説明

ヒータおよびそれを備えたストリップパック装置

【課題】伝熱性を向上することができるヒータおよびそれを備えたストリップパック装置を提供する。
【解決手段】ヒータ142は、筒状の例えばステンレス鋼により構成される外皮管150、当該外皮管150の内部に設けられる発熱体151、当該発熱体151を挿入したあと外皮管150を密閉するための充填部152、および当該充填部152上に設けられる平滑部153を含む。長手方向D7を有するヒータ142を、当該長手方向D7がテープTの面に対して略垂直となるように配設する。そして、ヒータ142の、テープTの面側に位置する端部を平滑部153とする。平滑部153は伝熱性に優れた材料、例えば銀ロウにより形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を加熱するヒータおよび複数の商品が帯体に貼付されて吊下げ状態で陳列されるストリップパックを製造するストリップパック装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スナック菓子等を袋に充填した物品が帯状のフィルムまたはテープ等の帯体に複数個貼り付けされた商品が知られている。このような商品は、小売店等において帯体の一部が係止されて吊下げ状態で陳列され、購買者が個々の商品を帯体から引き剥がして取るので、ストリップパックと称される。ストリップパックは、陳列の省スペース化および意匠の多様化が図れ、購買意欲を増進させることが期待されている。
【0003】
上記のようなストリップパックを製造するストリップパック装置においては、テープ等の帯体に袋を貼り付ける貼り付けユニットが内蔵されている。当該貼り付けユニットは、帯体と袋とを溶着する熱源であるヒータを備える。
【0004】
例えば、次のようなカートリッジヒータが提案されている。特許文献1には、金属製の密封パイプ内に当該密封パイプから絶縁された一対の電極が挿入されており、当該一対の電極間には正特性サーミスタ素子が挟持されていて、一対の電極間へ通電することにより正特性サーミスタ素子を発熱させるカートリッジヒータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−50195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来のカートリッジヒータでは、周方向の熱を利用して帯体と袋との溶着を行っていた。しかしながら、カートリッジヒータの配設の状態によっては、帯体と袋とのシール時にヒータ温度の低下が著しくなる場合があり、ヒータ温度を安定化するのが困難である。このようなカートリッジヒータをストリップパック装置に用いた場合には、シール性(貼り付け性)の信頼性を向上できない。
【0007】
本発明の目的は、伝熱性をより向上することができるヒータおよびそれを備えたストリップパック装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)一の局面に従うストリップパック装置は、物品が封入された袋の端部を熱源により帯体に貼り付けるストリップパック装置であって、熱源は、長手方向を有するヒータを含み、ヒータは、長手方向が帯体の面に対して略垂直となるように配設され、帯体の面側に位置するヒータ端面が平滑化された平滑面を有するものである。
【0009】
一の局面に従うストリップパック装置においては、長手方向を有するヒータにより袋と帯体とがシールされる。ヒータは、当該ヒータの長手方向が上記帯体の面に対して略垂直となるように配設される。
【0010】
帯体の面側に位置するヒータ端面が平滑面であることにより、軸方向への伝熱性を向上することができる。具体的には、特に、帯体と袋とのシール時にヒータ温度の低下を著しく抑制することができるので、ヒータ温度を安定させることができる。したがって、シール性を向上できる。また、設備の設置の関係上、ヒータを横置きで設置できない場合に、本発明のようにヒータの長手方向が帯体の面に対して略垂直となるように当該ヒータを配設した場合、すなわち省スペース化を実現した場合でも、シール性が損なわれることが防止される。
【0011】
(2)ヒータは、平滑面を含む平滑部を有し、当該平滑部は、伝熱性に優れた材料で形成されることが好ましい。この場合、ヒータの平滑部が伝熱性に優れた材料で形成されることにより、袋と帯体とのシール性をより向上できる。
