Notice: Undefined variable: fterm_desc_sub in /mnt/www/biblio_conv.php on line 353
ビニールハウスの出入口用ドア構造
説明

ビニールハウスの出入口用ドア構造

【課題】ビニールハウスの出入口の開口部を作成する作成面、例えば、妻面にその全面積のうちのより広い範囲を開口部として利用可能にすること。
【解決手段】ビニールハウス1の出入口を構成する方形開口部2と、方形開口部2の上辺に沿ってその内側に配した上部レール部3及び下辺に沿ってその内側に配した下部レール部4と、その間に配した回転ドア5a及び移動ドア5bからなる一対の折りたたみドア5、5と、各々の回転ドア5a、5aの上辺5a1を上部レール部3に結合する上部結合手段6及び回転ドア5a、5aの下辺5a2を下部レール部4に結合する下部結合手段7と、各々の移動ドア5b、5bの上辺5b1を上部レール部3に移動自在かつ回転自在に吊り下げる吊り下げ手段8及び移動ドア5b、5bの下辺5b2を下部レール部4に回転自在かつスライド自在に係合するスライド部材9とで構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農産物等の栽培のために使用されるビニールハウスの出入口用ドア構造、特にビニールハウスの妻面のサイズに比して開口部を広く構成することのできるビニールハウスの出入口用ドア構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のビニールハウスの出入口用ドア構造は、通常、引き戸構造又は観音開き戸構造に作成されている。
【0003】
特許文献1は、上記引き戸構造のドア構造の例であり、ビニールハウス用の下レール走行型引き戸装置に関するものである。これは、ビニールハウスの妻面に設けられた出入口を開閉する引き戸装置であって、その出入口の下縁に沿って下レールが設置され、設置される引き戸の下部には該下レールの上に載って転がる戸車が取り付けられ、該出入口の上縁に沿って、該引き戸の上部を拘束し案内するガイドレールが設置され、該引き戸の上部に該ガイドレールに低摩擦で当たるスライダーが取り付けられ、かつ該下レールは、該出入口の開口幅を中心として必要な長さ部分が着脱可能に構成されているところに特徴を有するものである。
【0004】
この特許文献1の引き戸装置によれば、下レール走行型であるため、躯体構造による引き戸の荷重負担が軽減され、その開閉動作時に生じる軋み音その他の騒音問題が解消できるとか、下レールのうち出入口の間口幅の範囲内の部分を着脱できるように構成してあるため、この開口部をトラクター等が通過する際に好都合である等の利点はあるが、このような引き戸装置では、ビニールハウスの妻面の一定範囲に開口部が限定され、十分な開口部の広さを確保できない。
【0005】
すなわち、引き戸は、開口部を開く際ためには、これを該開口部の側方にスライド移動させる必要があり、該開口部の側方に少なくとも該引き戸の幅と同一幅の退避スペースが必要である。従って同一レールの上に二枚の引き戸を配した場合は、開口部の両側に各々一枚分ずつの引き戸幅の退避スペースを必要とすることになり、ビニールハウスの妻面には、引き戸4枚分の幅があったとしても、二枚分の幅の開口部、すなわち、妻面の幅の半分の幅の開口部しか構成できないことになる。
【0006】
特許文献2は、ビニールハウス等のドア構造体であり、引き戸又は観音開き戸のいずれにも適用できるドア構造体に関するものである。これは、ビニールハウスなどの簡易構造物に使用するドア構造体において、シート止着溝を備えた縦枠材と横枠材とを各々のシート止着溝が共通の片面に向く配置で縦・横に組み合わせ、接合部を緊結して矩形状のドア外周枠に形成し、前記外周枠の面内に同じくシート止着溝を備えた縦桟と横桟とを各々のシート止着溝を外周枠と同じ向きに配置し、かつ十字形状に交差させて組み込み、相互の接合部を緊結すると共に外周枠との接合部も緊結し、前記の各シート止着溝を利用して外周枠の枠面を遮蔽する被覆シートを止着可能であるように構成したものである。
【0007】
この特許文献2のドア構造体は、ビニールハウス等の開口部に引き戸又は観音開き戸のいずれにも適用できるとされており、そのように使用した場合に、該ドア構造体は外周枠の内側に十字状に縦桟及び横桟を配して田の字形に構成してあるので、ボルトで緊結したピン構造であっても、構造的に外力による変形に強く抵抗する拘束リンク構造であるから変形の懸念は殆どないとされる。そしてその点は確かであると思われるが、このドア構造体も、前記特許文献1のドア構造体と同様に、引き戸として用いられた場合は、該特許文献1の場合と全く同様の問題があり、該ドア構造体を配する開口部の側方に該ドア構造体の幅と同一幅の退避スペースを必要とする。それ故、開口部を十分に広く構成できない問題がある。
【0008】
観音開き戸として用いる場合は、側方に該ドア構造体の退避スペースを必要とすることはないが、その幅を通常のドアの幅以上に広げることは、ヒンジ部や躯体構造の強度の問題や開閉操作上の問題があり、容易にはできない。それ故、やはり開口部を十分に広く構成することはできない、といわざるを得ない。
