説明

ピッキングシステム

【課題】
作業者が、ピッキングした物品を何処に置くかを意識せずに、ピッキングできるようにする。
【構成】
ピッキングシステムのコントローラは、1つの配送先のためにピッキングする物品を1〜複数のグループに区分けすると共に、グループ単位でピッキングに関する指示を作業者に対して表示する。棚からピッキングした物品を収容するための容器を、上流側から下流側へ搬送すると共に、搬送された容器を1グループ分並べて載置するピッキングコンベヤと、ピッキングコンベヤから容器を搬入自在で、かつ下流側に容器を蓄積する投入コンベヤとが設けられている。1グループ分のピッキングが完了する毎に、ピッキングが完了したグループの容器をピッキングコンベヤから投入コンベヤへ移すと共に、ピッキングコンベヤ上に次のグループの容器を載置し、作業者に対し次のグループのピッキングに関する指示を表示して、次のグループのピッキングを開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は複数人での作業に適したピッキングシステムに関し、特にピッキングした物品を何処に置くかを作業者が意識する必要がないピッキングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ピッキング済みの物品をコンベヤに置くピッキングシステムでは、コンベヤに沿って複数の作業者が作業する。このため最も作業が遅れている作業者等に合わせて、コンベヤは物品を搬送することになり非効率である。さらに作業者はピッキング済みの物品をコンベヤの何処に置いても良いのではなく、例えば配送先毎に区切られるように置く必要がある。このようなピッキングシステムとは異なるシステムとして、コンベヤでID付きの容器を搬送し、容器をカートに載せて作業者が棚へ行くと、棚のIDリーダが容器のIDを読み取り、容器毎にピッキングすべき物品の種類と個数を表示するものがある(特許文献1:特開2010-23967)。このようにすると、ピッキングに関する指示は棚の表示器から与えられ、指示に沿ってピッキングしながら棚を一巡することにより、ピッキングを完了できる。しかしこのシステムは、作業者の動線が長い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-23967
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の課題は、作業者がピッキングした物品を何処に置くかを意識せずに、ピッキングできるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、複数の配送先を区別して配送先毎に、コントローラからの指示により、作業者が棚の物品をピッキングするピッキングシステムであって、
前記コントローラは、1つの配送先のためにピッキングする物品を、1〜複数のグループに区分けすると共に、グループ単位でピッキングに関する指示を作業者に対して表示するように構成され、
さらに、棚からピッキングした物品を収容するための容器を、上流側から下流側へ搬送すると共に、搬送された容器を1グループ分並べて載置するピッキングコンベヤと、
ピッキングコンベヤから前記容器を搬入自在で、かつ下流側に容器を蓄積する投入コンベヤとを設けて、
1グループ分のピッキングが完了する毎に、ピッキングが完了したグループの容器をピッキングコンベヤから投入コンベヤへ移すと共に、ピッキングコンベヤ上に次のグループの容器を載置し、作業者に対し次のグループのピッキングに関する指示を表示するように構成されていることを特徴とする。
【0006】
またこの発明は、複数の配送先を区別して配送先毎に、コントローラからの指示により、作業者が棚の物品をピッキングするピッキングシステムであって、
前記コントローラは、1つの配送先のためにピッキングする物品を、1〜複数のグループに区分けすると共に、グループ単位でピッキングに関する指示を作業者に対して表示するように構成され、
さらに、棚からピッキングした物品を載置するピッキングコンベヤと、
ピッキングコンベヤからピッキング済みの物品を搬入自在で、かつ下流側にピッキング済みの物品を蓄積する投入コンベヤとを設けて、