【0012】
(3)伝熱性に優れた材料は、銀ロウを含んでもよい。この場合、銀ロウを用いることにより、伝熱性をさらに向上できるとともに、ヒータ温度が高温になることによって平滑部が溶解してしまうことを防止できる。
【0013】
(4)ストリップパック装置は、ヒータを保持するヒータブロックをさらに備えてもよい。また、ヒータブロックは、伝熱性に優れた材料により形成され平滑面側に設けられる伝熱部と、断熱を行う断熱部とを含んでもよい。この場合、伝熱部においてはヒータの伝熱性を向上でき、断熱部においてはヒータの熱ロスを抑制または防止できるので、シール性をさらに向上できる。
【0014】
(5)ヒータは、断面が丸型の丸型ヒータおよび断面が角型の角型ヒータを含んでもよい。この場合、当該ヒータの長手方向が帯体の面に対して略垂直となるように配設しても、帯体の面側に位置するヒータ端面が平滑面であることにより、軸方向への伝熱性を向上することができる。
【0015】
(6)他の局面に従うヒータは、長手方向を有するヒータであって、当該長手方向に略垂直な端面が平滑化されているものである。
【0016】
他の局面に従うヒータにおいては、長手方向に略垂直な端面が平滑化されている。それにより、軸方向への伝熱性を向上することができる。具体的には、帯体と袋とのシール時にヒータ温度の低下を著しく抑制することができるので、ヒータ温度を安定させることができる。したがって、本発明に係るヒータを袋のシールに用いる場合に、シール性を向上させることができる。
【0017】
(7)平滑化された端面は、伝熱性に優れた材料で形成されることが好ましい。この場合、ヒータの平滑面が伝熱性に優れた材料で形成されることにより、シール性をより向上できる。
【0018】
(8)伝熱性に優れた材料は、銀ロウを含んでもよい。この場合、銀ロウを用いることにより、伝熱性をさらに向上できるとともに、ヒータ温度が高温になることによって平滑面が溶解してしまうことを防止できる。
【発明の効果】
【0019】
本発明に係るヒータおよびそれを備えたストリップパック装置によれば、当該ヒータの伝熱性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本実施形態に係るストリップパック装置の構成を示す側面図である。
【図2】ストリップパック装置により製造されるストリップパックを示す平面図である。
【図3】把持ユニットと引込位置および貼付位置との位置関係を示す側面図である。
【図4】貼り付けユニットの構成を示す側面図である。
【図5】ヒータブロックおよびその内部に設けられるヒータの構成を示す模式的断面図である。
【図6】ヒータ温度の経時変化を比較するためのグラフである。
【図7】ヒータブロックの他の構成を示す模式的断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の一実施形態に係るヒータおよびそれを備えたストリップパック装置について図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係るストリップパック装置100の構成を示す側面図である。
【0022】
図1に示すように、本実施形態に係るストリップパック装置100は、本体ユニット101、供給コンベア102、導入コンベア103、ドロップコンベア104、排出コンベア105、ブラシユニット106、把持ユニット107、貼り付けユニット108、およびテープ送りユニット109を主として備える。
【0023】
供給コンベア102は、例えばスナック菓子等を充填した袋Xを供給する。導入コンベア103は、供給コンベア102により矢印D1の方向に供給された袋Xを矢印D2の方向に沿って内部に導入する。
【0024】
導入コンベア103の終端部にはドロップコンベア104が設けられている。排出コンベア105は、テープに複数の袋Xが貼り付けされてなるストリップパックSPを矢印D3の方向に沿って下流側装置へ排出する。
【0025】
また、ブラシユニット106は、ドロップコンベア104の終端部より矢印D2の方向の前方側に配設され、当該ドロップコンベア104により導入された袋Xの端部を引き込み、袋Xの端部の皺や折れ曲りを伸ばす。
【0026】