【0009】
特許文献3は簡易温室の半自動開ドア装置である。これは、簡易温室の出入り口の引き戸を開く半自動開ドア装置であって、駆動パイプの上端部が引き戸より上方の温室構成材に回転自在に連結されて吊り下げられ、駆動パイプの下端部にガイドローラが取り付けられ、前記ガイドローラは、引き戸の縦材に取り付けられたガイドレール材に沿って移動可能に組み合わされていること、前記駆動パイプの下方寄り位置に駆動用バネの一端が連結され、その他端は前記駆動用バネが引き戸を全開位置まで移動させる自開力を働く角度で温室構成材に止着されていること、引き戸を全閉位置に止めるストッパー機構、及び前記ストッパー機構を開放させる開制御手段が設置されていることによって構成される簡易温室の半自動開ドア装置である。
【0010】
特許文献3の簡易温室の半自動開ドア装置によれば、開制御手段の簡単な操作、例えば、足踏みペダル機構や押しレバー機構等の足踏みやレバー操作等の簡単な操作で引き戸を全開状態に開くことができる利点があることは確かであるが、引き戸という観点では、前記特許文献1の引き戸と少しも変わるところがない。やはり同様に開口部をその設置領域の中に十分に広く構成することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開平11−243790号公報
【特許文献2】実用新案登録第3110721号公報
【特許文献3】特開2010−19041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解決し、ビニールハウスの出入口の構成領域、例えば、妻面にその全面積に対して大きな割合の開口部を出入口として利用可能なビニールハウスの出入口用ドア構造を提供することを解決の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の1は、ビニールハウスの出入口を構成する方形開口部と、
前記方形開口部の上辺に沿ってその室内側に配した上部レール部及び下辺に沿ってその室内側に配した下部レール部であって、各々の両端を該方形開口部の両側辺を越えて延長した上部レール部及び下部レール部と、
前記上部レール部及び下部レール部の間に配された回転ドア及びこれにヒンジで折りたたみ自在に結合した移動ドアからなる折りたたみドアと、
前記折りたたみドアの回転ドアを、その横幅方向の途中で回転自在に前記上部レール部及び前記下部レール部に結合すべく、該回転ドアの上辺の幅方向の途中の位置に配した上部結合手段及び該回転ドアの下辺の該上部結合手段に上下対応する位置に配した下部結合手段であって、該上部レール部の前記方形開口部の一方の側辺に近接する位置に結合した上部結合手段及び該下部レール部の該上部結合手段と上下対応する位置に結合した下部結合手段と、
前記折りたたみドアの移動ドアの上辺を、前記上部レール部に回転自在かつ移動自在に吊り下げる、前記上部結合手段と該移動ドア及び前記回転ドアの中間部の仮想縦線を対称軸として左右対称となる位置関係でかつ閉状態で前記方形開口部の他方の側辺に近接する位置に配した吊り下げ手段、並びに該折りたたみドアの移動ドアの下辺を、前記下部レール部に回転自在かつ摺動移動自在に係合する、前記吊り下げ手段と上下対応する位置関係で配したスライド部材と、
で構成したビニールハウスの出入口用ドア構造である。
【0014】
本発明の2は、本発明の1のビニールハウスの出入口用ドア構造において、
前記上部レール部は、開口部を下向きにしたリップ溝形材(C形材)で、前記下部レール部は、開口部を上向きにしたリップ溝形材(C形材)で、それぞれ構成し、
前記上部結合手段は、前記回転ドアの上辺に回転自在に結合した結合軸と、前記上部レール部のリップ部内面にその両側端を当接状態とするべく下向き開口状態に配した溝形材であって、その中央部に貫通状態に該結合軸の上部途中を螺合しかつ該結合軸の上端を該上部レール部の上部内面に突っ張り状態に圧接することで、両側端を該上部レール部のリップ部内面に圧接状態とした溝形材と、で構成し、
更に前記下部結合手段は、前記回転ドアの下辺に回転自在に結合した結合軸と、前記下部レール部のリップ部内面にその両側端を当接状態とするべく上向き開口状態に配した溝形材であって、その中央部に貫通状態に該結合軸の下部途中を螺合しかつ該結合軸の下端を該下部レール部の下部内面に突っ張り状態に圧接することで、両側端を該下部レール部のリップ部内面に圧接状態とした溝形材と、で構成したものである。
【0015】
本発明の3は、本発明の2のビニールハウスの出入口用ドア構造において、
前記吊り下げ手段は、前記移動ドアの上辺に回転自在に結合した軸部材と、該軸部材に直交する向きに取り付けた車軸と、該車軸の両端に回転自在に配した車輪部材であって、前記上部レール部のリップ部内面上に各々転動自在に配置した車輪部材と、で構成し、
前記スライド部材は、前記移動ドアの下辺に回転自在に結合した軸部材と、該軸部材の下部に結合した摺動部材であって、前記下部レール部の両側のリップ部間に摺動自在に配置した摺動部材と、で構成したものである。
