説明

ファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラム

【課題】PC内の複数のフォルダに散在するファイル(たとえば写真)の内容を、ユーザがスライドショーの形で容易かつ効率的に閲覧すること。
【解決手段】PC内の特定のフォルダ以下にある全ファイルをその作成日時順に並べ替えるとともに、同一時期(たとえば同一日)に作成されたファイル同士をまとめて一つの「イベント」とする。次にこのイベントの属性情報、たとえば当該イベントを構成するファイルの作成日時に合わせて、タイトル画像用の背景画像や背景音楽を選択し、当該イベントの表示方法を定義する「ムービートーン」(具体的にはXMLファイル)を生成する。そして各イベントは、当該イベントにつき生成されたムービートーンにしたがって、画面上で切り替え表示される。なお、イベント内の各ファイルをサムネイルで一覧表示させたり、関連イベントをあわせて表示させることもできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の電子ファイルの内容を表示画面に切り替え表示するファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラの一般家庭への普及により、PC(パーソナル・コンピュータ)内に大量に蓄積された画像を容易かつ効率的に閲覧・整理できるツールが強く求められている。そして従来のいわゆる「スライドショー」機能では、ユーザのキー操作あるいは所定時間経過を契機として、複数の画像を任意の順序で切り替え表示させることができる。また、スライドショーをより効果的なものとするために、タイトル画面や画像間の区切りを示す画面を挿入したり、背景音楽(スライドショーの表示にあわせて再生される音楽)を設定したりすることもできる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら上記従来技術においては、通常、スライドを構成する画像のすべてが同一のフォルダ内に保存されていなければならず、しかもサブフォルダ内の画像は対象外であった。デジタルカメラの写真をPCに取り込んだ場合、取り込んだ日付や行事ごとのフォルダに分類されていることが多いので、複数のフォルダに散在するファイルを一連のスライドショーとして閲覧したい場合は、ユーザがあらかじめ所望の画像すべてを一つのフォルダにまとめておかなければならなかった。すなわち、撮影した写真を後日閲覧するにあたっては、同時期の行事やその前後の行事などの写真もあわせて時系列順に見たほうが、撮影時の記憶が鮮やかに甦りいっそう効果的であるにもかかわらず、従来技術においてはスライドショーの構成が、画像のPC内での位置(どのフォルダに保存されているか)に依存してしまうという問題点があった。また、タイトル画面や画像間の区切りを示す画面、そして背景音楽についても、あらかじめユーザが設定しておかなければならず、初心者には使いづらいものであった。
【0004】
この発明は上述した従来技術による問題点を解消するため、PC内の複数のフォルダに散在するファイルの内容を、ユーザがスライドショーの形で容易かつ効率的に閲覧することが可能なファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるファイル表示装置は、電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成手段と、前記イベント生成手段により生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景画像の中から前記イベントのタイトル画像の背景画像を選択する背景画像選択手段と、前記イベント生成手段により生成されたイベントを構成するファイルの内容および前記背景画像選択手段により選択された背景画像を背景画像とするタイトル画像を表示画面に切り替え表示するスライド表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この請求項1の発明によれば、各イベントのスライドショー時には、イベントごとに選択された背景画像を有するタイトル画像が自動挿入される。
【0007】
また、請求項2の発明にかかるファイル表示装置は、電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成手段と、前記イベント生成手段により生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景音楽の中から前記イベントの背景音楽を選択する背景音楽選択手段と、前記イベント生成手段により生成されたイベントを構成するファイルの内容を表示画面に切り替え表示するスライド表示手段と、前記スライド表示手段でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて前記背景音楽選択手段により選択された背景音楽を出力する音声出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項2の発明によれば、各イベントのスライドショー時には、イベントごとに選択された背景音楽が自動再生される。
【0009】
また、請求項3の発明にかかるファイル表示装置は、前記請求項1または請求項2に記載の発明において、前記イベント生成手段が、複数のフォルダに保存された複数の電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成することを特徴とする。