把持ユニット107は、ドロップコンベア104の終端部より矢印D2の方向の前方側に配設され、当該ドロップコンベア104から受け渡された袋Xの端部を把持し、引込位置P1からドロップコンベア104の終端部より前方側下方の貼付位置P2まで移動させる。
【0027】
貼り付けユニット108は、把持ユニット107により把持されて貼付位置P2まで移動された袋Xの端部をテープに貼り付ける。テープ送りユニット109は、テープを袋Xの送りに同期して送る。この場合、テープのロール110は、本体ユニット101の上部に配設される。
【0028】
さらに、導入コンベア103の始端部には、供給コンベア102から落下する袋Xが外へ脱落するのを防止し、さらに袋Xを反転するための脱落防止部材111が設けられている。そして、製造されたストリップパックSPを貼り付けユニット108から排出コンベア105に中継するための下方に傾斜した受け台112が設けられている。
【0029】
図2は本実施形態に係るストリップパック装置100により製造されるストリップパックSPを示す平面図である。図2(a)に示すように、ストリップパック装置100に供給される袋Xは、スナック菓子等が充填された中空部Yと上端部および下端部のシール部Zとを有する。
【0030】
また、図2(b)に示すように、ストリップパック装置100により製造されるストリップパックSPは、細長いテープTに複数の袋Xがそれぞれ上端部のシール部Zで貼り付けされたものである。テープTの一端には、店頭等でストリップパックSPを吊下げ状態で陳列するためのパンチ孔T1が形成される。
【0031】
図3は把持ユニット107と引込位置P1および貼付位置P2との位置関係を示す側面図である。
【0032】
図3に示すように、始端部を支点にして矢印D4の方向に揺動するドロップコンベア104の終端部より矢印D2の方向の前方側でブラシユニット106の両側方に、左右一対の把持ユニット107が配設される。
【0033】
把持ユニット107は、上下一対のグリップフィンガ121により袋Xの前方側のシール部Zを把持し、把持した袋Xを矢印D5の方向に沿ってブラシユニット106による引込位置P1から貼り付けユニット108による貼付位置P2まで移動させる。
【0034】
グリップフィンガ121はハンド122に搭載されている。また、ハンド122は前後方向に移動可能となるようにアーム123に取り付けられている。そして、アーム123は矢印D5の方向に移動可能となるようにガイドレール124に設けられている。
【0035】
図4は貼り付けユニット108の構成を示す側面図である。図4に示すように、本体ユニット101に組み付けられた貼り付けユニット108は、ヒータを内部に備えるヒータブロック131、クランプ132、エアシリンダ133、パンチカッタユニット134、溶解防止部材135、およびエアシリンダ136を主として備える。
【0036】
ヒータブロック131はテープTと袋X(図1)とを溶着する。クランプ132は、ヒータブロック131との間でテープTと袋Xとを挟み付ける。当該クランプ132はエアシリンダ133により矢印D6の方向に上下動される。
【0037】
パンチカッタユニット134は、パンチ孔T1(図2)および図示しないミシン目をテープTに設ける。また、溶解防止部材135は、エアシリンダ136により上下動されることによって、テープTをヒータブロック131上から浮かせて当該テープTの溶解を防止する。
【0038】
次に、貼り付けユニット108に設けられる上述のヒータブロック131の構成について説明する。図5はヒータブロック131およびその内部に設けられるヒータ142の構成を示す模式的断面図である。
【0039】
図5(a)に示すように、ヒータブロック131は、上部ブロック140、本体ブロック144、当該本体ブロック144の内部に設けられるヒータ142およびヒータ温度を検出する熱電対143を含む。上部ブロック140は伝熱性に優れた材料により形成される。また、本体ブロック144は断熱材により形成される。
【0040】
上部ブロック140には、テープTと袋Xとの貼り付けを行う貼り付け面141が設けられている。ヒータ142および本体ブロック144の内壁面には、銅および水で構成されるサーマルジョイントが塗布されている。これにより、ヒータ142および本体ブロック144の内壁面に存在する空隙を低減することができる。それにより、上部ブロック140への伝熱性を向上できる。
