説明

ファクシミリ装置

【課題】 ファクシミリ送信を断念した場合に、ファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因をユーザが的確に判断可能とする。
【解決手段】 CPU1は、指定を受けてファクシミリ送信を試行した際にファクシミリ送信を開始することができなかったならば、その原因を判定する。CPU1は、試行回数の上限回数に渡りファクシミリ送信を試行してもファクシミリ送信を開始することができなかったならばファクシミリ送信を断念し、ファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因を、上限回数に渡るファクシミリ送信を試行した際のファクシミリ送信を開始できなかったそれぞれの原因を総合的に評価して推定する。そしてCPU1は、推定した原因を示した不達通知票を作成し、プリンタ6により印刷させることでユーザに対して報知する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ送信を試みた際に当該ファクシミリ送信が開始できなかった場合には、自動的にリダイヤルを行う機能を有したファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のファクシミリ装置は、試みたファクシミリ送信が開始できない場合に、一定の待機時間が経過するのを待って、再度ファクシミリ送信を試みるべく自動的にリダイヤルする。
【0003】なお、リダイヤルは無制限に行うわけには行かないので、ある回数のリダイヤルを行ってもファクシミリ送信を開始することができなければ、当該ファクシミリ送信を断念することとしている。
【0004】そして、このようにしてファクシミリ送信を断念した場合には、送信が行えなかった旨を、例えば不達通知票を印刷するなどしてユーザに対して報知している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来においてファクシミリ送信を断念した際にユーザに対して通知しているのは、ファクシミリ送信が行えなかったということのみであって、ユーザはどのような事情でファクシミリ送信を行うことができなかったのかを知ることができなかった。
【0006】このためユーザは、相手先がファクシミリ受信ができない状態にあるにも拘わらずに繰り返しファクシミリ送信を行なったり、あるいは相手が単に話中であるので時間をおいて再度のファクシミリ送信を行えば済む状況であるのに送信先に電話で状況確認を行うなどの不適切な処置を行わなければならないという不具合があった。
【0007】本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、ファクシミリ送信を断念した場合に、ファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因をユーザが的確に判断可能とするファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するために本発明は、ファクシミリ送信要求に応じてファクシミリ送信を試みた際に当該ファクシミリ送信が開始できなかったならば、所定の回数までは前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を繰り返し試み、前記所定回数のファクシミリ送信がいずれも開始できなかったならば、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念するファクシミリ装置において、ファクシミリ送信が開始できなかった原因を判定する、例えばCPUのソフトウェア処理として実現される開始不能原因判定手段と、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念したことに応じ、前記ファクシミリ送信要求に応じての所定回数のファクシミリ送信のそれぞれに関して前記開始不能原因判定手段により判定された原因を総合的に評価して前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因を推定する、例えばCPUのソフトウェア処理として実現される断念原因推定手段と、この断念原因推定手段により推定された原因をユーザに対して報知する、例えばCPUのソフトウェア処理により実現される不達通知票印刷処理手段およびプリンタよりなる断念原因報知手段とを備えた。
【0009】このような手段を講じたことにより、ファクシミリ送信を断念するまでの所定回数のファクシミリ送信試行にてファクシミリ送信が開始できなかったそれぞれの原因が総合的に評価されて、ファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因が推定され、この推定された原因がユーザに対して報知される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一実施形態につき説明する。
【0011】図1は本実施形態に係るファクシミリ装置の要部構成を示すブロック図である。
【0012】この図に示すように本実施形態のファクシミリ装置は、CPU1、ROM2、RAM3、画像メモリ4、スキャナ5、プリンタ6、符号化・復号化部7、網制御回路(NCU)8、モデム9および操作パネル10を有し、これらがシステムバス11を介して互いに接続して構成されている。