1グループ分のピッキングが完了する毎に、ピッキングが完了したグループの物品をピッキングコンベヤから投入コンベヤへ移すと共に、作業者に対し次のグループのピッキングに関する指示を表示するように構成されていることを特徴とする。
【0007】
この発明では、ピッキングコンベヤに1つのグループ分の物品のみを投入するので、ピッキングコンベヤ上の任意の容器あるいはピッキングコンベヤ上の任意の位置に、ピッキングした物品を置けばよい。また1台のピッキングコンベヤに対して複数の作業者が作業する場合、どの品番をどの作業者がピッキングするかを区分けする必要が無く、作業者が互いにバックアップできる。さらに投入コンベヤからカート等への投入とピッキングとの間で、投入コンベヤがバッファとなるので、一方が遅れるため他方も遅れることが少ない。
【0008】
好ましくは、前記ピッキングコンベヤの出口側と前記投入コンベヤの入口側とが接続され、1グループ分のピッキングが完了したことを作業者が入力するための入力手段が設けられ、前記入力手段への入力に基づいて、ピッキングコンベヤから投入コンベヤへ1グループ分の容器を移送すると共に、前記コントローラは1グループ分のピッキングが完了したことを把握する。このようにすると、1グループ分のピッキングが完了したことを入力すると、1グループ分の容器は自動的に投入コンベヤへ送られ、かつコントローラは次のグループのピッキングを開始することを把握できる。
【0009】
好ましくは、前記ピッキングコンベヤと前記投入コンベヤとからなるユニットを複数備え、前記コントローラは、グループ単位でピッキング作業の進捗状況を把握すると共に、ピッキング作業が遅れているユニットへ、作業者の応援が必要であることを表示するように構成されている。このようにすると、作業の進捗状況に応じて作業者を適切に配置できる。
好ましくは、前記コントローラは、グループ毎にピッキングコンベヤに載置する容器数を作業者に表示するように構成されている。このようにすると、簡単に適切な数の容器をピッキングコンベヤにセットでき、容器を過剰にセットすることがない。

【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施例のピッキングシステムのレイアウトを示す平面図
【図2】実施例でのコントローラと各種機器とのブロック図
【図3】実施例でのピッキング手順を1グループ分示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。この発明の範囲は、特許請求の範囲の記載に基づき、明細書の記載とこの分野での周知技術とを参酌し、当業者の理解に従って定められるべきである。
【実施例】
【0012】
図1〜図3に、実施例のピッキングシステム2を示す。4はカートコンベヤで、カート6を図1の矢印の方向に沿って搬送する。なおカートコンベヤ4を設けず、手押しなどでカートを投入エリア12へ搬送しても良い。カート6は後述の容器26を複数個収容でき、例えば1個所の配送先に対し1台〜3台程度のカート6を割り当てるように、カート6の割り当て等を定める。また1台のカート6に複数の配送先への物品を混載することはない。なおこの明細書において、配送先はピッキングシステム2の外部の店舗、工場などの他に、ピッキングシステム2を設けた工場、ショッピングモール内での場所などを含んでいる。
【0013】
8はピッキングユニットで、ピッキングエリア10と投入エリア12とから成り、ピッキングエリア10にはフローラック16,平置棚18などの棚が設けられ、これ以外に棚の背面から物品の取り出しが自在な背面自動倉庫などを棚としてもよい。ピッキングエリア10には空容器棚14が設けられ、作業者24は適当な個数の空容器を、空容器棚14から取り出し、ピッキングコンベヤ20上に並べる。即ち、作業者が適宜の時間間隔で容器26をピッキングコンベヤ20に置くと、ピッキングコンベヤ20は容器26を搬送して、適当な間隔で容器26がピッキングコンベヤ20上に並べられる。
【0014】
