説明

ビアリールピペラジニル−ピリジン類縁体

式I:


(式中、可変基は明細書中に記載のようなものである)のビアリールピペラジニル−ピリジン類縁体を提供する。このような化合物はインビボ及びインビトロにおいて、特定の受容体活性を調製するために使用でき、そしてヒト、ペット及び家畜における病的な受容体活性に関連する疾患の治療に特に有用である。医薬組成物及びこのような化合物を用いてこのような疾患を治療する方法、さらに受容体局在化の研究にこのようなリガンドを用いる方法も提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】

【化001】

[式中、
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
K、J及びFは、それぞれ独立してN、CH又はRで置換されている炭素であり;
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれる1から3個の置換基を示し;
の各々は、(a)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(b)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれ;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、フェニルC−Cアルキル又は(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化002】

(式中、
Lは、C−Cアルキル、又はR、R又はRと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基から、それぞれ独立して選ばれる(但し、Lが単共有結合の場合はR及びRのうちの1つ以上は水素ではない);又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)−Cアルキル、C−C16アルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基(但し、Lが単共有結合の場合はRは水素ではない)である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0からから4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す]
で表される化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
ZがNである、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項3】
XがNである、請求項1又は請求項2に記載の化合物又は塩。
【請求項4】
YがNである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項5】
化合物が式:
【化003】

で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項6】
化合物が式:
【化004】

で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項7】
化合物が式
【化005】

で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項8】
KがNである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項9】
JがNである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項10】
FがNである、請求項1〜7のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項11】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれる1から3個の置換基を示す、請求項1〜10のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項12】
が1又は2個の置換基を示す。請求項11に記載の化合物又は塩。
【請求項13】
で示される置換基のうちの少なくとも1個が、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド又は、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノである、請求項12に記載の化合物又は塩。
【請求項14】
Fが置換炭素である、請求項1〜9及び11〜13のいずれかにに記載の化合物又は塩。
【請求項15】
J及びKがCHである、請求項14に記載の化合物又は塩。
【請求項16】
が、ハロゲン、シアノ、メチル、トリフルオロメチル及びメチルスルホニルから選ばれる基である、請求項1〜15のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項17】
が、式:
【化006】

(式中、
Lは、C−Cアルキル、又はR又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;そして
及びRは、
(a)水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基から、それぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員のヘテロシクロアルキルを形成し;
ここに於いて、アルキル、アルケニル、(シクロアルキル)アルキル、アルカノイル及びヘテロシクロアルキルの各々は、(i)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、オキソ、−COOH及び−SONH、;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0からから4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキル;からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている)
で表される基である、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項18】
が、 ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−COOH、−SONH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、ジ−(C−Cアルキル)アミノである、請求項17に記載の化合物又は塩。
【請求項19】
が、
(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH及び−COOH;及び
(b) ヒドロキシ及びハロゲンから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ;
から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピリジル又はアゼパニルである、請求項17に記載の化合物又は塩。
【請求項20】
が、(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH及び−COOH;及び(b) ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C−Cアルキル及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキル;
からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は4−7員の複素環である、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項21】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、−SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、イミダゾリル、チエニル、オキサゾリル又はテトラヒドロフラニルである、請求項20に記載の化合物又は塩。
【請求項22】
が、式:
【化007】

(式中、
Lは、C−Cアルキルであり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、−SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル又は(6員のヘテロアリール)C−Cアルキルである)
で表される基である、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項23】
がハロゲンである、請求項1〜16のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項24】
Arが、少なくとも1個のR置換基(ここに於いて、Rはアミノ、シアノ、ハロゲン、−SONH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cハロアルコキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドから、それぞれ独立して選ばれる)を有する、請求項1〜23のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項25】
Arが、アミノ、シアノ、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルコキシ、C−Cアルキルチオ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる1から3個の置換基で置換されている、フェニル又はピリジルである、請求項24に記載の化合物又は塩。
【請求項26】
Arが、結合部位に対してメタ又はパラ位が置換されている、請求項15に記載の化合物又は塩。
【請求項27】
式:
【化008】