【0013】CPU1は、ROM2に格納された制御プログラムに基づいて本ファクシミリ装置の各部を総括制御するための制御処理を行なうことでファクシミリ装置としての動作を実現するものである。
【0014】ROM2は、CPU1の制御プログラム等を記憶している。
【0015】RAM3は、CPU1が各種の処理を行う上で必要となる各種の情報を記憶しておくためのものである。このRAM3の記憶領域のうちの9ビット分は、それぞれエラーフラグを格納するための領域として使用される。
【0016】エラーフラグは、話中フラグ、応答無しフラグおよび応答後切断フラグからなる。そしてこれらの各フラグは、1度の送信要求に対するファクシミリ送信の試行回数の上限回数(本実施形態では3回)と同数が設定されている。かくしてエラーフラグは図2に示すように、話中フラグF1-1,F1-2,F1-3、応答無しフラグF2-1,F2-2,F2-3および応答後切断フラグF3-1,F3-2,F3-3の9つのフラグからなる。
【0017】画像メモリ4は、受信した画像データや送信待ちの画像データを一時的に記憶しておく。
【0018】スキャナ5は、送信原稿の読取り、ディジタル化、シェーディング補正や暗時補正などの各種の補正処理などを行って画像データを生成する。
【0019】プリンタ6は、画像データが示す画像を記録用紙に対して印字する。このプリンタ6は、ファクシミリ送信を断念した原因を報知するための不達通知票を印刷するためにも用いられる。
【0020】符号化・復号化部7は、スキャナ5により生成された画像データを圧縮符号化したり、圧縮符号化された画像データを復号化する。
【0021】NCU8には、PSTN(Public Switched Telephone Network)に収容されたPSTN回線Cが接続される。そしてこのNCU8は、接続されたPSTN回線Cに関して、状態監視や網への発信処理などを行なう。またNCU8は、PSTN回線Cに対して送出するファクシミリ伝送信号の等化を図るとともに、レベルを設定する。
【0022】モデム9は、NCU8に接続されている。そしてこのモデム9は、画像データや制御データを変調して、PSTN回線Cへと送出するためのファクシミリ伝送信号や制御信号を生成する。またモデム9は、PSTN回線Cを介して到来したファクシミリ伝送信号や制御信号を復調して画像データや制御データを再生する。
【0023】操作パネル10は、ユーザによるCPU1に対する各種の指示入力を受け付けるためのキー入力部やユーザに対して報知すべき各種の情報を表示するための表示部などを有したものである。
【0024】ところで、CPU1がROM2に格納された制御プログラムに基づいて動作することで実現される制御手段は、ファクシミリ装置における周知の一般的なものに加えて、開始不能原因判定手段、断念原因推定手段および不達通知票印刷処理手段を有している。
【0025】ここで開始不能原因判定手段は、1回のファクシミリ送信を試みた際に、そのファクシミリ送信が開始できなかった場合に、その原因が相手話中、相手未応答、あるいは応答後切断のいずれであるかを判定する。
【0026】断念原因推定手段は、試行回数の上限(3回)に渡りファクシミリ送信を試みてもファクシミリ送信を開始できずにファクシミリ送信を断念した場合に、その原因を3回のファクシミリ送信が開始できなかったそれぞれの原因を総合的に評価して推定する。
【0027】そして不達通知票印刷処理手段は、ファクシミリ送信を断念した場合に、その旨と、断念原因推定手段により推定された原因とを示した不達通知票を印刷するための処理を行う。
【0028】次に以上のように構成されたファクシミリ装置の動作につき説明する。なお、本実施形態のファクシミリ装置の動作において特徴的なのはファクシミリ送信が指定された場合の動作であって、その他の動作については従来よりあるファクシミリ装置と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0029】さて、ファクシミリ送信を行うことが可能な待機状態において、例えばスキャナ5に原稿がセットされるなどのファクシミリ送信の開始を指定する所定の事象が発生すると、CPU1は1件の送信ジョブを生起し、この送信ジョブに関して図3に示すような送信ジョブ管理処理を実行する。なお、この送信ジョブ管理処理の一部の処理が、開始不能原因判定手段、断念原因推定手段および不達通知票印刷処理手段を用いて行われる。
【0030】この送信ジョブ管理処理においてCPU1はまず、送信先の電話番号や各種モードなどの指定を受け付ける(ステップST1)。またCPU1は、各エラーフラグをクリアするとともに、ファクシミリ送信の試行回数を管理するため変数nを「1」に設定する(ステップST2)。
【0031】こののちCPU1は、ステップST1で受け付けた送信先の電話番号に応じたダイヤル信号をNCU8より送出させることで、指定された送信先への発呼を行う(ステップST3)。
【0032】続いてCPU1は、ステップST3での発呼に応じてPSTN回線Cを介して到来する信号が、話中音および呼出音のいずれであるかの判断を行う(ステップST4)。
【0033】ここで話中音が到来したのであれば、CPU1は送信先が現在話中であるためにファクシミリ送信が開始できないと判断し、今回の試行に対応した話中フラグF1-nを立てる(ステップST5)。
【0034】これに対して呼出音が到来したのであればCPU1は続いて、相手が応答するか、あるいは所定の応答待ち時間が経過するのを待ち受ける(ステップST6およびステップST7)。
