ヒドロキシルアミン置換イミダゾ含有化合物
１−位にヒドロキシルアミン置換基を有するイミダゾ含有化合物（たとえば、イミダゾキノリン、イミダゾナフチリジン、イミダゾピリジン）、それらの化合物を含む医薬品組成物、中間体、ならびに、動物におけるサイトカイン生合成を誘導するための免疫調節薬として、ならびにウイルス性疾患および腫瘍性疾患を含む疾患の治療における、それら化合物の使用方法が開示されている。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
式（Ｉ）：
【化１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化３】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化４】
ＲAおよびＲBは、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
または、ＲAとＲBが合体して、縮合アリール環またはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含むヘテロアリール環を形成するが、ここで、前記アリール環またはヘテロアリール環は非置換であるか、または１つまたは複数のＲ'''基によって置換されているか；
または、ＲAとＲBが合体して、場合によってはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含み、非置換であっても、あるいは１つまたは複数のＲ基によって置換されていてもよい、飽和５〜７員縮合環を形成し；
Ｒは、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ6は、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
Ｒ7は、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
Ｒ10は、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ｒ”は、水素または非妨害置換基であり；そして
それぞれのＲ'''は、非妨害置換基である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項２】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１に記載の化合物または塩。
【請求項３】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項２に記載の化合物または塩。
【請求項４】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１-３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１〜４または６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される。請求項７に記載の化合物または塩。
【請求項９】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１〜４または６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９に記載の化合物または塩。
【請求項１１】
Ｒ”が、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化５】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化６】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である、
請求項１〜１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２】
Ｒ”が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１１に記載の化合物または塩。
【請求項１３】
Ｒ”が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１２に記載の化合物または塩。
【請求項１４】
Ｒ”が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１３に記載の化合物または塩。
【請求項１５】
Ｒ”は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１１に記載の化合物または塩。
【請求項１６】
ＲAおよびＲBが、縮合アリール環または１つのＮを含むヘテロアリール環を形成し、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環が非置換である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１７】
ＲAおよびＲBが、場合によっては１つのＮを含む飽和５〜７員縮合環を形成し、ここでその飽和環が非置換である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１８】
式（ＩＩ）：
【化７】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化８】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化９】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化１０】
ＲAおよびＲBは、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
または、ＲAとＲBが合体して、縮合アリール環またはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含むヘテロアリール環を形成するが、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環は、非置換であるか、または、１つまたは複数のＲ基で置換されているか、または１つのＲ3基で置換されているか、または１つのＲ3基と１つのＲ基で置換されているか；
または、ＲAとＲBが合体して、場合によってはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含み、非置換であっても、あるいは１つまたは複数のＲ基によって置換されていてもよい、飽和５〜７員縮合環を形成し；
Ｒは、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化１１】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化１２】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１９】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１８に記載の化合物または塩。
【請求項２０】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項１９に記載の化合物または塩。
【請求項２１】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１８〜２０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２２】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１８〜２１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２３】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１８〜２１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１８〜２１または２３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２５】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項２４に記載の化合物または塩。
【請求項２６】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１８〜２１または２３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２７】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項２６に記載の化合物または塩。
【請求項２８】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１８〜２７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２９】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項２８に記載の化合物または塩。
【請求項３０】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項２９に記載の化合物または塩。
【請求項３１】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１８〜２７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３２】
ＲAおよびＲBが、縮合アリール環または１つのＮを含むヘテロアリール環を形成し、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環が非置換である、請求項１８〜３１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３３】
ＲAおよびＲBが場合によっては１つのＮを含む飽和５〜７員縮合環を形成し、ここでその飽和環が非置換である、請求項１８〜３１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３４】
式（ＩＩＩ）：
【化１３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化１４】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化１５】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化１６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化１７】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化１８】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜４の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項３５】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項３４に記載の化合物または塩。
