説明

ビタミン含有ペットフード組成物

25−ヒドロキシコレカルシフェロールと、場合によりビタミンDと、を含有するペットフードは、ペット(特に、大型のイヌ)の関節疾患(特に、骨軟骨症、変性関節炎、または関節症)の治療および予防に利用可能である。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(25−ヒドロキシ−ビタミンD)を含有する組成物と、ペットの関節疾患を予防および治療するための25−ヒドロキシコレカルシフェロールの使用と、に関する。
【0002】
より特定的には、本発明は、第1の態様において、約500〜約5000IU/kg(フード)、特に約500〜約2000IU/kg(フード)の濃度で25−ヒドロキシコレカルシフェロールを含有するペットフードに関する。本発明はさらに、ペットの関節疾患を治療または予防するためのフードまたは獣医学的組成物の製造における、25−ヒドロキシコレカルシフェロールの使用に関する。他のさらなる態様において、本発明は、ペットの骨軟骨症を治療または予防する方法に関し、該方法は、そのような治療または予防を必要とするペットに、有効量の25−ヒドロキシコレカルシフェロールを投与することを含む。
【0003】
さらに他の態様において、本発明は、約500〜約5000IU/kg(フード)、特に約500〜約2000IU/kg(フード)の濃度の25−ヒドロキシコレカルシフェロールと、約500〜約5000IU/kg(フード)、特に約500〜約2000IU/kg(フード)の濃度のビタミンDと、を含有し、25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの全量が5000IU/kg(フード)を超えないペットフードに関し、また、ペットの関節疾患を治療または予防するためのフードまたは獣医学的組成物の製造における、25−ヒドロキシコレカルシフェロールとビタミンDとの組合せの使用に関し、更に、ペットの骨軟骨症を治療または予防する方法であって、そのような治療または予防を必要とするペットに、有効量の25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDを投与することを含む方法に関する。
【0004】
「IU」(国際単位)という用語は、本明細書中において、ビタミンDおよび25−ヒドロキシコレカルシフェロールの両方に対して使用され、1IUは、それぞれ、0.025マイクログラムのビタミンDおよび25−ヒドロキシコレカルシフェロールに対応する。
【0005】
ペットの例としては、イヌ、ネコ、および齧歯動物(例えば、チンチラ、モルモット、デグー、マウス、アレチネズミ、ハムスター、ラット、フェレット)、ならびにウサギ目動物(例えば、ウサギ)が挙げられる。すべての年齢の動物、例えば、幼体動物、成体動物、中齢動物および高齢動物が包含される。組成物および治療方法に関して最も興味深いのは、大型種のイヌ(25kgBWを超えるイヌ、例えば、ジャーマンシェパード、ラブラドルレトリーバー、ゴールデンレトリーバー、ボクサー、ブリアール、ボースロン、ワイマラナー)、および超大型種のイヌ(45kgBWを超えるイヌ、例えば、グレートデーン、セントバーナード、ロットワイラー、レオンベルガー、ニューファンドランド、グレートピレニーズ)で使用されることである。骨軟骨症とは、軟骨形成不全症として分類されることもある軟骨内骨化の障害である。それは、下に位置する骨端骨からの未成熟関節軟骨の分離を伴うことがあり(時には、完全に遊離した状態に剥離されたり、滑液腔中に緩んだ状態で浮遊したりして、滑膜炎の併発を招く)、あるいは、骨端軟骨のピラミッド状コアが骨幹端中に突出したまま保持された状態になることがある。多くの場合、これらの2つの病変は、同一の骨で同時に生じる。生体力学的応力が未成熟骨格で最も大きくなる最大成長時に、疾患を生じる(イヌの場合、4〜8ヶ月)。それは、大型種および超大型種のイヌ、ならびに成長の速いブタ、ウマ(骨軟骨症)、シチメンチョウおよびニワトリにおいて、最も一般的である。
【0006】
他の変性関節疾患は、変性関節炎および変性関節症である。
【0007】
可動関節における関節軟骨の進行性悪化である変性関節炎は、硝子軟骨菲薄化、関節滲出液、および関節周囲骨棘形成により特徴付けられる。関節変性は、外傷、感染症、免疫媒介疾患、または発生的奇形により引き起こされる可能性がある。誘因により、軟骨細胞壊死、分解系酵素の放出、滑膜炎、ならびに継続的な軟骨破壊および炎症が始まる。軟骨の適合性および関節包の解剖学的構造が異常であると、さらに、通常の関節の生体力学的機能が変化する可能性がある。関節機能不全または筋萎縮、さらには肢の不使用に続いて、二次的に疼痛および跛行が現れる。変性関節疾患の臨床徴候としては、跛行、関節腫脹、筋萎縮、被膜周囲繊維症、および捻髪音が挙げられる。関節のラジオグラフィー的変化としては、関節滲出液、関節周囲軟組織腫脹、骨増殖症、軟骨下骨硬化症、および、恐らく狭窄関節が挙げられる。関節穿刺は、滑液の色、濁度、または細胞数の変化に関して、所見を示さないこともあれば、僅かな変化を生じることもある。治療は、内科的でも外科的でもよい。非外科的療法としては、体重減少、軟質表面上での調節運動、および罹患関節への温湿布の治療的適用が挙げられる。非ステロイド系抗炎症剤(例えば、アスピリン、フェニルブタゾン、またはカルプロフェン)は、疼痛および炎症を軽減するであろう。コルチコステロイドもまた、プロスタグランジンの合成および後続の炎症を抑制するであろうが、医原性クッシング症候群、軟骨変性、および腸穿孔を予防するために、短期間の使用が推奨される。グリコサミノグリカンまたはヒアルロン酸ナトリウムのような滑液修飾剤は軟骨破壊を予防するが、客観的臨床試験の結果は入手可能な状態にない。外科的選択肢としては、手根骨および足根骨で最も頻繁に行われる関節癒合(関節固定);股関節全置換のような関節置換;大腿骨の頭部および頸部の截骨術のような関節切除;ならびに切断が挙げられる。予後は様々であり、関節症の位置および重症度に依存する。
