説明

ヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤

【課題】優れた美白効果を有するニコチン酸誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される6−ヒドロキシ−ニコチン酸又はその塩、6−ヒドロキシニコチン酸アミド又はその誘導体、又は、6−ヒドロキシニコチン酸エステル誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ニコチン酸及びニコチン酸アミドはナイアシンとも呼ばれ、水溶性ビタミンの一種として知られており、一般にニコチン酸は植物性食品中に、ニコチン酸アミドは動物性食品中に含まれる。これらは古くから医薬品として総合ビタミン薬あるいはペラグラの予防および治療に用いられている。また、化粧品へも利用されており、その効果として、ニコチン酸及びその誘導体が血行促進作用や荒れ肌改善作用等を有することが知られている(特許文献1)。また近年では、ニコチン酸アミドの美白効果についても知られている(特許文献2)。しかしながら、従来のニコチン酸又はその誘導体の美白効果は十分とは言えず、これらを美白用途で使用する場合、効果を発揮させるには高濃度に配合する必要があった。一方で、ニコチン酸やその誘導体を配合した化粧品については、皮膚に対する刺激を感じる場合があることが報告されている(特許文献3)。このため、より低濃度で効果を発揮する美白効果に優れたニコチン酸誘導体が望まれていた。
【0003】
ヒドロキシニコチン酸は、毛髪成長促進剤として毛髪用化粧料への利用は知られている(特許文献4)が、皮膚用化粧料や皮膚外用剤への利用については知られていない。また、ヒドロキシニコチン酸のアミド誘導体やエステル誘導体については、化粧料又は皮膚用外用剤への利用は全く知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平09−002952
【特許文献2】特開2007−176810
【特許文献3】特開2003−104867
【特許文献4】特開平03−086811
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のニコチン酸又はその誘導体よりも美白効果に優れるニコチン酸誘導体、並びに、該ニコチン酸誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、下記一般式(1)で表されるヒドロキシニコチン酸又はその塩、下記一般式(2)で表されるヒドロキシニコチン酸アミド誘導体、又は、下記一般式(3)で表されるヒドロキシニコチン酸エステル誘導体を用いることにより、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成した。
【化1】

【化2】

(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、水素原子、又は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を表す)
【化3】

(式中、R3は、炭素数1〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を表す)
【発明の効果】
【0007】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体は、従来のニコチン酸誘導体よりも優れた美白効果を有し、好ましく化粧料又は皮膚外用剤へ配合することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明はヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤に関するものである。本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体とは、具体的には、ヒドロキシニコチン酸又はその塩、ヒドロキシニコチン酸アミド誘導体、又は、ヒドロキシニコチン酸エステル誘導体を意味する。
【0009】
本発明で用いられるヒドロキシニコチン酸は、下記一般式(1)で表される化合物である。
【化4】

【0010】
本発明で用いられるヒドロキシニコチン酸の製造方法は、特に限定されず、公知の製法により製造することができる。具体的には、3−シアノ−6−ヒドロキシピリジンを酸性条件下でシアノ基を加水分解することにより得ることができる。
【0011】
上記のようにして製造される本発明のヒドロキシニコチン酸は、そのまま化粧料又は皮膚外用剤に配合してもよいし、カルボン酸塩の状態で配合してもよい。塩として配合する場合は、ナトリウム塩やカリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム塩やマグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、リシン塩やアルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩、アルミニウム塩、鉄塩、亜鉛塩、銅塩、コバルト塩等の金属塩等が使用できる。
【0012】
本発明で用いられるヒドロキシニコチン酸アミド誘導体は、ヒドロキシニコチン酸のカルボキシル基がアミド化された下記一般式(2)で表される化合物である。
【化5】

(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、水素原子、又は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を表す)
【0013】
上記のR1およびR2を構成する水素原子、又は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基のうち、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコシル基、n−ドコシル基、2−エチルヘキシル基、2−ブチルオクチル基、2−ブチルデシル基、2−ヘキシルオクチル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルデシル基、2−ヘキシルドデシル基、2−オクチルドデシル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチル基等が挙げられる。これらのR1、R2のうち、美白作用をより発揮させる点で、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が好ましい。また、R1、R2のいずれかが水素原子であることがより好ましく、さらに、R1、R2の両方が水素原子であることが最も好ましい。
【0014】
本発明のヒドロキシニコチン酸アミド誘導体の製造方法は、特に限定されず、公知の製法により製造することができる。具体的には、ヒドロキシニコチン酸と各種アミンを脱水縮合剤等を用いてアミド化させることにより合成することが可能である。R1及びR2の両方が水素原子であるヒドロキシニコチン酸アミドであれば、3−シアノ−6−ヒドロキシピリジンをアルカリ性条件下でシアノ基を加水分解することによって合成することも可能である。
【0015】
本発明で用いられるヒドロキシニコチン酸エステル誘導体は、ヒドロキシニコチン酸のカルボキシル基がエステル化された下記一般式(3)で表される化合物である。
【化6】