【0010】
この請求項3の発明によれば、複数のフォルダに散在する複数のファイルが、一連のスライドショーとして画面上に切り替え表示される。
【0011】
また、請求項4の発明にかかるファイル表示装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の発明において、前記電子ファイルの属性情報とは前記電子ファイルの作成日時であることを特徴とする。
【0012】
この請求項4の発明によれば、複数のファイルはその作成日時にもとづいて複数のイベントに分類される。
【0013】
また、請求項5の発明にかかるファイル表示装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の発明において、前記イベントの属性情報とは前記イベントを構成するファイルの作成日時であることを特徴とする。
【0014】
この請求項5の発明によれば、背景画像や背景音楽はイベント内のファイルの作成日時に合わせて選択される。
【0015】
また、請求項6の発明にかかるファイル表示装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の発明において、さらに、前記スライド表示手段でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて、当該イベントに関連するイベントを検索する関連イベント検索手段と、前記関連イベント検索手段により検索されたイベントを構成するファイルのうちいずれか一つの内容を前記表示画面に表示する関連イベント表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】
この請求項6の発明によれば、スライドショー中のイベントに関連する他のイベント(の代表ファイルの内容)があわせて画面表示される。
【0017】
また、請求項7の発明にかかるファイル表示方法は、電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成工程と、前記イベント生成工程で生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景画像の中から前記イベントのタイトル画像の背景画像を選択する背景画像選択工程と、前記イベント生成工程で生成されたイベントを構成するファイルの内容および前記背景画像選択工程で選択された背景画像を背景画像とするタイトル画像を表示画面に切り替え表示するスライド表示工程と、を含むことを特徴とする。
【0018】
この請求項7の発明によれば、各イベントのスライドショー時には、イベントごとに選択された背景画像を有するタイトル画像が自動挿入される。
【0019】
また、請求項8の発明にかかるファイル表示方法は、電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成工程と、前記イベント生成工程で生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景音楽の中から前記イベントの背景音楽を選択する背景音楽選択工程と、前記イベント生成工程で生成されたイベントを構成するファイルの内容を表示画面に切り替え表示するスライド表示工程と、前記スライド表示工程でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて前記背景音楽選択工程で選択された背景音楽を出力する音声出力工程と、を含むことを特徴とする。
【0020】
この請求項8の発明によれば、各イベントのスライドショー時には、イベントごとに選択された背景音楽が自動再生される。
【0021】
また、請求項9の発明にかかるファイル表示方法は、前記請求項7または請求項8に記載の発明において、前記イベント生成工程では、複数のフォルダに保存された複数の電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成することを特徴とする。
【0022】
この請求項9の発明によれば、複数のフォルダに散在する複数のファイルが、一連のスライドショーとして画面上に切り替え表示される。
【0023】
また、請求項10の発明にかかるファイル表示方法は、前記請求項7〜請求項9のいずれか一つに記載の発明において、前記電子ファイルの属性情報とは前記電子ファイルの作成日時であることを特徴とする。
【0024】
この請求項10の発明によれば、複数のファイルはその作成日時にもとづいて複数のイベントに分類される。
【0025】
また、請求項11の発明にかかるファイル表示方法は、前記請求項7〜請求項10のいずれか一つに記載の発明において、前記イベントの属性情報とは前記イベントを構成するファイルの作成日時であることを特徴とする。
【0026】
この請求項11の発明によれば、背景画像や背景音楽はイベント内のファイルの作成日時に合わせて選択される。
【0027】
また、請求項12の発明にかかるファイル表示方法は、前記請求項7〜請求項11のいずれか一つに記載の発明において、さらに、前記スライド表示工程でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて、当該イベントに関連するイベントを検索する関連イベント検索工程と、前記関連イベント検索工程で検索されたイベントを構成するファイルのうちいずれか一つの内容を前記表示画面に表示する関連イベント表示工程と、を含むことを特徴とする。