【0008】
関節症:主に臀部および後膝関節を冒す、この非特異的症状は、関節軟骨の変性および軟骨下骨の象牙質化、関節滲出液、関節包の石灰化を伴う繊維症、ならびに骨棘により特徴付けられる。多くの原因および素因が、発生、発症年齢、および重症度に影響を与えるものと思われる。変性関節症の遺伝的素因は存在する。外傷後の関節不安定性は、一般的原因である。いくつかの場合に関係する栄養因子は、リンが多く、かつカルシウムが少ない飼料であり、これは恐らく、軟骨下骨の強度に影響を与える。銅欠乏またはフッ化物中毒もまた、同様に作用する可能性がある。感染症の役割は不明瞭である。発症は漸進的であり、通常、両方の股関節が冒され、後膝関節が関与することは稀である。徴候は、軟骨の変性および骨棘の発生と同時に進行する。変性関節の捻髪音を伴う歩行不能な程度の跛行は数ヶ月で発生しうるが、病理学的変化と臨床徴候との相関は不十分である。最初期の変化は、寛骨臼中および大腿骨頭の背内側表面上に現れる。関節の変化は、通常、診断が下される時まで不可逆的である。価値のある種動物の待機的治療は、症状または素因が遺伝される可能性のあることを知った上で着手しなければならない。食餌については、注意深く詳細に検討しなければならず、必要であれば、是正しなければならない。これは、成長の速い動物では特に重要であり、この場合、適度の運動が必要であり、過度の仕上げ肥育は回避しなければならない。
【0009】
本発明に係るフードおよび治療方法が効を奏する動物モデルは、例えば、グレートデーンのような超大型種の仔イヌである。6ヶ月間にわたり、約1000IU/kg(ドッグフード)のビタミンD、約1000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、約500IU/kg(ドッグフード)のビタミンD+約500IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、約1000IU/kg(ドッグフード)のビタミンD+約1000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンD+約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロールを毎日補給するように、32匹の仔イヌ(4ヶ月齢)を無作為に割り当てる。
【0010】
イヌの関節の健康状態の変化(例えば、骨軟骨症の存在および該疾患の治療経過)を決定するための次のパラメーターを測定する:一般的健康状態、骨ミネラル密度(QCT、X線による)、骨代謝回転の生化学的マーカー(血清中の全アルカリホスファターゼ;血清中の骨特異的アルカリホスファターゼ(骨形成);尿中のピリジノリンおよびデオキシピリジノリン(骨吸収);オステオカルシン(骨形成))、クレアチニン、血漿中のビタミンDの代謝産物(1,25(OH)−、24,25(OH)−、1,24,25(OH)−、25(OH)−ビタミンD)、GH、IGF−I、副甲状腺ホルモン、カルシトニン、血漿中のカルシウムおよびホスフェート、カルシウム平衡、軟骨内骨化を決定するための骨端軟骨の組織構造(裂け目)、さらには放射線透視、組織形態計測、およびオートラジオグラム。
【0011】
所望の用量の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および場合によりビタミンDは、任意の従来手段により、例えば、腸内適用もしくは非経口適用に供される獣医学的製剤として、または、好ましくは飼料補助剤として投与可能である。25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの両方を投与する場合、そのような投与は同時でも逐次的でもよい。組み合わせて投与する場合、25−ヒドロキシコレカルシフェロール:ビタミンDの比は狭い範囲に限定されるわけではないが、該比は、約1:9〜約9:1の範囲内であろう。ただし、1:1の比が好ましい。
【0012】
ペット、特にイヌの関節疾患を治療および予防する場合、イヌに対する適切な1日用量は、約5〜20IUの25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および場合により5〜20IUのビタミンDであろう。25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および場合によりビタミンDは、フード1kgあたり約500〜約5000IUの25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および所望により約500〜約5000IUのビタミンDの濃度を提供する量で、25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの全量がフード1kgあたり5000IUを超えないように、フード補助剤として好適に投与される。「フード」という用語は、該フードに含有される25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの各々の濃度と共に本文中で使用される場合、フード1kgあたり約4000kcalまたは約17MJouleの代謝エネルギーを提供するフードを意味する。
【0013】