(式中、
A、B、及びEは、それぞれ独立して窒素又はCR2aであり;
2aの各々は、水素、アミノ、シアノ、ハロゲン、−SONH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cハロアルコキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドから、それぞれ独立して選ばれ(但し、少なくとも1つ以上のR2aは水素ではない);
1aは、ハロゲン、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルスルホニル又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり;
1b及びR1cは、水素、 ハロゲン、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドから、それぞれ独立して選らばれ;
は、水素、メチル、エチル又はオキソであり;そして
は、水素、メチル、アミノ及びシアノから、それぞれ独立して選らばれる)
で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項28】
1aは、ハロゲン、シアノ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
1b及びR1cは、それぞれ独立して水素、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり;
2aの各々は、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及びC−Cハロアルキルからそれぞれ独立して選ばれ;そして
及びRは、
(i)水素;及び
(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、COOH、アミノカルボニル、−SONH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基;
から、それぞれ独立して選ばれるか;又は
及びRは、それらが結合するNと一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH、COOH、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノイルアミノ、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基で置換されている、4から7員のヘテロシクロアルキルを形成する、請求項27に記載の化合物又は塩。
【請求項29】
化合物が式:
【化009】

(式中、Lは単共有結合又はメチレンであり、B及びEのうちの少なくとも1つはR2aである)
で表される、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
式:
【化010】

(式中、
A、B、及びEは、それぞれ独立して窒素又はCR2aであり;
2aの各々は、それぞれ独立して水素、アミノ、シアノ、ハロゲン、−SONH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cハロアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−又はジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキルスルホニル又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり(但し、少なくとも1つ以上のR2aは水素ではない);
1aは、ハロゲン、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルキルスルホニル又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり;
1b及びR1cは、水素、 ハロゲン、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドから、それぞれ独立して選らばれ;
は、水素、メチル、エチル又はオキソであり;そして
は、水素、メチル、アミノ及びシアノから、それぞれ独立して選らばれる)
で表される、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項31】
1aが、ハロゲン、シアノ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
1b及びR1cが、水素、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり;
2aの各々は、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれ;そして
が、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びC−Cアルノイルから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキルエーテル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル又は(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキルである、
請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
化合物が式:
【化011】

(式中、Lは単共有結合又はメチレンであり、B及びEのうちの1つ以上はCR2aである)
で表される、請求項30に記載の化合物又は塩。
【請求項33】
化合物が、カプサイシン受容体作動のインビトロ試験において、IC50と同じ化合物濃度で、検出可能な作動活性を示さない、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項34】
化合物が、カプサイシン受容体作動のインビトロ試験において、IC50より100倍以上の高い化合物濃度で、検出可能な作動活性を示さない、請求項33に記載の化合物又は塩。
【請求項35】
式:
【化012】

[式中、
A、B及びEは、それぞれ独立してCH、CR2a又はNであり(但し、B及びEのうちの少なくとも1つはCR2aである);
J、G及びDは、それぞれ独立してN又はCR1bであり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの少なくとも1つはNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
1aは、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルであり;
1bの各々は、それぞれ独立して水素、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルであり;
の各々は、それぞれ独立してCH又はCR2aであり;
2aの各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン、−COOH、−SONH及びニトロ;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、 C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル;からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するR2aと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、5−13員の縮合炭素環又は複素環を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化013】

(式中、
Lは、C−Cアルキル、又はR、R又はRと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基から、それぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基(但し、Lが単共有結語の場合はRは水素ではない)である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される、化合物又はその薬学的に許容される塩。
【請求項36】
ZがNである、請求項29に記載の化合物又は塩。
【請求項37】
XがNである、請求項29に記載の化合物又は塩。
【請求項38】
YがNである、請求項29に記載の化合物又は塩。
【請求項39】
化合物が、式:
【化014】

で表される、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項40】
化合物が、式:
【化015】

で表される、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項41】
化合物が、式:
【化016】

で表される、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項42】
GがNである、請求項35〜41のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項43】
JがNである、請求項35〜41のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項44】
DがNである、請求項35〜41のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項45】
GがCR1bであり、G位置におけるR1bが水素ではない、請求項35−41のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項46】
G位置におけるR1bが、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルである、請求項45のに記載の化合物又は塩。
【請求項47】
1aが、ハロゲン、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルキルスルホニル又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドである、請求項35−46のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項48】
1aが、ハロゲン、シアノ、メチル、トリフルオロメチル又はメチルスルホニルである、請求項47に記載の化合物又は塩。
【請求項49】
が、式:
【化017】