投入エリア12には投入コンベヤ22が設けられ、例えば接続コンベヤ23によりピッキングコンベヤ20と投入コンベヤ22とが接続されている。しかしピッキングコンベヤ20の背面側に投入コンベヤ23を並行に配置し、作業者24が容器26をピッキングコンベヤ20から投入コンベヤ22へ押し出すようにしても良い。容器センサSは投入コンベヤ22へ入る容器を検出し、例えば光電センサ、画像センサなどで構成されている。容器センサSは例えば投入コンベヤ22の上流端、もしくは接続コンベヤ23に沿って設けられ、1グループ分の容器26の数をカウントするために用いる。なお容器26の数をカウントする代わりに、空容器棚14などに次のグループに必要な容器の数を表示する表示器50を設けるようにしても良い。
【0015】
30はピッキングシステム2のコントローラで、ここでは1台のコンピュータから成るものとするが、複数台のコンピュータを分散配置して構成しても良い。図2に、コントローラ30及びコントローラ30に接続された各種の機器を示す。32〜34は完了スイッチで、完了スイッチ32はフローラック16,平置棚18などの棚に設置され、作業者が表示器36,37に表示された物品をピッキングすると、ボタンを押して表示された物品のピッキングが完了したことを入力するスイッチである。33はピッキングコンベヤ20に設けられた完了スイッチで、1グループ分の物品のピッキングが完了したことを入力するスイッチである。完了スイッチ34は投入コンベヤ22の下流側に設けられ、カートへの1グループ分の容器の投入が完了したことを入力するスイッチである。完了スイッチ32〜34は押しボタン、タッチパネル等で構成するが、音声入力装置などで構成しても良い。
【0016】
1グループ分の物品のピッキングが完了すると、投入コンベヤ22上のピッキング済みの容器26を全数接続コンベヤ23へと搬入する。この時、容器数カウンタ35は、容器センサSからの信号をカウントし、1グループの容器数を求める。投入コンベヤ22の表示器38は、1グループ分の容器を1台のカートに投入する際に、投入するカートの番号と投入する容器の個数などを表示する。どのカートに投入するかを作業者に任せる場合、例えば投入する容器の個数のみを表示する。表示器39は上記以外の表示を行い、例えば作業者が不足しているピッキングユニット8あるいはエリア10,12があると、そのピッキングユニット8もしくはエリア10,12へ手空きの作業者が応援に行くように表示する。なお表示器36〜39は棚,コンベヤ、通路などに設けるが、作業者の携帯端末等により表示器36〜39を構成しても良い。
【0017】
コントローラ30は上位インターフェース40を備えて、図示しない上位コントローラから、配送先毎にピッキングする物品の品番と数量のリスト等を受け取る。またピッキング結果を上位コントローラへ報告する。機器インターフェース41はピッキングシステム2内の機器を管理し、機器インターフェース41は各種の機器の付近に分散配置しても良い。ピッキング管理ユニット42は、配送先単位のピッキング指示を、グループ単位のピッキング指示に編集し、グループ単位でピッキングの進捗状況を管理する。即ち、棚に設けられた完了スイッチ32から品番毎のピッキングの進捗状況が入力され、ピッキングコンベヤに設けられた完了スイッチ33から1グループ分のピッキングが完了したことが入力され、これらに応じて、各グループが欠品無くピッキングされたことを管理すると共に、どのグループまでピッキングが完了したかを管理する。また表示器50に次のグループに必要な容器数を表示する場合、ピッキング管理ユニット42はピッキングする物品の品番と個数とから必要な容器数を求めて表示器50に表示する。
【0018】
投入管理ユニット43は投入エリア12を管理し、表示器38によりどのカートに容器を何個投入するかを表示すると共に、完了スイッチ34の信号からどのグループまでカートへの投入が完了したかを管理する。カートコンベヤ管理ユニット44はカートコンベヤを管理し、作業者管理ユニット45は、ピッキングユニット8の単位で、もしくはエリア10,12の単位でピッキング作業の進捗状況を把握し、作業が遅れているエリア10,12もしくはユニット8へ、作業が進んでいるユニット8等から作業者を応援に向かわせるように表示器39に表示する。
【0019】