(式中、R3は、炭素数1〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を表す)
【0016】
上記のR3を構成する炭素数1〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基としては、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−イコシル基、n−ドコシル基、2−エチルヘキシル基、2−ブチルオクチル基、2−ブチルデシル基、2−ヘキシルオクチル基、2−ヘキシルデシル基、2−オクチルデシル基、2−ヘキシルドデシル基、2−オクチルドデシル基等が挙げられる。これらの中で、美白作用をより発揮させる点で、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基が好ましい。
【0017】
本発明のヒドロキシニコチン酸エステル誘導体の製造方法は、特に限定されず、公知の製法により製造することができる。具体的には、ヒドロキシニコチン酸と各種アルコールを酸触媒下にエステル化させることにより合成することが可能である。
【0018】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体の化粧料又は皮膚外用剤への配合量は特に限定されないが、0.01〜50重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜20重量%である。
【0019】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体は、既知の抗酸化剤、美白剤等と組み合わせて使用することで、相乗的に効果を発揮されることも可能である。
【0020】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤には、必要に応じて一般的に化粧料又は皮膚外用剤に配合される添加成分、例えば油性基剤、保湿剤、感触向上剤、界面活性剤、高分子、増粘・ゲル化剤、溶剤、噴射剤、酸化防止剤、還元剤、酸化剤、抗菌剤、防腐剤、キレート剤、pH調整剤、酸、アルカリ、粉体、無機塩、紫外線吸収剤、美白剤、ビタミン類及びその誘導体類、消炎剤、抗炎症剤、育毛用薬剤、血行促進剤、刺激剤、ホルモン類、抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、植物・動物・微生物エキス、鎮痒剤、角質剥離・溶解剤、制汗剤、清涼剤、収れん剤、酵素、核酸、香料、色素、着色剤、染料、顔料、水等を配合することができる。
【0021】
油性基剤としては、セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ベンジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム、ナトリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン、ワセリン、固型パラフィン等の炭化水素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール、コール酸等のステロール類;サポゲニン類;サポニン類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイルサルコシンイソプロピル等のアシルサルコシンアルキルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;リン脂質・コレステロール複合体、リン脂質・フィトステロール複合体等の脂質複合体;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジブチルオクチル、アジピン酸ジイソブチル、コハク酸ジオクチル、クエン酸トリエチル等のモノアルコールカルボン酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油等のオキシ酸エステル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水添ロジントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル−8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)、ジネオペンタン酸3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、高重合ジメチコン(高重合ジメチルポリシロキサン)、シクロメチコン(環状ジメチルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン)、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、ステアロキシプロピルジメチルアミン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ジメチコノール、ジメチコノールクロスポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルキルエーテル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、ペプチド変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性及びポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が、好ましいものとして挙げられる。
【0022】
保湿剤・感触向上剤としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類;(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10、テトラデカン二酸ポリグリセリル−10、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール等の水溶性エステル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、シクロデキストリン類(α−、β−、γ−シクロデキストリン、及び、マルトシル化、ヒドロキシアルキル化等の修飾シクロデキストリン)、β−グルカン、キチン、キトサン、ヘパリン及び誘導体、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体;フコイダン;チューベロース多糖体、天然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2−ピロリドン−5−カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類が好ましいものとして挙げられる。
【0023】
界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。界面活性剤のHLBには特に制限はなく、1程度の低いものから20程度の高いものまで使用でき、HLB低いものと高いものを組み合わせることも好ましい。界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN−メチルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩;アシル乳酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコレスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール;PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、同10、トリステアリン酸ポリグリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレイン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;ラノリンアルコール;還元ラノリン;ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等;
両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベタイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。
【0024】
高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体;アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタニウム−10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム−7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−22等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム−39等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム−47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリクオタニウム−51等の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロセルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。
【0025】
溶剤・噴射剤類としては、エタノール、2−プロパノール(イソプロピルアルコール)、ブタノール、イソブチルアルコール等の低級アルコール類;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソペンチルジオール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類;コハク酸ジエトキシエチル、エチレングリコールジサクシネート等のグリコールエステル類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、炭酸ジアルキル、アセトン、酢酸エチル、N−メチルピロリドン;トルエン;フルオロカーボン、次世代フロン;LPG、ジメチルエーテル、炭酸ガス等の噴射剤が好ましいものとして挙げられる。
【0026】
酸化防止剤としては、トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール等のトコフェロール誘導体;BHT、BHA;没食子酸プロピル等の没食子酸誘導体;ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体;エリソルビン酸及びその誘導体;亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩;亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩;チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩;メタ亜硫酸水素塩;チオタウリン、ヒポタウリン;チオグリセロール、チオ尿素、チオグリコール酸、システイン塩酸塩が好ましいものとして挙げられる。還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等が好ましいものとして挙げられる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム、過炭酸等が好ましいものとして挙げられる。
【0027】
抗菌剤又は防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン(ヒドロキシ安息香酸エステル)類;フェノキシエタノール;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の1,2−アルカンジオール類;2−エチルヘキシルグリセリルエーテル(エチルヘキシルグリセリン)等のアルキルグリセリルエーテル類;サリチル酸;安息香酸ナトリウム;メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン等のイソチアゾリンオン誘導体;イミダゾリニウムウレア;デヒドロ酢酸及びその塩;フェノール類;トリクロサン等のハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類;トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、ヒノキチオール;フェノール、イソプロピルフェノール、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム等のその他フェノール類;フェニルエチルアルコール、感光素類、抗菌性ゼオライト、銀イオンが好ましいものとして挙げられるが、防腐を目的とした抗菌剤又は防腐剤として用いる場合は、化粧料又は皮膚外用剤の安全性の観点から、フェノキシエタノール;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の1,2−アルカンジオール類;2−エチルヘキシルグリセリルエーテル等のアルキルグリセリルエーテル類を用いることが、より好ましい。
【0028】
キレート剤としては、EDTA、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na等のエデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩);HEDTA3Na等のヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩;ペンテト酸塩(ジエチレントリアミン五酢酸塩);フィチン酸;エチドロン酸等のホスホン酸及びそのナトリウム塩等の塩類;シュウ酸ナトリウム;ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸等のポリポリアミノ酸類;ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸;クエン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸が好ましいものとして挙げられる。pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3ープロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3ープロパンジオール、アルギニン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウムが好ましいものとして挙げられる。
【0029】
粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、カオリナイト、雲母、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、ベントナイト、スメクタイト、粘土、泥、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、酸化チタン、微粒子及び超微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子及び超微粒子酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の各種の大きさ・形状の無機粉体、及び、これらをハイドロジェンシリコーン、環状ハイドロジェンシリコーン等のシリコーン若しくはその他のシラン若しくはチタンカップリング剤等の各種表面処理剤で処理を行って疎水化若しくは親水化した粉体等の無機粉体;デンプン、セルロース、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル末、ポリスチレン末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ポリエステル末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、ウレタン粉末、シリコーン粉末、テフロン(登録商標)粉末等の各種の大きさ・形状の有機系粉体及び表面処理粉体、有機無機複合粉体が好ましいものとして挙げられる。無機塩類としては、食塩、並塩、岩塩、海塩、天然塩等の塩化ナトリウム含有塩類;塩化カリウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、にがり、塩化亜鉛、塩化アンモニウム;硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニウム・アンモニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅;リン酸1Na・2Na・3Na等のリン酸ナトリウム類、リン酸カリウム類、リン酸カルシウム類、リン酸マグネシウム類が好ましいものとして挙げられる。
【0030】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート(パラメトキシケイヒ酸オクチル)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート(シノキサート)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシルα−シアノ−β−フェニルシンナメート(オクトクリン)、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−
ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾン−3)、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;4−t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;オクチルトリアゾン;ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体が好ましいものとして挙げられる。
【0031】
美白剤としては、アルブチン、α−アルブチン等のヒドロキノン配糖体及びそのエステル類;アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシドおよびその脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸及びその誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオン、オリザノール、ブチルレゾルシノール、5,5’−ジプロピル−ビフェニル−2,2’−ジオール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノール、4−メトキシサリチル酸カリウム、油溶性カモミラエキス、油溶性カンゾウエキス、西河柳エキス、ユキノシタエキス等植物エキスが好ましいものとして挙げられる。
【0032】
ビタミン類及びその誘導体類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB群類;アスコルビン酸及びそのナトリウム等の塩等のビタミンC類;ビタミンD;α、β、γ、δ−トコフェロール等のビタミンE類;パントテン酸、ビオチン等のその他ビタミン類;アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル・ステアリン酸アスコルビル・パルミチン酸アスコルビル・ジパルミチン酸アスコルビル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステル等のトコフェロール誘導体等のビタミン誘導体、トコトリエノール、その他各種ビタミン誘導体類が好ましいものとして挙げられる。