(式中、
Lは、C−Cアルキル又はR又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;そして
及びRは、
(a)水素、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル及びLと一緒に4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員のヘテロシクロアルキルを形成する;
ここに於いて、アルキル、アルケニル、(シクロアルキル)アルキル、アルカノイル及びヘテロシクロアルキルの各々は、(i)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、オキソ、−COOH及びSONH;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキル;
から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている)
で表される基である、請求項35〜48のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項50】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−COOH、SONH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノである、請求項49に記載の化合物又は塩。
【請求項51】
が、(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、SONH及び−COOH;及び(b)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、−COOH、C−Cアルキル及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキル;から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は4から7員の複素環である、請求項35〜38のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項52】
が、(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、SONH及び−COOH;及び(b)ヒドロキシ及びハロゲンから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ;から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラリジニル、テトラヒドロピリジル又はアゼパニルである、請求項51に記載の化合物又は塩。
【請求項53】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、イミダゾリル、チエニル、オキサゾリル又はテトラヒドロフラニルである、請求項51に記載の化合物又は塩。
【請求項54】
が、式:
【化018】

(式中、
LはC−Cアルキルであり;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、−SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル又は(6員のヘテロアリール)C−Cアルキルである)
で表される基である、請求項35〜48のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項55】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH、−COOH、C−Cシクロアルキル、フェニル及び4から7員の複素環から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル又はC−Cハロアルキルである、請求項35〜48のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項56】
がハロゲンである、請求項35〜48のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項57】
2aが、アミノ、シアノ、ハロゲン、−SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cヒドロキシアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cハロアルコキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cハロアルキルスルホニル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドからそれぞれ独立して選ばれる、請求項35〜56のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項58】
AがCH又はCR2aであり、そしてR2aが、シアノ、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキルから、それぞれ独立して選ばれる、請求項57に記載の化合物又は塩。
【請求項59】
A、B及びEのうちの少なくとも1つがNである、請求項35〜58のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項60】
式:
【化019】

(式中、Rは水素、メチル、エチル又はオキソである)
で表される、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項61】
1aが、ハロゲン、シアノ、メチル又はトリフルオロメチルであり;
1b及びR1cが、それぞれ独立して水素、ハロゲン、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノ、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、C−Cアルキルスルホニル、又はモノ−又はジ−(C−Cアルキル)スルホンアミドであり;そして
2aが、ハロゲン、シアノ、アミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる、
請求項60に記載の化合物又は塩。
【請求項62】
が、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、−COOH、−SONH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cハロアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、モノ−又はジ−(C−Cアルキル)アミノである、請求項61に記載の化合物又は塩。
【請求項63】
が、
(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH及び−COOH;及び
(b)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、−COOH、C−Cアルキル及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキル;
から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換されている、フェニル又は4から7員の複素環である、請求項61に記載の化合物又は塩。
【請求項64】
が、
(a)ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、オキソ、アミノカルボニル、−SONH及び−COOH;及び
(b)ヒドロキシ及びハロゲンから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cシクロアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、C−Cアルカノイルアミノ並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ;
から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換されている、アゼチジニル、ピロリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロピリジル又はアゼパニルである、請求項63に記載の化合物又は塩。
【請求項65】
が、式:
【化020】

(式中、
LはC−Cアルキルであり;そして
は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アミノカルボニル、−SONH、−COOH、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルコキシ、C−Cアルカノイル、C−Cハロアルキル、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル又は(6員の複素環)C−Cアルキルである)
で表される基である、請求項61に記載の化合物又は塩。
【請求項66】
が、ハロゲン、メチル、メトキシ又はトリフルオロメチルで置換されていてもよい、ベンジルオキシである、請求項65に記載の化合物又は塩。
【請求項67】
が、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、C−Cシクロアルキル、フェニル及び4から7員の複素環から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル又はC−Cハロアルキルである、請求項61に記載の化合物又は塩。
【請求項68】
化合物が、カプサイシン受容体作動のインビトロ試験において、IC50と同じ化合物濃度で、検出可能な作動活性を示さない、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項69】
化合物が、カプサイシン受容体作動のインビトロ試験において、IC50より100倍以上の高い化合物濃度で、検出可能な作動活性を示さない、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項70】
化合物が、カプサイシン受容体のカルシウム非固定化試験において、1マイクロモル以下のIC50値を有する、請求項1〜69のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項71】
化合物が、カプサイシン受容体のカルシウム非固定化試験において、100ナノモル以下のIC50値を有する、請求項1〜69のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項72】
化合物が、カプサイシン受容体のカルシウム非固定化試験において、10ナノモル以下のIC50値を有する、請求項1〜69のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項73】
化合物が、カプサイシン受容体のカルシウム非固定化試験において、1ナノモル以下のIC50値を有する、請求項1〜69のいずれかに記載の化合物又は塩。
【請求項74】
請求項1〜69のいずれかに記載の、1つ以上の化合物又は塩を、生理学的に許容される担体又は賦形剤と共に含有してなる、医薬組成物。
【請求項75】
組成物が、注射液、エアゾール、クリーム、ゲル、ピル、カプセル、シロップ又は経皮パッチとして製剤化されている、請求項74に記載の医薬組成物。
【請求項76】
式:
【化021】