【0035】そして、相手が応答することなく応答待ち時間が経過したならば、CPU1は相手が非通話状態であるにも拘わらずに応答してこないためにファクシミリ送信が開始できないと判断し、今回の試行に対応した応答無しフラグF2-nを立てる(ステップST8)。
【0036】しかしながら、応答待ち時間が経過するよりも早く相手が応答したならばCPU1は続いて、ファクシミリ手順が開始されるか、あるいは相手側から回線が切断されるのを待ち受ける(ステップST9およびステップST10)。
【0037】ここで、ファクシミリ手順が開始されたならば、CPU1は所定のファクシミリ手順、すなわち例えばITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication Sector)のT.30に準拠した手順を実行し(ステップST11)、これによりファクシミリ送信を行う。そしてファクシミリ手順が完了したならばCPU1は、今回の送信ジョブ管理処理を終了する。
【0038】これに対して、ファクシミリ手順が開始されることなく相手側から回線が切断されたならば、CPU1は相手が応答後に回線を切断したためにファクシミリ送信が開始できなかったと判断し、今回の試行に対応した応答後切断フラグF3-nを立てる(ステップST12)。
【0039】さて、ステップST5、ステップST8およびステップST12のいずれかで何らかのエラーフラグを立てた場合にCPU1は、回線を解放し(ステップST13)、続いて試行回数nが上限値、すなわち「3」に到達しているか否かの判断を行う(ステップST14)。
【0040】ここで試行回数nがまだ上限値に到達していないならばCPU1は、試行回数nの値を1つ増加させる(ステップST15)。
【0041】そしてさらにCPU1は、所定のリダイヤル待ち時間(例えば1分)がステップST13で回線を解放してから経過するのを待ち受け(ステップST16)、このリダイヤル待ち時間が経過したならば、ステップST3以降の処理を繰り返してファクシミリ送信を再度試みる。
【0042】そして3回目の試行でもファクシミリ送信を開始することができずにステップST14にて試行回数nが上限値に到達したと判断した場合にCPU1は、今回の送信ジョブによるファクシミリ送信を断念する。そしてこのためにCPU1は、全てのエラーフラグの状態に基づいて断念した原因を推定する(ステップST17)。
【0043】具体的には例えば、以下のように推定する。
【0044】(1) 話中フラグF1-1,F1-2,F1-3がいずれも立っているのであれば、相手が話中であるためと推定する。
【0045】(2) 話中フラグF1と未応答フラグF2とが立ち、応答後切断フラグF3が立っていないのであれば、通話が可能な状態であるのに応答されない場合があるので、相手の自動受信が未設定であるためと推定する。
【0046】(3) 応答後切断フラグF3のいずれかが立っているのであれば、相手がファクシミリ受信を拒否しているためか、電話番号が間違っていて音声端末に発呼してしまっているためと推定する。
【0047】(4) 未応答フラグF2-1,F2-2,F2-3がいずれも立っているのであれば、相手の自動受信が未設定であるためか、あるいは相手装置が故障であるためと推定する。
【0048】そしてこのように断念原因を推定したならばCPU1は、その断念原因を例えば不達原因として示した図4のような不達通知票に対応する画像データを作成してプリンタ6に印刷させることで、不達通知票を印刷する(ステップST18)。
【0049】この不達通知票の印刷が完了したならば、CPU1は今回の送信ジョブ管理処理を終了する。
【0050】以上のように本実施形態によれば、ファクシミリ送信を試行した際にファクシミリ送信を開始できなかったならば、その原因が、相手話中、相手未応答、あるいは応答後切断のいずれであるのかが判定され、その判定結果がエラーフラグにて管理される。
【0051】そしてファクシミリ送信を3回に渡り試行してもファクシミリ送信を開始することができずにファクシミリ送信を断念した場合には、エラーフラグの状態、すなわち3回の試行でファクシミリ送信を開始できなかったそれぞれの原因を総合的に評価してファクシミリ送信を断念した原因が推定され、この推定された原因が不達通知票にてユーザに対して報知される。
【0052】従ってユーザは、不達通知票に示された不達原因を確認することで、どのような原因によりファクシミリ送信が行えなかったのかを確実に認識することができ、その原因に応じた適切な処置を行うことができる。
【0053】具体的には、前述の(1)のケースでは、ユーザはある程度の時間をおいて、ファクシミリ送信の指定を再度行えばよい。
【0054】前述の(2)のケースでは、ユーザはファクシミリ送信を行うので確実に受信するよう送信先のオペレータに対して音声通話などによって要求したうえで、ファクシミリ送信の指定を再度行えばよい。
【0055】前述の(3)にケースでは、ユーザはまず指定した電話番号に間違いがないか否かを確認し、間違いがあったならば正しい電話番号を指定してのファクシミリ送信の指定を行えばよい。指定した電話番号に間違いがないのならば、ユーザは相手側の状況を送信先のオペレータに対して音声通話などによって確認し、相手の事情に合わせてファクシミリ送信の指定を再度行うようにすればよい。
【0056】前述の(4)のケースでは、ユーザはユーザは相手側の状況を送信先のオペレータに対して音声通話などによって確認し、故障画であるならば故障を解消して貰ってからファクシミリ送信の指定を再度行うか、別の送信先を指定してのファクシミリ送信指定を行えばよい。また単に相手側の自動受信が設定されていないだけであるならば、ユーザはファクシミリ送信を行うので確実に受信するよう送信先のオペレータに対して音声通話などによって要求したうえで、ファクシミリ送信の指定を再度行えばよい。