【0033】
消炎剤・抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシン、酸化亜鉛、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン;桃葉エキス、蓬葉エキス等の植物エキスが好ましいものとして挙げられる。育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ類;カプサイシン、ノニル酸ワレニルアミド、ジンゲロン、イクタモール、タンニン酸、ボルネオール、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール、セファランチン、ビタミンE及びニコチン酸トコフェロール・酢酸トコフェロール等の誘導体、γ−オリザノール、ニコチン酸及びニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルエステル・イノシトールヘキサニコチネート、ニコチンアルコール等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、塩化カプロニウム、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、スチグマステロール又はスチグマスタノール及びその配糖体、ミノキシジルが好ましいものとして挙げられる。ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等が好ましいものとして挙げられる。抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等のその他の薬効剤としては、レチノール類、レチノイン酸類、レチノイン酸トコフェリル;乳酸、グリコール酸、グルコン酸、フルーツ酸、サリチル酸及びその配糖体・エステル化物等の誘導体、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のα−又はβ−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類;γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸;カルニチン;カルノシン;クレアチン;セラミド類、スフィンゴシン類;カフェイン、キサンチン等及びその誘導体;コエンザイムQ10、カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン、α−リポ酸、白金ナノコロイド、フラーレン類等の抗酸化・活性酸素消去剤;カテキン類;ケルセチン等のフラボン類;イソフラボン類;没食子酸及びエステル糖誘導体;タンニン、セサミン、プロトアントシアニジン、クロロゲン酸、リンゴポリフェノール等のポリフェノール類;ルチン及び配糖体等の誘導体;ヘスペリジン及び配糖体等の誘導体;リグナン配糖体;グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン等のカンゾウエキス関連物質;ラクトフェリン;ショウガオール、ジンゲロール;メントール、カンファー、セドロール等の香料物質及びその誘導体;カプサイシン、バニリン等及び誘導体;ジエチルトルアミド等の昆虫忌避剤;生理活性物質とシクロデキストリン類との複合体が好ましいものとして挙げられる。
【0034】
植物・動物・微生物エキス類としては、アイリスエキス、アシタバエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、インチコウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、ウワウルシエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、カキ葉エキス、カキョクエキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、油溶性カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カラスムギエキス、カルカデエキス、カンゾウエキス、油溶性カンゾウエキス、キウイエキス、キオウエキス、キクラゲエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、キリ葉エキス、グアノシン、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、クリエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、黒米エキス、黒砂糖抽出物、黒酢、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コウボクエキス、コーヒーエキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サフランエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ジャトバエキス、シャクヤクエキス、ショウキュウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、白キクラゲエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、西河柳エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、地衣類エキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、ティートリー油、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ヒノキエキス、ビフィズス菌エキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マイカイカエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、卵殻膜エキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
【0035】
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファー、サブスタンス−P阻害剤等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。酵素類としては、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、塩化リゾチーム、リパーゼ、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸二ナトリウムが好ましいものとして挙げられる。
【0036】
香料としては、アセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレート、β−イオノン、イソイースーパー、イソブチルキノリン、イリス油、イロン、インドール、イランイラン油、ウンデカナール、ウンデセナール、γ−ウンデカラクトン、エストラゴール、オイゲノール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オレンジ油、オイゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L−カルボン、カンファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ケイヒ酸メチル、ゲラニオール、ゲラニルニトリル、酢酸イソボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸スチラリル、酢酸セドリル、酢酸テレピネル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベンジル、サンダルウッド油、サンタロール、シクラメンアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンラクトン、cis-ジャスモン、シトラール、シトロネノール、シトロネラール、シナモンバーク油、1,8−シネオール、シンナムアルデヒド、スチラックスレジノイド、セダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカナール、デカラクトン、テルピネオール、γ−テルピネン、トリプラール、ネロール、ノナナール、2,6−ノナジエノール、ノナラクトン、パチョリアルコール、バニラアブソリュート、バニリン、バジル油、パチョリ油、ヒドロキシシトロネラール、α−ピネン、ピペリトン、フェネチルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、プチグレン油、ヘキシルシンナムアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオトロピン、ベルガモット油、ベンジルベンゾエート、ボルネオール、ミルレジノイド、ムスクケトン、メチルノニルアセトアルデヒド、γ−メチルヨノン、メントール、L−メントール、L−メントン、ユーカリ油、β−ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D−リモネン、リナロール、リラール、リリアール、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキシド、ローズ油、ローズマリー油、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香料が好ましいものとして挙げられる。
【0037】
色素・着色剤・染料・顔料としては、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤色104−1号、赤色105−1号、赤色106号、赤色2号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230−1号、赤色230−2号、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色202−1号、黄色202−2号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403−1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の法定色素;Acid Red 14等のその他酸性染料;Arianor Sienna Brown、Arianor Madder Red、Arianor Steel Blue、Arianor Straw Yellow等の塩基染料;HC Yellow 2、HC Yellow 5、HC Red 3、4-hydoxypropylamino-3-nitrophenol、N,N’-bis(2-hydroxyethyl)-2-nitro-p-
phenylenediamine、HC Blue 2、Basic
Blue 26等のニトロ染料;分散染料;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、金等の金属粉末顔料;表面処理無機及び金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;表面処理有機顔料;アスタキサンチン、アリザリン等のアントラキノン類、アントシアニジン、β−カロチン、カテナール、カプサンチン、カルコン、カルサミン、クエルセチン、クロシン、クロロフィル、クルクミン、コチニール、シコニン等のナフトキノン類、ビキシン、フラボン類、ベタシアニジン、ヘナ、ヘモグロビン、リコピン、リボフラビン、ルチン等の天然色素・染料;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、o−,m−,若しくはp−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、5−アミノ−2−メチルフェノール、レゾルシン、1−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン等及びその塩等の酸化染料中間体及びカップラー;インドリン等の自動酸化型染料;ジヒドロキシアセトンが好ましいものとして挙げられる。
【0038】
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
【0039】
これらの他、化粧品原料基準、化粧品種別配合成分規格、日本化粧品工業連合会成分表示名称リスト、INCI辞書(The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、医薬部外品原料規格、日本薬局方、医薬品添加物規格、食品添加物公定書等に記載されている成分、及び、国際特許分類IPCがA61K7及びA61K8の分類に属する日本国及び諸外国特許公報及び特許公開公報(公表公報・再公表を含む)に記載されている成分等、公知の化粧料成分、医薬品成分、食品成分などを、公知の組み合わせ及び配合比・配合量で含有させることが可能である。
【0040】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤の種類としては、毛髪用化粧料、基礎化粧料、メーキャップ化粧料、芳香化粧料、ボディ化粧料、軟膏等の皮膚外用剤が好ましいものとして挙げられる。本発明の化粧料・皮膚外用剤は、通常の方法に従って製造することができる。
【0041】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤の種類を更に詳細に説明すると、毛髪用化粧料としては、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、トリートメント、ヘアパック、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアワックス、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カラーローション、ヘアトニック、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート、ヘアオイル、パーマネントウェーブ用剤、ストレートパーマ剤、酸化染毛剤、ヘアブリーチ、ヘアカラープレトリートメント、ヘアカラーアフタートリートメント、パーマプレトリートメント、パーマアフタートリートメント、ヘアマニキュア、育毛剤が好ましいものとして挙げられる。
【0042】
基礎化粧料としては、柔軟化粧水、収れん化粧水、洗浄用化粧水、多層式化粧水等の化粧水;エモリエントローション、モイスチャーローション、ミルキィーローション、ナリシングローション、ナリシングミルク、スキンモイスチャー、モイスャーエマルション、マッサージローション、クレンジングローション、プロテクトエマルション、サンプロテクト、サンプロテクター、UVケアミルク、サンスクリーン、メーキャップローション、角質スムーザー、エルボーローション、ハンドローション、ボディローション等の乳液;エモリエントクリーム、栄養クリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、モイスチャークリーム、ナイトクリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、メーキャップクリーム、ベースクリーム、プレメーキャップクリーム、サンスクリーンクリーム、サンタンクリーム、除毛クリーム、デオドラントクリーム、シェービングクリーム、角質軟化クリーム等のクリーム;モイスチャージェル等のジェル;保湿エッセンス、美白エッセンス、紫外線防止エッセンス等のエッセンス;リポソーム美容液、リポソーム化粧水等のリポソーム化粧品類;ピールオフパック、粉末パック、ウォッシングパック、オイルパック、クレンジングマスク等のパック・マスク類;クレンジングフォーム、クレンジングクリーム、クレンジングミルク、クレンジングローション、クレンジングジェル、クレンジングオイル、クレンジングマスク、洗粉、洗顔パウダー等の洗顔料;化粧石鹸、透明石鹸、薬用石鹸、液状石鹸、ひげそり石鹸、合成化粧石鹸等の石鹸が好ましいものとして挙げられる。
【0043】
メーキャップ化粧料としては、白粉・打粉類、ファンデーション類、口紅類、リップグロス、頬紅類、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨、アイブロー、ネイルエナメル、エナメルリムーバー、ネイルトリートメントが好ましいものとして挙げられる。
【0044】
芳香化粧料としては、香水、パフューム、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロン、練香水、芳香パウダー、香水石鹸、ボディローション、バスオイルが好ましいものとして挙げられる。
【0045】
ボディ化粧料としては、ボディシャンプー等のボディ洗浄料;デオドラントローション、デオドラントパウダー、デオドラントスプレー、デオドラントスティック等の防臭化粧料;脱色剤、脱毛・除毛剤;浴用剤;虫よけスプレー等のインセクトリペラーが好ましいものとして挙げられる。
【0046】
また、皮膚外用剤としては、軟膏剤、貼付剤、ローション剤、リニメント剤、液状塗布剤などの剤型で用いることができる。また、歯磨き、マウスウォッシュ等の口腔内化粧料としても用いることが出来る。
【0047】
本発明のヒドロキシニコチン酸又はその誘導体を含有する化粧料又は皮膚外用剤の剤型としては、水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型等の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型が好ましいものとして挙げられる。
【実施例】
【0048】
以下、本発明につき実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。
【0049】
合成例1 ヒドロキシニコチン酸の合成
攪拌機、温度計、ガス導入管を備え2Lの反応器に、3−シアノ−6−ヒドロキシピリジン220g、精製水220g、35%塩酸443gを仕込み、95〜115℃で6時間反応を行った。反応終了後、精製水を630g投入し、析出した結晶を濾別し、50℃で減圧乾燥させることにより目的物であるヒドロキシニコチン酸220g(収率87.0%)を得た。
【0050】
合成例2 ヒドロキシニコチン酸アミドの合成
攪拌機、温度計、ガス導入管を備え2Lの反応器に、3−シアノ−6−ヒドロキシピリジン40g、2−プロパノール680g、水酸化カリウム80gを仕込み、80〜90℃で15時間還流反応を行った。反応終了後、精製水を360g投入し、分液ロートで二層に分液させた。得られた上層は35%塩酸で中和し、析出した結晶を濾別し、50℃で減圧乾燥させることにより目的物であるヒドロキシニコチン酸アミド21.1g(収率45.9%)を得た。
【0051】
合成例1、2で得られた化合物について、核磁気共鳴スペクトルにより構造を同定した(装置:日本電子株式会社製JNM−AL、300MHz、測定:H−NMR、溶媒:DMSO)。結果は表1、2に示した。なお、合成例1で得られた化合物の構造式を化7に、合成例2で得られた化合物の構造式を化8に示し、式中にH−NMRの帰属番号を併記した。
【0052】
【表1】

