説明

ピペラジニルオキソアルキルテトラヒドロイソキノリン類および関連類似物

次の構造式で示される、ピペラジニルオキソアルキルテトラヒドロイソキノリン類および関連類似物を提示する。


式中、変数は本件に述べるとおりである。これらの化合物は、in vivo または in vitroにおけるヒスタミンH3受容体へのリガンド結合性の調節に用いることができ、特に、ヒト、飼い慣らされたコンパニオンアニマル、および家畜動物における様々な中枢神経系(CNS)およびその他の障害の治療に有用である。本件に提示の化合物は単独で投与し、あるいは他のCNS剤の効果を増強するため、1つ以上の他のCNS剤と組み合わせて投与することができる。このような障害を治療するための医薬組成物および方法を提示する。また、ヒスタミンH3受容体を検出するため(例えば、受容体位置測定試験)にこれらのリガンドを使用する方法も提示する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の構造式で示される化合物またはその薬学的許容塩であって、
【化1】


式中、
nおよびpは独立して、0、1、2、または3であり、
mおよびoは独立して、1、2、または3であり、
XはCHまたはNであって、pが0のときXはCHであり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、または(3〜8員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、オキソ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルカノン、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、C〜Cシクロアルキル、および3〜7員のヘテロシクロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
あるいは、RとRは共に縮合した5〜7員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環を形成し、そのそれぞれは、オキソ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は(i)および(ii)より独立して選ばれる0〜4個の置換基を示し、
(i)は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、およびC〜Cハロアルキルであり、または2つのR基は共にC〜Cアルキレン橋を形成し、
(ii)は、ハロゲンおよびC〜Cアルキルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されたフェニルC〜Cアルキルであり、
あるいは2つのR基は、これらが結合している環原子と共に、スピロC〜Cシクロアルキルまたはスピロ4〜7員ヘテロシクロアルキルを形成し、そのそれぞれは、C〜Cアルキルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は、C〜CアルキルおよびC〜Cハロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基を示し、または2つのR基は共にC〜Cアルキレン橋を形成し、あるいは2つのR基は共に縮合した5〜7員のシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキル環を形成し、そのそれぞれは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
【化2】


は、フェニル環あるいは5または6員のヘテロアリール環を示し、そのそれぞれの環は0または1個のRで置換されており、またそのそれぞれの環はRより独立して選ばれる0〜3個の置換基で更に置換されており、
は(i)または(ii)であって、
(i)は、ハロゲン、シアノ、アミノカルボニル、またはCOOHであり、
(ii)は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアミノアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルコキシカルボニル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、(C〜C10シクロアルキル)−J−C〜Cアルキル、(3〜10員のヘテロシクロアルキル)−J−C〜Cアルキル、フェニル−J−C〜Cアルキル、ナフチル−J−C〜Cアルキル、または(5〜14員のヘテロアリール)−J−C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
(a)は、オキソ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、およびアミノカルボニルであり、
(b)は、式 D−J−E−で示される基であって、式中、
Dは、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜Cシクロアルキル、3〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、あるいは5または6員のヘテロアリールを示し、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる0〜6個の置換基で置換されており、
それぞれのJは独立して、O、CHO、OCH、C(=O)、OC(=O)、C(=O)O、S(O)、N(R)、C(=O)N(R)、N(R)C(=O)、N(R)S(O)、またはS(O)N(R)であり、あるいは存在せず、式中、それぞれのmは独立して、0、1、または2であり、それぞれのRは独立して水素またはC〜Cアルキルであり、
Eは、C〜CアルキレンまたはC〜Cアルコキシを示し、あるいは存在せず、
それぞれのRは独立して、オキソ、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物またはその薬学的許容塩。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物または塩であって、
式中、
【化3】


は、フェニル環あるいは5または6員のヘテロアリール環を示し、そのそれぞれの環は厳密に1個のRで置換されており、またそのそれぞれの環はRより選ばれる0または1個の置換基で更に置換されている、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の化合物または塩であって、nは1であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、pは1であり、oは1または2であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに1項に記載の化合物または塩であって、RおよびRは独立して、0個の置換基、あるいは1または2個のメチル置換基を示すことを特徴とする化合物または塩。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化4】