[式中、
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル、からそれぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化022】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれる;か又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)から、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す]
で表される1つ以上の化合物と、カプサイシン受容体を発現する細胞を接触させて、カプサイシン受容体のカルシウム伝達を低減させることを含有してなる、細胞中のカプサイシン受容体のカルシウム伝達を低減する方法。
【請求項77】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
化合物が請求項35に記載の化合物である、請求項76に記載の方法。
【請求項79】
細胞を動物体内でインビボ接触させる、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
細胞が神経細胞である、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
細胞が尿路上皮細胞である、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
接触中に化合物又は塩を動物の体液中に存在させる、請求項79に記載の方法。
【請求項83】
化合物又は塩を、1マイクロモル以下の濃度で動物の血液中に存在させる、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
化合物又は塩を、500ナノモル以下の濃度で動物の血液中に存在させる、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
化合物又は塩を、100ナノモル以下の濃度で動物の血液中に存在させる、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
動物がヒトである、請求項79に記載の方法。
【請求項87】
化合物又は塩を経口で投与する、請求項79に記載の方法。
【請求項88】
バニロイドリガンドがカプサイシン受容体に結合するのを検出可能な程度阻害する十分な条件下及び量で、
式:
【化023】

[式中、
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ:
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化024】

(式中、
Lは、C−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す]
で表される1つ以上の化合物と、カプサイシン受容体を接触させることを含有してなる、インビトロに於いて、バニロイドリガンドがカプサイシン受容体に結合するのを阻害する方法。
【請求項89】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
化合物が請求項35に記載の化合物である、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
バニロイドリガンドが、クローンカプサイシン受容体をインビトロで発現している細胞に結合するのを検出可能な程度阻害する十分な条件下及び量で、
式:
【化025】

[式中、
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rからそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員のヘテロシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ:
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化026】

(式中、
Lは、C−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、それぞれがハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
は、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す]
で表される1つ以上化合物と、カプサイシン受容体を発現している細胞を接触させ、それによりバニロイドリガンドが患者に於いてカプサイシン受容体に結合するのを阻害することを含有してなる、バニロイドリガンドが患者に於いてカプサイシン受容体に結合するのを阻害する方法。
【請求項92】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項91に記載の方法。
【請求項93】
化合物が請求項35に記載の化合物である、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
化合物を、1マイクロモル以下の濃度で患者の血液中に存在させる、請求項91に記載の方法。
【請求項95】
式:
【化027】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZは、それぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化028】