【0028】
この請求項12の発明によれば、スライドショー中のイベントに関連する他のイベント(の代表ファイルの内容)があわせて画面表示される。
【0029】
また、請求項13の発明にかかるファイル表示プログラムによれば、前記請求項7〜請求項12のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることができる。
【発明の効果】
【0030】
本発明にかかるファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラムによれば、PC内の複数のフォルダに散在するファイルの内容を、ユーザがスライドショーの形で容易かつ効率的に閲覧することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0032】
図1は、この発明の実施の形態にかかるファイル表示装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。図中、101は装置全体を制御するCPUを、102は基本入出力プログラムなどを記憶したROMを、103はCPU101のワークエリアとして使用されるRAMを、それぞれ示している。
【0033】
また、104はCPU101の制御にしたがってHD(ハードディスク)105に対するデータのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスクドライブ)を、105はHDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶するHDを、それぞれ示している。また、106はCPU101の制御にしたがってFD(フレキシブルディスク)107に対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フレキシブルディスクドライブ)を、107はFDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFDを、それぞれ示している。
【0034】
また、108はCPU101の制御にしたがってCD−RWやCD−R、あるいはCD−ROM109に対するデータのリード/ライトを制御するCD−RWドライブを、109はCD−RWドライブ108の制御にしたがって読み書きされるデータを記憶する着脱自在のCD−RW、CD−RあるいはCD−ROMを、それぞれ示している。
【0035】
また、110はカーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示するディスプレイを、111は文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボードを、112は各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などを行うマウスを、それぞれ示している。
【0036】
また、113は通信ケーブル114を介してLANやWANに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能するネットワークI/Fを、100は上記各部を接続するためのバスを、それぞれ示している。
【0037】
次に、図2はこの発明の実施の形態にかかるファイル表示装置の構成を機能的に示す説明図である。図中、200は画面表示部であり、図3に示すようなUI(ユーザ・インターフェース)画面を表示するとともに、当該画面に対するユーザの操作を受け付けて、当該操作に対応する処理を後述する各機能部へ振り分ける機能部である。
【0038】
図3中、フィルム表示エリア300には後述する「イベント」を構成する複数のファイルの内容がサムネイルで一覧表示されるとともに(フィルム表示)、スライド表示エリア301には、上記各ファイルの内容が順次切り替え表示される(スライド表示)。なお、フィルム表示エリア300中の300aは現在位置を示すカーソルであり、このカーソル位置のファイルの内容がスライド表示エリア301で表示されている。またメニュー表示エリア302には、イベントや各イベントについて生成される「ムービートーン」(後述)、あるいはイベント内の個々のファイルを編集するための各種ボタンなどが表示され、関連イベント表示エリア303には、カーソル300aが位置しているイベントの関連イベント(後述)の代表ファイルの内容がサムネイルで表示される。
【0039】
図2の説明に戻り、次に201はファイル記憶部であり、図3のようにフィルム表示あるいはスライド表示される複数のファイルを保持する機能部である。これらのファイルはたとえばデジタルカメラにより撮影された写真であるものとするが、特に写真でなくとも、また画像でなくとも、ユーザがその内容を一つずつ連続的に閲覧したいファイルであれば何であってもよい。また、これらのファイルはHD105内の所定のフォルダ、たとえば「マイピクチャ」以下に保存されているものとする(HD105の「マイピクチャ」以下がファイル記憶部201に相当する)。
【0040】
202はイベント生成部であり、ファイル記憶部201内の複数のファイルをその作成日時により時系列順に並べ替えるとともに、所定の時間単位で複数のグループに分類する機能部である。たとえば上記単位が「1日」の場合、イベント生成部202は作成日が同一のファイル(撮影日が同一の写真)を一つのグループとする。なお、以下ではこのグループを「イベント」という。