【0053】
【化7】

【0054】
【表2】

【0055】
【化8】

【0056】
美白評価1 三次元皮膚モデルを用いた美白評価
合成例2で合成したヒドロキシニコチン酸アミドについて、メラノサイト含有ヒト三次元皮膚モデルを用いて美白作用を調べた。比較対照としてニコチン酸アミドを用いた。測定方法は以下のように行い、結果は表3に示した。
(測定方法)
メラノサイト含有ヒト三次元皮膚モデル(MEL−300B、クラボウ社製)に被験試料の水溶液(濃度0.6w/v%、0.4w/v%、0.2w/v%)50μLを皮膚モデルの表面(角層側)に添加し、COインキュベーター(5%CO、37℃)内で培養した。以後、1〜2日おきに培地交換、試料添加を行い、14日間培養した。その後、皮膚モデルの黒色度合いを目視評価した。また、培養後の皮膚モデル膜を培養カップから切り抜き、リン酸緩衝液で3回洗浄後、3N
水酸化ナトリウムを用いて溶解し、マイクロプレートリーダーを用いて吸光度(405nm)を測定することにより、メラニン量を測定した。なお、メラニン量は、被験試料を添加しなかったもの(コントロール)を100としたときの相対値で示した。
【0057】
【表3】

【0058】
表3の結果より、比較として用いたニコチン酸アミドでは、高濃度でのみ美白作用を示し、低濃度では美白作用を示さなかった。一方、本発明のヒドロキシニコチン酸誘導体であるヒドロキシニコチン酸アミドは、低濃度でも美白作用を示し、ニコチン酸アミドよりも優れた美白作用があることが分かった。
【0059】
美白評価2 B16メラノーマ培養細胞を用いた美白評価
合成例1、2で合成したヒドロキシニコチン酸及びヒドロキシニコチン酸アミドについて、マウス由来のB16メラノーマ培養細胞を用いてメラニン生成抑制効果を調べた。測定方法は以下のように行い、結果は表4に示した。

(測定方法)
マウス由来B16メラノーマ培養細胞を2mMテオフィリン及び10%FBSを含むD−MEM培地中に懸濁した後、12穴の細胞培養用プレートに1ウエルあたり2x10個ずつ播種し、COインキュベーター(95%空気、5%二酸化炭素)内、37℃の条件下で24時間培養した。その後、予め被験試料を所定濃度に溶解した培地に交換し(培地中の試料濃度0.1w/v%)、さらに3日間培養を続けた。次いで培地を除去し、リン酸緩衝液にて洗浄後、1N水酸化ナトリウム溶液で細胞を溶解し、405nmの吸光度を測定することによりメラニン量を測定した。被験試料を添加した場合のメラニン量をX、被験試料を添加しない場合のメラニン量をYとするとき、以下の式によりメラニン生成抑制率を算出した。

メラニン生成抑制率(%)=(1−X/Y)×100

【0060】
【表4】

【0061】
表4の結果より、本発明のヒドロキシニコチン酸とヒドロキシニコチン酸アミドは、同程度の優れた美白作用があることが分かった。
【0062】
実施例1 乳液
下記処方の乳液を調製した。この乳液は、適度な粘度を示し、のびに優れ、使用感の優れたものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
セタノール 0.20
スクワラン 0.05
ダイズ油 0.05
ベヘネス−30 0.05
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.05
トコフェロール 0.05
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.40
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸三ナトリウム 0.01
ヒアルロン酸Na 0.03
ソルビトール 6.00
コハク酸 0.03
コハク酸Na 適量
ジグリセリン 0.15
リンゴポリフェノール 0.02
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を攪拌して粘性の液とした。A部に約70℃に加温したC部を加え、攪拌して乳化した後、冷却し約50℃でB部を加え、攪拌して均一に溶解し、コハク酸NaにてpH6.0とした。