【0057】なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、ファクシミリ送信を開始できない原因は、相手話中、相手未応答、あるいは応答後切断のいずれかとしているが、これは任意であって良い。
【0058】またファクシミリ送信を断念した原因についても、上記実施形態に挙げたものには限定されず、任意であって良い。
【0059】また上記実施形態では、断念原因を不達通知票にてユーザに対して報知することとしているが、例えば操作パネル10の表示部での表示により報知するようにしたり、あるいは複数の送信ジョブに関する結果を一覧とした送信履歴リストにて報知するなど、報知方法は任意であって良い。
【0060】また上記実施形態では、断念原因を文章により示すこととしているが、エラーコードなどとして示すようにしても良い。
【0061】このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、ファクシミリ送信要求に応じてファクシミリ送信を試みた際に当該ファクシミリ送信が開始できなかったならば、所定の回数までは前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を繰り返し試み、前記所定回数のファクシミリ送信がいずれも開始できなかったならば、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念するファクシミリ装置において、ファクシミリ送信が開始できなかった原因を判定する開始不能原因判定手段と、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念したことに応じ、前記ファクシミリ送信要求に応じての所定回数のファクシミリ送信のそれぞれに関して前記開始不能原因判定手段により判定された原因を総合的に評価して前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因を推定する断念原因推定手段と、この断念原因推定手段により推定された原因をユーザに対して報知する断念原因報知手段とを備えたので、ファクシミリ送信を断念した場合に、ファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因をユーザが的確に判断可能となり、ユーザは後の処置を適切に行うことが可能なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】エラーフラグの構成を示す図。
【図3】図1中のCPU1による送信ジョブ管理処理における処理手順を示すフローチャート。
【図4】不達通知票の一例を示す図。
【符号の説明】
1…CPU
2…ROM
3…RAM
4…画像メモリ
5…スキャナ
6…プリンタ
7…符号化・復号化部
8…NCU
9…モデム
10…操作パネル
11…システムバス
C…PSTN回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】 ファクシミリ送信要求に応じてファクシミリ送信を試みた際に当該ファクシミリ送信が開始できなかったならば、所定の回数までは前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を繰り返し試み、前記所定回数のファクシミリ送信がいずれも開始できなかったならば、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念するファクシミリ装置において、ファクシミリ送信が開始できなかった原因を判定する開始不能原因判定手段と、前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念したことに応じ、前記ファクシミリ送信要求に応じての所定回数のファクシミリ送信のそれぞれに関して前記開始不能原因判定手段により判定された原因を総合的に評価して前記ファクシミリ送信要求に応じてのファクシミリ送信を断念しなければならなかった原因を推定する断念原因推定手段と、この断念原因推定手段により推定された原因をユーザに対して報知する断念原因報知手段とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。

【図2】
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【図1】
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【図4】
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【図3】
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【公開番号】特開2000−324319(P2000−324319A)
【公開日】平成12年11月24日(2000.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−125899
【出願日】平成11年5月6日(1999.5.6)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】