説明

ピラゾロ[4,3−d]ピリミジン類

本発明は式(I)の化合物に関する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】

その互変異性体、または該化合物もしくは互変異性体の医薬的に許容できる塩類、溶媒和物もしくは多形
[式中:
R1は、RA、RB、RCおよびRDから選択される環式基であり、これらはそれぞれ1個以上のR7基で置換されていてもよく;
R2は、水素またはC1-C2アルキルであり;
R3およびR4は、それぞれ独立して、C1-C8アルキル、C2-C8アルケニル、C2-C8アルキニルもしくはC3-C10シクロアルキル(これらはそれぞれ1個以上のR8基で置換されていてもよい)、またはRE(これは1個以上のR9基で置換されていてもよい)、または水素であり;
あるいは、-NR3R4はRFを形成し、これは1個以上のR10基で置換されていてもよく;
R5は、-Y-NR15R16であり;
R6は、N1またはN2に結合することができ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C2-C6アルケニルまたはC2-C6アルキニルであり、これらはそれぞれC1-C6アルコキシ、(C3-C6シクロアルキル)メトキシ、C1-C6ハロアルコキシ、またはRJ、RK、RLおよびRMから選択される環式基で置換されていてもよく、あるいはR6は、RN、C3-C7シクロアルキルまたはC3-C7ハロシクロアルキルであり、これらはそれぞれC1-C6アルコキシまたはC1-C6ハロアルコキシで置換されていてもよく、あるいはRは水素であり;
R7は、ハロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C2-C6アルケニル、C2-C6アルキニル、C3-C10シクロアルキル、C3-C10ハロシクロアルキル、フェニル、OR12、OC(O)R12、NO2、NR12R13、NR12C(O)R13、NR12CO2R14、C(O)R12、CO2R12、CONR12R13またはCNであり;
R8は、ハロ、フェニル、C1-C6アルコキシフェニル、OR12、OC(O)R12、NO2、NR12R13、NR12C(O)R13、NR12CO2R14、C(O)R12、CO2R12、CONR12R13、CN、C3-C6シクロアルキル、RGまたはRHであり、これらのうち最後の2つは1個以上のR9基で置換されていてもよく;
R9は、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキルまたはCO2R12であり;
R10は、ハロ、C3-C10シクロアルキル、C3-C10ハロシクロアルキル、フェニル、OR12、OC(O)R12、NO2、NR12R13、NR12C(O)R13、NR12CO2R14、C(O)R12、CO2R13、CONR12R13、CN、オキソ、C1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり、これらのうち最後の2つはR11で置換されていてもよく;
R11は、フェニル、NR12R13またはNR12CO2R14であり;
R12およびR13は、それぞれ独立して、水素、C1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり;
R14は、C1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり;
R15は、R17、R17C(O)およびR18SO2から選択され;
R16は、水素、C1-C6アルキル(1個以上のR19基で置換されていてもよい)、C1-C6ハロアルキルおよびC3-C10シクロアルキル(1個以上のR20基で置換されていてもよい)から選択され;
あるいは、-NR15R16は3-〜8-員飽和環を構成し、これはさらに窒素、酸素および硫黄から選択される1個以上のヘテロ原子を含んでもよく、R21、R22および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルから選択される1個以上の基で置換されていてもよく;
R17は、水素またはR18であり;
R18は、C1-C6アルキル(1個以上のR19基で置換されていてもよい)、C1-C6ハロアルキルおよびC3-C10シクロアルキル(1個以上のR20基で置換されていてもよい)から選択され;
R19は、R21、-NR23R24、-CO2R25、-CONR26R27、R28およびフェニル(R29で置換されていてもよい)から選択され;
R20は、R21、R22およびオキソから選択され;
R21は、オキソ、ヒドロキシ、C1-C6アルコキシ、C1-C8(ハロアルキル)オキシまたはC3-C7シクロアルキルオキシであり;
R22は、C1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり;
R23およびR24は、それぞれ独立して、水素およびC1-C6アルキルから選択され;
あるいは、-NR23R24はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンまたはモルホリン環を構成し;
R25は、水素またはC1-C6アルキルであり;
R26およびR27は、それぞれ独立して、水素およびC1-C6アルキルから選択され;
あるいは、-NR26R27はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンまたはモルホリン環を構成し;
R28は、飽和、不飽和または芳香族の複素環であり、最高10個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択され;
R29は、ハロ、R21およびR22から選択され;
RAおよびRJは、それぞれ独立して、C3-C10シクロアルキルまたはC3-C10シクロアルケニル基であり、これらはそれぞれ単環式であるか、または適切な数の環原子がある場合は多環式であってもよく、これらは下記のいずれかに縮合していてもよく:
(a)単環式芳香族環:ベンゼン環、ならびに窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環から選択される;あるいは
(b)窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-、6-または7-員ヘテロ脂環式環;
RBおよびRKは、それぞれ独立して、フェニルまたはナフチル基であり、これらはそれぞれ下記のいずれかに縮合していてもよく:
(a)C5-C7シクロアルキルまたはC5-C7シクロアルケニル環;
(b)窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-、6-または7-員ヘテロ脂環式環;あるいは
(c)窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環;
RC、RLおよびRNは、それぞれ独立して、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和または部分不飽和環系であり、3〜10個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり、これらの環はC5-C7シクロアルキルまたはC5-C7シクロアルケニル基に縮合していてもよく、あるいはベンゼン環、ならびに窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環から選択される単環式芳香族環であり;
RDおよびRMは、それぞれ独立して、独立して窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環であり、これらの環はさらに下記のいずれかに縮合していてもよく:
(a)窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む、第2の5-または6-員ヘテロ芳香族環;
(b)C5-C7シクロアルキルまたはC5-C7シクロアルケニル環;
(c)窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-、6-または7-員ヘテロ脂環式環;あるいは
(d)ベンゼン環;
RE、RFおよびRGは、それぞれ独立して、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和環系であり、3〜10個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RHは、独立して窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環であり;
Yは、共有結合、C1-C6アルキレニルまたはC3-C7シクロアルキレニルである]。
【請求項2】
