説明

ピラゾロン化合物及びトロンボポエチンレセプター活性化剤

【課題】 トロンボポエチンレセプター活性化作用が有効な疾患の予防・治療・改善薬を提供する。
【解決手段】式(1)
【化1】


[式中、AはC2-14アリール基を意味し、Bは、水素、C1-6アルキル基、フッ素原子で置換されたC1-3アルキル基又はC2-14アリール基を意味し、Dは、水素、C1-6アルキル基、フッ素原子で置換されたC1-3アルキル基又はC2-14アリール基を意味し、EはC2-14アリール基を意味する。]で表されるトロンボポエチンレセプター活性化剤、該活性化剤の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有するトロンボポエチンレセプター活性化作用が有効な疾患の予防・治療・改善薬又は血小板増多剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1)
【化1】

[式中、Aは、C2-14アリール基(該C2-14アリール基は、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−6アルキルカルボニル基、水酸基又はアミノ基(該水酸基及びアミノ基は、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基で置換されていてもよい。)の夫々1乃至複数で置換されていてもよい。)を意味し、Bは、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、Dは、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、EはC2-14アリール基(該C2-14アリール基は、水酸基、ニトロ基、ハロゲン原子、シアノ基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、NG(式中、G及びGはそれぞれ独立に、水素原子、ホルミル基、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、カルボアミド基(該カルボアミド基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい)、スルホアミド基(該スルホアミド基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい)、ヒドロキシカルボアミド基、ヒドロキシスルホアミド基、テトラゾール基、C1-6アルコキシカルボニル基又はX(CYZ)COH(式中、XはCH、O、S又はNG(Gは、水素原子、C1-6アルキル基、ホルミル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)を意味し、Y及びZはそれぞれ独立に、水素原子又はC1-3アルキル基を意味し、nは0、1、2又は3を意味する。)の夫々1乃至複数で置換されている。)を意味する。]で表されるピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項2】
式(2)
【化2】

[式中、R1は、C2-14アリール基(該C2-14アリール基は、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−6アルキルカルボニル基、水酸基又はアミノ基(該水酸基及びアミノ基は、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基で置換されていてもよい。)の夫々1乃至複数で置換されていてもよい。)を意味し、R2は、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、R3は、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、R4はC2-14アリール基(該C2-14アリール基は、水酸基、ニトロ基又はNR(式中、R及びRはそれぞれ独立に、水素原子、ホルミル基、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)の夫々1乃至複数で置換されている。)を意味する。]で表されるピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項3】
4が、1乃至複数の水酸基で置換されたC2-14アリール基である請求項2記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項4】
4が、NR(式中、R及びRはそれぞれ独立に、水素原子、ホルミル基、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)で置換されたC2-14アリール基である請求項2記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項5】
4が、1乃至複数のニトロ基で置換されたC2-14アリール基である請求項2記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項6】
式(3)
【化3】

[式中、Rは、C2-14アリール基(該C2-14アリール基は、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−6アルキルカルボニル基、水酸基又はアミノ基(該水酸基及びアミノ基は、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基で置換されていてもよい。)の夫々1乃至複数で置換されていてもよい。)を意味し、Rは、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、Rは、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、R10はC2-14アリール基(該C2-14アリール基は、カルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、カルボアミド基、スルホアミド基、ヒドロキシカルボアミド基、ヒドロキシスルホアミド基、テトラゾール基、C1-6アルコキシカルボニル基又はX(CYZ)COH(式中、XはCH、O、S又はNR11(R11は、水素原子、C1-6アルキル基、ホルミル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)を意味し、Y及びZはそれぞれ独立に、水素原子又はC1-3アルキル基を意味し、nは0、1、2又は3を意味する。)の夫々1乃至複数で置換されている。)を意味する。]で表されるピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項7】
10が、1乃至複数のカルボキシル基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項8】
10が、X(CYZ)COH(式中、XはCH、O、S又はNR11(R11は、水素原子、C1-6アルキル基、ホルミル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)を意味し、Y及びZはそれぞれ独立に、水素原子又はC1-3アルキル基を意味し、nは0、1、2又は3を意味する。)で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項9】
10が、1乃至複数のスルホン酸基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項10】
10が、1乃至複数のホスホン酸基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項11】
10が、1乃至複数のテトラゾール基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項12】
10が、1乃至複数のカルボアミド基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項13】
10が、1乃至複数のスルホアミド基で置換されたC2-14アリール基である請求項6記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項14】
式(4)
【化4】

