説明

ビシクロアミド誘導体

優れたDPP-IV阻害活性を有する新規なビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩(一般式(1))を提供する。
一般式(1)
【化1】


で表される新規なビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩(具体例:(2S,4S)−1−[[(4−カルバモイルビシクロ[2.2.2]オクト−1−イル)アミノ]アセチル]−4−フルオロピロリジン−2−カルボニトリル)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、R1およびR2は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよいアリールエチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環、置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環、またはNR3R4(式中R3およびR4は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環および置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環を示す、あるいはR3とR4は互いに結合して環を形成していてもよい)、あるいはR1とR2は互いに結合して環を形成していてもよい、を示し、
Xは、CH2、CHF、CF2、CHOH、SまたはOを示し、
nは1、2または3を示す。]
で表されるビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩。
【請求項2】
一般式(2)
【化2】

[式中、R5は、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよいアリールエチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環、置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環、またはNR3R4(式中R3およびR4は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環および置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環を示す、あるいはR3とR4は互いに結合して環を形成していてもよい)、を示し、
Xは、CH2、CHF、CF2、CHOH、SまたはOを示し、
nは1、2または3を示す。]
で表される請求項1記載のビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩。
【請求項3】
一般式(3)
【化3】

[式中、R7およびR8は同一または異なって、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよいアリールエチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環、置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環、またはNR3R4(式中R3およびR4は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環および置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環を示す、あるいはR3とR4は互いに結合して環を形成していてもよい)、あるいはR7とR8は互いに結合して環を形成していてもよい、を示し、
Xは、CH2、CHF、CF2、CHOH、SまたはOを示し、
nは1、2または3を示す。]
で表される請求項1記載のビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩。
【請求項4】
一般式(4)
【化4】

[式中、R1およびR2は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよいアリールエチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環、置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環、またはNR4R5(R4およびR5は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよいC〜Cのアルキル基、置換されていてもよいC〜Cのシクロアルキル基、置換されていてもよいアリールメチル基、置換されていてもよい芳香族炭化水素、置換されていてもよい芳香族ヘテロ環および置換されていてもよい脂肪族ヘテロ環を示す、あるいはR4とR5は互いに結合して環を形成していてもよい)、あるいはR1とR2は互いに結合して環を形成していてもよい、を示し、
Xは、CH2、CHF、CF2、CHOH、SまたはOを示し、
nは1、2または3を示し、
P1は、アミノ基の保護基を示す。]
で表される請求項1記載のビシクロアミド誘導体の製造中間体。
【請求項5】
請求項1記載のビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩を有効成分として含有することを特徴とする医薬。
【請求項6】
請求項1記載のビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩を有効成分として含有することを特徴とするDPP-IV阻害剤。
【請求項7】
請求項1記載のビシクロアミド誘導体、または薬理学的に許容されるその塩を有効成分とすることを特徴とするDPP-IVが関与する疾患の治療剤。
【請求項8】
DPP-IVが関与する疾患が糖尿病及びその合併症である請求項7記載の治療剤。


【図1】
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【国際公開番号】WO2005/077900
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【発行日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−518043(P2005−518043)
【国際出願番号】PCT/JP2005/002389
【国際出願日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(000001395)杏林製薬株式会社 (120)
【Fターム(参考)】