説明

ピラゾロスピロケトンアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤

本発明は、R、RおよびRが本明細書に記載されている通りである式(1)の化合物または薬学的に許容できる前記化合物の塩;その医薬組成物;および動物におけるアセチルCoAカルボキシラーゼ酵素(複数可)の阻害によって調節される疾患、状態または障害を治療する際のその使用を提供する。
【化1】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化1】

[式中、
は、シアノおよびメトキシから独立に選択される1から2個の置換基で置換されていてもよい(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニル、ベンジル、ピリジルまたはフェニルであり、
は、水素、メチルまたはエチルであり、
は、
【化2−1】

【化2−2】

からなる群から選択される化学的部分であり、
ここで、Xは、O、SまたはN−R3cであり、
Yは、CHまたはOであり、
3aは、水素またはメチルであり、
3bは、水素、メチル、エチル、ハロ、メトキシまたはエトキシであり、
3cは、水素、メチル、エチルまたは3員から6員のシクロアルキルであり、
3dは、水素、メチルまたはヒドロキシルであり、
3eは、水素、メチル、エチル、ハロまたはアミノであり、
3fは、水素、メチルまたはメトキシであり、
3gは、水素またはメトキシであり、
3hは、水素、メチル、メトキシまたはハロであり、
3iは、水素、メチルまたはメトキシであり、または
3jは、水素またはメトキシである]。
【請求項2】
が(C〜C)アルキル、(C〜C)シクロアルキル、テトラヒドロフラニルであり、Rが水素またはメチルである、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
がエチル、イソプロピルまたはt−ブチルであり、Rが、式(1a)、(1c)、(1d)、(1f)、(1i)、(1j)、(1k)、(1l)、(1m)、(1n)、(1o)、(1p)または(1q)の化学的部分であり、XがOまたはN−R3cであり、YがCHであり、R3aが水素であり、R3bが水素、メチル、メトキシ、クロロまたはフルオロであり、R3cおよびR3eがそれぞれ独立に、水素またはメチルであり、R3f、R3g、R3h、R3iおよびR3jが水素である、請求項1または2に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
がt−ブチルであり、Rが水素であり、Rが式(1a)、(1c)、(1d)、(1f)、(1j)または(1k)の化学的部分であり、ここで、Xは、N−R3cであり、R3dは、水素である、請求項3に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
(i)前記請求項のいずれか一項に記載の化合物、および(ii)薬学的に許容できる賦形剤、希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項6】
前記化合物が治療有効量で存在する、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
抗肥満薬および抗糖尿病薬からなる群から選択される少なくとも1種の別の薬剤をさらに含む、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記抗肥満薬が、ジルロタピド、ミトラタピド、インプリタピド、R56918(CAS番号403987)、CAS番号913541−47−6、ロルカセリン、セチリスタット、PYY3−36、ナルトレキソン、オレオイル−エストロン、オビネピチド、プラムリンチド、テソフェンシン、レプチン、リラグルチド、ブロモクリプチン、オルリスタット、エクセナチド、AOD−9604(CAS番号221231−10−3)およびシブトラミンからなる群から選択される、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記抗糖尿病薬が、メトホルミン、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、ジアビネース、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラザミド、トルブタミド、テンダミスタット、トレスタチン、アカルボース、アジポシン、カミグリボース、エミグリテート、ミグリトール、ボグリボース、プラジミシン−Q、サルボスタチン、バラグリタゾン、シグリタゾン、ダルグリタゾン、エングリタゾン、イサグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾン、エキセンディン−3、エキセンディン−4、トロズスクエミン、レセルバトロール、ヒルチオサール抽出物、シタグリプチン、ビルダグリプチン、アログリプチンおよびサクサグリプチンからなる群から選択される、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
動物における肥満および肥満関連障害を治療するための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、治療有効量の請求項1から4に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項11】
動物における2型糖尿病および糖尿病関連障害の進行または発症を治療するまたは遅延させるための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、治療有効量の請求項1から4に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項12】
動物における非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)または肝臓インスリン抵抗性を治療するための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、治療有効量の請求項1から4に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項13】
動物における肥満および肥満関連障害を治療するための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、請求項6から9のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項14】
動物における2型糖尿病および糖尿病関連障害の進行または発症を治療するまたは遅延させるための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、請求項6から9のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項15】
動物における非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)または肝臓インスリン抵抗性を治療するための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、請求項6から9のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与するステップを含む方法。
【請求項16】
動物におけるアセチルCoAカルボキシラーゼ酵素(複数可)の阻害によって調節される疾患、状態または障害を治療するための方法であって、かかる治療を必要とする動物に、
(i)治療量の請求項1から4に記載の化合物、および薬学的に許容できる賦形剤、希釈剤または担体を含む第1の組成物と、
(ii)抗肥満薬および抗糖尿病薬からなる群から選択される少なくとも1種の別の薬剤、および薬学的に許容できる賦形剤、希釈剤または担体を含む第2の組成物と
を含む2種の別々の医薬組成物を投与するステップを含み、
アセチルCoAカルボキシラーゼ酵素(複数可)の阻害によって調節される前記疾患、状態または障害が、肥満、肥満関連障害、2型糖尿病、糖尿病関連障害、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)および肝臓インスリン抵抗性からなる群から選択される、方法。
【請求項17】
前記抗肥満薬が、ジルロタピド、ミトラタピド、インプリタピド、R56918(CAS番号403987)、CAS番号913541−47−6、ロルカセリン、セチリスタット、PYY3−36、ナルトレキソン、オレオイル−エストロン、オビネピチド、プラムリンチド、テソフェンシン、レプチン、リラグルチド、ブロモクリプチン、オルリスタット、エクセナチド、AOD−9604(CAS番号221231−10−3)およびシブトラミンからなる群から選択され、前記抗糖尿病薬が、メトホルミン、アセトヘキサミド、クロルプロパミド、ジアビネース、グリベンクラミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド、グリクラジド、グリペンチド、グリキドン、グリソラミド、トラザミド、トルブタミド、テンダミスタット、トレスタチン、アカルボース、アジポシン、カミグリボース、エミグリテート、ミグリトール、ボグリボース、プラジミシン−Q、サルボスタチン、バラグリタゾン、シグリタゾン、ダルグリタゾン、エングリタゾン、イサグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾン、エキセンディン−3、エキセンディン−4、トロズスクエミン、レセルバトロール、ヒルチオサール抽出物、シタグリプチン、ビルダグリプチン、アログリプチンおよびサクサグリプチンからなる群から選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の組成物および前記第2の組成物を同時に投与する、請求項16または17に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の組成物および前記第2の組成物を順次および任意の順序で投与する、請求項16または17に記載の方法。
【請求項20】
アセチルCoAカルボキシラーゼ酵素(複数可)の阻害によって調節される疾患、状態または障害を治療するための医薬の製造における請求項1から4に記載の化合物の使用。

【公表番号】特表2011−521939(P2011−521939A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−511101(P2011−511101)
【出願日】平成21年5月18日(2009.5.18)
【国際出願番号】PCT/IB2009/005649
【国際公開番号】WO2009/144554
【国際公開日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】