【請求項３６】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項３５に記載の化合物または塩。
【請求項３７】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項３４〜３６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３８】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３９】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ’およびＲ1がそれぞれ水素である、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４０】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４１】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項３４〜３７または４０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４２】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項４１に記載の化合物または塩。
【請求項４３】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項３４〜３７または４０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４４】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項４３に記載の化合物または塩。
【請求項４５】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項３４〜４４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４６】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項４５に記載の化合物または塩。
【請求項４７】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項４６に記載の化合物または塩。
【請求項４８】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項３４〜４４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４９】
ｍおよびｎがそれぞれ０である、請求項３４〜４８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５０】
ｍが１であり、Ｒ3が、フェニル、ピリジン−３−イル、ピリジン−４−イル、５−（ヒドロキシメチル）ピリジン−３−イル、２−エトキシフェニル、３−（モルホリン−４−カルボニル）フェニル、または３−（Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノカルボニル）フェニルである、請求項３４〜４８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５１】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項３４〜４８または５０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５２】
式（ＩＶ）：
【化１９】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、および
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−；
Ｒ1は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アルキレン−アリール、
アルキレン−ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロシクリル、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
−Ｏ−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−Ｏ−ハロアルキル、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｏ−アリール、
−Ｏ−アルキレン−アリール、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
それぞれのＲおよびＲ”は独立して、水素および非妨害置換基からなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項５３】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−である、請求項５２に記載の化合物または塩。
【請求項５４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５２または５３に記載の化合物または塩。
【請求項５５】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５２または５３に記載の化合物または塩。
【請求項５６】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５５に記載の化合物または塩。
【請求項５７】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−Ｃ1-10アルキレン−である、請求項５２〜５６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５８】
Ｘがプロピレンまたはブチレンである、請求項５７に記載の化合物または塩。
【請求項５９】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項５２〜５８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６０】
Ｒ”は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項５２〜５９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６１】
Ｒ”が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項６０に記載の化合物または塩。
【請求項６２】
ｎが０である、請求項５２〜６１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６３】
式（Ｖ）：
【化２０】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、および
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−；
Ｒ1は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アルキレン−アリール、
アルキレン−ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロシクリル、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
−Ｏ−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−Ｏ−ハロアルキル、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｏ−アリール、
−Ｏ−アルキレン−アリール、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項６４】
式（ＶＩ）：
【化２１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２２】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化２３】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化２４】
ＲA1およびＲB1は、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化２５】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化２６】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項６５】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項６４に記載の化合物または塩。
【請求項６６】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項６５に記載の化合物または塩。
【請求項６７】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項６４〜６６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６８】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項６４〜６７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６９】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項６４〜６７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７０】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項６４〜６７または６９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７１】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項７０に記載の化合物または塩。
【請求項７２】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項６４〜６７または６９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７３】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７２に記載の化合物または塩。
【請求項７４】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項６４〜７３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７５】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項７４に記載の化合物または塩。
