説明

ビル設備の訪問保守作業管理システム

【課題】簡便な方法で容易にビル設備の保守作業の管理を行う。
【解決手段】エレベータ10に取り付けられ、エレベータ10の動作状況データをビル設備動作情報センタ21に発信する監視装置14と、エレベータ10の保守点検の際に監視装置14に接続され、エレベータ10の保守点検を行う携帯保守ツール31と、訪問保守作業の内容と時期とを記録する訪問保守作業管理サーバ32と、を備え、監視装置14は、携帯保守ツール31が接続された際に監視装置14の識別IDを携帯保守ツール31に送信し、携帯保守ツール31は、訪問保守作業管理サーバ32に接続された際に監視装置14から受信した識別IDを訪問保守作業管理サーバ32にアップロードする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータや空調機、冷凍機等のビル設備の訪問保守作業管理システムの構成に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ほとんどのビルにはエレベータや集中型の大型空調機や冷凍機、ビルへの給水設備など多くのビル設備が設置されるようになってきている。これらのビル設備機器は、2から6ヶ月程度の頻度で所定の保守点検を行って動作の確認を行い、異常があった場合には修理などの対応を行う保守点検が行われている。これらの中にはエレベータのように、定期的な保守点検業務が義務付けられている設備もある。従来は、保守作業員がビルを訪問し保守作業を実施した後、作業内容をビルの管理人等に確認してもらい、確認のサインなどをもらって作業を終了し、その確認票などを元に保守点検作業の費用の請求をしていた。
【0003】
ところが、近年、管理人が不在のビルが増加したため、保守点検作業の後に作業終了の確認がされないまま保守作業が終了してしまう場合が多くなってきた。このような場合に、ビル設備が故障した際などに保守点検業務が予定通り実施されていたかどうかが問題となることがある。また、計画されているビル設備の保守作業が行われないなどのミスが発生する場合がある。
【0004】
このため、点検対象となる設備にICタグと、このICタグのデータを読み取ってその読み取りデータを保守管理データサーバに送信する点検結果読み取り装置とを設置し、保守作業員が携帯している携帯端末から各設備に取り付けられているICタグに点検結果を書き込むと、点検結果読み取り装置がICタグに書き込まれたデータを取得して保守管理サーバに送信する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、保守点検対象のレンタル製品にICタグを取り付け、保守作業員が携帯している携帯端末には保守作業を行う巡回先のデータを記録しておき、巡回先として登録された記録とICタグに記録されたレンタル製品の各固有情報とが一致した際に、保守作業員が保守点検作業を行い、保守点検作業が終了したら、契約者に携帯端末から暗証番号を入力してもらい、その暗証番号の確認によって保守点検作業の完了とすることによって、保守点検作業のミスなどを防止する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
また、訪問先にICタグやバーコードなどを取り付けておき、携帯電話に接続可能な記録媒体読取装置によってこれらの記録媒体から読み取った情報をサーバなどに送信することによって訪問履歴を確認する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2006−228082号公報
【特許文献2】特開2003−150733号公報
【特許文献3】特開2006−309675号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一方、エレベータなどや集中型の大型空調機や冷凍機、ビルへの給水設備など多くのビル設備では、その動作状況を監視し、電話回線などを使って監視データを情報センタに送信し、情報センタで各ビル設備の動作状態の管理を行う設備監視管理システムが設けられている。この場合、特許文献1のような方法では、ICタグのデータを読み取って保守管理サーバに送信する点検結果読み取り装置等の機器を追加で設置する必要があり、システムが複雑になる上、機器の設置費用が掛かってしまうという問題があった。また、特許文献2,3に記載された従来技術では、保守点検作業の訪問を確認することはできるものの、保守点検作業の内容については確認することができないという問題があった。
【0009】
本発明は、簡便な方法で容易にビル設備の保守作業の管理を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のビル設備の訪問保守作業管理システムは、各ビル設備に取り付けられ、前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信する監視装置と、前記各ビル設備の保守点検の際に前記各監視装置に接続され、前記各ビル設備の保守点検を行う携帯保守ツールと、訪問保守作業の内容と時期とを記録する訪問保守作業管理サーバと、を備え、前記各監視装置は、前記携帯保守ツールが接続された際に前記各監視装置の識別IDを前記携帯保守ツールに送信し、前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から受信した前記識別IDを前記訪問保守作業管理サーバにアップロードすること、を特徴とする。