【0041】
もっとも「1日」という単位は一例に過ぎず、ファイルの切り分けはユーザが設定する任意の時間単位で可能である。たとえば、複数日にわたる行事(泊まりがけの旅行など)で撮影した写真を一つのイベントとして扱うこともできる。あるいは作成日時順に並べ替えた各ファイルについて、その直前あるいは直後のファイルとの作成日時の時間差を算出し、この差が所定時間内であれば同じイベント、所定時間を超えていれば別のイベントとするようにしてもよい。これにより、たとえば1日に複数の行事があった場合も、各行事で撮影した写真を別個のイベントとして扱えるようになる。
【0042】
なお、イベント生成部202による分類時、ファイルが「マイピクチャ」以下のどこにあるかは考慮されない。すなわち「マイピクチャ」以下にサブフォルダがあったとしても、イベント生成部202は「マイピクチャ」のルートに保存されたファイルか、そのサブフォルダに保存されたファイルかを問わず、「マイピクチャ」以下で作成日が同一のファイルを1グループとする。これにより、「マイピクチャ」内でフォルダ横断的に、同時期に撮影された写真同士をまとめることができる。もっとも、常に特定フォルダ以下の全ファイルを分類対象としなければならないものではなく、たとえば「ユーザが指定した任意のファイルの作成日を基準として前後10日以内に作成されたファイル」というように、分類対象のファイルを所定の条件を満たすものだけに絞り込むことも可能である。
【0043】
203はイベント管理部であり、上述の分類の結果イベント生成部202で生成された各イベントと、それぞれのイベントを構成するファイルとの対応関係を保持するとともに、画面表示部200からの指示を受けて、当該対応関係を修正する機能部である。
【0044】
204はムービートーン生成部であり、イベント管理部203内の各イベントについて、以下で説明する「ムービートーン」を生成する機能部である。また、205はムービートーン管理部であり、ムービートーン生成部204で生成されたムービートーンを複数保持するとともに、画面表示部200からの指示を受けて、当該ムービートーンを修正する機能部である。なお、ムービートーン管理部205内の各ムービートーンがどのイベントについて生成されたものであるか(ムービートーンとイベントとの対応関係)は、たとえばムービートーンの名称などにより一意に特定できるものとする。
【0045】
ここで「ムービートーン」とは、具体的には各イベントの表示方法を定義するXMLファイルである。このXMLファイルでは、たとえば以下に例示するような項目が定義される。
【0046】
(1)タイトル画像に関する項目
図3の画面で、複数のイベントを連続的にフィルム表示あるいはスライド表示する場合、イベント間の切れ目がどこにあるのか分かりづらいという問題がある。そこで本発明では、各イベントの冒頭でその「タイトル画像」を表示することで、イベント間の区切れ位置を明示する。図3中、300bがこのタイトル画像であり、タイトル画像300bの前(左側)の画像と後(右側)の画像とはそれぞれ別のイベントに属している。
【0047】
なお図示するタイトル画像300bは、その所属するイベントのムービートーンで指定される背景画像に、当該イベントの属性情報を意味する文字列を合成したものである。この属性情報とは、たとえば上述のイベント生成部202で、1日単位でファイルを切り分けた場合は当該イベント内のファイルの作成日(図示する例はこの場合である)、直前あるいは直後のファイルとの時間差でファイルを切り分けた場合はその時間差(「6時間後」など)などである。この文字列のフォントやサイズ、色などもムービートーン中で指定される。さらには、スライド表示時のタイトル画像の表示期間(たとえば秒数)、イベント内の最初のファイルへの切り替え方法(たとえばクロスフェード)などもムービートーンに記述される。
【0048】
なお、タイトル画像300bには上記のほか、たとえばイベント名などもあわせて表示することができる。このイベント名はユーザが手動で設定するか、あるいはイベント内のファイルの解析により本装置で自動設定されるものとする。また、イベント内のファイルの位置情報が特定できる場合、たとえば当該ファイルがGPS装備のデジタルカメラで撮影された写真である場合や、その撮影日時とハンディGPSレシーバーのGPSログとを照合することで撮影場所が特定できる場合などは、上記位置情報に対応する地域名をあわせて表示するようにしてもよい。
【0049】
(2)背景音楽に関する項目
図3の画面でイベントをスライド表示すると、その表示中、当該イベントのムービートーンで指定された背景音楽が図2の音声出力部206で再生される。別のイベントを選んでスライド表示すると、背景音楽も当該別のイベントのムービートーンで指定されたものに切り替わる。なお、複数のイベントを連続的にスライド表示する場合は、イベントの切り替わり時に前のイベントの背景音楽がフェードイン/後のイベントの背景音楽がフェードアウトされる。
【0050】
(3)各ファイルの表示方法に関する項目