【0063】
実施例2 クリーム
下記処方のクリームを調製した。このクリームは、適度な粘度を示し、のびに優れ、使用感に優れたものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
バチルアルコール 2.00
スクワラン 2.00
トリ2−エチルへキサン酸グリセリル 3.00
ステアリン酸 1.00
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.00
天然ビタミンE 0.05
ベヘニルアルコール 2.00
親油型モノステアリン酸グリセリル 1.00
エチルパラベン 0.15
メチルポリシロキサン 0.50
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.00
Phytocompo−PP(日本精化) 0.50
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/
メタクリル酸ベヘネス−25)クロスポリマー 0.20
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 2.00
コハク酸 0.01
コハク酸Na 適量
1,3−ブチレングリコール 0.15
加水分解コラーゲン 0.20
ヒドロキシエタンジホスホン酸液 0.03
濃グリセリン 0.20
メチルパラベン 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を攪拌して粘性の液とした。C部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にC部を加え攪拌して、乳化した後冷却し、約50℃でB部を加え、攪拌して均一に溶解し、コハク酸NaにてpH6.0とした。

【0064】
実施例3 乳液
下記処方の乳液を調製した。この乳液は、適度な粘度を示し、のびに優れ、使用感の優れたものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ステアリン酸ソルビタン 0.50
ステアリン酸PEG−10 0.50
ポリソルベート60 0.50
オクタン酸セチル 3.70
セタノール 1.20
ジメチコン(10cs) 1.00
エチルパラベン 0.10
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.05
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.10
キサンタンガム 0.10
カルボマー 0.15
水酸化K 0.06
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
1,3−ブチレングリコール 3.00
シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール 1.00
グリセリン 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
フィチン酸 0.50
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を攪拌して粘性の液とした。C部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にC部を加え、ホモミキサーにて乳化した後冷却し、約50℃でB部を加え、攪拌して均一に溶解し、クエン酸Naにて、pH6.0とした。

【0065】
実施例4 化粧水
下記処方の化粧水を調製した。この化粧水は、使用感、保湿感に優れるものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
キサンタンガム 0.30
カルボマー 0.20
Tremoist−TP(日本精化) 0.20
精製水 20.00
B部
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル 1.00
BG 1.00
グリセリン 2.00
ユビキノン 0.03
IOTG(日本精化) 0.03
テトラオレイン酸ソルベス−60 0.12
PEG−60水添ヒマシ油 0.03
イソステアリン酸PEG−30グリセリル 0.03
メチルパラベン 0.20
香料 微量
エタノール 7.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
アスコルビン酸2−グルコシド 2.00
クエン酸 0.01
クエン酸Na 適量
グルタミン酸ジ酢酸4Na 0.80
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を攪拌して粘性の液とした。B部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。約50℃でC部にB部を加え、攪拌して均一に溶解し、さらに、A部を加え、攪拌して均一に溶解し、クエン酸Naにて、pH7.0とした。

【0066】
実施例5 化粧水
下記処方の化粧水を調製した。この化粧水は、使用感、保湿感に優れるものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
グリセリン 2.00
メチルパラベン 0.10
フェノキシエタノール 0.20
エタノール 5.00
B部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
アルブチン 3.00
グリシン 0.20
BG 2.00
ポリエチレングリコール1500 2.00
ポリグルタミン酸液 1.00
無水亜硫酸ナトリウム 0.20
クエン酸 0.01
クエン酸Na 適量
エデト酸3Na 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部をそれぞれ攪拌して均一に溶解させた。次いでA部にB部を加え、攪拌して均一に溶解し、クエン酸NaにてpH5.0とした。

【0067】
実施例6 化粧水
下記処方の化粧水を調製した。この化粧水は、使用感、保湿感に優れるものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.60
Tremoist−TP(日本精化) 0.20
精製水 20.00
B部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
アスコルビルエチル(日本精化) 1.00
エタノール 7.00
BG 7.00
グリセリン 5.00
メチルパラベン 0.10
フェノキシエタノール 0.20
クエン酸 0.10
クエン酸Na 適量
ペンテト酸5Na 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

(調製方法)
A部を攪拌して粘性の液とした。B部を約70℃に加温し、均一に溶解させた。約50℃でB部にA部を加え、攪拌して均一に溶解し、クエン酸Naにて、pH4.0とした。

【0068】
実施例7 美白ジェル
下記処方の美白ジェルを調製した。この美白ジェルは、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるジェルであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
エタノール 5.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.01
BHT 0.01
1,3−ブチレングリコール 6.00
グリセリン 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 1.00
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸 1.00
加水分解酵母エキス 0.05
ヒドロキシプロリン 0.20
ペンテト酸(ジエチレントリアミン五酢酸) 0.06
クエン酸 0.05
クエン酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。B部にC部、A部を加え、攪拌して、均一に溶解させた。

【0069】
実施例8 美白ジェル
下記処方の美白ジェルを調製した。この美白ジェルは、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるジェルであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ソルビトール 6.00
ジグリセリン 1.00
Phytopresome−Q10(日本精化) 0.30
B部
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.20
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.80
Tremoist−TP(日本精化) 0.03
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.20
オリーブ葉エキス 0.05
マロニエエキス 0.05
グリコシルトレハロース 0.05
フマル酸 0.05
フマル酸Na 適量
HEDTA−3Na(ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸) 0.15
ワレモコウエキス 0.20
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部にC部を加え、ホモミキサーにて攪拌し、均一に溶解させ、冷却し約50℃にて、A部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0070】
実施例9 美白乳液
下記処方の美白乳液を調製した。この美白乳液は、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のある乳液であった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
セタノール 0.20
スクワラン 0.05
ダイズ油 0.05
ベヘネス−30 0.05
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.05
トコフェロール 0.05
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.40
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
精製水 5.00
D部
HEDTA−3Na(ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸)0.01
ヒアルロン酸Na 0.03
ソルビトール 6.00
コハク酸 0.03
コハク酸Na 適量
ジグリセリン 0.15
ソウハクヒエキス 0.20
ビワ葉エキス 0.15
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、攪拌して、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0071】
実施例10 美白クリーム
下記処方の美白クリームを調製した。この美白クリームは、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
バチルアルコール 2.00
スクワラン 2.00
トリ2−エチルへキサン酸グリセリル 3.00
ステアリン酸 1.00
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.00
天然ビタミンE 0.05
ベヘニルアルコール 2.00
親油型モノステアリン酸グリセリル 1.00
エチルパラベン 0.15
メチルポリシロキサン 0.50
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.00
Phytocompo−PP(日本精化) 0.50
B部
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.20
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 5.00
精製水 25.00
D部
コハク酸 0.01
コハク酸Na 適量
1,3−ブチレングリコール 0.15
ソウハクヒエキス 0.20
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.10
濃グリセリン 0.20
メチルパラベン 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、攪拌して、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0072】
実施例11 美白クリーム
下記処方の美白クリームを調製した。この美白クリームは、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ホホバ油 2.00
Plandool−H(日本精化) 1.00
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 0.70
マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 1.00
モノステアリン酸プロピレングリコール 0.60
ベヘニルアルコール 1.20
自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.20
エチルパラベン 0.15
メチルポリシロキサン 1.00
ポリオキシエチレンセチルエーテル 2.00
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 2.00
精製水 5.00
D部
クインスシードエキス 0.05
クエン酸 0.07
クエン酸Na 適量
1,3−ブチレングリコール 0.15
ソウハクヒエキス 0.20
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.10
濃グリセリン 2.00
メチルパラベン 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、攪拌して、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0073】
実施例12 エモリエントクリーム
下記処方のエモリエントクリームを調製した。この美白エモリエントクリームは、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるエモリエントクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
水添パーム油 2.50
ベヘニルアルコール 2.00
ジメチコン(10cs) 1.50
ステアリン酸グリセリル 1.50
ステアリルアルコール 1.20
ステアリン酸PG(SE) 1.00
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.00
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.20
エチルパラベン 0.10
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 1.00
精製水 5.00
D部
1,3−ブチレングリコール 6.00
エチレンジアミンジコハク酸3Na 0.30
ペンテト酸(ジエチレントリアミン五酢酸) 0.05
フマル酸 0.05
フマル酸Na 適量
グリセリン 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加えホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0074】
実施例13 サンスクリーン剤
下記処方のサンスクリーン剤を調製した。この美白サンスクリーンは、適度な粘度を示し、のびに優れ、良好な紫外線防御能のあるサンスクリーンであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
スクワラン 22.50
LUSPLAN PI−DA(日本精化) 2.70
マイクロクリスタリンワックス 2.70
ジステアリン酸Al 1.60
ステアリン酸Mg 1.60
1,3−ブチレングリコール 5.00
ベヘニルアルコール 4.80
Composite−PC(日本精化) 1.00
コレステロール 0.80
プロピルパラベン 0.20
B部
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸 0.20
ペンテト酸(ジエチレントリアミン五酢酸) 0.10
コハク酸 0.05
コハク酸Na 適量
精製水 5.00
D部
メチルパラベン 0.20
酸化チタン 9.00
硫酸Mg 0.50
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を加え、ミルで練った。別容器にB部を加え、約150℃に加温、溶解させた。別容器にC部を加え、約80℃に加温、溶解させた。別容器にD部を加え、約80℃に加温、溶解させた。B部にC部を加え、混合した後A部に加えて均一に混合した。次いで、D部を加え、攪拌し、乳化後40℃まで冷却した。

【0075】
実施例14 下地クリーム
下記処方の下地クリームを調製した。この美白下地クリームは、この美白下地クリームは、適度な粘度を示し、のびに優れ、カバー力のある下地クリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
シクロメチコン 15.00
トリメチルシロキシケイ酸 3.00
ステアリン酸グリセリル(SE) 2.00
ステアリン酸PG(SE) 2.00
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 2.00
ステアリン酸 0.50
パルミチン酸 0.50
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 0.50
トコフェロール 0.20
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.10
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸 0.80
グルタミン酸ジ酢酸4Na 0.80
ペンテト酸(ジエチレントリアミン五酢酸) 0.05
乳酸 0.05
乳酸Na 適量
精製水 5.00
D部
1,3−ブチレングリコール 10.00
マイカ 8.00
タルク 7.00
フェノキシエタノール 0.80
チタン酸(Li/コバルト) 0.20
キサンタンガム(10%) 2.00
セルロースガム(10%) 2.00
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0076】
実施例15 マッサージクリーム
下記処方の美白マッサージクリームを調製した。このマッサージクリームは、マッサージ効果が高く、適度な粘度を示し、のびに優れ、保湿感のあるマッサージクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 8.00
ステアリン酸グリセリル(SE) 2.00
ポリソルベート60 1.80
ステアリン酸ソルビタン 1.00
ステアリン酸ポリグリセリル−10 0.50
コレステロール 0.20
ジメチコン(10cs) 1.00
ミリスチルアルコール 1.00
ステアリン酸 1.00
ステアリルアルコール 0.50
ベヘニルアルコール 0.50
水添パーム油 9.00
トコフェロール 0.10
パルミチン酸イソステアリル 2.00
エチルへキサン酸セチル 15.00
エチルパラベン 0.20
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.40
精製水 5.00
D部
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.10
HEDTA−3Na(ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸)0.20
フマル酸 0.05
フマル酸Na 適量
1,3−ブチレングリコール 10.00
グリセリン 3.00
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0077】
実施例16 美白乳液
下記処方の美白乳液を調製した。この美白乳液は、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のある乳液であった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ステアリン酸ソルビタン 0.50
ステアリン酸PEG−10 0.50
ポリソルベート60 0.50
エチルへキサン酸セチル 3.70
セタノール 1.20
ジメチコン(10cs) 1.00
1,2−ヘキサンジオール/カプリリルグリコール 0.50
エチルパラベン 0.10
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー0.05
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.10
精製水 20.00
C部
3−O−エチルアスコルビン酸 1.00
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
精製水 5.00
D部
1,3−ブチレングリコール 3.00
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10 1.00
グリセリン 1.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.15
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.05
フィチン酸 0.50
クエン酸 0.01
クエン酸Na 0.09
キサンタンガム 0.10
カルボマー 0.15
水酸化K 0.06
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0078】
実施例17 リキッドファンデーション
下記処方の美白リキッドファンデーションを調製した。この美白リキッドファンデーションは、使用感、肌への密着性に優れるものであり、適度な粘度を示し、のびに優れるリキッドファンデーションであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
ステアリン酸PG(SE) 1.00
オクタン酸セチル 6.00
トコフェロール 0.10
プロピルパラベン 0.10
酸化チタン・酸化鉄混合物 18.00
(東色ピグメント(株)製 FDP−W−007)
マイカ 7.00
トリメチルシロキシケイ酸 3.00
シクロメチコン 7.00
フェニルメチコン 5.00
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.20
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.05
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.15
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.10
コハク酸 0.05
コハク酸Na 適量
精製水 5.00
D部
セルロースガム 0.10
キサンタンガム 0.20
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.05
グルタミン酸ジ酢酸4Na 1.20
1,3−ブチレングリコール 5.00
ペンチレングリコール 3.00
メチルパラベン 0.05
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0079】
実施例18 美白アンチエイジングクリーム
下記処方の美白アンチエイジングクリームを調製した。この美白クリームは、伸びがよく、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであり、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のあるクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
エチルへキサン酸セチル 7.00
イソステアリン酸バチル 2.00
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.50
水添パーム油 3.70
セラミド2 0.10
レチノール 0.10
油溶性カミツレエキス 0.10
エチルパラベン 0.20
ステアリルアルコール 3.50
ステアリン酸グリセリル(SE) 1.00
ステアレス−6 1.50
ジステアリン酸PEG−8 1.00
セタノール 1.00
ジメチコン 1.00
セチルジメチコンコポリオール 0.50
トコフェロール 0.20
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.10
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.05
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.15
精製水 20.00
C部
西河柳エキス 0.05
ヒドロキシニコチン酸アミド 3.00
精製水 9.00
D部
アルブチン 0.50
アスコルビン酸2−O−グルコシド 0.50
EDTA−3Na 0.10
ポリグルタミン酸(一丸ファルコス、バイオPGA溶液) 0.10
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10 1.00
グリセリン 4.00
亜硫酸水素Na 0.05
乳酸 0.05
乳酸Na 適量
プロピオン酸Na 0.02
メチルパラベン 0.05
フェノキシエタノール 0.10
BG 6.00
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(製造方法)
A部を約80℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を約80℃に加温し、溶解させた。約80℃でホモミキサーにて攪拌しながら、A部を徐々に加え、乳化後均一に混合し、約40℃まで冷却し、B部、C部を加え、均一に混合した。