【0011】
本発明のビル設備の訪問保守作業管理システムにおいて、前記携帯保守ツールは、前記各監視装置に接続された際に、前記監視装置の動作モードを通常モードと前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信しない保守モードとの間で切り替えることができ、前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた際、または、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際に前記各監視装置の前記識別IDを前記携帯保守ツールに送信すること、としても好適である。
【0012】
本発明のビル設備の訪問保守作業管理システムにおいて、前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた際、及び、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際にその各日時と前記各監視装置の前記識別IDとを前記携帯保守ツールに送信し、前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から受信した前記各日時と前記識別IDとを前記訪問保守作業管理サーバにアップロードすること、としても好適である。
【0013】
本発明のビル設備の訪問保守作業管理システムにおいて、前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際に保守作業実施内容を前記携帯保守ツールに送信し、前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から取得した保守作業実施内容を前記訪問保守作業管理サーバにアップロードし、前記訪問保守作業管理サーバは、前記携帯保守ツールから取得した保守作業実施内容と予め計画された保守作業計画内容とを照合し、保守作業実施内容と保守作業計画内容との間に差異があった場合には、再度保守作業を行う計画を策定すること、としても好適である。
【0014】
本発明のビル設備の訪問保守作業管理システムにおいて、前記監視装置は、前記監視装置の動作モードを通常モードと前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信しない保守モードとの間で切り替えることができ、前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた状態で前記携帯保守ツールが接続された際に前記各監視装置の識別IDを前記携帯保守ツールに送信すること、としても好適である。
【発明の効果】
【0015】
本発明は、簡便な方法で容易にビル設備の保守作業の管理を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態におけるビル設備の訪問保守作業管理システムを示す系統図である。
【図2】本発明の実施形態におけるビル設備の訪問保守作業管理システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、本発明のシステムをエレベータに適用した場合について説明する。図1に示すように、ビルに設置されたエレベータ10は、ビルに設置された昇降路16の中を垂直方向に上下に移動するかご13と、昇降路16の最上部の機械室17に設置され、かご13を上下に移動させる駆動装置11と、駆動装置11を制御するエレベータ制御装置12と、エレベータ10の動作状況のデータを取得して電話回線22を通じてビル設備動作情報センタ21に送信する監視装置14とを備えている。監視装置14は、固有に識別IDを有している。
【0018】
エレベータ10の保守作業は、作業員50が保守作業を行うビルに持参する携帯保守ツール31を監視装置14あるいはエレベータ制御装置12に接続してエレベータ10に点検動作をさせることによって行う。そして、エレベータ10の保守管理作業の計画、実施内容は、保守管理センタ33に設置されている訪問保守作業管理サーバ32で管理され、訪問保守作業が運用されている。
【0019】
以上のように構成されたエレベータ訪問保守作業管理システム100の動作について図2を参照しながら説明する。図1に示すように作業員50は携帯保守ツール31を持って保守点検を行うビルに向かう。そして、図2のステップS101に示すように、作業員は、携帯保守ツール31をエレベータ10の監視装置14に接続する。この接続は通常有線接続であるが、無線接続であってもよい。図2のステップS102に示すように、作業員50は、携帯保守ツール31を操作し、監視装置14の動作モードをエレベータ10の動作状況データをビル設備動作情報センタ21に送信しない保守モードに切り替える。これは、エレベータに各種の点検動作を行わせた際に、その動作がすべてビル設備動作情報センタ21に送信されるとビル設備動作情報センタ21がエレベータ10の動作が異常と判断して警報などを誤発信してしまうことを防止するためである。
【0020】