【請求項７６】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項７５に記載の化合物または塩。
【請求項７７】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項６４〜７３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７８】
ＲA1およびＲB1がそれぞれメチルである、請求項６４〜７７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７９】
式（ＶＩＩ）：
【化２７】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２８】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化２９】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化３０】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化３１】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化３２】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項８０】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項７９に記載の化合物または塩。
【請求項８１】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項８０に記載の化合物または塩。
【請求項８２】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項７９〜８１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８３】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項７９〜８２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８４】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項７９〜８２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８５】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７９〜８２および８４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８６】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項８５に記載の化合物または塩。
【請求項８７】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７９〜８２および８４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８８】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項８７に記載の化合物または塩。
【請求項８９】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項７９〜８８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９０】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項８９に記載の化合物または塩。
【請求項９１】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項９０に記載の化合物または塩。
【請求項９２】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項７９〜８８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９３】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項７９〜９２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９４】
ｎが０である、請求項７９〜９２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９５】
式（ＶＩＩＩ）：
【化３３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化３４】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化３５】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化３６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化３７】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化３８】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項９６】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項９５に記載の化合物または塩。
【請求項９７】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項９６に記載の化合物または塩。
【請求項９８】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項９５〜９７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９９】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１００】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ’およびＲ1がそれぞれ水素である、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０１】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０２】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９５〜９８および１０１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０３】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項１０２に記載の化合物または塩。
【請求項１０４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９５〜９８および１０１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０５】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１０４に記載の化合物または塩。
【請求項１０６】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項９５〜１０５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０７】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１０６に記載の化合物または塩。
【請求項１０８】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１０７に記載の化合物または塩。
【請求項１０９】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項９５〜１０５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１０】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項９５〜１０９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１１】
ｍおよびｎがそれぞれ０である、請求項９５〜１１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１２】
ｍが１であり、Ｒ3が、フェニル、ピリジン−３−イル、ピリジン−４−イル、５−（ヒドロキシメチル）ピリジン−３−イル、２−エトキシフェニル、３−（モルホリン−４−カルボニル）フェニル、または３−（Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノカルボニル）フェニルである、請求項９５〜１１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１３】
式（ＩＸ）：
【化３９】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化４０】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化４１】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化４２】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４３】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化４４】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；そして
ｎは、０〜３の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１１４】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１１３に記載の化合物または塩。
【請求項１１５】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項１１４に記載の化合物または塩。
【請求項１１６】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１１３〜１１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１７】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１１３〜１１６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１８】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１１３〜１１６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１９】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１１３〜１１６および１１８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２０】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項１１９に記載の化合物または塩。