【0016】
本発明の4は、ビニールハウスの出入口を構成する方形開口部と、
前記方形開口部の上辺に沿ってその室内側に配した上部レール部及び下辺に沿ってその室内側に配した下部レール部であって、各々の両端を該方形開口部の両側辺を越えて延長した上部レール部及び下部レール部と、
前記上部レール部及び下部レール部の間に配された回転ドア及びこれにヒンジで折りたたみ自在に結合した移動ドアからなる一対の折りたたみドアであって、相互に左右対称に構成した一対の折りたたみドアと、
前記一対の折りたたみドアの各回転ドアを、その横幅方向の途中で回転自在に前記上部レール部及び前記下部レール部に結合すべく、該各回転ドアの上辺の幅方向の途中の位置に配した上部結合手段及び該回転ドアの下辺の該上部結合手段に上下対応する位置に配した下部結合手段であって、各々該上部レール部の前記方形開口部の対応する側辺に近接する開口部内の位置に結合した上部結合手段及び該下部レール部の該上部結合手段と上下対応する位置に結合した下部結合手段と、
前記一対の折りたたみドアの各移動ドアの上辺を、前記上部レール部に移動自在かつ回転自在に吊り下げる、各々対応する回転ドアの上部結合手段と該移動ドア及び該対応する回転ドアの中間部の仮想縦線を対称軸として左右対称となる位置関係で配した吊り下げ手段、並びに該一対の折りたたみドアの各移動ドアの下辺を、前記下部レール部に各々移動自在及び回転自在に係合する、各々対応する吊り下げ手段と上下対応する位置関係で配したスライド部材と、
で構成したビニールハウスの出入口用ドア構造である。
【発明の効果】
【0017】
本発明の1のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、例えば、ビニールハウスの妻面等にこれを適用した場合は、その両側に極めて狭い壁面を残す程度で、その大部分を開口部とする非常に広い出入口を構成することができる。更に該出入口を構成する方形開口部の両側壁に折りたたみドアの回転ドアの一部及び移動ドアの一部が重なり合うことになるので、出入口を閉じた場合にその閉状態が確実なものとなる。
【0018】
本発明の1のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、ドア部材が、回転ドアとこれにヒンジで結合した移動ドアからなる折りたたみドアを採用したため、この出入口を開く場合は、回転ドア側を回転させ、該回転ドアを該出入口の対応する側辺に近接する位置で妻面と直交する向きにし、移動ドアは、同時に、該回転ドア側に移動させながら逆回転させ、該回転ドアと平行な状態とする。こうして全開状態となる。
【0019】
このように出入口を開く際に、ドア部材が折りたたみドアであるため、出入口を構成する方形開口部の側方に引き戸のようにドアを退避させる退避スペースを必要としない。それ故、引き戸ではそのような退避スペースとなる部分を出入口用の開口部に含めることができることとなり、出入口を十分に大きくすることができる。また観音開き戸の場合は、操作性の観点、或いは躯体構造によるその支持の観点から、その一枚の戸の横巾を極端に大きくすることはできないが、本発明の1のビニールハウスの出入口のドア構造によれば、折りたたみドアを採用したものであるため、それより二倍程度の幅に構成することが可能になり、広い出入り口を構成することが可能となる。
【0020】
また本発明の1のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、出入口を全閉状態とした場合に、その方形開口部の両側部で回転ドアの一部及び移動ドアの一部が、該方形開口部の両側の壁面と重なり合うため、該出入口における密閉性が良好となる。
【0021】
本発明の2のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、上部レール部及び下部レール部、並びに上部結合手段及び下部結合手段を簡単かつ確実に構成することができる。
【0022】
本発明の3のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、吊り下げ部材及びスライド部材を簡単かつ確実に構成することができる。
【0023】
本発明の4のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、本発明の1のビニールハウスの出入口用ドア構造と同様の理由で、これを適用するビニールハウスの面により広い開口部を構成することができる。また該出入口を構成する方形開口部の両側壁に一対の折りたたみドアの両回転ドアの一部が重なり合うことになるので、出入口を閉じた場合にその密閉性がより確実なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】実施例1のビニールハウスの出入口のドア構造の正面説明図。
【図2】(a)は実施例1のビニールハウスの出入口のドア構造の閉じた状態の平面説明図、(b)は開く途中の平面説明図、(c)は全開状態の平面説明図。