スライド表示時における、イベント内の各ファイルの表示期間(たとえば秒数)、イベント内の各ファイルの切り替え方法(たとえばクロスフェード)、各ファイルに付加されたコメントの表示方法などである。なお、各ファイルの表示期間は一定ではなく、たとえば当該イベント中、時系列的に直後のファイルとの作成日時の差が10秒以内のファイルの表示期間は1秒、10分以内のファイルの表示期間は3秒、1時間以内のファイルの表示期間は5秒、1時間超のファイルの表示期間は7秒というように、作成日時の間隔に応じて切り替えに緩急をつけてもよい。なお、このほかユーザが設定する「お気に入り度」に応じて、お気に入り度の高いファイルほど長く表示するようにすることもできる。また、イベントの再生時間が所定の時間内に収まるように、上記時間とイベント内のファイル数とにもとづいて各ファイルの表示期間を決定するようにしてもよい。
【0051】
本発明では、「マイピクチャ」以下の写真から生成された各イベントにつき、自動でムービートーンを生成する。このとき各イベントの雰囲気に即したムービートーンを生成するために、たとえば上記諸項目のうち、タイトル画像の背景画像と背景音楽とを各イベントの属性情報に応じて選択する。そして図2中、この選択のための機能部が以下で説明する207〜210である。
【0052】
207は背景画像記憶部であり、あらかじめ用意されたタイトル画像用の背景画像(のファイル)を複数保持する機能部である。また、208は背景画像選択部であり、ムービートーン生成部204からの指示を受けて、各イベントにつき背景画像記憶部207内のいずれか一つのファイルを選択する機能部である。背景画像選択部208は図4に示すような選択基準テーブルを保持しており、イベントの属性情報、ここではたとえばイベントを構成するファイルの作成日時によって、当該イベント用の背景画像を選択する。すなわち、たとえば4/6撮影の写真から構成されるイベントには、背景画像記憶部207内のファイル「sakura.jpg」が背景画像として選択される。
【0053】
なお、図4のテーブルのどの分類から背景画像を選択するかは、あらかじめユーザにより指定されているものとする。図示する例はこの分類として「花」が指定されていた例であるが、もし「風景」が選択されていた場合は、4/6のイベントに割り当てるべき背景画像を「風景」中から選択する。なお、上記テーブルには少なくとも作成日時−背景画像の対応関係が保持されていれば足り、上記分類は必ずしも必要ではない。
【0054】
図2の説明に戻り、次に209は背景音楽記憶部であり、あらかじめ用意された背景音楽(のファイル)を複数保持する機能部である。また、210は背景音楽選択部であり、ムービートーン生成部204からの指示を受けて、各イベントにつき背景音楽記憶部209内のいずれか一つのファイルを選択する機能部である。背景音楽選択部210は図5に示すような選択基準テーブルを保持しており、イベントの属性情報、ここではたとえばイベントを構成するファイルの作成日時によって、当該イベント用の背景音楽を選択する。すなわち、たとえば4/6撮影の写真から構成されるイベントには、背景音楽記憶部209内のファイル「music2.mp3」が背景音楽として選択される。
【0055】
なお、図5のテーブルのどの分類から背景音楽を選択するかは、あらかじめユーザにより指定されているものとする。図示する例はこの分類として「ジャンル/クラシック」が指定されていた例であるが、もし「ジャンル/J−POP」が指定されていた場合は、4/6のイベントに割り当てるべき背景音楽を「ジャンル/J−POP」中から選択する。なお、上記テーブルには少なくとも作成日時−背景音楽の対応関係が保持されていれば足り、上記分類は必ずしも必要ではない。
【0056】
なお、ここではイベントの属性情報、具体的には当該イベント内のファイルの作成日時により背景画像や背景音楽を選択したが、上記以外のイベントの属性情報(たとえばイベント名中に含まれるキーワードなど)や、あるいは作成日時以外のファイルの属性情報を基礎としてこれらを選択するようにしてもよい。さらには、イベント内の各ファイルの画像を解析して、この解析結果にもとづき背景画像や背景音楽を選択するようにしてもよい。また、ここではムービートーンで定義される諸項目中、特に背景画像と背景音楽とをイベントごとに選択するようにしたが、これら以外の項目をイベントごとに選択するようにしてももちろんよい。
【0057】
図2の説明に戻り、次に211は関連イベント検索部であり、イベント管理部203内のイベントのうち、カーソル位置のイベントに関連するイベント(以下では「関連イベント」という)を検索する機能部である。そしてこの関連イベント中の代表ファイル、たとえば当該イベント中の最初のファイルや「お気に入り度」のもっとも高いファイルが、図3の関連イベント表示エリア303に表示される。
【0058】
ここで関連イベントとは、たとえば
(1)イベント名が類似するイベント
カーソル位置のイベントのイベント名が「テニス」であった場合、「テニス大会」「テニス(徳島)」などイベント名に「テニス」を含むイベント
(2)イベント内のファイルの作成日時が所定期間だけ前または後のイベント
カーソル位置のイベント内のファイルの作成日が「2003年4月6日」であった場合、作成日がちょうど一年前、すなわち「2002年4月6日」のファイルからなるイベントや、ちょうど一年後、すなわち「2004年4月6日」のファイルからなるイベント
などである。
【0059】
次に、図6はこの発明の実施の形態にかかるファイル表示装置における、ファイル表示処理の手順を示すフローチャートである。
【0060】