図3に、実施例でのピッキング手順を1グループ分示す。コントローラ30は配送先毎の出荷作業をグループ単位に分割し、以降はピッキング作業をグループ単位で管理する(ステップ1)。1グループ分のピッキングを開始する際には、ピッキングコンベヤ20は空で、作業者は空の容器26をピッキングコンベヤ20に並べて、配送先を示す札などの図示しないマークを、例えば先頭の容器もしくは末尾の容器にセットする。このマークはグループの区切りを示すと共に、配送先を示している(ステップ2)。
【0020】
1グループ分のピッキングの指示をコントローラは棚の表示器により表示し(ステップ3)、作業者はこの指示に従って棚から物品を取り出し、ピッキングコンベヤ20の容器に入れ、物品を取り出す毎に棚の表示を完了スイッチ32によりオフする(ステップ4)。1グループ分のピッキングが完了すると、完了スイッチ33から作業者はその旨を入力し、コントローラ30はコンベヤ20〜23を動作させて、ピッキング済みの容器を全て投入コンベヤ22へ移動させる(ステップ5)。なおピッキング済みの容器を投入コンベヤに移す際に、容器センサにより容器の数をカウントし、1グループを構成する容器の数を把握する。この数は投入管理ユニットに記憶され、投入コンベヤの表示器38に表示される(ステップ6)。
【0021】
投入コンベヤ22では、各グループは容器にセットされたマーク等で区切られ、容器は投入コンベヤ22の下流側へ搬送される(ステップ7)。投入コンベヤ22は例えばアキュムレートコンベヤなどで構成され、グループとグループとの間に隙間を置くように、容器26を下流側へ搬送する。そしてグループ単位で容器をカートへ移す(ステップ8)。この時、投入コンベヤ22に並べられているグループは、コントローラ30が指示したグループの順に沿っており、1グループの投入が完了する毎に完了スイッチ34からその旨の入力がされるので、コントローラ30は次にどのグループの容器をカートに投入するかを把握している。またグループの容器数は様々であるが、各グループの容器数を容器センサで検出して把握している。そこで投入時に投入コンベヤ22の表示器38に、次にどのカートに容器を投入するかと容器の個数とを表示する。
【0022】
グループの先頭の容器もしくは末尾の容器に札などのマークがセットされている。そして札には投入する容器を表す記号もしくは配送先などが表示され、例えばカートに表示された配送先あるいは記号と一致するカートへ投入する。あるいはまた任意の空きカートに投入できるものとして、容器にセットされた札などのマークをカートに移すようにセットすることにより、配送先などが明確になるようにしても良い。なおカートに物品を投入する際に、容器と共に物品を投入しても、物品のみを投入しても良い。またカートに代えて適宜のバケットなどにピッキング済みの物品を投入ても良い。
【0023】
カートコンベヤ4などを設けない場合、例えば投入エリアで作業者は空きのカートにピッキング済みの物品をセットし、これを他の作業者が出荷場まで押していくようにすればよい。また接続コンベヤ23等を設ける代わりに、1グループ分のピッキングが完了すると、作業者24が容器26を手で押してピッキングコンベヤ20から背面の投入コンベヤ22へ移すようにしても良い。この場合、コンベヤ20,22の境界を通過する物品を検出する光電センサなどを設け、光電センサの信号で1グループ分のピッキングが完了したことを検出することが好ましい。さらに物品をケース単位でピッキングし、端数が生じない等の場合、容器26を用いずに物品を直接コンベヤ20,22,23で搬送して、カート6に投入しても良い。この場合、容器26を用いない他は、実施例と同様に実施する。さらに必ずしも1グループ=1カートとする必要はなく、例えば同じ配送先の3台のカートのためのピッキングを1グループとする等のことをしても良い。
【0024】
実施例では以下の効果が得られる。
(1) グループ単位でピッキングする。ピッキングコンベヤ20のいずれの容器も同じグループに属し、配送先は同じである。このため作業者はピッキングコンベヤ20のどの容器に物品を収容するかを意識する必要がない。
(2) 作業が遅い作業者がいても、他の作業者の手を休ませることにならない。例えば図1の場合、ピッキングエリア10の複数の作業者の内、1人が遅い場合、他の作業者がバックアップし、例えば同じ容器に物品を投入しても良い。
(3) 物品はグループ単位でピッキングされ、グループ単位でカートに投入される。この間に他のグループの物品と混じり合うことがない。