【請求項１２１】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１１３〜１１６および１１８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２２】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１２１に記載の化合物または塩。
【請求項１２３】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１１３〜１２２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２４】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１２３に記載の化合物または塩。
【請求項１２５】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１２４に記載の化合物または塩。
【請求項１２６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１１３〜１２２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２７】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項１１３〜１２６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２８】
ｎが０である、請求項１１３〜１２６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２９】
式（Ｘ）：
【化４５】
［式中： Ｅは、ＣＨ、ＣＲ、ＣＲ3、およびＮからなる群より選択されるが、ただし、ＥがＣＲ3の場合は、ｍが０、ｎが０または１であり、さらにただし、ＥがＣＲで、ｍが１の場合は、ｎが０であり；
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４６】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化４７】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３０】
式（ＸＩ）：
【化４８】
［式中：
Ｅは、ＣＨ、ＣＲ、ＣＲ3、およびＮからなる群より選択されるが、ただし、ＥがＣＲ3の場合は、ｍが０、ｎが０または１であり、さらにただし、ＥがＣＲで、ｍが１の場合は、ｎが０であり；
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４９】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化５０】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３１】
式（ＸＩＩ）：
【化５１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３２】
式（ＸＩＩＩ）：
【化５２】
［式中： Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３３】
式（ＸＩＶ）：
【化５３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３４】
薬学的に許容されるキャリアと組み合わせて、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を含む、医薬品組成物。
【請求項１３５】
請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の有効量を動物に投与することを含む、前記動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項１３６】
ウイルス性疾患の治療を必要とする動物において、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、ウイルス性疾患の治療方法。
【請求項１３７】
腫瘍性疾患の治療を必要とする動物において、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、腫瘍性疾患の治療方法。
【請求項１】
式（Ｉ）：
【化１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化３】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化４】
ＲAおよびＲBは、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
または、ＲAとＲBが合体して、縮合アリール環またはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含むヘテロアリール環を形成するが、ここで、前記アリール環またはヘテロアリール環は非置換であるか、または１つまたは複数のＲ'''基によって置換されているか；
または、ＲAとＲBが合体して、場合によってはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含み、非置換であっても、あるいは１つまたは複数のＲ基によって置換されていてもよい、飽和５〜７員縮合環を形成し；
Ｒは、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ6は、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
Ｒ7は、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
Ｒ10は、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ｒ”は、水素または非妨害置換基であり；そして
それぞれのＲ'''は、非妨害置換基である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項２】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１に記載の化合物または塩。
【請求項３】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項２に記載の化合物または塩。
【請求項４】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１-３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１〜４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１〜４または６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される。請求項７に記載の化合物または塩。
【請求項９】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１〜４または６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９に記載の化合物または塩。
【請求項１１】
Ｒ”が、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化５】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化６】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である、
請求項１〜１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２】
Ｒ”が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１１に記載の化合物または塩。
【請求項１３】
Ｒ”が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１２に記載の化合物または塩。
【請求項１４】
Ｒ”が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１３に記載の化合物または塩。
【請求項１５】
Ｒ”は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１１に記載の化合物または塩。
【請求項１６】
ＲAおよびＲBが、縮合アリール環または１つのＮを含むヘテロアリール環を形成し、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環が非置換である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１７】
ＲAおよびＲBが、場合によっては１つのＮを含む飽和５〜７員縮合環を形成し、ここでその飽和環が非置換である、請求項１〜１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１８】
式（ＩＩ）：
【化７】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化８】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化９】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化１０】
ＲAおよびＲBは、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
または、ＲAとＲBが合体して、縮合アリール環またはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含むヘテロアリール環を形成するが、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環は、非置換であるか、または、１つまたは複数のＲ基で置換されているか、または１つのＲ3基で置換されているか、または１つのＲ3基と１つのＲ基で置換されているか；
または、ＲAとＲBが合体して、場合によってはＮおよびＳからなる群より選択される１つのヘテロ原子を含み、非置換であっても、あるいは１つまたは複数のＲ基によって置換されていてもよい、飽和５〜７員縮合環を形成し；
Ｒは、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化１１】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化１２】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１９】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１８に記載の化合物または塩。