【図3】(a)は実施例1のビニールハウスの出入口のドア構造における回転ドアとその上部結合手段及び下部結合手段を示す一部切欠断面説明図、(b)は実施例1のビニールハウスの出入口のドア構造における移動ドアとその吊り下げ手段及びスライド部材を示す一部切欠断面説明図。
【図4】実施例2のビニールハウスの出入口のドア構造の正面説明図。
【図5】実施例2のビニールハウスの出入口のドア構造の全閉状態及びの全開状態の平面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明のビニールハウスの出入口のドア構造を実施するための形態を実施例に基づいて詳細に説明する。
【0026】
<実施例1>
この実施例1のビニールハウスの出入口用ドア構造は、図1〜図3に示すように、基本的に、ビニールハウス1の出入口を構成する方形開口部2と、該方形開口部2の上辺に沿ってその内側に配した上部レール部3及び下辺に沿ってその内側に配した下部レール部4と、該上部レール部3及び該下部レール部4の間に配した各回転ドア5a及び移動ドア5bからなる一対の折りたたみドア5、5と、各々の回転ドア5a、5aの上辺5a1を該上部レール部3に結合する上部結合手段6及び該回転ドア5a、5aの下辺5a2を該下部レール部4に結合する下部結合手段7と、各々の移動ドア5b、5bの上辺5b1を上部レール部3に移動自在かつ回転自在に吊り下げる吊り下げ手段8及び該移動ドア5b、5bの下辺5b2を該下部レール部4に回転自在かつスライド自在に係合するスライド部材9とで構成したものである。
【0027】
この実施例1の適用対象であるビニールハウス1は、農業用又は園芸用等のそれであり、特定の構造等に限定されない。
【0028】
前記出入口を構成する方形開口部2は、直立する平面であれば、ビニールハウス1の側面又は妻面のいずれの部位であっても構成することは可能である。多くの場合は、妻面に構成するのが、実用上も、その部位の全面が直立する平面であるという意味で、構成上も、都合がよい。この実施例1では、図1に示すように、ビニールハウス1の妻面の出入口に適用したものである。なお、またこの実施例1では、該方形開口部2の両側辺は、支柱1a、1aで構成し、その上辺及び下辺は同様の金属長尺部材で構成したが、これらは、それぞれ前記上部レール部3及び下部レール部4の前側に位置し、相互に重なり合うので分かりやすくする観点で省略してある。
【0029】
前記上部レール部3及び前記下部レール部4は、この実施例1では、いずれもリップ溝形材、すなわち、特に図3(a)、(b)に示すように、リップ溝形鋼と同様の断面形状を有する金属長尺部材を採用し、該上部レール部3は、これを、リップ間の開口部を下向きにして配して構成し、該下部レール部4は、これを、リップ間の開口部を上向きにして配して構成したものである。また該上部レール部3及び該下部レール部4の両端は、いずれも前記方形開口部2の側辺を越えて延長したものであり、この実施例1では、図1に示すように、ビニールハウス1の側部まで延長してある。さらにまた、前記したように、該上部レール部3及び該下部レール部4は、いずれも出入口を構成する方形開口部2の直近の内側(室内側)に配してあるものである。
【0030】
なお、該上部レール部3及び該下部レール部4を構成する部材に関しては、前記リップ溝形材に限定されるものではなく、自由に種々の構成の長尺部材を採用することができる。またその材質もそれぞれの機能を発揮するために十分な強度等を有するものであれば、自由に採用することができる。通常は、アルミニウム合金等が必要な強度を確保できると共に軽量であるために好都合である。
【0031】
前記一対の折りたたみドア5、5は、図1に示すように、前記上部レール部3及び前記下部レール部4の間に、前記方形開口部2の横巾方向の中心となる仮装縦線を対称軸として相互に左右対称となるように構成する。また同図に示すように、該一対の折りたたみドア5、5で、該方形開口部2を全閉状態に閉じた状態で、各々の回転ドア5a、5aの外側部が該方形開口部2の側方の壁面の背後に重畳する状態になるように、該一対の折りたたみドア5、5の寸法を設定し、かつ配置する。
【0032】
以上の各折りたたみドア5は、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、長方形の回転ドア5aと同様に長方形の移動ドア5bとからなり、それぞれその骨格構造は、長方形の辺に沿った金属製の枠体とその上下方向の中間に配した金属製の横桟とで構成し、これにビニールシートを施して構成したものである。該回転ドア5aと該移動ドア5bの形状寸法は全く同様である。そして各折りたたみドア5、5は、図1及び図2(a)〜(c)に示すように、ビニールハウス1の出入口の左側に配するそれは、左側に回転ドア5aを、右側に移動ドア5bを、それぞれ配置し、出入口の右側に配置するそれは、左側に移動ドア5bを、右側に回転ドア5aを、それぞれ配置し、両折りたたみドア5、5を、図2(a)に示すように、直線的に並べ、突き合わせ状態となっている回転ドア5aと移動ドア5bの相互の側辺をヒンジhで、図2(b)、(c)に示すように、ビニールハウス1の外側に向かって突き出し折曲可能になるように接続する。