(式中、
Lは、C−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている;そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される化合物又は薬学的に許容される塩の治療有効量を患者に投与し、それにより患者の疾患を低減することを含有してなる、患者に於けるカプサイシン受容体調節の応答に関連する疾患を治療する方法。
【請求項96】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
化合物が請求項35に記載の化合物である、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
患者が(i)カプサイシンへの暴露、(ii)熱への暴露による火傷又は炎症、(iii)光への暴露による火傷又は炎症、(iv)催涙ガス、大気汚染又は唐辛子スプレーへの暴露による火傷、気管支収縮又は炎症、又は(v)酸への暴露による火傷又は炎症に罹っている、請求項95に記載の方法。
【請求項99】
疾患が喘息又は慢性閉塞性肺疾患である、請求項95に記載の方法。
【請求項100】
式:
【化029】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZはそれぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化030】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている);そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される1つ以上の化合物の治療有効量を、疼痛に罹っている患者に投与し、それにより患者の疼痛を軽減することからなる、患者の疼痛を治療する方法。
【請求項101】
化合物が請求項1に記載の化合物である、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
化合物が請求項35に記載の化合物である、請求項100に記載の方法。
【請求項103】
化合物を、1マイクロモル以下の濃度で患者の血中に存在させる、請求項100に記載の方法。
【請求項104】
化合物を、500ナノモル以下の濃度で患者の血中に存在させる、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
化合物を、100ナノモル以下の濃度で患者の血中に存在させる、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
患者が神経性疼痛に罹っている、請求項100に記載の方法。
【請求項107】
患者が、乳房切除後疼痛症候群、切断痛、幻肢痛、口腔内神経性疼痛、歯痛、ヘルペス後神経痛、糖尿病性神経障害、反射交感神経性ジストロフィー、三叉神経痛、変形性関節症、関節リウマチ、繊維筋痛、ギラン・バーレ症候群、知覚異常性大腿神経痛、口内焼灼感症候群、両側性末梢神経障害、灼熱痛、神経炎、ニューロン炎、神経痛、AIDS関連神経障害、MS関連神経障害、脊髄損傷関連の疼痛、手術関連の疼痛、筋骨格の疼痛、背中の疼痛、頭痛、片頭痛、狭心症、陣痛、痔、消化不良、シャルコー痛、腸内ガス、生理、ガン、毒汚染、過敏性腸症候群、炎症性大腸炎、及び外傷:から選ばれる疾患に苦しんでいる、請求項100に記載の方法。
【請求項108】
患者がヒトである、請求項100に記載の方法。
【請求項109】
式:
【化031】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZはそれぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化032】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている);そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される化合物の治療有効量を患者に投与し、これにより患者の痒みを軽減することからなる、患者の痒みを治療する方法。
【請求項110】
式:
【化033】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZはそれぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化034】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている);そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す]
で表される化合物の治療有効量を患者に投与し、これにより患者の咳又はしゃっくりを軽減することからなる、患者の咳又はしゃっくりを治療する方法。
【請求項111】
式:
【化035】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZはそれぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:
【化036】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている);そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される化合物の治療有効量を患者に投与し、これにより患者の尿失禁又は過活動膀胱を軽減することからなる、患者の尿失禁又は過活動膀胱を治療する方法。
【請求項112】
式:
【化037】

[式中、
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
Arは、Rから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、フェニル又は6員の芳香族複素環であり;
X、Y及びZはそれぞれ独立してCR又はNであり(但し、X、Y及びZのうちの1つ以上はNである);
は、水素、C−Cアルキル、アミノ、シアノ、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルカノン、C−Cハロアルキル、C−Cハロアル
コキシ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノ、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルから、それぞれ独立して選ばれ;
の各々は、
(a)(i)ヒドロキシ、アミノ、シアノ、ハロゲン−COOH、−SONH、ニトロ及びアミノカルボニル;及び(ii)ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、アミノ−COOH及びオキソから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cアルキルチオ、C−Cアルキルエーテル、C−Cアルカノイル、C−Cアルコキシカルボニル、C−Cアルカノイルオキシ、C−Cアルカノン、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、モノ−及びジ−(C−Cシクロアルキル)アミノC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、並びにモノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニル:からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)隣接するRと一緒になって、ハロゲン、オキソ及びC−Cアルキルからそれぞれ独立して選ばれる0から3個の置換基で置換されている、5から13員の縮合炭素環又は複素環基を形成し;
は、(i)、(ii)及び(iii)から選ばれ;
(i)は、水素及びハロゲン;
(ii)は、C−Cアルキル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びフェニルC−Cアルキル;及び
(iii)は、式:

