル−チエノ[2,3−c]ピラゾール、この調製方法、これを含有する組成物及びこの使用

本発明は、ヒドラジノカルボニル−チエノ[2,3−c]ピラゾール、この調製方法、これを含有する組成物及びこの使用に関する。さらに詳しくは、本発明は、ヒドラジノカルボニル−チエノ[2,3−c]ピラゾールの調製、この調製方法、これを含有する組成物、この医薬として、特に抗癌剤としての使用に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の一般式(I):
【化1】

〔式中:
(i)R1は、−NHCO(R2)、−NHCONH(R2)及び−NHCOO(R2)からなる群から独立して選択され、この場合のR2は、場合により置換されていてもよい−H、−(C−C24)アルキル、−(C−C)シクロアルキル、−(C−C)シクロアルキレン、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキレン、アリール、ヘテロアリール、−(C−C)アルキル−アリール、−(C−C)アルキル−ヘテロアリール、−アリール−(C−C)アルキル及びヘテロアリール−(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
(ii)R3、R4及びR5のそれぞれは、場合により置換されていてもよい−H、−(C−C)アルキル、−(C−C)アルキル−アリール、−(C−C)アルキル−ヘテロアリール、−アリール及び−ヘテロアリールからなる群から独立して選択され、又は[(R3及びR4)又は(R3及びR5)]は、一緒に結合して2から10員炭素環又はN、O及びSから選択される1から5個のヘテロ原子から構成される場合により置換されていてもよい飽和又は不飽和単環式又は二環式複素環を形成し又は基N=CH−アリール(前記アリールは場合により置換されていてもよい。)を形成する。〕
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項2】
R5がHであることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項3】
R4がHであることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項4】
R4がメチル又はエチルであることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項5】
R3及びR4が、これらを結合している窒素原子と一緒になって、適切ならばN、O又はS原子を含有する場合により置換されていてもよい5又は6員複素環を形成する、請求項1に記載の生成物。
【請求項6】
R1がNHCO(R2)であり、R2が請求項1で定義した通りであることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項7】
R3が場合により置換されていてもよいアリールもしくはヘテロアリール、−(C−C)アルキル−アリール又は−(C−C)アルキル−ヘテロアリールであることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項8】
式(I’):
【化2】