【0080】
実施例19 サンスクリーン化粧料
下記処方の美白サンスクリーン化粧料を調製した。この美白サンスクリーン化粧料は白浮きせずに高い紫外線防止効果を持つものであった。さらに、適度な粘度を示し、のびに優れるサンスクリーンであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
クオタニウム−18ヘクトライト 1.00
B部
シクロメチコン 13.70
ジフェニルジメチコン 7.00
ジメチコンコポリオール 5.50
YOFCO MAS(日本精化) 1.00
C部
シリコーン処理微粒子酸化チタン 3.90
シリコーン処理酸化亜鉛 2.10
D部
ステアリン酸Al 0.70
水酸化Al 0.50
イソノナン酸イソノニル 2.50
ネオペンタン酸イソデシル 2.50
E部
トリメチルシロキシケイ酸 1.20
ジメチコン 0.80
メチコン 0.10
グリチルレチン酸ステアリル 0.02
セスキオレイン酸ソルビタン 2.00
トコフェロール 0.02
F部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.70
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
塩化Na 1.00
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.07
乳酸 0.05
乳酸Na 適量
イソプロピルメチルフェノール 0.05
EDTA−3Na 0.10
メチルパラベン 0.15
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(製造方法)
A部をB部に加え、攪拌する。更にC部を加えローラーミルを使用して分散させる。D部を加温融解して、A部・B部・C部の混合物に加え、更にE部を加えて約70℃にする。F部を加温し、A部からE部の混合物に撹拌しながら徐々に乳化する。撹拌しながら冷却し40〜35℃で撹拌を止めた。

【0081】
実施例20 浴用剤(バブルバス)
下記処方の美白浴用剤を調製した。この美白浴用剤は、肌をしっとりさせ、肌のつやをよくする等の効果を持つものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
(C12、13)パレス−3硫酸Na 5.00
コカミドDEA 2.00
スルホコハク酸(C12−14)パレス−2Na 2.00
1,3−ブチレングリコール 2.00
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 1.00
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 1.00
クエン酸 0.05
クエン酸Na 適量
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.05
エチレンジアミンジコハク酸3Na 2.00
安息香酸Na 0.20
青色1号 微量
黄色4号 微量
D部
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(製造方法)
A部を一部のD部に溶解し、均一にする。B部を加え、攪拌して粘性の液とした。残余のD部、B部及びC部を加えてよく混練した。

【0082】
実施例21 美白保湿化粧水
下記処方の美白保湿化粧水を調製した。この美白保湿化粧水は、使用感、保湿感に優れ、皮膚を柔軟にしみずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ち、これらの効果は長時間持続するものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
精製水 20.00
B部
ヒドロキシニコチン酸アミド 1.50
精製水 5.00
C部
(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル−10 1.00
BG 1.00
グリセリン 2.00
クエン酸 0.01
クエン酸Na 適量
ユビキノン 0.03
IOTG(日本精化) 0.03
テトラオレイン酸ソルベス−60 0.12
PEG−60水添ヒマシ油 0.03
イソステアリン酸PEG−30グリセリル 0.03
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.03
メチルパラベン 0.20
香料 微量
エタノール 7.00
トリクロサン 0.05
グルタミン酸ジ酢酸4Na 0.80
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、攪拌して粘性の液とした。B部を混合し、均一に溶解させた。C部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。冷却し約50℃でC部にA部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0083】
実施例22 ハンドクリーム
下記処方の美白ハンドクリームを調製した。この美白ハンドクリームは、べたつかず、撥水性のあるハンドクリームであった。また、適度な粘度を示し、のびに優れるハンドクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
Plandool−G(日本精化) 0.30
Silwax S(日本精化) 4.00
水添レシチン 1.00
ベヘニルアルコール 2.50
CIO(日本精化) 3.00
プロピルパラベン 0.20
ジメチコン 4.00
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.50
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.30
精製水 5.00
D部
BG 5.00
メチルパラベン 0.20
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル 0.02
エチレンジアミン四酢酸 0.10
キサンタンガム(2%水溶液) 15.00
フマル酸 0.01
フマル酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0084】
実施例23 プレシェーブローション
下記処方の美白プレシェーブローションを調製した。このプレシェーブローションは、肌をつるつるとさせる効果が得られる。さらに、適度な粘度を示し、のびに優れるプレシェーブローションであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.60
クエン酸 0.05
フェノールスルホン酸亜鉛 0.20
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.10
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.10
PEG−60水添ヒマシ油 0.10
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 0.10
グリチルリチン酸2K 0.05
コハク酸 0.05
コハク酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
B部
エタノール 30.00
トコフェロール 0.01
トリクロカルバン 0.02
メチルパラベン 0.15
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部共に常温で溶解し、B部をA部に攪拌しながら徐々に加え、均一にした。

【0085】
実施例24 アフターシェーブローション
下記処方の美白アフターシェーブローションを調製した。このアフターシェーブローションは、適度な粘度を示し、のびに優れ、爽快感のあるアフターシェーブローションであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.10
リンゴ酸 0.10
ヒアルロン酸Na 0.01
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.05
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
フェノールスルホン酸亜鉛 0.20
PEG−60水添ヒマシ油 0.20
グリチルリチン酸2K 0.05
ジエチレントリアミン五酢酸 0.06
ビタミンB6塩酸塩 0.10
フマル酸 0.05
フマル酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
B部
エタノール 30.00
トコフェロール 0.01
メントール 0.01
クロロフェノール 0.02
メチルパラベン 0.15
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部共に常温で溶解し、B部をA部に攪拌しながら徐々に加え、均一にした。

【0086】
実施例25 カーマインローション
下記処方の美白カーマインローションを調製した。このカーマインローションは、適度な粘度を示し、のびに優れ、つるつる感のあるカーマインローションであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
カラミン 0.40
カオリン 4.00
炭酸Mg 0.10
精製水 20.00
B部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.50
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.05
1,3−ブチレングリコール 2.00
ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸 0.15
アラントイン 0.10
クエン酸 0.05
クエン酸Na 適量
ヒノキチオール 0.02
精製水 合計で100となる量
C部
エタノール 20.00
カンフル 0.05
メチルパラベン 0.20
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部は分散させる。B部、C部共に常温で溶解し、C部をB部に攪拌しながら徐々に加え、さらにA部攪拌しながら徐々に加え均一にした。

【0087】
実施例26 デオドラントローション
下記処方の美白デオドラントローションを調製した。このデオドラントローションは、適度な粘度を示し、のびに優れ、爽快感のあるデオドラントローションであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
精製水 合計で100となる量
(スチレン/DVB)コポリマー 0.20
チャ乾留液 0.50
塩化ベンザルコニウム 0.05
塩化Na 0.10
カルボキシメチルキチン 0.02
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.10
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.05
コハク酸 0.05
コハク酸Na 適量
ヒドロキシニコチン酸 1.00
B部
変性アルコール 50.00
メチルパラベン 0.20
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部共に常温で溶解し、B部をA部に攪拌しながら徐々に加え、均一にした。

【0088】
実施例27 デオドラント(制汗剤)
下記処方の美白デオドラント(制汗剤)を調製した。この美白デオドラントは、肌をさらさらとさせる効果が得られる。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ヒドロキシニコチン酸アミド 0.80
精製水 合計で100となる量
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
メチルパラベン 0.10
塩化Na 0.01
クエン酸 0.05
クエン酸Na 適量
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.10
ラウレス−21 0.10
塩化ベンザルコニウム 0.05
クロルヒドロキシアルミニウム 0.20
B部
変性アルコール 40.00
プロピルパラベン 0.10
イソプロピルメチルフェノール 0.50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部、B部共に常温で溶解し、B部をA部に攪拌しながら徐々に加え、均一にした。

【0089】
実施例28 モイスチュアパック
下記処方の美白モイスチュアパックを調製した。この美白モイスチェアパックは、保湿効果を高め、肌を柔軟にし、しっとり感を与え優れた清浄作用が得られる。また、適度な粘度を示し、のびに優れ、保湿感のあるモイスチュアパックであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ポリビニルアルコール 13.00
アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.80
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.00
アルギン酸ナトリウム 0.50
1,3−ブチレングリコール 3.00
アルギン酸K 0.50
(スチレン/ビニルピロリドン)コポリマー 1.50
B部
Plandool−G(日本精化) 0.30
ヒドロキシニコチン酸アミド 2.00
PCAイソステアリン酸グリセレス−25 1.50
変性アルコール 8.00
PEG/PPG−5/30コポリマー 1.00
オレス−10リン酸DEA 1.00
グリチルリチン酸2K 0.05
トコフェロール 0.10
メチルパラベン 0.20
ヒアルロン酸Na 0.05
塩化Na 0.30
ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸 0.20
エチルヘキシルグリセリン 0.02
フマル酸 0.05
フマル酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を50℃で加温膨潤させる。B部をA部に撹拌しながら徐々に加え、均一混和する。撹拌しながら冷却し、30〜25℃で撹拌を止めた。

【0090】
実施例29 美白化粧水
下記処方の美白化粧水を調製した。この美白化粧水は、適度な粘度を示し、のびに優れ、浸透感のある化粧水であった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
ヒドロキシニコチン酸 1.00
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.02
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.05
サクシノグルカン 0.03
精製水 20.00
B部
DPG 2.00
BG 2.00
クエン酸 0.10
クエン酸Na 適量
エタノール 8.00
フェノキシエタノール 0.20
感光素301号 0.01
メチルパラベン 0.10
EDTA−2Na 0.10
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、攪拌して粘性の液とした。B部を混合し、均一に溶解させた。B部にA部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0091】
実施例30 美白美容液
下記処方の美白美容液を調製した。この美白美容液は、皮膚を柔軟にし、みずみずしくなめらかなうるおいのある肌を保ちながら、つるっとした感触のものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.30
ヒアルロン酸ナトリウム 0.40
(アクリロイルジメチルタウリン/
メタクリル酸ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
B部
ヒドロキシニコチン酸 0.50
精製水 15.00
C部
グリチルリチン酸2K 0.10
DPG 2.00
BG 5.00
コハク酸 0.05
コハク酸Na 適量
Tremoist−TP(日本精化) 0.20
エタノール 5.00
フェノキシエタノール 0.20
メチルパラベン 0.10
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.07
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、攪拌して粘性の液とした。B部を混合し、均一に溶解させた。C部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。冷却し約50℃でC部にA部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0092】
実施例31 美白スキンケアクリーム
下記処方の美白スキンケアクリームを調製した。この美白スキンケアクリームは、しっとり感を付与する効果に優れるクリームであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
アルブチン 3.00
グリセリン 3.00
スクワラン 3.00
ホホバ油 3.00
パーム核油 3.10
ステアリン酸グリセリル 2.30
イソステアリン酸PEG−60グリセリル 1.40
ステアリン酸PG(SE) 1.30
ステアリルアルコール 3.00
ベヘニルアルコール 2.00
ジメチコン 1.50
エチルパラベン 0.10
B部
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
プルラン 0.50
(アクリロイルジメチルタウリン/メタクリル酸
ベヘネス−25)コポリマー 0.30
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 2.00
精製水 8.00
D部
メチルパラベン 0.15
ヒドロキシエタンジホスホン酸液(60%) 0.08
クエン酸 0.01
クエン酸Na 適量
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【0093】
実施例32 美白乳液
下記処方の美白乳液を調製した。この美白乳液は、しっとり感を付与する効果に優れるものであった。

成 分 配合量(重量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
A部
スクワラン 8.00
IOTG(日本精化) 8.00
セチルジメチコンコポリオール 1.00
ジイソステアリン酸ポリグリセリル−3 0.80
ポリソルベート40 1.00
ステアリン酸グリセリル 1.00
テトラオレイン酸ソルベス−60 1.00
ジメチコン(10cs) 4.00
エチルパラベン 0.10
メチルクロロイソチアゾリノン 0.01
B部
(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマー 0.10
ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.20
Tremoist−TP(日本精化) 0.50
精製水 20.00
C部
ヒドロキシニコチン酸アミド 1.50
精製水 5.00
D部
メチルパラベン 0.10
フェノキシエタノール 0.20
加水分解コラーゲン 0.20
加水分解ケラチン 0.20
ジエチレントリアミン五酢酸 0.08
クエン酸 0.05
クエン酸Na 適量
カルボマー 0.50
水酸化K 0.20
精製水 合計で100となる量
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(調製方法)
A部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。B部を混合し、攪拌して粘性の液とした。C部を混合し、均一に溶解させた。D部を混合し、約70℃に加温し、均一に溶解させた。A部にD部を加え、ホモミキサーにて、乳化した後、冷却し約50℃で、C部、B部を加え、攪拌して均一に溶解した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の一般式(1)で表されるヒドロキシニコチン酸又はその塩を含有することを特徴とする化粧料又は皮膚外用剤。
【化1】

【請求項2】
下記の一般式(2)で表されるヒドロキシニコチン酸アミド誘導体を含有することを特徴とする化粧料又は皮膚外用剤。
【化2】

(式中、R1およびR2はそれぞれ独立して、水素原子、又は、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を表す)
【請求項3】
下記の一般式(3)で表されるヒドロキシニコチン酸エステル誘導体を含有することを特徴とする化粧料又は皮膚外用剤。
【化3】

(式中、R3は、炭素数1〜22の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を表す)
【請求項4】
化粧料が皮膚用であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料又は皮膚外用剤。
【請求項5】
さらに美白用途に使用されることを特徴とする請求項4に記載の皮膚用化粧料又は皮膚外用剤。

【公開番号】特開2012−92078(P2012−92078A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−242883(P2010−242883)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【出願人】(000231497)日本精化株式会社 (60)
【Fターム(参考)】