【0033】
前記上部結合手段6は、折りたたみドア5、5の全閉状態で、前記方形開口部2の側辺に近接するその内側に対応する回転ドア5aの上辺5a1の部位と上部レール部3の対応する部位との間に構成する。前記下部結合手段7は、該回転ドア5aの下辺5a2と下部レール部4との間に、上部結合手段6と上下対応させて構成する。
【0034】
該上部結合手段6は、図3(a)に示すように、前記回転ドア5aの上辺5a1の前記対応する部位に回転自在に結合した結合軸6aと、前記上部レール部3のリップ部3a、3a内面にその両側端を当接状態とするべく下向き開口状態に配した溝形材6bとで構成する。該結合軸6aは、その上部途中を該溝形材6bの中央の雌ネジ部に貫通状態に螺合し、かつその上端を該上部レール部3の上部内面3bに突っ張り状態に圧接することで、該溝形材6bの両側端を該上部レール部3のリップ部3a、3a内面に圧接状態とし、両者で相まって該結合軸6aを上部レール部3に固設状態とする。
【0035】
該結合軸6aの下部は、前記のように、前記回転ドア5aの上辺5a1の前記対応する部位に回転自在に結合してあるが、この回転自在な結合は、図3(a)に示すように、該回転ドア5aの上辺5a1である金属角筒部材に開口した貫通孔に該結合軸6aの下部を回転自在に貫通させ、該結合軸6aの該貫通孔の上下の位置に若干の余裕を持たせてナット部材を螺合し、かつ該各ナット部材には回転止めを施して構成したものである。
【0036】
該下部結合手段7は、図3(a)に示すように、前記回転ドア5aの下辺5a2の前記対応する部位に回転自在に結合した結合軸7aと、前記下部レール部4のリップ部4a、4a内面にその両側端を当接状態とするべく上向き開口状態に配した溝形材7bとで構成する。該結合軸7aは、その下部途中を該溝形材7bの中央の雌ネジ部に貫通状態に螺合し、かつその下端を該下部レール部4の下部内面4bに突っ張り状態に圧接することで、該溝形材7bの両側端を該下部レール部4のリップ部4a、4a内面に圧接状態とし、両者で相まって該結合軸7aを下部レール部4に固設状態とする。
【0037】
該結合軸7aの上部は、前記のように、前記回転ドア5aの下辺5a2の前記対応する部位に回転自在に結合してあるが、この回転自在な結合は、図3(a)に示すように、該回転ドア5aの下辺5a2である金属角筒部材に開口した貫通孔に該結合軸7aの上部を回転自在に貫通させ、該結合軸7aの該貫通孔の上下の位置に若干の余裕を持たせてナット部材を螺合し、かつ該各ナット部材には回転止めを施して構成したものである。
【0038】
前記吊り下げ手段8は、前記のように、上部レール部3と移動ドア5bの上辺5b1との間に配するものであるが、この吊り下げ手段8は、折りたたみドア5を構成する回転ドア5aと移動ドア5bとの横方向中間の仮装縦線を対称軸として、回転ドア5aの上部結合手段6と対称となる部位に構成するものである。前記スライド部材9は、前記のように、下部レール部4と移動ドア5bの下辺5b2との間に配するものであるが、このスライド部材9は、それらの間のうち、前記吊り下げ手段8と上下対応する部位に構成するものである。
【0039】
また前記吊り下げ手段8は、図3(b)に示すように、前記移動ドア5bの上辺5b1の対応する部位に回転自在に結合した軸部材8aと、該軸部材8aの上部に直交する向きに取り付けた車軸8bと、該車軸8bの両端に回転自在に配し、かつ前記上部レール部3のリップ部3a、3a内面上に各々配置した車輪部材8c、8cとで構成したものである。
【0040】
前記軸部材8aの下部は、前記のように、該移動ドア5bの上辺5b1の前記対応する部位に回転自在に結合してあるが、この回転自在な結合は、図3(b)に示すように、該移動ドア5bの上辺5b1である金属角筒部材に開口した貫通孔に該軸部材8aの下部を回転自在に貫通させ、該軸部材8aの該貫通孔の直下に拡大頭部を位置させ、該貫通孔の直上の位置に若干の余裕を持たせてナット部材を螺合し、かつ該ナット部材には回転止めを施して構成したものである。
【0041】
また前記スライド部材9は、図3(b)に示すように、前記移動ドア5bの下辺5b2の前記対応する部位に回転自在に結合した軸部材9aと、該軸部材9aの下部に結合した、前記下部レール部4の両側のリップ部4a、4a間に位置する摺動部材9bとで構成したものである。
【0042】
前記軸部材9aの回転自在な結合は、図3(b)に示すように、該移動ドア5bの下辺5b2である金属角筒部材に開口した貫通孔に該軸部材9aの上部を回転自在に貫通させ、該軸部材9aの該貫通孔の直上に拡大頭部を位置させ、該貫通孔の直下の位置に若干の余裕を持たせてナット部材を螺合し、かつ該ナット部材には回転止めを施して構成したものである。
【0043】
この実施例1のビニールハウスの出入口用ドア構造は、ビニールハウス1の妻面の出入口に適用したものであり、図1に示すように、該出入口を構成する方形開口部2の両側に極めて狭い壁面を残す程度で、大部分を開口部とする非常に広い出入口を構成することができたものである。更に出入口を閉じた場合には、該出入口を構成する方形開口部2の両側壁に折りたたみドア5、5の回転ドア5a、5aの一部が重なり合うことになるので、該出入口を全閉状態にした場合にその閉状態の密閉性が高いものとなる。