本発明に係るペットフードは、任意の従来のペットフードをベースとしうる。ペットフードの組成に関する詳細については、例えば、WO03/047363から分かる。広範にわたるペットフードが入手可能であり、これらは、(a)完全食、(b)補助食、ならびに(c)スナック食およびトリート食に分類されうる。完全食は、長期間にわたり、単独栄養源として、水に加えて供給することが可能であり、動物に必要なエネルギーおよび栄養のすべて、ならびに目標の生理学的状態を提供するであろう。補助食は、通常、他の食物または食餌と組み合わせて供給されない限り、栄養およびエネルギーの要件がすべて満たされることを保証するのに十分なものではない。スナック食およびトリート食は、食欲増進剤であるか、または時々供給するためのものであり、補助用品とみなされる。しかしながら、毎日の食餌の一部を形成するように、または動物の健康の一翼を担うように意図された、多くの製品(例えば、デンタルチュー)が入手可能である。本発明では、デンタルチューは特に好適である。
【0014】
25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンD(以下、本発明に係る成分)は、1種以上の本発明に係る成分を含有する水溶液をフード組成物上に、組成物を十分に混合しながらスプレーすることにより、または、1種以上の本発明に係る成分を生地に添加することにより、従来のペットフード、例えばドライペットフード中に組込み可能である。本発明に係る成分は、例えば、同一時点で、さらにはプレミックスとして同時に、または、1回に1種の本発明に係る成分として、もしくはプレミックスとして連続的に、添加可能である。プレミックスは、最終組成物のその他の成分の1種以上を含有してもよい。
【実施例】
【0015】
以下の実施例により、本発明についてさらに具体的に説明する。
【0016】
(実施例1)
市販のドライドッグフード(D−50945ケルン私書箱510954のロイヤル・カナン・ゲーエムベーハー(Royal Canin GmbH,Postfach 510954,D−50945 Koeln)により供給されるイヌ用のロイヤル・カナン「マキシ・ジュニア」(Royal Canin “Maxi Junior”))に、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ロシュ・ビタミン(Roche Vitamins)により供給されるハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンを、最終フード組成物で、800IU/kgの25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および800IU/kgのビタミンDを提供するのに十分な量でスプレーする。
【0017】
(実施例2)
市販のドライドッグフード(D−50945ケルン私書箱510954のロイヤル・カナン・ゲーエムベーハー(Royal Canin GmbH,Postfach 510954,D−50945 Koeln)により供給されるイヌ用のロイヤル・カナン「マキシ・ジュニア」(Royal Canin “Maxi Junior”))を、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンと、最終フード組成物で、約500〜約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および500〜約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンDを提供するのに十分な量で混合し、その後、全ブレンドを調理する。約90重量%の乾物を含有するように、フード組成物を乾燥させる。
【0018】
(実施例3)
市販のドッグトリート食(独国47625ケフェレーア・ヴェッテンのマリーエンシュトラーセ80−84のメーラ・ティヤナールンク・ゲーエムベーハー(Mera Tiernahrung GmbH,Marienstrasse 80−84,47625Kevelaer−Wetten,Germany)により供給されるイヌ用のメーラ・ドッグ「ビスケット」(Mera Dog “Biscuit”))に、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンを、500〜約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および500〜約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンDにするのに十分な量でスプレーする。
【0019】
(実施例4)
市販のドライキャットフード(D−22113リービッヒシュトラーセ2−20のヒルズ・ペット・ニュートリション・ゲーエムベーハー(Hill’s Pet Nutrition GmbH,Liebigstrasse 2−20,D−22113)により供給されるネコ用のヒルズ・サイエンス・ダイエット「フィーライン・メンテナンス・ドライ」(Hill’s Science diet “Feline Maintenance dry”))に、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンを、500〜約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシコレカルシフェロール、および500〜約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンDを提供するのに十分な量でスプレーする。約90重量%の乾物を含有するように、フード組成物を乾燥させる。
【0020】
(実施例5)