【化038】

(式中、
LはC−Cアルキル又はR、R又はRと一緒になって4から7員の複素環を形成するC−Cアルキルであり;
Wは、O、CO、S、SO又はSOであり;
及びRは、
(a)水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、C−Cアルキルスルホニル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル及びLと一緒になって4から7員の複素環を形成する基からそれぞれ独立して選ばれるか;又は
(b)一緒になって4から12員の複素環を形成し;そして
は、水素、C−C12アルキル、C−C12アルケニル、C−C12アルキニル、(C−Cシクロアルキル)C−Cアルキル、C−Cアルカノイル、フェニルC−Cアルキル、(4から7員の複素環)C−Cアルキル又はLと一緒になって4から7員の炭素環又は複素環を形成する基である)で表される基であり;
ここに於いて、(ii)及び(iii)の各々は、(1)及び(2)からそれぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で置換されている);そして
(1)は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、−COOH、−SONH、オキソ、ニトロ及びアミノカルボニルであり;及び
(2)は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、オキソ、イミノ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ及びC−Cハロアルキルから、それぞれ独立して選ばれる0から4個の置換基で第二級位置が置換されている、C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cアルカノイル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノC−Cアルキル、C−Cアルキルスルホニル、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)スルホンアミド、C−Cアルカノイルアミノ、モノ−及びジ−(C−Cアルキル)アミノカルボニルC−Cアルキル、フェニルC−Cアルキル及び(4から7員の複素環)C−Cアルキルである;
はC−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びオキソからそれぞれ独立して選ばれる0から2個の置換基を示す ]
で表される化合物の治療有効量を患者に投与し、これにより患者の減量を促進することからなる、肥満患者の減量を促進する方法。
【請求項113】
化合物又は塩が放射性標識化されている、請求項1に記載の化合物又は塩。
【請求項114】
化合物又は塩が放射性標識化されている、請求項35に記載の化合物又は塩。
【請求項115】
(a)VR1調節剤がカプサイシン受容体と結合することが可能な条件下で、請求項113又は114に記載の放射性標識化した化合物又は塩と、カプサイシン受容体を接触させ、これにより結合した標識化VR1調節剤を生成する;
(b)試験薬が存在しない時の、結合した標識化VR1調節剤の量に対応するシグナルを検出する;
(c)結合した標識化VR1調節剤を試験薬と接触させる;
(d)試験薬が存在する時の、結合した標識化VR1調節剤の量に対応するシグナルを検出する;及び
(e)工程(b)で検出されたシグナルと比較して、工程(d)で検出したシグナルの減少を測定し、それによりカプサイシン受容体と結合する薬剤を識別する;
ことからなる、カプサイシン受容体と結合する薬剤を識別する方法。
【請求項116】
(a)化合物がカプサイシン受容体と結合することが可能な条件下で、請求項1又は35に記載の化合物又は塩と、試料を接触させる;及び
(b)カプサイシン受容体に結合した化合物の量を検出し、それから試料中のカプサイシン受容体の有無を決定する;
の工程からなる、試料中のカプサイシン受容体の有無を決定する方法。
【請求項117】
化合物が放射性標識化されており、検出の工程が
(i)結合した化合物から結合しなかった化合物を分離する;及び
(ii)試料中の結合した化合物の有無を検出する;
の工程からなる、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
(a)容器中の請求項74に記載の医薬組成物;及び
(b)当該組成物を疼痛の治療に用いるための説明書;
を含有してなる、包装された医薬製剤。
【請求項119】
(a)容器中の請求項74に記載の医薬組成物;及び
(b)当該組成物を咳又はしゃっくりの治療に用いるための説明書;
を含有してなる、包装された医薬製剤。
【請求項120】
(a)容器中の請求項74に記載の医薬組成物;及び
(b)当該組成物を肥満の治療に用いるための説明書;
を含有してなる、包装された医薬製剤。
【請求項121】
(a)容器中の請求項74に記載の医薬組成物;及び
(b)当該組成物を尿失禁又は過活動膀胱治療に用いるための説明書;
を含有してなる、包装された医薬製剤。
【請求項122】
カプサイシン受容体調節の応答に関連する疾患に罹っている患者を治療する薬剤を製造するための、請求項1〜69のいずれかに記載の化合物又は塩の使用。
【請求項123】
疾患が、疼痛、喘息、慢性閉塞性肺疾患、咳、しゃっくり、肥満症、尿失禁又は過活動膀胱、カプサイシンへの暴露、熱への暴露による火傷又は炎症、光への暴露による火傷又は炎症、催涙ガス、大気汚染又は唐辛子スプレーへの暴露による火傷、気管支収縮又は炎症、又は酸への暴露による火傷又は炎症である、請求項122に記載の使用。

【公表番号】特表2007−534624(P2007−534624A)
【公表日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−520390(P2006−520390)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【国際出願番号】PCT/US2004/023064
【国際公開番号】WO2005/007648
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(500015456)ニューロジェン・コーポレーション (48)
【Fターム(参考)】