R1はRBであり、これは1個以上のR7基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1はRDであり、これは1個以上のR7基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R7は、ハロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、OR12またはCONR12R13である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R2は水素である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R3は、水素、C1-C6アルキル(これは1個以上のR8基で置換されていてもよい)、またはRE(これは1個以上のR9基で置換されていてもよい)であり;REは、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和環系であり、3〜7個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
R4は、水素、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、C2-C6アルケニルまたはC2-C6アルキニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
-NR3R4はRFを形成し、これは1個以上のR10基で置換されていてもよく;RFは、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和環系であり、少なくとも1個の窒素原子ならびに場合により酸素および硫黄から選択される他の1個の原子を含めた3〜10個の環原子を含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Yは、C1-C6アルキレニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
R15はR17C(O)またはR18SO2であり、R16は水素またはC1-C6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
R15はR17であり、R16は水素またはC1-C6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
-NR15R16は3-〜8-員飽和環を構成し、これはさらに窒素、酸素および硫黄から選択される1個以上のヘテロ原子を含んでもよく、R21、R22および(C1-C6アルコキシ)C1-C6アルキルから選択される1個以上の基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
R6はN1上にある、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
R6はC1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり、これらはそれぞれC1-C6アルコキシ、C1-C6ハロアルコキシ、またはRJ、RLおよびRMから選択される環式基で置換されていてもよく、あるいはR6はRNまたは水素であり;
RJは、C3-C7単環式シクロアルキル基であり;
RLおよびRNは、それぞれ独立して、単環式の飽和または部分不飽和環系であり、4〜7個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RMは、独立して窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
R3は、水素、C1-C4アルキル(これは1個以上のR8基で置換されていてもよい)、またはRE(これは1個以上のR9基で置換されていてもよい)であり;
R4は、水素、C1-C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり;
あるいは、-NR3R4はRFを形成し、これは1個以上のR10基で置換されていてもよく;
R6はC1-C4アルキルまたはC1-C4ハロアルキルであり、これらはそれぞれC1-C4アルコキシ、C1-C4ハロアルコキシ、またはRJ、RLおよびRMから選択される環式基で置換されていてもよく、あるいはR6はRNまたは水素であり;
RAは、単環式C3-C8シクロアルキル基であり;
RBは、フェニルであり;
RCは、単環式の飽和または部分不飽和環系であり、3〜8個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RDは、独立して窒素、酸素および硫黄から選択される最高3個のヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環であり;
REは、単環式飽和環系であり、3〜7個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RFは、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和環系であり、3〜10個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RJは、シクロプロピルまたはシクロブチルであり;
RLおよびRNは、それぞれ独立して、単環式飽和環系であり、5または6個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RMは、窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環であり;
Yは、C1-C6アルキレニルである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
R1は、RA、RB、RCおよびRDから選択される環式基であり、これらはそれぞれ1個以上のR7基で置換されていてもよく;
R7は、ハロ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、OR12またはCONR12R13であり;
R8は、ハロ、フェニル、C1-C6アルコキシフェニル、OR12、NR12R13、NR12CO2R14、CO2R12、CONR12R13、RGまたはRHであり、これらのうち最後の2つは1個以上のR9基で置換されていてもよく;
RAは、単環式C5-C7シクロアルキル基であり;
RBは、フェニルであり;
RCは、単環式飽和環系であり、5〜7個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RDは、環中に、窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子を含み、さらに最高2個の窒素原子を含んでもよい、5-員ヘテロ芳香族環であり、あるいは1、2または3個の窒素原子を含む6-員ヘテロ芳香族環であり;
REは、単環式飽和環系であり、1個の窒素原子を含めた3〜7個の環原子を含み;
RFは、単環式の、または適切な数の環原子がある場合は多環式の飽和環系であり、少なくとも1個の窒素原子ならびに場合により酸素および硫黄から選択される他の1個の原子を含めた3〜10個の環原子を含み;
RGは、単環式飽和環系であり、3〜7個の環原子を含み、それらのうち少なくとも1個は窒素、酸素および硫黄から選択されるヘテロ原子であり;
RHは、最高2個の窒素原子を含む5-または6-員ヘテロ芳香族環であり;
Yは、-CH2-である、
請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容できる塩類、溶媒和物もしくは多形、および医薬的に許容できる希釈剤またはキャリヤーを含む、医薬組成物。
【請求項18】
哺乳動物においてPDE5の阻害が有益な効果をもたらすことが知られているか、またはそれを示すことができる障害または状態を処置する方法であって、哺乳動物に療法有効量の請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬的に許容できる塩類、溶媒和物もしくは多形を投与することを含む方法。
【請求項19】
障害または状態が糖尿病である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
障害または状態が高血圧症である、請求項18に記載の方法。

【公表番号】特表2007−532526(P2007−532526A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−506858(P2007−506858)
【出願日】平成17年3月30日(2005.3.30)
【国際出願番号】PCT/IB2005/000891
【国際公開番号】WO2005/097799
【国際公開日】平成17年10月20日(2005.10.20)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】