【0041】
図5(b)に示すように、ヒータ142は、筒状の例えばステンレス鋼により構成される外皮管150、当該外皮管150の内部に設けられる発熱体151、当該発熱体151を挿入したあと外皮管150を密閉するための充填部152、および当該充填部152上に設けられる平滑部153を含む。
【0042】
従来、長手方向を有するヒータを用いる場合、当該ヒータの長手方向が帯体の面に対して略平行(横置き)となるように当該ヒータを配設していた。ヒータを製造するにあたっては、外皮管としてステンレス鋼を用いることが多い。この外皮管の内部に抵抗線(発熱体)を挿入した後、充填物を流し込んで固める。そして、ステンレス鋼の板を用いて溶接により外皮管に蓋をする。この溶接の際に、充填物が外部に出ないようにするため、凹んだ蓋を用いることが通常となっている。
【0043】
本実施形態では、図5(a)のヒータブロック131において、長手方向D7を有するヒータ142を、当該長手方向D7がテープTの面に対して略垂直となるように配設する。そして、上述したように、ヒータ142の、テープTの面側に位置する端部を平滑部153とする。
【0044】
上記の平滑部153は伝熱性に優れた材料により形成される。この伝熱性に優れた材料として、銀ロウを用いることができる。銀ロウを用いることにより、伝熱性を向上できるとともに、ヒータ温度が高温になることによって平滑部153が溶解してしまうことを防止できる。なお、銀ロウを用いた成型により端部を形成した後、機械加工により端面を平滑に仕上げることによって平滑部153が形成される。
【0045】
図6はヒータ温度の経時変化を比較するためのグラフである。図6(a)は本実施形態に係るヒータブロック131のヒータ142を加熱した場合のヒータ温度の経時的変化を示すグラフであり、図6(b)は平滑部153を有さないヒータを加熱した場合のヒータ温度の経時的変化を示すグラフである。
【0046】
図6(a)に示すように、ヒータ温度の経時的変化において、テープTと袋Xとのシール時に当該ヒータ温度の低下を約15℃程度に抑制することができた。テープTと袋Xとのシール時にヒータ温度が低下するのは、当該テープT、袋Xおよびクランプ132等による吸熱のためである。なお、熱電対からフィードバック(FB)制御を行っているのでヒータ温度の低下が少ない。
【0047】
しかしながら、平滑部153を有さないヒータの場合、図6(b)に示すように、ヒータ温度の経時的変化において、テープTと袋Xとのシール時に当該ヒータ温度の低下が約40℃と大きくなった。
【0048】
<本実施形態における効果>
本実施形態においては、ヒータ142はヒータブロック131において当該ヒータ142の長手方向D7がテープTの面に対して略垂直となるように配設される。そして、テープTの面側に位置するヒータ端面が平滑部153であることにより、長手方向D7(軸方向)への伝熱性を向上することができる。具体的には、テープTと袋Xとのシール時にヒータ温度の低下を著しく抑制することができるので、ヒータ温度を安定させることができる。したがって、テープTと袋Xとのシール性を向上できる。また、設備の設置の関係上、ヒータを横置きで設置できない場合に、本発明のようにヒータ142の長手方向D7がテープTの面に対して略垂直となるように当該ヒータ142を配設した場合でも、テープTと袋Xとのシール性が損なわれることが防止される。
【0049】
また、本実施形態では、ヒータ142の平滑部153が伝熱性に優れた材料で形成されることにより、テープTと袋Xとのシール性をより向上できる。
【0050】
また、伝熱性に優れた材料として銀ロウを用いることにより伝熱性を向上できるとともに、ヒータ温度が高温になることによって平滑部153が溶解してしまうことを防止できる。
【0051】
また、ヒータブロック131は伝熱性に優れた材料により形成される上部ブロック140と断熱を行う本体ブロック144と含むことによって、上部ブロック140においてはヒータ142の伝熱性を向上でき、本体ブロック144においてはヒータ142の熱ロスを抑制または防止できる。それにより、テープTと袋Xとのシール性をさらに向上できる。
【0052】
さらに、本実施形態では、伝熱性を向上できるヒータ142をストリップパック装置100に用いたが、例えば一般的な製袋包装装置等の種々の装置に用いた場合でも同様に有用である。