【0044】
この実施例1のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、ドア部材として、それぞれ回転ドア5aとこれにヒンジhで結合した移動ドア5bからなる折りたたみドア5、5を採用したものであるため、この出入口を開く場合は、図2(a)〜(c)に示すように、それぞれ回転ドア5a、5a側を外側に向かって回転させ、これによって、該回転ドア5a、5aを各々該出入口の方形開口部2の対応する側辺に近接する位置で妻面と直交する向きにし、各移動ドア5b、5bは、このとき同時に、前記上部レール部3及び前記下部レール部4に沿って、該回転ドア5a、5a側に移動させながら逆回転させ、該回転ドア5a、5aと平行な状態にまで移行させる。
【0045】
該回転ドア5a、5aの上記の回転は、各々前記上部結合手段6の結合軸6a及び下部結合手段7の結合軸7aを中心として行われ、該移動ドア5b、5bの上記の移動動作は、各々前記吊り下げ手段8の車輪部材8c、8cの上部レール部3におけるリップ部3a、3a上の転動移動動作及びスライド部材9の摺動部材9bの下部レール部4におけるリップ部4a、4a間のスライド移動動作によってスムーズに行われる。こうして図3(c)に示す全開状態となる。
【0046】
このように出入口を開く際に、ドア部材が一対の折りたたみドア5、5からなるものであるため、出入口を構成する方形開口部2の側方に引き戸のようにドア部材を退避させる退避スペースを必要としない。それ故、ドア部材が引き戸である場合はそのような退避スペースとなる部分を出入口用の開口部に含めることができることとなり、出入口を大きく構成することができることになる。またドア部材が観音開き戸の場合は、操作性の観点、或いは躯体構造による該ドア部材の支持の観点から、その一枚の戸の横巾を極端に大きくすることはできないが、この実施例1のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、一対の折りたたみドア5、5を採用したものであるため、それより二倍程度の幅に構成することが可能になり、広い出入り口を構成可能となっているものである。
【0047】
更に出入口を構成する方形開口部2への一対の折りたたみドア5、5の取付方との関係で、前記のように、その出入口を閉じた場合は、その密閉性が高くなり、開く場合にも不都合を生じない。
【0048】
<実施例2>
実施例2のビニールハウスの出入口のドア構造は、図4及び図5に示すように、実施例1の出入口が一対の折りたたみドア5、5で構成してあるのに対して、一つの折りたたみドア5で構成してあるものである。それ以外は実施例1と同様である。
【0049】
なお、前記図4及び図5中では、実施例1と同一構成の部分に関しては同一の符号が付してある。実施例1と同一の部分は簡略に説明し、異なる部分に関してのみ詳しく説明する。
【0050】
この実施例2のビニールハウスの出入口のドア構造は、図4及び図5に示すように、基本的に、ビニールハウス11の出入口を構成する方形開口部12と、該方形開口部12の上辺に沿ってその室内側に配した上部レール部13及び下辺に沿ってその室内側に配した下部レール部14と、該上部レール部13及び該下部レール部14の間に配した各回転ドア5a及び移動ドア5bからなる折りたたみドア5と、該回転ドア5aの上辺5a1を該上部レール部13に結合する上部結合手段6及び該回転ドア5aの下辺5a2を該下部レール部14に結合する下部結合手段7と、該移動ドア5bの上辺5b1を上部レール部13に移動自在かつ回転自在に吊り下げる吊り下げ手段8及び該移動ドア5bの下辺5b2を該下部レール部14に回転自在かつスライド自在に係合するスライド部材9とで構成したものである。
【0051】
この実施例2の適用対象であるビニールハウス11は、これも農業用又は園芸用等のそれであり、特定の構造等に限定されない。
【0052】
前記出入口を構成する方形開口部12は、これも、直立する平面であれば、ビニールハウス11の側面又は妻面のいずれの部位であっても構成することは可能である。多くの場合は、妻面に構成するのが、実用上も、その部位の全面が直立する平面であるという意味で、構成上も都合がよい。この実施例2では、図4に示すように、ビニールハウス11の妻面の出入口に適用したものである。
【0053】
前記上部レール部13及び前記下部レール部14は、この実施例2では、ビニールハウス11が実施例1のそれより小型であり、それ故、それらの長さが実施例1の上部レール部3及び前記下部レール部4よりそれぞれ短いが、それを除けば、実施例1のそれらと全く同様である。また該上部レール部13及び該下部レール部14の両端は、実施例1のそれらと同様に、いずれも前記方形開口部12の側辺を越えて延長したものであり、図4に示すように、ビニールハウス11の側部まで延長してある。さらにまた、前記したように、該上部レール部13及び該下部レール部14は、いずれも出入口を構成する方形開口部12の直近の室内側に配してあるものである。