市販のウェットキャットフード(D−22113リービッヒシュトラーセ2−20のヒルズ・ペット・ニュートリション・ゲーエムベーハー(Hill’s Pet Nutrition GmbH,Liebigstrasse 2−20,D−22113)により供給されるネコ用のヒルズ・サイエンス・ダイエット「フィーライン・メンテナンス・ウェット」(Hill’s Science diet “Feline Maintenance wet”))に、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンを、最終フード組成物で、500〜約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシ−ビタミンD、および500〜約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンDを提供するのに十分な量でスプレーし、その後、全ブレンドを調理する。約90重量%の乾物を含有するように、フード組成物を乾燥させる。
【0021】
(実施例6)
市販のキャットトリート食(独国27283フェルデン/アラーのアイツァー・シュトラーセ215のウィスカス,マスターフーズ・ゲーエムベーハー(Whiskas,Masterfoods GmbH,Eitzer Str.215,27283 Verden/Aller,Germany)により供給されるネコ用のウィスカス・デンタビッツ(Whiskas Dentabits))に、25−ヒドロキシコレカルシフェロール(例えば、ハイ・ディー(Hy・D)(登録商標)1.25%)およびビタミンDの水溶液またはディスパージョンを、最終フード組成物で、500〜約2000IU/kg(ドッグフード)の25−ヒドロキシ−ビタミンD、および500〜約2000IU/kg(ドッグフード)のビタミンDを提供するのに十分な量でスプレーし、その後、全着色物を押し出す。約90重量%の乾物を含有するように、フード組成物を乾燥させる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
約500〜約5000IU/kgの25−ヒドロキシコレカルシフェロールを含有するペットフード。
【請求項2】
25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの全量が5000IU/kg(フード)を超えないように、約500〜約5000IU/kgのビタミンDを追加的に含有する、請求項1に記載のペットフード。
【請求項3】
ドッグフードである、請求項1または2に記載のフード。
【請求項4】
大型種または超大型種のイヌ用のフードである、請求項3に記載のフード。
【請求項5】
ペット(特に、大型種または超大型種のイヌ)の骨軟骨症、変性関節炎、または関節症を治療または予防するための、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
ペット(特に、大型種または超大型種のイヌ)の関節疾患を治療または予防するためのフードまたは獣医学的組成物の製造における、25−ヒドロキシコレカルシフェロールの使用。
【請求項7】
25−ヒドロキシコレカルシフェロールがビタミンDと組み合わせて使用される、請求項6に記載の使用。
【請求項8】
前記関節疾患が骨軟骨症、変性関節炎、または関節症である、請求項6または7に記載の使用。
【請求項9】
ドッグフードの製造における、請求項6〜8のいずれか一項に記載の使用。
【請求項10】
前記ドッグフードが約500〜約5000IU/kgの25−ヒドロキシコレカルシフェロールを含有する、請求項9に記載の使用。
【請求項11】
25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDの全量が5000IU/kg(フード)を超えないように、前記ドッグフードが、約500〜約5000IU/kgの25−ヒドロキシコレカルシフェロールと、約500〜約5000IU/kgのビタミンDと、を含有する、請求項9に記載の使用。
【請求項12】
ペットの骨軟骨症を治療または予防する方法であって、そのような治療または予防を必要とするペットに、有効量の25−ヒドロキシコレカルシフェロールを投与することを含む方法。
【請求項13】
ペットの骨軟骨症を治療または予防する方法であって、そのような治療または予防を必要とするペットに、有効量の25−ヒドロキシコレカルシフェロールおよびビタミンDを投与することを含む方法。
【請求項14】
前記ペットが大型種または超大型種のイヌである、請求項12または13に記載の方法。
【請求項15】
約5〜約20IU/kg(体重)/日の25−ヒドロキシコレカルシフェロールが投与される、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
約5〜約20IU/kg(体重)/日の25−ヒドロキシコレカルシフェロールと、約5〜約20IU/kg(体重)/日のビタミンDと、が投与される、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。

【公表番号】特表2007−505637(P2007−505637A)
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−527307(P2006−527307)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【国際出願番号】PCT/EP2004/010236
【国際公開番号】WO2005/027650
【国際公開日】平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願人】(503220392)ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. (873)
【Fターム(参考)】