図2に示した各機能部は、具体的にはOS(オペレーティング・システム)と、当該OS上で動作するアプリケーション「Memory Cruise」により実現される。そして、「Memory Cruise」はその起動時に、「マイピクチャ」以下のファイルを分類して上述のイベントを生成する。すなわち、図2のイベント生成部202がファイル記憶部201内のファイル中、たとえば作成日が同一のファイル同士をまとめてイベントを生成し、各イベントとそこに含まれるファイルとの対応関係をイベント管理部203に保存する(ステップS601)。
【0061】
なお、ファイル記憶部201内の全ファイルでなく、前回の起動時以降に「マイピクチャ」以下に追加、あるいは作成日時の変更されたファイルのみを分類対象としてもよい。すなわち、上記ファイルのうち同一作成日のイベントがすでにあるファイルは当該イベントに組み入れ、同一作成日のイベントがないファイルについては、イベントを新規生成してそこに組み入れる。なお、同一作成日のイベントが複数ある場合は、たとえば時系列的に最先のイベント中に分類すればよい。
【0062】
次に、イベント生成部202からの指示を受けたムービートーン生成部204が、ステップS601で生成された各イベントについてムービートーンを生成する。すなわち、まだ未処理のイベント(ムービートーンが生成されていないイベント)がある限り(ステップS602:Yes)、ムービートーン生成部204は背景画像選択部208に指示して、当該イベント用の背景画像を選択させ(ステップS603)、次に背景音楽選択部210に指示して、当該イベント用の背景音楽を選択させる(ステップS604)。そして、あらかじめ用意されたムービートーンの所定箇所に、上記で選択された背景画像や背景音楽の識別情報(ファイル名)などを記入することで、当該イベント用のムービートーンを生成し、ムービートーン管理部205に保存する(ステップS605)。
【0063】
その後、画面表示部200がカーソル位置となるイベントおよびファイルを決定するとともに、関連イベント検索部211に指示して、当該カーソル位置のイベントの関連イベントを検索させ(ステップS606)、ステップS601〜S606の処理結果にもとづいて、図3に示したようなUI画面を表示する(ステップS607)。
【0064】
すなわち画面表示部200は、上記カーソル位置のイベントを構成する各ファイルをイベント管理部203を参照して特定するとともに、当該ファイルをファイル記憶部201から読み出す。このときフィルム表示エリア300で、上記イベントの全ファイルを表示してもまだコマが余る場合は、上記イベントの前後のイベントについても構成ファイルを読み出して、余ったコマに表示する。また、カーソル位置のイベントについて生成・保存されたムービートーンをムービートーン管理部205から読み出して、そこで定義された表示方法にしたがい、当該イベントの構成ファイルをスライド表示エリア301で切り替え表示する。また、メニュー表示エリア302には所定のメニューを表示するとともに、関連イベント表示エリア303にはステップS606で検索された関連イベントの代表ファイルをサムネイル表示する。
【0065】
以上説明した実施の形態によれば、従来技術で必要であった、たとえばスライドショーで見たい画像を一つのフォルダに集める、タイトル画像の背景画像や背景音楽を選択するといった事前準備が一切不要であり、ユーザはただ「Memory Cruise」を起動するだけで、PC内の大量の写真をスライドショーで容易に閲覧することができる。なお、「Memory Cruise」はムービートーンにしたがってスライド表示された一連のファイルを、動画(具体的にはAVIファイル)として保存することもできるものとする。
【0066】
なお、ムービートーン生成部204で自動生成されたムービートーンは、ユーザが任意に編集することができる。たとえば、図3のメイン画面で「TITLE」ボタン302aを押下すると、イベント名を入力する画面が開くので、この画面に任意のイベント名を入力すると、タイトル画像に上述の属性情報のほか、任意のイベント名を表示させることができる(すなわち、上記画面で入力されたイベント名が、イベント管理部203によりムービートーン中に追記される)。また「MUSIC」ボタン302bを押下すると、背景音楽記憶部209内のファイルが一覧表示されるので、この中から任意のファイルを選択することで、背景音楽選択部210により選択された背景音楽を他のものに変更することができる。
【0067】
また、ムービートーン生成部204で生成されたムービートーン全体を、別のものに差し替えることもできる。すなわち、ユーザが図3の画面で「MOVIE TONE」ボタン302cを押下すると、プリセットあるいはユーザ作成のムービートーン(のXMLファイル)が一覧表示されるので、この中から任意のムービートーンを選択することで、カーソル位置のイベントのムービートーンを他のものに変更することができる。
【0068】
また、イベント生成部202で生成されたイベント間の区切り位置も、ユーザが任意に編集することができる。すなわち、ユーザが図3の画面で「EVENT EDIT」ボタン302dを押下すると、これを受けた画面表示部200は、図3のメニュー表示エリア302を図7に示すように再表示する。
【0069】