作業員50の操作によって監視装置14が保守モードに切り替えられると、図2のステップS103に示すように、監視装置14は、その識別IDを送信日時と共に携帯保守ツール31に送信し、携帯保守ツール31はその識別IDと送信日時とを受信して、例えばメモリの中などに格納する。作業員50は識別IDの取得を確認したら、図2のステップS104に示すように携帯保守ツール31を操作してエレベータ10に点検動作を行わせる。この点検動作は、例えば、エレベータ10のかご13を乗場18のドア19を開けた際に作業員50がかご13の上部に入ることができる中間高さで停止させるように運転したり、エレベータを低速あるいは、通常の動作速度と異なる手動動作速度で運転させてモータなどに流れる電流を計測したり、振動の有無などをチェックしたりする動作を含むものである。このようにエレベータ10のかご13が通常の位置と異なる停止位置で停止したり、異なる速度で運転されたりしても、監視装置14が動作データをビル設備動作情報センタ21に送信しない保守モードに切り替えられているので、ビル設備動作情報センタ21はエレベータ10が異常な動作をしているとして警報を発報することはない。そして、図2のステップS105に示すように、作業員50は、計画された保守点検作業の項目が終了するまで保守作業を続ける。
【0021】
作業員50は、計画された保守点検作業が終了したら、図2のステップS106に示すように、携帯保守ツール31を操作し、監視装置14の保守モードを解除して監視装置14からエレベータ10の動作状況データをビル設備動作情報センタ21に送信する通常モードに切り替える。すると、監視装置14は、図2のステップS107に示すように保守モードが解除された日時と識別IDとを携帯保守ツール31に送信し、携帯保守ツール31は送信された日時と識別IDとを受信してメモリなどに格納する。また、図2のステップS108に示すように、監視装置14は携帯保守ツール31を操作することによって実施された保守点検作業の内容、例えば、点検項目、点検結果などを携帯保守ツール31に送信する。携帯保守ツール31は受信した保守点検作業の内容をメモリなどに格納する。
【0022】
作業員50は、携帯保守ツール31が受信した保守点検作業の内容をメモリなどに格納したら、図2のステップS109に示すように、携帯保守ツール31を監視装置14から切り離し、図1に示すように、携帯保守ツール31をもって保守管理センタ33に戻ってくる。保守管理センタ33に戻った作業員50は、図1、図2のステップS110に示すように、携帯保守ツール31を訪問保守作業管理サーバ32に接続する。すると、図2のステップS111に示すように、携帯保守ツール31のメモリに格納された監視装置の識別ID、保守作業開始日時、保守作業終了日時、保守点検作業内容が自動的に訪問保守作業管理サーバ32にアップロードされる。この動作は、例えば、作業員50が携帯保守ツール31を訪問保守作業管理サーバ32に接続した状態で携帯保守ツールの電源をオンとした際、携帯保守ツールが立ち上がると同時に自動的に行われるようにプログラムしておき、作業員50の操作なしデータが訪問保守作業管理サーバ32にアップロードされるあるいは転送されるようにしても良い。
【0023】
図2のステップS112に示すように、訪問保守作業管理サーバ32はアップロードされた監視装置の識別ID、保守作業開始日時、保守作業終了日時、保守点検作業内容と保守計画内容とが一致しているかどうかの照合を行う。そして、図2のステップS113に示すように、各内容が保守作業計画内容と一致していれば、その識別IDのエレベータ10の保守点検作業は終了したとして、訪問保守管理データを更新する。一方、各内容が保守作業計画内容と一致していない場合、例えば、識別IDが保守作業を計画していたエレベータの監視装置14の識別IDと異なる場合には、間違ったエレベータ10の保守点検作業を行ってしまい、保守点検作業を計画していたエレベータ10の保守点検作業がなされていないと判断し、保守作業開始日時と保守作業終了日時との間隔が計画した所定の時間に比べて短い場合には、所定の保守点検作業が行われていないと判断する。この様に、アップロードされた保守点検作業の内容と保守作業計画内容との間に差異があった場合には、図2のステップS114に示すように、訪問保守作業管理サーバ32は再度、その識別IDの監視装置14が取り付けられているエレベータ10の保守点検作業を行う計画を策定して、訪問保守管理データを更新する。
【0024】
以上説明した実施形態では、通常、エレベータ10に設置されている機器を使用する簡便な方法で、保守点検作業の内容を訪問保守作業管理サーバ32に記録、格納することができる。また、本実施形態では、実際の保守点検作業の内容と保守作業計画内容との比較を行い、差異がある場合には、再度、保守点検作業の計画を行うことにより、必要な保守点検作業が行われないことや保守点検作業の漏れなどを抑制することができる。更に、エレベータ10に異常が発生した場合に、それまでの保守点検作業の内容を顧客などに示すことができ、スムーズに異常の処理、修理などを行うことができる。
【0025】
以上説明した実施形態では、監視装置14は携帯保守ツール31によって保守モードと通常モードとの切換を行い、その際に監視装置14からそのエレベータ10の監視装置14の識別IDと切換日時とを携帯保守ツール31に送信することとして説明したが、エレベータ10によっては、手動の保守モードへの切換スイッチが設けられている場合がある。この場合には、作業員50が保守点検を行うエレベータ10の監視装置14の切換スイッチを操作して、監視装置14が保守モードとなった後に携帯保守ツール31を接続した際に監視装置14から識別IDが携帯保守ツール31に送信されるようにしてもよい。