式中、
n、o、およびpは独立して1または2であり、
A、B、およびYの厳密に1つはCRであって、その他のA、B、およびYは独立してC RまたはNであり、
WはCRまたはNであり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、または(4〜8員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、オキソ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルカノン、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、C〜Cシクロアルキル、および3〜7員のヘテロシクロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
それぞれのRは独立して、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項7】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化5】


式中、
W、Y、およびZは独立してCRまたはNであり、
は、水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはフェニルC〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項8】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たすことを特徴とする化合物または塩。
【化6】

【請求項9】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化7】


式中、WはCHまたはNであり、ZはNまたはCRであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項10】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化8】


式中、Rは、水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはフェニルC〜Cアルキルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項11】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式のいずれかを満たし、
【化9】


式中、
は(i)または(ii)であって、
(i)は、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルであり、
は水素またはC〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項12】
請求項11に記載の化合物または塩であって、
は、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであり、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、またはC〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されている、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項13】
請求項6に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、フェニルあるいは5または6員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、およびモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は水素であり、
は水素である、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項14】
請求項6から請求項11のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、Rは、フェニル、ピリジル、またはピリミジニルであって、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、およびC〜Cアルカノイルより選ばれる1個の置換基で置換されていることを特徴とする化合物または塩。
【請求項15】
請求項6から請求項12のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、RはC〜Cアルキルまたは(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項16】
請求項15に記載の化合物または塩であって、Rは、イソプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項17】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化10】


式中、
【化11】


はそれぞれ5員のヘテロアリールであって、このとき、
UはNまたはCであり、
V、Q、およびYは、CR、CR、N、NR、NR、O、およびSより独立して選ばれ、このとき、
(i)V、Q、およびYの少なくとも1つは、N、NR、NR、O、またはSであり、
(ii)V、Q、およびYの1つまではOまたはSであり、
(iii)V、Q、およびYの厳密に1つはR部分を含み、
n、o、およびpは独立して1または2であり、
は、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、または(3〜8員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、オキソ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルカノン、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、C〜Cシクロアルキル、および3〜7員のヘテロシクロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
それぞれのRは独立して、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項18】
請求項16に記載の化合物または塩であって、
【化12】


であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項19】
請求項18に記載の化合物または塩であって、前記化合物は次の構造式を満たすことを特徴とする化合物または塩。
【化13】

【請求項20】
請求項16に記載の化合物または塩であって、
式中、
【化14】


であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項21】
請求項18から請求項20のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項22】
請求項21に記載の化合物または塩であって、
は、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、またはC〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、C〜CアルキルおよびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されている、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項23】
請求項17から請求項21のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、フェニルあるいは5または6員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、およびモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は水素である、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項24】
請求項17から請求項23のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、Rは、フェニル、ピリジル、またはピリミジニルであり、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、およびC〜Cアルカノイルより選ばれる1個の置換基で置換されていることを特徴とする化合物または塩。
【請求項25】
請求項17から請求項24のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、Rは、C〜Cアルキルまたは(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項26】
請求項25に記載の化合物または塩であって、Rは、イソプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項27】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化15】


式中、
n、o、およびpは独立して1または2であり、
A、B、およびYの厳密に1つはCRであって、その他のA、B、およびYは独立してCRまたはNであり、
WはCRまたはNであり、
は、C〜Cアミノアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、アミノあるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノで置換された(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはNを含む(3〜8員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、オキソ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルカノン、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、C〜Cシクロアルキル、および3〜7員のヘテロシクロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
それぞれのRは独立して、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項28】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化16】


式中、
W、Y、およびZは独立してCRまたはNであり、
は、水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはフェニルC〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項29】
請求項27に記載の化合物または塩であって、前記化合物は次の構造式を満たすこと特徴とする化合物または塩。
【化17】