そして、ユーザが図7の画面でたとえば「前のイベントと連結」ボタン702aを押下すると、画面表示部200からの指示を受けたイベント管理部203は、その保持するイベント−ファイル間の対応関係を修正することで、カーソル位置のイベント(図示する例では2003年4月6日撮影の写真からなるイベント)中の全ファイルを、その直前のイベント(同5日撮影の写真からなるイベント)に組み入れる。図8は上記処理の実行直後の画面例であり、直前のイベントと連結された結果、カーソル位置のイベントのタイトル画像がなくなり、それ以降の写真が順次前(左側)に繰り上がっているのが分かる。一方、「後のイベントと連結」ボタン702bを押下すると、カーソル位置のイベント中の全ファイルがその直後のイベントに組み入れられる。
【0070】
また、「現在の位置でイベントを分割」ボタン702cを押下すると、カーソル位置のイベントが当該位置で2つのイベントに分割されるとともに、新たに生成された各イベントについて、ムービートーン生成部204で新たにムービートーンが生成される。図9は、図7の画面で上記処理を実行した直後の画面例であり、カーソル位置に新たにタイトル画像が表示される結果、それ以降の写真が順次後ろ(右側)に繰り下がっているのが分かる。なお、分割後の各イベントのイベント名はなくてもよいが、分割前のイベント名を継承したり、あるいは分割前のイベント名に「1」「2」などの連番を付加することで、固有のイベント名を割り振ったりしてもよい。
【0071】
また、「前のイベントへ写真を移動」ボタン702dを押下すると、カーソル位置のイベント中、カーソルより前に位置するファイルのみが、その直前のイベントに組み入れられる。図10は、図7の画面で上記処理を実行した直後の画面例であり、カーソル位置のイベント中カーソル位置より前の写真が直前のイベントに移動した結果、当該写真とタイトル画像との位置が入れ替わっているのが分かる。また、「後のイベントへ写真を移動」ボタン702eを押下すると、カーソル位置のイベント中、カーソルより後に位置するファイルのみがその直後のイベントに組み入れられる。
【0072】
なお、本実施の形態で説明したファイル表示方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、HD105、FD107、CD−RW/CD−R/CD−ROM109、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0073】
以上のように、本発明にかかるファイル表示装置、ファイル表示方法、およびファイル表示プログラムは、PC内に大量に蓄積されたファイル、特にデジタルカメラから取り込まれた写真を閲覧する用途に有用であり、特に複数のフォルダに散在する写真を、行事の異同などにかかわらず一連のスライドショーとして時系列順に閲覧したい場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】この発明の実施の形態にかかるファイル表示装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるファイル表示装置の構成を機能的に示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかるファイル表示装置で表示される、UI(ユーザ・インターフェース)画面の一例を示す説明図である。
【図4】図2の背景画像選択部208に保持される選択基準テーブルの一例を示す説明図である。
【図5】図2の背景音楽選択部210に保持される選択基準テーブルの一例を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態にかかるファイル表示装置における、ファイル表示処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図3の画面で「EVENT EDIT」ボタン302dが押下された直後のUI画面の一例を示す説明図である。
【図8】図7の画面で「前のイベントと連結」ボタン702aが押下された直後のUI画面の一例を示す説明図である。
【図9】図7の画面で「現在の位置でイベントを分割」ボタン702cが押下された直後のUI画面の一例を示す説明図である。
【図10】図7の画面で「前のイベントへ写真を移動」ボタン702dが押下された直後のUI画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0075】
100 バス
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 CD−RWドライブ
109 CD−RW/CD−R/CD−ROM
110 ディスプレイ
111 キーボード
112 マウス
113 ネットワークI/F
114 通信ケーブル
200 画面表示部
201 ファイル記憶部
202 イベント生成部
203 イベント管理部
204 ムービートーン生成部
205 ムービートーン管理部
206 音声出力部
207 背景画像記憶部
208 背景画像選択部
209 背景音楽記憶部
210 背景音楽選択部
211 関連イベント検索部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成手段と、
前記イベント生成手段により生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景画像の中から前記イベントのタイトル画像の背景画像を選択する背景画像選択手段と、
前記イベント生成手段により生成されたイベントを構成するファイルの内容および前記背景画像選択手段により選択された背景画像を背景画像とするタイトル画像を表示画面に切り替え表示するスライド表示手段と、
を備えることを特徴とするファイル表示装置。