【0054】
なお、該上部レール部13及び該下部レール部14を構成する部材に関しては、実施例1のそれらと同様に、前記リップ溝形材に限定されるものではなく、自由に種々の構成の長尺部材を採用することができる。またその材質もそれぞれの機能を発揮するために十分な強度等を有するものであれば、自由に採用することができる。通常は、アルミニウム合金等が必要な強度を確保できると共に軽量であるために好都合である。
【0055】
前記折りたたみドア5は、図4に示すように、前記上部レール部13及び前記下部レール部14の間に配する。また同図に示すように、該折りたたみドア5は、これを広げて該方形開口部12を全閉状態に閉じた状態で、その回転ドア5aの非結合部側の側部が該方形開口部12の一方の側辺の外方壁面の背後に重畳する状態になり、かつその移動ドア5bの非結合部側が該方形開口部12の他方の側辺の外方壁面の背後側に重畳する状態になるように、配置する。
【0056】
該折りたたみドア5の構成は、実施例1のそれと全く同様である。
また前記上部結合手段6は、その構成及びその設置部位も実施例1のそれと全く同様である。更にまた前記下部結合手段7も、その構成及びその設置部位も実施例1のそれと全く同様である。
【0057】
前記吊り下げ手段8は、上部レール部13と移動ドア5bの上辺5b1との間に配するものであるが、この吊り下げ手段8は、実施例1のそれと同様に、折りたたみドア5を構成する回転ドア5aと移動ドア5bとの横方向中間の仮装縦線を対称軸として、回転ドア5aの上部結合手段6と対称となる部位に構成するものである。また同時にこのこの吊り下げ手段8は、前記方形開口部12の横幅方向中間の仮想縦線を対称軸として、該回転ドア5aの上部結合手段6と対称となる部位に構成するものでもある。前記スライド部材9は、前記のように、下部レール部4と移動ドア5bの下辺5b2との間に配するものであるが、このスライド部材9は、それらの間のうち、前記吊り下げ手段8と上下対応する位置に構成するものである。
【0058】
また前記吊り下げ手段8の構成は、実施例1のそれと全く同様である。前記スライド部材9の構成も実施例1のそれと全く同様である。
【0059】
この実施例2のビニールハウスの出入口のドア構造は、実施例1と同様に、しかし少し小型のビニールハウス11の妻面の出入口に適用したものであり、図4に示すように、該出入口を構成する方形開口部12の両側に極めて狭い壁面を残す程度で、大部分を開口部とする非常に広い出入口を構成することができたものである。すなわち、妻面の面積に比して大きな出入口を構成することができたものである。更に該出入口を構成する方形開口部12の一側の壁面に折りたたみドア5の回転ドア5aの一部が重なり合い、他側の壁面に折りたたみドア5の移動ドア5bの側部が重なり合うことになるので、出入口を全閉状態にした場合にその密閉性がより高いものとなる。こうしてビニールハウス11をほぼ完全に閉じることができることになる。
【0060】
この実施例2のビニールハウスの出入口用ドア構造によれば、ドア部材として、回転ドア5aとこれにヒンジhで結合した移動ドア5bからなる折りたたみドア5を採用したものであるため、この出入口を開く場合は、図5に実線及び一点鎖線で示すように、回転ドア5a側を外側に向かって回転させ、これによって、該回転ドア5aを該出入口の方形開口部12の対応する側辺に近接する位置で妻面と直交する向きにし、このとき、移動ドア5bは、同時に、前記上部レール部13及び下部レール部14に沿って、該回転ドア5a側に移動させながら逆回転させることにより、該回転ドア5aと平行な状態になるようにさせる。こうして同図中の一点鎖線に示す全開状態となる。
【0061】
このように出入口を開く際に、ドア部材が折りたたみドア5からなるものであるため、実施例1に関して説明したように、広い出入り口を構成可能となっているものである。また出入口を構成する方形開口部12への折りたたみドア5の取付方の関係で、その出入口を閉じた場合は、その密閉性が高くなり、開く場合にも不都合を生じない。
【産業上の利用可能性】
【0062】
ビニールハウスの製造の分野で有用に利用することができる。
【符号の説明】
【0063】
1 ビニールハウス
1a 方形開口部の支柱
2 方形開口部
3 上部レール部
3a 上部レール部のリップ部
3b 上部レール部の上部内面
4 下部レール部
4a 下部レール部のリップ部
4b 下部レール部の下部内面
5 折りたたみドア
5a 回転ドア
5a1 回転ドアの上辺
5a2 該回転ドアの下辺
5b 移動ドア
5b1 移動ドアの上辺
5b2 移動ドアの下辺
6 上部結合手段
6a 結合軸
6b 溝形材
7 下部結合手段
7a 結合軸
7b 溝形材
8 吊り下げ手段
8a 軸部材
8b 車軸
8c 車輪部材
9 スライド部材
9a 軸部材
9b 摺動部材
11 ビニールハウス
12 方形開口部
13 上部レール部
14 下部レール部
h ヒンジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビニールハウスの出入口を構成する方形開口部と、
