説明

ピペラジニル−置換ピリジルアルカン、アルケンおよびアルキンカルボキサミド類

【課題】強い活性を有し、従来の制癌剤に比べて軽減された副作用を示し、広い範囲の腫瘍の治療が可能となるような、新規な医薬および/または薬物を提供する。
【解決手段】一般式(I)


で表される新規なピペラジル−置換ピリジルアルカン類を含有する薬物。化合物としては例えば、N-[3-(4-ジフェニルメチルピペラジン-1-イル)-プロポキシ]-3-ピリジン-3-イル-アクリルアミドが例示される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】

[式中、
Aは、次の:
【化2】

であり、
D−E―Gは、次の:
【化3】

からなる群から選択される]
で表されるピリジルアルケン カルボキサミド。
【請求項2】
シス−および/またはトランス異性体、E−および/またはZ−異性体、純粋な異性体および/または異性体の混合物として、鏡像体および/またはジアステレオマーとして、ラセミもしくは非ラセミ混合物として、エンド/オキソ異性体としてまたは互変異性体として、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、グルコン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩および/またはトシル酸塩のような、医薬的に許容な無機もしくは有機酸との酸付加塩として、および/または水和物もしくは他の溶媒和物として存在する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
以下の、式(II)
【化4】

[式中、Aは、請求項1で定義した意味を有する]
のカルボン酸、またはそれらの反応性誘導体を、任意に縮合剤の存在下、それぞれの遊離塩基または酸付加塩の形態にある、式(III)
【化5】

[式中、D−E−Gは、請求項1で定義したとおりである]
の化合物と、1以上の不活性な溶媒中、−40℃〜180℃の間の温度で、任意に補助的な塩基の存在下に反応させる、請求項1または2に記載の化合物の製造方法。
【請求項4】
次の、式(IX)
【化6】

[式中、Aは請求項1で定義した意味を有し、
Jは次の
【化7】

である]
の化合物を、式(V)
HO−G (V)
[式中、Gは以下の基
【化8】

である]
の化合物と、溶媒中、補助的塩基の存在下に、任意に縮合剤の存在下、−40℃〜180℃の間の温度で反応させる、請求項1または2に記載の化合物の製造方法。
【請求項5】
請求項1または2に記載の1以上の化合物を、任意の医薬的に許容される担体、毒性的に安全な補助剤と共におよび/またはその他の活性成分との組合せ中に含む医薬組成物。
【請求項6】
錠剤、カプセル剤、被覆錠剤のような固形の経口投与できる形態、あるいは液状の経口投与できる溶液、懸濁液、沸騰錠として、タブまたはサシェットの形態で、任意に持続性の形態および/または胃液抵抗性な形態、適当な医薬的に許容される担体および補助剤とともに、任意に持続性の形態にある適当な注射または注入製剤の形態、および/または非経口のデポット医薬形態またはインプラントの形態で存在するか、あるいは濃縮液、粉末もしくは凍結乾燥製剤の形態、全身治療のための経皮治療システムの形態、全身治療のための胃腸治療システム(GITS)の形態、サルヴ、懸濁液、乳剤、バルムもしくはプラスターの形態、または外用で適用できる溶液の形態、直腸、生殖器または尿道に適用できる乳剤、溶液、リポソーム溶液、インプラント、坐剤またはカプセル剤の形態、経鼻的、耳鼻科学的または眼科学的に適用できる組成物の形態、頬側に適用できる形態で存在する、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項7】
任意に医薬的に許容される噴射剤、担体および補助剤とともにスプレーの形態または吸入治療剤の形態にある、請求項5に記載の医薬組成物。
【請求項8】
制御投与エアゾルの手段によるか、または乾燥粉末投与製剤の形態による投与用の、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
単一投与用の投与単位が、請求項1または2に記載の1以上の化合物を0.01〜2.0mg含有する、請求項5〜8のいずれか一つに記載の医薬組成物。
【請求項10】
単一投与用の投与単位が、請求項1または2に記載の1以上の化合物を0.1、1、2、5、10、20、25、30、50、100、200、300、500、600、800、1000、2000、3000、4000または5000mg含有する請求項5〜8のいずれか一つに記載の医薬組成物。
【請求項11】
ヒトまたは動物の癌および/または異常細胞成長の治療および/または増殖および/または転移の形成の予防用の医薬組成物の製造のための、式(I)
【化9】

[式中、
Aは、次の:
【化10】

であり、
D−E―Gは、次の:
【化11】

からなる群から選択される]
の化合物、それらのシス−もしくはトランス−異性体、E−もしくはZ−異性体、鏡像異性体、ジアステレオマーまたは、それらのラセミもしくは非ラセミ混合物;それらの互変異性体;またはそれらの水和物もしくは溶媒和物を含む化合物、あるいはそれらの酸付加塩の、さらなる細胞増殖抑制剤または免疫抑制剤との任意の組合せにおける使用。
【請求項12】
ヒトまたは動物の体における臓器移植後の拒絶反応の抑制用の医薬組成物の製造のための、式(I)
【化12】

[式中、
Aは、次の:
【化13】

であり、
D−E―Gは、次の:
【化14】

からなる群から選択される]
の化合物、それらのシス−もしくはトランス−異性体、E−もしくはZ−異性体、鏡像異性体、ジアステレオマーまたは、それらのラセミもしくは非ラセミ混合物;それらの互変異性体;またはそれらの水和物もしくは溶媒和物を含む化合物、あるいはそれらの酸付加塩の、さらなる細胞増殖抑制剤または免疫抑制剤および/または上記の適応に好適なさら
なる医薬組成物との任意の組み合わせにおける使用。
【請求項13】
さらなる細胞増殖抑制剤または免疫抑制剤および/またはこの適応に好適なさらなる医薬組成物との任意の組合せにおける、ヒトまたは動物における免疫抑制用医薬組成物の製造のための、請求項1または2に記載の1以上の化合物の使用。

【公開番号】特開2011−251976(P2011−251976A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−152041(P2011−152041)
【出願日】平成23年7月8日(2011.7.8)
【分割の表示】特願2000−538990(P2000−538990)の分割
【原出願日】平成10年12月16日(1998.12.16)
【出願人】(507185565)アステラス ドイッチランド ジーエムビーエイチ (2)
【氏名又は名称原語表記】Astellas Deutschland GmbH
【住所又は居所原語表記】Georg−Brauchle−Ring 64−66, 80992 Munchen,Germany
【Fターム(参考)】