【請求項２０】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項１９に記載の化合物または塩。
【請求項２１】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１８〜２０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２２】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１８〜２１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２３】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１８〜２１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１８〜２１または２３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２５】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項２４に記載の化合物または塩。
【請求項２６】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１８〜２１または２３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２７】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項２６に記載の化合物または塩。
【請求項２８】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１８〜２７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項２９】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項２８に記載の化合物または塩。
【請求項３０】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項２９に記載の化合物または塩。
【請求項３１】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１８〜２７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３２】
ＲAおよびＲBが、縮合アリール環または１つのＮを含むヘテロアリール環を形成し、ここで前記アリール環またはヘテロアリール環が非置換である、請求項１８〜３１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３３】
ＲAおよびＲBが場合によっては１つのＮを含む飽和５〜７員縮合環を形成し、ここでその飽和環が非置換である、請求項１８〜３１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３４】
式（ＩＩＩ）：
【化１３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化１４】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化１５】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化１６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化１７】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化１８】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜４の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項３５】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項３４に記載の化合物または塩。
【請求項３６】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項３５に記載の化合物または塩。
【請求項３７】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項３４〜３６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３８】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項３９】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ’およびＲ1がそれぞれ水素である、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４０】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項３４〜３７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４１】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項３４〜３７または４０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４２】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項４１に記載の化合物または塩。
【請求項４３】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項３４〜３７または４０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４４】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項４３に記載の化合物または塩。
【請求項４５】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項３４〜４４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４６】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項４５に記載の化合物または塩。
【請求項４７】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項４６に記載の化合物または塩。
【請求項４８】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項３４〜４４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項４９】
ｍおよびｎがそれぞれ０である、請求項３４〜４８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５０】
ｍが１であり、Ｒ3が、フェニル、ピリジン−３−イル、ピリジン−４−イル、５−（ヒドロキシメチル）ピリジン−３−イル、２−エトキシフェニル、３−（モルホリン−４−カルボニル）フェニル、または３−（Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノカルボニル）フェニルである、請求項３４〜４８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５１】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項３４〜４８または５０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５２】
式（ＩＶ）：
【化１９】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、および
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−；
Ｒ1は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アルキレン−アリール、
アルキレン−ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロシクリル、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
−Ｏ−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−Ｏ−ハロアルキル、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｏ−アリール、
−Ｏ−アルキレン−アリール、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
それぞれのＲおよびＲ”は独立して、水素および非妨害置換基からなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項５３】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−である、請求項５２に記載の化合物または塩。
【請求項５４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５２または５３に記載の化合物または塩。
【請求項５５】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５２または５３に記載の化合物または塩。
【請求項５６】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項５５に記載の化合物または塩。
【請求項５７】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−Ｃ1-10アルキレン−である、請求項５２〜５６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項５８】
Ｘがプロピレンまたはブチレンである、請求項５７に記載の化合物または塩。
【請求項５９】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項５２〜５８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６０】
Ｒ”は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項５２〜５９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６１】
Ｒ”が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項６０に記載の化合物または塩。
【請求項６２】
ｎが０である、請求項５２〜６１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６３】