【請求項30】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化18】


式中、WはCHまたはNであり、ZはNまたはCRであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項31】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化19】


式中、Rは、水素、C〜Cアルキル、(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはフェニルC〜Cアルキルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項32】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式のいずれかを満たし、
【化20】


式中、
は(i)または(ii)であって、
(i)は、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルであり、
は水素またはC〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項33】
請求項32に記載の化合物または塩であって、
は、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであり、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されている、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項34】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、フェニルあるいは5または6員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、およびモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は水素であり、
は水素である、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項35】
請求項27に記載の化合物または塩であって、
前記化合物は次の構造式を満たし、
【化21】


式中、
【化22】


はそれぞれ5員のヘテロアリールであって、このとき、
UはNまたはCであり、
V、Q、およびYは、CR、CR、N、NR、NR、O、およびSより独立して選ばれ、このとき、
(i)V、Q、Yの少なくとも1つは、N、NR、NR、O、またはSであり、
(ii)V、Q、Yの1つまではOまたはSであり、
(iii)V、Q、Yの厳密に1つはR部分を含み、
n、o、およびpは独立して1または2であり、
は、C〜Cアミノアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、アミノあるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノで置換された(C〜Cシクロアルキル)C〜Cアルキル、またはNを含む(3〜8員のヘテロシクロアルキル)C〜Cアルキルであって、そのそれぞれは、オキソ、ニトロ、ハロゲン、アミノ、シアノ、ヒドロキシ、アミノカルボニル、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルカノン、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル、C〜Cシクロアルキル、および3〜7員のヘテロシクロアルキルより独立して選ばれる0〜4個の置換基で置換されており、
それぞれのRは独立して、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項36】
請求項35に記載の化合物または塩であって、
【化23】


であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項37】
請求項35に記載の化合物または塩であって、
【化24】


