説明

ピラゾロン誘導体及びそれらを有効成分とするPDE阻害剤

【課題】 ホスホジエステラーゼ阻害作用を有する医薬品として有用な新規ピラゾロン誘導体を提供すること。
【解決手段】 下記一般式(1)


で表されるピラゾロン誘導体(具体例:3−(2−エチル−8−メトキシキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン)。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

[式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜6のアルキル基を示し、Heterocycleは下記一般式(2)
【化2】

(式中R3は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数1〜4のペルフルオロアルキル基を、R4は炭素数1〜6のアルコキシ基を示す)を示す]
で表されるピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項2】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
【化3】

[式中、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項3】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
【化4】

[式中、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項4】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1c)
【化5】

[式中、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項5】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1d)
【化6】

[式中、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。
【請求項6】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1e)
【化7】

[式中、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項7】
前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1f)
【化8】

[式中、Yは酸素原子又は硫黄原子を示し、R1、R2及びR3は前記定義に同じ]
で表される化合物であることを特徴とする請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容しうるその塩又はその水和物。
【請求項8】
前記一般式(1)で示される化合物が、
3−(8−メトキシキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(8−メトキシ−2−メチルキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(2−エチル−8−メトキシキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(2−イソプロピル−8−メトキシキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(8−メトキシ−2−トリフルオロメチルキノリン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(5−メトキシ−2−トリフルオロメチル−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−8−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(8−メトキシ−2−トリフルオロメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(4−メトキシ−2−トリフルオロメチルベンゾ[d]チアゾール−7−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(4−メトキシ−2−トリフルオロメチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−7−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、
3−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチルベンゾ[b]チオフェン−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン又は
3−(7−メトキシ−2−トリフルオロメチルベンゾフラン−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−ピラゾール−5(4H)−オンである請求項1記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物。
【請求項9】
請求項1〜8の何れか1項に記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物を有効成分とするホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤。
【請求項10】
請求項1〜8のいずれか1項に記載のピラゾロン誘導体、その光学異性体、薬理学的に許容し得るその塩又はその水和物を有効成分として含有する医薬。

【公開番号】特開2008−69144(P2008−69144A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−212079(P2007−212079)
【出願日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【出願人】(000001395)杏林製薬株式会社 (120)
【Fターム(参考)】