〔式中:
−基R3、R4及びR5のそれぞれは請求項1から7で定義した通りであり、
−R6は、ハロゲン、(C−C)アルキル−NR7R8、(C−C)アルコキシ、(C−C)アルキル−複素環、(C−C)アルキル−アリール、(C−C)アルキル−ヘテロアリール及び(C−C)アルキル−シクロアルキルからなる群から選択され、この場合の環は、場合により1個以上の置換基(C−C)アルキル、ハロゲン又はアルコキシで置換されていてもよく並びにR7及びR8は−H、(C−C)アルキル、アリール及び(C−C)アルキル−N−[(C−C)アルキル]からなる群から独立して選択される〕
に対応することを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の生成物。
【請求項9】
が3位又は4位にあることを特徴とする、請求項8に記載の生成物。
【請求項10】
R6が(C−C)アルキル−複素環であり、前記複素環は場合により1個以上の置換基(C−C)アルキル、ハロゲン又はアルコキシで置換されていてもよいことを特徴とする、請求項9に記載の生成物。
【請求項11】
アリール及びヘテロアリールが、場合により置換されていてもよいフェニル、ピリジル、インドリル、ベンズイミダゾリル、ピラゾリル、チエニル及びピロリルからそれぞれ独立して選択されることを特徴とする、請求項1から9の一項に記載の化合物。
【請求項12】
5−(N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−メトキシベンズアミド、
5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−メトキシベンズアミド、
N−[5−(N’−シクロヘキシルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−メトキシベンズアミド、
N−[5−(N’−ベンジル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−メトキシベンズアミド、
N−{5−[N’−(2−エチルフェニル)ヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−メトキシベンズアミド、
N−{5−[N’−(2−フルオロフェニル)ヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−メトキシベンズアミド、
4−メトキシ−N−[5−(N’−o−トリルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−モルホリン−4−イルメチルベンズアミド、
4−ブロモ−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
4−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−(3,5−ジメチルピペラジン−1−イルメチル)−N−[5−(N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イルメチル)−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−(4−メチルペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イルメチル)−N−[5−(N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ピペラジン−1−イルメチルベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−ピペラジン−1−イルメチルベンズアミド、 N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(3−メチルピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(3−メチルピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
4−ジエチルアミノメチル−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド・トリフルオロアセタート、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−ジエチルアミノメチルベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−3−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−3−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ピペリジン−1−イルメチルベンズアミド、
N−[5−(N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ピペリジン−1−イルメチルベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ピロリジン−1−イルメチルベンズアミド、
N−[5−(N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ピロリジン−1−イルメチルベンズアミド、
4−アゼチジン−1−イルメチル−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−{[(2−ジメチルアミノエチル)メチルアミノ]メチル}−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−{[(2−ジメチルアミノエチル)メチルアミノ]メチル}ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−ペルヒドロ−1,4−オキサアゼピン−4−イルメチルベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−ペルヒドロ−1,4−オキサアゼピン−4−イルメチルベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−3−モルホリン−4−イルメチルベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−3−モルホリン−4−イルメチルベンズアミド、
4−[(2−ジエチルアミノエチルアミノ)メチル]−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−[(2−ジエチルアミノエチルアミノ)メチル]ベンズアミド、
4−[(メチルフェニルアミノ)メチル]−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
4−[(ジイソプロピルアミノ)メチル]−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド・トリフルオロアセタート、
N−[5−(N’−ベンジルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−メトキシベンズアミド、
4−メトキシ−N−[5−(N’−ピリジン−2−イルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−メチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−ベンジル−N’−メチルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−(ピペリジン−1−イル)−3−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンゾイルアミノ]−1H−チエノ[2,3−c]−ピラゾール−5−カルボキサミド、
N−[5−(N’−ベンジルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−エチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−ベンジル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−クロロフェニル)−N’−シクロブチルメチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−エチル−N’−(4−フルオロフェニル)ヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−フルオロフェニル)−N’−(2−メトキシエチル)ヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−エチル−N’−o−トリルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−エチル−N’−m−トリルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−エチル−N’−m−トリルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−(4−フルオロフェニル)−N’−イソブチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−{5−[N’−(3−ブロモフェニル)−N’−エチルヒドラジノカルボニル]−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル}−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
6−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−イル)−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ニコチンアミド、
N−[5−(ベンジリデンヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(4−メチルピペラジン−1−イル)ベンズアミド、
N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]−4−(2−モルホリン−4−イルエトキシ)ベンズアミド、
4−(4−メチル[1,4]ジアゼパン−1−イル)−N−[5−(N’−メチル−N’−フェニルヒドラジノカルボニル)−1H−チエノ[2,3−c]ピラゾール−3−イル]ベンズアミド
から選択されることを特徴とする、請求項1に記載の生成物。
【請求項13】
1)キラル型であるか、又は
2)ラセミ体であるか、又は
3)一つの立体異性体に富むか、又は
4)一つの鏡像異性体に富む
こと及び場合により塩化されていてもよいことを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の生成物。
【請求項14】
下記の一般式(I):
【化3】

〔式中、R1は、−NHCO(R2)であり、並びに式中のR3、R4及びR5は前記で定義した通りである。〕
の生成物の調製方法であって、前記一般式(I)の生成物を、
(i)(i−a)下記の一般式(X):
【化4】

(式中、R1は前記で定義した通りであり及びPGはチエノ[2,3−c]ピラゾール核の遊離の環内NH官能基の保護基である。)
の酸と、
(i−b)ヒドラジン(R3)(R4)N−NH(R5)(式中、R3、R4及びR5は前記で定義した通りである。)とを、結合剤の存在下で及び塩基、例えば第三級アミン又はアルカリ金属炭酸塩の存在下で結合させ;次いで
(ii)PGを開裂させる
ことによって得る、方法。
【請求項15】
一般式(IX):
【化5】

(式中、R1は前記で定義した通りである。)
の生成物のチオフェン核のエステル官能基のケン化によって得ることを特徴とする、請求項14に記載の一般式(X)の生成物の調製方法。
【請求項16】
(i)下記の一般式(IIa):
【化6】