式（Ｖ）：
【化２０】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−、および
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−；
Ｒ1は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アルキレン−アリール、
アルキレン−ヘテロアリール、
アルキレン−ヘテロシクリル、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリルアルキレニル、ヘテロアリールまたはヘテロシクリル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
−Ｏ−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−Ｏ−ハロアルキル、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｏ−アリール、
−Ｏ−アルキレン−アリール、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｎ（Ｒ8a）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項６４】
式（ＶＩ）：
【化２１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２２】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化２３】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化２４】
ＲA1およびＲB1は、それぞれ独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
ハロゲン、
アルキル、
アルケニル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化２５】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化２６】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；そして
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項６５】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項６４に記載の化合物または塩。
【請求項６６】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項６５に記載の化合物または塩。
【請求項６７】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項６４〜６６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６８】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項６４〜６７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項６９】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項６４〜６７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７０】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項６４〜６７または６９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７１】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項７０に記載の化合物または塩。
【請求項７２】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項６４〜６７または６９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７３】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７２に記載の化合物または塩。
【請求項７４】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項６４〜７３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７５】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項７４に記載の化合物または塩。
【請求項７６】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項７５に記載の化合物または塩。
【請求項７７】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項６４〜７３のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７８】
ＲA1およびＲB1がそれぞれメチルである、請求項６４〜７７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項７９】
式（ＶＩＩ）：
【化２７】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化２８】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化２９】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化３０】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化３１】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化３２】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項８０】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項７９に記載の化合物または塩。
【請求項８１】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項８０に記載の化合物または塩。
【請求項８２】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項７９〜８１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８３】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項７９〜８２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８４】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項７９〜８２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８５】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７９〜８２および８４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８６】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項８５に記載の化合物または塩。
【請求項８７】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項７９〜８２および８４のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項８８】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項８７に記載の化合物または塩。
【請求項８９】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項７９〜８８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９０】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項８９に記載の化合物または塩。
【請求項９１】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項９０に記載の化合物または塩。
【請求項９２】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項７９〜８８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９３】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項７９〜９２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９４】
ｎが０である、請求項７９〜９２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９５】
式（ＶＩＩＩ）：
【化３３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化３４】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化３５】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化３６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化３７】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化３８】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項９６】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項９５に記載の化合物または塩。
【請求項９７】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項９６に記載の化合物または塩。
【請求項９８】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項９５〜９７のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項９９】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１００】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ’およびＲ1がそれぞれ水素である、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０１】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項９５〜９８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０２】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９５〜９８および１０１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０３】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項１０２に記載の化合物または塩。
【請求項１０４】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項９５〜９８および１０１のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０５】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１０４に記載の化合物または塩。
【請求項１０６】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項９５〜１０５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１０７】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１０６に記載の化合物または塩。
【請求項１０８】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１０７に記載の化合物または塩。
【請求項１０９】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項９５〜１０５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１０】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項９５〜１０９のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１１】
ｍおよびｎがそれぞれ０である、請求項９５〜１１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１２】
ｍが１であり、Ｒ3が、フェニル、ピリジン−３−イル、ピリジン−４−イル、５−（ヒドロキシメチル）ピリジン−３−イル、２−エトキシフェニル、３−（モルホリン−４−カルボニル）フェニル、または３−（Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノカルボニル）フェニルである、請求項９５〜１１０のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１３】
式（ＩＸ）：
【化３９】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙ’は、以下のものからなる群より選択され：
単結合、
−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−、
−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
【化４０】
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｓ（Ｏ）2−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｓ）−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−、
【化４１】
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、および
−Ｃ（＝ＮＨ）−Ｎ（Ｒ8）−；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ1およびＲ’は、独立して以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
アリールアルキレニル、
ヘテロアリール、
ヘテロアリールアルキレニル、
ヘテロシクリル、
ヘテロシクリルアルキレニル、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換された、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロシクリル、またはヘテロシクリルアルキレニル：
ヒドロキシル、
アルキル、
ハロアルキル、
ヒドロキシアルキル、
アルコキシ、
ジアルキルアミノ、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アルキル、
−Ｓ（Ｏ）0-2−アリール、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アルキル、
−ＮＨ−Ｓ（Ｏ）2−アリール、
ハロアルコキシ、
ハロゲン、
ニトリル、
ニトロ、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アリールオキシ、
アリールアルキレンオキシ、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）2、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｏ）−アルキル、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、および
−Ｃ（Ｏ）−アルキル；
またはＲ1とＲ’が、それらが結合している窒素原子およびＹ’と共に合体して、以下のものからなる群より選択される環を形成することが可能であり：
【化４２】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｘ’は、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
Ｙは、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４３】
Ｒ4は、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
Ｒ5は、以下のものからなる群より選択され：
【化４４】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
Ａは、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
Ｑは、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
Ｗは、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
Ｖは、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；そして
ｎは、０〜３の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１１４】
Ｘが、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−であって、ここで前記アルキレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されている、請求項１１３に記載の化合物または塩。
【請求項１１５】
Ｘが、−Ｃ3-5アルキレン−または−ＣＨ2ＣＨ2ＯＣＨ2ＣＨ2−である、請求項１１４に記載の化合物または塩。
【請求項１１６】
Ｒ’が、水素およびＣ1-4アルキルからなる群より選択される、請求項１１３〜１１５のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１７】
Ｙ’が単結合であり、Ｒ1がＣ1-6アルキルまたはアリールＣ1-6アルキレニルである、請求項１１３〜１１６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１８】
Ｙ’が、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｓ（Ｏ）2−、または−Ｃ（Ｏ）−Ｎ（Ｒ8）−である、請求項１１３〜１１６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１１９】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１１３〜１１６および１１８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２０】
Ｒ1が、Ｃ1-6アルキルおよびピリジルからなる群より選択される、請求項１１９に記載の化合物または塩。
【請求項１２１】
Ｒ1が、アルキル、アルケニル、アリール、およびヘテロアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１１３〜１１６および１１８のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２２】
Ｒ1が、アルキルおよびアリールからなる群より選択されるが、場合によってはそれらそれぞれが、−Ｏ−アルキル、−Ｏ−アリール、−Ｓ−アルキル、−Ｓ−アリール、ハロゲン、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−アルキル、−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−アルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、およびアリールからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されている、請求項１２１に記載の化合物または塩。
【請求項１２３】
Ｒ2が、水素、アルコキシアルキレニル、−Ｒ4、−Ｘ’−Ｒ4、または−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4であって；ここで、Ｘ’が、Ｃ1-2アルキレン；Ｙが、−Ｓ（Ｏ）0-2−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、または−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−；そしてＲ4が、アルキルである、請求項１１３〜１２２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２４】
Ｒ2が、水素、アルキル、およびアルコキシアルキレニルからなる群より選択される、請求項１２３に記載の化合物または塩。
【請求項１２５】
Ｒ2が、水素、メチル、エチル、プロピル、ブチル、エトキシメチル、２−メトキシエチル、およびメトキシメチルからなる群より選択される、請求項１２４に記載の化合物または塩。
【請求項１２６】