【請求項2】
電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成手段と、
前記イベント生成手段により生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景音楽の中から前記イベントの背景音楽を選択する背景音楽選択手段と、
前記イベント生成手段により生成されたイベントを構成するファイルの内容を表示画面に切り替え表示するスライド表示手段と、
前記スライド表示手段でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて前記背景音楽選択手段により選択された背景音楽を出力する音声出力手段と、
を備えることを特徴とするファイル表示装置。
【請求項3】
前記イベント生成手段は、複数のフォルダに保存された複数の電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成することを特徴とする前記請求項1または請求項2に記載のファイル表示装置。
【請求項4】
前記電子ファイルの属性情報とは前記電子ファイルの作成日時であることを特徴とする前記請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のファイル表示装置。
【請求項5】
前記イベントの属性情報とは前記イベントを構成するファイルの作成日時であることを特徴とする前記請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載のファイル表示装置。
【請求項6】
さらに、前記スライド表示手段でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて、当該イベントに関連するイベントを検索する関連イベント検索手段と、
前記関連イベント検索手段により検索されたイベントを構成するファイルのうちいずれか一つの内容を前記表示画面に表示する関連イベント表示手段と、
を備えることを特徴とする前記請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載のファイル表示装置。
【請求項7】
電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成工程と、
前記イベント生成工程で生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景画像の中から前記イベントのタイトル画像の背景画像を選択する背景画像選択工程と、
前記イベント生成工程で生成されたイベントを構成するファイルの内容および前記背景画像選択工程で選択された背景画像を背景画像とするタイトル画像を表示画面に切り替え表示するスライド表示工程と、
を含むことを特徴とするファイル表示方法。
【請求項8】
電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成するイベント生成工程と、
前記イベント生成工程で生成されたイベントの属性情報にもとづいて複数の背景音楽の中から前記イベントの背景音楽を選択する背景音楽選択工程と、
前記イベント生成工程で生成されたイベントを構成するファイルの内容を表示画面に切り替え表示するスライド表示工程と、
前記スライド表示工程でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて前記背景音楽選択工程で選択された背景音楽を出力する音声出力工程と、
を含むことを特徴とするファイル表示方法。
【請求項9】
前記イベント生成工程では、複数のフォルダに保存された複数の電子ファイルをその属性情報にもとづいて分類することで少なくとも一つの電子ファイルから構成されるイベントを生成することを特徴とする前記請求項7または請求項8に記載のファイル表示方法。
【請求項10】
前記電子ファイルの属性情報とは前記電子ファイルの作成日時であることを特徴とする前記請求項7〜請求項9のいずれか一つに記載のファイル表示方法。
【請求項11】
前記イベントの属性情報とは前記イベントを構成するファイルの作成日時であることを特徴とする前記請求項7〜請求項10のいずれか一つに記載のファイル表示方法。
【請求項12】
さらに、前記スライド表示工程でその内容を表示中のファイルにより構成されるイベントについて、当該イベントに関連するイベントを検索する関連イベント検索工程と、
前記関連イベント検索工程で検索されたイベントを構成するファイルのうちいずれか一つの内容を前記表示画面に表示する関連イベント表示工程と、
を含むことを特徴とする前記請求項7〜請求項11のいずれか一つに記載のファイル表示方法。
【請求項13】
前記請求項7〜請求項12のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるファイル表示プログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2006−85632(P2006−85632A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−272359(P2004−272359)
【出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【出願人】(390024350)株式会社ジャストシステム (123)
【Fターム(参考)】