前記方形開口部の上辺に沿ってその室内側に配した上部レール部及び下辺に沿ってその室内側に配した下部レール部であって、各々の両端を該方形開口部の両側辺を越えて延長した上部レール部及び下部レール部と、
前記上部レール部及び下部レール部の間に配された回転ドア及びこれにヒンジで折りたたみ自在に結合した移動ドアからなる折りたたみドアと、
前記折りたたみドアの回転ドアを、その横幅方向の途中で回転自在に前記上部レール部及び前記下部レール部に結合すべく、該回転ドアの上辺の幅方向の途中の位置に配した上部結合手段及び該回転ドアの下辺の該上部結合手段に上下対応する位置に配した下部結合手段であって、該上部レール部の前記方形開口部の一方の側辺に近接する位置に結合した上部結合手段及び該下部レール部の該上部結合手段と上下対応する位置に結合した下部結合手段と、
前記折りたたみドアの移動ドアの上辺を、前記上部レール部に回転自在かつ移動自在に吊り下げる、前記上部結合手段と該移動ドア及び前記回転ドアの中間部の仮想縦線を対称軸として左右対称となる位置関係でかつ閉状態で前記方形開口部の他方の側辺に近接する位置に配した吊り下げ手段、並びに該折りたたみドアの移動ドアの下辺を、前記下部レール部に回転自在かつ摺動移動自在に係合する、前記吊り下げ手段と上下対応する位置関係で配したスライド部材と、
で構成したビニールハウスの出入口用ドア構造。
【請求項2】
前記上部レール部は、開口部を下向きにしたリップ溝形材(C形材)で、前記下部レール部は、開口部を上向きにしたリップ溝形材(C形材)で、それぞれ構成し、
前記上部結合手段は、前記回転ドアの上辺に回転自在に結合した結合軸と、前記上部レール部のリップ部内面にその両側端を当接状態とするべく下向き開口状態に配した溝形材であって、その中央部に貫通状態に該結合軸の上部途中を螺合しかつ該結合軸の上端を該上部レール部の上部内面に突っ張り状態に圧接することで、両側端を該上部レール部のリップ部内面に圧接状態とした溝形材と、で構成し、
更に前記下部結合手段は、前記回転ドアの下辺に回転自在に結合した結合軸と、前記下部レール部のリップ部内面にその両側端を当接状態とするべく上向き開口状態に配した溝形材であって、その中央部に貫通状態に該結合軸の下部途中を螺合しかつ該結合軸の下端を該下部レール部の下部内面に突っ張り状態に圧接することで、両側端を該下部レール部のリップ部内面に圧接状態とした溝形材と、で構成した請求項1のビニールハウスの出入口用ドア構造。
【請求項3】
前記吊り下げ手段は、前記移動ドアの上辺に回転自在に結合した軸部材と、該軸部材に直交する向きに取り付けた車軸と、該車軸の両端に回転自在に配した車輪部材であって、前記上部レール部のリップ部内面上に各々転動自在に配置した車輪部材と、で構成し、
前記スライド部材は、前記移動ドアの下辺に回転自在に結合した軸部材と、該軸部材の下部に結合した摺動部材であって、前記下部レール部の両側のリップ部間に摺動自在に配置した摺動部材と、で構成した請求項2のビニールハウスの出入口用ドア構造。
【請求項4】
ビニールハウスの出入口を構成する方形開口部と、
前記方形開口部の上辺に沿ってその室内側に配した上部レール部及び下辺に沿ってその室内側に配した下部レール部であって、各々の両端を該方形開口部の両側辺を越えて延長した上部レール部及び下部レール部と、
前記上部レール部及び下部レール部の間に配された回転ドア及びこれにヒンジで折りたたみ自在に結合した移動ドアからなる一対の折りたたみドアであって、相互に左右対称に構成した一対の折りたたみドアと、
前記一対の折りたたみドアの各回転ドアを、その横幅方向の途中で回転自在に前記上部レール部及び前記下部レール部に結合すべく、該各回転ドアの上辺の幅方向の途中の位置に配した上部結合手段及び該回転ドアの下辺の該上部結合手段に上下対応する位置に配した下部結合手段であって、各々該上部レール部の前記方形開口部の対応する側辺に近接する開口部内の位置に結合した上部結合手段及び該下部レール部の該上部結合手段と上下対応する位置に結合した下部結合手段と、
前記一対の折りたたみドアの各移動ドアの上辺を、前記上部レール部に移動自在かつ回転自在に吊り下げる、各々対応する回転ドアの上部結合手段と該移動ドア及び該対応する回転ドアの中間部の仮想縦線を対称軸として左右対称となる位置関係で配した吊り下げ手段、並びに該一対の折りたたみドアの各移動ドアの下辺を、前記下部レール部に各々移動自在及び回転自在に係合する、各々対応する吊り下げ手段と上下対応する位置関係で配したスライド部材と、
で構成したビニールハウスの出入口用ドア構造。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−228220(P2012−228220A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−99510(P2011−99510)
【出願日】平成23年4月27日(2011.4.27)
【出願人】(510005247)前田工業株式会社 (2)
【Fターム(参考)】