説明

ビニールハウスの骨組み。

【課題】設置の際も軽量なので容易であり、撤去後もリサイクル可能なため環境にも優しい農業用や園芸用のビニルハウス骨組みを提供する。
【解決手段】 PETボトルの材料であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂を用いて形成しビニールハウスの骨組みに使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビニールハウスの骨組みに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のビニールハウスの骨組みは鉄骨、鉄管、スチール、プラスチックなどがある。(例えば、特許文献1〜3参照)
【特許文献1】特許公開2002−119145号広報
【特許文献2】特許公開6−125662号広報
【特許文献3】特許公開2004−81184号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の特許文献1〜3で記載したような従来のビニールハウス骨組み素材は自然災害などによる変形や倒壊に非常に弱く災害後の復旧は交換しか方法が無かった。交換するにしても経費がかかりリスクが大きい。また重量もあるため交換や施工なども重労働で安易ではない。従来品は老朽化又は自然災害により腐ったり曲がったりして使用不可能になれば回収されず放置されたままで環境にも悪い。強度を高める方法として柱を強化したり骨組みを太くするなどがあるが経費が掛かるため一般農家には普及しがたい。農業経営者の高齢化に伴い、重労働である作業を軽減させ設置も容易にする。本発明は設置の際も軽量なので容易であり撤去後もリサイクル可能なため環境にも優しい。本当の意味で自然災害に強く、環境に優しく、経費も安く、重労働ではない事を課題とする。
【0004】
本発明は製品素材がもつ特徴を生かし自然災害に強く、コスト削減、軽量、リサイクルを実現することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するため、PETボトルの材料であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂を用いて形成したビニールハウスの骨組みを作る。
【0006】
上記手段による作用は次の通りである。PETボトルの材料であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂は元に戻ろうとする力が強く自然災害による積雪や台風で変形しても元の形に戻る。従来品とは違い透明なので光合成を妨げない。腐ることがないので使用可能期間が長い。また重労働な作業も軽量なため安易である。何度もリサイクル可能なので自然にも優しく購入経費も安く済む。
【発明の効果】
【0007】
上述したよう本発明のPETボトルの材料であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂を用いたビニールハウス骨組みは、自然災害に強い、コスト削減、軽量、リサイクルなど目的を果たすため効果的で経済的である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形状を図1の1〜4、図2の1〜7二重ビニールハウスに基づいて説明する。
【0009】
図1において、1は外部ビニールを張るための骨組み、2は内部ビニールを張るための骨組み、3は前後をつなげ補強するための部材穴、4は土壌。
図2において、1は外部ビニールを張るための骨組み、2は内部ビニールを張るための骨組み、3は前後をつなげ補強するための部材穴、4は1の下面から見た図、5は3の補強穴に入れ凹凸を合わせつなぎ合わせていく、6は5の凹凸補助部、7も5の凹凸補助部。
【0010】
以下、上記を説明する。骨組みパーツはポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂で出来ており断面は基本的に円形である。設置前は直線の棒状で素材の特長により折れにくく容易にアーチ型に曲げることが出来る。5の前後をつなぐジョイント部は凹凸になっており3をステンレス製の目ねじにより固定できるため強度も増す。また6と7を凹凸部に差しこむことによりジョイント部の始めと終わりのビニールの敗れも防ぐ。積雪や台風などで骨組みが変形しても軽量な上に素材自体の性質が元に戻ろうとする力が強いため災害後の復旧が容易である。設置の際も軽量なので容易であり撤去後もリサイクル可能なため環境にも優しい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の正面から見た断面図。
【図2】本発明の設置前のパーツ図。
【符号の説明】
【0012】
1.外側骨組み
2.内部骨組み
3.前後をつなぐ骨組みを通す穴
4.1の骨組みをを下から見た図
5.前後をつなぐ骨組み
6.5のつなぎ始めの補助具
7.5のつなぎ終わりの補助具


【特許請求の範囲】
【請求項1】
農業用や園芸用のビニールハウスの骨組み素材をPETボトルの材料であるポリエステル(ポリエチレンテレフタレート)PET樹脂を用いて整形した事を特徴とするビニールハウスの骨組み。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2006−230231(P2006−230231A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−46696(P2005−46696)
【出願日】平成17年2月23日(2005.2.23)
【出願人】(304028405)
【Fターム(参考)】