【0053】
<請求項の各構成要素と上記実施形態の各部との対応関係>
上記実施形態においては、ストリップパック装置100がストリップパック装置に相当し、テープTが帯体に相当し、袋Xが袋に相当し、長手方向D7が長手方向に相当し、平滑部153が平滑部に相当し、ヒータ142がヒータに相当し、ヒータブロック131がヒータブロックに相当し、上部ブロック140が伝熱部に相当し、本体ブロック144が断熱部に相当する。
【0054】
<変形例>
なお、ヒータブロック131を次のように構成してもよい。図7はヒータブロック131の他の構成を示す模式的断面図である。
【0055】
図7に示すように、他例に係るヒータブロック131aにおいては、ヒータ142がより貼り付け面141に近い位置に配設される。それにより、貼り付け面141の伝熱性がより向上し、テープTと袋Xとのシール性をより向上できる。
【0056】
また、上記実施形態では、ヒータブロック131において長手方向D7を有するヒータ142を、当該長手方向D7がテープTの面に対して略垂直となるように配設することとしたが、当該長手方向D7がテープTの面に対して略平行(横置き)となるようにヒータ142を配設する場合にも、ヒータ端面の伝熱性を向上できる。
【0057】
また、上記実施形態では、平滑部153を銀ロウにより形成することとしたが、これに限定されるものではなく、例えば鉄等の他の材料で形成してもよい。
【0058】
また、上記実施形態では、ヒータ142として断面が丸型の丸型ヒータを用いたが、これに限定されるものではなく、断面が角型の角型ヒータを用いた場合でも、当該角型ヒータの端面を平滑化することにより、同様に軸方向への伝熱性を向上できる。
【0059】
さらに、本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
【符号の説明】
【0060】
100 ストリップパック装置
108 貼り付けユニット
131 ヒータブロック
140 上部ブロック
142 ヒータ
144 本体ブロック
153 平滑部
D7 長手方向
SP ストリップパック
T テープ
X 袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品が封入された袋の端部を熱源により帯体に貼り付けるストリップパック装置であって、
前記熱源は、長手方向を有するヒータを含み、
前記ヒータは、長手方向が前記帯体の面に対して略垂直となるように配設され、前記帯体の面側に位置するヒータ端面が平滑化された平滑面を有する、ストリップパック装置。
【請求項2】
前記ヒータは、前記平滑面を含む平滑部を有し、
前記平滑部は、伝熱性に優れた材料で形成される、請求項1記載のストリップパック装置。
【請求項3】
前記伝熱性に優れた材料は、銀ロウを含む、請求項2記載のストリップパック装置。
【請求項4】
前記ヒータを保持するヒータブロックをさらに備え、
前記ヒータブロックは、伝熱性に優れた材料により形成され、前記平滑面側に設けられる伝熱部と、断熱を行う断熱部とを含む、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のストリップパック装置。
【請求項5】
前記ヒータは、断面が丸型の丸型ヒータおよび断面が角型の角型ヒータを含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のストリップパック装置。
【請求項6】
長手方向を有するヒータであって、
前記長手方向に略垂直な端面が平滑化されている、ヒータ。
【請求項7】
前記平滑化された端面は、伝熱性に優れた材料で形成される、請求項6記載のヒータ。
【請求項8】
前記伝熱性に優れた材料は、銀ロウを含む、請求項7記載のヒータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−68401(P2011−68401A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−223277(P2009−223277)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(000147833)株式会社イシダ (859)