【0026】
以上説明した実施形態では、本発明のシステムをエレベータ10に適用した場合について説明したが、本発明はエレベータ10に限らず、監視装置14が設置され、監視装置14に接続された携帯保守ツール31によって保守動作を行うビル設備であれば適用することができ、例えば、集中型の大型空調機や冷凍機、ビルへの給水設備などにも適用することができる。
【符号の説明】
【0027】
10 エレベータ、11 駆動装置、12 エレベータ制御装置、13 かご、14 監視装置、16 昇降路、17 機械室、18 乗場、19 ドア、21 ビル設備動作情報センタ、21 ビル設備動作情報センタ、22 電話回線、31 携帯保守ツール、32 訪問保守作業管理サーバ、33 保守管理センタ、50 作業員、100 エレベータ訪問保守作業管理システム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビル設備の訪問保守作業管理システムであって、
各ビル設備に取り付けられ、前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信する各監視装置と、
前記各ビル設備の保守点検の際に前記各監視装置に接続され、前記各ビル設備の保守点検を行う携帯保守ツールと、
訪問保守作業の内容と時期とを記録する訪問保守作業管理サーバと、を備え、
前記各監視装置は、前記携帯保守ツールが接続された際に前記各監視装置の識別IDを前記携帯保守ツールに送信し、
前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から受信した前記識別IDを前記訪問保守作業管理サーバにアップロードすること、
を特徴とする訪問保守作業管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載の訪問保守作業管理システムであって、
前記携帯保守ツールは、前記各監視装置に接続された際に、前記監視装置の動作モードを通常モードと前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信しない保守モードとの間で切り替えることができ、
前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた際、または、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際に前記各監視装置の前記識別IDを前記携帯保守ツールに送信すること、
を特徴とする訪問保守作業管理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の訪問保守作業管理システムであって、
前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた際、及び、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際にその各日時と前記各監視装置の前記識別IDとを前記携帯保守ツールに送信し、
前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から受信した前記各日時と前記識別IDとを前記訪問保守作業管理サーバにアップロードすること、
を特徴とする訪問保守作業管理システム。
【請求項4】
請求項3に記載の訪問保守作業管理システムであって、
前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードが解除された際に保守作業実施内容を前記携帯保守ツールに送信し、
前記携帯保守ツールは、前記訪問保守作業管理サーバに接続された際に前記各監視装置から取得した保守作業実施内容を前記訪問保守作業管理サーバにアップロードし、
前記訪問保守作業管理サーバは、前記携帯保守ツールから取得した保守作業実施内容と予め計画された保守作業計画内容とを照合し、保守作業実施内容と保守作業計画内容との間に差異があった場合には、再度保守作業を行う計画を策定すること、
を特徴とする訪問保守作業管理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の訪問保守作業管理システムであって、
前記監視装置は、前記監視装置の動作モードを通常モードと前記各ビル設備の動作状況データをビル設備動作情報センタに発信しない保守モードとの間で切り替えることができ、
前記各監視装置は、前記携帯保守ツールによって保守モードに切り替えられた状態で前記携帯保守ツールが接続された際に前記各監視装置の識別IDを前記携帯保守ツールに送信すること、
を特徴とする訪問保守作業管理システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−190209(P2012−190209A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−52411(P2011−52411)
【出願日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)