[式中、R12は、C2-14アリール基(該C2-14アリール基は、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、C1−6アルキルカルボニル基、水酸基又はアミノ基(該水酸基及びアミノ基は、C1-6アルキル基又はC1-6アルキルカルボニル基で置換されていてもよい。)で置換されていてもよい。)を意味し、R13は、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、R14は、水素原子、C1-6アルキル基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、又はC2-14アリール基を意味し、R15はC2-14アリール基(該C2-14アリール基は、水酸基、アミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、シアノ基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、カルボアミド基及びスルホアミド基((該カルボアミド基及び該スルホアミド基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる置換基並びにカルボキシル基、スルホン酸基、ホスホン酸基、カルボアミド基、スルホアミド基、ヒドロキシカルボアミド基、ヒドロキシスルホアミド基、テトラゾール基、C1-6アルコキシカルボニル基及びX(CYZ)COH(式中、XはCH、O、S又はNR16(R16は、水素原子、C1-6アルキル基、ホルミル基又はC1-6アルキルカルボニル基を意味する。)を意味し、Y及びZはそれぞれ独立に、水素原子又はC1-3アルキル基を意味し、nは0、1、2又は3を意味する。)から選ばれる置換基で置換されている。)を意味する。]で表されるピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項15】
15が、水酸基並びにカルボキシル基で置換されたC2-14アリール基である請求項14記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項16】
15が、アミノ基並びにカルボキシル基で置換されたC2-14アリール基である請求項14記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項17】
15が、ニトロ基、ハロゲン原子、シアノ基、1乃至複数のフッ素原子で置換されたC1-3アルキル基、カルボアミド基及びスルホアミド基((該カルボアミド基及び該スルホアミド基はC1-6アルキル基で置換されていてもよい)から選ばれる置換基並びにカルボキシル基で置換されたC2-14アリール基である請求項14記載のピラゾロン化合物、該化合物の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物。
【請求項18】
請求項1記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項19】
請求項2記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項20】
請求項3記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項21】
請求項4記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項22】
請求項5記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項23】
請求項6記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項24】
請求項7記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項25】
請求項8記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項26】
請求項9記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項27】
請求項10記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項28】
請求項11記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項29】
請求項12記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項30】
請求項13記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項31】
請求項14記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項32】
請求項15記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項33】
請求項16記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項34】
請求項17記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤。
【請求項35】
請求項18、請求項19、請求項20、請求項21、請求項22、請求項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項27、請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、請求項32、請求項33又は請求項34に記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤、該活性化剤の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有するトロンボポエチンレセプター活性化作用が有効な疾患の予防・治療・改善薬。
【請求項36】
請求項18、請求項19、請求項20、請求項21、請求項22、請求項23、請求項24、請求項25、請求項26、請求項27、請求項28、請求項29、請求項30、請求項31、請求項32、請求項33又は請求項34に記載のトロンボポエチンレセプター活性化剤、該活性化剤の互変異性体、プロドラッグ若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物を有効成分として含有する血小板増多剤。
【請求項37】
請求項1〜17に記載の式(1)の化合物の少なくとも1つを含有する薬剤(medicament)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2006−506452(P2006−506452A)
【公表日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−501024(P2005−501024)
【出願日】平成15年10月9日(2003.10.9)
【国際出願番号】PCT/JP2003/012985
【国際公開番号】WO2004/033433
【国際公開日】平成16年4月22日(2004.4.22)
【出願人】(000003986)日産化学工業株式会社 (510)
【Fターム(参考)】