であることを特徴とする化合物または塩。
【請求項38】
請求項35から請求項37のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されており、
は、水素、アミノ、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルキル、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、フェニルC〜Cアルキル、あるいは(5または6員のヘテロアリール)C〜Cアルキルである、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項39】
請求項38に記載の化合物または塩であって、
は、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノ、4〜7員のヘテロシクロアルキル、フェニル、ナフチル、または5〜10員のヘテロアリールであり、そのそれぞれは(a)および(b)より独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
(a)は、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン、およびオキソであり、
(b)は、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C〜Cシアノアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルエーテル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、フェノキシ、フェニル、および4〜7員のヘテロシクロアルキルであって、そのそれぞれは、置換されておらず、あるいは、オキソ、C〜Cアルキル、およびC〜Cアルコキシより独立して選ばれる1または2個の置換基で置換されている、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項40】
請求項38に記載の化合物または塩であって、
は(i)または(ii)であり、
(i)は、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、あるいはモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルであり、
(ii)は、フェニルあるいは5または6員のヘテロアリールであって、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルカノイル、C〜Cアルキルスルホニル、 モノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル、およびモノまたはジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルより独立して選ばれる0〜3個の置換基で置換されており、
は水素である、
ことを特徴とする化合物または塩。
【請求項41】
請求項27から請求項40のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、Rは、フェニル、ピリジル、またはピリミジニルであり、そのそれぞれは、ハロゲン、シアノ、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、およびC〜Cアルカノイルより選ばれる1個の置換基で置換されていることを特徴とする化合物または塩。
【請求項42】
請求項27から請求項41のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、Rは、ジ(C〜Cアルキル)アミノ、またはNを含む5〜7員のヘテロシクロアルキルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項43】
請求項42に記載の化合物または塩であって、Rは、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、またはピペリジン−1−イルであることを特徴とする化合物または塩。
【請求項44】
請求項1から請求項43のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、前記化合物は、ヒスタミン誘導H3受容体GTP結合性試験を用いた測定で、1マイクロモル以下のK値を持つことを特徴とする化合物または塩。
【請求項45】
請求項44に記載の化合物または塩であって、前記化合物は、ヒスタミン誘導H3受容体GTP結合性試験を用いた測定で、100ナノモル以下のK値を持つことを特徴とする化合物または塩。
【請求項46】
請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の少なくとも1つの化合物または塩を、生理学的に許容可能なキャリアまたは賦形剤と組み合わせて含むことを特徴とする医薬組成物。
【請求項47】
請求項46に記載の医薬組成物であって、前記組成物は、注射液、エアロゾル、クリーム、ゲル、錠剤、カプセル、シロップ、または経皮パッチとして調剤されていることを特徴とする医薬組成物。
【請求項48】
請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の化合物または塩の治療有効量を患者に投与する工程と、
これにより患者の病状を軽減させる工程と、
を含むことを特徴とする、患者のH3受容体変調に起因する病状の治療方法。
【請求項49】
請求項48に記載の方法であって、前記化合物はH3受容体拮抗薬活性を示すことを特徴とする方法。
【請求項50】
請求項48または請求項49に記載の方法であって、前記病状は、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害、痴呆、精神分裂病、認識障害、てんかん、片頭痛、過剰な日中の眠気、交代勤務睡眠障害、時差ぼけ、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸、アレルギー性鼻炎、めまい、乗り物酔い、記憶障害、またはパーキンソン病であることを特徴とする方法。
【請求項51】
請求項48または請求項49に記載の方法であって、前記病状は、肥満、摂食障害、または糖尿病であることを特徴とする方法。
【請求項52】
請求項48から請求項51のいずれか1項に記載の方法であって、前記患者はヒトであることを特徴とする方法。
【請求項53】
請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の化合物または塩であって、前記化合物または塩は放射性標識化されていることを特徴とする化合物または塩。
【請求項54】
試料中におけるH3受容体の有無を確認する方法であって、
前記方法は、
(a)請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の化合物または塩がH3受容体に結合する条件下で、前記化合物を試料と接触させる工程と、
(b)H3受容体に結合した前記化合物の量を求めて、前記試料中におけるH3受容体の有無を確認する工程と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項55】
請求項54に記載の方法であって、
前記化合物は放射性標識化されており、
前記検出工程は、
(i)結合した化合物と結合していない化合物とを分ける工程と、
(ii)試料中における結合化合物の有無を検出する工程と、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項56】
(a)容器に入れた請求項46に記載の医薬組成物と、
(b)患者におけるH3受容体変調に起因する病状の治療に前記組成物を使用するための説明書と、
を含むことを特徴とする包装済医薬品。
【請求項57】
請求項56に記載の包装済医薬品であって、前記病状は、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害、痴呆、精神分裂病、認識障害、てんかん、片頭痛、過剰な日中の眠気、交代勤務睡眠障害、時差ぼけ、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸、アレルギー性鼻炎、めまい、乗り物酔い、記憶障害、またはパーキンソン病であることを特徴とする包装済医薬品。
【請求項58】
請求項56に記載の包装済医薬品であって、前記病状は、肥満、摂食障害、または糖尿病であることを特徴とする包装済医薬品。
【請求項59】
H3受容体変調に起因する病状の治療のための医薬の製造における、請求項1から請求項45のいずれか1項に記載の化合物または塩の使用。
【請求項60】
請求項59に記載の使用であって、前記病状は、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害、痴呆、精神分裂病、認識障害、てんかん、片頭痛、過剰な日中の眠気、交代勤務睡眠障害、時差ぼけ、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸、アレルギー性鼻炎、めまい、乗り物酔い、記憶障害、またはパーキンソン病であることを特徴とする使用。
【請求項61】
請求項59に記載の使用であって、前記病状は、肥満、摂食障害、または糖尿病であることを特徴とする使用。

【公表番号】特表2009−531314(P2009−531314A)
【公表日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−500382(P2009−500382)
【出願日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際出願番号】PCT/US2007/005762
【国際公開番号】WO2007/106349
【国際公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【出願人】(500015456)ニューロジェン・コーポレーション (48)
【Fターム(参考)】