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
ここで：
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；そして
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択される、
請求項１１３〜１２２のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２７】
それぞれのＲが独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択される、請求項１１３〜１２６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２８】
ｎが０である、請求項１１３〜１２６のいずれか１項に記載の化合物または塩。
【請求項１２９】
式（Ｘ）：
【化４５】
［式中： Ｅは、ＣＨ、ＣＲ、ＣＲ3、およびＮからなる群より選択されるが、ただし、ＥがＣＲ3の場合は、ｍが０、ｎが０または１であり、さらにただし、ＥがＣＲで、ｍが１の場合は、ｎが０であり；
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４６】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化４７】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３０】
式（ＸＩ）：
【化４８】
［式中：
Ｅは、ＣＨ、ＣＲ、ＣＲ3、およびＮからなる群より選択されるが、ただし、ＥがＣＲ3の場合は、ｍが０、ｎが０または１であり、さらにただし、ＥがＣＲで、ｍが１の場合は、ｎが０であり；
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択されるが、ここで前記アルキレンおよびアルケニレンは、場合によっては、１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＲは独立して、以下のものからなる群より選択され：
ハロゲン、
ヒドロキシル、
アルキル、
アルケニル、
ハロアルキル、
アルコキシ、
アルキルチオ、および
−Ｎ（Ｒ9）2；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｘ’−Ｒ5；
Ｒ3は、以下のものからなる群より選択され：
−Ｚ−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ4、
−Ｚ−Ｘ’−Ｙ−Ｒ4、および
−Ｚ−Ｘ’−Ｒ5；
それぞれのＸ’は独立して、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクリレンからなる群より選択されるが、ここで前記アルキレン、アルケニレン、およびアルキニレン基は、場合によってはアリーレン、ヘテロアリーレン、ヘテロシクリレンによって分断されるか末端封止されていてもよいし、場合によっては１つもしくは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよく；
それぞれのＹは独立して、以下のものからなる群より選択され：
−Ｓ（Ｏ）0-2−、
−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−、
−Ｎ（Ｒ8）−Ｑ−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−、
−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−、
【化４９】
Ｚは、単結合または−Ｏ−であり；
それぞれのＲ4は独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリルからなる群より選択されるが、ここで前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキレニル、アリールオキシアルキレニル、アルキルアリーレニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキレニル、ヘテロアリールオキシアルキレニル、アルキルヘテロアリーレニル、およびヘテロシクリル基は、非置換であっても、あるいは、アルキル、アルコキシ、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、シアノ、アリール、アリールオキシ、アリールアルキレンオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキレンオキシ、ヘテロシクリル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、（ジアルキルアミノ）アルキレンオキシ、またアルキル、アルケニル、アルキニルおよびヘテロシクリルの場合には、オキソ、からなる群より独立して選択される１つまたは複数の置換基により置換されていてもよく；
それぞれのＲ5は独立して、以下のものからなる群より選択され：
【化５０】
それぞれのＲ6は独立して、＝Ｏおよび＝Ｓからなる群より選択され；
それぞれのＲ7は独立して、Ｃ2-7アルキレンであり；
それぞれのＲ8は独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、Ｃ2-10アルケニル、Ｃ1-10アルコキシ−Ｃ1-10アルキレニル、およびアリール−Ｃ1-10アルキレニルからなる群より選択され；
それぞれのＲ9は独立して、水素およびアルキルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されているアルキル、からなる群より選択され；
それぞれのＲ10は独立して、Ｃ3-8アルキレンであり；
それぞれのＡは独立して、−Ｏ−、−Ｃ（Ｏ）−、−ＣＨ2−、−Ｓ（Ｏ）0-2−、および−Ｎ（Ｒ4）−からなる群より選択され；
それぞれのＱは独立して、単結合、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｓ（Ｏ）2−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（Ｒ8）−Ｗ−、−Ｓ（Ｏ）2−Ｎ（Ｒ8）−、−Ｃ（Ｒ6）−Ｏ−、および−Ｃ（Ｒ6）−Ｎ（ＯＲ9）−からなる群より選択され；
それぞれのＷは独立して、単結合、−Ｃ（Ｏ）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
それぞれのＶは独立して、−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｏ−Ｃ（Ｒ6）−、−Ｎ（Ｒ8）−Ｃ（Ｒ6）−、および−Ｓ（Ｏ）2−からなる群より選択され；
ａとｂは独立して、１〜６の整数であるが、ただしａ＋ｂ≦７であり；
ｎは、０〜３の整数であり；そして
ｍは０または１であるが、ただし、ｍが１の場合にはｎは０または１である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３１】
式（ＸＩＩ）：
【化５１】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３２】
式（ＸＩＩＩ）：
【化５２】
［式中： Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３３】
式（ＸＩＶ）：
【化５３】
［式中：
Ｘは、−ＣＨ（Ｒ9a）−アルキレン−および−ＣＨ（Ｒ9a）−アルケニレン−からなる群より選択され；
それぞれのＲは独立して、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、およびトリフルオロメチルからなる群より選択され；
Ｒ2は、以下のものからなる群より選択され：
水素、
アルキル、
アルケニル、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
アルキレン−Ｙ”−アルキル、
アルキレン−Ｙ”−アルケニル、
アルキレン−Ｙ”−アリール、および
以下のものからなる群より選択される１種または複数の置換基により置換されたアルキルまたはアルケニル：
ヒドロキシル、
ハロゲン、
−Ｎ（Ｒ8a）2、
−Ｃ（Ｏ）−Ｃ1-10アルキル、
−Ｃ（Ｏ）−Ｏ−Ｃ1-10アルキル、
−Ｎ3、
アリール、
ヘテロアリール、
ヘテロシクリル、
−Ｃ（Ｏ）−アリール、および
−Ｃ（Ｏ）−ヘテロアリール；
Ｙ”は、−Ｏ−または−Ｓ（Ｏ）0-2−であり；
それぞれのＲ8aは独立して、水素、Ｃ1-10アルキル、およびＣ2-10アルケニルからなる群より選択され；
Ｒ9aは、水素、および場合によっては１つまたは複数の−Ｏ−基によって分断されていてもよいアルキル、からなる群より選択され；そして
ｎは、０〜４の整数である］
の化合物；
または、それらの薬学的に許容される塩。
【請求項１３４】
薬学的に許容されるキャリアと組み合わせて、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を含む、医薬品組成物。
【請求項１３５】
請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の有効量を動物に投与することを含む、前記動物においてサイトカイン生合成を誘導する方法。
【請求項１３６】
ウイルス性疾患の治療を必要とする動物において、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、ウイルス性疾患の治療方法。
【請求項１３７】
腫瘍性疾患の治療を必要とする動物において、請求項１〜１２８のいずれか１項に記載の化合物または塩の治療有効量を前記動物に投与することを含む、腫瘍性疾患の治療方法。
【公表番号】特表２００７−５０２２９３（Ｐ２００７−５０２２９３Ａ）
【公表日】平成１９年２月８日（２００７．２．８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−５２３３７１（Ｐ２００６−５２３３７１）
【出願日】平成１６年８月１２日（２００４．８．１２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００４／０２６１５８
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０１８５５６
【国際公開日】平成１７年３月３日（２００５．３．３）
【出願人】（５９９０５６４３７）スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１９年２月８日（２００７．２．８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年８月１２日（２００４．８．１２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００４／０２６１５８
【国際公開番号】ＷＯ２００５／０１８５５６
【国際公開日】平成１７年３月３日（２００５．３．３）
【出願人】（５９９０５６４３７）スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Ｆターム（参考）】
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