(式中、Alkylは前記で定義した通りであり及びPGはチエノ[2,3−c]ピラゾール核の遊離の環内NH官能基の保護基である。)
の生成物と、
(ii)一般式(R2)CONHの化合物とを、
−触媒、例えばヨウ化銅(I)、
−アミン、例えばトランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン、トランス−1,2−ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン、又は好ましくはN,N’−ジメチル−1,2−ジアミノエタン、及び
−塩基、例えばリン酸三カリウム又は炭酸セシウム
の存在下で結合させることによって得ることを特徴とする、請求項15に記載の一般式(IX)の生成物の調製方法。
【請求項17】
炭酸ナトリウムのような塩基の存在下で、メルカプト酢酸アルキルAlkyl−OCO−CH−SHと、化合物(IIIa):
【化7】

(式中、PGは前記で定義した通りである。)
との反応により得ることを特徴とする、請求項16に記載の一般式(IIa)の化合物の調製方法。
【請求項18】
(i)3,4,5−トリブロモピラゾールをホルミル化して3,5−ジブロモ−4−ホルミルピラゾール(III)を得、次いで(ii)保護基PGを導入することによって(III)の環内アミン官能基を保護することによって得ることを特徴とする、請求項17に記載の一般式(IIIa)の生成物の調製方法。
【請求項19】
保護基PGを:
(i)基PG=1−エトキシエチルを得るために、酸、例えば塩酸の存在下で、不活性溶媒、例えばトルエン中でエチルビニルエーテルとの反応、又は
(ii)基PG=tert−ブチルオキシカルボニルを得るために、塩基、例えばトリエチルアミン、ピリジン又はN,N−ジメチルアミノピリジンの存在下で、不活性溶媒、例えばジクロロメタン中でジ−tert−ブチルジカーボネートとの反応
によって導入することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
請求項1から13のいずれか一項に記載の生成物を、医薬的に許容される賦形剤と組み合わせて含む医薬組成物。
【請求項21】
請求項1から13のいずれか一項に記載の生成物のプロテインキナーゼ阻害剤としての使用。
【請求項22】
前記キナーゼがAurora1、Aurora2、CDK1、CDK2、CDK4、FAK、KDR及びTie2から選択されることを特徴とする、請求項21に記載の使用。
【請求項23】
前記キナーゼがAurora2であることを特徴とする、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
病理学的状態、特に癌を治療するのに有用な医薬を製造するための請求項1から13のいずれか一項に記載の生成物の使用。
【請求項25】
乾癬、緑内障、白血病、中枢神経系に関係した病気、炎症、及びJNKタンパク質の調節解除に関係した病気から選択される病理学的状態を治療するのに有用な医薬を製造するための請求項1から13のいずれか一項に記載の生成物の使用。
【請求項26】
下記の一般式(XIV):
【化8】

に対応することを特徴とする生成物。
【請求項27】
下記の一般式(XIVa):
【化9】

に対応することを特徴とする生成物。
【請求項28】
下記の一般式(XV):
【化10】

(式中、PGは保護基である。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項29】
下記の一般式(XVI):
【化11】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りである。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項30】
下記の一般式(XVII):
【化12】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りであり並びにPGは保護基である。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項31】
下記の一般式(XVIII):
【化13】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りである。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項32】
下記の一般式(XIX):
【化14】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りである。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項33】
下記の一般式(XX):
【化15】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りである。)
に対応することを特徴とする生成物。
【請求項34】
下記の一般式(IVb):
【化16】

(式中、R3、R4及びR5は請求項1から7の一つで定義した通りであり並びにPGは保護基である。)
に対応することを特徴とする生成物。

【公表番号】特表2008−531663(P2008−531663A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−557544(P2007−557544)
【出願日】平成18年3月3日(2006.3.3)
【国際出願番号】PCT/FR2006/000480
【国際公開番号】WO2006/092510
【国際公開日】平成18年9月8日(2006.9.8)
【出願人】(500152119)アバンテイス・フアルマ・エス・アー (65)
【Fターム(参考)】