(4) ピッキング作業と投入作業との間では、投入コンベヤ22がバッファとなり、いずれかのエリア10,12の作業が遅れても、他のエリアへの影響は小さい。
(5) 作業が遅れているエリア10,12があると、他のエリアから応援を差し向けることができる。
(6) 作業を行うピッキングユニット8の数を適宜に調整することにより、作業量を調整できる。

【符号の説明】
【0025】
2 ピッキングシステム
4 カートコンベヤ
6 カート
8 ピッキングユニット
10 ピッキングエリア
12 投入エリア
14 空容器棚
16 フローラック
18 平置棚
20 ピッキングコンベヤ
22 投入コンベヤ
23 接続コンベヤ
24 作業者
26 容器
30 コントローラ
32〜34 完了スイッチ
36〜39 表示器
40 上位インターフェース
41 機器インターフェース
42 ピッキング管理ユニット
43 投入管理ユニット
44 カートコンベヤ管理ユニット
45 作業者管理ユニット
50 表示器

S 容器センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の配送先を区別して配送先毎に、コントローラからの指示により、作業者が棚の物品をピッキングするピッキングシステムであって、
前記コントローラは、1つの配送先のためにピッキングする物品を、1〜複数のグループに区分けすると共に、グループ単位でピッキングに関する指示を作業者に対して表示するように構成され、
さらに、棚からピッキングした物品を収容するための容器を、上流側から下流側へ搬送すると共に、搬送された容器を1グループ分並べて載置するピッキングコンベヤと、
ピッキングコンベヤから前記容器を搬入自在で、かつ下流側に容器を蓄積する投入コンベヤとを設けて、
1グループ分のピッキングが完了する毎に、ピッキングが完了したグループの容器をピッキングコンベヤから投入コンベヤへ移すと共に、ピッキングコンベヤ上に次のグループの容器を載置し、作業者に対し次のグループのピッキングに関する指示を表示するように構成されていることを特徴とする、ピッキングシステム。
【請求項2】
前記ピッキングコンベヤの出口側と前記投入コンベヤの入口側とが接続され、1グループ分のピッキングが完了したことを作業者が入力するための入力手段が設けられ、前記入力手段への入力に基づいて、ピッキングコンベヤから投入コンベヤへ1グループ分の容器を移送すると共に、前記コントローラは1グループ分のピッキングが完了したことを把握するように構成されていることを特徴とする、請求項1のピッキングシステム。
【請求項3】
前記ピッキングコンベヤと前記投入コンベヤとからなるユニットを複数備え、
前記コントローラは、グループ単位でピッキング作業の進捗状況を把握すると共に、ピッキング作業が遅れているユニットへ、作業者の応援が必要であることを表示するように構成されていることを特徴とする、請求項1または2のピッキングシステム。
【請求項4】
前記コントローラは、グループ毎にピッキングコンベヤに載置する容器数を作業者に表示するように構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかのピッキングシステム。
【請求項5】
複数の配送先を区別して配送先毎に、コントローラからの指示により、作業者が棚の物品をピッキングするピッキングシステムであって、
前記コントローラは、1つの配送先のためにピッキングする物品を、1〜複数のグループに区分けすると共に、グループ単位でピッキングに関する指示を作業者に対して表示するように構成され、
さらに、棚からピッキングした物品を載置するピッキングコンベヤと、
ピッキングコンベヤからピッキング済みの物品を搬入自在で、かつ下流側にピッキング済みの物品を蓄積する投入コンベヤとを設けて、
1グループ分のピッキングが完了する毎に、ピッキングが完了したグループの物品をピッキングコンベヤから投入コンベヤへ移すと共に、作業者に対し次のグループのピッキングに関する指示を表示するように構成されていることを特徴とする、ピッキングシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate